JPH11222413A - 固形化粧料 - Google Patents

固形化粧料

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JPH11222413A
JPH11222413A JP2131098A JP2131098A JPH11222413A JP H11222413 A JPH11222413 A JP H11222413A JP 2131098 A JP2131098 A JP 2131098A JP 2131098 A JP2131098 A JP 2131098A JP H11222413 A JPH11222413 A JP H11222413A
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fatty acid
weight
solid cosmetic
dextrin
solid
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Ichiro Yamazaki
一郎 山崎
Hirohisa Hibi
博久 日比
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Nippon Shikizai Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観の透明性、唇や肌に塗布したときの艶、
エモリエント性、保存安定性、及び作業性に優れた固形
化粧料を提供する。 【解決手段】デキストリン脂肪酸エステルと、平均炭素
数が40〜200である鎖状の飽和炭化水素と、ステロ
ール誘導体と、メチルフェニルポリシロキサンとを含有
する固形化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形化粧料に関
し、具体的には口紅、アイシャドウ、及びリップクリー
ム等の油性の固形化粧料に関する。特に、本発明は、透
明性に優れ、唇等に塗布したときに唇等に良好な艶を付
与し、エモリエント性が高く、且つ保存安定性及びバル
ク製造時の作業性の良好な、油性の固形化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】透明な化粧料としては、従来は、ペース
ト状の化粧料や液状の化粧料が広く知られ、固形の透明
化粧料としては、ポリアミド樹脂及びエステルガム等の
樹脂類、糖エステル、又は12―ヒドロキシステアリン
酸等を配合した化粧料が知られていた(特公昭45−4
1318号公報、特公昭52−7067号公報、特公平
6−96488号公報、特開平2−264707号公報
等参照)。
【0003】しかしながら、これらの透明化粧料におい
ては、いずれも、透明性、艶、及び保存安定性の全ての
点で満足できるものが無かった。特に、透明な外観に加
えて、唇に塗布した時に良好な艶を与えることが要求さ
れる化粧料としては、満足なものが得られなかった。
【0004】又、デキストリン脂肪酸エステルと重質流
動イソパラフィンと液状油成分とを配合した透明化粧料
(特開平9−235210号公報参照)は、エモリエン
ト性及びバルク製造時における作業性の点で必ずしも満
足なものではなかった。特に前記化粧料において、エモ
リエント性の高い化粧料を得る目的で周知の保湿剤を添
加した場合には、透明性の高い化粧料が得られないこと
があった。又、バルク製造時の作業性については、粘度
の高いゲルを形成する故に泡を含みやすく、しかも一旦
泡を含むと泡を抜くことが容易ではないという問題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、外観の透明性に優れるだけでなく、唇及びその他の
肌に塗布したときに良好な艶を与え、エモリエント性が
高く、したがって唇及びその他の肌を効果的に保護する
ことができ、しかも保存安定性及び作業性に優れた固形
化粧料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決することを目的に鋭意研究を重ねた結果、デキス
トリン脂肪酸エステルと、平均炭素数が40〜200で
ある鎖状炭化水素と、ステロール誘導体と、メチルフェ
ニルポリシロキサンとを含有する固形化粧料が、外観の
透明性に優れるだけでなく、唇及びその他の肌に塗布し
たときに良好な艶を与え、エモリエント性が高く、した
がって唇及びその他の肌を効果的に保護することがで
き、しかも保存安定性及び作業性に優れていることを見
出した。又、透明性を特に要求されない化粧料において
も、前記成分を用いることにより、唇及びその他の肌に
塗布したときに良好な艶を与え、エモリエント性が高
く、したがって唇及びその他の肌を効果的に保護するこ
とができ、しかも保存安定性及び作業性に優れた化粧料
が得られることを見出した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるデキストリン
脂肪酸エステルとしては、デキストリンに、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、及びステアリン酸等
の炭素数12〜18の直鎖飽和脂肪酸、イソステアリン
酸等の炭素数12〜18の分岐脂肪酸、並びにオレイン
酸等の炭素数12〜18の不飽和脂肪酸よりなる群から
選択された少なくとも1種の脂肪酸が結合したデキスト
リン脂肪酸エステルが挙げられる。
【0008】前記デキストリン脂肪酸エステルの内、安
定性及び使用性に優れている点で、炭素数12〜18の
直鎖脂肪酸のエステルが特に好ましい。
【0009】デキストリン脂肪酸エステルにおける脂肪
酸の炭素数が前記範囲よりも小さい場合には、皮膚刺激
性が強く安全性に問題がある場合がある。一方、脂肪酸
の炭素数が前記範囲よりも大きな場合には、脂肪酸その
ものの置換反応性が低くなる故に、所定の置換度を有す
るデキストリン脂肪酸エステルが得られないことがあ
る。又、このような脂肪酸は高価なので、たとえ所定の
置換度を有するデキストリン脂肪酸エステルが得られる
場合においても、得られるデキストリン脂肪酸もまた高
価な点でも好ましくない。
【0010】前記デキストリン脂肪酸エステルにおける
脂肪酸の置換度は、デキストリンを構成するグルコース
単位当たり1以上であることが好ましい。脂肪酸の置換
度が前記範囲よりも小さい場合には、デキストリン脂肪
酸エステルの油性基材に対する溶解性やゲル化能が不十
分となることがある。
【0011】本発明におけるデキストリン脂肪酸エステ
ルの配合量は、固形化粧料の全量に対して1〜30重量
%の範囲が好ましく、5〜20重量%の範囲がより好ま
しい。デキストリン脂肪酸エステルの配合量が1重量%
未満の場合には、得られる固形化粧料の高温における安
定性に問題がある場合があり、逆にデキストリン脂肪酸
エステルの配合量が30重量%を超える場合には、得ら
れる固形化粧料が硬く固化した状態になり、使用性の良
好な固形化粧料が得られないことがある。
【0012】本発明において使用される平均炭素数が4
0〜200の液状の鎖状炭化水素としては、炭化水素の
重合物を挙げることができ、このような炭化水素の重合
物としては、ポリブテン及び重質流動イソパラフィン等
を挙げることができる。前記鎖状炭化水素の平均炭素数
が40未満の場合には、得られる固形化粧料を唇等に塗
布しても十分な艶が得られず、一方、平均炭素数が20
0を超える場合には、得られる固形化粧料が硬く固化し
た状態になり、使用性の良好な固形化粧料が得られな
い。
【0013】本発明における、前記鎖状炭化水素の配合
量は、固形化粧料の全量に対して10〜60重量%の範
囲が好ましく、20〜50重量%の範囲が更に好まし
い。前記鎖状炭化水素の配合量が10重量%未満の場合
には、得られる固形化粧料を唇等に塗布しても十分な艶
が得られないことがあり、又、このような固形化粧料
は、安定性の面でも問題のあることがある。一方、前記
鎖状炭化水素の配合量が60重量%を超えると、のび等
の使用性やバルク製造時の作業性の良好な固形化粧料が
得られないことがある。
【0014】本発明において使用されるステロール誘導
体としては、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒ
ドロコレステリル、ノナン酸コレステリル、ヒドロキシ
ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステ
リル、イソステアリン酸ジヒドロコレステリル、N−ラ
ウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル、ベヘニ
ル、オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸ジ(コレステリル、オクチルドデシル)、及びマ
カデミアナッツ油脂肪酸コレステリル等のコレステロー
ル誘導体、オレイン酸フィトステリル及びノナン酸フィ
トステリル等のフィトステロール誘導体、並びにオレイ
ン酸ラノステリル及びノナン酸ジヒドロラノステリル等
のラノステロール誘導体等が挙げられる。これらの内、
前記コレステロール誘導体が、透明性の高い固形化粧料
を与える点で好ましい。前記ステロール誘導体は、1種
のみ使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用して
もよい。
【0015】前記ステロール誘導体の配合量は、固形化
粧料の全量に対して0.01〜40重量%の範囲が好ま
しく、1〜30重量%の範囲が特に好ましい。前記ステ
ロール誘導体の配合量が0.01重量%未満の場合に
は、十分なエモリエント効果を有する固形化粧料が得ら
れないことがあり、配合量が40重量%を超えると、十
分な透明性を有する固形化粧料が得られないことがあ
る。
【0016】本発明において使用されるメチルフェニル
ポリシロキサンとしては、例えば、主として、直鎖状の
ジメチルポリシロキサンにおけるメチル基の一部が、フ
ェニル基、又はフェニル基とトリメチルシリル基とで置
換された構造を有する重合体を挙げることができ、前記
メチルフェニルポリシロキサンの25℃における粘度は
200mm2 /s以下の範囲が好ましい。前記メチルフ
ェニルポリシロキサンの25℃における粘度が200m
2 /sを超えると、メチルフェニルポリシロキサンの
相溶性が低下し、得られる固形化粧料の透明性について
問題が生じることがあるからである。
【0017】前記メチルフェニルポリシロキサンの配合
量は、固形化粧料全量に対して10〜50重量%の範囲
が好ましく、20〜40重量%の範囲がより好ましい。
メチルフェニルポリシロキサンの配合量が10重量%未
満である場合には、固形化粧料を製造する際に泡を抜く
ことが容易ではなくなり、作業性の点で問題が生じるこ
とがある。一方、前記配合量が50重量%を超えると、
満足のいく艶を与える固形化粧料が得られないことがあ
る。
【0018】本発明の固形化粧料には、前記成分の他
に、使用目的により、化粧料に通常に使用される、炭化
水素類やエステル油類、動植物油類、動植物油の硬化
油、高級脂肪酸類、高級アルコール類、各種樹脂類、着
色剤、色素、体質顔料、増粘剤、界面活性剤、抗酸化
剤、防腐剤、香料等を、本発明の目的を阻害しない範囲
で、その種類及び配合量を適切な範囲で選定して配合す
ることが可能である。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
詳細に説明する。但し、本発明は、これらの実施例によ
って何ら限定されることはない。尚、配合量等は、特に
断りが無い限り重量%で示す。
【0020】(実施例1〜10)全成分を加熱溶解して
均一に混合した後、得られた混合物を容器に流し込み、
冷却して固形化粧料を得た。成分として用いられた原料
の種類及び配合量を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】(比較例1〜5)実施例1〜10と同様に
して固形化粧料を得た。成分として用いられた原料の種
類及び配合量を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】以下、実施例1〜10及び比較例1〜5に
おいて調製した固形化粧料のそれぞれについて、透明
性、吸湿・保湿性、安定性、官能特性、及び作業性を評
価した。評価項目、試験方法、及び評価基準について以
下に詳述する。
【0025】1.透明性評価試験 得られた固形化粧料を光路長10mmの石英セルに流し
込み、冷却固化させた後に、分光光度計で前記固形化粧
料の可視部(400〜700nm)における透過率を測
定し、チャート面積から透過率の平均を算出し、下記の
評価基準に従って評価した。結果を表3に示す。
【0026】(評価基準) ◎:透過率80%以上 ○:透過率60%以上80%未満 △:透過率40%以上60%未満 ×:透過率40%未満 2.吸湿・保湿試験 吸湿試験においては、容量2mlの秤量瓶に固形化粧料
を各0.5g流し込み、開放状態で温度30℃、湿度9
5%の高湿度条件下に放置し、一定時間毎に秤量瓶に蓋
をして重量を測定し、固形化粧料1g当たりの水分量を
求めた。
【0027】保湿試験においては、前記吸湿試験を開始
してから15日後に、吸湿した固形化粧料の入った秤量
瓶を、開放状態で30℃、湿度30%の低湿度条件下に
放置し、一定時間毎に秤量瓶に蓋をして重量を測定し、
固形化粧料1g当たりの水分量を測定した。
【0028】吸湿試験及び保湿試験の結果を図1に示
す。
【0029】3.安定性評価試験 固形化粧料を、25℃に保持された恒温槽、40℃で湿
度85%に保持された恒温槽、及び湿度85%におい
て、5℃で8時間、20℃で4時間、40℃で8時間、
20℃で4時間のサイクルで内部の雰囲気が変化する恒
温槽の3種の恒温槽中に1ヶ月間保存し、色調、匂い、
外観形状(ひび割れ、発汗)、使用感の変化について下
記の規準に従って評価した。結果を表3に示す。
【0030】(評価規準) ◎:色調、匂い、外観、及び使用感のいずれにも変化が
見られなかった。
【0031】 ○:色調、匂い、外観、及び使用感のいずれか1つに何
らかの変化が見られた。
【0032】 △:色調、匂い、外観、及び使用感の内のいずれか2つ
に何らかの変化が見られた。
【0033】 ×:色調、匂い、外観、及び使用感の内のいずれか3つ
以上に何らかの変化が見られた。
【0034】4.官能特性試験 実施例1〜10及び比較例1〜5の化粧料について、の
び、つき、艶、及び唇の保湿感を、女性被験者10名に
よる4段階評価によって評価した。ここで、1は非常に
良くないことを示し、2は良くないことを示し、3は良
好なことを示し、4は非常に良好なことを示す。試験の
結果は、10名の平均値に基づき、以下に示す評価基準
に従って評価した。
【0035】結果を表3に示す。
【0036】(評価基準) 4段階評価の平均値 評 価 3.5以上4.0まで ◎ 2.5以上3.5未満 ○ 1.5以上2.5未満 △ 1.0以上1.5未満 × 5.作業性試験 実施例1〜10及び比較例1〜5の固形化粧品を500
mlのメスシリンダに50mlまで入れ、温度85℃で
攪拌しながら真空ポンプを用いて吸引した。吸引後3分
経過したときの泡の量について下記の規準に従って評価
した。結果を表3に示す。
【0037】(評価基準) ◎:泡が殆どなくなった(50ml未満) 〇:泡が少しだけ残った(50ml以上200ml未
満) △:泡が残った(200ml以上400ml未満) ×:泡が殆ど消えない(400ml以上) (前記括弧内は、3分経過後の泡の量を示す。)
【0038】
【表3】
【0039】表3から明らかなように、実施例1〜10
の固形化粧料は、透明性、安定性、官能特性、及び作業
性のいずれも良好乃至極めて優れていた。これに対し
て、比較例1〜5の固形化粧料は、いずれも攪拌により
泡が生じやすく、且つ一旦生じた泡がなかなか抜けない
傾向があった。又、前記比較例1及び2の固形化粧料
は、官能特性も劣り、比較例2〜5の固形化粧料は透明
性に劣るという結果が得られた。
【0040】又、図1から明らかなように、実施例1、
5、及び9の固形化粧料は、高湿度下では水分量が大幅
に増加し、一方、低湿度下では水分量の減少が少なかっ
た。一方、比較例1、2、及び4の固形化粧料は、前記
実施例の固形化粧料と比較して、高湿度下での水分量の
増加が少なかったのに対し、低湿度下では水分量が大き
く減少した。この結果から、実施例の固形化粧料は比較
例の固形化粧料と比較して保湿性に優れることが判る。
【0041】(実施例11) スティック状口紅の製造 以下のようにしてスティック状口紅を製造した。成分及
び製法は次の通りである。
【0042】 ( 成 分 ) パルミチン酸デキストリン 25重量部 ポリブテン(炭素数90) 30重量部 オレイン酸コレステリル 5重量部 メチルフェニルポリシロキサン(粘度20mm2 /s) 25重量部 リンゴ酸ジイソステアリル 14重量部 赤色202号 0.8重量部 赤色223号 0.2重量部 酸化防止剤 適 量 ( 製 法 )ポリブテン以外の成分を85〜90℃で
加熱溶解し、ロールミルで練り合わせた。得られた混合
物に85〜90℃でポリブテンを混合溶解し、型に流し
込んで冷却することにより、スティック状の透明口紅が
得られた。
【0043】(実施例12) リップグロスの製造 以下のようにしてリップグロスを製造した。成分及び製
法は以下の通りである。
【0044】 ( 成 分 ) パルミチン酸デキストリン 10重量部 ポリブテン(炭素数90) 35重量部 ヒドロキシステアリン酸コレステリル 10重量部 メチルフェニルポリシロキサン(粘度20mm2 /s) 25重量部 流動パラフィン 19重量部 雲母チタン 1重量部 酸化防止剤 適 量 ( 製 法 )全成分を85〜90℃で加熱溶解し、容
器に流し込んで冷却することにより、透明なリップグロ
スが得られた。
【0045】(実施例13) リップクリームの製造 以下のようにしてリップクリームを製造した。成分及び
製法は以下の通りである。
【0046】 ( 成 分 ) パルミチン酸デキストリン 25重量部 ポリブテン(炭素数90) 30重量部 オレイン酸コレステリル 10重量部 メチルフェニルポリシロキサン(粘度20mm2 /s) 20重量部 液状ラノリン 10重量部 スクワラン 5重量部 酸化防止剤 適 量 ( 製 法 )全成分を85〜90℃で加熱溶解し、容
器に流し込んで冷却することにより、透明なリップクリ
ームが得られた。
【0047】(実施例14) スティック状アイシャドーの製造 以下のようにしてスティック状アイシャドーを製造し
た。成分及び製法は以下の通りである。
【0048】 ( 成 分 ) パルミチン酸デキストリン 25重量部 ポリブテン(炭素数90) 20重量部 N-ラウロイル-L-ク゛ルタミン 酸シ゛(コレステリル、ヘ゛ヘニル、オクチルト゛テ゛シル) 5重量部 メチルフェニルポリシロキサン(粘度20mm2 /s) 30重量部 スクワラン 17重量部 雲母チタン 3重量部 酸化防止剤 適 量 ( 製 法 )全成分を85〜90℃で加熱溶解し、容
器に流し込んで冷却することにより、透明なスティック
アイシャドーが得られた。
【0049】
【発明の効果】本発明によって、外観の透明性に優れる
だけでなく、唇や肌に塗布したときに良好な艶を与え、
エモリエント性が高く、したがって唇及びその他の肌を
効果的に保護することができ、しかも保存安定性及び作
業性に優れた固形化粧料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1、5、及び9、並びに比較例
1、2、及び4に係る固形化粧料についての、吸湿・保
湿試験の結果を示すグラフである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デキストリン脂肪酸エステルと、平均炭
    素数が40〜200である液状の鎖状炭化水素と、ステ
    ロール誘導体と、メチルフェニルポリシロキサンとを含
    有することを特徴とする固形化粧料。
  2. 【請求項2】 前記請求項1におけるデキストリン脂肪
    酸エステルは、デキストリンに、炭素数が12〜18で
    ある、直鎖飽和脂肪酸、分岐脂肪酸、及び不飽和脂肪酸
    よりなる群から選択された少なくとも一種の脂肪酸が結
    合してなるデキストリン脂肪酸エステルである請求項1
    に記載の固形化粧料。
  3. 【請求項3】 請求項1におけるデキストリン脂肪酸エ
    ステルは、その含有量が1〜30重量%である請求項1
    又は2に記載の固形化粧料。
  4. 【請求項4】 請求項1における鎖状炭化水素は、その
    含有量が10〜60重量%である請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の固形化粧料。
  5. 【請求項5】 請求項1におけるステロール誘導体は、
    その含有量が0.01〜40重量%である請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の固形化粧料。
  6. 【請求項6】 請求項1におけるメチルフェニルポリシ
    ロキサンは、その含有量が10〜50重量%である請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の固形化粧料。
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