JPH11227816A - 耐熱容器用キャップ - Google Patents

耐熱容器用キャップ

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JPH11227816A
JPH11227816A JP10050027A JP5002798A JPH11227816A JP H11227816 A JPH11227816 A JP H11227816A JP 10050027 A JP10050027 A JP 10050027A JP 5002798 A JP5002798 A JP 5002798A JP H11227816 A JPH11227816 A JP H11227816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
small
cap
closing plate
score groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP10050027A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshisuke Sakamoto
本 義 祐 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP10050027A priority Critical patent/JPH11227816A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂製引張片付きキャップを開口すると
き、小さな引張り力で切取り部を除去でき、開口すると
き内容物が飛散することを防止することを目的とする。 【構造】 引張り片を備え容易に注出口を開口できるキ
ャップにおいて、閉鎖板の注出口を形成する切取り部の
開口初期側と開口終端側に、巾の狭い小突起部を設け、
かつ、開口側小突起の付け根の部分両側にはスコア溝巾
より大きく、開口を一次停止するスットパーの役目をす
る凸状のリブを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレンジジュ−ス等の
各種果実ジュ−ス、お茶等の飲料、みりん等の調味料を
充填する耐熱容器用キャップ、特に、引張り片を引張っ
て開口用切取り部を切取ることにより注出口を開口でき
るようにした耐熱キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内容物が耐熱、非耐熱にかかわら
ず、この分野では非耐熱用に開発されたキャップが使用
されていた。この種のキャップは合成樹脂製一体成型品
よりなり、キャップ本体の注出筒内の開口部が閉鎖板に
より閉鎖されているものであって、閉鎖板に薄肉部を介
して破断容易な切取り部が備えられ、引張り片を引くこ
とにより薄肉部が破断して閉鎖板が取り除かれ、開口部
が得られるようにしたものであり、例えば実公昭59−
22038などに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のこの種
のキャップでは切取り片部は円形又は楕円形がほとんど
で、スコア溝の切れが悪く、かつ切り終わりが硬い上、
強く引張り片を引張ると一気に切取り片部が切取られ、
注出口が全開してしまい内容液が飛散する欠点があっ
た。特に、内容物を温間或いは熱間で充填(ホットパッ
ク)した場合は、容器内は負圧となり内容液が減圧され
ているため、一気に開口すると外気の吸い込みにより内
容液が飛散する傾向を助長し、周囲を汚す等の問題があ
った。
【0004】そこで、本発明は上記事情に鑑みて、小さ
な引張り力で開口部を開封できることを課題とし、開口
時内容物の飛散を防止するとともに、その開封作業が容
易に行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記課題を考
慮してなされたもので、注出筒の内側の閉鎖板に、一部
に巾狭の小突起部を設けた切取り部を備え、閉鎖板の内
側には切取り部の周囲に環状のスコア溝を形成し、外側
には小突起部の付け根の部分の両側にスコア溝上を横断
する凸状のリブを設け、かつ引張り片の支柱をスコア溝
の内側で、前記小突起部に連結したことを特徴とする切
取り部を有する容器用キャップを提供して上記課題を解
決するものである。
【0006】さらに、上記課題を達成するため、注出筒
の内側の閉鎖板に、相対向する位置に巾狭の小突起部を
設けた切取り部を備え、閉鎖板の内側には切り取り部の
周囲に環状のスコア溝を形成し、外側にはいづれか一方
の小突起部の付け根の部分の両側にスコア溝上を横断す
る凸状のリブを設け、かつ引張り片の支柱をスコア溝の
内側で、前記小突起部に連結したことを特徴とする切取
り部を有する容器用キャップを提供する。
【0007】特に、閉鎖板に形成される切取り部の形状
は、半円状部と該半円状部の直径を底辺とする略三角形
状からなり、該三角形の頂角部と相対向する半円上部の
位置に巾狭の小突起部を設けることが好ましい。
【0008】
【作用】本発明においては、容器口部にキャップを取り
付けた状態で、容器を片手で掴み、片手で引張り片を引
き上げると切取り部に一端が切開する。この場合、注出
筒の閉鎖板に設けた小突起部の付け根の部分の両側にス
コア溝を横断する凸状のリブを設けているので、切取り
片部の初期の開口時この凸上リブがストッパ−の役をな
し、一時開口が停止する。その瞬間に小突起部の狭い注
口から空気が容器内に入り内容液の飛散が防止される。
さらに、引張り片の支柱を連結する小突起部と、これに
対向する位置に同様の巾狭の小突起部を設けたことによ
り、スコア溝の切り終わり時に強い力は不要となり、ス
ム−ズに開口が行える。
【0009】
【実施例】つぎに本発明を図1から図3に示す実施例に
基づいて説明する。キャップ1は合成樹脂で一体成形さ
れたキャップ本体2とヒンジ結合の上蓋3で構成され
る。合成樹脂としては軟質及び硬質のポリエチレン、ポ
リプロピレン等を用いる。キャップ本体2はボトルと嵌
合するスカ−ト部4と、その内側に内容物を注ぎ出す注
出筒5と、注出筒5内部には閉鎖板6と、これに連続す
る引張り片の支柱8、リング7と、上蓋を閉鎖時に嵌合
する嵌合突起部9からなる。閉鎖板6の内面には環状の
スコア溝10が成形され、図3のキャップ底面図に示す
ように、スコア溝の形状は垂直線a−aに対し、ヒンジ
側を略二等辺三角形部12、他方側を半円形部11と
し、三角形の頂角部に巾狭の小突起部13を、これに相
対向する位置で半円形部の頂点に同様の巾狭の小突起部
14をそれぞれキャップ外方に向け設け、これらを環状
に連結し切取り部15を形成する。
【0010】図1に示すように、閉鎖板6の外面には、
小突起部13上に引張り片の支柱8が垂直に連結し、小
突起部13のスコア溝と、略三角形のスコア溝が接合す
る部分、すなわち小突起部13の付け根付近の両側に、
スコア溝巾より大きい肉盛状の矩形または円形のリブ1
6を設ける。
【0011】閉鎖板6はほぼ平面で全体均一な厚さであ
るが、切取り部の小突起部14付近は上方に傾斜する傾
斜部17をなし、スコア溝の肉厚は薄くなっている。傾
斜部17の傾斜角は水平に対し約30度であり、スコア
溝の肉厚は平均0.2〜0.25mmであるが、傾斜部
17のスコア溝の肉厚は約0.15mmであることが好
ましい。
【0012】上蓋3の内面には円筒状のスカ−ト18が
垂下しており、液漏れを防止するためキャップ本体と嵌
合時、注出筒内面の突起部と密に嵌合する。上蓋3とキ
ャップ本体2の突起部9が嵌合する部分には、環状の突
起19を設け密封性の向上を図っている。図中20は注
出筒を補強リブである。尚、切取り部のスコア溝形状は
上記実施例に限定されるものではなく、矩形、円形、楕
円等に巾狭の小突起部を設けた形状も含まれる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のように切取り部の切取り
開始部と終了部に小突起部を設け、切取り部が一気に開
口されることを防止するストッパ−用リブを小突起部付
け根に設ける構成とするから、切取り部を開口する場
合、まず引張り片支柱の付いている小突起部がわずかな
力で開口し、次ぎにリブがストッパ−の役をなし開口が
一時停止する。その瞬間、狭い開口部から空気が流入し
容器内を大気圧に置換し、内容液の飛散を防ぎ周囲の汚
染を防止する。その後引張り片を引き上げ切取り部全体
を開口するが、切取り部の切り終端部分に小突起部を設
けたこと、及び小突起部の閉鎖板を上方に傾斜させたこ
とにより、切取り部終端をわすかな力で容易の切断でき
る効果を有する。さらに、キャップ本体と上蓋は、注出
筒部及び嵌合突起部において密の嵌合しているので、切
取り部を除去した後も内容液が漏れ出すこともなく、ホ
ットパック充填後容器をシャワ−冷却する場合において
も、キャップ内に水が進入することが防止され衛生的で
ある等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップの平面図である。
【図2】本発明のキャップの断面図で、上蓋を開閉両状
態を示す図である。
【図3】本発明の底面図である。
【符号の説明】
1 キャップ 11 半円形状部 2 キャップ本体 12 略二等辺三角形部 3 上蓋 13 巾狭小突起部 4 スカ−ト部 14 巾狭小突起部 5 注出筒 15 切取り部 6 閉鎖板 16 リブ 7 引張り片 17 傾斜部 8 引張り片支柱 18 上蓋スカ−ト部 9 嵌合突起部 19 環状突起部 10 スコア溝 20 補強リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注出筒の内側の閉鎖板に、一部に巾狭の
    小突起部を設けた切取り部を備え、閉鎖板の内側には切
    取り部の周囲に環状のスコア溝を形成し、外側には小突
    起部の付け根の部分のスコア溝上に凸状のリブを設け、
    かつ、引張り片の支柱をスコア溝の内側で、前記小突起
    部に連結したことを特徴とする耐熱容器用キャップ。
  2. 【請求項2】 注出筒の内側の閉鎖板に、相対向する位
    置に巾狭の小突起部を設けた切取り部を備え、閉鎖板の
    内側には切り取り部の周囲に環状のスコア溝を形成し、
    外側には、いづれか一方の小突起部の付け根の部分のス
    コア溝上に凸状のリブを設け、かつ引張り片の支柱をス
    コア溝の内側で、前記小突起部に連結したことを特徴と
    する耐熱容器用キャップ。
  3. 【請求項3】 閉鎖板に形成される切取り部の形状は、
    半円状部と該半円状部の直径を底辺とする略三角形状か
    らなり、該三角形の頂角部と相対向する半円状部の頂点
    部に巾狭の小突起部を設けたことを特徴とする請求項2
    記載の耐熱容器用キャップ。
  4. 【請求項4】 閉鎖板は切取り部終端部において上方に
    傾斜しており、傾斜部に巾狭の小突起部を設けたことを
    特徴とする請求項2又は3記載の耐熱容器用キャップ。
JP10050027A 1998-02-17 1998-02-17 耐熱容器用キャップ Pending JPH11227816A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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