JPH02106247A

JPH02106247A - 横形マシニングセンタ

Info

Publication number: JPH02106247A
Application number: JP25942988A
Authority: JP
Inventors: Kazuyuki Hiramoto; 平元　一之
Original assignee: Makino Milling Machine Co Ltd
Current assignee: Makino Milling Machine Co Ltd
Priority date: 1988-10-17
Filing date: 1988-10-17
Publication date: 1990-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は横形マシニングセンタに関する。特に、コラム
の移動にも拘わらず加工領域の周囲を全て囲繞し、コラ
ム後方へ切屑等が飛散することを防止可能な横形マシニ
ングセンタに関する。

〔従来の技術〕

従来、横形マシニングセンタにおいては、ワークを三次
元方向に加工するため、テーブルを左右方向に移動可能
に構成すると共に、前面を上下方向に移動可能であって
、工具主軸を有した主軸ヘッドを搭載したコラムを前後
方向に移動可能に構成している。こうしたタイプの横形
マシニングセンタにおいてはワークの加工に伴って生成
される切屑や切削液が加工領域の外−・飛散し、作業環
境を汚染することを防止するため、加工領域の左右両面
と前面とをスプラッシュガードによって囲み、切屑等が
周囲に飛散することを防止している。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しなから、上述した従来タイプの横形マシニングセン
タにおいては、コラムが前後移動するため、該コラムと
左右のスプラッシュガードとの間にある空間をスプラ・
ンシュガードで遮蔽することが大変むずかしく、ワーク
の加工に際して発生した切屑や切削液の一部がコラムの
後方に侵入し易く、その後部を汚染すると共に電気系統
に悪影響を及ぼしていた。そしてその切屑等の除去、清
掃に無駄な労力を要するという問題があった。

依って本発明は斯る課題の解決を図るべく、加工領域の
左右、前後の各面を完全に囲繞し、ワークの加工に際し
て発生する切屑等が左右前方のみならず、コラムの後方
にも飛散することの無い横形マシニングセンタの提供を
目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的に鑑みて本発明は、コラムを左右動させると共
に、テーブルを前後動させる構成にし、コラムの左右方
向の移動に伴って伸縮する後面スプラッシュガードを有
する横形マシニングセンタを提供する。詳述すれば、ベ
ッドと、該ベッドの後部で左右方向に誉多動可能なコラ
ムと、前記ベッドの前部で前部コラムの移動方向と直交
する前後方向に移動可能なテーブルと、前記コラムの前
面を上下方向に移動し、前記テーブルの移動方向と平行
に支持された主軸を有する主軸ヘッドと、切屑および切
削液が飛散しないように加工領域を囲う両側面スプラッ
シュガード、前面スプラッシュガードおよび上面スプラ
ッシュガードと、前記左右方向に移動するコラムと前記
両側面スプラッシュガードとの間の加工領域後面を囲う
後面スプラッシュガードとを具備して構成されたことを
特徴とする横形マシニングセンタを提供する。

〔作　用〕

コラムがベッド上を左右に移動可能な様に構成したので
、該コラム前面を上下動する主軸ヘッドの移動方向と１
ｎ記コラムの移動方向とを含んだＸＹ平面内を伸縮自在
な、例えばテレスコピックカバーをコラム部の周囲に設
けることができる。

従って、前面、並びに左右両面のスプラッシュガードと
協働して加工領域を全周に亘って囲繞することができ、
ワークの加工に際して発生する切屑等がコラムの後方を
含む周辺環境部に飛散することを完全に防止可能となる
。

〔実施例〕

以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて更に詳
細に説明する。第１図と第２図とを参照すると、ベッド
１０の後部上面には、左右Ｘ方向に延設されて互いに平
行な２本のＸ方向リニアガイド５０が設けられている。

このＸ方向リニアガイド５０上には、図示しない駆動サ
ーボモータの動力を送り用ボールねじ軸・ポールナツト
機構５１を介して受け、前記Ｘ方向リニアガイド５゜に
案内されてＸ方向に移動可能なコラム１２が立設されて
いる。

また、ベッドＩＯの前部上面には、上記Ｘ方向リニアガ
イド５０に対して直交し、水平な前後Ｚ方向に延設され
て互いに平行な２本のＺ方向リニアガイド５４が設けら
れている。このＺ方向リニアガイド５４上には、図示し
ない駆動サーボモータの動力を送り用ボールねじ軸・ポ
ールナツト５５を介して受け、前記Ｚ方向リニアガイド
５４に案内されてＺ方向に移動可能なテーブル１４が１
１己設されている。

更には、前記コラム１２の前面には前記テーブル１４に
対して垂直な上下Ｙ方向に延設されて、ｎいに平行な２
本のＹ方向リニアガイド５２が設けられている。このＹ
方向リニアガイド５２上には、前記Ｚ方向リニアガイド
５４の延設方向であるＺ方向に工具主軸１８を支持する
と共に、駆動ナーボモータＭＹの動力を図示しない送り
用ボールねじ軸・ポールナツトを介して受け、前記Ｙ方
向リニアガイド５２に案内されてＹ方向に移動可能な主
軸ヘッド１６が設けられている。

参照番号２６は制御装置を示し、上述した各駆動サーボ
モータや、後述する自動パレット交換装置及び自動工具
マガジン３０等を運転制御している。また参照番号２８
は箱状の棚を示しており、工具主軸１８を冷却する油の
供給ポンプや油温コントローラ等を収容している。

ベッド１０の前側端部領域２２上をパレットストッカと
して使用可能に構成している。この位置にあるパレット
Ｐ２は新たなワークが固定されており、上記テーブル１
４上に載置されてワークの加工の終了したパレットＰ１
が、テーブル１４と共にＺ方向リニアガイド５４に案内
されて二点鎖線Ｐ１′で示すストローク端部に位置し、
該両パレットの中間に設けられたＨ形状のパレット交換
アーム６２を有した自動パレット交換装置によって両パ
レッ）ＰＬとＰ２とが同時に交換され、互いの位置を換
える。即ち、Ｈ形のパレット交換アーム６２は両パレッ
トＰ１とＰ２とを下方から持ち上げ、その回転軸３４の
回転により両パレット位置を交換するのである。こうし
て加工済のワークを取り付けたパレットＰ１は第１図に
示すパレッ）Ｐ２の位置、即ちパレットストッカ位置に
おいて加工済ワークを取り外され、再び新たなワークが
取り付けられて段取りが完了する。

一方、主軸ヘッド１６の左側方位置には複数の工具ＴＯ
が収納、保持された自動工具マガジン３０が配設されて
おり、工具交換アーム３２を介して工具主軸１８との間
で自動的に工具交換を行う。この工具交換に際しては、
二点鎖線６０で示す工具差出アームによって工具ＴＯを
二点鎖線ＴＯ′で示す待機位置まで差し出し、−刃工具
主軸１８がコラム１２と共に左方向所定位置まで移動、
停止した後に、上記工具交換アーム３２を旋回させて交
換する。

こうして必要な工具を固定した工具主軸１８は、上述し
た制御装置２６の制御の下にワークを加工し、その加工
中には切屑が発止すると共に、切削液が飛散する。そこ
で、加工領域の右側端部に右面スプラッシュガード３８
を立設し、左側端部には左面第１スプラツシユガード４
ｏと左面第２スプラツシユガード４２とを設け、前側端
部には前面スプラッシュガード３６を設けている。前記
左面第１スプラツシユガード４ｏは固定されているが、
左面第２スプラツシユガード４２は工具交換アーム３２
の右側に位置しており、工具ＴＯを加工領域内の工具主
軸１日と加工領域外の二点鎖線で示す位置ＴＯ′との間
で交換する際に、下方に移動して工具交換を可能とし、
工具交換の終了と同期して再び上方に移動して左面スプ
ラッシュガードの一部を構成する。更に、前面スプラッ
シュガード３６はパレット交換アーム６２の回転軸３４
に固定されており、パレット交換時に同時に旋回するこ
とにより開放し、バレント交換を可能にさせる。従って
、パレット交換と同期するタイプ以外のスプラッシュガ
ード、例えば手動の引戸を採用し、該引戸を開放後に交
換を行うのではなく、スプラッシュガードを開放すると
同時にパレット交換が行えるので作業が迅速になる。ま
た加工領域上部には上面スプラッシュガード４３が設け
られている。テーブル下部にはリニアガイド５４やポー
ルねじ軸・ポールナツト５５等を保護するＺ方向に伸縮
自在のテレスコピックカバーが設けられていることは言
うまでもない。

最後に、加工領域の後側をカバーする後面スプラッシュ
ガード４４の構成につき説明する。本実施例で採用して
いる後面スプラッシュガード４４は２枚の薄板部材４６
と４８とを具備しており、第３図にはその正面図を示す
。まず薄板部材４６は主軸ヘッド１６と右面スプラッシ
ュガード３８、左面第１スプラツシユガード４０並びに
上面スプラッシュガード４３との間に亘って設けられて
立設固定されている。この薄板部材４６はその中央部所
定位置に、主軸ヘッド１６の一部であって、工具主軸１
８を直接に収容、保持している主軸ヘッド突出部１６Ｓ
の、コラム１２の左右動に伴うＸ軸ストロークと、主軸
ヘッド１６のコラム１２に対する上下動に伴う上下のＹ
軸ストロークとに対応した寸法の長方形の穴４６Ｈを設
けている。他方の薄板部材４８は主軸ヘッド突出部１６
Ｓと同じサイズの穴４８Ｈを中央部に設け、該薄板部材
４８は主軸ヘッド突出部１６Ｓを挿通させて主軸ヘッド
１６に固定されていると共に、前述の立設固定された薄
板部材４６の後面に密着して摺動し得る様に設定されて
いる。またこの薄板部材４８の外形は、主軸ヘッド１６
のＸ及びＹ方向の移動において前記薄板部材４６に設け
られた穴４６Ｈを常時塞ぐことのできる寸法に形成され
ている。参考に主軸ヘッド１６が右上部に相対移動した
場合のＦＲＥ４Ｆｉ部材４８の位置を二点鎖線４８′で
示す。

後面スプラッシュガードの他の実施態様としては、コラ
ムの両側と両側面スプラッシュガードとの間にそれぞれ
取付けるテレスコピックカバー蛇腹式カバー、及び巻き
取り式カバー等が挙げられる。テレスコピックカバーを
使用する場合には、主軸ヘッド１６が移動可能である左
右Ｘ方向と上下Ｙ方向との２つの方向に夫ｈテレスコピ
ックカバーを設ける必要がある。この点においては、ヒ
述した２桟板４６と４８とで構成されるスブランシュガ
ード４４は１ｍのみを設ければよいため、通常のテレス
コピックカバーよりも構造簡単でコストダウンが図れる
。蛇腹式カバーや巻き取り式カバーの場合もテレスコピ
ックカバーと同様主軸ヘッド１６の移動する２つの方向
に夫々設ける必要がある。

更には、本実施例における前面スプラッシュガード３６
は旋回方式を採用しているため、右面スプラッシュガー
ド３８並びに左面第１スプラツシユガード４０との間に
隙間が生ずる。そこでその隙間に補助スプラッシュガー
ド５６を設けておき、パレット交換の前に、図示しない
機構により予め第１図に示す矢印線Ａの方向に開放して
おく。そしてパレット交換終了後、制御装置２６の制御
の下にテーブル１４等が加工作業位置へ移動する間に、
補助スプラッシュガード５６を閉じればよい。

以上に説明した各スプラッシュガード内において、パレ
ッ１−ＰＬ上のワークが加工されるが、その加工に際し
て発生する切屑や切削液を回収、処理しなければならな
い。ベッドＩＯに設けられ、加工領域の両側下部にはテ
ーブル１４の案内機構であるＺ方向リニアガイド５４と
平行な前後方向（厳密に平行である必要はなく、略平行
な方向を意味する。）に切屑回収溝２０を形成している
。

この切屑回収溝２０はマシニングセンタの前方に下向傾
斜しており、バレントストッカとして使用しているベッ
ド１０の前側端部領域２２の下に左右方向に横たえてい
る切屑および切削液の回収タンク２４に連通している。

該前側端部領域２２はベッド１０の加工領域部分から前
方にオーバハングした形態により構成されており、その
上部をパレットストッカとして使用し、下部空間を回収
タンク２４の設置場所として使用することができる。

この構成のため、回収タンク２４用に不必要なフロアス
ペースを専有することがない。また、従来構造の横形マ
シニングセンタにおいては、テーブルを左右Ｘ方向に駆
動案内する構造を採用しているため、切屑回収溝も左右
Ｘ方向に設けられており、ベッドをその切屑回収溝の前
方と後方とに分断する結果となり、ベッド剛性の低下を
来たす原因となっていた。然しなから、本発明に係る構
造においては、コラム１２を左右Ｘ方向に駆動案内する
構造を採用したためテーブル１４を前後Ｚ方向に駆動案
内する構造にすることができ、切屑回収溝２０もベッド
１０を横断することなく前後方向に設けることができた
。従って、ベッドの剛性が高まった。ワークの加工中に
発生した切屑は切屑回収溝２０に落下するが、この落下
した切屑はベッド１０の後部から前方へ向かって切削液
を噴射させて回収タンク２４へ切削液と共に掃出、回収
される。切削液の噴射の代わりに、スクリューコンベア
等を用いた切屑移動手段を用いることもできる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかな様に本発明によれば、コラムを
左右動可能に構成したため、加工領域の左右面のスプラ
ッシュガードと該コラム部との成す空間を伸縮タイプの
スプラッシュガードで閉じることができ、従って加工領
域を完全に囲繞することができ、周辺環境を汚すことが
防止できると共に、切屑の回収が能率的に行える様にな
った。

特に後面スプラッシュガードとして１枚の固定板と１枚
の移動板を密着摺動する構成にすると、構造が簡単とな
り、またコストダウンが図れる。

また切屑回収溝をヘッドの前後方向に設けることができ
、その結果ベッドの剛性を高めることができると共に、
該切屑回収溝の一端に配置すべき回収タンクは、テーブ
ルの移動方向であるベッドの前端部頭載上に設けたパレ
ットストッカの下部空間に配置することができ、該回収
タンクはマシニングセンタの外形縁からはみ出すことな
く全体をコンパクトに構成することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る横形マシニングセンタの平面図、
第２図は第１図の矢視線Ｂから見た正面図、第３図は第
１図に示す後面スプラッシュガードの正面図。１０・・・べ・ンド、　　　　　１２・・・コラム、１
４・・・テーブル、　　　　１６・・・主軸ヘッド、１
８・・・工具主軸、　　　　２０・・・切屑回収溝、２
４・・・回収タンク、　　　３０・・・工具マガジン、
３２・・・工具交換アーム、３６・・・前面スプラッシュガード、３８・・・右面スプラッシュガード、４０　、４２・・・左面スプラッシュガード、４３・・
・上面スプラッシュガード、４４・・・後面スプラッシュガード、５０・・・Ｘ方向リニアガイド、５２・・・Ｙ方向リニアガイド、５４・・・Ｘ方向リニアガイド、６２・・・パレット交換アーム。

Claims

【特許請求の範囲】１、ベッドと、該ベッドの後部で左右方向に移動可能な
コラムと、前記ベッドの前部で前記コラムの移動方向と
直交する前後方向に移動可能なテーブルと、前記コラム
の前面を上下方向に移動し、前記テーブルの移動方向と
平行に支持された主軸を有する主軸ヘッドと、切屑およ
び切削液が飛散しないように加工領域を囲う両側面スプ
ラッシュガード、前面スプラッシュガードおよび上面ス
プラッシュガードと、前記左右方向に移動するコラムと
前記両側面スプラッシュガードとの間の加工領域後面を
囲う後面スプラッシュガードとを具備して構成されたこ
とを特徴とする横形マシニングセンタ。２、前記後面スプラッシュガードは、前記主軸頭前面で
直立固定され、前記主軸頭の主軸突出部が貫通して左右
・上下方向に移動し得る大きさの穴を有する固定板と、
前記主軸突出部が貫通して前記主軸頭と共に前記固定板
の後面に密着して左右・上下に摺動し、常に前記固定板
の穴をふさぐ移動板とで構成される請求項１に記載の横
形マシニングセンタ。３、前記テーブルの最前方移動位
置に隣接して前記前面スプラッシュガードの前方に設け
られ、前記テーブルとの間で移載するパレットを載置す
るパレットストッカと、前記両側面スプラッシュガード
、前面スプラッシュガード、上面スプラッシュガードお
よび後面スプラッシュガードで囲繞された加工領域内で
生成される切屑および切削液を回収する前記ベッドの前
記テーブル両脇部に前後方向に形成された切屑回収溝と
、該切屑回収溝に連通すると共に前記パレットストッカ
の下方に横たわって設けられた切屑および切削液の回収
タンクと、前記切屑回収溝から前記回収タンクへ切屑を
移動させる切屑移動手段とを更に具備して成る請求項１
又は２に記載の横形マシニングセンタ。