JPH11225034A - 積層型バンドパスフィルタ - Google Patents

積層型バンドパスフィルタ

Info

Publication number
JPH11225034A
JPH11225034A JP2577298A JP2577298A JPH11225034A JP H11225034 A JPH11225034 A JP H11225034A JP 2577298 A JP2577298 A JP 2577298A JP 2577298 A JP2577298 A JP 2577298A JP H11225034 A JPH11225034 A JP H11225034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode pattern
resonator
electrode
dielectric layer
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2577298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kenmochi
茂 釼持
Yasushi Kishimoto
靖 岸本
Hideyuki Nakamura
秀幸 中村
Tsuyoshi Takeda
剛志 武田
Toshihiko Tanaka
俊彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2577298A priority Critical patent/JPH11225034A/ja
Publication of JPH11225034A publication Critical patent/JPH11225034A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型で、低損失な積層型バンドパスフィルタ
を提供する。 【解決手段】 積層構造の上下にアース電極31,32
を有し、積層構造の中央部の誘電体層14の一面に、L
C共振器を構成するL部(ライン状電極21,22)と
C部(コンデンサ電極47,48)が、連続する電極パ
ターンで形成されている。しかも、そのL部(ライン状
電極21,22)とC部(コンデンサ電極47,48)
の間には、入出力結合容量用のコンデンサ電極45,4
6が形成されている。そして、このL部、結合容量用、
C部の電極パターンは直線状に配置され、電気的に接続
されている。該電極パターンの上下に誘電体層を介在さ
せて、前記結合容量部に対向し、入出力端子に接続され
る電極パターンと、前記C部に対向し、アース端子に接
続される電極パターンを構成し、さらに誘電体層を介在
させて入出力間容量用の電極パターンが構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの通
信機器に使用されるバンドパスフィルタに関し、特に小
型の積層型バンドパスフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクロ波通信機器などに使
用される積層型バンドパスフィルタについては、種々の
構成が提案されている。例えば、特開平8−31603
5号公報の図9に示されるものがある。この従来例を図
5に示す。この従来例は、3つの誘電体層2上に、それ
ぞれアース電極(グランド電極)3a、3b、3cが形
成され、2つのアース電極3a、3bの間に、コンデン
サ電極4a、4bおよびコンデンサ電極5a、5bと、
共通電極6が形成されている。さらに、2つのアース電
極3b、3cの間に、2つのインダクタンス電極7a、
7bが形成されている。この従来例は、図6に示す等価
回路を有し、インダクタンスとキャパシタンスとからな
る2つの共振器が、別のキャパシタンスを介して結合し
ていると説明されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の積層型バン
ドパスフィルタは、例えば、携帯電話などに使用され
る。この携帯電話においては、常に小型、軽量化の検討
が進められ、使用される部品に対しても、小型、軽量化
の要求が強い。もちろん、この部品に対する小型、軽量
化の要求は、携帯電話に限られたものではない。
【0004】図5に示した従来の構造においては、イン
ダクタンス電極7a、7bが約1ターンのコイル状とな
っている。このようなコイル形状を維持するためには、
一定のスペースが必要であり、小型化には不適当であ
る。また、上記のとおり、コイル状のインダクタンス電
極7a、7bを隣接して形成していることから、共振器
が強く磁気結合し、このためフィルタ特性においても、
通過帯域外の減衰量が比較的小さいという欠点を有す
る。かかるフィルタ特性を改善するため、インダクタン
ス電極の間には、シールド電極を形成した構成となって
いる。この点についても小型化に逆行する構造となって
いる。
【0005】本発明は、フィルタ特性も良好で、小型化
が可能な積層型バンドパスフィルタを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
LC共振回路により構成される第1と第2の共振器、前
記第1の共振器と入力端との間に結合容量、前記第2の
共振器と出力端との間に結合容量を有し、それらを誘電
体層と電極パターンの積層構造で構成した積層型バンド
パスフィルタであって、前記共振器のL部分とC部分は
別々の電極パターンで構成され、前記L部分は直線状の
電極パターンで構成され、かつ第1の共振器用と第2の
共振器用とが並んで配置され、互いにM結合している積
層型バンドパスフィルタである。
【0007】本発明の第2の発明は、第1の発明におい
て、前記L部分の電極パターンは、誘電体層の一側面で
アース接続され、該誘電体層の長手方向に延びている積
層型バンドパスフィルタである。
【0008】本発明の第3の発明は、LC共振回路によ
り構成される第1と第2の共振器、前記第1の共振器と
入力端との間に結合容量、前記第2の共振器と出力端と
の間に結合容量を有し、それらを誘電体層と電極パター
ンの積層構造で構成した小型の積層型バンドパスフィル
タであって、前記共振器を構成するL部、C部は別々の
電極パターンで形成され、前記L部の電極パターンと前
記C部の電極パターンの間に、前記結合容量用の電極パ
ターンが配置され、該L部用、結合容量用、C部用の電
極パターンは、一直線状にかつ電気的に接続されて配置
されている積層型バンドパスフィルタである。
【0009】本発明の第4の発明は、第3の発明におい
て、前記L部用、結合容量用、C部用の一連の電極パタ
ーンは、第1の共振器用と第2の共振器用とが並んで配
置されている積層型バンドパスフィルタである。
【0010】本発明の第5の発明は、第3又は第4の発
明において、前記L部用、結合容量用、C部用の一連の
電極パターンは、積層構造の中間部に配置され、その上
下に誘電体層を介在させて、前記C部用及び結合容量用
の電極パターンに対向し、静電容量を構成する容量形成
用電極パターンを有し、前記結合容量用の容量形成用電
極パターンは、入力端又は出力端に接続されている積層
型バンドパスフィルタである。
【0011】本発明の第6の発明は、第5の発明におい
て、前記容量形成用電極パターンのさらにその上下に誘
電体層を介在させて、前記結合容量用の容量形成用電極
パターンに対向し、入力端と出力端との間に接続される
静電容量を構成する電極パターンが構成されている積層
型バンドパスフィルタである。
【0012】本発明の第1から第6の発明において、積
層構造の上下にはアース電極が配置されていることが好
ましい。
【0013】本発明の第7の発明は、LC共振回路によ
り構成される第1と第2の共振器、前記第1の共振器と
入力端との間に結合容量、前記第2の共振器と出力端と
の間に結合容量を有し、それらを誘電体層と電極パター
ンの積層構造で構成した積層型バンドパスフィルタであ
って、積層構造の上下にアース電極を有し、積層構造の
中央部に、誘電体層の一面にLC共振器を構成するL1
部及びC21部を連続する電極パターンで構成し、該L
1部とC21部の間に入出力結合容量用のC11部電極
パターンが一体に構成され、該電極パターンの上下に誘
電体層を介在させて、前記C11部に対向し、入出力端
子に接続されるC12部電極パターンと、前記C21部
に対向し、アース端子に接続されるC22部電極パター
ンを構成し、さらに誘電体層を介在させて前記C12部
に対向し、入出力間容量用のC3部電極パターンが構成
されている積層型バンドパスフィルタである。
【0014】本発明の第8の発明は、第7の発明におい
て、前記L1部、C11部、C21部は、一側面でアー
ス接続され直線状に伸びるL1部電極パターン、該L1
部に連続し幅広状のC11部電極パターン、該C11部
と細い接続電極で接続されたC21部電極パターンを誘
電体層上に形成して構成され、該L1部、C11部、C
21部は2つ並んで形成されている積層型バンドパスフ
ィルタである。
【0015】本発明の第9の発明は、第8の発明におい
て、前記並んで形成されたL1部がM結合している積層
型バンドパスフィルタである。
【0016】本発明によれば、LC共振器のインダクタ
ンスLを直線状のラインで構成した。また、小型に構成
するため、このインダクタンスLはあまり大きな値とは
ならない。このため、C部分をある程度大きくする必要
がある。この大きなC部分を構成するため、共振器用の
C部分、入出力端部分の結合容量部分、又は入出力間の
静電容量部分は、それぞれ2個形成し、それを並列に接
続して、大容量化していいる。
【0017】また本発明は、並んで形成されたL部がM
結合している。このM結合によっても、バンドパスフィ
ルタとして十分な特性を有する小型の積層型バンドパス
フィルタを構成出来た。このM結合は、その要求特性に
より強めたり、弱めたりすることが必要であり、本願発
明では、隣り合うL部の間隔により、M結合の強さを調
整している。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例の積層型バ
ンドパスフィルタの内部電極パターンを図1に、斜視図
を図2に、等価回路図を図3に示す。図1、2において
斜線を施した部分は導体部分である。また、各内部電極
パターン間の厚さは適宜設定され、その間に電極パター
ンの形成されない無地の誘電体層を挿入することができ
る。
【0019】この実施例は、900℃以下の低温焼成が
可能な誘電体材料を用い、この誘電体材料をドクターブ
レードでシート状に成形し、そのシート上に、適宜Ag
からなる導電体をスクリーン印刷法で電極パターンやア
ース電極を形成し、それらを積層し、圧着した後、切断
し、焼成した。焼成後、外部端子電極を印刷焼付し、さ
らにメッキを施して積層型バンドパスフィルタを構成し
た。尚、本実施例では、誘電率が約30の誘電体材料を
用いたが、本発明において誘電率は、20〜50程度が
望ましい。また本発明は、上記製造工程に限定されるも
のではない。
【0020】実施例の積層構造について説明する。中央
部に配置される誘電体層14にLC共振器(LC共振回
路により構成される共振器)用の電極パターンが形成さ
れている。この誘電体層14には、2つのLC共振器用
の電極パターンが並んで形成されている。このLC共振
器用のL部(等価回路のL1)を構成しているのは、一
端面から他端面に向かって延びているライン状の電極2
1、22である。このライン状の電極21、22は、一
端面で外部端子電極T4に接続されアース接続される。
2つの電極21、22は、一端面側で共通電極33に接
続されている。この共通電極の目的は、積層ずれによ
り、電極パターンが図中の左右方向にずれた場合、この
共通電極がない場合はライン状の電極の長さにバラツキ
をが生じるが、この共通電極を設けておくことにより、
ライン状の電極の長さを所定のものに保つことができる
という効果を得るためである。このため、ライン状の電
極21、22は、共通電極33に接続されていることが
好ましい。
【0021】このライン状の電極21、22の他端側に
は幅広のコンデンサ電極45、46が形成されている。
このコンデンサ電極45、46は、共振器(LC共振
器)と入力端の間、共振器と出力端の間の結合容量(等
価回路のC1)を形成するためのものである。このコン
デンサ電極45、46のさらに他端側には、細い接続電
極23、24で接続されたコンデンサ電極47、48が
形成されている。このコンデンサ電極47、48は共振
器用のC部(等価回路のC2)を形成するためのもので
ある。
【0022】このコンデンサ電極47、48の形成され
ている他端の端面側にも共通電極34が形成されてい
る。この共通電極34は、外部端子電極T3に接続され
る。この共通電極34も積層ずれが生じても、コンデン
サ電極47、48とアース電極(外部端子電極T3及び
共通電極34)との間隔を保つために形成されている。
このため、このような共振電極34を設けておくことが
好ましい。
【0023】このように、LC共振器を構成するL部
(ライン状電極21、22)とC部(コンデンサ電極4
7、48)は、一つの誘電体層上に連続する電極パター
ンで形成されている。しかも、そのL部(ライン状電極
21、22)とC部(コンデンサ電極47、48)の間
には、入出力結合容量用のコンデンサ電極45、46が
形成されている。そして、このL部、結合容量用、C部
の電極パターンは直線状に配置され、電気的に接続され
ている。
【0024】また、ライン状の電極21、22は、誘電
体層14の両側に離れて形成されている。これは、この
ライン状の電極21、22間でM結合させているが、そ
の結合の度合を最適にするためであり、本実施例におい
ては、両側に離れて配置させることが好ましい配置であ
った。これにより、誘電体層14の電極パターンは、誘
電体層14の中心線に対して対称な形状となっている。
【0025】この誘電体層14の上下の誘電体層15、
13には、互いに同形状の電極パターンが形成されてい
る。誘電体層13には、誘電体層14のコンデンサ電極
45と対向して入出力端の結合容量(C1)を構成する
コンデンサ電極42(C12)、同様に誘電体層14の
コンデンサ電極46と対向して入出力端の結合容量(C
1)を構成するコンデンサ電極43(C12)が形成さ
れ、そのコンデンサ電極42、43は、外部端子電極T
1、T2とそれぞれ接続される。例えば外部端子電極T
1が入力端となり、外部端子電極T2が出力端となる。
また誘電体層13には、誘電体層14のコンデンサ電極
47、48と対向して共振器用のC部(C2)を構成す
るコンデンサ電極44(C22)が形成されている。こ
のコンデンサ電極44は、外部端子電極T3に接続さ
れ、アース接続される。
【0026】誘電体層15にも、同様に、コンデンサ電
極49、50、51が形成されている。そして、共振器
用のC部(C2)は、一方の共振器用として、コンデン
サ電極47(C21)とコンデンサ電極44(C22)
により構成される容量と、コンデンサ電極47(C2
1)とコンデンサ電極51(C22)とにより構成され
る容量とを並列に接続して構成される。これにより、大
きな容量を構成している。また他方の共振器用も同様
に、コンデンサ電極48(C21)とコンデンサ電極4
4(C22)により構成される容量と、コンデンサ電極
48(C21)とコンデンサ電極51(C22)とによ
り構成される容量とを並列に接続して構成される。
【0027】また入出力端の結合容量(C1)について
も、一方の共振器に対応するものが、コンデンサ電極4
5(C11)とコンデンサ電極42(C12)により構
成される容量と、コンデンサ電極45(C11)とコン
デンサ電極49(C12)とにより構成される容量とを
並列に接続して構成され、他方の共振器に対応するもの
が、コンデンサ電極46(C11)とコンデンサ電極4
3(C12)により構成される容量と、コンデンサ電極
46(C11)とコンデンサ電極50(C12)とによ
り構成される容量とを並列に接続して構成される。これ
により、大きな容量を構成している。
【0028】誘電体層13の下側の誘電体層12には、
入出力間に接続される静電容量(等価回路のC3)用の
コンデンサ電極41が形成されている。このコンデンサ
電極41は、誘電体層13の入出力端の結合容量用のコ
ンデンサ電極42、43に対応し、一つの電極パターン
で構成されている。またこの電極41は、外部端子電極
には接続されず、その中央部で、くびれ部を有してい
る。
【0029】また誘電体層15の上側の誘電体層16に
も、入出力間に接続される静電容量(C3)用のコンデ
ンサ電極52が形成されている。このコンデンサ電極5
2は、誘電体層15の入出力端の結合容量用のコンデン
サ電極49、50に対応し、一つの電極パターンで構成
されている。またこの電極52は、外部端子電極には接
続されず、その中央部で、くびれ部を有している。この
コンデンサ電極41、52のくびれ部は、無くても良
い。
【0030】下層の誘電体層11には、アース電極31
が形成されている。このアース電極31は、ほぼ全面に
形成され、両端部で外部端子電極T3、T4に接続され
る。また上層の誘電体層17にも、同様のアース電極3
2が形成されている。このアース電極32も、ほぼ全面
に形成され、両端部で外部端子電極T3、T4に接続さ
れる。その誘電体層17の上の保護層として誘電体層1
8が積層される。
【0031】本実施例によれば、図3に示す等価回路を
有する積層型バンドパスフィルタを得ることができた。
この実施例の外形は、3.2mm×1.6mm×高さ
1.3mmであり、極めて小型に構成することができ
た。従来の積層型バンドパスフィルタは、4.5mm×
3.2mm×高さ1.7mmのものが主流であり、本発
明の実施例によれば、平面積で36%に小型化され、体
積でも27%に小型化されている。もちろん、高さも低
くなり、小型、薄型化を達成している。
【0032】また、この実施例の減衰特性を図4に示
す。この実施例によれば、中心周波数f0が1950M
Hzで、挿入損失が3dB以下、f0+190MHzで
の減衰量が25dB以上の良好なフィルタ特性が得られ
た。この小型、薄型化を達成した上に、十分な特性を有
している。特に、f0+190MHzでの減衰量が十分
で、挿入損失も良好である。この実施例では、送信周波
数(1920〜1980MHz)を通過させ、受信周波
数(2110〜2170MHz)を阻止するバンドパス
フィルタであり、通過させる周波数に対して阻止する周
波数が近接しており、このf0+190MHzでの減衰
量が十分にとれていることがこの実施例の特徴である。
一般に、近接する周波数の阻止特性(減衰量を大きくす
る)と、挿入損失が悪化するが、本発明では、互いに十
分な特性を得ることが出来ている。本発明によれば、1
GHz以上の周波数に対応したバンドパスフィルタを構
成する場合に有効である。また、特性は、各パターンの
寸法、又は誘電体層の厚さ(パターン間の間隔)、誘電
体の誘電率等を変更することにより調整可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、挿入損失が良好で、し
かも阻止すべき周波数での減衰量も充分であり良好なフ
ィルタ特性が得られ、しかも極めて小型である積層型バ
ンドパスフィルタを構成することができる。従って、携
帯電話など通信機器の小型化に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の積層構造を示す内部電
極パターン図である。
【図2】本発明に係る一実施例の斜視図である。
【図3】本発明に係る一実施例の等価回路図である。
【図4】本発明に係る一実施例の減衰特性を示す図であ
る。
【図5】従来例の積層構造図である。
【図6】従来例の等価回路図である。
【符号の説明】
11、12、13、14、15、16、17、18 誘
電体層 31、32 アース電極 33、34 共通電極 41、42、43、44、45、46、47、48、4
9、50、51、52コンデンサ電極 21、22 L1用ライン状の電極
フロントページの続き (72)発明者 武田 剛志 鳥取県鳥取市南栄町70番地2号日立金属株 式会社鳥取工場内 (72)発明者 田中 俊彦 鳥取県鳥取市南栄町70番地2号日立金属株 式会社鳥取工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LC共振回路により構成される第1と第
    2の共振器、前記第1の共振器と入力端との間に結合容
    量、前記第2の共振器と出力端との間に結合容量を有
    し、それらを誘電体層と電極パターンの積層構造で構成
    した積層型バンドパスフィルタであって、前記共振器の
    L部分とC部分は別々の電極パターンで構成され、前記
    L部分は直線状の電極パターンで構成され、かつ第1の
    共振器用と第2の共振器用とが並んで配置され、互いに
    M結合していることを特徴とする積層型バンドパスフィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】 前記L部分の電極パターンは、誘電体層
    の一側面でアース接続され、該誘電体層の長手方向に延
    びていることを特徴とする積層型バンドパスフィルタ。
  3. 【請求項3】 LC共振回路により構成される第1と第
    2の共振器、前記第1の共振器と入力端との間に結合容
    量、前記第2の共振器と出力端との間に結合容量を有
    し、それらを誘電体層と電極パターンの積層構造で構成
    した小型の積層型バンドパスフィルタであって、前記共
    振器を構成するL部、C部は別々の電極パターンで形成
    され、前記L部の電極パターンと前記C部の電極パター
    ンの間に、前記結合容量用の電極パターンが配置され、
    該L部用、結合容量用、C部用の電極パターンは、一直
    線状にかつ電気的に接続されて配置されていることを特
    徴とする積層型バンドパスフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記L部用、結合容量用、C部用の一連
    の電極パターンは、第1の共振器用と第2の共振器用と
    が並んで配置されていることを特徴とする請求項3に記
    載の積層型バンドパスフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記L部用、結合容量用、C部用の一連
    の電極パターンは、積層構造の中間部に配置され、その
    上下に誘電体層を介在させて、前記C部用及び結合容量
    用の電極パターンに対向し、静電容量を構成する容量形
    成用電極パターンを有し、前記結合容量用の容量形成用
    電極パターンは、入力端又は出力端に接続されているこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の積層型バンドパ
    スフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記容量形成用電極パターンのさらにそ
    の上下に誘電体層を介在させて、前記結合容量用の容量
    形成用電極パターンに対向し、入力端と出力端との間に
    接続される静電容量を構成する電極パターンが構成され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の積層型バンド
    パスフィルタ。
  7. 【請求項7】 LC共振回路により構成される第1と第
    2の共振器、前記第1の共振器と入力端との間に結合容
    量、前記第2の共振器と出力端との間に結合容量を有
    し、それらを誘電体層と電極パターンの積層構造で構成
    した積層型バンドパスフィルタであって、積層構造の上
    下にアース電極を有し、積層構造の中央部に、誘電体層
    の一面にLC共振器を構成するL1部及びC21部を連
    続する電極パターンで構成し、該L1部とC21部の間
    に入出力結合容量用のC11部電極パターンが一体に構
    成され、該電極パターンの上下に誘電体層を介在させ
    て、前記C11部に対向し、入出力端子に接続されるC
    12部電極パターンと、前記C21部に対向し、アース
    端子に接続されるC22部電極パターンを構成し、さら
    に誘電体層を介在させて前記C12部に対向し、入出力
    間容量用のC3部電極パターンが構成されていることを
    特徴とする積層型バンドパスフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記L1部、C11部、C21部は、一
    側面でアース接続され直線状に伸びるL1部電極パター
    ン、該L1部に連続し幅広状のC11部電極パターン、
    該C11部と細い接続電極で接続されたC21部電極パ
    ターンを誘電体層上に形成して構成され、該L1部、C
    11部、C21部は2つ並んで形成されていることを特
    徴とする請求項7記載の積層型バンドパスフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記並んで形成されたL1部がM結合し
    ていることを特徴とする請求項8記載の積層型バンドパ
    スフィルタ。
JP2577298A 1998-02-06 1998-02-06 積層型バンドパスフィルタ Pending JPH11225034A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2577298A JPH11225034A (ja) 1998-02-06 1998-02-06 積層型バンドパスフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2577298A JPH11225034A (ja) 1998-02-06 1998-02-06 積層型バンドパスフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11225034A true JPH11225034A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12175148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2577298A Pending JPH11225034A (ja) 1998-02-06 1998-02-06 積層型バンドパスフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11225034A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504452B2 (en) * 2000-05-22 2003-01-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Low-pass filter and mobile communication device using the same
KR100660971B1 (ko) 2006-02-10 2006-12-26 엘지이노텍 주식회사 저온 동시 소성 세라믹 다층 기판을 이용한 초광대역통신용대역통과필터

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504452B2 (en) * 2000-05-22 2003-01-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Low-pass filter and mobile communication device using the same
KR100660971B1 (ko) 2006-02-10 2006-12-26 엘지이노텍 주식회사 저온 동시 소성 세라믹 다층 기판을 이용한 초광대역통신용대역통과필터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6542052B2 (en) Monolithic LC components
KR100503956B1 (ko) Lc 필터 회로, 적층형 lc 복합부품, 멀티플렉서 및무선 통신 장치
US6759926B2 (en) LC filter circuit, monolithic LC composite component, multiplexer, and radio communication device
JP2008099060A (ja) 積層型誘電体帯域通過フィルタ
JPH10290108A (ja) 方向性結合器
JP4693587B2 (ja) バンドパスフィルタ
US20030129957A1 (en) Multilayer LC filter
US8400236B2 (en) Electronic component
JPH11261362A (ja) 積層型バンドパスフィルタ
JPH11225034A (ja) 積層型バンドパスフィルタ
JPH11225033A (ja) 積層型バンドパスフィルタ
JP4336319B2 (ja) 積層ストリップラインフィルタ
JPH05283906A (ja) 積層型誘電体フィルタ
JP2003069362A (ja) ダイプレクサ
JP2006238195A (ja) 積層型誘電体フィルタ
JPH10190309A (ja) 積層型誘電体フィルタ
KR100550879B1 (ko) 적층형 유전체 필터
JP4547645B2 (ja) 高周波用フィルタ
JP2001119258A (ja) 分波器
JP2000091807A (ja) 誘電体バンドパス・フィルタ
JPH10209708A (ja) 積層型バンドパスフィルタ
JP4986959B2 (ja) バンドパスフィルタ、これを用いた高周波モジュール及び通信機器装置
JP2000209001A (ja) 積層型バンドパスフィルタ
JPH0430601A (ja) 誘電体フィルタ
JP2006140567A (ja) 積層型誘電体フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Effective date: 20080703

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080801

A02 Decision of refusal

Effective date: 20081205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02