JPH11220390A - 位相同期ループ回路 - Google Patents

位相同期ループ回路

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JPH11220390A
JPH11220390A JP10019322A JP1932298A JPH11220390A JP H11220390 A JPH11220390 A JP H11220390A JP 10019322 A JP10019322 A JP 10019322A JP 1932298 A JP1932298 A JP 1932298A JP H11220390 A JPH11220390 A JP H11220390A
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JP
Japan
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circuit
voltage
phase
output
charge pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP10019322A
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English (en)
Inventor
Koichi Mori
宏一 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ループゲインを大きくせず、ロック時の電
圧制御発振周波数の安定性を保ち、ロックアップ時間を
短縮化し得る位相同期ループ回路を提供する。 【解決手段】 位相比較回路1,チャージポンプ回路
2,ローパスフィルタ(LPF)3,電圧制御発振回路
(VCO)4及び分周回路5がループ状に接続されてい
る位相同期ループに、ローパスフィルタ3の出力電圧を
判定する電圧判定回路6を具備し、この電圧判定回路6
によってチャージポンプ回路2の出力を制御し、LPF
3の出力電圧をロック状態に近づけてからPLL動作に
移行することでロックアップ時間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば周波数シン
セサイザ方式電子選局チューナなどに使用される位相同
期ループ回路(以下、PLL回路という)に関わり、特
に位相同期ループ内の位相比較回路の出力に応じた直流
成分を有する電圧レベルを生成するためのチャージポン
プ回路を有するPLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来例の周波数シンセサイザに
使用されるPLL回路を示す。このPLL回路におい
て、位相比較回路1は、基準周波数R(以下、信号Rと
いう)及び分周回路5の出力信号Sの位相を比較し、前
記両信号R,Sの位相の前後関係に応じてチャージポン
プ回路2の出力を制御する信号Pを出力する。例えば、
前記両信号R,Sの位相差がほぼ零の場合にはチャージ
ポンプ回路2の出力をハイインピーダンス状態(フロー
ティング状態)にする。前記信号Sの位相が信号Rの位
相よりも進んでいる場合には、チャージポンプ回路2の
出力を“L”レベルにする。これと逆に前記信号Sの位
相が信号Rの位相よりも遅れている場合には、チャージ
ポンプ回路2の出力を“H”レベルにする。
【0003】チャージポンプ回路2は、位相比較回路1
の出力に応じた直流成分を有する電圧レベルを生成す
る。ローパスフィルタ(以下、LPFという)3はチャ
ージポンプ回路2の出力電圧を直流化する。
【0004】電圧制御発振回路(以下、VCOという)
4は、LPF3の出力電圧(直流電圧)が制御電圧とし
て供給され、この制御電圧レベルに応じて発振周波数f
vが制御される。分周回路5は、VCO4の発振周波数
をある分周比Nで分周するものである。
【0005】位相比較回路1,チャージポンプ回路2,
LPF3,VCO4及び分周回路5はPLL回路を形成
している。
【0006】前記PLL回路において、その動作はよく
知られているのでその詳細な説明は省略するが、発振周
波数fvは基準周波数発生回路(図略)の出力信号Rの
周波数のN倍になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のPL
L回路においては、ロックアップ時間を短縮するために
ループゲインを大きくする方法で対処する。すなわち、
チャージポンプ回路2の出力電圧を高くする、LPF3
の時定数を小さくする、VCO4の制御電圧感度を高く
する、あるいは分周回路5の分周比Nを小さくする等の
工夫をしていた。しかしながら、これらの方法ではPL
L回路が過敏に反応することになり、ロック時のVCO
の発振周波数fvの安定性が悪くなるという問題が生じ
る。
【0008】本発明は前記の問題を解決すべくなされた
もので、ループゲインを大きくせずロック時のVCOの
発振周波数の安定性を保ち、ロックアップ時間を短縮化
し得るPLL回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、位相比較回路、チャージポンプ回路、LP
F、VCO及び分周回路もしくは可変分周回路がループ
状に接続されているPLL回路において、PLL回路の
動作立ち上げ時までにLPFの出力電圧をある程度任意
に設定できる構成となっている。
【0010】
【発明の実施の形態】PLL回路の動作立ち上げ時まで
にロック時のPLL回路の状態に近づけておく。ロック
状態は、任意のVCO発振周波数が安定に発振している
状態を指し、LPFの出力電圧も任意の値で安定するた
め、LPF出力電圧からチャージポンプ回路の出力を制
御し、ロック時の状態に近づけておく。
【0011】そうすることによって、PLL回路の動作
立ち上げ時に既にロック状態に近いため、ロックアップ
時間の短縮が可能になる。また、PLL回路を形成する
位相比較回路、チャージポンプ回路、LPF、VCO及
び分周回路もしくは可変分周回路の変更は必要ないた
め、ループゲインを大きくすることがない。
【0012】以下、本発明の各実施の形態について図1
から図4を用いて説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるPLL回路を示している。
【0014】このPLL回路は、図5を参照して前述し
た従来のPLL回路と比べて、LPF3の出力電圧を判
定してチャージポンプ回路2の出力を制御する電圧判定
回路6が付加されている点が異なり、その他は同じであ
るので図5中と同一符号を付している。
【0015】電圧判定回路6は、判定電圧レベルを持
ち、判定電圧レベルを基準にしてチャージポンプ回路2
の出力の制御を行う。たとえば、LPF3の出力電圧が
判定電圧レベルより高ければチャージポンプ回路2の出
力を“L”にし、LPF3の出力電圧を下げる。LPF
3の出力電圧が判定電圧レベルより低ければチャージポ
ンプ回路2の出力を“H”にし、LPF3の出力電圧を
上げる。
【0016】上記の動作を行い、LPF3の出力電圧を
ロック状態に近づけてから、PLL動作に移行すれば、
ロックアップ時間を短縮することができる。
【0017】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2におけるPLL回路を示している。
【0018】このPLL回路は、図5を参照して前述し
た従来のPLL回路と比べて、LPF3の出力電圧を判
定して位相比較回路1の出力を制御する電圧判定回路6
が付加されている点が異なり、その他は同じであるので
図5中と同一符号を付している。
【0019】電圧判定回路6は、判定電圧レベルを持
ち、判定電圧レベルを基準にして位相比較回路1の出力
の制御を行う。たとえば、LPF3の出力電圧が判定電
圧レベルより高ければ位相比較回路1はチャージポンプ
回路2の出力を“L”にする信号を出力し、LPF3の
出力電圧を下げる。LPF3の出力電圧が判定電圧レベ
ルより低ければ位相比較回路1はチャージポンプ回路2
の出力を“H”にし、LPF3の出力電圧を上げる。
【0020】上記の動作を行い、LPF3の出力電圧を
ロック状態に近づけてから、PLL動作に移行すれば、
ロックアップ時間を短縮することができる。
【0021】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3におけるPLL回路を示している。
【0022】このPLL回路は、図5を参照して前述し
た従来のPLL回路と比べて、分周回路5が可変分周回
路7に特定され、LPF3の出力電圧を判定して可変分
周回路7の分周比を制御する電圧判定回路6が付加され
ている点が異なり、その他は同じであるので図5中と同
一符号を付している。
【0023】電圧判定回路6は、判定電圧レベルを持
ち、判定電圧レベルを基準にして可変分周回路7の分周
比の制御を行う。たとえば、LPF3の出力電圧が判定
電圧レベルより高ければ可変分周回路7の分周比を低く
し、可変分周回路7の出力信号Sの周波数を高くする。
そうすると位相比較回路1の出力信号Pによってチャー
ジポンプ2の出力が“L”になり、LPF3の出力電圧
を下げる。LPF3の出力電圧が判定電圧レベルより低
ければ可変分周回路7の分周比を高くし、可変分周回路
7の出力信号Sの周波数を低くする。そうすると位相比
較回路1の出力信号Pによってチャージポンプ回路2の
出力が“H”になり、LPF3の出力電圧を上げる。
【0024】上記の動作を行い、LPF3の出力電圧を
ロック状態に近づけてから、PLL動作に移行すれば、
ロックアップ時間を短縮することができる。
【0025】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4におけるPLL回路を示している。
【0026】このPLL回路は、前記実施の形態1(図
1)及び実施の形態2(図2)のPLL回路において、
分周回路5が可変分周回路7に特定され、可変分周回路
7の分周比を設定する分周設定回路8を具備し、電圧判
定回路6が判定電圧レベルを複数有し、分周設定回路8
で判定電圧レベルを制御し、かつ可変分周回路7の分周
比を制御する点が異なる。
【0027】上記PLL回路は可変分周回路7の分周比
NによってVCO4の発振周波数fvのロック周波数を
決定することができ、ロック周波数は基準周波数RのN
倍になる。そのPLL動作から分周比NとVCO4の制
御電圧特性でLPF3のロック状態の出力電圧を算出す
ることが可能であるため、可変分周回路7の分周比を設
定する分周設定回路8から電圧判定回路6を制御し、判
定電圧レベルを変化させる。電圧判定回路6は実施の形
態1〜3と同様の制御を行う。
【0028】図4は代表例として、実施の形態1に本P
LL回路を適用した例である。電圧判定回路6が判定電
圧レベルを基準にしてチャージポンプ回路2の出力の制
御を行う。たとえば、LPF3の出力電圧が判定電圧レ
ベルより高ければチャージポンプ回路2の出力を“L”
にし、LPF3の出力電圧を下げる。LPF3の出力電
圧が判定電圧レベルより低ければチャージポンプ回路2
の出力を“H”にし、LPF3の出力電圧を上げる。
【0029】その後、VCO4の発振周波数fvのロッ
ク周波数を変更したい時、可変分周回路7の分周比Nを
変更した場合、可変分周回路7の分周比Nから算出した
判定電圧レベルに変更するため、分周設定回路8によっ
て、電圧判定回路6を制御する。
【0030】上記の動作を行えば、LPF3の出力電圧
をロック状態に近づけてから、PLL動作に移行すれ
ば、ロックアップ時間を短縮することができる。
【0031】また、ロック状態から、他のVCOの発振
周波数にロックさせる場合においてもロックアップ時間
を短縮させることが可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ローパス
フィルタの出力電圧を判定する電圧判定回路によって、
位相同期ループを構成するチャージポンプ回路、位相比
較回路、固定もしくは可変分周回路の出力を制御する。
もしくは分周設定回路によって電圧判定回路の判定電圧
レベルと可変分周回路の出力を夫々制御することによっ
て位相同期ループ回路のロックアップ時間を短縮し、ロ
ック時のVCOの発振周波数の安定性を保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるPLL回路を示
す回路図
【図2】本発明の実施の形態2におけるPLL回路を示
す回路図
【図3】本発明の実施の形態3におけるPLL回路を示
す回路図
【図4】本発明の実施の形態4におけるPLL回路を示
す回路図
【図5】従来のPLL回路を示す回路図
【符号の説明】
1 位相比較回路 2 チャージポンプ回路 3 ローパスフィルタ(LPF) 4 電圧制御発振回路(VCO) 5 分周回路 6 電圧判定回路 7 可変分周回路 8 分周設定回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相比較回路、チャージポンプ回路、ロ
    ーパスフィルタ、電圧制御発振回路及び分周回路がルー
    プ状に接続されている位相同期ループと、前記ローパス
    フィルタの出力電圧を判定する電圧判定回路を具備し、
    前記電圧判定回路によって前記チャージポンプ回路の出
    力を制御することを特徴とする位相同期ループ回路。
  2. 【請求項2】 位相比較回路、チャージポンプ回路、ロ
    ーパスフィルタ、電圧制御発振回路及び分周回路がルー
    プ状に接続されている位相同期ループと、前記ローパス
    フィルタの出力電圧を判定する電圧判定回路を具備し、
    前記電圧判定回路によって前記位相比較回路の出力を制
    御することを特徴とする位相同期ループ回路。
  3. 【請求項3】 位相比較回路、チャージポンプ回路、ロ
    ーパスフィルタ、電圧制御発振回路及び可変分周回路が
    ループ状に接続されている位相同期ループと、前記ロー
    パスフィルタの出力電圧を判定する電圧判定回路を具備
    し、前記電圧判定回路によって前記可変分周回路の分周
    比を制御することを特徴とする位相同期ループ回路。
  4. 【請求項4】 位相比較回路、チャージポンプ回路、ロ
    ーパスフィルタ、電圧制御発振回路及び可変分周回路が
    ループ状に接続されている位相同期ループ回路におい
    て、電圧判定回路は判定電圧レベルを複数有し、前記可
    変分周回路の分周を設定するデジタル値から算出される
    前記電圧判定回路の判定電圧レベルを設定し、かつ前記
    可変分周回路の分周比を制御する分周設定回路を具備す
    ることを特徴とする位相同期ループ回路。
JP10019322A 1998-01-30 1998-01-30 位相同期ループ回路 Pending JPH11220390A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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