JPH11220659A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH11220659A
JPH11220659A JP10022345A JP2234598A JPH11220659A JP H11220659 A JPH11220659 A JP H11220659A JP 10022345 A JP10022345 A JP 10022345A JP 2234598 A JP2234598 A JP 2234598A JP H11220659 A JPH11220659 A JP H11220659A
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JP
Japan
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imaging
field
mode
signal
light receiving
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JP10022345A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyahara
弘之 宮原
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナミックレンジを拡大した撮像画像、或
いは動解像度の向上を図った撮像画像を目的に応じて選
択可能とする。 【解決手段】 制御部9は、ダイナミックレンジ拡大モ
ードが選択されると、1フィールドの間に、2フィール
ド分の奇数フィールド用の撮像信号或いは偶数フィール
ド用の撮像信号を形成するようにCCDイメージセンサ
1を読み出し制御し、高速撮像モードが選択されると、
1フィールドの間に奇数フィールド用及び偶数フィール
ド用の撮像信号を形成するようにCCDイメージセンサ
1を読み出し制御する。記録再生部7は、この1フィー
ルドの間における複数フィールド分の撮像信号を記録
し、再生時に、前記2フィールド分の撮像信号を加算処
理してダイナミックレンジを拡大して出力し、或いは前
記1フィールドの間における奇数フィールド用及び偶数
フィールド用の撮像信号を、通常の1フィールドの転送
レートで出力することで動解像度の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を用
いて被写体の撮像を行うビデオカメラ装置やカメラ装置
等に設けて好適な撮像装置に関し、特に受光素子の飽和
を防止したうえで撮像信号のダイナミックレンジの拡大
を図り、また、電荷の読み出し時に各ラインの受光素子
の電荷の加算処理を行った場合に垂直解像度の向上と共
に動解像度の向上等を図った撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日におけるビデオカメラ装置には、撮
像管よりも小型軽量化及びローコスト化等が可能なこと
から撮像手段として複数の固体撮像素子で形成された固
体撮像部(CCDイメージセンサ)が設けられている。
このCCDイメージセンサとしては、フレーム転送形C
CDイメージセンサ(FTCCD)、フレームインター
ライン形CCDイメージセンサ(FITCCD)、イン
ターライン形CCDイメージセンサ(ILCCD)、全
画素読み出し形CCDイメージセンサ等が知られてい
る。
【0003】この中で前記インターライン形CCDイメ
ージセンサ(ILCCD)は、受光素子と垂直転送路と
が2次元的に互い違いに配列されて構成されている。こ
のILCCDには、フレーム蓄積モードと、フィールド
蓄積モードとの2つの動作モードが設けられており、フ
レーム蓄積モードにおいては、奇数フィールド時に奇数
ラインの受光素子の電荷のみを読み出し、偶数フィール
ド時に遇数ラインの受光素子の電荷のみを読み出すよう
になっている。また、フィールド蓄積モードにおいて
は、奇数フィールド時及び偶数フィールド時共全受光素
子の電荷を読み出すのであるが、奇数フィールド時には
nライン目とn+1ライン目、n+2ライン目とn+3
ライン目・・・の各電荷を垂直転送路内でそれぞれ加算
処理して出力し、偶数フィールド時には加算処理する電
荷の組み合わせを変え、n+1ライン目とn+2ライン
目、n+3ライン目とn+4ライン目・・・の各電荷を
垂直転送路内でそれぞれ加算処理して出力するようにな
っている。
【0004】フレーム蓄積モードにおいては、各受光素
子からの電荷の読み出しが1フレーム毎に行われること
となるため動解像度が低くなる反面、各ラインの受光素
子からの電荷を加算処理することなく出力するため、高
い垂直解像度を得ることができる。この逆にフィールド
蓄積モードにおいては、各ラインの受光素子からの電荷
を加算処理して出力するため垂直解像度が低下する反
面、1フィールドの間に全受光素子からの電荷の読み出
しが行われることとなるため、高い動解像度を得ること
ができる。
【0005】このような各撮像モードは、例えば動きの
少ない被写体を撮像する場合はフレーム蓄積モードで撮
像を行い、動きの多い被写体を撮像する場合はフィール
ド蓄積モードで撮像を行う等のように、場合に応じて使
い分けがなされる。
【0006】一方、全画素読み出し形CCDイメージセ
ンサは、受光素子と垂直転送路とが2次元的に互い違い
に配列されると共に、奇数ラインの受光素子から垂直転
送路を介して垂直転送された電荷を水平転送する第1の
水平転送路と、偶数ラインの受光素子から垂直転送路を
介して垂直転送された電荷を水平転送する第2の水平転
送路とを有する構成となっている(デュアル水平転送路
構造)。
【0007】この全画素読み出し形CCDイメージセン
サは、各フィールド毎に全受光素子から電荷の読み出し
を行い、奇数ラインの受光素子から読み出した電荷は前
記第1の水平転送路を介して、偶数ラインの受光素子か
ら読み出した電荷は前記第2の水平転送路を介して出力
する。これにより、1フィールド毎に全受光素子の電荷
の読み出しを終了すると共に、各ラインの受光素子から
読み出した電荷を加算処理することなく奇数ラインの電
荷と偶数ラインの電荷とに分けて水平転送することがで
きるため、共に高い垂直解像度及び動解像度を得ること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、CCDイメー
ジセンサから出力される撮像信号のダイナミックレンジ
は、CCDイメージセンサで受光可能な撮像光の光量に
依存する。すなわち、CCDイメージセンサの各受光素
子に蓄積する電荷が無限であれば、多くの光量の撮像光
を取り込むことができ、撮像信号のダイナミックレンジ
の拡大を図ることができる。しかし、実際にはCCDイ
メージセンサの各受光素子の電荷蓄積容量は有限なもの
であり、この有限容量を越える光量の撮像光を受光する
と、電荷蓄積期間内に各受光素子が飽和し、撮像画像に
ブルーミングが発生する問題を生ずる。そして、この問
題は、前述のILCCDのフィールド蓄積モードのよう
に、各ラインの受光素子の電荷を加算処理して出力する
場合には、より顕著なものとなる。
【0009】一方、前述のILCCDのフィールド蓄積
モードのように、各ラインの受光素子の電荷を加算処理
して出力する場合には、垂直解像度の向上を図ることが
できるのであるが動解像度が劣化する問題がある。この
ため、各ラインの受光素子の電荷の加算処理を行った場
合でも、垂直解像度の向上と共に動解像度の向上をも図
ることができるようなCCDイメージセンサの開発が望
まれている。さらに、ダイナミックレンジを拡大した撮
像画像、或いは動解像度の向上を図った撮像画像を目的
に応じて選択可能とすることができるような撮像装置の
開発も望まれている。
【0010】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、受光素子の飽和を防止すると共にダイナミッ
クレンジの拡大を図ることができ、各ラインの受光素子
の電荷の加算処理を行った場合でも、垂直解像度の向上
と共に動解像度の向上をも図ることができると共に、動
解像度の向上を図った撮像画像を目的に応じて選択可能
とすることができるような撮像装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、上述の課題を解決するために撮像光に応じた電気信
号である撮像信号を形成して出力する固体撮像手段と、
ダイナミックレンジを拡大する撮像モードであるダイナ
ミックレンジ拡大モード、及び動解像度の向上を図る撮
像モードである高速撮像モードを選択するための撮像モ
ード選択手段と、前記撮像モード選択手段によりダイナ
ミックレンジ拡大モードが選択された場合は、1フィー
ルドの間に、複数の奇数フィールド用の撮像信号或いは
複数の偶数フィールド用の撮像信号を形成するように前
記固体撮像手段を読み出し制御し、前記撮像モード選択
手段により高速撮像モードが選択された場合は、1フィ
ールドの間に、少なくとも一対の奇数フィールド用及び
偶数フィールド用の撮像信号を形成するように、前記固
体撮像手段を読み出し制御する制御手段とを有する。ま
た、この各手段と共に、前記撮像モード選択手段により
ダイナミックレンジ拡大モードが選択された場合は、前
記制御手段の制御により1フィールドの間に形成された
複数の奇数フィールド用の撮像信号を加算処理して出力
し、或いは複数の偶数フィールド用の撮像信号を加算処
理して出力し、前記撮像モード選択手段により高速撮像
モードが選択された場合は、前記制御手段の制御により
1フィールドの間に形成された、少なくとも一対の奇数
フィールド用及び偶数フィールド用の撮像信号を、それ
ぞれ通常のフィールド転送レートで出力する出力手段を
有する。
【0012】また、本発明に係る撮像装置は、上述の課
題を解決するために前記固体撮像手段として、撮像光に
応じた電荷を蓄積する複数の受光素子が2次元的に配列
されて構成されたものを有すると共に、前記制御手段と
して、前記撮像モード選択手段によりダイナミックレン
ジ拡大モードが選択された場合は、前記固体撮像手段の
垂直方向に隣接する2つの受光素子の電荷同士を加算処
理することで、1フィールドの間に、複数の奇数フィー
ルド用の撮像信号或いは複数の偶数フィールド用の撮像
信号を形成するように前記固体撮像手段を読み出し制御
し、前記撮像モード選択手段により高速撮像モードが選
択された場合は、前記固体撮像手段の垂直方向に隣接す
る受光素子の電荷をインターレース的に加算処理するこ
とで、1フィールドの間に、少なくとも一対の奇数フィ
ールド用及び偶数フィールド用の撮像信号を形成するよ
うに、前記固体撮像手段を読み出し制御するものを有す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る撮像装置の好
ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説
明する。本発明に係る撮像装置は、ビデオカメラ装置に
適用することができる。
【0014】この本発明の実施の形態となるビデオカメ
ラ装置の要部は、図1に示すように被写体の撮像を行う
CCDイメージセンサ1と、CCDイメージセンサ1か
らの撮像信号から相関二重サンプリング法を用いてノイ
ズ成分を除去すると共に、これを適当な利得で増幅して
出力する相関二重サンプリング/自動利得制御部2(C
DS/AGC部)と、CDS/AGC部2からの撮像信
号に対して所定のビデオプロセス処理等を施して出力す
るデジタルシグナルプロセッサ3(DSP)とを有して
いる。
【0015】また、このビデオカメラ装置の要部は、D
SP3からの撮像信号を一旦記憶するメモリ5と、前記
DSP3からの撮像信号をビデオテープに記録し再生す
る記録再生部7と、記録時には前記DSP3からの撮像
信号を選択して出力し、再生時には前記記録再生部7に
より再生された撮像信号を選択して出力する切り替えス
イッチ4と、メモリ5の記憶読み出し制御を行うメモリ
制御部6とを有している。
【0016】また、このビデオカメラ装置の要部は、D
SP3から供給される撮像信号に応じた画像及び記録再
生部7で再生された画像を表示する、例えば電子ビュー
ファインダや小型液晶モニタで形成された表示部8と、
例えばテレビジョン受像器等の外部のモニタ装置に撮像
信号を供給するための外部出力端子10と、後に説明す
る「通常撮像モード」、「ダイナミックレンジ拡大モー
ド(Dレンジ拡大モード)」、「高速撮像モード」の各
撮像モードに応じて、記録時にはCCDイメージセンサ
1に蓄積された電荷の読み出し方を可変制御すると共
に、再生時には記録再生部7の再生状態を制御する制御
部9とを有している。
【0017】CCDイメージセンサ1としては、各フィ
ールド毎に全受光素子に蓄積された電荷を一度に読み出
す全画素読み出し形CCDイメージセンサが設けられて
いる。このCCDイメージセンサは、図2に示すように
垂直転送路15と受光素子16とが2次元的に互い違い
に配列されて構成されている。全受光素子16のうち、
奇数ライン(ODDライン:この図2の例の場合、2n
−1ライン、2n+1ライン、2n+3ラインがこの奇
数ラインに相当する。)の受光素子16は、第1の読み
出し制御信号が供給される第1の読み出し制御端子CT
L1に接続されており、これに対して、偶数ライン(E
VENライン:この図2の例の場合、2nライン、2n
+2ラインがこの偶数ラインに相当する。)の受光素子
16は、第2の読み出し制御信号が供給される第2の読
み出し制御端子CTL2に接続されている。従って、第
1の読み出し制御端子CTL1及び第2の読み出し制御
端子CTL2に、同じタイミングで第1、第2の読み出
し制御信号を供給すれば、奇数ライン及び偶数ラインの
各受光素子の電荷が各垂直転送路15に一度に読み出さ
れ、また、第1の読み出し制御端子CTL1及び第2の
読み出し制御端子CTL2に、例えば1フィールド分の
時間差をもって第1、第2の読み出し制御信号を供給す
れば、奇数フィールド時には奇数ラインの各受光素子1
6の電荷が各垂直転送路15に読み出され、偶数フィー
ルド時には偶数ラインの各受光素子16の電荷が各垂直
転送路15に読み出されるようになっている。
【0018】ちなみに、一般的に全画素読み出し形と呼
ばれるCCDイメージセンサは、垂直方向の各行の受光
素子毎に纏めて一つの制御端子に接続されており、各ラ
イン毎の電荷を時分割的に読み出すことは不可能となっ
ている。従って、前記第1の読み出し制御端子CTL1
の他に第2の読み出し制御端子CTL2を設けた構成
は、このCCDイメージセンサ1の特徴的な構成となっ
ており、これにより前記各ライン毎の電荷の読み出しが
可能となっている。
【0019】また、このCCDイメージセンサ1の前段
には、例えば各奇数ライン毎にMgとGの配置位置が反
転するいわゆる補色・Mg−G反転形の色フィルタアレ
イが設けられており、奇数ラインの各受光素子16に
は、マゼンタ(Mg)、グリーン(G)の撮像光が入射
され、偶数ラインの各受光素子16には、シアン(C
y)、イエロー(Ye)の撮像光が入射されるようにな
っている。
【0020】なお、この色フィルタアレイは一例であ
り、この他、例えば補色・Mg−G順次形の色フィルタ
アレイ、原色・ベイヤー配列形と呼ばれるRGB配列の
色フィルタアレイや、ホワイト(W)、G、Cy、Ye
の色フィルタアレイ等を設けるようにしてもよい。
【0021】また、垂直転送路15を介して垂直転送さ
れた電荷は水平転送路に転送されるようになっているの
であるが、この全画素読み出し形CCDイメージセンサ
の場合、水平転送路として第1の水平転送路17及び第
2の水平転送路18の計2つの水平転送路が設けられて
いる。この第1の水平転送路17及び第2の水平転送路
18は垂直接続転送路19で接続されており、垂直転送
路15に転送された電荷のうち、奇数ラインの電荷は第
1の水平転送路17に垂直転送され、偶数ラインの電荷
は、第1の水平転送路17及び垂直接続転送路19を介
して第2の水平転送路18に垂直転送されるようになっ
ている。そして、各水平転送路17、18に垂直転送さ
れた電荷は、インターレース走査に応じてアンプ20、
出力端子21を介して前記CDS/AGC部2に供給さ
れ、或いはアンプ22、出力端子23を介して前記CD
S/AGC部2に供給されるようになっている。
【0022】次に、このような構成を有する当該実施の
形態のビデオカメラ装置の動作説明をする。当該ビデオ
カメラ装置は、「通常撮像モード」、「ダイナミックレ
ンジ拡大モード(Dレンジ拡大モード)」、「高速撮像
モード」の各撮像モードが実行可能となっており、再生
時にはこの各撮像モードの信号記録形態に応じた再生動
作が行われるようになっている。なお、この各撮像モー
ドは、ユーザが図示しない操作パネルに設けられた撮像
モード選択キーを操作することで選択可能となってお
り、制御部9は、この撮像モード選択キーの操作で選択
された撮像モードを実行制御し、再生時にはその記録時
の撮像モードに応じた再生制御を行うようになってい
る。
【0023】[通常撮像モード時の記録動作]まず、前
記撮像モード選択キーにより「通常撮像モード」が選択
されると、制御部9は、図2に示す第1の読み出し制御
端子CTL1及び第2の読み出し制御端子CTL2を介
して、CCDイメージセンサ1の各受光素子16に同時
に第1、第2の読み出し制御信号を供給する。具体的に
は、我が国の標準テレビジョン方式であるNTSC方式
に適応させる場合、1/60秒の間隔で各受光素子16
の電荷を読み出すように前記各読み出し制御信号を各受
光素子16に供給する。
【0024】これにより、全受光素子16に蓄積された
電荷が、1/60秒の間隔で一度に各垂直転送路15上
に読み出されることとなる。この各垂直転送路15上に
読み出された電荷のうち、奇数ライン(2n−1ライ
ン、2n+1ライン、2n+3ライン・・・)の電荷は
第1の水平転送路17に、偶数ライン(2nライン、2
n+2ライン・・・)の電荷は第1の水平転送路17及
び垂直接続転送路19を介して第2の水平転送路18に
垂直転送される。
【0025】すなわち、この通常撮像モードの場合は、
垂直転送路15上に読み出された奇数ラインの電荷及び
偶数ラインの電荷が加算処理されることなく各水平転送
路17、18に垂直転送される。なお、後に説明する
「Dレンジ拡大モード」、「高速撮像モード」の場合
は、この「通常撮像モード」と異なり、垂直転送路15
上に読み出された奇数ラインの電荷及び偶数ラインの電
荷が、各撮像モードに応じて加算処理されて各水平転送
路17、18に垂直転送されるようになっている。
【0026】第1の水平転送路17に垂直転送された電
荷は、例えば奇数フィールドのタイミングで水平転送さ
れ、奇数フィールドの撮像信号としてアンプ20及び出
力端子21を介してCDS/AGC部2に供給される。
また、第2の水平転送路18に垂直転送された電荷は、
例えば偶数フィールドのタイミングで水平転送され、偶
数フィールドの撮像信号としてアンプ22及び出力端子
23を介してCDS/AGC部2に供給される。
【0027】CDS/AGC部2は、CCDイメージセ
ンサ1からの撮像信号が供給されると、この撮像信号に
いわゆる相関二重サンプリング法に基づくノイズ除去処
理を施してリセットノイズ等を除去し、これを適当な利
得で増幅してDSP3に供給する。DSP3は、前記補
色系の色フィルタアレイにより得られた撮像信号に基づ
いて色分離(RGB)を行い、この撮像信号に対して所
定のビデオプロセス処理等を施し、これを切り替えスイ
ッチ4の被選択端子4bに供給する。この切り替えスイ
ッチ4は、撮像時(記録時)には、選択端子4cにより
被選択端子4bを選択するように切り替え制御されてい
る。このため、DSP3からの撮像信号は、この切り替
えスイッチ4を介して各フィールド毎にメモり制御部6
に供給される。メモり制御部6は、この切り替えスイッ
チ4を介して供給された撮像信号をメモリ5に一旦記憶
制御し、これを各フィールド毎に通常の記録レートで読
み出して記録再生部7に供給すると共に表示部8に供給
する。これにより、記録再生部7において、所望の被写
体の画像を各フィールド毎にビデオテープに記録するこ
とができ、また、現在撮像中の画像を、例えば電子ビュ
ーファインダや小型液晶モニタ等の表示部8に表示する
ことができる。
【0028】この通常撮像モードにおいては、1フィー
ルド毎に全受光素子の電荷の読み出しを終了すると共
に、各ラインの受光素子から読み出した電荷を加算処理
することなく奇数ラインの電荷と偶数ラインの電荷とに
分けて水平転送することができるため、共に高い垂直解
像度及び動解像度を得ることができる。
【0029】[通常撮像モードで記録された撮像信号の
再生動作]次に、このような通常撮像モードで記録され
た撮像信号の再生動作時となると、制御部9は、記録再
生部7を再生制御する。記録再生部7は、通常撮像モー
ドで記録された撮像信号を各フィールド毎にビデオテー
プから再生し、この再生信号を切り替えスイッチ4の被
選択端子4aに供給する。この切り替えスイッチ4は、
再生時には、選択端子4cにより被選択端子4aを選択
するように切り替え制御されている。このため、記録再
生部7からの再生信号は、この切り替えスイッチ4及び
メモリ制御部6を介して各フィールド毎に表示部8及び
外部出力端子10に供給される。
【0030】これにより、通常撮像モードで記録された
画像を前記表示部8に表示することができ、また、外部
出力端子10に例えばテレビジョン受像器等のモニタ装
置が接続されている場合には、このモニタ装置に通常撮
像モードで記録された画像を表示することができる。前
述のように、通常撮像モードにおける記録動作は、1フ
ィールド毎に全受光素子の電荷の読み出しを終了すると
共に、各ラインの受光素子から読み出した電荷を加算処
理することなく奇数ラインの電荷と偶数ラインの電荷と
に分けて水平転送することができるため、共に高い垂直
解像度及び動解像度の再生画像を得ることができる。
【0031】[Dレンジ拡大モード時の記録動作]次
に、前記撮像モード選択キーにより「Dレンジ拡大モー
ド」が選択されると、制御部9は、図3(a)にハイレ
ベルのパルスとして示す垂直同期信号と垂直同期信号と
の間である奇数フィールド(ODD)及び偶数フィール
ド(EVEN)の1/60秒の間に、各受光素子16の
全電荷を2度ずつ連続して読み出すように各受光素子1
6を読み出し制御する。すなわち、制御部9は、1フィ
ールドの間に1/120秒の間隔で前記第1、第2の読
み出し制御信号をそれぞれ第1、第2の読み出し制御端
子CTL1、CTL2に同時に供給することで、1/6
0秒の間に各受光素子16に蓄積された電荷を2度ずつ
続けて読み出し制御する。
【0032】次に、このDレンジ拡大モードの場合、各
垂直伝送路15に読み出された電荷は、垂直方向に隣接
する2つの受光素子の電荷同士毎に加算処理され各水平
転送路17、18に垂直転送される。
【0033】具体的には、各垂直伝送路15に各受光素
子16からの電荷が読み出されると、例えば図2に示す
2n−1ラインの各受光素子16の電荷と2nラインの
各受光素子16の電荷とが加算処理されて一つの電荷と
され、2n+1ラインの各受光素子16の電荷と2n+
2ラインの各受光素子16の電荷とが加算処理されて一
つの電荷とされる等のように垂直方向に隣接する2つの
受光素子の電荷同士毎に加算処理され各水平転送路1
7、18に垂直転送される。この加算処理は、1フィー
ルドの間における一度目の読み出し時及び二度目の読み
出し時共、同様に実行される(一度目の読み出し時に前
記2n−1ラインの各受光素子16の電荷と2nライン
の各受光素子16の電荷とが加算処理されて一つの電荷
とされ、2n+1ラインの各受光素子16の電荷と2n
+2ラインの各受光素子16の電荷とが加算処理されて
一つの電荷とされたとすると、二度目の読み出し時にも
一度目の読み出し時と同様に2n−1ラインの各受光素
子16の電荷と2nラインの各受光素子16の電荷とが
加算処理されて一つの電荷とされ、2n+1ラインの各
受光素子16の電荷と2n+2ラインの各受光素子16
の電荷とが加算処理されて一つの電荷とされる意。)。
【0034】このように加算処理された電荷は各水平転
送路17、18に垂直転送され、この各水平転送路1
7、18を介して水平転送されるのであるが、この際、
一度目の読み出し時の加算処理で形成された電荷のう
ち、奇数ライン用の電荷は第1の水平転送路17を介し
て水平転送され、偶数ライン用の電荷は第2の水平転送
路18を介して水平転送される。同様に、二度目の読み
出し時の加算処理で形成された電荷のうち、奇数ライン
用の電荷は第1の水平転送路17を介して水平転送さ
れ、偶数ライン用の電荷は第2の水平転送路18を介し
て水平転送される。そして、この各水平転送路17、1
8を介して水平転送された電荷は、各アンプ20、22
及び各出力端子21、23を介して撮像信号として出力
される。これにより、図3(b)に模式的に示すように
奇数フィールド及び偶数フィールドの1フィールド間に
2つの同じ撮像信号(ODD1、ODD2及びEVEN
1、EVEN2)が形成され出力されることとなる。
【0035】この各撮像信号は、図1に示すCDS/A
GC部2、DSP3、切り替えスイッチ4を介してメモ
り5に一旦記憶され、メモリ制御部6の制御により読み
出され記録再生部7によりビデオテープに記録される。
なお、記録再生部7は、この撮像信号の記録と共に、こ
の記録された撮像信号はDレンジ拡大モードの撮像信号
であることを示すコントロールコードをビデオテープに
記録する。当該ビデオカメラ装置は、以下に説明する再
生時にこのコントロールコードを再生すると、Dレンジ
拡大モードで記録された撮像信号用の再生動作を実行す
る。
【0036】このDレンジ拡大モードにおいては、1フ
ィールドの間に2回、各受光素子16から電荷の読み出
しを行うようにしているため、撮像光の光量が多くなっ
た場合でも各受光素子を飽和し難くすることができる。
端的には、この場合1フィールドの間に2回の読み出し
制御を行うようにしているため、この2回の読み出し分
の電荷を垂直転送路15上で加算処理しても、1フィー
ルドで1回の読み出し制御を行うときよりも、各受光素
子16を2倍、飽和し難くすることができる。このた
め、受光素子の飽和が原因で撮像画像にブルーミングが
発生する不都合を防止することができる。
【0037】なお、この例においては、1フィールドの
間に2回、各受光素子16から電荷の読み出しを行うよ
うにしたが、これは、3回或いは4回等のように任意の
回数分読み出し制御を行うようにしてもよい。これによ
り、1フィールドで1回の読み出し制御を行うときより
も、各受光素子16を3倍或いは4倍飽和し難くするこ
とができ、前述の効果を、より顕著なものとすることが
できる。
【0038】[Dレンジ拡大モードで記録された撮像信
号の再生動作]次に、撮像信号の再生時となると、記録
再生部7は、ビデオテープに記録された撮像信号と共に
コントロールコードを再生し、これを切り替えスイッチ
4を介してメモり制御部6に供給する。メモり制御部6
は、ビデオテープから再生されたコントロールコードを
検出し、このコントロールコードが、そのビデオテープ
に記録されている撮像信号がDレンジ拡大モードで記録
された撮像信号であることを示す場合、その撮像信号を
メモリ5に記憶制御すると共に、1フィールド毎に2フ
ィールド分ずつ供給される撮像信号をそれぞれ加算処理
して1フィールド分の撮像信号として表示部8等に供給
する。
【0039】すなわち、図4は、この再生動作を概念的
に示すブロック図なのであるが、この図4において、記
録再生部7から再生された1フィールド毎に2フィール
ド分ずつ供給される各撮像信号(前記ODD1、ODD
2及びEVEN1、EVEN2)は、それぞれメモリ5
を構成する第1のメモリ5a、第2のメモリ5bに供給
され一旦記憶制御される。さらに具体的には、例えばO
DD1の撮像信号は第1のメモリ5aに、また、ODD
2の撮像信号は第2のメモリ5bに記憶制御され、同様
にEVEN1の撮像信号は第1のメモリ5aに、また、
EVEN2の撮像信号は第2のメモリ5bに記憶制御さ
れる。
【0040】メモり制御部6は、この各メモリ5a、5
bに記憶されたODD1の撮像信号及びODD2の撮像
信号を読み出し、これを加算器30において加算処理す
ることで2フィールド分の撮像信号を1フィールド分の
撮像信号として表示部8或いは外部出力端子10を介し
てテレビジョン受像器に供給する。同様に、各メモリ5
a、5bに記憶されたEVEN1の撮像信号及びEVE
N2の撮像信号を読み出し、これを加算器30において
加算処理することで2フィールド分の撮像信号を1フィ
ールド分の撮像信号として表示部8或いは外部出力端子
10を介してテレビジョン受像器に供給する。
【0041】前述のように、Dレンジ拡大モードで1フ
ィールドの間に記録された2フィールド分の撮像信号
(ODD1、ODD2及びEVEN1、EVEN2)
は、それぞれ同じ撮像時間(蓄積時間)である。このた
め、この2フィールド分の撮像信号を加算処理すること
により、撮像信号のダイナミックレンジを拡大して図5
(a)、(b)に示すように表示部8等に表示すること
ができる。また、前記2フィールド分の撮像信号を加算
処理しても両者は動解像度が同じものであるため、該加
算処理によりODD、EVENの画像に違和感を生ずる
ことはなく、良好な画像を表示部8等に表示することが
できる。
【0042】[高速撮像モード時の記録動作]次に、前
記撮像モード選択キーにより「高速撮像モード」が選択
されると、制御部9は、図6(a)にハイレベルのパル
スとして示す垂直同期信号と垂直同期信号との間である
奇数フィールド(ODD)及び偶数フィールド(EVE
N)の1/60秒の間に、上述のDレンジ拡大モードと
同様に、各受光素子16の全電荷を2度ずつ連続して読
み出すように各受光素子16を読み出し制御するのであ
るが、この際、1フィールドの間の2回の読み出しで1
フレームを形成する奇数フィールド及び偶数フィールド
の撮像信号を形成するように各受光素子16を読み出し
制御する。
【0043】具体的には、制御部9は、1フィールドの
間における最初の1/120秒の間に、前記第1、第2
の読み出し制御信号をそれぞれ第1、第2の読み出し制
御端子CTL1、CTL2に同時に供給する。これによ
り、図2に示す各ラインの受光素子16に蓄積された電
荷が垂直転送路15に読み出される。この前記最初の1
/120秒の間に垂直転送路15に読み出された各電荷
は、該垂直転送路15上において2n−1ラインの受光
素子の電荷と2nラインの受光素子の電荷とが加算処理
され、2n+1ラインの受光素子の電荷と2n+2ライ
ンの受光素子の電荷とが加算処理され、奇数フィールド
用の撮像信号として第1の水平転送路17、アンプ20
及び出力端子21を介して出力される。
【0044】また、制御部9は、1フィールドの間にお
ける次の1/120秒の間に、前記第1、第2の読み出
し制御信号をそれぞれ第1、第2の読み出し制御端子C
TL1、CTL2に同時に供給する。これにより、図2
に示す各ラインの受光素子16に蓄積された電荷が垂直
転送路15に読み出される。この前記次の1/120秒
の間に垂直転送路15に読み出された各電荷は、該垂直
転送路15上において2nラインの受光素子の電荷と2
n+1ラインの受光素子の電荷とが加算処理され、2n
+2ラインの受光素子の電荷と2n+3ラインの受光素
子の電荷とが加算処理され、偶数フィールド用の撮像信
号として第2の水平転送路18、アンプ22及び出力端
子23を介して出力される。
【0045】すなわち、この制御部9は、1フィールド
の間における最初と次の1/120秒の間に、垂直転送
路15において奇数フィールド及び偶数フィールドの撮
像信号を形成する各電荷の加算処理が行われるように
(インターレース的な加算処理が行われるように)各受
光素子16を読み出し制御する。これにより、図6
(b)に模式的に示すように1フィールドの間に、奇数
フィールド用及び偶数フィールド用の2フィールド分の
撮像信号(ODD1、EVEN1及びODD2、EVE
N2)が形成され出力されることとなる。
【0046】この各撮像信号は、図1に示すCDS/A
GC部2、DSP3、切り替えスイッチ4を介してメモ
り5に一旦記憶され、メモリ制御部6の制御により読み
出され記録再生部7によりビデオテープに記録される。
なお、記録再生部7は、この撮像信号の記録と共に、こ
の記録された撮像信号は高速撮像モードの撮像信号であ
ることを示すコントロールコードをビデオテープに記録
する。当該ビデオカメラ装置は、以下に説明する再生時
にこのコントロールコードを再生すると、高速撮像モー
ドで記録された撮像信号用の再生動作を実行する。
【0047】この高速撮像モードにおいては、1フィー
ルドの間に奇数フィールド用及び偶数フィールド用の2
フィールド分の撮像信号を形成することができるため、
垂直転送路15上で各電荷を加算処理しているにも拘わ
らず、動解像度の向上を図ることができる。しかも、垂
直転送路15上で各電荷を加算処理しているため、垂直
解像度の向上を図ることができる。従って、各ラインの
受光素子の電荷の加算処理を行った場合でも、垂直解像
度の向上と共に動解像度の向上をも図ることができるビ
デオカメラ装置の提供を可能とすることができる。
【0048】なお、この例においては、1フィールドの
間に奇数フィールド用及び偶数フィールド用の2フィー
ルド分の撮像信号を形成するように2回、各受光素子1
6から電荷の読み出しを行うようにしたが、これは、奇
数フィールド用及び偶数フィールド用の撮像信号をそれ
ぞれ2つ或いは3つずつ形成するように、4回或いは6
回等のように任意の偶数回数分読み出し制御を行うよう
にしてもよい。これにより、動解像度を2倍、3倍等の
ように向上させることができ、前述の効果を、より顕著
なものとすることができる。
【0049】[高速撮像モードで記録された撮像信号の
再生動作]次に、撮像信号の再生時となると、記録再生
部7は、ビデオテープに記録された撮像信号と共にコン
トロールコードを再生し、これを切り替えスイッチ4を
介してメモり制御部6に供給する。メモり制御部6は、
ビデオテープから再生されたコントロールコードを検出
し、このコントロールコードが、そのビデオテープに記
録されている撮像信号が高速撮像モードで記録された撮
像信号であることを示す場合、その撮像信号をメモリ5
に記憶制御すると共に、このメモリ5に記憶された撮像
信号を所定の順序で読み出し、これを表示部8等に供給
する。
【0050】すなわち、図7は、この再生動作を概念的
に示すブロック図なのであるが、この図7において、記
録再生部7から再生された1フィールド毎に2フィール
ド分ずつ供給される各撮像信号(前記ODD1、EVE
N1及びODD2、EVEN2)は、それぞれメモリ5
に一旦記憶制御される。これにより、1フィールドの間
に、奇数フィールド用の撮像信号及び偶数フィールド用
の撮像信号がメモリ5に記憶制御されることとなるた
め、メモリ制御部6は、この通常の2倍の転送レートで
記憶された奇数フィールド用の撮像信号及び偶数フィー
ルド用の撮像信号を、前記ODD1、EVEN1、OD
D2、EVEN2の順で読み出すことで、この各フィー
ルド用の撮像信号をそれぞれ通常の1/60秒の転送レ
ートの撮像信号とし、これを図8(a)〜(d)に示す
ように表示部8或いは外部出力端子10を介してテレビ
ジョン受像器に供給する。
【0051】前述のように、高速撮像モードでは1フィ
ールドの間に奇数フィールド用及び偶数フィールド用の
2フィールド分の撮像信号を形成することができるた
め、垂直転送路15上で各電荷を加算処理しているにも
拘わらず、動解像度の向上を図った画像を表示部8等に
表示することができる。
【0052】以上の説明から明らかなように、当該実施
の形態のビデオカメラ装置は、ダイナミックレンジを拡
大した撮像画像、或いは動解像度の向上を図った撮像画
像を目的に応じて選択可能とすることができる。
【0053】最後に、上述の実施の形態は、本発明に係
る撮像装置を我が国の標準テレビジョン方式であるNT
SC方式に準じたものとして説明したものであるが、本
発明は、例えばPAL方式やSECAM方式等の異なる
テレビジョン方式にも適用することもできる。また、C
CDイメージセンサ1は、全画素読み出し形CCDイメ
ージセンサであることとしたが、これは、例えばインタ
ーライン形CCDイメージセンサ(ILCCD)等の他
のCCDイメージセンサとしてもよい。そして、本発明
は一例として説明した上述の実施の形態に限定されるこ
とはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲で
あれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは
勿論である。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る撮像手段は、ダイナミック
レンジを拡大した撮像画像、或いは動解像度の向上を図
った撮像画像を得ることができ、これらを目的に応じて
選択可能とすることができる。
【0055】特に、請求項1記載の本発明に係る撮像装
置は、受光素子の飽和を防止すると共にダイナミックレ
ンジの拡大を図ることができ、各ラインの受光素子の電
荷の加算処理を行った場合でも、垂直解像度の向上と共
に動解像度の向上をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置を適用した実施の形態の
ビデオカメラ装置の要部のブロック図である。
【図2】前記実施の形態のビデオカメラ装置に設けられ
ている全画素読み出し形CCDイメージセンサの構成を
示す図である。
【図3】前記実施の形態のビデオカメラ装置のダイナミ
ックレンジ拡大モードの撮像動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図4】前記ダイナミックレンジ拡大モードで撮像した
撮像画像の再生動作を説明するための図である。
【図5】前記ダイナミックレンジ拡大モードで撮像した
撮像画像を示す図である。
【図6】前記実施の形態のビデオカメラ装置の高速撮像
モードの撮像動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図7】前記高速撮像モードで撮像した撮像画像の再生
動作を説明するための図である。
【図8】前記高速撮像モードで撮像した撮像画像を示す
図である。
【符号の説明】
1…全画素読み出し形CCDイメージセンサ、5…メモ
リ、6…メモリ制御部 2…相関二重サンプリング/自動利得制御部(CDS/
AGC部) 3…デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、4…切り
替えスイッチ 7…記録再生部、8…表示部、9…制御部、10…外部
出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光に応じた電気信号である撮像信号
    を形成して出力する固体撮像手段と、 ダイナミックレンジを拡大する撮像モードであるダイナ
    ミックレンジ拡大モード、及び動解像度の向上を図る撮
    像モードである高速撮像モードを選択するための撮像モ
    ード選択手段と、 前記撮像モード選択手段によりダイナミックレンジ拡大
    モードが選択された場合は、1フィールドの間に、複数
    の奇数フィールド用の撮像信号或いは複数の偶数フィー
    ルド用の撮像信号を形成するように前記固体撮像手段を
    読み出し制御し、前記撮像モード選択手段により高速撮
    像モードが選択された場合は、1フィールドの間に、少
    なくとも一対の奇数フィールド用及び偶数フィールド用
    の撮像信号を形成するように、前記固体撮像手段を読み
    出し制御する制御手段と、 前記撮像モード選択手段によりダイナミックレンジ拡大
    モードが選択された場合は、前記制御手段の制御により
    1フィールドの間に形成された複数の奇数フィールド用
    の撮像信号を加算処理して出力し、或いは複数の偶数フ
    ィールド用の撮像信号を加算処理して出力し、前記撮像
    モード選択手段により高速撮像モードが選択された場合
    は、前記制御手段の制御により1フィールドの間に形成
    された、少なくとも一対の奇数フィールド用及び偶数フ
    ィールド用の撮像信号を、それぞれ通常のフィールド転
    送レートで出力する出力手段とを有する撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記固体撮像手段は、撮像光に応じた電
    荷を蓄積する複数の受光素子が2次元的に配列されて構
    成されており、 前記制御手段は、前記撮像モード選択手段によりダイナ
    ミックレンジ拡大モードが選択された場合は、前記固体
    撮像手段の垂直方向に隣接する2つの受光素子の電荷同
    士を加算処理することで、1フィールドの間に、複数の
    奇数フィールド用の撮像信号或いは複数の偶数フィール
    ド用の撮像信号を形成するように前記固体撮像手段を読
    み出し制御し、前記撮像モード選択手段により高速撮像
    モードが選択された場合は、前記固体撮像手段の垂直方
    向に隣接する受光素子の電荷をインターレース的に加算
    処理することで、1フィールドの間に、少なくとも一対
    の奇数フィールド用及び偶数フィールド用の撮像信号を
    形成するように、前記固体撮像手段を読み出し制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
JP10022345A 1998-02-03 1998-02-03 撮像装置 Pending JPH11220659A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016195378A (ja) * 2016-01-05 2016-11-17 ソニー株式会社 撮像システム、撮像方法およびプログラム

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