JPH11225442A - 太陽光発電システム - Google Patents

太陽光発電システム

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JPH11225442A
JPH11225442A JP10024947A JP2494798A JPH11225442A JP H11225442 A JPH11225442 A JP H11225442A JP 10024947 A JP10024947 A JP 10024947A JP 2494798 A JP2494798 A JP 2494798A JP H11225442 A JPH11225442 A JP H11225442A
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洋一 国本
Hiroaki Koshin
博昭 小新
Chukichi Mukai
忠吉 向井
Hirotada Higashihama
弘忠 東浜
Hiromichi Inoue
浩道 井上
Shunji Togawa
俊次 外川
Akira Yoshitake
晃 吉武
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】商用電源側から買電しているか商用電源側に売
電しているかを屋内で確認することができる太陽光発電
システムを提供する。 【解決手段】太陽電池20から出力される直流を交流に
変換する電力変換器23で構成される分散電源と、商用
電源ACとの系統連系運転を行う。信号変換回路60
は、分岐ブレーカ13を介して接続される負荷の使用し
ている電力を求める負荷電力検出手段を構成している。
制御回路27は、分散電源の発電電力を検出する分散電
力検出手段を構成している。信号変換回路60により検
出された電力と制御回路27により検出された電力とは
連系保護回路25を介して表示装置50に伝送される。
表示装置50では、両電力の大小関係を求めることによ
り、商用電源AC側から買電しているか商用電源AC側
に売電しているかを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池を用いて
発電する分散電源と商用電源との系統連系を行い、分散
電源で発電した電力に対して負荷に供給する電力に余剰
が生じるときには商用電源側に売電するようにした太陽
光発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、二酸化炭素による地球温暖化の防
止対策の一つとして、住宅に自家発電用として太陽電池
を設置し、太陽電池の出力を電力変換し商用電源と系統
連系運転を行うことが考えられている。つまり、太陽電
池より出力される直流電力をインバータ回路を用いて交
流電力に電力変換する分散電源を設け、分散電源と商用
電源との送電系統を連絡して系統連系を行うものであ
る。このような自家発電による分散電源と商用電源との
系統連系運転については、社団法人日本電気協会より発
行されている分散型電源系統連系技術指針(以下、指針
と略称する)などに技術的指針が示されている。この指
針は、商用電源による供給電力の品質、保安、信頼性、
保護協調を確保して、円滑な系統連系運転を行うために
示されている。
【0003】ところで、住宅用の太陽光発電システムと
しては、図7に示すように、単相3線の商用電源ACか
ら一対の積算電力計10,10及び電流制限器(以下、
リミッタという)11及び漏電ブレーカよりなる主幹ブ
レーカ12を介して接続されている幹線Lmに、連系ブ
レーカ15及び解列開閉器22a,22bを介して、太
陽電池20の出力を電力変換する電力変換器23を接続
したものがある。ここに、太陽電池20と電力変換器2
3とで分散電源を構成している。リミッタ11は需要家
の負荷電流を電力会社との間の契約値以下に制限するた
めに設けられたブレーカである。電力変換器23は上述
のようにインバータ回路を用いたものであり、太陽電池
20から出力された直流電圧を交流電圧に変換する機能
を有している。主幹ブレーカ12と連系ブレーカ15と
の間の幹線Lmには、それぞれ分岐ブレーカ13を介し
て複数の分岐回路Lbが接続されている。すなわち、分
岐ブレーカ13を介して負荷への電源が供給される。
【0004】リミッタ11、主幹ブレーカ12、分岐ブ
レーカ13、連系ブレーカ15は分電盤1(住宅盤)に
収納され、太陽電池20は住宅の屋根などに設置され、
太陽電池20と電力変換器23とは接続箱5内で接続さ
れる。解列開閉器22a,22bは、異常時や商用電源
ACの停電時に商用電源ACと電力変換器23とを切り
離すために設けられている。つまり、解列開閉器22
a,22bがオンのときに系統連系が行われ、解列開閉
器22a,22bがオフの状態(つまり、解列された状
態)では系統分離がなされる。
【0005】なお、上述の太陽光発電システムは、電力
変換器23の出力電流、出力電圧を検出する制御回路2
7を備えており、制御回路27は、カレントトランスC
T’を介して検出した電力変換器23の出力電流を略一
定値に保つために電力変換器23をフィードバック制御
するものである。以上説明した太陽光発電システムで
は、太陽電池20を用いて発電する分散電源と商用電源
ACとの系統連系を行い、分散電源で発電した電力に対
して負荷に供給する電力に余剰が生じるときには商用電
源AC側に売電が行われる。ここにおいて、商用電源A
C側に売電される電力は上記一対の積算電力計10,1
0の一方で計測され、上記一対の積算電力計10,10
の他方では商用電源AC側から買電する電力が計測され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の太陽
光発電システムでは、屋外に設置された一対の積算電力
計10,10により商用電源AC側から買電している電
力と売電している電力を確認することができるが、商用
電源AC側から買電しているか商用電源AC側に売電し
ているかを屋内でリアルタイムに確認することができな
かった。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、商用電源側から買電しているか商用
電源側に売電しているかを屋内で確認することができる
太陽光発電システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、太陽電池の直流出力を直流−交
流変換して交流を出力するとともに商用電源に接続され
た幹線に接続され商用電源と系統連系を行う分散電源
と、商用電源と分散電源との間で幹線から分岐して負荷
に電源を供給する分岐回路と、分岐回路に流れる電流を
検出する電流検出手段と、商用電源と分散電源との間で
電圧を検出する電圧検出手段と、電流検出手段により検
出した電流値と電圧検出手段により検出した電圧値との
積により負荷の使用している電力を求める負荷電力検出
手段と、分散電源で発電した電力を検出する分散電力検
出手段と、負荷電力検出手段により検出した電力と分散
電力検出手段により検出した電力との大小関係を求める
売買判定手段と、屋内に設置され売買判定手段で求めた
大小関係に応じて商用電源側から買電しているか商用電
源側に売電しているかを表示する表示手段とを備えるこ
とを特徴とするものであり、商用電源側から買電してい
るか商用電源側に売電しているかを屋内でリアルタイム
に確認することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記表示手段は、負荷電力検出手段により検出した
電力と分散電力検出手段により検出した電力とを表示す
る機能を備えているので、負荷の使用している電力と分
散電源で発電した電力とを屋内でリアルタイムに確認す
ることができる。請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて、分散電力検出手段により検出した電力と負荷電
力検出手段により検出した電力との差分を買電もしくは
売電の電力として求める売買電力演算手段を備え、前記
表示手段は、前記売買電力演算手段により求めた電力を
表示する機能を備えているので、前記売買電力演算手段
にり求めた電力を前記表示手段に表示させることによ
り、商用電源側と売買している電力を屋内でリアルタイ
ムに確認することができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、分散電力検出手段により検出した電力と負荷電力検
出手段により検出した電力との差分を商用電源側と売買
している電力として求める売買電力演算手段と、商用電
源と幹線との間に挿入された主幹ブレーカの遮断容量に
基づいて設定した規定電力と前記売買電力演算手段によ
り求めた電力との差分を求める余裕電力算出手段とを設
け、前記表示手段は余裕電力算出手段により求めた前記
差分を表示する機能を備えているので、前記余裕電力算
出手段により求めた電力を表示手段に表示させることに
より、主幹ブレーカの遮断容量に基づいて設定した規定
電力に対して後どれだけの電力の使用が可能かを屋内で
リアルタイムに確認することができる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、分岐回路は複数であって各分岐回路ごとに前記電流
検出手段を設けるとともに、各電流検出手段により検出
されたそれぞれの電流値と電圧検出手段により検出され
た電圧値との各積により各負荷の使用している電力をそ
れぞれ求める複数の負荷電力検出手段を設け、前記表示
手段は各負荷電力検出手段により検出されたそれぞれの
電力を個別に表示する機能を備えているので、各負荷の
使用電力を屋内でリアルタイムに確認することができ
る。
【0012】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、商用電源と分散電源との間で電圧を検出する電圧検
出手段と、各電流検出手段により検出されたそれぞれの
電流値と電圧検出手段により検出された電圧値との各積
により各負荷の使用している電力をそれぞれ求める複数
の負荷電力検出手段と、幹線と負荷との間に挿入された
分岐ブレーカの遮断容量に基づいて設定した規定電力と
前記各負荷電力検出手段により検出した各電力との差分
をそれぞれ求める複数の余裕電力算出手段とを設け、前
記表示手段は各余裕電力算出手段により求めた前記各差
分を表示する機能を備えているので、分岐ブレーカの遮
断容量に対して設定した規定電力に対してその分岐ブレ
ーカに接続された負荷が後どれだけの電力を使用可能か
を屋内でリアルタイムに確認することができる。
【0013】請求項7の発明は、請求項4又は請求項6
記載の発明において、前記規定電力を記憶する不揮発性
メモリと、不揮発性メモリに前記規定電力を登録する電
力設定部とを備えているので、前記規定電力を必要に応
じて適宜設定することができ、また、停電が起こっても
停電前の状態が維持されるから、規定電力を再設定する
作業が不要になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態の基本構成は図に示し
た従来構成と同様であり、図1に示すように負荷電力検
出手段たる信号変換回路60と表示手段たる表示装置5
0とを設けた点などが相違する。なお、図7に示した従
来構成と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を
省略し特徴となる点について説明する。
【0015】なお、本実施形態は、図6に示す基本概念
図のように、太陽電池20の出力を交流に変換する電力
変換器23の発電電力PS と、複数の負荷Lによる使用
電力PL とをそれぞれ検出し、発電電力PS と使用電力
L とを用いて商用電源AC側との売買電力P0 を求
め、売買電力P0 の値を屋内に表示するものである。信
号変換回路60は、幹線Lmに分岐ブレーカ13を介し
て接続された負荷の使用している電力を求める負荷電力
検出手段を構成するものであって、図2に示すように、
幹線Lmと分岐ブレーカ13との間に挿入された電流検
出手段たる各カレントトランスCTにより検出した分岐
回路13に流れる電流値i1 ,・・・,in をそれぞれ
増幅する増幅器611 ,・・・,61n と、これらの増
幅器611 ,・・・,61n の出力を加算する加算器6
3と、電圧検出手段により検出した幹線Lm間の電圧値
Vを増幅する増幅器62と、加算器63の出力と増幅器
62の出力とを乗算する乗算器64と、乗算器64の出
力を平滑化するフィルタ65と、フィルタ65の出力の
オフセット調整を行うオフセット調整部66と、オフセ
ット調整部66の出力を電圧/周波数変換するV/Fコ
ンバータ67とを備えており、V/Fコンバータ67の
パルス出力が信号線L1 及び連系保護回路25を介して
表示装置50へ伝送される。なお、信号変換回路60の
収納された器体は、電灯分電盤用協約形配線しゃ断器の
寸法(例えば、分岐ブレーカ13の寸法)に設定するこ
とにより分電盤1内に分岐ブレーカ13などと同様に配
置することが望ましい。
【0016】また、制御回路27は、太陽電池20と電
力変換器23とで構成される分散電源で発電した電力を
検出する分散電力検出手段を構成するものであり、電力
変換器23の出力電圧と出力電流とを検出して分散電源
の発電電力を求めている。制御回路27により求められ
た分散電源の発電電力のデータは連系保護回路25を介
して表示装置50へ伝送される。なお、電力変換器23
の出力電流はカレントトランスCT’を介して検出して
いる。
【0017】表示装置50は、連系保護回路25に信号
線Lsを介して接続されるとともに屋内に設置されるも
のであり、屋内の壁面など施工面に器体51の一部を埋
め込んだ形で設置する構造にしてもよいし、施工面から
器体51の全部を露出させた形で設置する構造にしても
よい。ところで、表示装置50は、図3に示すように、
器体51の前面に、液晶表示を行う表示部52、表示部
52への画面表示を入/切するための運転キーK1 、日
時や各種のデータを設定する際に用いる選択キーK3
4 及び設定送りキーK2 、表示部52の表示を切り替
えるたえの表示切替キーK5 などを備えている。
【0018】また、表示装置50は図4に示すような構
成であって、連系保護回路25との間でデータの授受を
行う通信部55と、各種のデータが格納されるデータ記
憶部56と、日時を管理する時間管理部57と、上述の
各キーK1 〜K5 の操作によりデータ記憶部56に格納
するデータを作成したり時間管理部57の日時などを設
定したりする機能設定部54と、通信部55を介して受
信した連系保護回路25からのデータ(つまり、負荷電
力検出手段により検出した電力、分散電力検出手段によ
り検出した電力)やデータ記憶部56に予め格納されて
いるデータなどを用いて後述の各種処理を行う演算処理
部58と、演算処理部58の出力に基づいて表示を行う
上述の表示部52とを備えている。ここで、データ記憶
部56は、EEPROMなどの不揮発性メモリを有して
おり、機能設定部54の選択キーK3 ,K4 及び設定送
りキーK2 などを適宜操作することにより、第1の規定
電力及び第2の規定電力が個別に設定されて上記不揮発
性メモリに格納される。第1の規定電力は商用電源AC
と幹線Lmとの間に挿入された主幹ブレーカ12の遮断
容量に基づいて許容される上限電力として設定し、第2
の規定電力は幹線Lmと負荷との間に挿入された分岐ブ
レーカ13の遮断容量に基づいて許容される上限電力と
して設定すればよい。すなわち、施工時に現場の仕様に
合わせて施工者が両規定電力を適宜設定することがで
き、その後に停電などが起こっても両規定電力は不揮発
性メモリに維持されるから、両規定電力を再設定する作
業が不要になる。なお、機能設定部54が電力設定部を
構成している。
【0019】ところで、上述の演算処理部58は、負荷
電力(信号変換回路60により求められた負荷の使用電
力)と分散電力(制御回路27により求められた分散電
源の発電電力)との大小関係を求める売買判定手段と、
負荷電力と分散電力との差分を買電もしくは売電の電力
として求める売買電力演算手段とを備えており、運転キ
ーK1 の操作により表示部52の画面表示がなされた状
態では、売買判定手段の出力に基づいて図3に示す表示
部52の上部に「売電力」、「買電力」のいずれかを表
示させるととともに、売買電力演算手段により求められ
た電力値を図3に示す表示部52の中部に表示させるよ
うになっている。すなわち、表示装置50の表示部52
には、例えば図5の(c)又は(d)に示すような表示
がなされるので、表示装置50を視認することにより、
商用電源AC側から買電しているか商用電源AC側に売
電しているかという点と、買電もしくは売電の電力とを
屋内でリアルタイムに確認することができる。
【0020】また、表示装置50は、上述の表示切替キ
ーK5 を操作することにより、負荷電力と分散電力を切
り替えて表示する機能を備えており、負荷電力の表示の
場合には、例えば図5(e)に示すように表示部52の
上部に「使用電力」という文字が表示されるとともに表
示部52の中部に負荷電力の電力値が表示され、一方、
分散電力の表示の場合には、例えば図5(a)に示すよ
うに表示部52の上部に「発電電力」という文字が表示
されるとともに表示部52の中部に分散電力の電力値が
表示される。したがって、負荷の使用している電力や、
分散電源で発電した電力も屋内でリアルタイムに確認す
ることができる。
【0021】また、演算処理部58は、データ記憶部5
6の不揮発性メモリに格納されてる上記第1の規定電力
と上記売買電力演算手段により求めた電力との差分を求
める余裕電力算出手段を備えており、上述の表示切替キ
ーK5 の操作に応じて余裕電力算出手段により求めた前
記差分を表示部52に表示させる機能を備えている。な
お、余裕電力算出手段により求めた前記差分が表示部5
2に表示される場合には、例えば図5(f)に示すよう
に、表示部52の上部に「残買電力」という文字が表示
されるとともに表示部52の中部に前記差分が表示され
る。したがって、主幹ブレーカ12の遮断容量に基づい
て設定した第1の規定電力に対して後どれだけの電力の
使用が可能かを屋内でリアルタイムに確認することがで
きる。
【0022】なお、演算処理部58は、時間管理部57
から時間に関するデータを取り込むことにより、分散電
源に関する積算発電電力を求める積算発電電力演算手段
を備えており、上述の表示切替キーK5 の操作に応じて
積算発電電力演算手段により求めた積算発電電力を表示
部52に表示させる機能を備えている。積算発電電力演
算手段により求めた積算発電電力を表示部52に表示さ
せる場合には、例えば図5(b)に示すように、表示部
52の上部に「発電電力量」という文字が表示されると
ともに表示部52の中部に前記積算発電電力が表示され
る。
【0023】ところで、上述の図5(a)〜(f)の表
示は、表示切替キーK5 の操作に応じて適宜切り替わる
ので、必要に応じて所望の情報を屋内でリアルタイムに
確認することができ、しかも、切り替えて表示されるか
ら表示のためのスペースが共通化され、表示装置50の
小型化を図ることができる。なお、演算処理部58は、
分散電源による発電が行われている場合には図5(a)
〜(f)に示すように、表示部52の下部左側に「発電
中」という文字も表示させるようになっている。
【0024】また、上記実施形態では、信号処理回路6
0において各電流検出手段(カレントトランスCT)に
より検出した電流値をそれぞれ増幅器611 ,・・・,
61 n にて増幅して加算した総電流値と、増幅器62に
て増幅された電圧との積を求めているが、各電流検出手
段により検出した電流値をそれぞれ個別に電圧値との積
(各分岐回路Lbそれぞれでの使用電力)を求めるよう
にして、表示装置50側で各積の和(つまり、負荷の使
用している電力の総和)を求めるようにしてもよい。こ
の場合には、表示装置50に、信号処理回路60で求め
たそれぞれの電力を個別に表示する機能を設けることに
より、各負荷の使用電力を屋内でリアルタイムに確認す
ることができるようになる。
【0025】また、演算処理部58に、データ記憶部5
6の不揮発性メモリに格納されている上記第2の規定電
力と信号処理回路60で個別に求められた各電力との差
分をそれぞれ求める複数の余裕電力算出手段を設け、余
裕電力算出手段により求めた各差分を選択的に表示させ
る機能を設ければ、分岐ブレーカ13の遮断容量に対し
て設定した第2の規定電力に対してその分岐ブレーカ1
3に接続された負荷が後どれだけの電力を使用可能かを
屋内でリアルタイムに確認することができる。
【0026】ところで、解列開閉器22a,22bは連
系保護回路25により異常あるいは商用電源ACの停電
が検出されたときに解列するものであって、連系保護回
路25は連系ブレーカ15と解列開閉器22との間の幹
線Lmに接続され異常や停電を検出する。すなわち、幹
線Lmに流れる電流、線間の電圧を検出することによ
り、異常や停電を検出することができる。解列開閉器2
2は電力変換器23と分岐ブレーカ13との間に挿入さ
れているから、異常時や停電時には太陽電池20による
発電が行われていても分岐回路Lbには電力を供給する
ことができなくなる。そこで、電力変換器23と解列開
閉器22bとの間に共用分岐ブレーカ29を介して共用
分岐回路を接続すれば、系統連系時と系統分離時とにか
かわらず、共用分岐回路への電力供給が可能になる。つ
まり、異常時や停電時であっても電力変換器23から正
常に出力が得られていれば共用分岐回路への電力供給が
可能になる。その結果、電話機などの通信機器のように
優先的に電力を供給する必要がある負荷に電力を供給で
きる可能性が高くなる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、太陽電池の直流出力
を直流−交流変換して交流を出力するとともに商用電源
に接続された幹線に接続され商用電源と系統連系を行う
分散電源と、商用電源と分散電源との間で幹線から分岐
して負荷に電源を供給する分岐回路と、分岐回路に流れ
る電流を検出する電流検出手段と、商用電源と分散電源
との間で電圧を検出する電圧検出手段と、電流検出手段
により検出した電流値と電圧検出手段により検出した電
圧値との積により負荷の使用している電力を求める負荷
電力検出手段と、分散電源で発電した電力を検出する分
散電力検出手段と、負荷電力検出手段により検出した電
力と分散電力検出手段により検出した電力との大小関係
を求める売買判定手段と、屋内に設置され売買判定手段
で求めた大小関係に応じて商用電源側から買電している
か商用電源側に売電しているかを表示する表示手段とを
備えているので、商用電源側から買電しているか商用電
源側に売電しているかを屋内でリアルタイムに確認する
ことができるという効果がある。
【0028】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記表示手段は、負荷電力検出手段により検出した
電力と分散電力検出手段により検出した電力とを表示す
る機能を備えているので、負荷の使用している電力と分
散電源で発電した電力とを屋内でリアルタイムに確認す
ることができるという効果がある。請求項3の発明は、
請求項1の発明において、分散電力検出手段により検出
した電力と負荷電力検出手段により検出した電力との差
分を買電もしくは売電の電力として求める売買電力演算
手段を備え、前記表示手段は、前記売買電力演算手段に
より求めた電力を表示する機能を備えているので、前記
売買電力演算手段にり求めた電力を前記表示手段に表示
させることにより、商用電源側と売買している電力を屋
内でリアルタイムに確認することができるという効果が
ある。
【0029】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、分散電力検出手段により検出した電力と負荷電力検
出手段により検出した電力との差分を商用電源側と売買
している電力として求める売買電力演算手段と、商用電
源と幹線との間に挿入された主幹ブレーカの遮断容量に
基づいて設定した規定電力と前記売買電力演算手段によ
り求めた電力との差分を求める余裕電力算出手段とを設
け、前記表示手段は余裕電力算出手段により求めた前記
差分を表示する機能を備えているので、前記余裕電力算
出手段により求めた電力を表示手段に表示させることに
より、主幹ブレーカの遮断容量に基づいて設定した規定
電力に対して後どれだけの電力の使用が可能かを屋内で
リアルタイムに確認することができるという効果があ
る。
【0030】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、分岐回路は複数であって各分岐回路ごとに前記電流
検出手段を設けるとともに、各電流検出手段により検出
されたそれぞれの電流値と電圧検出手段により検出され
た電圧値との各積により各負荷の使用している電力をそ
れぞれ求める複数の負荷電力検出手段を設け、前記表示
手段は各負荷電力検出手段により検出されたそれぞれの
電力を個別に表示する機能を備えているので、各負荷の
使用電力を屋内でリアルタイムに確認することができる
という効果がある。
【0031】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、商用電源と分散電源との間で電圧を検出する電圧検
出手段と、各電流検出手段により検出されたそれぞれの
電流値と電圧検出手段により検出された電圧値との各積
により各負荷の使用している電力をそれぞれ求める複数
の負荷電力検出手段と、幹線と負荷との間に挿入された
分岐ブレーカの遮断容量に基づいて設定した規定電力と
前記各負荷電力検出手段により検出した各電力との差分
をそれぞれ求める複数の余裕電力算出手段とを設け、前
記表示手段は各余裕電力算出手段により求めた前記各差
分を表示する機能を備えているので、分岐ブレーカの遮
断容量に対して設定した規定電力に対してその分岐ブレ
ーカに接続された負荷が後どれだけの電力を使用可能か
を屋内でリアルタイムに確認することができるという効
果がある。
【0032】請求項7の発明は、請求項4又は請求項6
記載の発明において、前記規定電力を記憶する不揮発性
メモリと、不揮発性メモリに前記規定電力を登録する電
力設定部とを備えているので、前記規定電力を必要に応
じて適宜設定することができ、また、停電が起こっても
停電前の状態が維持されるから、規定電力を再設定する
作業が不要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示すシステム構成図である。
【図2】同上の信号変換回路のブロック図である。
【図3】同上の表示装置の構成図である。
【図4】同上の表示装置のブロック図である。
【図5】同上の表示部の表示例図である。
【図6】本発明の基本概念図である。
【図7】従来例を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
13 分岐ブレーカ 20 太陽電池 23 電力変換器 25 連系保護回路 27 制御回路 50 表示装置 60 信号変換回路 AC 商用電源 Lm 幹線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東浜 弘忠 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 浩道 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 外川 俊次 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉武 晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池の直流出力を直流−交流変換し
    て交流を出力するとともに商用電源に接続された幹線に
    接続され商用電源と系統連系を行う分散電源と、商用電
    源と分散電源との間で幹線から分岐して負荷に電源を供
    給する分岐回路と、分岐回路に流れる電流を検出する電
    流検出手段と、商用電源と分散電源との間で電圧を検出
    する電圧検出手段と、電流検出手段により検出した電流
    値と電圧検出手段により検出した電圧値との積により負
    荷の使用している電力を求める負荷電力検出手段と、分
    散電源で発電した電力を検出する分散電力検出手段と、
    負荷電力検出手段により検出した電力と分散電力検出手
    段により検出した電力との大小関係を求める売買判定手
    段と、屋内に設置され売買判定手段で求めた大小関係に
    応じて商用電源側から買電しているか商用電源側に売電
    しているかを表示する表示手段とを備えることを特徴と
    する太陽光発電システム。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、負荷電力検出手段によ
    り検出した電力と分散電力検出手段により検出した電力
    とを表示する機能を備えることを特徴とする請求項1記
    載の太陽光発電システム。
  3. 【請求項3】 分散電力検出手段により検出した電力と
    負荷電力検出手段により検出した電力との差分を買電も
    しくは売電の電力として求める売買電力演算手段を備
    え、前記表示手段は、前記売買電力演算手段により求め
    た電力を表示する機能を備えることを特徴とする請求項
    1記載の太陽光発電システム。
  4. 【請求項4】 分散電力検出手段により検出した電力と
    負荷電力検出手段により検出した電力との差分を商用電
    源側と売買している電力として求める売買電力演算手段
    と、商用電源と幹線との間に挿入された主幹ブレーカの
    遮断容量に基づいて設定した規定電力と前記売買電力演
    算手段により求めた電力との差分を求める余裕電力算出
    手段とを設け、前記表示手段は余裕電力算出手段により
    求めた前記差分を表示する機能を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の太陽光発電システム。
  5. 【請求項5】 分岐回路は複数であって各分岐回路ごと
    に前記電流検出手段を設けるとともに、各電流検出手段
    により検出されたそれぞれの電流値と電圧検出手段によ
    り検出された電圧値との各積により各負荷の使用してい
    る電力をそれぞれ求める複数の負荷電力検出手段を設
    け、前記表示手段は各負荷電力検出手段により検出され
    たそれぞれの電力を個別に表示する機能を備えることを
    特徴とする請求項1記載の太陽光発電システム。
  6. 【請求項6】 商用電源と分散電源との間で電圧を検出
    する電圧検出手段と、各電流検出手段により検出された
    それぞれの電流値と電圧検出手段により検出された電圧
    値との各積により各負荷の使用している電力をそれぞれ
    求める複数の負荷電力検出手段と、幹線と負荷との間に
    挿入された分岐ブレーカの遮断容量に基づいて設定した
    規定電力と前記各負荷電力検出手段により検出した各電
    力との差分をそれぞれ求める複数の余裕電力算出手段と
    を設け、前記表示手段は各余裕電力算出手段により求め
    た前記各差分を表示する機能を備えることを特徴とする
    請求項5記載の太陽光発電システム。
  7. 【請求項7】 前記規定電力を記憶する不揮発性メモリ
    と、不揮発性メモリに前記規定電力を登録する電力設定
    部とを備えることを特徴とする請求項4又は請求項6記
    載の太陽光発電システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003244849A (ja) * 2002-02-14 2003-08-29 Yanmar Co Ltd 発電機システムの制御システム
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WO2012074052A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 シャープ株式会社 コントローラ、ネットワークシステム、および情報処理方法
JP2012191825A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Toyota Motor Corp エネルギマネジメントシステム
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