JPH11228041A - エレベータシステムの運行方法 - Google Patents

エレベータシステムの運行方法

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JPH11228041A
JPH11228041A JP10335166A JP33516698A JPH11228041A JP H11228041 A JPH11228041 A JP H11228041A JP 10335166 A JP10335166 A JP 10335166A JP 33516698 A JP33516698 A JP 33516698A JP H11228041 A JPH11228041 A JP H11228041A
Authority
JP
Japan
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deck
elevator
passengers
floor
car
Prior art date
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Pending
Application number
JP10335166A
Other languages
English (en)
Inventor
Joseph C Walker
シー.ウォルカー ジョセフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Publication of JPH11228041A publication Critical patent/JPH11228041A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗り込みピーク時のビルの中間フロアに、改
善された対応を提供することである。 【解決手段】 ダブルデッキのエレベータかご(12)
は、まず先行デッキ(18)をフロア(20)で停止さ
せ、ついで先行デッキが満員の場合、付加的に後続デッ
キ(16)がフロア(20)で停止することにより、乗
降客の多い時間中の中間フロア(20)に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダブルデッキのエ
レベータかごを運行する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ業界において、ダブルデッキ
のエレベータかごの設置は周知であり、特に高層・高通
行量のビルに使用される。ダブルデッキのエレベータ
は、上下に隣接する二つのフロアに、同時に対応する上
下に隣接する二つのデッキを含む一個のエレベータかご
である。このようなダブルデッキエレベータは、二重階
となっているロビーから階上のビルフロアへと、多くの
乗客を移動させる場合に優れている。このようなシステ
ムは、朝の昇りのピーク時に、多くの乗客がビルに入り
目的のフロアへ昇りたいという時に、特に有効である。
【0003】朝の昇りのピーク時以外では、ダブルデッ
キかごは、中間フロアのある階から別の階へのビル内の
往来とともに、下方のロビー階へと乗客を運んでビル内
全体を移動する。このようなオフピーク時の運行中は、
エレベータかごの後続デッキが中間フロアでのその方向
のホール呼びに応答することが通例である。従って下降
方向に移動するエレベータでは、上方つまり後続デッキ
が次の下降方向のホール呼びに応答する。上昇ホール呼
びに応答する上昇方向へ移動するかごでは、下方デッキ
が使用される。従来技術の運行方法の目的は、停止ごと
に、先行デッキが、次の隣接するフロアで、このかごが
向かう方向に移動しようとする乗客を乗せることができ
るようにすることである。
【0004】通行の大半が二重階ロビーとビルの上方階
との間で行われ、ビルの中間の乗客の流れはわずか付随
的なものである、通常のビルにおいては、前述された従
来技術によって支障なく運行がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】中間フロアがビル内通
行の重要な根源地(つまり、行き先)に指定されるか、
または、そうなる場合、従来技術の方法は、ビル内の乗
客を受け移送するという点で、単一デッキのエレベータ
かご以上に効率良く運行することはできない。ダブルデ
ッキかごが持つ付加的な収容能力を利点を活用して、中
間フロアからの多い乗り込みに対応するダブルデッキの
エレベータシステムを運行する方法が求められている。
【0006】本発明の目的は、乗り込みピーク時のビル
の中間フロアへの改善された対応を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ダブル
デッキのエレベータシステムは、ビルの中間フロアに対
応するために運行される。乗降客のピークが中間フロア
に存在する所定の時間帯の間、特定の方向に向かうホー
ル呼びに応じて、このフロアに近づくかごの先行デッキ
をこのフロアに停止するように運行される。
【0008】本発明の方法は、先行デッキへの乗り込み
の後、先行デッキの実質的な収容能力に達してしまった
ために乗りきれなかった乗客が、この中間フロアに残っ
ているか否かを決定する。システムが現在の方向に待機
する乗客がまだ残っている可能性があると決定した場
合、本発明の方法は、エレベータかごの第二つまり後続
のデッキをその中間フロアに停止させ、それによって残
りの乗客が現在のかごで引き続いて出発できるようにす
る。
【0009】このように、本発明による方法は、多くの
乗りこみが求められる所定の時間帯において、乗客数の
多い中間フロアからの出発についてひとつのかごに乗客
が乗りこめる二度の機会を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで図面、特に図1を参照し
て、本発明による方法を説明する。図1は、昇降路14
の中を運行するダブルデッキのエレベータかご12を有
するビル10の概略図を示す。ダブルデッキかご12
は、ビル10内の隣接する二つのフロア20に対応する
ために、下方デッキ16と上方デッキ18とを有する。
メインエントランス22からビルに入る乗客への対応
は、二重階ロビー24から提供され、エレベータかご1
2への乗り降りが奇数階と偶数階とで行われる。
【0011】前述の通り、二重階ロビー24からの上方
への運行を除いては、通常、ダブルデッキのエレベータ
は、後続のデッキ、例えば、上昇方向に移動するかごの
下方デッキ16を、ビル10の中間フロア20における
全ての上昇方向へのホール呼びに応答させることによっ
て行われる。この適用が効果を発揮するためには、中間
フロア20が、二重階ロビーのフロア24および最上階
のフロア26以外のフロアでなければならない。
【0012】更に前述の通り、後続のデッキによってホ
ール呼びに応答する従来技術の方法は、中間フロア20
が常に主要な出発階である、あるいは時間帯によって主
要な出発階となるようなビル以外では、十分に機能す
る。この場合、ダブルデッキのエレベータかご12の後
続のデッキによって、ホール呼びに応答する従来技術の
方法は、ダブルデッキかごの収容能力を最大限に利用し
ていない。
【0013】本発明によると、出発乗客数の多い中間フ
ロア20は、少なくともそこでの出発乗客数が高いと予
想される間、ダブルデッキかご12の先行デッキによっ
て対応される。例えば、図2を参照すると、出発乗客数
が多い間、出発乗客数の多い中間フロア30から上昇方
向のホール呼びを受けて上昇方向34へ移動するかご1
2は、上昇方向に目的地を持つ乗客28を受け入れるた
めに、まずかご12の上方デッキ18を停止させる。
【0014】中間フロア20のロビーエリア30におい
て、上昇方向に目的地を持つ乗客が上方デッキ18の所
定の収容能力までいっぱいにするほどの人数であった場
合、本発明による方法は、エレベータかご12を移動さ
せて、下方つまり後続のデッキ16で中間フロア20に
対応し、これによって、図3に示されるように、残って
待機している上昇方向に目的地を持つ乗客32がかご1
2に乗れるようにする。このように、本発明による方法
は、ビル10の中間フロア20の乗客を移動させるため
に、かご12をその収容能力いっぱいまで利用する。
【0015】この方法は、対応されずにエレベータロビ
ーエリア30に残された乗客の有無を判断することによ
って、後続デッキ16を停止させるか否かを決定する。
これは様々な方法によって達成されるであろうが、その
うちの二つの方法が説明のために開示される。第一の方
法には、エレベータシステムの負荷測定能力を使用する
ことが含まれる。
【0016】エレベータかご12の負荷を決定すること
によって、本発明による方法は、前述の例における上方
デッキ18に乗り込んだ乗客28の、おおよその人数を
決定することが出来る。予想される乗客の人数がデッキ
の定員に近づくので、本発明による方法は、上方デッキ
の定員が満員に近づいたことによって、上方デッキが満
員であるために乗れずにいる、上昇方向に目的地を持つ
乗客32がフロアロビーエリアに残っているであろうと
判断する。
【0017】先行デッキへの乗り込みの後、対応されず
にいる乗客の存在を判断する別の技術は、乗客数の高い
フロア20のロビー30に配置された、センサ34によ
るものである。先行つまり上方デッキ18への乗り込み
に続いて、センサ34がロビーエリア30内の乗客32
の存在を記録表示すると、そのシステムは、対応されず
にいる乗客がまだロビー30内に残っていると判断す
る。
【0018】それらの、あるいは他の測定、あるいは手
段によって、図2に示されるように、上方つまり先行デ
ッキ18の停止の後、対応されずにいる乗客32がロビ
ー30内に残っていることをシステムが判断すると、こ
の方法は、かご12を一階上昇するように移動させるこ
とによって、同様に下方つまり後続デッキ16が問題の
フロア20に対応するように反応し、ロビーに残った乗
客32はこのかご12の他方のデッキに乗車し、それに
よって、図3に示されるように、二つのデッキが満員状
態でかご12を出発できるようにする。
【0019】当業者に明らかなように、中間フロアから
乗り込む乗客で二つのデッキを満員にすることを成し遂
げるための本発明による方法は、後続デッキのみが満員
となって使用される従来のシステムと比較して、システ
ム全体の収容能力を高め、乗客の待ち時間を減らす。
【0020】本発明の趣旨および範囲から逸脱すること
なく、上述の説明に様々な改良が加えられるであろうこ
とは、本発明の一当業者に明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダブルデッキのエレベータが対応するビルの概
略図である。
【図2】本発明の方法によって中間フロアに対応する、
ダブルデッキのエレベータかごの説明図。
【図3】本発明の方法によって中間フロアに対応する、
ダブルデッキのエレベータかごの説明図。
【符号の説明】
10…ビル 12…ダブルデッキのエレベータかご 14…エレベータ昇降路 16…下方デッキ 18…上方デッキ 20…上下に接するフロア 22…メインエントランス 24…二重階ロビー 26…最上階 28…乗客 30…ロビーエリア 32…乗客 34…センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗降客の多い時間帯中の中間フロアに対
    応するダブルデッキのエレベータシステムの運行方法で
    あって、前記エレベータシステムは上方デッキと下方デ
    ッキとを有するダブルデッキかごを含み、上昇および下
    降方向に運行可能であり、 a)前記乗降客の多い時間中に、ホール呼びの方向に応
    じて選択される前記エレベータかごのうち、好ましいと
    判断されるほうのデッキで、前記中間フロアでのホール
    呼びに応答するステップと、 b)ステップa)に引き続いて、好ましいと判断される
    方のデッキに乗り込む乗客の人数を判断するステップ
    と、 c)所定のエレベータデッキの収容能力に対して、所定
    の比率を設定し、この比率より高くなると判断された乗
    客について、他方のデッキ更に前記フロアにサービスす
    るステップと、 を有するエレベータシステムの運行方法。
  2. 【請求項2】 上昇方向へのホール呼びに好ましい方の
    デッキは上方デッキであり、下降方向へのホール呼びに
    好ましい方のデッキは下方デッキである、請求項1記載
    のエレベータシステムの運行方法。
  3. 【請求項3】 好ましい方のデッキに乗り込む乗客の人
    数を判断するステップは、前記乗降客の多い時間中に前
    記フロアのエレベータロビーにおける乗客の人数を測定
    するステップを含む、請求項1記載のエレベータシステ
    ムの運行方法。
  4. 【請求項4】 好ましい方のデッキに乗り込む乗客の人
    数を判断するステップは、エレベータかごの負荷を測定
    することによって集計された乗客の体重を決定するステ
    ップを含む、請求項1記載のエレベータシステムの運行
    方法。
  5. 【請求項5】 乗降客が多いと確認された時間中の中間
    フロアに対応するダブルデッキのエレベータシステムの
    運行方法であり、前記エレベータシステムは上方デッキ
    と下方デッキとを有するダブルデッキのエレベータかご
    を含み、上昇および下降方向に運行可能であり、 a)前記乗降客の多い時間中に、前記エレベータかごの
    上方デッキで、前記中間フロアにおける上昇方向へのホ
    ール呼びに応答するステップと、 b)ステップa)に引き続いて、前記上方デッキの負荷
    を判断するステップと、 c)所定の負荷を上回ると判断された上方デッキの負荷
    について、付加的に下方デッキで前記フロアに対応する
    ステップとを有するエレベータシステムの運行方法。
  6. 【請求項6】 乗降客が多いと確認された時間中の中間
    フロアに対応するダブルデッキのエレベータシステムの
    運行方法であり、前記エレベータシステムは上方デッキ
    と下方デッキとを有するダブルデッキのエレベータかご
    を含み、上昇および下降方向に運行可能であり、 a)前記乗降客の多い時間中、前記エレベータかごの下
    方デッキで前記中間フロアにおける下降方向へのホール
    呼びに応答するステップと、 b)ステップa)に引き続いて、前記下方デッキの負荷
    を判断するステップと、 c)所定の負荷を上回ると判断された下方デッキの負荷
    について、付加的に上方デッキで前記フロアに対応する
    ステップと、 を有する運行方法。
JP10335166A 1997-11-26 1998-11-26 エレベータシステムの運行方法 Pending JPH11228041A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US97894997A 1997-11-26 1997-11-26
US08/978949 1997-11-26

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JPH11228041A true JPH11228041A (ja) 1999-08-24

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ID=25526558

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JP10335166A Pending JPH11228041A (ja) 1997-11-26 1998-11-26 エレベータシステムの運行方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2536799A1 (es) * 2013-11-28 2015-05-28 Fernando Antolín García Sistema optimizado de transporte en ascensor en edificios de gran altura

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Effective date: 20080708