JPH11226842A - 工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置 - Google Patents
工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置Info
- Publication number
- JPH11226842A JPH11226842A JP4857698A JP4857698A JPH11226842A JP H11226842 A JPH11226842 A JP H11226842A JP 4857698 A JP4857698 A JP 4857698A JP 4857698 A JP4857698 A JP 4857698A JP H11226842 A JPH11226842 A JP H11226842A
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- Japan
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- cover
- cross rail
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工作機械において作業中に発生する切屑
や切削剤が上方にある空間から飛散をすることを防ぐ。 【解決手段】 両側のコラムの上面にクロスレールを取
付け、クロスレールに水平方向に移動するサドルとサド
ルに対し上下方向に移動できる主軸頭を取付けた工作機
械において、主軸頭を取付けてあるサドルの両側とクロ
スレールの両端部との間に取付ける伸縮カバーを主軸頭
の前面とほぼ同一面に位置するように形成し、前面用門
形カバーを主軸頭と伸縮カバーとの前面に隙間を小さく
するように接近して設置した。
や切削剤が上方にある空間から飛散をすることを防ぐ。 【解決手段】 両側のコラムの上面にクロスレールを取
付け、クロスレールに水平方向に移動するサドルとサド
ルに対し上下方向に移動できる主軸頭を取付けた工作機
械において、主軸頭を取付けてあるサドルの両側とクロ
スレールの両端部との間に取付ける伸縮カバーを主軸頭
の前面とほぼ同一面に位置するように形成し、前面用門
形カバーを主軸頭と伸縮カバーとの前面に隙間を小さく
するように接近して設置した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は門形工作機械におけ
る加工作業中に発生する切屑や切削剤等の飛散を防止す
る飛散防止装置に関するものである。
る加工作業中に発生する切屑や切削剤等の飛散を防止す
る飛散防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の門形工作機械は、図７に示すよう
に両側のコラムにクロスするようにクロスレールＡを設
け、このクロスレールにサドルＢに取付けた主軸頭Ｃを
クロス方向（Ｙ軸方向）及び上下方向（Ｚ軸方向）に移
動できるように取付け、クロスレールＡの前面に主軸頭
Ｃに接続した伸縮カバーＤを取付け、テーブルを水平方
向（Ｘ軸方向）に移動させることにより加工を行うよう
になっているが、主軸頭Ｃと伸縮カバーＤと上面カバー
Ｅとの間に図のように大きな空間Ｆが存在するため切屑
や切削材が飛散する。
に両側のコラムにクロスするようにクロスレールＡを設
け、このクロスレールにサドルＢに取付けた主軸頭Ｃを
クロス方向（Ｙ軸方向）及び上下方向（Ｚ軸方向）に移
動できるように取付け、クロスレールＡの前面に主軸頭
Ｃに接続した伸縮カバーＤを取付け、テーブルを水平方
向（Ｘ軸方向）に移動させることにより加工を行うよう
になっているが、主軸頭Ｃと伸縮カバーＤと上面カバー
Ｅとの間に図のように大きな空間Ｆが存在するため切屑
や切削材が飛散する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の門形工作機械に
おいて、切屑飛散防止手段としてテーブルの両側に側面
飛散防止カバー取付けたものが用いられているが、この
場合には、側面は或程度切削の飛散を防止することがで
きるのが、上方が開放されているため、上方からの飛散
は防止することができない。
おいて、切屑飛散防止手段としてテーブルの両側に側面
飛散防止カバー取付けたものが用いられているが、この
場合には、側面は或程度切削の飛散を防止することがで
きるのが、上方が開放されているため、上方からの飛散
は防止することができない。
【０００４】又、側面飛散防止カバーに上面防止カバー
を取付けたものも用いられているが、主軸頭が伸縮カバ
ーから前方に向って突出しているため、上面カバーを取
付けても主軸頭の前面と伸縮カバーの前面とに大きな空
間ができ、その空間から切屑や切削剤が上方に飛散する
という問題があった。
を取付けたものも用いられているが、主軸頭が伸縮カバ
ーから前方に向って突出しているため、上面カバーを取
付けても主軸頭の前面と伸縮カバーの前面とに大きな空
間ができ、その空間から切屑や切削剤が上方に飛散する
という問題があった。
【０００５】そこで、本発明においては、主軸頭の前面
と伸縮カバーの前面とをほぼ同一面にすることによって
空間をなくし、飛散を防止しようとするものである。
と伸縮カバーの前面とをほぼ同一面にすることによって
空間をなくし、飛散を防止しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、両側のコラムの上面にクロスレールを取付
け、クロスレールに水平方向に移動するサドルとサドル
に対し上下方向に移動できる主軸頭を取付けた工作機械
において、主軸頭を取付けてあるサドルの両側とクロス
レールの両端部との間に取付ける伸縮カバーを主軸頭の
前面とほぼ同一面に位置するように形成し、前面用門形
カバーを主軸頭と伸縮カバーとの前面に隙間を小さくす
るように接近させて設置し、あるいは、クロスレールを
コラムに対して昇降できるように形成し、両側に側面カ
バーを設置し、箱形をした上面カバーを主軸頭が移動で
きる空間部を設け、端部をクロスレールの下面に取付け
て工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置を構成した。
するために、両側のコラムの上面にクロスレールを取付
け、クロスレールに水平方向に移動するサドルとサドル
に対し上下方向に移動できる主軸頭を取付けた工作機械
において、主軸頭を取付けてあるサドルの両側とクロス
レールの両端部との間に取付ける伸縮カバーを主軸頭の
前面とほぼ同一面に位置するように形成し、前面用門形
カバーを主軸頭と伸縮カバーとの前面に隙間を小さくす
るように接近させて設置し、あるいは、クロスレールを
コラムに対して昇降できるように形成し、両側に側面カ
バーを設置し、箱形をした上面カバーを主軸頭が移動で
きる空間部を設け、端部をクロスレールの下面に取付け
て工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置を構成した。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１，２に
基づいて詳細に説明すると、両側に設立したコラム１，
１間に水平方向（Ｘ軸方向）に移動できるテーブル２を
設け、コラム１，１の上面にクロスレール３を設置し、
このクロスレール３にサドル４をテーブル２の移動方向
とクロスする水平方向（Ｙ軸方向）に移動するように取
付け、更にサドル４の主軸頭５をテーブル２に対して上
下方向（Ｚ軸方向）に移動できるように取付けている。
基づいて詳細に説明すると、両側に設立したコラム１，
１間に水平方向（Ｘ軸方向）に移動できるテーブル２を
設け、コラム１，１の上面にクロスレール３を設置し、
このクロスレール３にサドル４をテーブル２の移動方向
とクロスする水平方向（Ｙ軸方向）に移動するように取
付け、更にサドル４の主軸頭５をテーブル２に対して上
下方向（Ｚ軸方向）に移動できるように取付けている。
【０００８】又、サドル４の両端とクロスレール３の両
端部との間に、クロスレール３の摺動面をカバーする伸
縮自在に移動可能なテレスコピックカバーで形成した伸
縮カバー６，６を取付けている。この伸縮カバー６，６
の前面は主軸頭５の前面とほぼ同一面をなすように形成
する。
端部との間に、クロスレール３の摺動面をカバーする伸
縮自在に移動可能なテレスコピックカバーで形成した伸
縮カバー６，６を取付けている。この伸縮カバー６，６
の前面は主軸頭５の前面とほぼ同一面をなすように形成
する。
【０００９】そして、コラム１，１の前面に門形をした
前面用門形カバー７を設置する。そして、前面用門形カ
バー７を主軸頭５の前面及び両伸縮カバー６，６の前面
とに接近させて取付け、空間を小さくするようにする。
前面用門形カバー７を設置する。そして、前面用門形カ
バー７を主軸頭５の前面及び両伸縮カバー６，６の前面
とに接近させて取付け、空間を小さくするようにする。
【００１０】又、コラム１，１の後面に門形をした後面
用門形カバー８をクロスレール３の後面に接近させて取
付ける。更に、前面用門形カバー７の前面にノレン状の
飛散防止ノレン９を取付けている。
用門形カバー８をクロスレール３の後面に接近させて取
付ける。更に、前面用門形カバー７の前面にノレン状の
飛散防止ノレン９を取付けている。
【００１１】本発明の実施の形態は前記のように構成し
たもので、加工作業時に発生した切屑及び切屑剤は前後
面用門形カバー７，８で外部への飛散は防止され、更
に、主軸頭と両伸縮カバー６，６と前面用門形カバー７
とが接近させて隙間が小さくなるようになっているの
で、上方は開放状態ではなく、上方からの飛散も阻止さ
れる。
たもので、加工作業時に発生した切屑及び切屑剤は前後
面用門形カバー７，８で外部への飛散は防止され、更
に、主軸頭と両伸縮カバー６，６と前面用門形カバー７
とが接近させて隙間が小さくなるようになっているの
で、上方は開放状態ではなく、上方からの飛散も阻止さ
れる。
【００１２】尚、前後用門形カバー７，８は図示を省略
したが、手動であるいは駆動源を設置することにより自
動で移動できるように構成してもよいものである。
したが、手動であるいは駆動源を設置することにより自
動で移動できるように構成してもよいものである。
【００１３】次に、他の実施の形態を図３以下に基づい
て説明すると、この形態はクロスレール３が上下する形
式のものである。
て説明すると、この形態はクロスレール３が上下する形
式のものである。
【００１４】即ち、クロスレール３を両側のコラム１，
１に対して昇降できるように取付け、両側の側面カバー
１０，１０を従来と同様にテーブルの両側に位置するよ
うに設置する。そして、上面カバー１１は箱形に形成
し、その上面部１２に主軸頭５が左右及び上下できるよ
うに空間部１３を形成し、空間部１３の両端部を一段と
低く形成して固定座１４，１４´を形成し、この固定部
１４，１４´をクロスレール３の下面に固定する。そし
て、上面部１２の前面に前面部１５を下方に向って設け
ており、前面部１５の下端に飛散防止ノレン９を固定す
る。尚、上面カバー１１の側壁１６は、側面カバー１
０，１０の上端に対してクロスレール３が昇降する距離
Ｌよりも十分に大なるように形成する。
１に対して昇降できるように取付け、両側の側面カバー
１０，１０を従来と同様にテーブルの両側に位置するよ
うに設置する。そして、上面カバー１１は箱形に形成
し、その上面部１２に主軸頭５が左右及び上下できるよ
うに空間部１３を形成し、空間部１３の両端部を一段と
低く形成して固定座１４，１４´を形成し、この固定部
１４，１４´をクロスレール３の下面に固定する。そし
て、上面部１２の前面に前面部１５を下方に向って設け
ており、前面部１５の下端に飛散防止ノレン９を固定す
る。尚、上面カバー１１の側壁１６は、側面カバー１
０，１０の上端に対してクロスレール３が昇降する距離
Ｌよりも十分に大なるように形成する。
【００１５】他は前記実施の形態と同様なので、図示及
び説明を省略する。
び説明を省略する。
【００１６】この実施の形態はクロスレール３が昇降す
るものであるから、これに対応できるように上面カバー
１１を空間部１３を設けて主軸頭５の移動が自由で、且
つクロスレール３の昇降に伴って昇降できるように形成
することにより、切屑等の飛散を防止するようになって
いる。
るものであるから、これに対応できるように上面カバー
１１を空間部１３を設けて主軸頭５の移動が自由で、且
つクロスレール３の昇降に伴って昇降できるように形成
することにより、切屑等の飛散を防止するようになって
いる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は前記のような構成、作用を有す
るものであるから、主軸頭の両側にできる上方に向かっ
ての空間がなくなり、上方からの飛散を確実に防止する
ことができる効果を有し、極めて実用的なものである。
るものであるから、主軸頭の両側にできる上方に向かっ
ての空間がなくなり、上方からの飛散を確実に防止する
ことができる効果を有し、極めて実用的なものである。
【００１８】
【図１】本発明装置の一実施例の形態に示す斜視図。
【図２】その平面図。
【図３】他の実施の形態を示す正面図。
【図４】その上面カバーを切欠いた側面図。
【図５】その平面図。
【図６】上面カバーの斜視図。
【図７】従来の工作機械の平面図。
１ コラム ２ テーブル ３ クロスレール ４ サドル ５ 主軸頭 ６ 伸縮カバー ７ 前面用門形カバー ８ 後面用門形カバー ９ 飛散防止ノレン １０ 側面カバー １１ 上面カバー １２ 上面部 １３ 空間部 １４ 固定部 １４´ 固定部 １５ 前面部 １６ 側壁 Ａ クロスレール Ｂ サドル Ｃ 主軸頭 Ｄ 伸縮カバー Ｅ 上面カバー Ｆ 空間
Claims (2)
- 【請求項１】 両側のコラムの上面にクロスレールを
取付けクロスレールに水平方向に移動するサドルとサド
ルに対し上下方向に移動できる主軸頭を取付けた工作機
械において、主軸頭を取付けてあるサドルの両側とクロ
スレールの両端部との間に取付ける伸縮カバーを主軸頭
の前面とほぼ同一面に位置するように形成し、前面用門
形カバーを主軸頭と伸縮カバーとの前面に隙間を小さく
するように接近して設置したことを特徴とする工作機械
の切屑や切削剤の飛散防止装置。 - 【請求項２】 クロスレールをコラムに対して昇降で
きるように形成し、両側に側面カバーを設置し、箱形を
した上面カバーを主軸頭が移動できる空間部を設け、端
部をクロスレールの下面に取付けたことを特徴とする請
求項１記載の工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4857698A JPH11226842A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4857698A JPH11226842A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11226842A true JPH11226842A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12807240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4857698A Pending JPH11226842A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11226842A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011016199A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Okuma Corp | 工作機械のカバー構造 |
| KR200477042Y1 (ko) * | 2014-12-24 | 2015-05-04 | (주)인텍 | 공작기계용 칩 비산방지장치 |
| CN104842213A (zh) * | 2015-05-20 | 2015-08-19 | 江苏信合众泰精密机械有限公司 | 机床防护装置 |
| CN104972356A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-10-14 | 佛山市普拉迪数控科技有限公司 | 一种具有移动防护机构龙门机床 |
| JP2016049585A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | ブラザー工業株式会社 | 工作機械 |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP4857698A patent/JPH11226842A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011016199A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Okuma Corp | 工作機械のカバー構造 |
| JP2016049585A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | ブラザー工業株式会社 | 工作機械 |
| KR200477042Y1 (ko) * | 2014-12-24 | 2015-05-04 | (주)인텍 | 공작기계용 칩 비산방지장치 |
| CN104842213A (zh) * | 2015-05-20 | 2015-08-19 | 江苏信合众泰精密机械有限公司 | 机床防护装置 |
| CN104972356A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-10-14 | 佛山市普拉迪数控科技有限公司 | 一种具有移动防护机构龙门机床 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080624 |