JPH11230742A - 道路形状計測装置 - Google Patents

道路形状計測装置

Info

Publication number
JPH11230742A
JPH11230742A JP4283898A JP4283898A JPH11230742A JP H11230742 A JPH11230742 A JP H11230742A JP 4283898 A JP4283898 A JP 4283898A JP 4283898 A JP4283898 A JP 4283898A JP H11230742 A JPH11230742 A JP H11230742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
road
detecting means
road shape
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4283898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3576789B2 (ja
Inventor
Toshihisa Ishihara
稔久 石原
Takanao Tonomura
孝直 外村
Toshio Shibakawa
寿夫 芝川
Takashi Yanagisawa
崇 柳澤
Akio Okada
亜起夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP04283898A priority Critical patent/JP3576789B2/ja
Publication of JPH11230742A publication Critical patent/JPH11230742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3576789B2 publication Critical patent/JP3576789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両を走行させながら道路の勾配を高精度で
計測することである。 【解決手段】 車両1に、重力の車両1の所定の方向の
分力を検出する重力検出手段3と、車両1の旋回時の角
速度を検出する旋回角速度検出手段4と、車両速度を検
出する車両速度検出手段5a,5bとを設け、演算装置
7において、車両速度から車両加速度を演算し、車両速
度および角速度から遠心力を演算し、重力の所定方向の
分力に、加速度および遠心力から知られる慣性力を減算
する補正を行って走行中でも重力の所定方向の分力を高
精度で求める構成とすることで、道路の勾配の高精度計
測を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の勾配等を計
測する道路形状計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路は路面の勾配やカーブの曲率等が様
々に変化する複雑な形状をなしている。車両の運転者
は、目視により道路の形状を認識し、車両の加減速や旋
回を行っている。しかし周囲の景色によっては下り坂を
上り坂と、急なカーブを緩いカーブと錯覚することがあ
る。そこで道路形状についての情報を、走行中に運転者
に知らせたり、また道路の形状に基づいてギアチェンジ
やブレーキの制御を行うことが求められている。
【0003】道路形状は地図や道路の測量図面から知る
方法があるが、詳細なところまでは知り得ない。また知
り得たとしても詳細な道路形状の情報を含む地図データ
を作製するには手間がかかり現実的ではない。
【0004】道路形状についての情報を効率よく得る技
術として、特開平7−318342号公報、特開平8−
21714号公報に、車両に距離計測装置を搭載して車
両を走行させながら路面までの距離を計測するようにし
たものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記特開
平7−318342号公報、特開平8−21714号公
報の技術は路面の凹凸を計測するもので、勾配やカーブ
の曲率等、運転者にとって、または車両の制御にとっ
て、必ずしも有益な情報を提供してくれない。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
車両の走行中に道路形状の十分有益な情報を得ることの
できる道路形状計測装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、車両に搭載されて車両の走行状態を検出する走行状
態検出手段は、車両の傾斜姿勢に応じて変化する重力の
所定の方向の分力を検出する重力検出手段と、車両に上
記所定の方向に作用する慣性力を検出する慣性力検出手
段とを具備する構成とする。走行状態検出手段により検
出された車両の走行状態に基づいて走行中の道路の形状
を演算する道路形状演算手段は、重力検出手段の検出値
に、慣性力検出手段の検出値を減じる補正を行う補正手
段と、補正手段により補正された重力検出手段の検出値
に基づいて上記所定方向の道路の勾配を算出する道路勾
配算出手段とを具備する構成とする。
【0008】道路にある車両は道路の勾配に応じて傾斜
し、車両に搭載された重力検出手段は、重力の所定方向
の分力の検出値が勾配に応じて変化する。この検出値に
は、補正手段により上記所定の方向に作用する慣性力分
を減じる補正が行われるので、車両が走行中でも、高い
精度で道路勾配の計測ができる。
【0009】請求項2記載の発明では、上記重力検出手
段を、重力の車両の前後方向分力を検出する構成とす
る。上記慣性力検出手段には、車両の速度を検出する車
両速度検出手段と、車両の旋回時の角速度を検出する旋
回角速度検出手段と、上記車両速度検出手段により検出
された車両の速度に基づいて車両の加速度を算出する車
両加速度算出手段と、車両速度検出手段により検出され
た車両の速度および旋回角速度検出手段により検出され
た車両の旋回時の角速度により、遠心力の車両の前後方
向の分力を算出する前後遠心分力算出手段とを具備せし
める。上記道路勾配算出手段を、道路の縦断勾配を算出
する構成とする。
【0010】重力加速度検出手段は、重力の車両の前後
方向分力を検出する構成とすることで、検出値が道路の
縦断勾配に応じて変化する。上記補正手段による補正で
減じられる慣性力として、第1に車両加速度算出手段に
より車両の加速度に比例する成分が算出され、第2に前
後遠心分力算出手段により遠心力の車両の前後方向分力
が算出される。しかして道路の縦断勾配が得られる。
【0011】請求項3記載の発明では、上記走行状態検
出手段に、車両の前後方向に間隔をおいて設けられ、路
面からの車両の高さを検出する一対の車両高さ検出手段
を具備せしめる。上記道路勾配算出手段を、一対の車両
高さ検出手段により検出された路面からの高さに基づい
て車両のピッチ角を算出し、上記縦断勾配に上記ピッチ
角を減じる補正をする構成とする。
【0012】車両は、走行中に、加減速などで前後にゆ
れ、ピッチ角が変動する。かかる構成とすることによ
り、ピッチ角が変動しても、縦断勾配をより高精度に計
測できる。
【0013】請求項4記載の発明では、上記重力検出手
段を、重力の車両の左右方向分力を検出する構成とす
る。上記慣性力検出手段には、車両の速度を検出する車
両速度検出手段と、車両の旋回時の角速度を検出する旋
回角速度検出手段と、車両速度検出手段により検出され
た車両の速度および旋回角速度検出手段により検出され
た車両の旋回時の角速度により、遠心力の車両の左右方
向分力を算出する左右遠心分力算出手段とを具備せしめ
る。上記道路勾配算出手段を、道路の横断勾配を算出す
る構成とする。
【0014】重力検出手段は、重力の車両の左右方向分
力を検出する構成とすることで、検出値が道路の横断勾
配に応じて変化する。上記補正手段による補正で減じら
れる慣性力として、左右遠心分力算出手段により遠心力
の車両の左右方向分力が算出される。しかして道路の横
断勾配が得られる。
【0015】請求項5記載の発明では、上記走行状態検
出手段には、車両の左右方向に間隔をおいて設けられ、
車両の路面からの高さを検出する一対の車両高さ検出手
段を具備せしめる。上記道路勾配算出手段を、一対の車
両高さ検出手段により検出された路面からの高さに基づ
いて車両のロール角を算出し、上記横断勾配に上記ロー
ル角を減じる補正をする構成とする。
【0016】車両は、走行中に、旋回などで左右にゆ
れ、ロール角が変動する。かかる構成とすることによ
り、ロール角が変動しても、横断勾配をより高精度に計
測できる。
【0017】請求項6記載の発明では、上記道路形状演
算手段には、上記車両速度検出手段により検出された旋
回時の車両の速度および上記旋回角速度検出手段により
検出された旋回時の角速度とに基づいて道路の曲率を算
出する曲率算出手段を具備せしめる。
【0018】旋回角速度検出手段により検出される車両
の旋回時の角速度は、車両速度検出手段により検出され
る車両の速度と旋回円の半径に応じて変化する。しかし
て走行状態検出手段に新たな構成を追加することなく、
道路の勾配に加えて曲率が得られ、道路の形状について
多角的な情報が得られる。
【0019】請求項7記載の発明では、車両に搭載され
て車両の走行状態を検出する走行状態検出手段は、車両
の速度を検出する車両速度検出手段と、旋回時の角速度
を検出する旋回角速度検出手段とを具備する構成とす
る。走行状態検出手段により検出された車両の走行状態
に基づいて走行中の道路の形状を演算する道路形状演算
手段は、車両速度検出手段により検出された旋回時の車
両の速度および旋回角速度検出手段により検出された旋
回時の角速度に基づいて道路の曲率を算出する曲率算出
手段を具備する構成とする。
【0020】旋回角速度検出手段により検出される車両
の旋回時の角速度は、車両速度検出手段により検出され
る車両の速度と旋回円の半径に応じて変化する。しかし
て道路の曲率が得られる。
【0021】請求項8記載の発明では、上記道路形状演
算手段を、予め道路形状の知られた場所における上記走
行状態検出手段の基準の検出値を記憶する基準検出値記
憶手段を具備し、かつ基準検出値記憶手段に記憶された
基準の検出値に基づいて走行状態検出手段を校正する構
成とする。
【0022】かかる構成とすることにより、上記走行状
態検出手段の設置誤差やオフセット変動による誤差が相
殺され、より高精度に道路形状を計測することができ
る。
【0023】請求項9記載の発明では、上記道路形状演
算手段により演算された道路の形状についての演算結果
とともに、上記走行状態検出手段による車両の走行状態
の検出結果を時系列に記憶する検出結果記憶手段を具備
せしめる。
【0024】道路の形状についての演算結果を解析する
際に、車両の走行状態の検出結果を解析することができ
る。
【0025】請求項10記載の発明では、車外を撮影す
る撮影手段と、上記道路形状演算手段により演算された
道路の形状についての演算結果とともに、撮影手段によ
り撮影された画像を時系列に記憶する画像記憶手段を具
備せしめる。
【0026】道路形状を計測中の車外の状況が記録され
るので、道路の形状についての演算結果と突き合わせる
ことができ、道路の形状についての演算結果の信頼性を
高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態を示す。図1は本発明の道路形状計測装置
を搭載した前輪駆動の車両を示すもので、道路形状計測
装置2は、車両の各部に設けられた各種のセンサ3,
4,5a,5b,6a,6bと、演算装置7とで構成さ
れている。演算装置7は、大容量の外部記憶装置を備え
たパーソナルコンピュータで構成してあり、各種センサ
3〜6から図略のインターフェース回路を介して入力す
る検出信号に基づいて演算を実行し、走行している道路
Pの形状についてデータを収集するようになっている。
センサ3〜6bと演算装置7とは走行状態検出手段を構
成し、また演算装置7は道路形状演算手段を構成する。
【0028】先ず走行状態検出手段の構成について説明
する。車両1の重心位置とみなせる位置には、重力検出
手段たるGセンサ3が、検出方向を車両の前後方向(以
下、x方向)に向けて設けられ、x方向に作用する荷重
を感受するようになっており、図2に示すように、車両
1の傾斜姿勢が道路Pの縦断勾配θx で変わると、これ
に応じて変化する重力のx方向分力を検出するようにな
っている。Gセンサ3と実質的に同位置には、ヨーレイ
トセンサ4が設けてあり、車両1の旋回時の角速度を検
出するようになっている。車両1の両後輪には車両速度
検出手段たる車輪速センサ5a,5bが設けてあり、各
輪の回転速度を検出するようになっている。車輪速セン
サ5a,5bは、例えば、タイヤと一体的に回転する外
周に多数の歯を形成したシグナルロータが所定角度回転
すると、シグナルロータの外周に近接して設けられたセ
ンサ本体部がパルスを発生する構成のものが用いられ
る。なお後輪に設けたのは、後輪が非操舵輪でかつ非駆
動輪であり、車両1の速度を高精度に検出できるからで
ある。また車両1の前部のバンパー11の裏側と後部の
バンパー12の裏側とには、それぞれ車両高さ検出手段
たる車高センサ6a,6bが設けてあり、車高センサ6
a,6bの道路Pの路面からの高さを検出するようにな
っている。
【0029】さて演算装置7は、Gセンサ3からの検出
信号により、Gセンサ3にx方向に作用する荷重Gx を
得る。荷重Gx は単位質量当たりの値に換算されてい
る。ヨーレイトセンサ4からの検出信号により、車両1
の旋回時の角速度ωを得る。車輪速センサ5a,5bか
らの検出信号により、車両の速度vを得る。車両速度v
は、左輪と右輪との平均値で与えられ、旋回時の内外輪
差等が相殺される。また車高センサ6aからの検出信号
によりバンパー11位置における車両1の車高ha を
得、車高センサ6bからの検出信号によりバンパー12
位置における車両1の車高hb を得る。なお以下の説明
において、荷重Gx 等の力は車両1の後部から前部に向
かう方向を正とする。
【0030】さて重力のx方向分力GG は式(1)で与
えられる。式中、θp は車両1のピッチ角である。また
gは重力加速度である。 GG =g・sin(θx +θp )……(1)
【0031】ピッチ角θp は式(2)により得られる。
式中、Lはx方向の車高センサ6a,6b間距離であ
る。 θp =tan-1((hb −ha )/L)……(2)
【0032】Gセンサ3により得られる荷重Gx は、停
車時にはGG と等しい。しかし走行中はGセンサ3に、
その検出方向であるx方向に慣性力が作用するため、G
x ≠GG である。
【0033】車両1の走行時にGセンサ3に作用する慣
性力には、先ず第1に、アクセルやブレーキ等に起因す
るものがある。これは、x方向の車両1の加速度GW と
は反対方向に作用し、概略−GW で与えられる。Gセン
サ3はx方向を検出方向としているので、Gセンサ3の
検出値にはこの−GW が含まれる。
【0034】また、車両1の走行時にGセンサ3に作用
する第2の慣性力には、車両1の旋回時に作用する遠心
力があり、単位質量当たりの値に換算された遠心力P0
は式(3)で与えられる。 P0 =ω・v……(3)
【0035】さて、図3に示すように遠心力P0 は、車
両1が旋回時に描く旋回円の接線に対して直交方向に作
用するが、Gセンサ3の設置位置と車両の回転中心OC
との距離Lg に起因して、Gセンサ3の検出方向である
x方向と車両1の旋回円の接線方向のなす角度θC が直
角ではない。このためGセンサ3の検出値には、遠心力
P0 のx方向分力Gc が含まれる。この遠心力P0 のx
方向分力Gc は式(4)で与えられる。
【0036】Gc =P0 ・sinθc ……(4)
【0037】角度θc は式(5)で与えられる。式中、
Rは車両1の旋回時の曲率半径Rであり、式(6)で与
えられる。 θc =sin-1(Lg /R)……(5) R=v/ω……(6)
【0038】しかして式(3),(4),(5),
(6)より(7)となる。 Gc =ω2 Lg ……(7)
【0039】なおGセンサ3が車両1の回転中心Oc の
後方に設置される場合は、Lg は負数とする。
【0040】このように、Gセンサ3の検出値に含まれ
る慣性力は、車両1の加減速による−GW 、遠心力P0
のx方向分力Gc であり、式(8)が成り立つ。 Gx =GG −GW +Gc ……(8)
【0041】したがって GG =Gx −(−GW +Gc )……(9)
【0042】よって、式(1)を用いて縦断勾配θx は
次式のように表せる。 θx =sin-1((Gx +GW −Gc )/g)−θp ……(10)
【0043】車両加速度算出手段たる演算装置7は、車
両の速度vを時間微分して車両の加速度GW を求める。
前後遠心分力算出手段たる演算装置7は、式(7)によ
り遠心力のx方向分力Gc を算出する。車両加速度算出
手段および前後遠心分力算出手段たる演算装置7は、ヨ
ーレイトセンサ4、車輪速センサ5a,5bと慣性力検
出手段を構成する。
【0044】次に演算装置7の、道路形状演算手段とし
ての作動について説明する。道路勾配算出手段たる演算
装置7は、式(10)により縦断勾配θx を算出する。
式(10)の第2項において、車両のピッチ角θp によ
る誤差を相殺する補正をおこなっているので、高精度に
縦断勾配θx が算出される。
【0045】また演算装置7は式(10)を実行するこ
とで、重力のx方向分力の、慣性力による検出誤差を補
正する補正手段としての作動をしている。すなわち式
(10)と等価な式(9)から知られるように、Gセン
サ3で検出される荷重Gx に、慣性力−GW ,Gc を減
じることで、車両1の加減速や旋回とは無関係に正確に
重力のx方向分力GG を得ているからである。
【0046】図4に演算装置7における制御フローを示
す。ステップS101では、センサ3〜6bの検出信号
の読み込みが行われる。
【0047】続くステップS102では、式(10)の
第1項および第2項の演算が行われる。
【0048】式(10)の第2項であるピッチ角θp
は、車高センサ6a,6bにより検出された車高ha ,
hb に基づいて算出されるが、車両1のサスペンション
がばね系を形成するため車高ha ,hb の検出には位相
差(1秒程度の遅れ)を生じる。このためステップS1
03では、この位相差の補正を行う。位相差の補正は、
式(10)の第1項を所定時間、演算装置7を構成する
パーソナルコンピュータのメモリに記憶しておき、これ
を所定時間経過後の制御周期において読み出し、ピッチ
角θp として用いることで行われる。すなわちステップ
S103では、所定時間遡った時の式(10)の第1項
がメモリから読み出され、代わりに現制御周期の式(1
0)の第1項がメモリに記憶される。
【0049】ステップS104では、読み出された第1
項と現制御周期の第2項とが加算され、縦断勾配θx を
得る。
【0050】なお、上記所定時間は、車高センサ6a,
6bにおける検出の遅れ時間を予め計測しておき、この
遅れ時間に基づいて設定される。
【0051】ステップS105では、ステップS104
で算出した縦断勾配θx を演算装置7の外部記憶装置に
出力し、外部記憶装置で縦断勾配θx が計測時刻ととも
に保存される。
【0052】ステップS106では、計測者による終了
指令が入力しているかどうかが判断され、終了指令が入
力していれば終了し、終了指令が入力していなければ、
ステップS101に戻り、所定の制御周期でセンサ3〜
6bの検出信号が取り込まれる。このように縦断勾配θ
x の、慣性力による誤差や車両1のピッチ角による誤差
を相殺する補正が行われるので、計測のために一々、車
両1を停止させなくとも縦断勾配θx が精度良好に得ら
れる。すなわち計測車両1を走行させながら時々刻々と
変化する道路Pの形状のデータが収集される。
【0053】以上のごとく、本実施形態の道路形状計測
装置2では、道路の測量地図等の解析に膨大な手数をか
けることなく、効率よく道路の縦断勾配について精密な
データを収集することができる。なお収集されたデータ
は、道路形状の解析の他、例えば計測した道路の縦断勾
配として、地図データとともにナビゲーションシステム
のROM等に書き込まれ、運転者に急な下り坂等を知ら
せるのに供される。
【0054】なおGセンサ3を車両1の回転中心とみな
せる位置(通常、両後輪の中間位置)に設置することが
できればLg は0とみなせるので、Gセンサ3には遠心
力P0 のx方向分力は検出されない。この場合は、ヨー
レイトセンサ4は省略してもよい。但し実際には車両1
のドライブシャフト等の存在で、Gセンサ3を回転中心
位置OC に設置することが困難なことが多く、本実施形
態のように、ヨーレイトセンサ4を設けて遠心力P0 の
x方向分力Gc が相殺するように縦断勾配θxの演算を
行った方が簡便で望ましい。勿論要求される精度によっ
ては、ヨーレイトセンサ4を省略してもよい。
【0055】(第2実施形態)図5に本発明の第2実施
形態を示す。道路形状計測装置2Aは道路の横断勾配を
計測する構成としたもので、図中、図1と同じ番号を付
した部分については実質的に同じ作動をするので、第1
実施形態との相違点を中心に説明する。
【0056】先ず、走行状態検出手段の構成について説
明する。重力検出手段たるGセンサ3Aは、図1のGセ
ンサ3の設置位置と同じ、車両1の重心とみなせる位置
に設けてある。Gセンサ3Aは、検出方向を車両1の左
右方向(以下、y方向)に向けて設けられ、y方向に作
用する荷重を感受するようになっており、図6に示すよ
うに、車両1の傾斜姿勢が道路Pの横断勾配θy で変わ
ると、これに応じて変化する重力のy方向分力を検出す
るようになっている。車両高さ検出手段たる車高センサ
6a,6cは、車両1の前部のバンパー11の、右側と
左側とにそれぞれ設けられ、車高センサ6aが車両1の
右側の車高ha を検出し、車高センサ6cが車両1の左
側の車高hc を検出するようになっている。
【0057】演算装置7Aは第1実施形態のものと基本
的に同じ構成のものである。演算装置7Aは、Gセンサ
3Aからの検出信号により、Gセンサ3Aにy方向に作
用する荷重Gy を得る。荷重Gy は単位質量当たりの値
に換算されている。ヨーレイトセンサ4からの検出信号
により、車両1の旋回時の角速度ωを得、車輪速センサ
5a,5bからの検出信号により、車両1の速度vを
得、車高センサ6a,6cからの検出信号により、車両
1の車高ha ,hc を得る。なお以下の説明において、
荷重Gy 等の力は車両1の左側から右側に向かう方向を
正とし、角速度ωは左旋回のとき正とする。
【0058】重力のy方向分力GG'は式(11)で与え
られる。θy は横断勾配であり、θr は車両1のロール
角である。 GG'=g・sin(θy +θr )……(11)
【0059】ロール角θr は式(12)により得られ
る。式中、Wは、車両1の左右方向の車高センサ6a,
6c間距離である。 θr =tan-1((hc −ha )/W)……(12)
【0060】Gセンサ3Aにより得られる荷重Gy は、
停車時にはGG'と等しい。しかし走行中は、図6に示す
ように、車両1に慣性力が作用するため、Gy ≠GG'で
ある。
【0061】さてGセンサ3Aに作用する慣性力は遠心
力P0 である。第1実施形態に示したごとく、Gセンサ
3Aの設置位置と車両1の回転中心位置OC との距離L
g に起因して、車両1のy方向と遠心力P0 の作用方向
とが平行ではないため、Gセンサ3Aの検出値には、遠
心力P0 の、Gセンサ3Aの検出方向であるy方向分力
Gc'が含まれ、式(13)が成り立つ。 Gy =GG'+Gc'……(13)
【0062】したがって GG'=Gy −Gc'……(14)
【0063】よって、横断勾配θy は次式のように表せ
る。 θy =sin-1((Gy −Gc')/g)−θr ……(15)
【0064】また遠心力P0 のy方向分力Gc'は式(1
6)で与えられる。 Gc'=P0 ・cosθc ……(16)
【0065】遠心力P0 、角度θc は、第1実施形態と
同じように式(3),(5)で与えられる。なおGセン
サ3Aと車両1の回転中心位置OC とが近接していれ
ば、式(16)においてcosθc =1としてもよい。
【0066】左右遠心分力算出手段たる演算装置7A
は、式(3),(6),(16)により遠心力P0 のy
方向分力Gc'を算出する。左右遠心分力算出手段たる演
算装置7Aは、ヨーレイトセンサ4、車輪速センサ5
a,5bと慣性力検出手段を構成する。
【0067】次に演算装置7Aの、道路形状演算手段と
しての作動を説明する。道路勾配算出手段たる演算装置
7Aは、式(15)により横断勾配θy を算出する。ま
た式(15)の第2項において、車両のロール角θr に
よる誤差を相殺する補正をおこなっているので、より高
精度に横断勾配θy を求めることができる。
【0068】また演算装置7Aは式(15)を実行する
ことで、補正手段としての作動をしている。すなわち式
(15)と等価な式(14)から知られるように、Gセ
ンサ3Aで検出される荷重Gy に、慣性力Gc'を減じる
ことで、走行中でも正確に重力のy方向分力GG'を得て
いるからである。
【0069】演算装置7Aは、図4に示した制御フロー
と同様の制御を行う。すなわち所定の制御周期で読み込
まれる各種センサ3〜6cの検出信号に基づいて式(1
5)の第1項と第2項とが算出され、車両1のサスペン
ションがばね系を構成することによる位相補正が行われ
て式(15)が算出される。
【0070】算出結果は演算装置7Aの外部記憶装置に
出力され、走行中、時々刻々と変化する道路の横断勾配
θy についてデータが収集される。
【0071】なお本実施形態の特徴部分は第1実施形態
の構成と組み合わせ、縦断勾配θxと横断勾配θy との
両方を計測する構成としてもよい。
【0072】(第3実施形態)図7に本発明の第3実施
形態を示す。道路形状計測装置2Bは道路のカーブにお
ける曲率を計測するように構成したもので、図中、図1
と同じ番号を付した部分については実質的に同じ作動を
するので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0073】道路形状計測装置2Bでは、走行状態検出
手段はGセンサ、車高センサを省略し、ヨーレイトセン
サ4と車輪速センサ5a,5bのみで構成してある。
【0074】演算装置7Bは図1のものと基本的に同じ
構成のものである。ヨーレイトセンサ4からの検出信号
により、車両1の角速度ωを得、車輪速センサ5a,5
bからの検出信号により、車両1の速度vを得る。
【0075】車両1の旋回時の曲率半径Rは、式(4)
により与えられる。
【0076】しかして曲率1/Rは式(16)と表せ
る。 1/R=ω/v……(16)
【0077】道路形状検出手段を構成する曲率算出手段
たる演算装置7Bは、所定の制御周期で読み込まれる各
種センサ4,5a,5bの検出信号に基づいて式(1
6)を算出する。算出結果は外部記憶装置に出力され、
時々刻々と変化する道路の曲率1/Rについてデータが
収集される。
【0078】なお本実施形態の特徴部分は第1実施形態
の構成または第2実施形態の構成と組み合わせ、道路の
曲率1/Rとともに、縦断勾配θx または横断勾配θy
を併せて計測する構成としてもよい。
【0079】(第4実施形態)図8に本発明の第4実施
形態を示す。道路形状計測装置2Cは道路の縦断勾配、
横断勾配、カーブの曲率を計測するように構成したもの
で、図中、図1、図5、図7と同じ番号を付した部分に
ついては実質的に同じ作動をするので、第1〜第3実施
形態との相違点を中心に説明する。
【0080】センサは、第1実施形態の構成に、第2実
施形態のごとく、Gセンサ3Aが新たに設けてあり、重
力のy方向分力Gy を検出するようになっている。また
車両1の前部のバンパー11の左側には、第2実施形態
のごとく車高センサ6cが設けてあり、車高センサ6
a,6b位置における車高ha ,hb に加えて車高セン
サ6c位置における車高hc を検出するようになってい
る。また演算装置7Cは、車両1の速度vを時間微分し
て車両1の加速度GW を求める。
【0081】また演算装置7Cは、第1実施形態と同様
に、Gセンサ3の検出信号によりx方向の荷重Gx を
得、ヨーレイトセンサ4の検出信号により車両1の旋回
時の角速度ωを得、車輪速センサ5a,5bの検出信号
により車両速度v、車両の加速度GW を得、車高センサ
6a,6bの検出信号により車両のピッチ角θp を得、
道路の縦断勾配θx を算出する。またGセンサ3Aの検
出信号によりy方向の荷重Gy を得、車高センサ6a,
6cの検出信号により車両のロール角θr を得、上記角
速度ω、車両速度vを用いて道路Pの横断勾配θy を算
出する。また上記角速度ω、車両速度vを用いて道路P
の曲率1/Rを算出する。
【0082】このように本実施形態では、道路形状につ
いて多角的な情報を得ることができる。しかも、車輪速
センサ5a,5b、ヨーレイトセンサ4は、縦断勾配θ
x 、横断勾配θy 、曲率1/Rを得るのに共通に用い、
また車両のピッチ角θp を求めるための車高センサ6
a,6bと、ロール角θr を求めるための車高センサ6
a,6cとは、前部バンパー11の右側に設けた車高セ
ンサ6aを共通とすることで装置構成を簡単にしてい
る。
【0083】(第5実施形態)図9に本発明の第5の実
施形態を示す。第4実施形態の構成において、演算装置
で実行される制御に、図10に示す制御を追加して、計
測精度を高めたものであり、第4実施形態との相違点を
中心に説明する。
【0084】道路形状計測装置2Dの演算装置7Dは、
基本的に第4実施形態の演算装置7C(図8)と同じも
ので、各種センサ3〜6cからの検出値に基づく道路形
状の演算等を実行する演算部71と計測データを記憶す
る外部記憶装置73を有し構成されている。演算部71
は読み書き可能なメモリ72を備えている。
【0085】ステップS201,S202は、計測しよ
うとする道路を走行する前に、道路の勾配が既知の、凹
凸のない平坦な場所に車両1を停止した状態で、計測者
が演算装置7Dをマニュアル操作して行うものである。
ステップS201では、基準検出値記憶手段たるメモリ
72に各センサ3〜6cの検出値を基準値たる初期値と
して記憶する。また計測者はこの場所の縦断勾配θx 、
横断勾配θy を演算装置7Dに入力し、メモリ72にそ
れぞれ初期値θx0、初期値θy0として記憶する。
【0086】ステップS202では、予め距離を測定し
た一定距離の区間を走行し、演算装置7Dは、そのとき
の車輪速センサ5a,5bの検出信号と上記一定距離と
からタイヤの外径を計測し、車輪速センサ5a,5bの
検出信号から車両速度および走行距離を算出するときの
定数としてメモリ72に記憶する。
【0087】その後、計測者は演算装置7Dに自動計測
を指示し、計測しようとする道路で車両1を走行させ
る。ステップS203〜S208は自動計測時のステッ
プで、上記各実施形態のごとく所定の制御周期で行われ
る。ステップS203では、各センサ3〜6cの検出信
号を取り込む。
【0088】続くステップS204では、ステップ20
1において記憶した各センサ3〜6cの初期値を減算
し、ステップS205では、減算された各センサ3〜6
cによる検出値により道路情報(縦断勾配θx 、横断勾
配θy および曲率1/R)を演算する。また車輪速セン
サ5a,5bの検出信号を積算して走行距離を演算す
る。
【0089】このステップS205では、ステップS2
02,S203を実行した場所の道路形状を基準として
道路形状を演算している。したがってステップS205
において演算した道路情報のうち、縦断勾配θx 、横断
勾配θy については、縦断勾配θx に初期値θx0を、横
断勾配θy に初期値θy0を加算する補正を行い、水平面
を基準とする縦断勾配θx 、横断勾配θy とする(ステ
ップS206)。
【0090】このように本実施形態では、計測用の車両
1を走行させる前に、各センサの検出値にオフセット誤
差が生じないように校正が行われるから、各センサ3〜
6cのオフセットが経時変化してもこれを相殺できる。
またタイヤ外径が正確に測定されるから、車両の重量や
タイヤ減りによりタイヤ外径が変わっても正確に車両速
度や走行距離が求められる。
【0091】ステップS207では、ステップS206
で得られた道路情報を外部記憶装置73に出力して、外
部記憶装置73で道路情報が保存される。
【0092】ステップS208では、計測者の終了指令
が入力していれば終了し、終了指令が入力していなけれ
ばステップS203に戻り計測を繰り返す。
【0093】このように本実施形態では、各センサ3〜
6cのオフセット変動が吸収され、高精度に道路形状を
計測することができる。
【0094】なお要求される計測データの精度に対して
ヨーレイトセンサ4のオフセット変動が大きいときは、
演算装置7Dの制御フローを、車両速度が0か否かを判
断し、車両速度が0のときにヨーレイトセンサ4を校正
するようにし、信号待ちで停車したときに、または路肩
等に自発的に停車せしめてヨーレイトセンサ4を校正す
るのもよい。
【0095】またS201,S202は、道路形状計測
装置2Dを立ち上げる度に行う必要はなく、センサ3〜
6cの性能に基づき要求される計測精度に応じて適宜行
い計測精度を管理してゆけばよい。この場合、各センサ
3〜6cの初期値は外部記憶装置73に保存する。
【0096】また本実施形態の特徴部分は第1〜第3実
施形態に適用できる。
【0097】(第6実施形態)図11に本発明の第6の
実施形態を示す。道路形状計測装置2Eの演算装置7E
は基本的に第5実施形態の演算装置7D(図9)と同じ
もので、図10の制御フローに代えて図12の制御フロ
ーが実行される。なお図中、図9、図10と同じ番号を
付した部分については実質的に同じであるから、第5実
施形態との相違点を中心に説明する。
【0098】図12において、道路情報を保存した(ス
テップS207)後、各センサ3〜6cの検出値を道路
情報とともに検出結果記憶手段たる外部記憶装置73に
記憶する(ステップS209)。外部記憶装置73にお
ける記憶場所(ファイル)は、後で各センサ3〜6cの
検出値と演算した道路情報とが対応付けられるのであれ
ば、同じでも別でもよい。
【0099】このように本実施形態では、道路情報とと
もに、その演算に用いられた各センサ3〜6cの検出値
が保存されるので、計測終了後に、各センサ3〜6cの
検出値をチェックすることができ、例えば、得られた道
路情報に異常値があった場合に、それがセンサの検出異
常に起因するものかどうかを判断するのに便利であり、
道路情報の信頼性を高めるのに資するところ大である。
【0100】なお、本実施形態の特徴部分は第1〜第4
実施形態に適用できる。
【0101】(第7実施形態)図13に本発明の第7の
実施形態を示す。道路形状計測装置2Fは、第4実施形
態の構成に、さらに別の機能を付加したもので、図中、
図8と同じ番号を付した部分については実質的に同じ作
動をするので、第4実施形態との相違点を中心に説明す
る。
【0102】道路形状計測装置2Fは、図示しない第4
実施形態の各種センサ(図8参照)の他に、車室1のフ
ロントガラス13寄りに、天井から撮影手段たるCCD
カメラ81が垂下せしめてあり、CCDカメラ81はフ
ロントガラス13を通して車両1前方を撮影するように
なっている。また車両1の車室14には、搭乗している
計測者に向けてマイク82が設けてあり、計測者の音声
を拾うようになっている。
【0103】また車室14には、CCDカメラ81から
の画像信号およびマイク82からの音声信号を入力とし
て画像記憶手段たる記録装置9が設置してある。記録装
置9はビデオテープレコーダ等が用いられる。
【0104】演算装置7Fは、第4実施形態のものと基
本的に同じ構成を有するとともに、記録装置9の作動を
制御するようになっており、記録装置9が演算装置7F
と同期して車両1の前方の画像および計測者の音声を記
録し、計測終了後に道路形状のデータと対応付けられる
ようになっている。
【0105】本実施形態では、車両1を走行させて道路
Pの形状を計測するとともに、計測中の車両1の前方の
様子を撮影し記録する。これにより、計測車両1が道路
脇の駐車車両を避けて道路Pのレーンに沿って走行でき
なかった等の、走行時の状況が知られ、計測した道路形
状のデータの解析に役立つ。
【0106】また本実施形態では、道路Pの形状の計測
中に、計測者が道路Pの状況等を音声で記録装置に残
す。これにより、路面に凹凸があって車両1が揺れたり
大きな振動を伴った等の、走行時の状況が知られ、単に
スイッチ入力等で計測データにマーキングしただけに止
まらない、詳細なデータの解析を行うことができる。
【0107】このように本実施形態では、例えば、得ら
れた道路情報に異常値があった場合に、それがセンサの
検出異常に起因するものかどうかを判断するのに好適で
あり、得られた道路情報の信頼性を高めるのに資すると
ころ大である。
【0108】なお本実施形態の特徴部分は第1〜第3ま
たは第5、第6実施形態の構成にも付加することができ
る。
【0109】なお上記各実施形態では、道路形状計測装
置はナビゲーションシステムの道路情報として用いるた
めの、道路の形状のデータを収集する計測車両に適用し
たものを示したが、個々の一般車両に適用し、データを
収集するのではなく、走行中にリアルタイムで得られる
道路形状のデータを車両の制御ECUに出力する構成と
し、車両の制動操作やギアチェンジ等の制御にフィード
バックするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の道路形状計測装置を搭載した車
両を示す図である。
【図2】本発明の第1の道路形状計測装置を搭載した車
両の作動を説明する第1の図である。
【図3】本発明の第1の道路形状計測装置を搭載した車
両の作動を説明する第2の図である。
【図4】本発明の第1の道路形状計測装置の作動を説明
するフローチャートである。
【図5】本発明の第2の道路形状計測装置を搭載した車
両を示す図である。
【図6】本発明の第2の道路形状計測装置を搭載した車
両の作動を説明する図である。
【図7】本発明の第3の道路形状計測装置を搭載した車
両を示す図である。
【図8】本発明の第4の道路形状計測装置を搭載した車
両を示す図である。
【図9】本発明の第5の道路形状計測装置を搭載した車
両を示す図である。
【図10】本発明の第5の道路形状計測装置の作動を説
明するフローチャートである。
【図11】本発明の第6の道路形状計測装置を搭載した
車両を示す図である。
【図12】本発明の第6の道路形状計測装置の作動を説
明するフローチャートである。
【図13】本発明の第7の道路形状計測装置を搭載した
車両を示す図である。
【符号の説明】
1 車両 2,2A,2B,2C,2D,2E,2F 道路形状計
測装置 3,3A Gセンサ(走行状態検出手段、重力検出手
段) 4 ヨーレイトセンサ(走行状態検出手段、慣性力検出
手段、旋回角速度検出手段) 5a,5b 車輪速センサ(走行状態検出手段、慣性力
検出手段、車両速度検出手段) 6a,6b,6c 車高センサ(走行状態検出手段、車
両高さ検出手段) 7 演算装置(走行状態検出手段、慣性力検出手段、車
両加速度算出手段、前後遠心分力算出手段、道路形状演
算手段、補正手段、道路勾配算出手段) 7A 演算装置(走行状態検出手段、慣性力検出手段、
左右遠心分力算出手段、道路形状演算手段、補正手段、
道路勾配算出手段) 7B 演算装置(道路形状演算手段、曲率算出手段) 7C,7D,7E,7F 演算装置(走行状態検出手
段、慣性力検出手段、車両加速度算出手段、前後遠心分
力算出手段、左右遠心分力算出手段、道路形状演算手
段、補正手段、道路勾配算出手段、曲率算出手段) 72 メモリ(基準検出値記憶手段) 73 外部記憶装置(検出結果記憶手段) 81 CCDカメラ(撮影手段) 9 記録装置(画像記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝川 寿夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 柳澤 崇 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岡田 亜起夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されて車両の走行状態を検出
    する走行状態検出手段と、走行状態検出手段により検出
    された車両の走行状態に基づいて走行中の道路の形状を
    演算する道路形状演算手段とを具備する道路形状計測装
    置であって、上記走行状態検出手段は、車両の傾斜姿勢
    に応じて変化する重力の所定の方向の分力を検出する重
    力検出手段と、車両に上記所定の方向に作用する慣性力
    を検出する慣性力検出手段とを具備し、上記道路形状演
    算手段は、重力検出手段の検出値に、慣性力検出手段の
    検出値を減じる補正を行う補正手段と、補正手段により
    補正された重力検出手段の検出値に基づいて上記所定方
    向の道路の勾配を算出する道路勾配算出手段とを具備す
    ることを特徴とする道路形状計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の道路形状計測装置におい
    て、上記重力検出手段を、重力の車両の前後方向分力を
    検出する構成とし、上記慣性力検出手段には、車両の速
    度を検出する車両速度検出手段と、車両の旋回時の角速
    度を検出する旋回角速度検出手段と、上記車両速度検出
    手段により検出された車両の速度に基づいて車両の加速
    度を算出する車両加速度算出手段と、車両速度検出手段
    により検出された車両の速度および旋回角速度検出手段
    により検出された車両の旋回時の角速度に基づいて、遠
    心力の車両の前後方向の分力を算出する前後遠心分力算
    出手段とを具備せしめ、上記道路勾配算出手段を、道路
    の縦断勾配を算出する構成とした道路形状計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の道路形状計測装置におい
    て、上記走行状態検出手段には、車両の前後方向に間隔
    をおいて設けられ、路面からの車両の高さを検出する一
    対の車両高さ検出手段を具備せしめ、上記道路勾配算出
    手段を、一対の車両高さ検出手段により検出された路面
    からの高さに基づいて車両のピッチ角を算出し、上記縦
    断勾配に、上記ピッチ角を減じる補正をする構成とした
    道路形状計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の道路形
    状計測装置において、上記重力検出手段を、重力の車両
    の左右方向分力を検出する構成とし、上記慣性力検出手
    段には、車両の速度を検出する車両速度検出手段と、車
    両の旋回時の角速度を検出する旋回角速度検出手段と、
    車両速度検出手段により検出された車両の速度および旋
    回角速度検出手段により検出された車両の旋回時の角速
    度により、遠心力の車両の左右方向分力を算出する左右
    遠心分力算出手段とを具備せしめ、上記道路勾配算出手
    段を、道路の横断勾配を算出する構成とした道路形状計
    測装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の道路形状計測装置におい
    て、上記走行状態検出手段には、車両の左右方向に間隔
    をおいて設けられ、車両の路面からの高さを検出する一
    対の車両高さ検出手段を具備せしめ、上記道路勾配算出
    手段を、一対の車両高さ検出手段により検出された路面
    からの高さに基づいて車両のロール角を算出し、上記横
    断勾配に、上記ロール角を減じる補正をする構成とした
    道路形状計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5いずれか記載の道路形
    状計測装置において、上記道路形状演算手段には、上記
    車両速度検出手段により検出された旋回時の車両の速度
    および上記旋回角速度検出手段により検出された旋回時
    の角速度とに基づいて道路の曲率を算出する曲率算出手
    段を具備せしめた道路形状計測装置。
  7. 【請求項7】 車両に搭載されて車両の走行状態を検出
    する走行状態検出手段と、走行状態検出手段により検出
    された車両の走行状態に基づいて走行中の道路の形状を
    演算する道路形状演算手段とを具備する道路形状計測装
    置であって、上記走行状態検出手段は、車両の速度を検
    出する車両速度検出手段と、旋回時の角速度を検出する
    旋回角速度検出手段とを具備し、上記道路形状演算手段
    は、車両速度検出手段により検出された旋回時の車両の
    速度および旋回角速度検出手段により検出された旋回時
    の角速度に基づいて道路の曲率を算出する曲率算出手段
    を具備することを特徴とする道路形状計測装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか記載の道路形
    状計測装置において、上記道路形状演算手段を、予め道
    路形状の知られた場所における上記走行状態検出手段の
    基準の検出値を記憶する基準検出値記憶手段を具備し、
    かつ基準検出値記憶手段に記憶された基準の検出値に基
    づいて走行状態検出手段を校正する構成としたことを特
    徴とする道路形状計測装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8いずれか記載の道路形
    状計測装置において、上記道路形状演算手段により演算
    された道路の形状についての演算結果とともに、上記走
    行状態検出手段による車両の走行状態の検出結果を時系
    列に記憶する検出結果記憶手段を具備せしめたことを特
    徴とする道路形状計測装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9いずれか記載の道路
    形状計測装置において、車外を撮影する撮影手段と、上
    記道路形状演算手段により演算された道路の形状につい
    ての演算結果とともに、撮影手段により撮影された画像
    を時系列に記憶する画像記憶手段を具備せしめたことを
    特徴とする道路形状計測装置。
JP04283898A 1998-02-09 1998-02-09 道路形状計測装置 Expired - Fee Related JP3576789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04283898A JP3576789B2 (ja) 1998-02-09 1998-02-09 道路形状計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04283898A JP3576789B2 (ja) 1998-02-09 1998-02-09 道路形状計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11230742A true JPH11230742A (ja) 1999-08-27
JP3576789B2 JP3576789B2 (ja) 2004-10-13

Family

ID=12647129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04283898A Expired - Fee Related JP3576789B2 (ja) 1998-02-09 1998-02-09 道路形状計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3576789B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2357148A (en) * 1999-12-07 2001-06-13 Rover Group Determining a spatial position using an array of single axis transducers
JP2003097945A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Mitsubishi Motors Corp 路面勾配推定装置
JP2006275969A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Clarion Co Ltd 傾斜角算出装置及びナビゲーション装置
WO2007148818A1 (ja) 2006-06-23 2007-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 姿勢角検出装置と姿勢角検出方法
JP2008082855A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Keihin Corp 鞍乗り型の車両の転倒検出装置
JP2009053039A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 車両姿勢推定装置、車両姿勢推定方法
JP2009186244A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Kochi Univ Of Technology 傾斜角度推定システム、相対角度推定システム及び角速度推定システム
CN101798793A (zh) * 2010-03-03 2010-08-11 清华大学 一种车载式大波浪路形测量方法及其测量***
US20110098884A1 (en) * 2007-08-10 2011-04-28 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
JP2011259394A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Canon Inc 傾き検出装置、振れ補正装置、撮像装置およびその制御方法
JP2012233915A (ja) * 2012-07-19 2012-11-29 Kochi Univ Of Technology 傾斜角度推定システム
JP2012255686A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Mitsubishi Electric Corp 車両の位置姿勢測定装置
WO2013080318A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 パイオニア株式会社 バンク判定装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
WO2013080319A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 パイオニア株式会社 位置認識装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JPWO2013080319A1 (ja) * 2011-11-30 2015-04-27 パイオニア株式会社 位置認識装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2016190603A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 いすゞ自動車株式会社 道路勾配推定装置及び道路勾配推定方法
JP2016190605A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 いすゞ自動車株式会社 道路勾配推定装置及び道路勾配推定方法
JP2017226277A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 マツダ株式会社 四輪駆動車の制御装置及び車両の勾配値設定装置
JP2019215279A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 株式会社デンソーテン レーダ装置および物標データ割当方法
CN111918806A (zh) * 2018-03-28 2020-11-10 五十铃自动车株式会社 坡度估算装置及车辆

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008087778A1 (ja) 2007-01-18 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corporation カーナビゲーション装置
JP5171175B2 (ja) * 2007-09-12 2013-03-27 株式会社ブリヂストン 建設車両用走行路整備支援システム

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2357148A (en) * 1999-12-07 2001-06-13 Rover Group Determining a spatial position using an array of single axis transducers
JP4696214B2 (ja) * 2001-09-20 2011-06-08 三菱自動車工業株式会社 路面勾配推定装置
JP2003097945A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Mitsubishi Motors Corp 路面勾配推定装置
JP2006275969A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Clarion Co Ltd 傾斜角算出装置及びナビゲーション装置
WO2007148818A1 (ja) 2006-06-23 2007-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 姿勢角検出装置と姿勢角検出方法
EP2034270A1 (en) * 2006-06-23 2009-03-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Posture angle detecting device and posture angle detecting method
EP2034270A4 (en) * 2006-06-23 2012-11-28 Toyota Motor Co Ltd DEVICE AND METHOD FOR POSTURE ANGLE DETECTION
KR101049362B1 (ko) 2006-06-23 2011-07-13 도요타지도샤가부시키가이샤 자세각 검출 장치와 자세각 검출 방법
US8200452B2 (en) 2006-06-23 2012-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Attitude-angle detecting apparatus and attitude-angle detecting method
JP2008082855A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Keihin Corp 鞍乗り型の車両の転倒検出装置
US20110098884A1 (en) * 2007-08-10 2011-04-28 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
US8442753B2 (en) * 2007-08-10 2013-05-14 Equos Research Co., Ltd. Inverted pendulum vehicle with stability on a slope
JP2009053039A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 車両姿勢推定装置、車両姿勢推定方法
JP2009186244A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Kochi Univ Of Technology 傾斜角度推定システム、相対角度推定システム及び角速度推定システム
CN101798793A (zh) * 2010-03-03 2010-08-11 清华大学 一种车载式大波浪路形测量方法及其测量***
JP2011259394A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Canon Inc 傾き検出装置、振れ補正装置、撮像装置およびその制御方法
JP2012255686A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Mitsubishi Electric Corp 車両の位置姿勢測定装置
JP5666017B2 (ja) * 2011-11-30 2015-02-04 パイオニア株式会社 バンク判定装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
WO2013080318A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 パイオニア株式会社 バンク判定装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
WO2013080319A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 パイオニア株式会社 位置認識装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JPWO2013080319A1 (ja) * 2011-11-30 2015-04-27 パイオニア株式会社 位置認識装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2012233915A (ja) * 2012-07-19 2012-11-29 Kochi Univ Of Technology 傾斜角度推定システム
JP2016190603A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 いすゞ自動車株式会社 道路勾配推定装置及び道路勾配推定方法
JP2016190605A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 いすゞ自動車株式会社 道路勾配推定装置及び道路勾配推定方法
JP2017226277A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 マツダ株式会社 四輪駆動車の制御装置及び車両の勾配値設定装置
US10464545B2 (en) 2016-06-21 2019-11-05 Mazda Motor Corporation Control system of a four-wheel drive vehicle and gradient value setting device of a vehicle
CN111918806A (zh) * 2018-03-28 2020-11-10 五十铃自动车株式会社 坡度估算装置及车辆
CN111918806B (zh) * 2018-03-28 2024-01-12 五十铃自动车株式会社 坡度估算装置及车辆
JP2019215279A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 株式会社デンソーテン レーダ装置および物標データ割当方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3576789B2 (ja) 2004-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3576789B2 (ja) 道路形状計測装置
JP4955285B2 (ja) 傾斜角測定センサ
JP4556831B2 (ja) 走行装置及びその制御方法
US6816804B1 (en) System and method for estimating velocity using reliability indexed sensor fusion
JP4780614B2 (ja) 車体挙動測定装置
JP4878370B2 (ja) 乗員保護装置のためのロール角算出の方法および装置
US20100292915A1 (en) Car navigation system
JP3591130B2 (ja) ナビゲーション装置
JP6651320B2 (ja) 乗物のバンク角検出装置
JP2001519285A (ja) 自動車の状態変数を決定する方法
US20070213904A1 (en) Acceleration estimation device and vehicle
JP2001180408A (ja) 車両用事故記録装置のセンサー誤差最少化方法
JP6636294B2 (ja) 車両の対地速度検出装置
JP2009510424A (ja) 水平面に対する絶対傾斜角を求める装置
US20010054310A1 (en) Process for improved determination of the ratio among the radii of the wheels of a vehicle
KR20200055155A (ko) 모터사이클의 롤 각도를 결정하는 방법
US8090492B2 (en) Vehicle motion measurement apparatus, a vehicle abnormal motion prevention apparatus and a drive recorder
JP4375161B2 (ja) 車両安定化制御装置
US20180162411A1 (en) Tire blowout control
CN113226881A (zh) 车辆运动状态推断装置、车辆运动状态推断方法以及车辆
JP3448559B2 (ja) 車両質量の推定演算装置
WO2014037986A1 (ja) 走行環境推定装置及び走行環境推定方法
CN113942518A (zh) 一种路面纵向坡度计算方法和装置
JPH0711531B2 (ja) 車両用速度検出装置
JP2001356014A (ja) 路面勾配検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040406

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040708

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees