JPH1123040A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPH1123040A
JPH1123040A JP9176735A JP17673597A JPH1123040A JP H1123040 A JPH1123040 A JP H1123040A JP 9176735 A JP9176735 A JP 9176735A JP 17673597 A JP17673597 A JP 17673597A JP H1123040 A JPH1123040 A JP H1123040A
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JP
Japan
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humidity
information
battery
wireless
space
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Withdrawn
Application number
JP9176735A
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English (en)
Inventor
Toru Atsumi
徹 渥美
Kazutoshi Nagai
和俊 永井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床下等の湿度の高い建物の内部空間を相対的
に乾燥させているにすぎず、木材の含水率を低下させ木
材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動を抑制する建物の
内部空間に適した湿度を維持するものではないという課
題を有していた。 【解決手段】 空間湿度制御手段22が床下の湿度が判
定湿度以上のときでかつ外気湿度が判定湿度以上のとき
に除湿手段21を制御し、外気湿度が判定湿度未満のと
き換気手段20を制御することで、常に床下の湿度を判
定湿度以下に保つことができるとともに、無線手段が配
線作業を簡略化するよう作用し、設置性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭の建物の内
部、例えば床下及び浴室等を乾燥させる対象空間として
換気乾燥または除湿乾燥を行う乾燥装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般家庭の建物の内部空間、例えば水廻
りである浴室内、浴室の屋根裏、台所の床下、北側の床
下等は湿度が高い状態が継続している。例えば床下など
は、湿度が高くカビや腐朽菌などが繁殖しやすく、木材
腐食の原因ともなりまた白蟻等の発生にもつながり建物
の寿命に大きく影響する。特に床下は近年布基礎で囲ん
だため、わずかな通気口はあるものの通気性の悪い住宅
となっており、湿度が高くカビや腐朽菌などが繁殖しや
すく、木材腐食が問題となる。従来特に床下の通気を良
くするための床下換気装置は、特公平2−3096号公
報等に示すものが一般的であった。
【0003】従来例の構成及びその動作を図12及び図
13に基づいて説明する。図12は換気装置の構成及び
設置概略図で、1は換気扇本体2の内部に設けられた送
風機、換気扇本体2は吸気口3、排気口4及びパネル5
を備えている。6は建物の布基礎でコンクリート等で構
成されている。7は建物の土台、8は建物内部の床面、
9は床下、10は床下の通気を良くするための通気口で
複数箇所に設けられている。換気扇本体2は数箇所の通
気口10に取り付けられ床下9の空気を外部に排出して
換気する。図13において11はコントローラで換気扇
本体2を一定時刻になると運転し、ある時刻になると停
止させるものである。12は換気扇本体2に給電する電
線である。
【0004】次にその動作を説明する。まずコントロー
ラ11によりある時刻、一般的には外気の湿度が低くな
った時間帯で午前10時頃から午後4時頃までの時間に
換気扇本体2を運転する。換気扇本体2が動作すると換
気空気は矢印aのように屋外の空気が通気口10から乾
いた空気を床下9に取り入れ床下9のよどんだ湿気を強
制的に屋外に排出する。この運転を毎日繰り返すことに
より床下9の湿度が低下し床下9を構成している木材の
含水率を低下させ木材の腐朽菌の活動、あるいはカビの
活動を抑制するようになっていた。
【0005】また、屋外に設置したコントローラに湿度
センサを内蔵したものもある。雨降りなどの外気の湿度
が高い場合は換気扇本体2の運転を停止し、屋外の空気
条件が低湿度時のみ運転するものもあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、毎日換気運転を繰り返すため晴れている
ときは床下の湿度を低下させるが、雨降りの時は湿度が
高い外気を床下に取り込むため逆に床下の湿度上げるこ
とになり、木材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動を抑
制する効果が薄れるという課題を有していた。また、湿
度センサを装備したものは、梅雨等の長期間雨降りが続
く場合に、換気扇本体が停止しているため強制的な換気
機能はまったくなくなり、高湿度の外気が通気口より床
下に流入し床下は高湿度の条件になり木材の腐朽菌、カ
ビあるいは白蟻の活動を抑制する効果が薄れ、本来の高
湿時に床下を乾かす機能が十分に発揮されないという課
題を有していた。
【0007】すなわち、従来の構成では床下等の湿度の
高い建物の内部空間を相対的に乾燥させているにすぎ
ず、木材の含水率を低下させ木材の腐朽菌、カビあるい
は白蟻の活動を抑制する建物の内部空間に適した湿度を
維持するものではないという課題を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために建物の内部空間の湿度を検出する湿度検出
手段と、前記湿度検出手段が検出した湿度情報を無線で
送信する第1子機無線手段と、前記第1子機無線手段の
送信情報を受信する親機無線手段と、屋外の外気湿度を
検出する外気湿度検出手段と、予め設定した判定湿度を
記憶する記憶手段と、建物の内部空間を換気する換気手
段と、外気を乾燥させて建物の内部空間に送風する除湿
手段と、前記内部空間の湿度情報と外気湿度情報で前記
換気手段または除湿手段を制御し建物の内部空間を判定
湿度以下に制御する空間湿度制御手段を有する。
【0009】上記構成によれば、湿度検出手段が建物の
内部空間の湿度を検出し、第1子機無線手段が内部空間
の湿度情報を無線で送信し、親機無線手段が前記第1子
機無線手段が送信した内部空間の湿度情報を受信する。
そして、外気湿度検出手段が屋外の外気湿度を検出し、
空間湿度制御手段が前記内部空間の湿度が判定湿度以上
のとき建物の内部空間を換気する換気手段と外気を乾燥
させて建物の内部空間に送風する除湿手段を制御し、空
間の湿度を記憶手段が記憶する判定湿度以下に保つよう
作用する。その結果、木材の含水率を低下させることが
でき木材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動を抑制する
ことが可能となり建物の寿命を延ばすことができるとと
もに、第1子機無線手段が内部空間の湿度情報を無線で
送信し、親機無線手段が湿度情報を受信するよう作用
し、床下や屋根裏等の内部空間での配線作業が簡略化し
取付が簡単になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、建物の内部空間の湿度
を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出手段が検出し
た湿度情報を無線で送信する第1子機無線手段と、前記
第1子機無線手段の送信情報を受信する親機無線手段
と、屋外の外気湿度を検出する外気湿度検出手段と、予
め設定した判定湿度を記憶する記憶手段と、建物の内部
空間を換気する換気手段と、外気を乾燥させて建物の内
部空間に送風する除湿手段と、前記内部空間の湿度情報
と外気湿度情報で前記換気手段または除湿手段を制御し
建物の内部空間を判定湿度以下に制御する空間湿度制御
手段を有するものである。
【0011】そして、湿度検出手段が建物の内部空間の
湿度を検出し、第1子機無線手段が内部空間の湿度情報
を無線で送信し、親機無線手段が前記第1子機無線手段
が送信した内部空間の湿度情報を受信する。そして、外
気湿度検出手段が屋外の外気湿度を検出し、空間湿度制
御手段が前記内部空間の湿度が判定湿度以上のとき建物
の内部空間を換気する換気手段と外気を乾燥させて建物
の内部空間に送風する除湿手段を制御し空間の湿度を記
憶手段が記憶する判定湿度以下に保つよう作用し、木材
の含水率を低下させることができ木材の腐朽菌、カビあ
るいは白蟻の活動を抑制することが可能となり建物の寿
命を延ばすことができる。また、子機無線手段が内部空
間の湿度情報を無線で送信し、親機無線手段が湿度情報
を受信するよう作用し、床下や屋根裏等の内部空間での
配線作業が簡略化し取付が簡単になる。
【0012】また、建物の内部空間の気温を検出する気
温検出手段と、前記気温検出手段が検出した気温情報を
無線で送信する第1子機無線手段と、前記第1子機無線
手段の送信情報を受信する親機無線手段と、前記親機無
線手段が受信した内部空間気温が予め設定した閾値未満
のとき制御を停止する空間湿度制御手段を有する。
【0013】そして、空間湿度制御手段は建物の内部空
間に対し悪影響を及ぼす白蟻、腐朽菌あるいはカビが活
動しない温度で換気手段及び除湿手段への制御を停止さ
せるよう作用し、建物の寿命を延ばすのに必要な電気代
を少なくすることができる。
【0014】また、第1子機無線手段が内部空間の温度
情報を無線で送信し、親機無線手段が温度情報を受信す
るよう作用し、床下や屋根裏等の内部空間での配線作業
が簡略化し取付が簡単になる。
【0015】また、湿度検出手段と第1子機無線手段と
気温検出手段を駆動する電池を有するものである。
【0016】そして、床下や屋根裏等の内部空間での配
線作業が不要となり建物のいかなる空間でも検出手段ま
たは温度検出手段が簡単に取付られるよう作用し、いか
なる空間の木材に対しても含水率を低下させることがで
き木材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動を抑制するこ
とが可能となり建物の寿命を延ばすことができる。
【0017】また、湿度検出手段と第1子機無線手段と
気温検出手段を必要な時間だけ電池で駆動する電源手段
を有するものである。
【0018】そして、電源手段が必要なときだけ電池を
消費するよう作用し、電池容量を少なくすることがで
き、装置の小型化が可能になる。
【0019】また、手動情報を入力する入力手段と、前
記手動情報を無線で送信する第2子機無線手段と、前記
第2子機無線手段が送信する手動情報を受信する親機無
線手段とを有し、前記手動情報に応じて制御を一時停止
するかまたは換気手段を制御するかまたは除湿手段を制
御するかを選択し実行する空間湿度制御手段を有する。
【0020】そして、使用者が入力し無線で送受信した
手動情報に応じて空間湿度制御手段は除湿手段または換
気手段の制御を一時停止するかまたは換気手段を制御す
るかまたは除湿手段を制御するかを選択し実行するよう
作用し、使用者が換気または除湿または停止を離れた所
から自由に動作させることができるとともに入力手段を
設置する際の配線作業が不要となる。
【0021】また、親機無線手段は装置の運転状態情報
を送信し、第2子機無線手段は前記運転状態情報を受信
し、前記運転状態情報を表示する表示手段を有する。
【0022】そして、運転状態情報を無線で送受信する
ことで、装置の異常、換気手段の制御状態、除湿手段の
制御状態、空間の湿度及び温度情報、屋外の湿度及び温
度情報を装置から離れた所にある表示手段に表示させる
よう作用し、装置を見に行かなくても装置から離れた所
で装置の運転状態を確認することができる。
【0023】また、入力手段と表示手段と第2子機無線
手段を駆動する電池を有する。そして、電池で駆動し入
力手段及び表示手段が入出力する情報を第2子機無線手
段と親機無線手段の間で送受信することで設置するとき
配線が不要となるよう作用し、入力手段及び表示手段の
室内への取付が簡単になるとともに設置個所の制約がな
くなり使用者の希望の場所へ取り付けられる。
【0024】また、電池と第1子機無線手段または第2
子機無線手段または表示手段または入力手段の外殻を防
水構造とする。
【0025】そして、外殻すなわちケースを防水構造と
することで水がかかる場所に設置されてたり濡れた手で
操作してもケース内への水の侵入を防止でき、電池の漏
電及び回路の接触不良及び感電を防止するよう作用し、
多湿環境化または水がかかる場所に設置されても装置の
安全性及び信頼性を維持することが可能となる。
【0026】さらに、電池の電圧値から電池切れを検出
し電池切れ信号を出力する電池検査手段と、前記電池切
れ信号に応じて電池切れを表示する表示手段を有する。
【0027】そして、電池検査手段が電池切れを検出し
たとき表示手段が表示するよう作用し、使用者に対して
電池交換を早期に促すことで装置の動作が停止してしま
う期間をできるかぎり短くすることができ、建物の空間
に対する悪影響を少なくすることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0029】(実施例1)図1は本発明の実施例1の乾
燥装置のブロック図である。また図2及び図3は実施例
1の乾燥装置の送信動作及び運転動作を示すフローチャ
ートである。また、本実施例では湿度は相対湿度で説明
する。
【0030】図1において、13は予め設定した時間毎
に台所の床下の湿度を検出する湿度検出手段である。本
実施例では高分子タイプの湿度センサで15分毎に湿度
を検出する。14は湿度検出手段13が検出した床下の
湿度情報を無線で送信する第1子機無線手段である。1
5は湿度検出手段13及び第1子機無線手段14を駆動
する電池である。本実施例ではリチウム電池を使用する
ことで7年間の動作を保証する。16は時計をカウント
し23時59分毎に電池15の電圧値を検出し、電池1
5の電圧値が2.2V未満に低下したら電池切れと判断
し電池切れ信号を出力する電池検査手段である。そし
て、電池切れ信号に応じて第1子機無線手段14は電池
切れ情報を無線で送信する。17は第1子機無線手段1
4が送信した湿度情報と電池切れ情報を受信する親機無
線手段である。18は屋外の外気湿度を検出する外気湿
度検出手段である。19は床下の湿度を制御するための
判定湿度を記憶する記憶手段である。本実施例では、木
材の含水率を低下させ木材の腐朽菌の活動及びカビの活
動を抑制する湿度である70%RHに予め判定湿度を設
定しておく。20は外気を床下へ送風し床下を換気する
換気手段、21は外気を乾燥させた後床下に送風し床下
を乾燥させる除湿手段である。本実施例では送風方法と
してファンをACモータで回転する方法を用い、外気を
乾燥させる除湿材としてシリカゲルまたはゼオライトを
使用する。22は空間湿度制御手段であり、親機無線手
段17が受信した床下の湿度が記憶手段19が記憶する
判定湿度(70%RH)以上でかつ外気湿度検出手段1
8が検出した外気湿度が判定湿度以上のとき除湿手段2
1を制御し外気を乾燥させた後床下へ送風する除湿運転
を行う。また、空間湿度制御手段22は親機無線手段1
7が受信した床下の湿度が記憶手段15が記憶する判定
湿度(70%RH)以上でかつ外気湿度検出手段18が
検出した外気湿度が判定湿度未満のとき換気手段20を
制御し外気を床下に送風し床下を乾燥させる換気運転を
行う。23は装置の運転状態である換気、除湿、停止を
表示するとともに、親機無線手段17が受信した床下の
湿度と電池切れ情報と外気湿度検出手段18が検出した
外気湿度をLCDに表示する表示手段である。
【0031】次に本実施例の送信部の動作について図2
のフローチャートを用いて詳しく説明する。本実施例で
は、湿度検出手段13と電池検査手段16が時計をカウ
ントする(S1)。次に、電池検査手段16はカウント
した時計が23時59分かどうか判定し(S2)、23
時59分であれば電池15の電圧値を検出する(S
3)。
【0032】そして、検出した電池15の電圧が2.2
V未満であるかを判定し(S4)、2.2V未満であれ
ば電池切れ信号を出力する(S5)。そして、第1子機
無線手段14は電池検査手段16が出力した電池切れ信
号に応じて電池切れ情報を無線で送信する(S6)。次
に、S2で時計カウント値が23時59分でない場合ま
たはS4で電池15の電圧が2.2V以上の場合は、湿
度検出手段13はカウントしている時計が15分経過し
たかを判定し(S7)、15分経過する毎に台所の床下
の湿度を検出する(S8)。そして、検出した床下の湿
度情報を第1子機無線手段14が親機無線手段17に送
信する(S9)。
【0033】次に本実施例の運転動作について図3のフ
ローチャートを用いて詳しく説明する。本実施例では、
親機無線手段17が第1子機無線手段14が送信した床
下の湿度情報を受信し(S11)、空間湿度制御手段2
2が床下の湿度と記憶手段15が記憶する判定湿度(7
0%RH)を比較し(S12)、もし床下の湿度が判定
湿度(70%RH)以上の場合は、外気湿度検出手段1
8が外気湿度を検出し(S13)、外気湿度が判定湿度
以上かを判定する(S14)。もし外気湿度が判定湿度
以上であれば空間湿度制御手段22は除湿手段21を制
御し、外気を乾燥させた後床下へ送風する除湿運転を行
う(S15)。また、外気湿度が判定湿度未満であれば
空間湿度制御手段22は換気手段20を制御し、外気を
床下へ送風する換気運転を行う(S16)。また、親機
無線手段17が受信した床下の湿度が判定湿度未満であ
れば空間湿度制御手段22は換気手段20または除湿手
段21の制御を停止することで送風が止まり運転停止と
なる(S17)。そして、表示手段23が装置の運転状
態、床下の湿度及び外気湿度を表示する(S18)。次
に、親機無線手段17が第1子機無線手段14から電池
切れ情報を受信した時(S19)、表示手段23は電池
15の交換の必要性を使用者に認識させる表示を行う。
【0034】上記構成により、湿度検出手段13が建物
の内部空間の湿度を15分毎に検出し、第1子機無線手
段が内部空間の湿度情報を無線で送信し、親機無線手段
17が前記子機無線手段14が送信した台所の床下の湿
度情報を受信する。そして、外気湿度検出手段18が屋
外の外気湿度を検出し、空間湿度制御手段22が床下の
湿度が判定湿度以上のとき建物の内部空間を換気する換
気手段20と外気を乾燥させて建物の内部空間に送風す
る除湿手段21を制御し空間の湿度を記憶手段19が記
憶する判定湿度未満に保つよう作用し、床下の木材の含
水率を低下させることができ木材の腐朽菌、カビあるい
は白蟻の活動を抑制することが可能となり建物の寿命を
延ばすことができる。また、子機無線手段14が床下の
湿度情報を無線で送信し、親機無線手段17が湿度情報
を受信するよう作用し、床下等の内部空間での配線作業
が簡略化し取付が簡単になる。
【0035】また、湿度検出手段13及び第1子機無線
手段14を電池15で駆動することにより、床下等の内
部空間での配線作業が不要となり建物のいかなる空間で
も湿度検出手段13が簡単に取付られるよう作用し、い
かなる空間の木材に対しても含水率を低下させることが
でき木材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動を抑制する
ことが可能となり建物の寿命を延ばすことができる。
【0036】また、電池検査手段16が電池切れを検出
したとき表示手段23が表示するよう作用し、使用者に
対して電池15の交換の必要性を使用者に認識させる表
示を行うことで装置の動作が停止してしまう期間をでき
るかぎり短くすることが可能となり建物の内部空間であ
る台所の床下に対する悪影響を少なくすることができ
る。
【0037】なお、本実施例では親機無線手段17は内
部に時計機能を保有し、第1子機無線手段14との送受
信で時間情報を第1子機無線手段14に送信し、第1子
機無線手段14は受信した時間情報で内部時計を補正す
る機能を有するため、第1子機無線手段と親機無線手段
との時間ずれがない。
【0038】なお、本実施例では相対湿度で湿度を検出
及び判定する構成としたが、絶対湿度でも同様に実施で
きる。
【0039】なお、本実施例では判定湿度を70%RH
としたが、この値に限るものではなく、判定値を小さく
したらより空間が乾燥し、大きくしたら空間の湿度を判
定湿度以下にするために必要な電気代が少なくてすむと
いう効果がある。
【0040】なお、本実施例では建物の内部空間として
床下について説明したが、浴室等の高湿度の空間に対し
ても同様に実施でき同様の効果がある。例えば浴室に実
施した場合には、空間を乾燥させる効果があるため、浴
室を洗濯物等の干し場(乾燥室)として利用することが
可能となる。
【0041】なお、本実施例では床下のみの湿度情報で
空間湿度を制御したが、台所の床下または浴室や北向き
の部屋の床下等の周囲の空間に湿度検出手段13を複数
設置しその情報を複数の第1子機無線手段14で空間湿
度を制御することでより広い空間を乾燥させることが可
能となる。
【0042】(実施例2)図4は本発明の実施例2の乾
燥装置のブロック図である。また図5及び図6は実施例
2の乾燥装置の送信動作及び運転動作を示すフローチャ
ートである。
【0043】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点を以下
に説明する。図4において、第1子機無線手段14は内
部に時計機能を有し15分毎に計測信号を出力する。1
3は計測信号に応じて床下の湿度を検出する湿度検出手
段、24は計測信号に応じて床下の気温を検出する気温
検出手段で、検出した床下の湿度及び気温情報は第1子
機無線手段14により送信される。15は湿度検出手段
13と第1子機無線手段14と気温検出手段24を駆動
する電池である。16は第1子機無線手段14がカウン
トする時計が23時59分毎に電池15の電圧値を検出
し、電池15の電圧値が2.2V未満に低下したら電池
切れと判断し電池切れ信号を出力する電池検査手段であ
る。そして、電池切れ信号に応じて第1子機無線手段1
4は電池切れ情報を無線で送信する。17は第1子機無
線手段14が送信した床下の湿度及び気温情報と電池切
れ情報を受信する親機無線手段である。22は親機無線
手段17が受信した床下の気温が予め設定した閾値未満
のときは換気手段20または除湿手段21に対する制御
を停止する空間湿度制御手段である。本実施例では、閾
値は木材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動が停止する
と言われている温度の10℃とした。もし、床下の気温
が10℃以上であれば、空間湿度制御手段22は記憶手
段19が記憶する判定湿度(70%RH)以上でかつ外
気湿度検出手段18が検出した外気湿度が判定湿度以上
のとき除湿手段21を制御し外気を乾燥させた後床下へ
送風する除湿運転を行い、親機無線手段17が受信した
床下の湿度が記憶手段15が記憶する判定湿度以上でか
つ外気湿度検出手段18が検出した外気湿度が判定湿度
未満のとき換気手段20を制御し外気を床下に送風し床
下を乾燥させる換気運転を行う。23は装置の運転状態
情報である換気、除湿、停止を表示するとともに、親機
無線手段が受信した床下の湿度及び気温と電池切れ情報
と外気湿度検出手段14が検出した外気湿度をLCDに
表示する表示手段である。
【0044】次に本実施例の送信部の動作について図5
のフローチャートを用いて詳しく説明する。本実施例で
は、第1子機無線手段14が時計をカウントする(S2
1)。次に、電池検査手段16は第1子機無線手段14
がカウントする時計が23時59分かどうか判定し(S
22)、23時59分であれば電池15の電圧値を検出
する(S23)。そして、検出した電池15の電圧が
2.2V未満であるかを判定し(S24)、2.2V未
満であれば電池切れ信号を出力する(S25)。そし
て、第1子機無線手段14は電池検査手段16が出力し
た電池切れ信号に応じて電池切れ情報を無線で送信する
(S26)。次に、S22で時計のカウント値が23時
59分でない場合またはS24で電池15の電圧が2.
2V以上の場合は、第1子機無線手段14はカウントし
ている時計が15分経過したかを判定し(S27)、1
5分経過する毎に第1子機無線手段14は計測信号を出
力する。湿度検出手段13は計測信号に応じて台所の床
下の湿度を検出し(S28)、気温検出手段24は計測
信号に応じて台所の床下の気温を検出する(S29)。
そして、検出した床下の湿度及び気温情報を第1子機無
線手段14が親機無線手段17に送信する(S30)。
【0045】次に本実施例の運転動作について図6のフ
ローチャートを用いて詳しく説明する。本実施例では、
親機無線手段17が第1子機無線手段14の送信した床
下の湿度及び気温情報を受信し(S31)、空間湿度制
御手段22は床下の気温が10℃以上かを判定し(S3
2)、床下の気温が10℃未満であれば運転を停止する
(S33)。次に床下の気温が10℃以上であれば空間
湿度制御手段22は床下の湿度と記憶手段15が記憶す
る判定湿度(70%RH)を比較し(S34)、もし床
下の湿度が判定湿度以上の場合は、外気湿度検出手段1
8が外気湿度を検出する(S35)。そして、空間湿度
制御手段22は外気湿度が判定湿度以上かを判定し(S
36)、もし外気湿度が判定湿度以上であれば除湿手段
21を制御し、外気を乾燥させた後床下へ送風する除湿
運転を行う(S37)。もし外気湿度が判定湿度未満で
あれば空間湿度制御手段22は換気手段20を制御し、
外気を床下へ送風する換気運転を行う(S38)。次
に、親機無線手段17が受信した床下の湿度が判定湿度
未満であれば空間湿度制御手段22は換気手段20また
は除湿手段21の制御を停止することで送風が止まり運
転停止となる(S33)。次に、表示手段23は装置の
運転状態情報及び床下の湿度と気温及び外気湿度を表示
するとともに(S39)、親機無線手段17が第1子機
無線手段14から電池切れ情報を受信したかを確認し
(S40)、受信したときは電池15の交換の必要性を
使用者に認識させる表示を行う(S41)。
【0046】上記構成により、空間湿度制御手段22が
建物の内部空間に対し悪影響を及ぼす白蟻、腐朽菌ある
いはカビが活動しない温度では換気手段20及び除湿手
段21を停止させるよう作用し、建物の寿命を延ばすの
に必要な電気代を少なくすることができるとともに、第
1子機無線手段14が内部空間の温度情報を無線で送信
し、親機無線手段17が温度情報を受信するよう作用
し、床下や屋根裏等の内部空間での配線作業が簡略化し
取付が簡単になる。
【0047】また、湿度検出手段13と気温検出手段2
4と第1子機無線手段14の駆動を電池15で行うこと
により床下や屋根裏等の内部空間での配線作業が全く不
要となり建物のいかなる空間でも湿度検出手段13また
は気温検出手段24が簡単に取付られるよう作用し、い
かなる空間の木材に対しても含水率を低下させることが
でき木材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動を抑制する
ことが可能となり建物の寿命を延ばすことができる。
【0048】また、電池検査手段16が電池切れを検出
したとき表示手段23が表示するよう作用し、使用者に
対して電池交換を早期に促すことで装置の動作が停止し
てしまう期間をできるかぎり短くすることで建物の空間
に対する悪影響を少なくすることができる。
【0049】(実施例3)図7は本発明の実施例3の乾
燥装置のブロック図である。また図8は実施例3の乾燥
装置の送信動作を示すフローチャートである。
【0050】なお、実施例2と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。実施例2と異なる点を以下
に説明する。図7において、13は計測信号に応じて床
下の湿度を検出する湿度検出手段、24は計測信号に応
じて床下の気温を検出する気温検出手段、14は検出し
た床下の湿度及び気温情報を送信し送信が完了したら送
信終了信号を出力する第1子機無線手段である。15は
湿度検出手段13と第1子機無線手段14と気温検出手
段24を駆動する電池である。16は電源手段25がカ
ウントする時計が23時59分毎に電池15の電圧値を
検出し、電池15の電圧値が2.2V未満に低下したら
電池切れと判断し電池切れ信号を出力する電池検査手段
である。そして、電池切れ信号に応じて第1子機無線手
段14は電池切れ情報を無線で送信する。電源手段25
は内部に時計機能を有し15分毎に計測信号を出力する
ともに電池15の電圧を湿度検出手段13及び気温検出
手段24及び第1子機無線手段14に供給する。また、
電源手段25は送信完了信号に応じて電圧供給を停止す
る。
【0051】次に本実施例の送信部の動作について図8
のフローチャートを用いて詳しく説明する。本実施例で
は、電源手段25が時計をカウントする(S45)。次
に、電池検査手段16は電源手段25がカウントする時
計が23時59分かどうか判定し(S46)、23時5
9分であれば電池15の電圧値を検出する(S47)。
そして、検出した電池15の電圧が2.2V未満である
かを判定し(S48)、2.2V未満であれば電池切れ
信号を出力する(S49)。そして、第1子機無線手段
14は電池検査手段16が出力した電池切れ信号に応じ
て電池切れ情報を無線で送信する(S50)。次に、S
46で時計のカウント値が23時59分でない場合また
はS48で電池15の電圧が2.2V以上の場合、電源
手段25はカウントしている時計が15分経過したかを
判定し(S51)、15分経過する毎に電源手段25は
計測信号を出力するとともに、湿度検出手段13及び気
温検出手段25及び第1子機無線手段14に電池15の
電圧を供給し駆動する(S52)。次に、湿度検出手段
13は計測信号に応じて台所の床下の湿度を検出し(S
53)、気温検出手段24は計測信号に応じて台所の床
下の気温を検出する(S54)。次に、検出した床下の
湿度及び気温情報を第1子機無線手段14が親機無線手
段17に送信し送信が完了したら送信終了信号を出力す
る(S55)。そして、電源手段25は送信終了信号に
応じて湿度検出手段13及び気温検出手段25及び第1
子機無線手段14に対する電圧供給を停止する(S5
6)。
【0052】上記構成により、電源手段25が15分毎
の必要なときだけ電池を消費するよう作用し、電池15
の電流容量を少なくすることができるため電池サイズが
小さくなり装置を小さくすることができる。また、同じ
サイズの電池を使用した場合は、使用年数が増えるため
電池交換の手間が少なくなる。
【0053】(実施例4)図9は本発明の実施例4の乾
燥装置のブロック図である。また図10及び図11は実
施例4の乾燥装置の送信動作及び運転動作を示すフロー
チャートである。
【0054】なお、実施例2と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。実施例2と異なる点を以下
に説明する。図9において、第1子機無線手段14は内
部に時計機能を有し15分毎に計測信号を出力する。1
3は計測信号に応じて浴室の湿度を検出する湿度検出手
段、24は計測信号に応じて浴室の気温を検出する気温
検出手段で、検出した浴室の湿度及び気温情報は第1子
機無線手段14により無線で送信される。15は湿度検
出手段13と第1子機無線手段14と気温検出手段24
を駆動する電池である。16は内部でカウントする時計
が23時59分毎に電池15の電圧値を検出し、電池1
5の電圧値が2.2V未満に低下したら電池切れと判断
し電池切れ信号を出力する電池検査手段である。そし
て、電池切れ信号に応じて第1子機無線手段14は電池
切れ情報を無線で送信する。17は第1子機無線手段1
4が送信した浴室の湿度及び気温情報と電池切れ情報を
受信する親機無線手段である。22は親機無線手段17
が受信した浴室の気温が予め設定した閾値未満のときは
換気手段20または除湿手段21に対する制御を停止す
る空間湿度制御手段である。本実施例では、閾値は木材
の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動が停止すると言われ
ている温度の10℃とした。もし、浴室の気温が10℃
以上であれば、空間湿度制御手段22は記憶手段19が
記憶する判定湿度(70%RH)以上でかつ外気湿度検
出手段18が検出した外気湿度が判定湿度以上のとき除
湿手段21を制御し外気を乾燥させた後浴室へ送風する
除湿運転を行い、親機無線手段17が受信した浴室の湿
度が記憶手段15が記憶する判定湿度以上でかつ外気湿
度検出手段18が検出した外気湿度が判定湿度未満のと
き換気手段20を制御し外気を浴室に送風し浴室を乾燥
させる換気運転を行う。26は空間湿度制御手段22が
行う制御を一時停止させ予め設定した時間後に再度制御
を再開させる一時停止信号を入力する第1入力手段であ
る。本実施例では入浴する時に換気運転または除湿運転
中であった場合、外気が浴室に侵入し冷たい思いをする
ことを避けるために、例えば30分という時間を設定し
ている。27は空間湿度制御手段22が強制的に換気手
段20を制御する換気信号を入力する第2入力手段であ
る。28は空間湿度制御手段22が強制的に除湿手段2
1を制御する除湿信号を入力する第3入力手段である。
29は一時停止信号または換気信号または除湿信号に関
する情報を親機無線手段17に送信するとともに第1子
機無線手段14及び親機無線手段17が送信する運転状
態情報を受信する第2子機無線手段である。本実施例で
は、運転状態情報として、装置の異常、換気手段20の
制御状態、除湿手段21の制御状態、浴室の湿度及び温
度、屋外の湿度等の情報を受信する。23は運転状態情
報を表示する表示手段である。そして、第1入力手段2
6、第2入力手段27、第3入力手段28、第2子機無
線手段29、表示手段23を電池15で駆動する構成と
している。30は、第1子機無線手段14、電池15、
第1入力手段26、第2入力手段27、第3入力手段2
8、第2子機無線手段29、表示手段23を防水するた
めの防水ケースである。
【0055】次に本実施例の送受信部の動作について図
10のフローチャートを用いて詳しく説明する。本実施
例では、電池検査手段16が内部で時計をカウントし
(S61)、カウントする時計が23時59分かどうか
を判定する(S62)。そして、23時59分であれば
電池15の電圧値を検出し(S63)、検出した電池1
5の電圧が2.2V未満であるかを判定する(S6
4)。検出した電池15の電圧が2.2V未満であれば
電池切れ信号を出力し、表示手段23が電池15の交換
の必要性を使用者に認識させる表示を行う(S65)。
次に、手動情報を入力する第1入力手段26及び第2入
力手段27及び第3入力手段28の入力手段からの一時
停止信号及び換気信号及び除湿信号の入力有無を判定し
(S66)、手動情報の入力があった場合、第2子機無
線手段29は入力情報を親機無線手段17へ送信する。
次に、第2子機無線手段29が第1子機無線手段14ま
たは親機無線手段17からの運転状態情報の送信有無を
判定する(S68)。本実施例では、運転状態情報とし
て、装置の異常、換気手段22の制御状態、除湿手段2
1の制御状態、浴室の湿度及び温度情報、屋外の湿度及
び温度情報としている。次に、第2子機無線手段29が
運転状態情報を受信したとき、表示手段23は運転状態
情報を表示する(S69)。
【0056】次に本実施例の本体の運転動作について図
11のフローチャートを用いて詳しく説明する。本実施
例では、親機無線手段17が第2子機無線手段が送信し
た入力情報を受信する(S71)。次に、受信情報で一
時停止信号の入力有無を判定する(S72)。もし一時
停止信号の入力があった場合、空間湿度制御手段22は
運転を停止する(S72)。そして、換気信号の入力判
定(S73)及び除湿信号の入力判定(S74)を行い
30分間運転停止を続ける(S75)。30分経過した
ら、親機無線手段17が浴室の湿度及び気温情報を受信
し(S76)、空間湿度制御手段22は受信した浴室の
気温が10℃以上かを判定する(S77)。もし浴室の
気温が10℃以上の場合、浴室の湿度が判定湿度(70
%RH)以上かを判定し(S79)、判定湿度以上であ
れば、外気湿度を検出する(S80)。そして、外気湿
度が判定湿度以上かを判定し(S81)、判定湿度以上
であれば空間湿度制御手段22は除湿手段21を制御し
外気を乾燥させて浴室に送風することで浴室を乾燥させ
る除湿運転を行う(S82)。次に、判定湿度未満であ
れば空間湿度制御手段22は換気手段20を制御し外気
を浴室に送風し浴室を乾燥させる換気運転を行う(S8
3)。次に、浴室が10℃未満または判定湿度未満のと
きは空間湿度制御手段22は換気手段20及び除湿手段
21の制御を停止することで運転停止となる。次に、換
気信号の入力判定(S72)を行い、入力があった場
合、空間湿度制御手段22は強制的に換気手段20を制
御し換気運転を行い(S85)30分間継続する(S7
5)。30分経過したら空間湿度制御手段22は湿度及
び温度情報により浴室を乾燥させる通常制御を行う(S
76〜S83)。次に、除湿信号の入力判定(S74)
で入力があった場合、空間湿度制御手段22は強制的に
除湿手段21を制御し除湿運転を行い(S86)30分
間継続する(S75)。30分経過したら空間湿度制御
手段22は湿度及び情報により浴室を乾燥させる通常制
御を行う(S76〜S83)。本実施例では、各入力手
段による停止・換気・除湿運転中に別の入力手段による
入力信号があった場合は、入力信号に応じた制御を行う
とともに、入力を最後に受け付けた時点から30分間の
継続を判定する構成とした。次に、表示手段23が装置
の運転状態情報を表示する(S87)。
【0057】上記構成により、空間湿度制御手段22は
使用者が入力し無線で送受信した手動情報に応じて一時
停止または換気運転または除湿運転を実行するよう作用
し、使用者が換気運転または除湿運転または停止を離れ
た所から自由に動作させることができるとともに各入力
手段を設置する際の配線作業が不要となる。
【0058】また、運転状態情報を無線で送受信するこ
とで、装置の異常、換気手段20の制御状態、除湿手段
21の制御状態、空間の湿度及び温度情報、屋外の湿度
及び温度情報を装置から離れた所にある表示手段23に
表示させるよう作用し、装置を見に行かなくても装置か
ら離れた所で装置の運転状態を確認することができる。
【0059】また、電池15で駆動し各入力手段及び表
示手段23が入出力する情報を第2子機無線手段29と
親機無線手段17の間で送受信することで設置するとき
配線が不要となるよう作用し、各入力手段及び表示手段
23の室内への取付が簡単になるとともに設置個所の制
約がなくなり使用者の希望の場所へ取り付けられる。
【0060】また、外殻すなわちケースを防水構造とす
ることで浴室に設置されて水がかかったり濡れた手で操
作してもケース内への水の侵入を防止することで電池の
漏電及び回路の接触不良及び感電を防止するよう作用
し、水がかかる場所に設置されても装置の安全性及び信
頼性を維持することが可能となる。
【0061】さらに、電池検査手段16が電池切れを検
出したとき表示手段23が表示するよう作用し、使用者
に対して電池交換を早期に促すことで装置の動作が停止
してしまう期間をできるかぎり短くすることで建物の空
間に対する悪影響を少なくすることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物の内
部空間の湿度及び外気湿度の情報で空間湿度制御手段が
換気手段及び除湿手段を制御し予め設定した判定湿度以
下に内部空間の湿度を制御するよう作用し、建物の内部
空間のじめじめ感をなくすとともに木材の腐朽菌、カビ
あるいは白蟻の活動を抑制し建物の寿命を延ばすことが
できるという有利な効果がある。また、子機無線手段が
内部空間の湿度情報を無線で送信し、親機無線手段が湿
度情報を受信するよう作用し、床下や屋根裏等の内部空
間での配線のための穴開け及び作業が不要となり取付が
簡単になるとともに装置を取り付けても建物の美観を損
なわないという有利な効果がある。
【0063】また、空間湿度制御手段は建物の内部空間
に対し悪影響を及ぼす白蟻、腐朽菌あるいはカビが活動
しない温度で換気手段及び除湿手段への制御を停止させ
るよう作用し、建物の寿命を延ばすのに必要な電気代を
少なくすることができるとともに、第1子機無線手段が
内部空間の温度情報を無線で送信し、親機無線手段が温
度情報を受信するよう作用し、床下や屋根裏等の内部空
間での配線作業が簡略化し取付作業が簡単になる。
【0064】また、床下や屋根裏等の内部空間での配線
作業が不要となり建物のいかなる空間でも検出手段また
は温度検出手段が簡単に取付られるよう作用し、いかな
る空間の木材に対しても含水率を低下させることができ
木材の腐朽菌、カビあるいは白蟻の活動を抑制すること
が可能となり建物の寿命を延ばすことができる。
【0065】また、電源手段が必要なときだけ電池を消
費するよう作用し、電池容量を少なくすることが可能と
なり大きさが小さくなるともにコストダウンが可能とな
る。
【0066】また、使用者が入力し無線で送受信した手
動情報に応じて空間湿度制御手段は除湿手段または換気
手段の制御を一時停止するかまたは換気手段を制御する
かまたは除湿手段を制御するかを選択し実行するよう作
用し、使用者が換気または除湿または停止を離れた所か
ら自由に動作させることができるとともに入力手段を設
置する際の配線作業が不要となり設置作業性が向上す
る。
【0067】また、運転状態情報を無線で送受信するこ
とで、装置の異常、換気手段の制御状態、除湿手段の制
御状態、空間の湿度及び温度情報、屋外の湿度及び温度
情報を装置から離れた所にある表示手段に表示させるよ
う作用し、装置を見に行かなくても装置から離れた所で
装置の運転状態を確認することができる。
【0068】また、電池で駆動し入力手段及び表示手段
が入出力する情報を第2子機無線手段と親機無線手段の
間で送受信することで設置するとき配線が不要となるよ
う作用し、入力手段及び表示手段の室内への取付が簡単
になるとともに設置個所の制約がなくなり使用者の希望
の場所へ取り付けられる。
【0069】また、外殻すなわちケースを防水構造とす
ることで水がかかる場所に設置されてたり濡れた手で操
作してもケース内への水の侵入を防止することで電池の
漏電及び回路の接触不良及び感電を防止するよう作用
し、多湿環境化または水がかかる場所に設置されても装
置の安全性及び信頼性を維持することが可能となる。
【0070】さらに、電池検査手段が電池切れを検出し
たとき表示手段が表示するよう作用し、使用者に対して
電池交換を早期に促すことで装置の動作が停止してしま
う期間をできるかぎり短くすることで建物の空間に対す
る悪影響を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の乾燥装置のブロック図
【図2】同乾燥装置における送信動作を示すフローチャ
ート
【図3】同乾燥装置における運転動作を示すフローチャ
ート
【図4】本発明の実施例2の乾燥装置のブロック図
【図5】同乾燥装置における送信動作を示すフローチャ
ート
【図6】同乾燥装置における運転動作を示すフローチャ
ート
【図7】本発明の実施例3の乾燥装置のブロック図
【図8】同乾燥装置における送信動作を示すフローチャ
ート
【図9】本発明の実施例4の乾燥装置のブロック図
【図10】同乾燥装置における送受信動作を示すフロー
チャート
【図11】同乾燥装置における運転動作を示すフローチ
ャート
【図12】従来の換気装置の構成及び設置概略図
【図13】同換気装置の設置電気系統図
【符号の説明】
13 湿度検出手段 14 第1子機無線手段 15 電池 16 電池検査手段 17 親機無線手段 18 外気湿度検出手段 19 記憶手段 20 換気手段 21 除湿手段 22 空間湿度制御手段 23 表示手段 24 気温検出手段 25 電源手段 26 第1入力手段 27 第2入力手段 28 第3入力手段 29 第2子機無線手段 30 防水ケース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の内部空間の湿度を検出する湿度検出
    手段と、前記湿度検出手段が検出した湿度情報を無線で
    送信する第1子機無線手段と、前記第1子機無線手段の
    送信情報を受信する親機無線手段と、屋外の外気湿度を
    検出する外気湿度検出手段と、予め設定した判定湿度を
    記憶する記憶手段と、建物の内部空間を換気する換気手
    段と、外気を乾燥させて建物の内部空間に送風する除湿
    手段と、前記内部空間の湿度情報と外気湿度情報で前記
    換気手段または除湿手段を制御し建物の内部空間を判定
    湿度以下に制御する空間湿度制御手段を有する乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】建物の内部空間の気温を検出する気温検出
    手段と、前記気温検出手段が検出した気温情報を無線で
    送信する第1子機無線手段と、前記第1子機無線手段の
    送信情報を受信する親機無線手段と、前記親機無線手段
    が受信した内部空間気温が予め設定した閾値未満のとき
    空間湿度制御手段は制御を停止することを特徴とする請
    求項1記載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】電池で湿度検出手段と第1子機無線手段と
    気温検出手段を駆動する請求項1または2記載の乾燥装
    置。
  4. 【請求項4】湿度検出手段と第1子機無線手段と気温検
    出手段を必要な時間だけ電池で駆動する電源手段を有す
    る請求項3記載の乾燥装置。
  5. 【請求項5】手動情報を入力する入力手段と、前記手動
    情報を無線で送信する第2子機無線手段と、前記第2子
    機無線手段が送信する手動情報を受信する親機無線手段
    とを有し、前記手動情報に応じて空間湿度制御手段は制
    御を一時停止するかまたは換気手段を制御するかまたは
    除湿手段を制御するかを選択し実行することを特徴とす
    る請求項1または2記載の乾燥装置。
  6. 【請求項6】親機無線手段は装置の運転状態情報を送信
    し、第2子機無線手段は前記運転状態情報を受信し、前
    記運転状態情報を表示手段が表示する請求項5記載の乾
    燥装置。
  7. 【請求項7】運転状態情報とは、装置の異常、換気手段
    の制御状態、除湿手段の制御状態、空間の湿度及び温度
    情報、屋外の湿度及び温度情報である請求項6記載の乾
    燥装置。
  8. 【請求項8】電池で入力手段と表示手段と第2子機無線
    手段を駆動する請求項5または6記載の乾燥装置。
  9. 【請求項9】電池と第1子機無線手段または第2子機無
    線手段または表示手段または入力手段の外殻を防水構造
    としたことを特徴とする請求項3または8記載の乾燥装
    置。
  10. 【請求項10】電池の電圧値から電池切れを検出し電池
    切れ信号を出力する電池検査手段と、前記電池切れ信号
    に応じて表示手段が電池切れを表示する請求項3または
    8記載の乾燥装置。
JP9176735A 1997-07-02 1997-07-02 乾燥装置 Withdrawn JPH1123040A (ja)

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Cited By (4)

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