JPH11227776A - 袋包装された流動物の外套容器 - Google Patents

袋包装された流動物の外套容器

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JPH11227776A
JPH11227776A JP10054257A JP5425798A JPH11227776A JP H11227776 A JPH11227776 A JP H11227776A JP 10054257 A JP10054257 A JP 10054257A JP 5425798 A JP5425798 A JP 5425798A JP H11227776 A JPH11227776 A JP H11227776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟な袋に充填された流動物を簡便に取り扱
うことが出来、袋を開封した後も確実に封止できる袋包
装された流動物の外套容器を提供する。 【解決手段】 本発明の外套容器は、有底筒状の下半部
(A1)及び縦方向に2分割可能な上半部(A2)によ
り、略方形の水平断面を有する縦長の箱体として構成さ
れ、上半部(A2)は、少なくとも一方が下半部(A
1)に枢支された2つの蓋部材(2)から成る。そし
て、蓋部材(2)の上端部の内側には、これらが閉じら
れた状態において袋(80)の上端側を挟持する構造
と、袋(80)の上端側の開封部分を封止する封止手段
とが備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋包装された流動
物の外套容器に関するものであり、詳しくは、ポリエチ
レンフィルム等から成る柔軟な袋に充填された清涼飲料
水などの流動物を簡便に取り扱うことが出来る外套容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】果実飲料、鉱泉水などの清涼飲料水の多
くは、所謂ペットボトル等の比較的剛性を有する容器に
充填されている。ペットボトル等による包装は、意匠性
を高めることが出来かつ流通過程における必要な強度を
確保でき、また、取扱い性にも優れている。一方、ペッ
トボトル等に使用されるプラスチック材料は、資源の節
約、環境問題などの観点から再利用されることが好まし
いが、コスト等の問題もあり、十分に再生されていない
のが現状である。
【0003】そこで、上記の飲料などについては、主
に、ポリエチレンフィルム等の柔軟な包装材料を使用し
た袋包装が検討されつつある。流動物の袋包装は、これ
までにも液体石鹸、食材などの詰め替え製品について主
に採用されており、包装コストを低減することを目的と
した包装形態である。袋包装においては、材料や成袋方
法の適切な選択により、包装コストを低減でき且つ流通
過程における強度を十分に確保でき、しかも、低コスト
で再生することが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、袋包装
においては、充填された流動物(内容物)を小分けして
使用せんとすると、一旦開封した後は内容物が溢れ易
く、取り扱いや保存に不都合であるため、通常、開封後
は剛体容器に内容物を移し替えて使用している。従っ
て、ペットボトル等の剛性容器を使用した包装に比べて
極めて不便である。更に、袋に充填された飲料などは、
他の容器などへ移し替えると、移し替えた他の容器にお
いて雑菌の繁殖などの問題があり、衛生上の観点からも
好ましくない。
【0005】本発明は、ポリエチレン等の袋を使用した
流動物の包装における利点を一層高めるべく種々検討し
た結果なされてものであり、その目的は、柔軟な袋に充
填された流動物を簡便に取り扱うことが出来る外套容器
であって、袋を開封した後も確実に封止できる袋包装さ
れた流動物の外套容器を提供することにある。また、飲
料などが充填された袋を開封後でも衛生的に取り扱うこ
とが出来る外套容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る袋包装された流動物の外套容器は、略
扁平な方形状をなす柔軟な袋に充填された流動物を袋と
共に収容する外套容器であって、有底筒状の下半部およ
び略縦方向に2分割可能な上半部により、略方形の水平
断面を有する縦長の箱体として構成され、前記上半部
は、少なくとも一方が前記下半部に枢支された2つの蓋
部材を含み、かつ、当該蓋部材の上端部の内側には、こ
れらが閉じられた状態において袋の上端側を挟持する構
造と、袋の上端側の開封部分を封止する封止手段とが備
えられ、前記封止手段は、一方の蓋部材に形成された1
条の溝と他方の蓋部材に形成された1条の突起とによ
り、袋を挟み込んで嵌合可能に構成されていることを特
徴としている。
【0007】すなわち、上記の外套容器において、柔軟
な袋に充填された変形し易い流動物(包装品)を2分割
した箱体の上半部から装填すると、箱体は、袋のまま流
動物を当該箱体に倣わせて収容する。また、箱体の上半
部を構成する2つの蓋部材を閉じると、これら蓋部材の
上端部の内側に設けられた袋の挟持構造は、袋を吊持す
る様に保持し、特定の封止手段は、1条の溝に1条の突
起が袋の上端側の開封部分を挟み込んで嵌合する。その
結果、袋の上端側の開封部分が封止され、流動物の溢れ
が防止される。
【0008】また、上記の外套容器において、1条の溝
が弾性変形可能な2つの平行リブによって構成されてい
ると、袋の開封部分を挟み込んで溝と突起を嵌合させた
際、封止手段は、2つの平行リブの復元弾性力によって
一層強い封止力を発揮する。
【0009】また、上記の各態様において、封止手段を
構成する1条の溝と1条の突起は、箱体の頂部から側面
側に向かうに従い漸次下方に傾斜した状態で設けられて
いることにより、上端角部が斜めに切り落とされた袋の
開封部分をこれにに沿って適確に封止できる。
【0010】更に、上記の各態様において、上半部の分
割される側面には、袋の開封部分を引き出すための開口
部が備えられているのが好ましい。すなわち、上記の開
口部は、引き出した袋の開封部分を箱体の上半部の側面
に排出口として位置させる。従って、箱体を把持して剛
性容器と同様に取り扱うことが出来る。また、上記の各
態様においては、飲料などの流動物を衛生的に保存する
ため、蓋部材の上端部は、袋の開封部分を被覆可能に形
成されているのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る袋包装された流動物
の外套容器の実施形態を図面に基づいて説明する。図1
は、外套容器の全体形状を示す正面側から見た斜視図で
ある。図2は外套容器の正面図、図3は背面図、図4は
側面図、図5は上面図、図6は底面図である。図7は、
外套容器の上半部の構造を示す斜め正面側から見た斜視
図であり、図8は、外套容器の上半部の構造を示す斜め
背面側から見た斜視図である。図9は、上半部の正面側
の蓋部材を示す縦断面図および内側背面図であり、図1
0は、上半部の背面側の蓋部材を示す縦断面図および内
側正面図である。図11は、上半部のストッパー及び封
止手段を示す縦断面図である。図12は、袋に充填され
た流動物(包装品)を示す斜視図である。
【0012】本発明の外套容器は、図1に示す様に、略
扁平な方形状をなす柔軟な袋(80)(図12参照)に
充填された流動物、すなわち、袋包装された飲料水など
を袋(80)と共に収容する外套容器である。以下、実
施形態の説明においては、流動物の一例としての清涼飲
料水を袋(80)に充填して成る包装製品の全体を「包
装品」と略記し、符号(8)で示す。
【0013】上記の外套容器は、図1に示す様に、有底
筒状の下半部(A1)および略縦方向に2分割可能な上
半部(A2)により、略方形の水平断面を有する縦長の
箱体として構成される。そして、図1及び図4に示す様
に、箱体の上半部(A2)は、少なくとも一方が下半部
(A1)に枢支された2つの蓋部材(2)によって構成
される。図に例示した形態において、2つの蓋部材
(2)は、下半部(A1)を構成する本体部材(1)に
それぞれに枢支されている。
【0014】本発明において、包装品(8)の袋(8
0)の材料としては、通常、包装袋用の合成樹脂製フイ
ルムが使用される。斯かるフイルムは、耐圧強度、すな
わち、清涼飲料水を充填した場合の破袋荷重の値を考慮
して選定される。袋用フイルムとしては、例えば、エチ
レンと特定のα−オレフインとを共重合して得られる低
密度ポリエチレン樹脂を層構成に含む多層フィルムが挙
げられる。
【0015】多層フィルムの場合、基材フイルムとして
は、ポリプロピレンフイルム(PP)、ナイロン(N
Y)、ポリエチレンテレフタレートフイルム(PE
T)、エチレン−ビニールアルコール共重合体(EVO
H)、ポリビニルアルコール(PVA)等のフィルムの
他、塩化ビニリデンコートフイルム等が挙げられる。特
に、ナイロンとポリエチレンを基材とするフィルムは、
成袋性に優れており、しかも、容易に再生利用できるの
で好ましい。また、公害防止の観点から、バクテリアに
よって分解可能なフィルムを採用することも出来る。清
涼飲料水の充填量は、耐圧強度の観点から、通常、袋
(80)の最大充填量の60〜90%程度とされる。
【0016】包装品(8)においては、図12に示す様
に、上記の様なフイルムを使用し、公知の充填包装機に
よってピロー包装などが採用される。周知の通り、ピロ
ー包装は、連続供給される帯状のフィルムの両側縁を折
り曲げ、幅方向の略中央で重ね合わせて溶着することに
より円筒状フィルムを形成した後、円筒状フィルムの連
続方向に直交して溶着すると共に被包装物(飲料水)を
充填する操作を連続的に行い、そして、フィルムの連続
方向に直交して形成されたシール部の略中央を分割する
包装形態である。
【0017】包装形態としては、上記ピロー包装を含む
3方シールが一般的であるが、予め円筒状フィルムを使
用して上下端を溶着する2方シール、2枚のフィルムを
重ね合わせて4周囲を溶着する4方シール等が挙げられ
る。何れの成袋方法を採用するにしても、輸送における
強度および梱包効率などを考慮すると、袋(80)とし
ては、上下端に耳状のシール部(溶着部)を有する略扁
平な方形状の袋が好適である。図12中、符号(81)
は袋(80)の上下端のシール部、符号(82)はセン
ターシール部をそれぞれ示す。
【0018】具体的な袋(80)の仕様は、例えば、1
〜2リットルの清涼飲料水を充填包装する場合、袋(8
0)のフィルムとして、延伸ナイロン/低密度ポリエチ
レン/直鎖状低密度ポリエチレンを基本の層構成に含む
70〜150μmの厚さの多層フィルムが使用され、袋
(80)の外形寸法を90〜180mm×280〜36
0mm程度、充填後の厚さを35〜50mm程度とされ
る。
【0019】図1に示す箱体は、適度な剛性を発揮し得
る限り、紙、アルミ等の軽金属、炭素繊維含浸プラスチ
ック、アルミナ繊維マットにアルミニウムを含浸させた
複合材料などの各種の材料によって形成することもでき
るが、成形性、軽量性、耐久性の観点からは、通常、プ
ラスチック材料によって形成される。
【0020】プラスチック材料の具体例としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフ
ィン樹脂、ポリオレフィン共重合樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、アクリロニトリ
ル−スチレン−ブタジエン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂な
どの熱可塑性樹脂が挙げられる。ポリプロピレン樹脂な
どのポリオレフィン樹脂は、比較的安価であるため好適
に使用することが出来る。これらのプラスチック原料に
は、公知の発泡剤が添加されていてもよく、また、公知
の各種フィラーが含まれていてもよい。更に、上記フィ
ルムの場合と同様に、公害防止の観点から、バクテリア
によって分解可能なプラスチック材料を採用することも
出来る。
【0021】箱体は、図1〜図4に示す様に、上記の様
なプラスチック材料を射出成形して得られた下半部(A
1)の本体部材(1)と上半部(A2)の2つの蓋部材
(2)とから成る。蓋部材(2)を閉じた状態におい
て、箱体の全体形状は、略四角筒状であって且つ上部水
平断面が上方に向かうに従い漸次小さくなされた形状を
備えている。換言すれば、箱体の4側面の上部が略台形
状に形成されている。
【0022】箱体の外形寸法は、例えば、1〜2リット
ルの包装品(8)に適用する場合、間口(図2及び図3
に示す正面側および背面側の最大幅)が85〜125m
m程度、奥行(図4に示す側面側の最大幅)が70〜1
20mm程度、高さが250〜320mm程度である。
また、箱体の肉厚(板厚)は、特定のリブ等を除いて1
〜3mm程度とされる。箱体は、上記の様な寸法仕様で
略四角筒状に形成されているため、冷蔵庫などに効率的
に収納することが出来る。
【0023】本体部材(1)は、略直方体の外形を有す
る有底筒状に形成される。図1及び図6に示す様に、本
体部材(1)の外周面の各角部(11)(縦方向の4つ
の稜線部)は、当該本体部材を容易に把持し得る様に、
曲率半径が6〜15mm程度の曲面に形成され、また、
本体部材(1)の底面(12)には、包装品(8)を装
填する際に内部の空気を排出し得る様に、適宜の大きさ
の穴(12c)が開口される。
【0024】各蓋部材(2)は、図1〜図4に示す様
に、略対称に形成され、かつ、これらを閉じた状態にお
いて、箱体上半部(A2)の4側面(正面、背面および
両側面)に開口部(4,3)を形成する形状になされて
いる。1つの蓋部材(2)に関して説明すると、図2、
図3及び図5に示す様に、蓋部材(2)は、上記と略同
様の曲率で隣接二方向に曲面構成された2本の支柱(稜
線部)(21)と、両支柱(21)の下端を接続する下
端梁部(24)と、両支柱(21)の上端を接続する上
端梁部(23)とにより略方形の枠組形状に形成され
る。
【0025】蓋部材(2)の上部は、図2及び図3に示
す様に、上方に向かうに従い漸次幅が狭くなる形状にな
され、両支柱(21)の上端側は、図4に示す様に、他
方の蓋部材(2)の対向する支柱(21)に接近する方
向に屈曲されており、そして、上述の様に略台形状に形
成されている。
【0026】支柱(21)の下端、すなわち、下端梁部
(24)の両端には、図4に示す様に、本体部材(1)
の両側面に密接する係合片(22)が本体部材(1)を
挟持する状態で設けられる。そして、各係合片(22)
の先端下側の角部には、本体部材(1)に取り付けるた
めの支点(ピン)(25)が突設される。すなわち、各
支点(25)は、本体部材(1)の平行な2側面の上端
側の係止孔(図示省略)に圧入される構造になされてお
り、蓋部材(2)は、支点(25)を介して本体部材
(1)に回動可能に取り付けられる。
【0027】上記の様に、本発明の外套容器において、
少なくとも、箱体の上半部(A2)の分割される側面に
は、袋(80)の開封部分を引き出すための開口部
(3)が備えられているのが好ましい。各蓋部材(2)
を閉じた際に対向する支柱(21)によって形成される
両側面の開口部(3)は、効率的に包装品(8)を収容
する機能、および、袋(80)の上端を開封した際の開
封部分を排出口としてはみださせる機能を有する。
【0028】更に、図示した様に、箱体の上半部(A
2)の正面および背面にも、各々、開口部(4)が設け
られているのが一層好ましい。各蓋部材(2)に予め設
けられた支柱(21)間の開口部(4)は、箱体の軽量
化を図ると共に、変形し易い包装品(8)を若干膨出さ
せ、箱体の内容積に対して一層効率的に収容する機能を
有する。また、開口部(4)の上縁を吊り下げることに
より、包装品(8)が収容された箱体を一層簡単に保持
できる。
【0029】また、蓋部材(2)の上端部の内側には、
これらが閉じられた状態において袋の上端側を挟持する
構造が備えられている。具体的には、図11に示す様
に、各蓋部材(2)の上端梁部(23)の上方側には、
当該上端梁部に沿って内側に後退させて成る凹部(20
a,20b)が形成されており、各凹部(20a,20
b)の奥壁を形成するリブ(29a,29b)の内側面
(凹部(20a,20b)の形成によって箱体の内側に
膨出した垂直な壁面)は、蓋部材(2)を閉じた際に略
当接する様になされている。従って、蓋部材(2)によ
って包装品(8)の上端を挟み込んだ場合には、箱体内
部で包装品(8)を常に吊持して撓むのを防止できる。
【0030】そして、図1〜図3に示す様に、箱体の上
端部、すなわち、蓋部材(2)の上端部には、これら2
つの蓋部材(2)を閉じた状態で固定するためのストッ
パー(5)が設けられる。ストッパー(5)は、図8及
び図11に示す様に、背面側の蓋部材(2)の凹部(2
0b)において上下に回動可能に枢着された掛止片(2
7)と、図7及び図11に示す様に、正面側の蓋部材
(2)の凹部(20a)にいて水平に突設された掛止用
リブ(28)とから構成される。掛止片(27)は、図
11に示す様に、その回動軸に垂直な断面をなだらかな
山形状になされ且つ回動軸と反端側の先端を内側に折り
曲げられた形状を有し、先端の折曲部を掛止用リブ(2
8)に掛止する様になされている。
【0031】本発明の外套容器においては、収容した包
装品(8)の開封部分を封止し、口栓を有する剛性容器
と同様に簡便に取り扱うため、図11に示す様に、箱体
の上端に封止手段(6)が設けられる。具体的には、各
蓋部材(2)の上端部の内側、すなわち、上記の各凹部
(20a,20b)の奥壁を形成するリブ(29a,2
9b)の内側面には、2つの蓋部材(2)が閉じられた
状態において包装品(8)の上端側の開封部分を封止す
る封止手段(6)が設けられる。
【0032】しかも、封止手段(6)は、一方の蓋部材
(2)に形成された1条の溝(60)と他方の蓋部材
(2)に形成された1条の突起(61)とにより、袋
(80)を挟み込んで嵌合可能に構成される。例えば、
図7及び図10に示す様に、1条の溝(60)は背面側
の蓋部材(2)に形成され、図8及び図9に示す様に、
1条の突起(61)は正面側の蓋部材(2)に形成され
る。
【0033】上記の様な封止手段においては、リブ(2
9a)に切り込みを設けることによって溝を構成した
り、また、溝と突起の断面形状を適宜な形状に設定する
ことが出来る。本発明の好ましい態様において、溝(6
0)は、図示する様に、一層強固に袋(80)を挟み込
むため、リブ(29a)の内側面の弾性変形可能な2つ
の平行リブ(60r)によって構成される。平行リブ
(60r)は、リブ(29a)の内側面に平行リブ(6
0r)よりも幅広に彫込まれた一条の窪みから突設され
ている。平行リブ(60r)における弾性変形可能な構
造とは、蓋部材(2)の剛体構造から独立して平行リブ
(60r)が溝(60)の幅方向に微小に撓み得る構造
を意味する。
【0034】具体的には、図10(b)に示す様に、平
行リブ(60r)の各々において、その長さの略半分に
相当する部位は、リブ(29b)の内側面に形成され、
残りの長さに相当する部位は、背面側の蓋部材(2)の
凡そ支柱(21)上端を形成する外郭材の裏側から連続
して形成される。しかも、平行リブ(60r)は、上記
の外郭材に連続する側の端部が切り欠かれることによ
り、箱体の側面に相当する蓋部材(2)の外郭材から隔
離されている。これにより、平行リブ(60r)は、溝
(60)の幅方向に対して弾性的に挙動する。
【0035】また、図9(b)に示す様に、1条のにお
いて、突起(61)の長さの略半分に相当する部位は、
正面側の蓋部材(2)におけるリブ(29a)の内側面
から突設され、残りの長さに相当する残りの部位は、正
面側の蓋部材(2)の外郭材から連続して形成される。
【0036】本発明の外套容器においては、上記の様な
蓋部材(2)の上端部によって袋(80)上端のシール
部(82)を挟みつけることにより、箱体に収容された
袋(80)を常に吊持する状態で保持し、箱体の内部で
袋(80)が撓むのを防止することが出来る。そして、
上記の様な封止手段(6)によって袋(80)の開封部
分を挟みつけて封止することにより、飲料水が溢れるの
を防止することが出来る。
【0037】ところで、包装品(8)を開封する場合に
は、図12中に鎖線で示す様に、一般的には袋の上端角
部を斜めに切り落として開封する。そこで、上記の封止
手段(6)によって袋の開封部分を適確に開閉するた
め、図7及び図8に示する様に、上記の封止手段(6)
を構成する1条の溝(60)と1条の突起(61)は、
箱体の頂部から側面側に向かうに従い漸次下方に傾斜し
た状態で設けられているのが好ましい。
【0038】更に、2つの蓋部材(2)は、袋(80)
の開封部分に対する衛生上の観点から、上端角部が斜め
に切り落とされた袋(80)の開封部分を被覆可能に形
成されているのが好ましい。すなわち、各蓋部材(2)
の上端部は、図9(b)及び図10(b)に示す様に、
開封部分が形成された袋(80)を前記開封部分と反対
側の箱体の側面に幾分引き寄せた場合、開封部分の全体
を挟み込める程度の断面積に形成される。
【0039】本発明の外套容器は次の様に使用される。
先ず、全体を立てた状態において蓋部材(2)を開け、
本体部材(1)の上部を解放する。次いで包装品(8)
を開封せずに、2分割した蓋部材(2)の間から本体部
材(1)に装填する。その際、本体部材(1)の底部に
は、穴が開口されており、本体部材(1)の空気を底部
から排出できるため、箱体(本体部材(1))に倣わせ
て隙間なく包装品(8)を収容できる。
【0040】包装品(8)を装填した後、袋(80)の
上端のシール部(81)を挟む様に2つの蓋部材(2)
を閉じ、そして、ストッパー(5)の掛止片(27)を
掛止用リブ(28)に掛けて固定する。2つの蓋部材
(2)を閉じると、上半部(A2)に備えられた各開口
部(3,4)は、収容した包装品(8)の一部を幾分膨
出させるため、これを効率的に収容することが出来る。
【0041】包装品(8)を使用する場合には、上半部
(A2)の上端側面側に食み出した袋(80)の上端角
部を切り落として開封する。外套容器を立てた状態にお
いて、2つの蓋部材(2)の上端部によって包装品
(8)の上端を挟持する構造は、上述の様に袋(80)
を吊持する様に機能し、包装品(8)の箱体内での撓み
を防止する。しかも、蓋部材(2)の各上端部の内側に
備えられた特定の封止手段(6)は、1条の溝(60)
に1条の突起(61)が袋(80)の上端側を挟み込ん
で嵌合する。その結果、封止手段(6)は、袋(80)
の上端側の開封部分を封止し、飲料水が溢れるのを防止
する。
【0042】殊に、1条の溝(60)が弾性変形可能な
2つの平行リブ(60r)によって構成されていると、
袋(80)の開封部分を挟み込んで溝(60)と突起
(61)を嵌合させた際、封止手段(6)は、2つの平
行リブ(60r)の復元弾性力によって一層強い封止力
を発揮する。しかも、封止手段(6)を構成する1条の
溝(60)と1条の突起(61)は、箱体の頂部から側
面側に向かうに従い漸次下方に傾斜した状態で設けられ
ていることにより、上端角部が斜めに切り落とされた袋
(80)の開封部分をこれに沿って適確に封止できる。
【0043】また、グラスなどに飲料水を取り出す場合
には、ストッパー(5)の掛止片(27)を一旦解除す
ると共に、袋(80)の上端の開封部分を側面側へ引き
下げ、そして、再び、掛止片(27)を掛止用リブ(2
8)に掛けて各蓋部材(2)の上端を固定する。斯かる
操作により、上半部(A2)の分割される側面に形成さ
れた開口部(3)は、引き出した袋(80)の開封部分
を箱体の上半部(A2)の側面に排出口として位置させ
る。従って、本体部材(1)の正面および背面を把持す
ることにより、グラスなどに飲料水を注ぐことが出来
る。すなわち、本発明の外套容器は、ペットボトル等の
剛性容器に飲料水を充填包装した場合と同様に、簡便に
且つ衛生的に取り扱うことが出来る。
【0044】更に、本発明の外套容器において、蓋部材
(2)の上端部によって包装品(8)の上端を挟持する
構造は、上述の様に袋(80)を吊持する様に機能し、
包装品(8)の箱体内での撓みを防止する。従って、飲
料水の残量が少なくなった状態でも包装品(8)が倒れ
ることがないため、使用中に飲料水が溢れることがな
く、しかも、飲料水を無駄なく取り出すことが出来る。
【0045】使用後、袋(80)の開封部分を封止する
場合には、ストッパー(5)の掛止片(27)を再び解
除すると共に、袋(80)の開封部分と反対側の上端を
側方へ引くより、蓋部材(2)の上端部の間に開封部分
を収納し、次いで、掛止用リブ(28)に掛止片(2
7)を掛けて各蓋部材(2)の上端を固定する。これに
より、蓋部材(2)の上端部の封止手段(6)は、上記
と同様に、袋(80)の開封部分を封止し、飲料水が溢
れるのを防止することが出来る。
【0046】上述の様に、本発明の外套容器によれば、
柔軟な袋(80)に充填された飲料水を他の容器に移し
替えることなく、最初の包装状態のまま、恰も剛性容器
に充填包装した場合と同様に簡便に取り扱うことが出
来、また、口栓を有する剛性容器と同様に、袋(80)
を開封した後も確実に封止できる。従って、飲料などが
充填された袋(80)を開封後でも衛生的に取り扱うこ
とが出来る。
【0047】本発明の外套容器は、剛性がなく取扱いに
不便な袋包装された種々の流動物に適用し得る。斯かる
流動物としては、粉末、粒状物、液体、液体を主成分と
する液状物などが挙げられるが、特に、袋包装された液
体を詰め替えることなくそのまま使用する場合に好適で
ある。とりわけ、流動物が清涼飲料水である場合は、詰
め替えによる雑菌の繁殖などの問題がなく一層好適であ
る。清涼飲料水としては、炭酸飲料、果実飲料、冷凍果
実飲料、鉱泉水の他、コーヒー、ココア、紅茶、茶、乳
酸飲料などの清涼飲料水が挙げられる。更に、浸透気
化、逆浸透気化などの分離技術によって分離精製された
清純な飲料水が挙げられる。
【0048】なお、本発明の外套容器においては、袋
(80)の開封部分を確実に封止し得る限り、封止手段
(6)の溝と突起を蓋部材(2)の上端側に水平に形成
したり、或いは、溝と突起の長さの略半分の部位を蓋部
材(2)の頂部から垂直に立ち下げ且つ残りの略半分の
部位を側面側に向けて水平に屈曲させた状態などの各種
の形態に形成することが出来る。また、本体部材(1)
に対する蓋部材(2)の枢支構造としては、本体部材
(1)の外周面にヒンジを介して蓋部材(2)が接続さ
れた構造などを採用することも出来る。そして、少なく
とも一方の蓋部材(2)が本体部材(1)に枢支されて
開閉する構造である限り、上半部(A2)を構成する2
つの蓋部材(2)を非対称形としてもよく、また、上半
部(A2)の分割ライン、すなわち、2つの蓋部材
(2)の分割面を傾けて形成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の外套容器に
よれば、柔軟な袋に充填された流動物を他の容器に移し
替えることなく、最初の包装状態のまま剛性容器と同様
に簡便に取り扱うことが出来、かつ、箱体の頂部に設け
られた特定の封止手段により、袋を開封した後も確実に
封止できる。また、他の容器に流動物を詰め替える必要
がなないため、飲料などの流動物を衛生的に取り扱うこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】外套容器の全体形状を示す正面側から見た斜視
【図2】外套容器の正面図
【図3】外套容器の背面図
【図4】外套容器の側面図
【図5】外套容器の上面図
【図6】外套容器の底面図
【図7】外套容器の上半部の構造を示す斜め正面側から
見た斜視図
【図8】外套容器の上半部の構造を示す斜め背面側から
見た斜視図
【図9】上半部の正面側の蓋部材を示す縦断面図および
内側背面図
【図10】上半部の背面側の蓋部材を示す縦断面図およ
び内側正面図
【図11】上半部のストッパー及び封止手段を示す縦断
面図
【図12】袋に充填された流動物(包装品)を示す斜視
【符号の説明】
1 :本体部材 2 :蓋部材 25 :支点 29a:リブ 29b:リブ 3 :開口部 4 :開口部 5 :ストッパー 27 :掛止片 28 :掛止用リブ 6 :封止手段 60 :溝 60r:平行リブ 61 :突起 8 :包装品 80 :袋 81 :シール部 A1 :下半部 A2 :上半部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略扁平な方形状をなす柔軟な袋に充填さ
    れた流動物を袋と共に収容する外套容器であって、有底
    筒状の下半部および略縦方向に2分割可能な上半部によ
    り、略方形の水平断面を有する縦長の箱体として構成さ
    れ、前記上半部は、少なくとも一方が前記下半部に枢支
    された2つの蓋部材を含み、かつ、当該蓋部材の上端部
    の内側には、これらが閉じられた状態において袋の上端
    側を挟持する構造と、袋の上端側の開封部分を封止する
    封止手段とが備えられ、前記封止手段は、一方の蓋部材
    に形成された1条の溝と他方の蓋部材に形成された1条
    の突起とにより、袋を挟み込んで嵌合可能に構成されて
    いることを特徴とする袋包装された流動物の外套容器。
  2. 【請求項2】 1条の溝が弾性変形可能な2つの平行リ
    ブによって構成されている請求項1に記載の外套容器。
  3. 【請求項3】 封止手段を構成する1条の溝と1条の突
    起は、箱体の頂部から側面側に向かうに従い漸次下方に
    傾斜した状態で設けられている請求項1又は2に記載の
    外套容器。
  4. 【請求項4】 上半部の分割される側面には、袋の開封
    部分を引き出すための開口部が備えられている請求項1
    〜3の何れかに記載の外套容器。
  5. 【請求項5】 蓋部材の上端部は、袋の開封部分を被覆
    可能に形成されている請求項1〜4の何れかに記載の外
    套容器。
  6. 【請求項6】 袋が上下端に耳状のシール部を有する合
    成樹脂フィルムの袋である請求項1〜5の何れかに記載
    の外套容器。
  7. 【請求項7】 流動物が清涼飲料水である請求項1〜6
    の何れかに記載の外套容器。
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