JP2000232736A - 連系分散型発電システム - Google Patents

連系分散型発電システム

Info

Publication number
JP2000232736A
JP2000232736A JP11035051A JP3505199A JP2000232736A JP 2000232736 A JP2000232736 A JP 2000232736A JP 11035051 A JP11035051 A JP 11035051A JP 3505199 A JP3505199 A JP 3505199A JP 2000232736 A JP2000232736 A JP 2000232736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power generation
unit
remote control
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11035051A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Okita
美久 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP11035051A priority Critical patent/JP2000232736A/ja
Publication of JP2000232736A publication Critical patent/JP2000232736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電装置の設置場所、周辺負荷及び制御時定
数による影響を受ることなく、連系点電圧を設定値内に
抑え得る分散型発電システムを提供する。 【解決手段】 発電装置7、9において、電力変換装置
15は、発電源13の発電電力を、配電系統1と連系運
転可能な電力に変換して配電系統1に供給する。制御部
17は電力変換装置15を制御する機能と、外部と通信
する通信機能とを有する。通信機能は発電装置7、9の
運転電圧情報S1を外部に送信し、かつ、外部から供給
される信号S2を受信する機能を含む。中央装置11は
制御部17から送信される運転電圧情報S1を監視し、
運転電圧情報S1をもとに発電装置7、9のぞれぞれに
対応する遠隔制御信号を演算し、演算された遠隔制御信
号S2を発電装置7、9のそれぞれに与えて、その運転
を遠隔制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電などを
用いた分散型発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光発電などに代表される発電
装置の普及が進展しつつある。法制度や技術指針の整備
などにより、発電装置からの電力系統に対する逆潮流が
認められ、発電装置の発電電力のうち、余剰の電力は、
電力系統内の他の負荷に融通することが可能となった。
【0003】逆潮流運転では、発電装置の余剰の発電電
力を、有効に利用できるというメリットがあるが、その
反面、発電装置が逆潮流運転を開始すると、連系点を中
心に局部的に電圧が上昇し、電気事業法で定められた電
圧供給管理基準を逸脱する恐れがあり、各発電装置は電
圧上昇のための対策を行う必要がある。現状では電気事
業法によって、需要家の引込柱における供給電圧が10
0V系の場合101V±6V,200V系の場合では2
02V±20Vの範囲に維持するよう定められているの
で、連系点における電圧のこの電圧範囲に維持しなけれ
ばならない。
【0004】上述のような局部的な電圧上昇に対して
は、上位変電設備による対策が難しいため、ごく小容量
の発電装置を除いて、連系点の電圧上昇を防止する機能
を発電装置のそれぞれに持たせる必要があり、出力電圧
変動に関しては、常時の監視と制御が要求される。
【0005】分散型電源系統連系技術指針(社団法人日
本電気協会)では、発電装置が上記のような逆潮流を実
施するための条件の一つとして、発電装置に電圧変動対
策を具備する必要があることが明記されており、電圧変
動の具体的な対策としては、出力電流の力率を調整して
無効電力成分(進相分)を注入する無効電力制御法と、
出力電力の有効成分を抑制する有効電力制御法などが推
奨されている。
【0006】
【従来の技術の問題点】発電装置の普及が進み、発電装
置が配電系統内に高密度に設置されるようになると、従
来にはなかった様々な問題点が生じることが予想され
る。上述下発電装置の逆潮流による配電系統内各所の電
圧上昇は、特に大きな問題の一つである。
【0007】第15回太陽光発電システムシンポジウム
(主催:太陽光発電懇話会主催期間:1998年6月2
日〜6月4日会場:発明会館)では、以下のような具体
的な問題点が紹介された。
【0008】発電装置が高密度で設置された場合、 (1)個々の発電装置に電圧管理対策を施さない場合に
は数台の発電装置の逆潮流によって、電圧が容易に管理
基準を超えてしまう可能性がある。 (2)電圧上昇に対する発電装置側での対策である無効
電力注入や、有効電力出力制限によるに電圧上昇抑制法
では、発電装置の設置場所(柱上トランスからの距離)
や、発電装置の制御時定数によって特定の発電装置の有
効電力出力が制限されたり、特定の発電装置に無効電力
が集中するなどの不平等の生じる可能性がある。
【0009】上記の逆潮流による連系点電圧上昇の問題
は、配電線のインピーダンスによって発生するので、例
えば同一容量の2台の太陽光発電装置が同程度の日射が
得られる日射条件下で、同一配電系統内に接続された場
合、2台の発電装置は同じ発電能力を有しながら、変電
装置からの距離や発電装置の応答速度などの条件によっ
て発電電力量に差が生じる可能性があるというものであ
る。
【0010】従来の太陽光発電システムや風力発電シス
テムなど、自然エネルギーを利用した発電システムで
は、その発電電力量が非常に不安定であるため、複数接
続された発電装置の発電電力分担を適当に制御する方法
としては、各発電装置の発電電力を、負荷に分配する方
式が有効である。このような考慮がなされた集中制御型
配電システムとしては特開平9−135536号公報な
どがある。しかしながら、配電系統内の上記のような電
圧維持の手法については考慮されていなかった。
【0011】経済的に考えると、上記の2台の発電装置
の設置コストは同程度であるにもかかわらず、発電電力
の購入者によって支払われる売電電力量料金には上記の
ような発電電力量の差によって差額が生じ、不公平が発
生する。
【0012】太陽光発電などの発電装置では、希薄な自
然エネルギーから電力を取り出すので、主要なエネルギ
ー源として有効活用するためには、多数を、大面積に設
置する必要があるが、上記のような経済的不公平のため
に、全体への普及が進まなければ、真にエネルギー問題
に貢献することはできない。
【0013】上記の問題点の根本的な解決法としては、
配電線の増強を行うか、電気事業法で定められた供給電
圧管理基準の範囲をさらに広げるなどが考えられるが、
実現のためには、膨大な投資が必要で、直ちに電力系統
の全体に対策を施すことは難しい。
【0014】そこで、本発明の課題は、複数の発電装置
が連系運転された場合にも、連系点電圧を管理基準内に
抑え、安全な運転を継続できる分散型発電システムを提
供することである。
【0015】本発明のもう一つの課題は、個々の発電装
置の発電量に、設置場所や周辺負荷による不公平が生じ
ないようにし、システムの円滑な運営及び管理を行える
ように考慮された分散型発電システムを提供することで
ある。
【0016】本発明の更にもう一つの課題は、発電装置
間に制御時定数の差があっても各発電装置の発電量に不
公平を生じない分散型発電システムを提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る発電システムは、複数の発電装置
と、中央装置とを含む。前記発電装置のそれぞれは、電
力需要家に設備されるものであって、電力変換装置と、
制御部とを含み、同一の配電系統に分散して接続されて
いる。前記電力変換装置は、太陽電池等の発電源の発電
電力を、前記配電系統と連系運転可能な電力に変換して
前記配電系統に供給する。前記制御部は、前記電力変換
装置を制御する機能と、外部と通信する通信機能とを有
しており、前記通信機能は、少なくとも、前記発電装置
から出力される運転電圧の情報を外部に向けて送信し、
外部から供給される信号を受信する機能を含む。
【0018】前記中央装置は、前記制御部の前記通信機
能により、少なくとも、前記制御部から送信される前記
運転電圧の情報を監視するとともに、前記運転電圧の情
報をもとに前記発電装置のぞれぞれに対応する遠隔制御
信号を演算し、演算された前記遠隔制御信号を前記発電
装置のそれぞれに与えて、その運転を遠隔制御する。
【0019】上述したように、本発明に係る発電システ
ム及び配電システムでは、発電装置のそれぞれにおい
て、発電源の発電電力を、配電系統との連系運転可能な
電力に変換して配電系統に供給するので、電力需要家に
おいて、配電系統、及び、自己の所有する発電装置か
ら、自己の使用する電力機器に対して、電力を供給する
ことができる。また、発電装置の発電能力が、自己の使
用する電力機器における電力消費に対して、余剰となる
場合は、余剰電力を配電系統に供給し、売電による経済
的利益を得ることができる。
【0020】余剰電力を配電系統に供給した場合は、逆
潮流を生じ、先に述べたように、種々の問題が生じる可
能性があることは前述した通りである。
【0021】この問題を解決する手段として、本発明に
係る発電システムでは、制御部に、電力変換装置を制御
する機能の他、外部と通信する通信機能を持たせる。通
信機能は、発電装置の運転電圧の情報を外部に送信し、
外部から供給される信号を受信する機能を含む。
【0022】一方、発電装置の上記構成に加えて、中央
装置を備える。中央装置は、発電装置に備えられた制御
部から送信される運転電圧を監視するとともに、運転電
圧の情報をもとに発電装置のぞれぞれに対応する遠隔制
御信号を演算し、演算された遠隔制御信号を発電装置の
それぞれに与えて、その運転を遠隔制御する。
【0023】この構成によれば、中央装置により、各発
電装置の運転電圧を監視しながら、各発電装置に遠隔制
御信号を与えて、各発電装置の運転を、遠隔から一括制
御できる。この一括集中制御により、特定の発電装置に
電圧変動対策の負担が集中するのを回避し、複数の発電
装置が連系運転された場合にも、連系点電圧(運転電
圧)を管理基準内に抑え、安全な運転を継続することが
できる。
【0024】しかも、発電装置全体で、電圧変動対策に
あたるので、個々の発電装置の発電量に、設置場所、周
辺負荷及び制御時定数による不公平が生じないように
し、システムの円滑な運営及び管理を行うことができ
る。
【0025】本発明は、更に、運転電圧の具体的な制御
方式、発電装置に含まれる制御部、及び、中央装置の具
体的な構成についても開示する。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る分散型発電シ
ステムを有する配電システムのブロックである。配電シ
ステムは、少なくとも1つの配電系統1と、本発明に係
る発電システムとを含んでいる。配電系統1は、例えば
柱上トランス3等を介して、送電系統5に電気的に結合
されている。配電系統1は単相交流であってもよいし、
三相交流であってもよい。
【0027】発電システムは、複数の発電装置7、9
と、中央装置11とを含む。発電装置7、9の台数は、
図示では2台であるが、その数は任意である。発電装置
7、9のそれぞれは、電力需要家に設備されるものであ
って、発電源13と、電力変換装置15と、制御部17
とを含み、同一の配電系統1に分散して接続されてい
る。発電装置7、9のそれぞれは、線路インピーダンス
Z1、Z3を持つ引込線19、20を経由して、引込点
(柱)X1、X2において、配電系統1に接続されてい
る。また、引込線19、20には各電力需要者の電力機
器21が接続されている。
【0028】電力変換装置15は、発電源13の発電電
力を配電系統1と連系運転可能な電力に変換して配電系
統1に供給する。発電源13は太陽電池、風力発電等な
どである。電力変換装置15は、スイッチング動作によ
り、発電源13から供給される電力を、交流に変換する
DCーAC変換装置である。この種の電力変換装置15
において、発電源13の発電電力を配電系統1と連系運
転可能な電力に変換する技術は、既に知られているの
で、その詳細は省略する。
【0029】制御部17は、電力変換装置15を制御す
る機能と、外部と通信する通信機能とを有する。通信機
能は、発電装置7、9から出力される運転電圧の情報を
外部に向けて送信し、外部から供給される信号を受信す
る機能を含む。図示は、されていないけれども、運転電
圧を検出するセンサ、電力変換装置15の出力電流また
は入力電流を検出するセンサ等が備えられ、それらのセ
ンサによって得られた信号が制御部17に供給される。
【0030】制御部17が外部と通信する通信機能とを
有いる点を除けば、発電装置7、9の基本的な動作や、
制御の方針については特開平8−123561号公報
や、分散型電源系統連系技術指針(社団法人日本電気協
会)などで既に公知である。
【0031】中央装置11は、制御部17の通信機能に
より、制御部17から送信される前記運転電圧を監視す
るとともに、運転電圧の情報をもとに発電装置7、9の
ぞれぞれに対応する遠隔制御信号を演算し、演算された
遠隔制御信号を発電装置7、9のそれぞれに与えて、そ
の運転を遠隔制御する。
【0032】中央装置11と、発電装置7、9とは信号
伝送線23、25によって接続されている。信号伝送線
23、25は異なる通信回線であってもよいし、同一の
通信回線であってもよい。通信手段としては、電話回線
や、電力ゲーブルなどの既設の回路網を使用することも
できるし、専用線を設置してもよい。また有線に限ら
ず、無線を利用してもよい。この実施例では、説明の明
確化のため、信号伝送線23、25を示した。信号伝送
線23、25を流れる信号は、アナログ信号であっても
よいし、デジタル信号であってもよい。
【0033】上述したように、発電装置7、9のそれぞ
れにおいて、電力変換装置15が、発電源13の発電電
力を、配電系統1との連系運転可能な電力に変換して配
電系統1に供給するので、電力需要家において、配電系
統1、及び、自己の所有する発電装置7、9から、自己
の使用する電力機器21に対して、電力を供給すること
ができる。また、発電装置7、9の発電能力が、自己の
使用する電力機器21における電力消費に対して、余剰
となる場合は、余剰電力を配電系統1に供給し、売電に
よる経済的利益を得ることができる。
【0034】余剰電力を配電系統1に供給した場合は、
逆潮流を生じ、先に述べたように、個々の発電装置7、
9に電圧管理対策を施さなければ、発電装置7、9の逆
潮流によって、電圧が容易に管理基準を超えてしまう可
能性があること、及び、電圧上昇対策として、無効電力
注入や、有効電力出力制限を加えた場合に、発電装置
7、9の設置場所や、発電装置7、9の制御時定数によ
って特定の発電装置7、9の有効電力出力が制限された
り、発電装置7、9の内の特定の発電装置に無効電力が
集中するなどの不平等の生じる可能性があることは、前
述した通りである。
【0035】この問題を解決する手段として、図示され
た発電システムでは、電力変換装置15を制御する制御
部17に、電力変換装置15を制御する機能の他、外部
と通信する通信機能を持たせる。通信機能は、発電装置
7、9から出力される運転電圧の情報を外部に送信し、
外部から供給される信号を受信する機能を含む。
【0036】一方、発電装置7、9の上記構成に加え
て、中央装置11を備える。中央装置11は、制御部1
7のそれぞれに接続され、少なくとも、制御部17から
送信される運転電圧を監視するとともに、運転電圧の情
報S1をもとに発電装置7、9のぞれぞれに対応する遠
隔制御信号を演算し、演算された遠隔制御信号S2を発
電装置7、9のそれぞれに与えて、その運転を遠隔制御
する。
【0037】この構成によれば、中央装置11により、
各発電装置7、9の運転電圧を監視しながら、各発電装
置7、9に遠隔制御信号S2を与えて、各発電装置7、
9の運転を、遠隔から一括制御できる。従って、発電装
置7、9のうち、特定の発電装置に電圧変動対策の負担
が集中するのを回避し、複数の発電装置7、9が連系運
転された場合にも、連系点電圧(運転電圧)を管理基準
内に抑え、安全な運転を継続することができる。
【0038】しかも、発電装置7、9の全体で、電圧変
動対策にあたるので、個々の発電装置7、9の発電量
に、設置場所、周辺負荷または制御時定数等による不公
平が生じないようにし、システムの円滑な運営及び管理
を行うことができる。
【0039】遠隔制御信号S2は、発電装置7、9の出
力有効電力を調整する有効電力調整信号と、発電装置
7、9の運転力率を調整する運転力率調整信号とを含む
ことができる。この場合は、運転電圧を所定の設定値内
に調整するに当たり、中央装置11からの遠隔指令によ
り、無効電力を注入して、運転力率を調整し、次に、発
電装置7、9の出力有効電力を調整(制限)する2段階
遠隔制御を採用することができる。
【0040】制御部17は、中央装置11による遠隔制
御とともに、自己の検出した運転電圧の情報に基づき、
電力変換装置15を自力で制御し得る機能を有すること
が好ましい。この構成によれば、通信システムに異常を
生じた場合、中央装置11からの遠隔制御信号S2を待
たずに、自力で電力変換装置15を制御することができ
る。
【0041】次に、図2、3を参照して、発電装置7、
9に含まれる制御部17及び中央装置の具体的一例を説
明する。図2は図1に示された発電システムに用いられ
る発電装置7、9の一例を示すブロック図である。図に
おいて、図1に図示された部分と同一の構成部分につい
ては同一の参照符号を付してある。
【0042】図示された制御部17は、通信部51と、
遠隔制御部53と、出力制御部55と、通信監視部57
と、切替部59と、電圧変動防止部61と、論理判断部
63と、保護部67を含んでいる。これらの各部は、電
気回路として構成されるものであるが、ハードウエアと
して、独立の存在である必要はなく、1チップまたは複
数チップのデジタル信号処理装置またはアナログ信号処
理装置として実現することもできる。この場合は、各部
は、回路装置としてよりも、信号処理ステップとして考
慮するのが適当である。交流出力ラインには遮断器67
が挿入されている。
【0043】制御部17に含まれる各構成部分のうち、
出力制御部55、電圧変動防止部61、論理判断部6
3、保護部65及び遮断器67等は、1995年度太陽
・風力エネルギー講演論文集No.13等で既に知られ
ている。本発明の特徴は、上述した構成部分に、通信部
51、遠隔制御部53、通信監視部57及び切替部59
等を追加した点にある。
【0044】通信部51は、発電装置7、9における運
転電圧の情報S1を通信回線23を通して中央装置11
に送信し、中央装置11から供給される信号S2を受信
する機能を有する。運転電圧の情報S1には、自身の出
力有効電力Pn、運転力率θn、連系点電圧Vn(n=
1,2,…)などの情報が含まれる。中央装置11から
供給される遠隔制御信号S2には、運転力率信号Sθ、
有効電力出力率信号S(ξ)、停止信号φ等が含まれ
る。
【0045】遠隔制御部53は、中央装置11から供給
される遠隔制御信号S2(θ、ξ、φ)により、中央装
置11の指令する出力有効電力、出力無効電力となるよ
うに、電力変換部15を制御する。
【0046】制御部17は、中央装置11による遠隔制
御とともに、自己の検出した運転電圧の情報に基づき、
電力変換装置15を自力で制御し得る機能を有すること
が好ましい。この構成によれば、通信システムに異常を
生じた場合、中央装置11からの遠隔制御信号S2を待
たずに、自力で電力変換装置15を制御することができ
る。
【0047】このような構成に対応して、制御部17
は、切替部59を含む。この切替部59により、自力制
御と、遠隔制御との切替を行うようにする。切替部59
の可動接点71が固定接点73に切り替えられ、遠隔制
御部53に接続された場合は、遠隔制御が行われる。可
動接点71が固定接点75に切り替えられ、電圧変動防
止部61に接続された場合は、自力制御が行われる。図
示された切替部59は、有接点スイッチとして表示され
ているが、これは、切替動作が視覚的に理解できるよう
にするためにのみ採用されたものである。無接点回路と
して実現できることは言うまでもない。
【0048】通信監視部57は、上述の切り替え制御
を、自動的に行う手段として備えられている。通信監視
部57は、通信部51の通信動作を監視し、通信動作が
正常であると判断されるときは、切替部59の可動接点
71を固定接点73に接続して、遠隔制御側に切り替え
る。通信部51の通信動作が異常であると判断されたと
きは、切替部59の可動接点71を固定接点75に接続
して、遠隔制御側に切り替える。
【0049】図3は中央装置11の一例を示すブロック
図である。図示された中央装置11は、受信部31と、
送信部33と、設定入力部35と、最大値検出部37
と、判定部39と、遠隔制御信号演算部41と、停止信
号生成部43とを含んでいる。中央装置11の各部は、
電気回路として構成されるものであるが、ハードウエア
として、独立の存在である必要はなく、1チップまたは
複数チップのデジタル信号処理装置またはアナログ信号
処理装置として実現することもできる。この場合は、各
部は、回路装置としてよりも、信号処理ステップとして
考慮するのが適当である。デジタル信号処理装置として
実現される場合は、典型的にはCPUが用いられる。
【0050】受信部31は、発電装置7、9から送信さ
れてくる運転電圧の情報S1を受信する。送信部33は
発電装置7、9に対して遠隔制御信号S2を送信する。
【0051】送信部33は、各発電装置7、9に対し
て、3種類の信号を送信する。第1の信号は運転力率角
θを表す信号(以下運転力率信号Sθと称する)で、発
電装置7、9に対して運転力率を指定する信号である。
運転力率信号Sθは力率角θに対応する値を持つ信号で
あってもよいし、力率(cosθ)に変換された信号で
あってもよい。
【0052】第2の信号は運転中のあるタイミングにお
いて発電装置7、9が出力可能な電力に対して、発電装
置7、9が実際に出力している有効電力の割合(ξ)を
示す信号(以下有効電力出力率信号ξと称する)で、発
電装置7、9の出力有効電力を制限する場合に利用す
る。例えばξ=1.0のとき100%出力、ξ=0.0
のとき0%出力とあらかじめ対応を決めておくことによ
り、複数の発電装置7、9の有効電力出力を一定割合で
一斉に制御することができる。
【0053】第3の信号は、停止信号Sφで、単一また
は複数の特定の発電装置7、9を停止させることができ
る。上記の3つの信号Sθ、S(ξ)及びSφはアナロ
グ信号方式、またはディジタル信号方式などの形態を取
り、送信の際には通信手段に適した形態に加工して出力
することもできる。
【0054】設定入力部35は、中央装置11の監視範
囲内の発電装置7、9の台数(図示の場合は2台)、及
び、交流運転電圧範囲を含む配電システム情報を入力す
るための手段である。配電システム情報は、例えば、キ
ーボード、または、マウス等によって、設定入力部35
に入力される。
【0055】最大値検出部37は、監視範囲内の発電装
置7、9の交流運転電圧の内からから最大のものを検出
する。交流運転電圧は、連系点Y1、Y2(図1参照)
の電圧である。判定部39は、検出された最大値が設定
範囲内かどうかを判定する。
【0056】遠隔制御信号演算部41は、検出された最
大値が設定値より高い場合に、発電装置7、9のそれぞ
れに対する遠隔制御信号S2を調整する。遠隔制御信号
演算部41は、遠隔制御信号S2に含まれる3つの信号
Sθ、S(ξ)及びSφのうち、運転力率信号Sθ及び
有効電力出力率信号S(ξ)を調整し、送信部33に供
給する。
【0057】停止信号生成部43は、遠隔制御信号演算
部41が所定の範囲内で遠隔制御信号を調整したにもか
かわらず、最大値が交流運転電圧の設定範囲を逸脱して
いる場合に、発電装置7、9のうち、特定の発電装置を
停止させる停止信号Sφを生成する。停止信号φは、過
電圧のとき、単一または複数の特定の発電装置7、9を
停止させる信号として用いてもよい。
【0058】中央装置11による発電装置7、9の制御
方式としては、遠隔制御信号S2を複数の発電装置7、
9に同時に送信して、複数の発電装置7、9において、
出力有効電力制限と運転力率調整とを、同時に実行する
方式を採用することができる。この場合、遠隔制御信号
演算部41は、複数の発電装置7、9の交流運転電圧の
最大値が設定範囲を逸脱している場合に、有効電力出力
率信号ξ(出力有効電力)を一定に保ったまま、運転力
率信号Sθ(運転力率)を調整する。
【0059】次に、運転力率信号Sθ(運転力率)を所
定の範囲で調整しても、複数の発電装置7、9の交流運
転電圧の最大値が設定範囲を逸脱している場合には、有
効電力出力率信号S(ξ)を調整して出力有効電力を制
限し、複数の発電装置7、9の交流運転電圧が最大値が
設定範囲に入るように制御する。この場合、複数の発電
装置7、9において、運転力率信号Sθによって制御さ
れた運転力率θが互いに同じで、かつ、有効電力出力率
信号ξによる出力有効電力の制限の割合が、同率となる
ように制御することが好ましい。
【0060】次に、本発明に係る一括集中制御方式と、
従来の個別的制御方式について、データを参照して、更
に詳しく説明する。図4は従来の個別的制御方式によっ
て得られた運転波形図を示し、図5は本発明に係る一括
集中制御方式によって得られた運転波形図を示す。図
4、5の運転波形図を得るに当たっては、図1の配電シ
ステムにおいて、発電装置7、9を、約100mの間隔
で低圧配電系統1に接続した。発電源13が通常の日射
状態で発電動作している場合、発電装置7、9は、とも
に2.0kWの出力が可能である。また、説明の簡単の
ため各需要家内の負荷はゼロとし、また発電装置7、9
は、系統連系ガイドラインで推奨されている無効電力制
御と、有効電力出力制限による連系点電圧変動調整機能
を有し、それぞれ逆潮流時の連系点電圧が107.0V
以下で運転するよう設定されているものとして説明す
る。
【0061】まず、図4の運転波形図を参照して、従来
の個別的制御方式の動作、及び、その問題点を説明す
る。従来の個別的制御方式とは、図1において、中央装
置11を含まず、発電装置7、9に含まれる制御部17
が、それぞれ、単独の制御動作をするタイプの発電シス
テムである。
【0062】図4に示すように、2台の発電装置7、9
が一斉に運転を開始すると、配電系統インピーダンスZ
D1、ZD2、及び、引込線インピーダンスZ1、Z2
のために、それぞれの連系点Y1、Y2の電圧V1、V
2が上昇する。発電装置7の連系点P1の電圧V1は1
06.9Vは、電気事業法に定められた法定の範囲内に
あるので、問題なく運転を継続するが、柱上トランス3
から遠方に設置された発電装置9は連系点Y2の電圧V
2が109.2Vとなり、法定範囲を逸脱している可能
性がある(期間A)。
【0063】そこで、発電装置9ではあらかじめ定めら
れた運転制御アルゴリズムによって、まず無効電力を注
入して連系点Y2の電圧V2を低下させる動作を行う
(期間B)。この結果、発電装置9において、注入した
無効電力によって、連系点Y2の電圧V2が低下する。
【0064】期間Bの末期のように、発電装置9が無効
電力の注入限界である力率85%での運転を実施するに
至っても、発電装置9の連系点Y2の電圧V2は設定範
囲に収まらない。
【0065】そこで、発電装置9は、次の手段として、
出力有効電力成分を制限して連系点Y2の電圧V2を低
下させる動作を行う(期間C)。期間Cの末期のよう
に、発電装置9が出力有効電力を約18.5%に抑制し
たところで、連系点電圧が設定電圧の107.0Vまで
低下したので、発電装置9は電圧変動対策を終了し、期
間Dのように定常状態にいたる。
【0066】発電装置9が上述のような制御動作をして
いる間、需要家R1に属する発電装置7は、ほとんど制
御動作をすることなく、100%出力の2.0kWを出
力し続けることができる。日射量や上位変電所からの供
給電圧、周辺負荷の条件一定であれば、期間Dのような
運転状態が継続され、発電装置9は、発電装置7と同じ
2.0kWの発電能力を有しながら、出力が18.5%
制限されて運転を継続しなければならない。これは、需
要家R2に大きな不公平感を与える。
【0067】次に、図5を参照して本発明に係る発電シ
ステムの動作について説明する。まず、運転を開始した
直後は、配電系統1、引込線19のインピーダンスZ
1、Z2のため、発電装置9の連系点Y2の電圧V2が
設定電圧107.0Vを逸脱する109.2Vとなる
(期間A)。
【0068】発電装置7、9の出力有効電力(P1=
2.0kW)、運転力率(cosθ1=cosθ2=
1.0)、連系点Y1の電圧V1=106.9V、連系
点Y2の電圧V2=109.2Vの情報は、各発電装置
7、9に備えられた通信部51により中央装置11に送
信され、中央装置11の受信部31によって受信され
る。
【0069】中央装置11では、最大値検出部37によ
って、連系点Y1、Y2の電圧V1、V2のうち、最大
のものを選択する。この実施例では、連系点Y2におけ
る電圧V2が最大値として選択される。
【0070】選択された最大値Vは、判定部39に与え
られる。判定部39では、最大値Vが設定範囲に収まっ
ているかどうかを判定する。実施例の場合、設定電圧上
限が107.0Vに設定されており、期間Aでは、最大
値V2=109.2Vが設定電圧上限値107.0Vを
上回っているので、判定結果は遠隔制御信号演算部41
に伝達される。
【0071】遠隔制御信号演算部41は、無効電力注入
と、有効電力垂下により連系点Y2の電圧V2を低下さ
せるための制御に入る(期間B)。無効電力、有効電力
の制御法としては、従来個々の発電装置7、9で行われ
ていた電圧変動対策のための制御法と同様なものでよ
い。まず有効電力出力率ξを1.0(100%)に保っ
たまま、無効電力を調整するための運転力率角θを演算
し、運転力率信号Sθを生成する。そして、送信部33
から、運転力率信号Sθと、有効電力出力率信号S
(ξ)とを含む遠隔制御信号S2を送信する。
【0072】発電装置7、9では、通信部51を介して
受信した運転力率信号Sθと、有効電力出力率信号S
(ξ)とを自身の出力電流制御に反映させる。またその
結果の運転電圧の情報は、中央装置11に伝達され、中
央装置11では連系点Y1、Y2の電圧V1、V2の監
視が継続される。
【0073】中央装置11では、通信部51を介して受
信した運転力率信号Sθと、有効電力出力率信号S
(ξ)のうち、まず、連系点Y1、Y2の電圧V1、V
2の最大値が設定範囲に入るまで、運転力率信号Sθに
基づき、力率角θを増加させて、発電装置7、9の全体
に無効電力注入をする(期間B)。
【0074】次に、力率角θを所定の範囲で変化させて
も、各連系点Y1、Y2の電圧V1、V2の最大値が設
定範囲に収束しない場合には、中央装置11は次の対策
として出力有効電力の制限を開始する。具体的には、中
央装置11内で力率角θが上限に達すると、力率角θに
よる電圧制御をストップさせ、有効電力出力率信号S
(ξ)による有効電力出力率ξの減算を開始する。有効
電力出力率ξの減算によって発電装置7、9の全体の出
力は一定割合で制限され、電圧上昇抑制の対策が継続さ
れる(期間C)。有効電力出力率ξの減算は連系点Y
1、Y2の電圧V1、V2の最大値が設定範囲内(上限
値107.0V)に入るまで行われ、定常状態に至る
(期間D)。
【0075】以上のように中央装置11が、同一の配電
系統1に分散接続された発電装置7、9について、その
連系点Y1、Y2の電圧V1、V2を監視し、全発電装
置7、9の出力を一斉に制御するので、より効果的に電
圧変動対策ができるとともに、発電装置7、9の出力有
効電力が制限される場合にも、全体同一割合で同時に制
限されるので、発電装置7、9の設置場所による影響を
受けることなく、公平な発電が可能となる。
【0076】本発明は、発電装置7、9の設置場所によ
る影響を受けない他、発電装置7、9の制御部17の時
定数のばらつきなどの影響を受けることがなく、公平な
発電が可能である。次に、この点について説明する。
【0077】図6は別の配電系統を示す図である。図に
おいて、図1に現れた構成部分と同一の構成部分につい
ては、同一の参照符号を付してある。図6において、発
電装置7、9は同一引込線19を介して近接して配置さ
れており、両者の連系点電圧V1、V2は同一値であ
る。発電容量の太陽電池等でなる発電源13が取り付け
られているものとする。2つの発電装置7、9はそれぞ
れ無効電力と有効電力の制御による電圧上昇対策機能を
有する。連結点Y1における設定電圧上限値は107.
0Vとする。発電装置9は、制御部17内の無効電力と
有効電力の制御時定数が発電装置7の制御時定数よりも
高速に設定されているものとする。
【0078】図6は本発明に係る発電システムを示すも
のであるが、説明の都合上、まず、中央装置11を持た
ない従来の個別制御方式を採用した場合について説明す
る。図7は個別制御方式の場合の運転波形図である。
【0079】従来の個別制御方式の場合、発電装置7、
9が同時に発電を開始すると、連系点Y1の電圧V1、
V2は、図7(a)に示すように、同時に上昇する。図
7(a)において、期間Aでは発電装置7、9の連系点
Y1の電圧V1、V2は108.1Vとなっており、設
定電圧上限値107.0Vを超えている。
【0080】そこで、次の期間Bにおいて、両発電装置
7、9において、まず無効電力の注入を行って、電圧上
昇抑制の対策を開始する。ところが、発電装置9は、制
御部17内の無効電力注入の制御時定数が発電装置7の
制御時定数よりも高速に設定されているので、発電装置
7よりも、発電装置9が無効電流注入が進行する。
【0081】発電装置9は、図7(a)の期間Bの末期
のように、運転力率限界の85%になるまで無効電力を
注入するが、電圧上昇が解消されないため、さらに期間
Cのように有効電力の抑制を実施する。発電装置9の出
力有効電力が20%制限された時点で、連系点電圧V
I、V2が設定電圧値107.0Vに達するので、発電
装置7、9は電圧上昇対策を終了して定常運転状態(期
間D)に入る。
【0082】この間、発電装置7でも無効電力の注入に
よる電圧上昇対策動作を行っているが、発電装置9に比
べて応答が遅いため、実際に対策が実施されるまでに、
時間がかかる。このため高速に応答した発電装置9が、
ほとんどの無効電力注入と有効電力の出力制限による電
圧上昇抑制を担い、定常的には発電装置7が力率99%
(図7(c)参照)、出力2.5kW(図7(b)参
照)で運転しているのに対して、発電装置9は力率85
%(図7(c)参照)、出力2.0kW(図7(b)参
照)に抑えられる結果となってしまっている。
【0083】上記の2つの例のように、従来の個々の発
電装置7、9の電圧変動対策では、発電装置7、9のそ
れぞれの設置者である需要家R1、R2に支払われる売
買電力量の単価は同一である(電気事業者との契約内容
が同一の場合)にもかかわらず、発電装置7、9の制御
時定数によってそれぞれの設置者問で不公平を生じる問
題があった。
【0084】また、上記のような問題点が、設置前に、
発電装置9の設置者に知らされていたならば、発電装置
9の設置者は発電装置9の設置に対してより慎重に検討
を行ったであろうし、場合によっては、発電装置9の設
置を行わなかったかもしれない。つまり従来の電圧変動
対策は、陰に、分散型発電システムの普及の妨げとなる
発電電力売価の不公平という問題を内包していたのであ
る。
【0085】次に、図8を参照して図6に示した本発明
に係る発電システムの動作について説明する。連系点Y
1の電圧V1、V2は、図7(a)に示すように、同時
に上昇する。図8(a)において、期間Aでは発電装置
7、9の連系点Y1の電圧V1、V2は108.1Vと
なっており、設定電圧上限値107.0Vを超えてい
る。
【0086】そこで、次の期間Bにおいて、両発電装置
7、9において、まず無効電力の注入を行って、電圧上
昇抑制の対策を開始する。発電装置9は、制御部17内
の無効電力注入の制御時定数が発電装置7の制御時定数
よりも高速に設定されているが、発電装置7、9から中
央装置11に対して、発電装置7、9の各運転力率θ
1、θ2が送信されているので、中央装置11は、発電
装置7、9から送られてくる発電装置7、9の各運転力
率θ1、θ2に基づき、制御時定数の差に起因する力率
制御のアンバランスを回避するような運転力率信号Sθ
を生成することができる。
【0087】力率角θを所定の範囲で変化させても、連
系点Y1の電圧V1、V2の最大値が設定範囲に収束し
ない場合には、中央装置11は出力有効電力の制限を開
始すること、及び、有効電力出力率ξの減算によって発
電装置7、9の全体の出力が一定割合で制限されること
は既に述べた通りである。
【0088】上述した制御動作により、発電装置7、9
のそれぞれが、同一の出力有効電力P1=P2=2.4
7kW、有効電力出力率ξ=0.988(図8(b)参
照)及び同一の運転力率cosθ1=cosθ2=0.
85(図8(c)参照)となるように制御される。よっ
て、発電装置7、9の制御時定数による影響を受けるこ
となく、公平な発電が可能となる。
【0089】配電系統の無負荷電圧が本来高い場合や、
発電装置7、9が、互いに、極端に距離を置いて設置さ
れる場合など、無効電力制御、出力有効電力抑制の2つ
の対策によっても連系点電圧の最大値が設定範囲に入ら
ない場合や、発電装置7、9の出力有効電力が極端に制
限される場合には、連系点電圧が法定範囲を超えている
発電装置7、9のうち、最も電圧の高いものから個別に
停止信号Sφを送信して停止させることもできる。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)複数の発電装置が連系運転された場合にも、連系
点電圧を管理基準内に抑え、安全な運転を継続できる分
散型発電システムを提供することができる。 (b)個々の発電装置の発電量に、設置場所や周辺負荷
による不公平が生じないようにし、システムの円滑な運
営及び管理を行えるように考慮された分散型発電システ
ムを提供することができる。 (c)発電装置間に制御時定数の差があっても各発電装
置の発電量に不公平を生じない分散型発電システムを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分散型発電システムを有する配電
システムのブロックである。
【図2】図1に示された発電システムに用いられる発電
装置の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る分散型発電システムに用いられる
中央装置の一例を示すブロック図である。
【図4】図1に示す配電系統において従来の個別的制御
方式を採用した場合の運転波形図である。
【図5】図1に示された本発明に係る発電システムの運
転波形図を示す。
【図6】本発明に係る発電システムを用いた別の配電系
統を示す図である。
【図7】図6の配電系統をとる場合の個別制御方式にお
ける運転波形図である。
【図8】図6に示した本発明に係る発電システムの動作
波形図である。
【符号の説明】
1 配電系統 7、9 発電装置 11 中央装置 13 発電源 15 電力変換装置 17 制御部 19、20 引込線 21 負荷 R1、R2 電力需要家

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発電装置と、中央装置とを含む発
    電システムであって、 前記発電装置のそれぞれは、電力需要家に設備されるも
    のであって、電力変換装置と、制御部とを含み、同一の
    配電系統に分散して接続されており、 前記電力変換装置は、発電源の発電電力を、前記配電系
    統と連系運転可能な電力に変換して前記配電系統に供給
    し、 前記制御部は、前記電力変換装置を制御する機能と、外
    部と通信する通信機能とを有しており、前記通信機能は
    前記発電装置の運転電圧の情報を外部に送信し、かつ、
    外部から供給される信号を受信する機能を含んでおり、 前記中央装置は、前記制御部から送信される前記運転電
    圧の情報を監視し、前記運転電圧の情報をもとに前記発
    電装置のぞれぞれに対応する遠隔制御信号を演算し、演
    算された前記遠隔制御信号を前記発電装置のそれぞれに
    与えて、その運転を遠隔制御する発電システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された発電システムであ
    って、 前記遠隔制御信号は、前記発電装置の出力有効電力を調
    整する有効電力調整信号と、前記発電装置の運転力率を
    調整する運転力率調整信号とを含む発電システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載された
    発電システムであって、 前記制御部は、自己の属する発電装置の運転電圧の情報
    に基づき、前記電力変換装置を制御する自力制御が可能
    であり、 前記制御部は、更に、切替部を含み、前記切替部は、前
    記自力制御と、前記遠隔制御との間で切替を行う発電シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された発電システムであ
    って、 前記制御部は、通信監視部を含み、前記通信監視部は、
    前記通信動作を監視し、前記通信動作が正常であると判
    断したときは、前記切替部を、前記遠隔制御側に切り替
    え、前記通信動作が異常であると判断したときは前記切
    替部を自力制御側に切り替える発電システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載された発
    電システムであって、 前記中央装置は、 複数の発電装置の交流運転電圧の最大値が設定範囲を逸
    脱している場合に、出力有効電力を一定に保ったまま、
    運転力率を調整し、 次に、運転力率を所定の範囲で調整しても、複数の発電
    装置の交流運転電圧の最大値が設定範囲を逸脱している
    場合には、出力有効電力を制限して複数の発電装置の交
    流運転電圧の最大値が設定範囲に入るように制御する発
    電システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された発電システムであ
    って、 前記中央装置は、運転力率の変更割合、及び、出力有効
    電力の制限割合が、複数の発電装置において同率となる
    ように制御する発電システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6の何れかに記載された
    発電システムであって、 前記中央装置は、最大値検出部と、判定部と、遠隔制御
    信号演算部とを含み、 前記最大値検出部は、監視範囲内の前記発電装置の交流
    運転電圧のうち、最大のものを検出する手段であり、 前記判定部は、検出された最大値が設定範囲内かどうか
    を判定する手段であり、 前記遠隔制御信号演算部は、前記検出された最大値が設
    定値より高い場合に、前記発電装置のそれぞれに対する
    遠隔制御信号を演算する発電システム。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7の何れかに記載された発
    電システムであって、 前記中央装置は、更に、停止信号生成部を含み、前記停
    止信号生成部は、運転力率、及び、出力有効電力の調整
    にもかかわらず、前記最大値が前記交流運転電圧の設定
    範囲を逸脱している場合に、特定の発電装置を停止させ
    る信号を生成する発電システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された発電システムであ
    って、 前記停止信号生成部は、連系点電圧の高い発電装置から
    順に停止させる停止信号を生成する発電システム。
  10. 【請求項10】 電力変換装置と、制御部とを含み、電
    力需要家に設備され、配電系統に接続される発電装置で
    あって、 前記電力変換装置は、発電源の発電電力を、前記配電系
    統と連系運転可能な電力に変換して前記配電系統に供給
    し、 前記制御部は、前記電力変換装置を制御する機能と、外
    部と通信する通信機能とを有しており、 前記通信機能は、運転電圧の情報を外部に送信し、か
    つ、外部から供給される信号を受信する機能を含み、 出力有効電力及び運転力率が、外部から供給される前記
    信号によって調整され得る発電装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された発電装置であ
    って、 前記制御部は、自己の検出した運転電圧の情報に基づ
    き、前記電力変換装置を制御する自力制御が可能であ
    り、 前記制御部は、更に、切替部を含み、前記切替部は、前
    記自力制御と、前記遠隔制御との切替を行う発電装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載された発電装置であ
    って、 前記制御部は、通信監視部を含み、前記通信監視部は、
    前記通信動作を監視し、前記通信動作が正常であると判
    断されるときは、前記切替部を、前記遠隔制御側に切り
    替え、前記通信動作が異常であると判断されたときは前
    記切替部を自力制御側に切り替える発電装置。
  13. 【請求項13】 複数の発電装置を遠隔制御する中央装
    置であって、 前記発電装置のそれぞれは、電力需要家に設備されるも
    のであって、電力変換装置と、制御部とを含み、同一の
    配電系統に分散して接続されるものであり、前記電力変
    換装置は発電源の発電電力を前記配電系統と連系運転可
    能な電力に変換して前記配電系統に供給し、前記制御部
    は、前記電力変換装置を制御する機能と、外部と通信す
    る通信機能とを有しており、前記通信機能は前記発電装
    置から出力される運転電圧の情報を外部に向けて送信
    し、かつ、外部から供給される信号を受信する機能を含
    んでおり、 前記中央装置は、前記制御部から送信される前記運転電
    圧の情報を監視し、前記運転電圧の情報をもとに前記発
    電装置のぞれぞれに対応する遠隔制御信号を演算し、演
    算された前記遠隔制御信号を前記発電装置のそれぞれに
    与えて、その運転を遠隔制御する中央装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載された中央装置であ
    って、 複数の発電装置の交流運転電圧の最大値が設定範囲を逸
    脱している場合に、出力有効電力を一定に保ったまま、
    運転力率を調整し、 次に、運転力率を所定の範囲で調整しても、複数の発電
    装置の交流運転電圧の最大値が設定範囲を逸脱している
    場合には、出力有効電力を制限して複数の発電装置の交
    流運転電圧の最大値が設定範囲に入るように制御する中
    央装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載された中央装置であ
    って、 運転力率の変更割合、及び、出力有効電力の制限割合
    が、複数の発電装置において同率となるように制御する
    中央装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15の何れかに記載され
    た中央装置であって、最大値検出部と、判定部と、遠隔
    制御信号演算部とを含み、 前記最大値検出部は、監視範囲内の前記発電装置の交流
    運転電圧のうち、最大のものを検出し、 前記判定部は、検出された最大値が設定範囲内かどうか
    を判定し、 前記遠隔制御信号演算部は、前記検出された最大値が設
    定値より高い場合に、前記発電装置のそれぞれに対する
    遠隔制御信号を演算する中央装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載された中央装置であ
    って、 更に、停止信号生成部を含み、前記停止信号生成部は、
    運転力率、及び、出力有効電力の調整にもかかわらず、
    前記最大値が前記設定範囲を逸脱している場合に、特定
    の発電装置を停止させる信号を生成する中央装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載された中央装置であ
    って、 前記停止信号生成部は、連系点電圧の高い発電装置から
    順に停止させる停止信号を生成する中央装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも一つの配電系統と、発電シ
    ステムとを含む配電システムであって、 前記発電システムは、請求項1乃至9の何れかに記載さ
    れたものでなり、前記配電系統に接続されている配電シ
    ステム。
JP11035051A 1999-02-12 1999-02-12 連系分散型発電システム Pending JP2000232736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11035051A JP2000232736A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 連系分散型発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11035051A JP2000232736A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 連系分散型発電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000232736A true JP2000232736A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12431251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11035051A Pending JP2000232736A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 連系分散型発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000232736A (ja)

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001352682A (ja) * 2000-06-09 2001-12-21 Sharp Corp インバータ装置および電力を商用系統に逆潮流する方法
JP2002300726A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Tokyo Gas Co Ltd 電力供給システムおよび無効電力供給方法および自家発電設備解列方法ならびに無効電力供給指令装置
JP2004294024A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Noritz Corp 給湯システム
JP2006121839A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Hitachi Ltd 電源システム及び電力変換器
JP2006121853A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Hitachi Ltd 分散発電装置の制御方法及び装置
JP2006340539A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散エネルギーシステム運転制御方法、運転制御装置、およびプログラム
JP2007074846A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Central Res Inst Of Electric Power Ind 配電系統の電圧制御方法、装置並びにプログラム
JP2007288877A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Hitachi Ltd 複数の分散型電源が連系された配電系統の電力品質維持支援方法及び電力品質維持支援システム
JP2007295738A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Hitachi Ltd 電力設備演算装置、発電システム、および電力設備演算プログラム
US7312539B2 (en) 2002-10-11 2007-12-25 Sharp Kabushiki Kaisha Output suppressing method of a plurality of dispersed power sources and dispersed power source managing system
JP2008271745A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The 分散型電源制御装置、方法及びプログラム
EP2113980A2 (de) * 2001-09-28 2009-11-04 Aloys Wobben Verfahren zum Betrieb einer Windenergieanlage
JP2010183701A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp 配電系統の電圧監視制御システムによる電圧監視制御方法
WO2011104882A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 東芝三菱電機産業システム株式会社 太陽光発電システム
JP2012070598A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Waseda Univ 多数台連系した太陽光発電システムの出力抑制回避方法及びその装置
JP2012518980A (ja) * 2009-02-19 2012-08-16 エクスレント エナジー テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 送電網結合負荷の現地電力ソースについての電力伝送管理
JP2012249487A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Hitachi Ltd 配電系統の制御システムおよび制御方法
JP2013005537A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Sharp Corp 発電システム及び発電装置
JP2013531961A (ja) * 2010-05-25 2013-08-08 リアクティブ テクノロジーズ オーワイ 無効電力管理
JP2014132827A (ja) * 2009-10-21 2014-07-17 Nec Corp 需要家端末
CN104242343A (zh) * 2014-09-18 2014-12-24 南京南瑞继保电气有限公司 一种分布式电源快速解列***及方法
WO2014208816A1 (ko) * 2013-06-28 2014-12-31 한국전력공사 분산전원 전력계통 연계 운전장치 및 방법
WO2015025712A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 オリジン電気株式会社 分散電源設備システム
WO2016027483A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 オムロン株式会社 制御装置、電力変換装置、電力システム、および制御方法
JP2019037041A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 発電制御システム、プログラム、及び制御方法
JP2019071704A (ja) * 2017-10-05 2019-05-09 大阪瓦斯株式会社 分散型電源管理システム
WO2019111741A1 (ja) * 2017-12-08 2019-06-13 京セラ株式会社 電力管理サーバ及び電力管理方法
JP2020171189A (ja) * 2019-03-31 2020-10-15 信行 江▲崎▼ 電圧調整装置、電圧調整方法及びプログラム

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001352682A (ja) * 2000-06-09 2001-12-21 Sharp Corp インバータ装置および電力を商用系統に逆潮流する方法
JP2002300726A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Tokyo Gas Co Ltd 電力供給システムおよび無効電力供給方法および自家発電設備解列方法ならびに無効電力供給指令装置
EP2113980A2 (de) * 2001-09-28 2009-11-04 Aloys Wobben Verfahren zum Betrieb einer Windenergieanlage
US8301313B2 (en) 2001-09-28 2012-10-30 Aloys Wobben Method of reducing power provided by a wind power installation based on network conditions
EP2113980A3 (de) * 2001-09-28 2013-05-22 Aloys Wobben Verfahren zum Betrieb einer Windenergieanlage
JP2013102684A (ja) * 2001-09-28 2013-05-23 Aloys Wobben ウインドパークの運転方法
EP2275674A3 (de) * 2001-09-28 2015-01-28 Aloys Wobben Verfahren zum Betrieb eines Windparks
US7312539B2 (en) 2002-10-11 2007-12-25 Sharp Kabushiki Kaisha Output suppressing method of a plurality of dispersed power sources and dispersed power source managing system
US7439635B2 (en) 2002-10-11 2008-10-21 Sharp Kabushiki Kaisha Output suppressing method of a plurality of dispersed power sources and dispersed power source managing system
JP2004294024A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Noritz Corp 給湯システム
JP2006121839A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Hitachi Ltd 電源システム及び電力変換器
JP4579643B2 (ja) * 2004-10-22 2010-11-10 株式会社日立製作所 電源システム及び電力変換器
JP2006121853A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Hitachi Ltd 分散発電装置の制御方法及び装置
JP2006340539A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散エネルギーシステム運転制御方法、運転制御装置、およびプログラム
JP4498247B2 (ja) * 2005-09-08 2010-07-07 財団法人電力中央研究所 配電系統の電圧制御方法、装置並びにプログラム
JP2007074846A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Central Res Inst Of Electric Power Ind 配電系統の電圧制御方法、装置並びにプログラム
JP2007288877A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Hitachi Ltd 複数の分散型電源が連系された配電系統の電力品質維持支援方法及び電力品質維持支援システム
JP2007295738A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Hitachi Ltd 電力設備演算装置、発電システム、および電力設備演算プログラム
JP2008271745A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The 分散型電源制御装置、方法及びプログラム
JP2010183701A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp 配電系統の電圧監視制御システムによる電圧監視制御方法
JP2012518980A (ja) * 2009-02-19 2012-08-16 エクスレント エナジー テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 送電網結合負荷の現地電力ソースについての電力伝送管理
JP2014132827A (ja) * 2009-10-21 2014-07-17 Nec Corp 需要家端末
US9141122B2 (en) 2010-02-26 2015-09-22 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Photovoltaic power generation system
WO2011104882A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 東芝三菱電機産業システム株式会社 太陽光発電システム
US9385588B2 (en) 2010-05-25 2016-07-05 Reactive Technologies Finland Oy Reactive power management
JP2013531961A (ja) * 2010-05-25 2013-08-08 リアクティブ テクノロジーズ オーワイ 無効電力管理
KR101797262B1 (ko) * 2010-05-25 2017-11-13 리액티브 테크놀로지스 핀란드 오와이 무효 전력 관리
JP2012070598A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Waseda Univ 多数台連系した太陽光発電システムの出力抑制回避方法及びその装置
JP2012249487A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Hitachi Ltd 配電系統の制御システムおよび制御方法
JP2013005537A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Sharp Corp 発電システム及び発電装置
US9997919B2 (en) 2013-06-28 2018-06-12 Korea Electric Power Corporation Apparatus and method for operating distributed generator in connection with power system
WO2014208816A1 (ko) * 2013-06-28 2014-12-31 한국전력공사 분산전원 전력계통 연계 운전장치 및 방법
KR101480533B1 (ko) * 2013-06-28 2015-01-08 한국전력공사 분산전원 전력계통 연계 운전장치 및 방법
WO2015025712A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 オリジン電気株式会社 分散電源設備システム
JP2016046915A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 オムロン株式会社 制御装置、電力変換装置、電力システム、および制御方法
WO2016027483A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 オムロン株式会社 制御装置、電力変換装置、電力システム、および制御方法
CN104242343A (zh) * 2014-09-18 2014-12-24 南京南瑞继保电气有限公司 一种分布式电源快速解列***及方法
JP2019037041A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 発電制御システム、プログラム、及び制御方法
JP2019071704A (ja) * 2017-10-05 2019-05-09 大阪瓦斯株式会社 分散型電源管理システム
WO2019111741A1 (ja) * 2017-12-08 2019-06-13 京セラ株式会社 電力管理サーバ及び電力管理方法
JPWO2019111741A1 (ja) * 2017-12-08 2020-12-03 京セラ株式会社 電力管理サーバ及び電力管理方法
US11870268B2 (en) 2017-12-08 2024-01-09 Kyocera Corporation Power management server and power management method
JP2020171189A (ja) * 2019-03-31 2020-10-15 信行 江▲崎▼ 電圧調整装置、電圧調整方法及びプログラム
JP7228905B2 (ja) 2019-03-31 2023-02-27 株式会社Eems 電圧調整装置、電圧調整方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000232736A (ja) 連系分散型発電システム
US9118213B2 (en) Portal for harvesting energy from distributed electrical power sources
EP2161444B1 (en) Intra-area master reactive controller for tightly coupled windfarms
US9906034B2 (en) Power generation and control system
US20020036430A1 (en) Local area grid for distributed power
US20220021206A1 (en) Output control and compensation for ac coupled systems
KR102194001B1 (ko) 부하환경을 고려한 마이크로그리드 시스템 및 그 운영방법
JP2007511196A (ja) リスポンス配電網サブステーション
CN101919135A (zh) 电力分配方法和装置
CN104578164B (zh) 基于背靠背交直流变换器的微电网结构及控制方法
JP2013537025A (ja) Acモジュール接続用acインターフェースを備えたインバータ
CN109314394B (zh) 微电网的分布式网络控制
JP2002300726A (ja) 電力供給システムおよび無効電力供給方法および自家発電設備解列方法ならびに無効電力供給指令装置
JP2002354680A (ja) 集合住宅用電力供給システム
Zeineldin et al. Safe controlled islanding of inverter based distributed generation
CN107230995A (zh) 一种智能变电站微电网***
JPH10248180A (ja) 電力変換装置
CN207150185U (zh) 一种智能变电站微电网***
Wu et al. The existed problems and possible solutions of micro-grid based on distributed generation
Agustoni et al. Proposal for a high quality dc network with distributed generation
KR20200104067A (ko) 스마트 전력 스위칭 방법 및 시스템
JP6874242B1 (ja) 配電用変電所
JP7500121B1 (ja) 太陽光発電システム
Kirby et al. Unbundling electric generation and transmission services
Saravanan et al. Overview of microgrid systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070926