JPH0557556A - 工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置 - Google Patents

工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置

Info

Publication number
JPH0557556A
JPH0557556A JP22190291A JP22190291A JPH0557556A JP H0557556 A JPH0557556 A JP H0557556A JP 22190291 A JP22190291 A JP 22190291A JP 22190291 A JP22190291 A JP 22190291A JP H0557556 A JPH0557556 A JP H0557556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
processing
frame
tool
chips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22190291A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tezuka
浩二 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP22190291A priority Critical patent/JPH0557556A/ja
Publication of JPH0557556A publication Critical patent/JPH0557556A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ワ―クから切り出された切りくずの飛散を有効
に防止する。加工前及び加工後の加工面を払拭する。 【構成】工作機1のコラム3にフレ―ム15を突設し、
コラム3の水平移動によって、フレ―ム15と加工具1
3とを、横方向Xと前後方向Yとへ一体に移動させる。
フレ―ム15の下面外周に、加工具13を囲うカ―テン
16を設ける。フレ―ム15の上面にも可撓性のカバ―
17を設け、加工具13にてワ―ク9が切り出された切
りくずの飛散を、カ―テン16とカバ―17とで防ぐ。
カ―テン16をワ―ク9の加工面に接触する長さとし、
加工前及び加工後にワ―ク9の加工面を払拭する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC工作機等の各種工
作機にて、ワ―クから切り出された切りくずの飛散を防
止する方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワ―クから切り出された切りくずが周囲
に飛散すると、加工作業やパレットの移動を阻害した
り、床面に散って通行の妨げとなるため、従来の工作機
は、加工具の上部をカバ―で覆って切りくずの飛散を防
止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、ワ―クの加工面が凸形状である場合に、加工面
とカバ―との間に間隙を生じて、切りぐずの飛散防止が
充分に達成できなかったり、逆に加工面がワ―クの窪み
にある場合には、カバ―が加工具に追随できないことが
ある。
【0004】また工作機が、ATC(オ―ト ツ―ル
チェンジャ)に複数の加工具を備えるマシニングセンタ
である場合には、加工具のそれぞれをカバ―で覆わなけ
ればならず、しかもこれらカバ―が干渉し合わないよう
に小さく制約されることとなり、加工で生じた切りくず
を溜めるに充分な容積が確保できない。
【0005】そこで本発明は、加工面の形状如何に拘ら
ず、ワ―クから切り出された切りくずの飛散を充分に防
止すると同時に、加工前及び加工後の加工面を払拭し
て、確実で信頼性の高い加工作業を行なうことのできる
工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、第1発明の切りくず飛散防止方法では、工作機から
ワ―クの加工面上方に突設された加工具とフレ―ムと
を、前記ワ―クに対して水平方向に相対移動させ、前記
フレ―ムの下面外周からワ―クの加工面に亙って前記加
工具を囲繞して設けられたカ―テンにて、加工前及び加
工後の加工面を払拭すると共に、加工時にはワ―クから
切り出された切りくずの飛散を防止する。
【0007】また、第2発明の切りくず飛散防止装置で
は、加工具を備えた加工機と、該加工具に加工されるワ
―クとを水平方向へ相対移動可能に配置し、前記工作機
に加工具とワ―クの加工面との間に突出するフレ―ムを
設けると共に、該フレ―ムの下面外周に、前記加工具を
囲繞して、前記加工面の払拭とワ―クから切り出された
切りくずの飛散を防止するカ―テンを、前記加工面に亙
って設けている。
【0008】上述の発明に用いるカ―テンとして、刷毛
や厚手の布,合成樹脂シート,ゴムのほか、フレ―ムの
下面外周からワ―クの加工面に向けてエアを吹き出すよ
うにしたエアカ―テンが挙げられる。
【0009】
【作用】上述の両発明では、加工面から切り出された切
りくずが、加工具と加工面の周囲とを覆うカ―テンに遮
られるので、周囲へ飛散しなくなる。また、フレ―ムと
カ―テンは、加工具とワ―クの一方または双方が移動す
ることにより、加工具と一体となって水平方向へ移動
し、カ―テンの下縁が加工前及び加工後の加工面を払い
拭って、切りくずやごみ等を取除く。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1に例示される工作機1は、加工時の多
数の動きを、図示しないコンピュ―タによってプログラ
ム制御される一般的なNC工作機であって、可動ア―ム
2を上下方向Zへ移動可能に支持するコラム3は、基台
4に設けられた薄板状のテ―ブル5,6上に載置されて
いる。ガイドレ―ル7,7にて工作機1の前方へ搬送さ
れるパレット8には、複数のワ―ク9がチャック10に
て取付けられており、上述のコラム3は、これらのワ―
ク9に対し、テ―ブル5,6の作動によって、ガイドレ
―ル7,7に沿った横方向Xと、これに直交する前後方
向Yとへ移動できるようになっている。
【0012】可動ア―ム2の先端には、スピンドルモ―
タ11にて回転駆動されるスピンドル12が垂設されて
おり、該スピンドル12に、ワ―ク9の加工面を穴開け
加工する加工具13が装着されている。コラム3の前面
に突設された一対のブラケット14,14には、上下面
を開口した矩形のフレ―ム15が固設されている。この
フレ―ム15は、ワ―ク9と加工具13との間に突出
し、その内部空間の中心が、加工具13の中心軸上に位
置するよう配設されている。
【0013】フレ―ム15の下面外周には、カ―テン1
6がワ―ク9の加工面に亙る長さで設けられ、また上部
内周面にも、カバ―17が内部空間の中心に向けて突設
されている。このカ―テン16とカバ―17には、可撓
性材料が用いられる。例えば、ナイロン等の刷毛を始
め、ゴム板や厚手の布のほか、フレ―ム15の下面外周
からワ―ク9の加工面に向けてエアを吹き出すようにし
たエアカ―テンであってもよい。ゴム板や布には、可撓
性を高めるために、スリットを入れることが好ましい。
【0014】また、上述のフレ―ム15には、切削油パ
イプ18とエアパイプ19とが接続されていて、カ―テ
ン16で囲まれたワ―ク9の加工部分を、エアの吹き出
して冷却しながら切削油を注いで潤滑を行なうようにし
ている。
【0015】加工具13とフレ―ム15は、工作機1前
の定位置に搬送されたパレット10に対し、コラム3の
水平移動によって、全てのワ―ク9の上方を、横方向X
と前後方向Yとへ一体に移動する。またカ―テン16の
下縁は、フレ―ム15の移動または停止に拘らず、常に
ワ―ク9の加工面と接触している。更に加工具13で
は、可動ア―ム2の作動によって、上下方向Zへも移動
できるようになっており、加工時には、フレ―ム15及
びカ―テン16の内部に下降して、ワ―ク9の加工面を
加工する。
【0016】このように構成される本実施例は、まず複
数のワ―ク9を載せたパレット8が、工作機1前の定位
置に搬送される。次に、コラム3を水平移動して、加工
具13とフレ―ム15とを、ワ―ク9のいずれか1つの
上方位置へ一体に移動させる。この時、カ―テン16の
下縁がワ―ク9の加工面を擦りながら移動し、加工前の
加工面を払拭して、切りくずやごみ等を取除く。
【0017】加工具13とフレ―ム15とが所定の加工
位置に停止すると、加工具13がカバ―17を分け入り
ながら、フレ―ム13とカ―テン16の内部へ下降して
行き、ワ―ク9の加工面に穴開け加工を行なう。ワ―ク
9から切り出された切りくずは、カ―テン16にて周囲
への飛散が防止され、またフレ―ム15から上方への飛
散をカバ―17にて防止される。一つの加工面に複数の
穴を必要とする場合には、加工具13が一旦加工面より
上昇し、加工具13とフレ―ム15とが次の加工位置に
移動して上述の穴開けを行なう。
【0018】そして、1つのワ―ク9の穴開け加工を終
えると、加工具13がフレ―ム15の上方へ上昇し、コ
ラム3の水平移動によって、加工具13とフレ―ム15
が次のワ―ク9の上方位置へ移動し、同様の加工を繰返
し行なう。またこの移動で、カ―テン16の下縁が、加
工面の凹凸を乗り越えながら移動し、加工を終えた加工
面と、これから加工される加工面を払拭して、切りくず
やごみ等を取除いて行く。カ―テン16の内部に溜めら
れた切りくずは、ワ―ク9,9を渡る際に、これらの間
隙へ落される。また、切りくずの一部は、カ―テン16
の払拭によって加工穴等の加工面の凹部にも落ちるが、
この切りくずは、ワ―ク9をパレット8から取外す際
に、エアを吹き付けて取除かれる。
【0019】本実施例はこのように、加工具13にて穴
開けされるワ―ク9の加工面外周を、加工面に亙って設
けられた可撓性のカ―テン16が覆うので、周囲に切り
くずの飛散がなく、更に上方への飛散も、フレ―ム15
の上面に設けた同様のカバ―17が有効に防止する。従
って、穴開け作業やパレット8の移動を、切りくずが阻
害したり、床面に落ちて通行の妨げとなる虞が極めて少
ない。
【0020】またカ―テン16の下縁が、加工前及び加
工後の加工面から切りくずやごみ等をきれいに拭い払う
ので、作業を良好に行なうことができる。
【0021】尚、上述の実施例では、切りくずが上方へ
も出ることとしたため、フレ―ム上面にカバ―を用して
説明したが、加工具の種類や形状及びワ―クの材質によ
っては、切りくずが上方へ出ないものも多くあり、この
場合には、カ―テンのみを設ければ足りる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、使用時
には、フレ―ムと加工具とをワ―クに対して水平方向に
相対移動することにより、加工前及び加工後にはワ―ク
の加工面をカテ―ンで払拭し、また加工時にはこのカテ
―ンで、ワ―クから切り出された切りくずの飛散を、加
工面形状に拘りなく有効に防止するので、切りくずが加
工作業やパレットの移動を阻害したり、通行の妨げとな
る虞がなくなる。
【0023】また、フレ―ムの移動で、カ―テンの下縁
が加工前及び加工後の加工面から、切りくずやごみ等を
拭い払うので、作業を良好に行なうことができる。更
に、カ―テンと加工具とを独立させた構造であるから、
複数の加工具を備えるマシニングセンタにも適用可能
で、1つのカ―テンを多数の加工具に共用することがで
き、しかも容積を大きくとれるので、頗る経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す切りくず飛散防止装
置の概略図
【図2】 図1の要部断面図
【符号の説明】
1…工作機、2…可動ア―ム、3…コラム、8…パレッ
ト、9…ワ―ク、12…スピンドル、13…加工具、1
4…ブラケット、15…フレ―ム、16…カ―テン、1
7…カバ―、18…切削油パイプ、19…エアパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機からワ―クの加工面上方に突設され
    た加工具とフレ―ムとを、前記ワ―クに対して水平方向
    に相対移動させ、前記フレ―ムの下面外周からワ―クの
    加工面に亙って前記加工具を囲繞して設けられたカ―テ
    ンにて、加工前及び加工後の加工面を払拭すると共に、
    加工時にはワ―クから切り出された切りくずの飛散を防
    止するようにした工作機における切りくずの飛散防止方
    法。
  2. 【請求項2】加工具を備えた加工機と、該加工具に加工
    されるワ―クとを水平方向へ相対移動可能に配置し、前
    記工作機に加工具とワ―クの加工面との間に突出するフ
    レ―ムを設けると共に、該フレ―ムの下面外周に、前記
    加工具を囲繞して、前記加工面の払拭と、ワ―クから切
    り出された切りくずの飛散を防止するカ―テンを、前記
    加工面に亙って設けた工作機における切りくずの飛散防
    止装置。
JP22190291A 1991-09-02 1991-09-02 工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置 Pending JPH0557556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22190291A JPH0557556A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22190291A JPH0557556A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0557556A true JPH0557556A (ja) 1993-03-09

Family

ID=16773950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22190291A Pending JPH0557556A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0557556A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7128505B2 (en) 2002-08-14 2006-10-31 Fanuc Ltd. Apparatus for preventing chips and/or cutting liquid from being scattered in machine tool
JP2009297823A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 切屑回収装置
CN104551841A (zh) * 2015-02-10 2015-04-29 吉林大学 适用于大型工作台表面以及多道t型槽的铁屑清理装置
KR200477042Y1 (ko) * 2014-12-24 2015-05-04 (주)인텍 공작기계용 칩 비산방지장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7128505B2 (en) 2002-08-14 2006-10-31 Fanuc Ltd. Apparatus for preventing chips and/or cutting liquid from being scattered in machine tool
JP2009297823A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 切屑回収装置
KR200477042Y1 (ko) * 2014-12-24 2015-05-04 (주)인텍 공작기계용 칩 비산방지장치
CN104551841A (zh) * 2015-02-10 2015-04-29 吉林大学 适用于大型工作台表面以及多道t型槽的铁屑清理装置
CN104551841B (zh) * 2015-02-10 2017-02-22 吉林大学 适用于大型工作台表面以及多道t型槽的铁屑清理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4650923B2 (ja) 工作機械
JP4745612B2 (ja) 工作機械
US5961260A (en) Machine for producing spiral-toothed bevel gears
US20020031411A1 (en) Portal milling machine
KR101894234B1 (ko) 칩 제거용 툴이 구비된 밀링 머신
KR100890990B1 (ko) 칩제거를 위한 집진 장치를 구비한 cnc 고속 가공기
JP5375500B2 (ja) 工作機械
US7063653B2 (en) Horizontal machining center
CN113927756A (zh) 一种双通道双刀库数控机床
JPH0557556A (ja) 工作機における切りくずの飛散防止方法とその装置
CN214642382U (zh) 抛光机床
JPH02106247A (ja) 横形マシニングセンタ
JPH01281840A (ja) 切り粉除去装置
JP2001121301A (ja) 主軸移動型立形工作機械
JPH11226842A (ja) 工作機械の切屑や切削剤の飛散防止装置
JP3353084B2 (ja) コラム移動形マシンニングセンタ
JP3507844B2 (ja) 工作機械
JP2000233350A (ja) 自動バリ取り装置の工具ユニット
JP2008105158A (ja) 立形工作機械
JPS6116041Y2 (ja)
JP2547189Y2 (ja) 切削装置の切屑除去装置
JP2547184Y2 (ja) 切削装置の切屑除去装置
JP2595603Y2 (ja) 研削装置
JPH0337875Y2 (ja)
JP3969362B2 (ja) 工作機械