JPH1122391A - フレッシュコンクリートの吹付方法及びその吹付ノズル装置 - Google Patents
フレッシュコンクリートの吹付方法及びその吹付ノズル装置Info
- Publication number
- JPH1122391A JPH1122391A JP9174519A JP17451997A JPH1122391A JP H1122391 A JPH1122391 A JP H1122391A JP 9174519 A JP9174519 A JP 9174519A JP 17451997 A JP17451997 A JP 17451997A JP H1122391 A JPH1122391 A JP H1122391A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ノズルの目詰まりを防止するとともに、薬剤と
フレッシュコンクリートの混合が十分に行われるように
する。 【解決手段】湾曲部２を介して連続する導入部３と放射
部４とを備えたＬ字状管１と；先端部１０ａが該湾曲部
２内に突出し、その噴霧口１１が放射部４の放射口５と
対向している薬剤噴霧管１０と；を備えている。
フレッシュコンクリートの混合が十分に行われるように
する。 【解決手段】湾曲部２を介して連続する導入部３と放射
部４とを備えたＬ字状管１と；先端部１０ａが該湾曲部
２内に突出し、その噴霧口１１が放射部４の放射口５と
対向している薬剤噴霧管１０と；を備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネルの天井
や壁面等にフレッシュコンクリートやフレッシュモルタ
ル材を吹き付ける場合等に用いるフレッシュコンクリー
トの吹付方法及びその吹付ノズル装置に関するものであ
る。
や壁面等にフレッシュコンクリートやフレッシュモルタ
ル材を吹き付ける場合等に用いるフレッシュコンクリー
トの吹付方法及びその吹付ノズル装置に関するものであ
る。
【０００２】トンネルの天井や壁面等をコンクリートや
モルタルで固める場合には、速硬性のあるフレッシュコ
ンクリートやフレッシュモルタル材が用いられる。この
フレッシュコンクリートやフレッシュモルタル材は、セ
メント、骨剤、水を混練した直後の状態のものをいう
が、フレッシュコンクリートは、一般的には生コンと呼
ばている。以下、吹付材料としてフレッシュコンクリー
トを用いる場合を中心に説明するが、このフレッシュコ
ンクリートの中には前記フレッシュモルタル材も含まれ
ていることは勿論である。
モルタルで固める場合には、速硬性のあるフレッシュコ
ンクリートやフレッシュモルタル材が用いられる。この
フレッシュコンクリートやフレッシュモルタル材は、セ
メント、骨剤、水を混練した直後の状態のものをいう
が、フレッシュコンクリートは、一般的には生コンと呼
ばている。以下、吹付材料としてフレッシュコンクリー
トを用いる場合を中心に説明するが、このフレッシュコ
ンクリートの中には前記フレッシュモルタル材も含まれ
ていることは勿論である。
【０００３】従来、フレッシュコンクリートを壁面等に
吹付ける場合には、吹付ノズル装置が用いられている。
この装置は、フレッシュコンクリートの圧送通路と、該
圧送通路と交差する薬剤供給流路とを備え、該圧送通路
ないでフレッシュコンクリートと急結剤とを混入し、壁
面などに吹き付けている。
吹付ける場合には、吹付ノズル装置が用いられている。
この装置は、フレッシュコンクリートの圧送通路と、該
圧送通路と交差する薬剤供給流路とを備え、該圧送通路
ないでフレッシュコンクリートと急結剤とを混入し、壁
面などに吹き付けている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来例の吹付ノズル装
置では、次の様な問題がある。 (1)薬剤はフレッシュコンクリートの圧送通路の内壁側
に供給されてフレッシュコンクリートに混合されるの
で、該通路の中央部を流れるフレッシュコンクリートと
の混合が十分行われない。そのため、フレッシュコンク
リートの急結固化を平均化することができないので、全
面にわたって均等な強度を持つコンクリートを得ること
は困難である。
置では、次の様な問題がある。 (1)薬剤はフレッシュコンクリートの圧送通路の内壁側
に供給されてフレッシュコンクリートに混合されるの
で、該通路の中央部を流れるフレッシュコンクリートと
の混合が十分行われない。そのため、フレッシュコンク
リートの急結固化を平均化することができないので、全
面にわたって均等な強度を持つコンクリートを得ること
は困難である。
【０００５】(2)該圧送通路と該薬剤供給流路とのＹ字
管交差点近傍などにおいて、急結剤と直接接触したフレ
ッシュコンクリートが固まり始めて所謂急結性コンクリ
ートが出来るとともに、そのコンクリートが成長してノ
ズルが詰まってしまう。そのため、頻繁に、例えば、３
〜５分間に１度の割合で、吹付作業を中断し、該ノズル
装置の取り外し、交換及び分解、点検、修理等をしなけ
ればならないので、作業時間が長くなり、吹付作業の効
率が良くない。
管交差点近傍などにおいて、急結剤と直接接触したフレ
ッシュコンクリートが固まり始めて所謂急結性コンクリ
ートが出来るとともに、そのコンクリートが成長してノ
ズルが詰まってしまう。そのため、頻繁に、例えば、３
〜５分間に１度の割合で、吹付作業を中断し、該ノズル
装置の取り外し、交換及び分解、点検、修理等をしなけ
ればならないので、作業時間が長くなり、吹付作業の効
率が良くない。
【０００６】この発明は上記事情に鑑み、ノズルの目詰
まりを防止することを目的とする。他の目的は、薬剤と
フレッシュコンクリートの混合が十分に行われるように
することを目的とする。
まりを防止することを目的とする。他の目的は、薬剤と
フレッシュコンクリートの混合が十分に行われるように
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、Ｌ字状管の
導入部にフレッシュコンクリート又はフレッシュモルタ
ル材を圧送し湾曲部で方向変換させて放射部の放射口に
向かわせるとともに、該湾曲部から該放射口の中央部に
向かって薬剤を噴霧せしめることを特徴とするフレッシ
ュコンクリートの吹付方法、である。
導入部にフレッシュコンクリート又はフレッシュモルタ
ル材を圧送し湾曲部で方向変換させて放射部の放射口に
向かわせるとともに、該湾曲部から該放射口の中央部に
向かって薬剤を噴霧せしめることを特徴とするフレッシ
ュコンクリートの吹付方法、である。
【０００８】この発明は、湾曲部を介して連続する導入
部と放射部とを備えたＬ字状管と；先端部が該湾曲部内
に突出し、その噴霧口が放射部の放射口と対向している
薬剤噴霧管と；を備えていることを特徴とするフレッシ
ュコンクリートの吹付ノズル装置、である。
部と放射部とを備えたＬ字状管と；先端部が該湾曲部内
に突出し、その噴霧口が放射部の放射口と対向している
薬剤噴霧管と；を備えていることを特徴とするフレッシ
ュコンクリートの吹付ノズル装置、である。
【０００９】
【発明の実施の形態】吹付ノズル装置はＬ字状管と薬剤
噴出管とから構成されている。このＬ字状管は、湾曲部
を介して連続する導入部と放射部とを備えている。この
導入部にフレッシュコンクリート又はフレッシュモルタ
ル材（以下、単に、フレッシュコンクリートという）を
圧送すると、該フレッシュコンクリートは、湾曲部で方
向変換しながら放射部に入り、放射口に向かう。薬剤噴
霧管には、圧縮空気口及び薬剤供給口が設けられ、その
先端部は、Ｌ字状管の湾曲部内に突出している。該薬剤
噴霧管に圧縮空気と薬剤とを供給すると、該薬剤は該圧
縮空気と混合され、先端部の噴霧口から前記湾曲部内に
噴霧される。この圧縮空気の供給速度は前記フレッシュ
コンクリートの供給速度より速くなるように設計されて
いる。
噴出管とから構成されている。このＬ字状管は、湾曲部
を介して連続する導入部と放射部とを備えている。この
導入部にフレッシュコンクリート又はフレッシュモルタ
ル材（以下、単に、フレッシュコンクリートという）を
圧送すると、該フレッシュコンクリートは、湾曲部で方
向変換しながら放射部に入り、放射口に向かう。薬剤噴
霧管には、圧縮空気口及び薬剤供給口が設けられ、その
先端部は、Ｌ字状管の湾曲部内に突出している。該薬剤
噴霧管に圧縮空気と薬剤とを供給すると、該薬剤は該圧
縮空気と混合され、先端部の噴霧口から前記湾曲部内に
噴霧される。この圧縮空気の供給速度は前記フレッシュ
コンクリートの供給速度より速くなるように設計されて
いる。
【００１０】この時、湾曲部内の噴霧口近傍はベンチュ
リ効果により負圧となり、フレッシュコンクリートは圧
縮空気に引っ張られるようにしながら放射口に向かう。
又、該湾曲部内を通るフレッシュコンクリートは乱流状
態となる。そのため、該薬剤混じりの圧縮空気が該放射
口の中央部に向かって噴霧されると、該薬剤はフレッシ
ュコンクリートに十分混合され、その混合された状態で
放射口から放射される。
リ効果により負圧となり、フレッシュコンクリートは圧
縮空気に引っ張られるようにしながら放射口に向かう。
又、該湾曲部内を通るフレッシュコンクリートは乱流状
態となる。そのため、該薬剤混じりの圧縮空気が該放射
口の中央部に向かって噴霧されると、該薬剤はフレッシ
ュコンクリートに十分混合され、その混合された状態で
放射口から放射される。
【００１１】なお、薬剤供給口は薬剤貯蔵室を介して薬
剤噴出管に連通させると、該噴霧管を通る圧縮空気によ
り薬剤貯蔵室内の薬剤が吸い込まれるので、薬剤の供給
が途切れる恐れはない。また、薬剤噴霧管又は該薬剤噴
霧管のホルダを回転自在にし、操作性の向上を図る様に
しても良い。
剤噴出管に連通させると、該噴霧管を通る圧縮空気によ
り薬剤貯蔵室内の薬剤が吸い込まれるので、薬剤の供給
が途切れる恐れはない。また、薬剤噴霧管又は該薬剤噴
霧管のホルダを回転自在にし、操作性の向上を図る様に
しても良い。
【００１２】
【実施例】この発明の実施例を図１、図２により説明す
る。吹付ノズル装置はＬ字状管１と薬剤噴霧管１０とか
ら構成されている。このＬ字状管１は、湾曲部２を介し
て連続する導入部３と放射部４とから構成されている。
る。吹付ノズル装置はＬ字状管１と薬剤噴霧管１０とか
ら構成されている。このＬ字状管１は、湾曲部２を介し
て連続する導入部３と放射部４とから構成されている。
【００１３】薬剤噴霧管１０の先端部１０ａは絞られ、
その先端部１０ａは前記Ｌ字状管１の湾曲部２内に突出
している。この突出位置や突出量などは必要に応じて適
宜選択される。
その先端部１０ａは前記Ｌ字状管１の湾曲部２内に突出
している。この突出位置や突出量などは必要に応じて適
宜選択される。
【００１４】例えば、該管内における混合効率及び吸引
効率を向上させるため、噴霧口１１の中心軸１１Ｃと放
射部４の放射口５の中心軸５Ｃを間隔Ｔずらし、又、突
出量をＬにして噴霧口１１が湾曲部２の略中央部２Ｃに
位置する様にする。薬剤噴霧管１０には、圧縮空気口１
２と薬剤供給口１３とが設けられている。この薬剤噴霧
管１０は、ホルダ１５に収納されている。
効率を向上させるため、噴霧口１１の中心軸１１Ｃと放
射部４の放射口５の中心軸５Ｃを間隔Ｔずらし、又、突
出量をＬにして噴霧口１１が湾曲部２の略中央部２Ｃに
位置する様にする。薬剤噴霧管１０には、圧縮空気口１
２と薬剤供給口１３とが設けられている。この薬剤噴霧
管１０は、ホルダ１５に収納されている。
【００１５】次に本実施例の作動について説明する。混
練されたセメント、骨材、水からなるフレッシュコンク
リートＦＣをＬ字状管１の導入部３に圧送すると、該フ
レッシュコンクリートＦＣは湾曲部２に案内されて放射
部４に方向変換し、放射口５に向かう。前記フレッシュ
コンクリートＦＣより高速な圧縮空気ＰＡを薬剤噴霧管
１０の圧縮空気口１２に供給するとともに、薬剤供給口
１３から液状の急結剤ＣＲを送ると、該急結剤ＣＲは圧
縮空気ＰＡと混合されながら流下し、噴霧口１１から霧
状となって放出される。
練されたセメント、骨材、水からなるフレッシュコンク
リートＦＣをＬ字状管１の導入部３に圧送すると、該フ
レッシュコンクリートＦＣは湾曲部２に案内されて放射
部４に方向変換し、放射口５に向かう。前記フレッシュ
コンクリートＦＣより高速な圧縮空気ＰＡを薬剤噴霧管
１０の圧縮空気口１２に供給するとともに、薬剤供給口
１３から液状の急結剤ＣＲを送ると、該急結剤ＣＲは圧
縮空気ＰＡと混合されながら流下し、噴霧口１１から霧
状となって放出される。
【００１６】湾曲部２内の中央部２Ｃで薬剤ＣＲが噴霧
されると、該薬剤ＣＲは圧縮空気ＰＡにより放射部４の
断面中央部４Ｃから管内壁面４Ｐに向かって広がる様に
しながらフレッシュコンクリートＦＣに混入される。そ
して、薬剤ＣＲが充分混合された状態で、フレッシュコ
ンクリートＦＣは放射口５から壁面などに向かって放射
される。
されると、該薬剤ＣＲは圧縮空気ＰＡにより放射部４の
断面中央部４Ｃから管内壁面４Ｐに向かって広がる様に
しながらフレッシュコンクリートＦＣに混入される。そ
して、薬剤ＣＲが充分混合された状態で、フレッシュコ
ンクリートＦＣは放射口５から壁面などに向かって放射
される。
【００１７】なお、吹付ノズル装置の洗浄を行うときに
は、圧縮空気口から圧縮空気ＰＡを供給すると共に、薬
剤供給口１３から洗浄水を供給する。
は、圧縮空気口から圧縮空気ＰＡを供給すると共に、薬
剤供給口１３から洗浄水を供給する。
【００１８】この発明の第２実施例を図３により説明す
る。この実施例と第１実施例との相違点は次の通りであ
る。 (1)薬剤供給口１３が、薬剤貯蔵室２０を介して薬剤噴
霧管１０に連通していること。圧縮空気ＰＡが薬剤噴霧
管１０内を流れると、ベンチュリ管の霧吹きの原理によ
り該薬剤貯蔵室２０内の薬剤ＣＲは吸引され、該圧縮空
気ＰＡと混合されるので、瞬時の液切れをなくすことが
できる。なお、薬剤噴霧管１０の吸引力が弱い場合でも
薬剤貯蔵室の薬剤を吸引し、又、液切れを防ぐため薬剤
ＣＲは定量ポンプにより圧送するようにしている。
る。この実施例と第１実施例との相違点は次の通りであ
る。 (1)薬剤供給口１３が、薬剤貯蔵室２０を介して薬剤噴
霧管１０に連通していること。圧縮空気ＰＡが薬剤噴霧
管１０内を流れると、ベンチュリ管の霧吹きの原理によ
り該薬剤貯蔵室２０内の薬剤ＣＲは吸引され、該圧縮空
気ＰＡと混合されるので、瞬時の液切れをなくすことが
できる。なお、薬剤噴霧管１０の吸引力が弱い場合でも
薬剤貯蔵室の薬剤を吸引し、又、液切れを防ぐため薬剤
ＣＲは定量ポンプにより圧送するようにしている。
【００１９】(2)薬剤噴霧管１０のホルダが回転可能に
支持されていること。薬剤噴霧管１０を収納するホルダ
は、第１ホルダ部２１と第２ホルダ部２２とに分離され
ており、両ホルダ部２１、２２にはボルト穴２３、２４
が設けられている。薬剤噴霧管１０の両端部側には、リ
ング状のボルト受溝２５、２６が形成されている。固定
ボルト２７、２８をボルト穴２３、２４に螺着し、その
先端をボルト受溝２５、２６内に位置させる。これによ
り、第２ホルダ２２は回転可能となるので、薬剤供給口
１３の接続金具１３Ａに連結したホースが、からまるな
どのトラブルは解消される。尚、薬剤噴霧管自体を回動
自在に支持しても同様な効果を得ることが出来る。
支持されていること。薬剤噴霧管１０を収納するホルダ
は、第１ホルダ部２１と第２ホルダ部２２とに分離され
ており、両ホルダ部２１、２２にはボルト穴２３、２４
が設けられている。薬剤噴霧管１０の両端部側には、リ
ング状のボルト受溝２５、２６が形成されている。固定
ボルト２７、２８をボルト穴２３、２４に螺着し、その
先端をボルト受溝２５、２６内に位置させる。これによ
り、第２ホルダ２２は回転可能となるので、薬剤供給口
１３の接続金具１３Ａに連結したホースが、からまるな
どのトラブルは解消される。尚、薬剤噴霧管自体を回動
自在に支持しても同様な効果を得ることが出来る。
【００２０】(3)該薬剤噴霧管がＬ字状管の湾曲部に着
脱自在に設けられていること。薬剤噴霧管１０を交換す
る場合は、固定ボルト２７、２８を緩めて外し、第２ホ
ルダ２２を該薬剤噴霧管１０の後端側に引くと、該薬剤
噴霧管１０はＬ字状管１から簡単に外れる。又、該薬剤
噴霧管を取り付ける場合には、前記行程と逆の行程を行
う。なお、薬剤供給口１３の接続金具１３Ａは第２ホル
ダ２２に螺着されているので、簡単に取り外しすること
ができる。
脱自在に設けられていること。薬剤噴霧管１０を交換す
る場合は、固定ボルト２７、２８を緩めて外し、第２ホ
ルダ２２を該薬剤噴霧管１０の後端側に引くと、該薬剤
噴霧管１０はＬ字状管１から簡単に外れる。又、該薬剤
噴霧管を取り付ける場合には、前記行程と逆の行程を行
う。なお、薬剤供給口１３の接続金具１３Ａは第２ホル
ダ２２に螺着されているので、簡単に取り外しすること
ができる。
【００２１】この発明の第３実施例を図４により説明す
る。この実施例と前記実施例との相違点は、Ｌ字状管１
の放射部４の先端部４ａに付着防止筒３０を設けたこと
である。この付着防止筒３０は、例えば、該先端部４ａ
に設けられる先細の天然ゴム製筒体で、ボルト３５によ
り該先端部４ａに固定される。この付着防止筒３０は、
吹付ノズル装置の稼働により振動し、フレッシュコンク
リート等の付着を防止する。
る。この実施例と前記実施例との相違点は、Ｌ字状管１
の放射部４の先端部４ａに付着防止筒３０を設けたこと
である。この付着防止筒３０は、例えば、該先端部４ａ
に設けられる先細の天然ゴム製筒体で、ボルト３５によ
り該先端部４ａに固定される。この付着防止筒３０は、
吹付ノズル装置の稼働により振動し、フレッシュコンク
リート等の付着を防止する。
【００２２】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、フレッシュコンクリートの吹付のみ
ならず、フレッシュモルタル材の吹付にも利用できるこ
とは勿論である。従って、フレッシュコンクリートの概
念にはこのフレッシュモルタル材も含まれているもので
ある。
ではなく、例えば、フレッシュコンクリートの吹付のみ
ならず、フレッシュモルタル材の吹付にも利用できるこ
とは勿論である。従って、フレッシュコンクリートの概
念にはこのフレッシュモルタル材も含まれているもので
ある。
【００２３】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成したので、次の
様な顕著な効果を奏する。 (1)フレッシュコンクリートと薬剤とは、充分に混合さ
れるので、管内壁に付着して固化することがない。その
ため、目詰まりが発生しないので、長時間連続的に吹付
作業を行うことができる。 (2)フレッシュコンクリートに薬剤が充分に混合される
ので、コンクリートの各部において平均した速硬性の強
度をもつことができる。
様な顕著な効果を奏する。 (1)フレッシュコンクリートと薬剤とは、充分に混合さ
れるので、管内壁に付着して固化することがない。その
ため、目詰まりが発生しないので、長時間連続的に吹付
作業を行うことができる。 (2)フレッシュコンクリートに薬剤が充分に混合される
ので、コンクリートの各部において平均した速硬性の強
度をもつことができる。
【図１】本発明の第１実施例を示す縦断面図である。
【図２】図１のII−II線断面拡大図である。
【図３】本発明の第２実施例を示す縦断面図である。
【図４】本発明の第３実施例を示す一部断面図である。
１ Ｌ字状管 ２ 湾曲部 ３ 導入部 ４ 放射部 ５ 放射口 １０ 薬剤噴霧管 １２ 圧縮空気口 １３ 薬剤供給口 １５ ホルダ ２０ 薬剤貯蔵室 ３０ 付着防止筒
Claims (8)
- 【請求項１】Ｌ字状管の導入部にフレッシュコンクリー
ト又はフレッシュモルタル材を圧送し湾曲部で方向変換
させて放射部の放射口に向かわせるとともに、該湾曲部
から該放射口の中央部に向かって薬剤を噴霧せしめるこ
とを特徴とするフレッシュコンクリートの吹付方法。 - 【請求項２】湾曲部を介して連続する導入部と放射部と
を備えたＬ字状管と；先端部が該湾曲部内に突出し、そ
の噴霧口が放射部の放射口と対向している薬剤噴霧管
と；を備えていることを特徴とするフレッシュコンクリ
ートの吹付ノズル装置。 - 【請求項３】放射口の中心軸が、噴霧口の中心軸からず
れていることを特徴とする請求項２記載のフレッシュコ
ンクリートの吹付ノズル装置。 - 【請求項４】薬剤噴霧管が、圧縮空気口と薬剤供給口と
に連通していることを特徴とする請求項２記載のフレッ
シュコンクリートの吹付ノズル装置。 - 【請求項５】薬剤供給口が、薬剤貯蔵室を介して薬剤噴
霧管に連通していることを特徴とする請求項４記載のフ
レッシュコンクリートの吹付ノズル装置。 - 【請求項６】薬剤噴霧管が、回動可能に支持されている
ことを特徴とする請求項２記載のフレッシュコンクリー
トの吹付ノズル装置。 - 【請求項７】放射部の先端部に、付着防止筒が設けられ
ていることを特徴とする請求項２記載のフレッシュコン
クリートの吹付ノズル装置。 - 【請求項８】付着防止筒が、天然ゴムにより先細に形成
さられていることを特徴とする請求項７記載のフレッシ
ュコンクリートの吹付ノズル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174519A JPH1122391A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | フレッシュコンクリートの吹付方法及びその吹付ノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174519A JPH1122391A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | フレッシュコンクリートの吹付方法及びその吹付ノズル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1122391A true JPH1122391A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=15979948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9174519A Pending JPH1122391A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | フレッシュコンクリートの吹付方法及びその吹付ノズル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1122391A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102953736A (zh) * | 2011-08-17 | 2013-03-06 | 闫冬生 | 一种新型喷浆机 |
| CN103962024A (zh) * | 2013-07-12 | 2014-08-06 | 佛山市高明尚昂科技有限公司 | 一种变向雾化装置 |
| JP2015196154A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 株式会社中西製作所 | 二流体ノズルユニット |
| CN105275480A (zh) * | 2014-07-15 | 2016-01-27 | 李长青 | 一种转子式混凝土无尘喷射机 |
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| CN108636631A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-10-12 | 中铁五局集团有限公司 | 一种用于检测喷射混凝土用速凝剂性能的混合喷射装置 |
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| CN114804276A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-29 | 南通富兰妮纺织品有限公司 | 一种印染纺织污水脱色高效处理机 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9174519A patent/JPH1122391A/ja active Pending
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