JPH11219564A - 記録装置および記録再生装置 - Google Patents

記録装置および記録再生装置

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JPH11219564A
JPH11219564A JP10020829A JP2082998A JPH11219564A JP H11219564 A JPH11219564 A JP H11219564A JP 10020829 A JP10020829 A JP 10020829A JP 2082998 A JP2082998 A JP 2082998A JP H11219564 A JPH11219564 A JP H11219564A
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JP
Japan
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data
audio
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recording
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JP10020829A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakano
宏 中野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化データの記録位相がビデオ位相からず
れている場合に、編集点で前後の符号化データが重なら
ないようにし、また、再生時に符号化データをLPCM
と誤判断することによる大きなノイズの発生を防止す
る。 【解決手段】 判定回路12は、入力オーディオ情報が
LPCMか符号化データかを判別する。符号化データの
場合には、フレームメモリ11によりビデオ信号のフレ
ーム同期に同期するように、同期変換される。磁気テー
プ上のオーディオ信号記録領域に対して、LPCMに対
して符号化データを接続して記録する場合に、切り替え
スイッチ17が制御され、LPCMの後の所定期間にダ
ミーデータが記録される。さらに、再生オーディオ情報
が符号化データの場合では、出力処理回路61がバイパ
スされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばVTRの
ようなビデオ情報およびオーディオ情報を記録、記録再
生する装置に対して適用できる記録装置および記録再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願発明者は、先にビデオ信号と同期し
たオーディオ信号の符号化/復号化装置を提案してい
る。これは、既存のVTRの2チャンネルのPCMオー
ディオ信号の記録領域により多くのチャンネルのオーデ
ィオ信号を記録可能とするために、線形量子化によるP
CMオーディオ信号ではなく、MPEG等で圧縮符号化
された符号化データを記録するものである。そして、先
の提案は、符号化データの伝送のために、既存のデジタ
ルオーディオI/FをデータI/Fとして採用し、ま
た、ビデオフレーム単位の記録処理の境界点の再生時の
ずれを吸収するために符号化データを時間軸方向に詰め
る処理を行っている。
【0003】図8は、かかる信号処理に使用可能なVT
Rの概略を示し、図9は、各部の波形を示す。図8にお
いて、1がビデオ入力端子を示し、2がオーディオ入力
端子を示す。オーディオ入力端子2から入力された図9
Cに示すオーディオ信号A1は、ゲインコントロール等
の入力処理回路54を介して記録フォーマット変換回路
55に供給される。オーディオ信号A1は、図9では、
アナログ波形で示されているが、例えば48kHzのサン
プリング周波数で、16ビット線形量子化で発生した2
チャンネルのPCMオーディオ信号である。
【0004】また、同時にビデオ入力端子1から入力さ
れた図9Aに示すビデオ信号V1は、記録フォーマット
変換回路55に供給されると共に、ビデオ同期分離回路
50に供給される。ビデオ同期分離回路50において、
ビデオ信号V1から図9Bに示すビデオ同期信号S1
(フレームまたはフィールド周期、以下、フレームにつ
いてのみ説明する)が分離され、この同期信号S1が記
録フォーマット変換回路55および記録フォーマット逆
変換回路60の夫々に供給される。
【0005】記録フォーマット変換回路55は、ビデオ
同期分離回路50において分離された同期信号S1に基
づきオーディオ/ビデオ信号をビデオフレーム単位でま
とめる。記録フォーマット変換回路55において、例え
ばビデオ信号がディジタル化され、必要に応じて圧縮さ
れる。また、PCMオーディオ信号が記録フォーマット
変換回路55において、例えばPCMオーディオ記録領
域に記録されるように変換される。そして、図9Dに示
すように、ビデオ信号(通常はディジタル信号)および
PCMオーディオ信号がビデオフレーム単位でまとめら
れた記録信号S2が発生する。記録フォーマット変換回
路55の出力信号S2が記録アンプ56および記録ヘッ
ド57を介して磁気テープ上に記録される。
【0006】再生時には、再生ヘッド58および再生ア
ンプ59を介して再生出力が記録フォーマット逆変換回
路60に供給される。記録フォーマット逆変換回路60
は、ビデオ同期分離回路50において分離されたビデオ
同期信号S1に基づきビデオ信号とオーディオ信号とを
分離する。この分離されたビデオ信号が再生ビデオ信号
V2としてビデオ出力端子4を介して取り出される。ま
た、分離されたオーディオ信号がゲインコントロール、
位相調整、コンシール等処理を行う出力処理回路61に
供給され、再生オーディオ信号A2とされる。この再生
オーディオ信号A2が出力端子3を介して取り出され
る。
【0007】また、ビデオ同期分離回路50において分
離されたビデオ同期信号S1は、同時にサーボ回路51
にも供給される。サーボ回路51は、コントロールヘッ
ド53によって検出されたテープ位置とビデオ同期信号
S1とに基づいて回転ドラム52の回転を制御し、テー
プ上の記録/再生トラックがビデオフレーム単位の区切
りを持つようになす。つまり、記録フォーマット変換回
路55および記録フォーマット逆変換回路60において
ビデオフレーム単位でまとめて処理される信号は、サー
ボ回路51によってテープ上のトラックと記録/再生の
対応付けがなされる。このようにして、入力されたオー
ディオ信号A1はビデオフレーム単位で記録再生がなさ
れる。
【0008】先の提案によるVTRでは、オーディオ入
力端子2に対して、PCMオーディオ信号の代えて圧縮
用エンコーダで得られた符号化データが供給される。こ
の場合、符号化データがAES(Audio Engineering Soc
iety)3-1992 で規定されたI/F(インターフェース)
フォーマット(以下、単にAESI/Fフォーマットと
称する)で供給される。エンコーダは、2より多いチャ
ンネル数のPCMオーディオ信号を例えばMPEGオー
ディオにより圧縮するものである。圧縮比率を1/Nと
すれば、(2×N)チャンネルの符号化データを、テー
プ上のPCMオーディオ信号記録領域に対して記録する
ことができる。先の出願に開示されているように、符号
化データとビデオフレームとが同期するようになされ、
また、符号化データが時間軸方向に詰められる。再生さ
れた符号化データAESフォーマットでもって、伸長用
のデコーダに出力される。
【0009】このように、ビデオフレームと符号化デー
タとを同期させるので、ビデオフレーム単位の編集を行
った時に、編集点において、符号化データのデータユニ
ットが重なることを防止できる。さらに、時間軸方向に
詰められた符号化データは、ビデオ同期信号S1の前後
にある無効データにより編集時/ダビング時の再生位相
のずれが吸収される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ビデ
オ信号と同期関係を有し、時間軸方向に詰められた符号
化データを発生する2台の再生用VTRと、各VTRか
らの再生ビデオ信号をスイッチングするスイッチャと、
各VTRからの再生符号化データをそれぞれ伸長する2
つのデコーダと、各デコーダの出力が供給されるミキサ
と、ミキサの出力を圧縮するエンコーダと、スイッチャ
の出力およびエンコーダの出力を記録する記録用VTR
と、システム全体を制御する編集器とからなる編集シス
テムを構成することができる。
【0011】この編集システムにおいて、記録用VTR
に供給されるビデオ信号と符号化データの位相関係がず
れることがある。この記録位相のずれを発生させる要因
として、第1に、再生用VTRの出力処理回路が有する
オーディオ再生位相調整機能があり、また、第2に外部
機器(例えばミキサ)を経由することが考えられる。こ
のいずれの場合においても、記録オーディオ位相がビデ
オ同期信号からある程度以上ずれ、このずれ量が前後の
無効データ期間を超えて記録された符号化データは、次
回の編集時に編集点において前後のデータと重なってし
まい、再生時に無効となってしまう問題点があった。
【0012】また、上述した編集システムにおいて、記
録用VTRが既存のVTRであって、元々(下地とし
て)、テープ上のオーディオ領域にLPCM(線形量子
化オーディオデータ)が記録されている場合には、編集
後の符号化データを記録する時に、LPCMから符号化
データに切り替わる点が生じる。また、LPCMと符号
化データとを接続する編集がなされることもある。この
ようなテープを再生した場合に、LPCMか、符号化デ
ータかを検出するための遅れによって、符号化データを
LPCMと間違えて判断する期間が生じる。その結果、
ミューティングが働かず、符号化データを再生すること
による大きなノイズが発生する問題点があった。
【0013】従って、この発明の目的は、記録オーディ
オ位相がビデオ同期信号からある程度以上ずれた場合に
おいても、編集時に編集点において前後のデータが重な
ることを防止できる記録装置および記録再生装置を提供
することある。
【0014】また、この発明の他の目的は、オーディオ
領域にLPCMと符号化データを混在して記録するテー
プを作成する場合において、再生時に符号化データをL
PCMと誤判断した場合でも大きなノイズが発生するこ
とが防止できる記録装置および記録再生装置を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに、請求項1の発明は、記録媒体に対して、ビデオ情
報およびディジタルオーディオ情報を記録するようにし
た記録装置において、量子化オーディオデータを圧縮符
号化することで生成された符号化データから符号化デー
タに対応する第1の同期を検出する検出手段と、入力ビ
デオ信号からフレームまたはフィールドの第2の同期を
検出する検出手段と、第1の同期と第2の同期関係に基
づいて、符号化データを第1の同期から第2の同期へ変
換する同期変換手段と、同期変換手段によって、第2の
同期に同期するようになされた符号化データとビデオ信
号とを記録媒体上に記録する記録手段とを有することを
特徴とする記録装置である。
【0016】請求項2の発明は、記録媒体に対して、ビ
デオ情報およびディジタルオーディオ情報を記録するよ
うにした記録装置において、ビデオ信号が供給されるビ
デオ入力端子と、量子化オーディオデータと、量子化オ
ーディオデータを圧縮符号化することで生成された符号
化データとの一方が入力されるオーディオ入力端子と、
量子化オーディオデータと符号化データとを判別する判
別手段と、符号化データから符号化データに対応する第
1の同期を検出する検出手段と、入力ビデオ信号からフ
レームまたはフィールドの第2の同期を検出する検出手
段と、第1の同期と第2の同期関係に基づいて、符号化
データを第1の同期から第2の同期へ変換する同期変換
手段と、判別手段の判別結果に対応して、量子化オーデ
ィオデータと、同期変換手段によって、第2の同期に同
期するようになされた符号化データとの一方をオーディ
オ情報として選択する選択手段と、選択手段により選択
されたオーディオ情報とビデオ信号とを記録する記録手
段とを有することを特徴とする記録装置である。
【0017】請求項3の発明は、記録媒体に対して、ビ
デオ情報およびディジタルオーディオ情報を記録するよ
うにした記録装置において、ビデオ信号が供給されるビ
デオ入力端子と、量子化オーディオデータと、量子化オ
ーディオデータを圧縮符号化することで生成された符号
化データとの一方が入力されるオーディオ入力端子と、
量子化オーディオデータと符号化データとを判別する判
別手段と、符号化データから符号化データに対応する第
1の同期を検出する検出手段と、入力ビデオ信号からフ
レームまたはフィールドの第2の同期を検出する検出手
段と、第1の同期と第2の同期関係に基づいて、符号化
データを第1の同期から第2の同期へ変換する同期変換
手段と、判別手段の判別結果に対応して、量子化オーデ
ィオデータと、同期変換手段によって、第2の同期に同
期するようになされた符号化データとの一方をオーディ
オ情報として選択する選択手段と、記録媒体上で、量子
化オーディオデータの後に符号化データが接続されるこ
とを検出し、接続点の前または後の所定期間に、ダミー
データを付加する手段と、選択手段により選択されると
共に、ダミーデータが付加されたオーディオ情報とビデ
オ信号とを記録する記録手段とを有することを特徴とす
る記録装置である。
【0018】請求項4の発明は、記録媒体に対して、ビ
デオ情報およびディジタルオーディオ情報を記録し、記
録媒体からビデオ情報およびディジタルオーディオ情報
を再生するようにした記録再生再生装置において、量子
化オーディオデータを圧縮符号化することで生成された
符号化データから符号化データに対応する第1の同期を
検出する検出手段と、入力ビデオ信号からフレームまた
はフィールドの第2の同期を検出する検出手段と、第1
の同期と第2の同期関係に基づいて、符号化データを第
1の同期から第2の同期へ変換する同期変換手段と、同
期変換手段によって、第2の同期に同期するようになさ
れた符号化データとビデオ信号とを記録媒体上に記録す
る記録手段と、記録媒体から符号化データおよびビデオ
信号を再生する再生手段と、再生されたビデオ信号と再
生された符号化データとの位相関係が保持された符号化
データをオーディオ出力端子に対して出力する手段とを
有することを特徴とする記録再生装置である。
【0019】請求項5の発明は、記録媒体に対して、ビ
デオ情報およびディジタルオーディオ情報を記録し、記
録媒体からビデオ情報およびディジタルオーディオ情報
を再生するようにした記録再生装置において、ビデオ信
号が供給されるビデオ入力端子と、量子化オーディオデ
ータと、量子化オーディオデータを圧縮符号化すること
で生成された符号化データとの一方が入力されるオーデ
ィオ入力端子と、量子化オーディオデータと符号化デー
タとを判別すると共に、再生されたオーディオ情報が量
子化オーディオデータか、符号化データかを判別する判
別手段と、符号化データから符号化データに対応する第
1の同期を検出する検出手段と、入力ビデオ信号からフ
レームまたはフィールドの第2の同期を検出する検出手
段と、第1の同期と第2の同期関係に基づいて、符号化
データを第1の同期から第2の同期へ変換する同期変換
手段と、判別手段の判別結果に対応して、量子化オーデ
ィオデータと、同期変換手段によって、第2の同期に同
期するようになされた符号化データとの一方をオーディ
オ情報として選択する選択手段と、選択手段により選択
されたオーディオ情報とビデオ信号とを記録する記録手
段と、記録媒体から符号化データおよびビデオ信号を再
生する再生手段と、判別手段の判別により、再生された
オーディオ情報が符号化データの場合には、再生された
ビデオ信号と再生された符号化データとの位相関係が保
持された符号化データをオーディオ出力端子に対して出
力する手段とを有することを特徴とする記録再生装置で
ある。
【0020】請求項6の発明は、記録媒体に対して、ビ
デオ情報およびディジタルオーディオ情報を記録し、記
録媒体からビデオ情報およびディジタルオーディオ情報
を再生するようにした記録再生装置において、ビデオ信
号が供給されるビデオ入力端子と、量子化オーディオデ
ータと、量子化オーディオデータを圧縮符号化すること
で生成された符号化データとの一方が入力されるオーデ
ィオ入力端子と、量子化オーディオデータと符号化デー
タとを判別すると共に、再生されたオーディオ情報が量
子化オーディオデータか、符号化データかを判別する判
別手段と、符号化データから符号化データに対応する第
1の同期を検出する検出手段と、入力ビデオ信号からフ
レームまたはフィールドの第2の同期を検出する検出手
段と、第1の同期と第2の同期関係に基づいて、符号化
データを第1の同期から第2の同期へ変換する同期変換
手段と、判別手段の判別結果に対応して、量子化オーデ
ィオデータと、同期変換手段によって、第2の同期に同
期するようになされた符号化データとの一方をオーディ
オ情報として選択する選択手段と、記録媒体上で、量子
化オーディオデータの後に符号化データが接続されるこ
とを検出し、接続点の前または後の所定期間に、ダミー
データを付加する手段と、選択手段により選択されると
共に、ダミーデータが付加されたオーディオ情報とビデ
オ信号とを記録する記録手段と、記録媒体から符号化デ
ータおよびビデオ信号を再生する再生手段と、判別手段
の判別により、再生されたオーディオ情報が符号化デー
タの場合には、再生されたビデオ信号と再生された符号
化データとの位相関係が保持された符号化データをオー
ディオ出力端子に対して出力する手段とを有することを
特徴とする記録再生置である。
【0021】この発明では、入力された符号化データが
ビデオ信号の同期と同期するように同期変換される。従
って、入力符号化データがビデオ信号と同期していない
場合でも、記録媒体上に記録されたビデオ信号と符号化
データとは、同期したものとされる。再生時には、出力
位相のシフトの処理がなされず、同期関係が保たれた符
号化データとビデオ信号とを出力できる。
【0022】また、入力オーディオ情報が量子化オーデ
ィオデータか、符号化データかを判別し、符号化データ
の場合のみ、同期変換がなされる。さらに、記録媒体上
で、量子化オーディオデータの後に符号化データが接続
される場合に、接続点にダミーデータが記録されるよう
に、ダミーデータが付加される。それによって、判定に
時間がかかっても、大きなノイズが発生することを防止
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施形態
について図1および図2を用いて説明する。図1は、こ
の発明の第1の実施形態の全体構成を示し、図2は、図
1における各部の信号波形を示す。第1の実施形態は、
入力される符号化データの記録位相のずれを補正するよ
うにしたVTRである。記録位相のずれを補正するため
に、11で示すフレームメモリが使用される。なお、以
下の説明では、ビデオフレームをデータの処理の区切り
として説明するが、フィールドを区切りとして処理を行
っても良い。
【0024】図1において、2で示すオーディオ入力端
子から符号化データD1が入力される。符号化データD
1は、AESフォーマットでもって伝送され、図1に示
すVTRのオーディオ入力端子1に供給される。入力符
号化データD1がフレームメモリ11に書込まれる。フ
レームメモリ11に対して書込まれる符号化データD1
は、AESフォーマットのまま、またはフォーマット分
解したデータである。フレームメモリ11から読出され
た符号化データが記録フォーマット変換回路55に供給
される。また、ビデオ同期分離回路50において分離さ
れたビデオ同期信号S1がフレームメモリ11および符
号化データ同期分離回路10に供給される。
【0025】符号化データは、図示しないが圧縮エンコ
ーダにより2より多いチャンネル数のLPCM(線形量
子化PCMオーディオ信号)を圧縮することで形成され
ている。例えばMPEGオーディオのレイヤーIIのモー
ドで圧縮される。また、編集システムにおいては、ミキ
サで処理された多チャンネルのLPCMを圧縮エンコー
ダで処理した結果の信号である。
【0026】入力符号化データD1は、図2Cに示すよ
うに、同期ヘッダ(図中、斜線の領域)とデータ部(図
中白抜きされた領域)から構成される所定長のブロック
を単位とするもので、1ビデオフレーム内に、例えば3
ブロックが含まれる。この符号化データを形成するため
に、先の出願の発明が適用されている。つまり、符号化
データがビデオフレーム同期信号と同期するようになさ
れ、また、時間軸方向に詰められてビデオ同期信号S1
の前後に位相変動を吸収するための無効データ期間が存
在するようになされる。但し、前述したように、再生側
VTRの再生位相シフト機能により、あるいはミキサの
ような外部機器を通った結果、ビデオ信号との同期関係
が保たれなくおそれがある。フレームメモリ11は、こ
のようなおそれがあるために、入力された符号化データ
D1をビデオフレームと同期させるために設けられてい
る。
【0027】符号化データ同期分離回路10は、各ブロ
ックの同期信号S4とビデオ同期信号S1の直後のタイ
ミングに位置する同期信号S3とを分離する(図2E参
照)。分離された同期信号S3およびS4がフレームメ
モリ11に供給される。フレームメモリ11へのデータ
の書き込みは入力符号化データD1の同期信号S3,S
4に同期して行われ、読み出しはビデオ同期信号S1に
同期して行われる。各ブロックの同期ヘッダ部に記録さ
れている有効データ数をもとに、フレームメモリ11へ
のデータの書き込みを行うことによって、有効データの
みの記録が行われる。このフレームメモリ11におい
て、入力符号化データD1の同期から入力ビデオ信号V
1の同期への変換が行われる。つまり、フレームメモリ
11から読出された符号化データは、ビデオフレームと
同期した関係を有している。
【0028】また、ビデオ入力端子1から入力されたビ
デオ信号V1も記録フォーマット変換回路55に供給さ
れる。記録フォーマット変換回路55は、ビデオ同期分
離回路50において分離されたビデオ同期信号S1に基
づいて符号化データ/ビデオ信号をビデオフレーム単位
でまとめ、図2Fに示すように、ビデオフレーム毎にま
とめられた出力信号S2を形成する。記録フォーマット
変換回路55の出力信号S2が記録アンプ56および記
録ヘッド57を介して磁気テープ上の所定位置に記録さ
れる。
【0029】磁気テープ上のトラックには、ビデオ信号
記録領域と分離したオーディオ信号記録領域が設けられ
ており、記録フォーマット変換回路55を介された符号
化データがこのオーディオ信号記録領域に記録される。
ビデオ信号は、アナログまたはディジタルの何れの信号
であっても良いが、通常、ディジタルビデオ信号として
記録される。また、オーディオPCM信号をディジタル
ビデオデータと混在して記録するようにしても良い。こ
の場合には、符号化データがディジタルビデオデータと
混在して記録される。
【0030】再生時には、再生ヘッド58および再生ア
ンプ59を介して再生出力が記録フォーマット逆変換回
路60に供給される。記録フォーマット逆変換回路60
は、ビデオ同期分離回路50において分離されたビデオ
同期信号S1に基づきビデオ信号と符号化データとを分
離する。再生システムがビデオ同期信号S1を基準とし
て動作するので、再生信号とビデオ同期信号S1とは、
同期している。再生ビデオ同期信号を再生信号から得る
こともできる。
【0031】逆フレーム変換回路60からのビデオ信号
が再生ビデオ信号V2としてビデオ出力端子4を介して
取り出される。また、分離された符号化データが再生処
理を受けずに、再生符号化データD2として出力端子3
を介して取り出される。つまり、再生された符号化デー
タに対しては、ゲインコントロール、再生位相調整等の
処理がなされない。それによって、記録時にフレームメ
モリ11によって確立した符号化データのビデオフレー
ムに対する同期関係が保たれた符号化データが出力され
る。出力される符号化データは、AESI/Fフォーマ
ットに変換されたものである。
【0032】また、ビデオ同期分離回路50において分
離されたビデオ同期信号S1は、同時にサーボ回路51
にも供給される。サーボ回路51は、コントロールヘッ
ド53によって検出されたテープ位置とビデオ同期信号
S1とに基づいて回転ドラム52の回転を制御し、テー
プ上の記録/再生トラックがビデオフレーム単位の区切
りを持つようにする。それによって、記録フォーマット
変換55および記録フォーマット逆変換回路60におい
てビデオフレーム単位でまとめて処理される信号は、サ
ーボ回路51によってテープ上のトラックと記録/再生
の対応付けがなされる。
【0033】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。図3は、この発明の第2の実施形態の全体構
成を示し、図4は、第2の実施形態におけるI/Fフォ
ーマットの一例としてのAESI/Fフォーマットを示
す。第2の実施形態は、磁気テープ上のオーディオ信号
記録領域にLPCMと符号化データとを混在して記録す
ることを可能としたものである。オーディオ入力端子2
には、LPCM A1または符号化データD1が供給さ
れる。何れのデータの場合も、AESI/Fフォーマッ
トで供給される。AESI/Fフォーマット中には、後
述するように、LPCMと符号化データとを識別するの
に使用できるビットが含まれる。
【0034】オーディオ入力端子2に対して、入力処理
回路54、フレームメモリ11、符号化データ同期分離
回路10、判定回路12が接続される。入力処理回路5
4の出力信号およびフレームメモリ11の読出し出力の
一方が切り替えスイッチ13により選択される。選択さ
れた信号が記録フォーマット変換回路55に供給され
る。符号化データ同期分離回路10は、符号化データか
ら同期信号S3、S4を分離する。フレームメモリ11
では、ビデオ同期信号S1と、同期信号S3、S4とを
使用して、符号化データがビデオフレームと同期したも
のとなされる。
【0035】判定回路12は、CPU等により構成され
ており、判定回路12においてLPCMか符号化データ
かどうかの判定がなされる。判定回路12にける判定処
理は、AESI/Fフォーマットのチャンネルステータ
スのbyte0 bit1によってなされる。このビットの値の1
は、符号化データ(ノンオーディオ)を意味し、この値
の0がLPCMを意味する。判定回路12において、判
定処理がなされ、その結果に基づいて、切り替えスイッ
チ13に対する切り替え制御信号が形成される。
【0036】入力信号がLPCMの場合には、入力処理
回路54の出力を切り替えスイッチ13が選択し、入力
信号が符号化データの場合には、フレームメモリ11の
出力を切り替えスイッチ13が選択するように、判定回
路12からの制御信号に基づいて切り替えスイッチ13
が選択される。上述した第1の実施形態と同様に、記録
フォーマット変換回路55の出力が記録アンプ56およ
び記録ヘッド57を介して磁気テープ上の所定位置(オ
ーディオ信号記録領域)に記録される。この場合、上述
したAESI/Fフォーマットのチャンネルステータス
のbyte0 bit1の情報も、磁気テープ上の例えばオーディ
オ信号と関連する補助的データの記録領域に対して記録
される。
【0037】一方、再生時には、再生データが再生ヘッ
ド58および再生アンプ59を介して記録フォーマット
逆変換回路60および判定回路12に供給される。記録
フォーマット逆変換回路60の出力信号が出力処理回路
61および切り替えスイッチ14の一方の入力端子に供
給される。出力処理回路61の出力が切り替えスイッチ
14の他方の入力端子に供給される。出力される符号化
データまたはLPCMは、AESI/Fフォーマットに
変換されたものである。
【0038】判定回路12において、再生データ中に含
まれるbyte0 bit1の情報を使用して記録側と同様に判定
処理がなされ、その結果に基づいて切り替えスイッチ1
4の切り替え制御信号が形成される。再生信号が符号化
データと判定された場合には、切り替えスイッチ14が
記録フォーマット逆変換回路60の出力信号を選択し、
再生信号がLPCMと判定された場合には、切り替えス
イッチ14が出力処理回路61の出力信号を選択するよ
うに、制御信号によって制御される。
【0039】図4は、AESI/Fフォーマットを示
す。図4Aおよび図4Bは、オーディオサンプルワード
を含むサブフレームの構成を示す。サブフレームの長さ
は、32ビットとされる。オーディオサンプルワードに
対して24ビットを割り当てる時には、図4Aのサブフ
レームの構成が採用され、これに20ビットを割り当て
る時には、図4Bのサブフレームの構成が採用される。
20ビットの場合には、4ビット分の補助的データエリ
ア(AUXで示す)が設けられる。
【0040】サブフレームの先頭(ビット番号0〜3)
がプリアンブルとされ、その後に24ビットのオーディ
オサンプルワードのエリア(図4A)またはAUXおよ
び24ビットのオーディオサンプルワードのエリア(図
4B)が設けられる。そして、ビット番号の28〜31
には、有効ビット(V)、ユーザデータ(U)、チャン
ネルステータス(C)、パリティビット(P)が順に配
置される。
【0041】有効ビット(V)は、そのサブフレーム内
のオーディオサンプルがアナログオーディオ信号に変換
するのに適しているか否かを示す。ユーザデータ(U)
は、他の何らかのデータを伝送するのに使用される。チ
ャンネルステータス(C)は、各オーディオチャンネル
に付随する情報を含み、192個の連続するサブフレー
ムにより構成される192ビットをブロックとして、そ
のフォーマットが規定されている。パリティビット
(P)は、インターフェースの際に生じるエラーの有無
を検出するものである。
【0042】プリアンブルは、サブフレームおよびブロ
ックの区切りを示すもので、3通りのパターン(X,
Y,Z)が用意されている。図4Cに示すように、連続
する2個のサブフレームによって1フレームが構成され
る。1フレーム内のサブフレーム1のプリアンブルのパ
ターンがXとされ、サブフレーム2のプリアンブルのパ
ターンがYとされる。但し、チャンネルステータスの1
ブロック(192ビット)が開始するサブフレームに対
してのみ、プリアンブルZが付加される。
【0043】チャンネルステータスの1ブロックの19
2ビット(=24バイト)がバイト0〜バイト23に分
割される。チャンネルステータスによって、オーディオ
サンプルワードの長さ、サンプリング周波数、オーディ
オチャンネル数等の種々の情報が伝送される。この発明
に特に関連するのは、チャンネルステータスのブロック
中のbyte0 bit1の1ビットの情報である。この1ビット
の値の0は、ノーマルオーディオモードを意味するもの
とされ、その値の1は、ノンオーディオモードを意味す
るものとされる。byte0 bit1の値の0がLPCMを意味
し、その値の1が符号化データを意味するものと規定さ
れる。
【0044】この発明の第1実施形態および第2実施形
態、並びに次に述べる第3実施形態において、オーディ
オ入力端子2に供給される符号化データD1は、上述し
たAESI/Fフォーマットで供給され、byte0 bit1の
情報を含むものである。
【0045】更に、この発明の第3の実施形態について
説明する。この発明の第3の実施形態の全体構成を示す
図5においては、前述した図1および図3と対応する箇
所には、同一の参照符号を付して示す。この第3の実施
形態は、磁気テープ上のオーディオ信号記録領域にLP
CMと符号化データとを混在して記録する場合に適用さ
れるものである。例えば最初に、LPCMを記録し、編
集点より以降に符号化データを記録する、編集を行う場
合に第3の実施形態が適用できる。そして、第3の実施
形態は、LPCMと符号化データとのつなぎ目におい
て、ノイズが発生することを防止できる。
【0046】オーディオ入力端子2には、LPCM A
1または符号化データD1がAESI/Fフォーマット
(チャンネルステータスのbyte0 bit1を含む)で供給さ
れる。このLPCM A1は、例えば磁気テープ上に下
地として記録されているものを再生することで得られた
信号である。すなわち、最初にVTRが再生動作を行っ
て、磁気テープからLPCMを再生し、編集期間では、
外部からの符号化データを記録する編集動作がなされ
る。しかしながら、外部で編集処理がされた結果、LP
CMと符号化データとが接続されたデータがオーディオ
入力端子2に対して供給される場合に対しても、第3の
実施形態が適用できる。
【0047】入力処理回路54の出力信号およびフレー
ムメモリ11の読出し出力の一方が切り替えスイッチ1
3により選択される。選択された信号が記録フォーマッ
ト変換回路55に供給される。フレームメモリ11によ
って、符号化データがビデオフレームと同期したものと
なされる。判定回路12は、byte0 bit1の情報を使用し
てLPCMか符号化データかどうかを判定する。その結
果に基づいて、切り替えスイッチ13に対する切り替え
制御信号が形成される。
【0048】一方、再生時には、再生データが再生ヘッ
ド58および再生アンプ59を介して記録フォーマット
逆変換回路60および判定回路12に供給される。判定
回路12において、再生データ中に含まれるbyte0 bit1
の情報を使用して記録側と同様に判定処理がなされ、そ
の結果に基づいて切り替えスイッチ14の切り替え制御
信号が形成される。再生信号が符号化データと判定され
た場合には、切り替えスイッチ14が記録フォーマット
逆変換回路60の出力信号を選択し、再生信号がLPC
Mと判定された場合には、切り替えスイッチ14が出力
処理回路61の出力信号を選択する。以上のオーディオ
信号の記録/再生の構成は、第2の実施形態と同様のも
のである。
【0049】第3の実施形態では、さらに、ダミーデー
タ発生回路15、編集期間決定回路16および切り替え
スイッチ17が設けられる。切り替えスイッチ13の出
力とダミーデータ発生回路15からのダミーデータとが
切り替えスイッチ17により選択されて記録フォーマッ
ト変換回路17に供給される。ダミーデータは、LPC
Mとしてみた時に、無音または微小レベルの信号であ
り、典型的には、0レベルに相当するデータである。ま
た、ダミーデータは、AESI/Fフォーマットの形態
とされる。そして、少なくともチャンネルステータスの
byte0 bit1の値が1(符号化データを意味する)とされ
る。
【0050】8で示すタイムコード入力端子から入力さ
れたタイムコードと、図示せずもオペレータにより外部
操作パネルが操作されて設定された編集タイミングに関
する制御情報とが編集期間決定回路16に供給される。
また、編集期間決定回路16には、ビデオ同期分離回路
50において分離された図6Bに示すビデオ同期信号S
1が供給される。編集期間決定回路16は、例えば、C
PU等により構成されており、ビデオ同期信号と、編集
タイミングに関する制御情報と、タイムコードとに基づ
いて二つの制御信号(ダミーフラグC1および編集フラ
グC2)を形成する。
【0051】ダミーフラグC1は、図6Eに示すよう
に、編集点31から後側に例えば3フレーム期間でハイ
レベル(アクティブ)となる信号である。このダミーフ
ラグC1が切り替えスイッチ17を制御する。また、編
集フラグC2が記録アンプ56の制御端子に供給され
る。切り替えスイッチ17は、ダミーフラグC1がハイ
レベルの期間では、ダミーデータ発生回路15からのダ
ミーデータを選択して記録フォーマット変換回路55に
供給する。一方、ダミーフラグC1がローレベルの時に
は、切り替えスイッチ13の出力を選択して記録フォー
マット変換回路55に供給する。
【0052】つまり、オペレータの指示により編集点が
図6において31で示されるように設定されると、編集
点31からの後側の3フレーム期間で、ダミーフラグC
1がハイレベルとなるので、ダミーデータが切り替えス
イッチ17により選択されて磁気テープ上のオーディオ
信号領域に記録される。図6Fは、このように、ダミー
データが付加された記録フォーマット変換回路55の出
力信号S2を示す。
【0053】また、記録アンプ56には編集期間中アク
ティブになる編集フラグC2が供給される。従って、ダ
ミーデータを含む符号化データが磁気テープ上に記録さ
れる。編集期間は、符号化データD1を記録する期間に
対応している。編集期間以外では、VTRが再生動作状
態とされる。
【0054】再生動作は、上述した第2の実施形態と同
様であって、切り替えスイッチ14が判定回路12の出
力によって制御される。オーディオ出力端子3に出力さ
れる符号化データまたはLPCMは、AESI/Fフォ
ーマットに変換されたものである。
【0055】上述したAESI/Fフォーマットのチャ
ンネルステータスのbyte0 bit1によってなされる判定処
理(ノーマルオーディオモード/ノンオーディオモー
ド)には、所定の時間を必要とする。すなわち、チャン
ネルステータスの1ブロックを再構成するために192
サブフレームが必要で、そのデータを判定回路12のC
PUが吸い上げ、判定して処理を行なうまでに、例えば
1ビデオフレームの期間を必要とする。
【0056】このため、LPCMと符号化データが混在
するテープを再生する場合において、LPCMから符号
化データへの切り替わり点における判定が遅れ、符号化
データがLPCMと誤判定されることによってノイズが
発生する問題点があった。図7Aに示すように、磁気テ
ープ上において、LPCMの後にダミーデータなしに符
号化データを記録したオーディオ信号を再生する場合で
は、編集点から遅延期間DL後に、byte0 bit1(図中で
bで示す)の値が0(ノーマルオーディオモード)から
1(ノンオーディオモード)に変化したことが分かる。
それによって、再生側のシステムで、ミュートをオフ
(再生可能)からオン(再生禁止)に切り替える。しか
しながら、遅延期間DLでは、符号化データが再生され
るので、大きなノイズが発生し、スピーカが破壊される
おそれもある。
【0057】一方、この発明の第3の実施形態では、ダ
ミーデータを記録しているので、再生オーディオ信号
は、図7Cに示すものとなる。遅延期間DL(例えば1
フレーム)よりもダミーデータの期間(3フレーム)が
十分に長いので、遅延期間DLでは、ダミーデータが再
生される。ダミーデータは、無音または微小レベルであ
るので、大きなノイズの発生を防止できる。
【0058】また、図7Eに示すように、編集点より前
側にダミーデータを付加するようにしても良い。ダミー
データに付随するbyte0 bit1の値が1であるので、遅延
期間DL後には、ミュートがオフからオンとなり、音声
出力が禁止される。そして、符号化データが再生される
ことになり、大きなノイズの発生を防止することができ
る。
【0059】さらに、図7Gは、符号化データの後にL
PCMが接続される場合を示す。この場合は、編集点か
ら遅延期間DL後において、ミュートオンの状態からミ
ュートオフの状態となるので、ダミーデータを付加する
必要はない。勿論、ダミーデータを付加しても良い。
【0060】なお、第3の実施形態においては、編集点
の後ろ3フレームにダミーデータを記録する場合の例に
ついて説明したが、判定回路12においてなされる判定
処理に必要とされる時間に対応するもので、処理時間よ
り十分に長い所定の期間にわたってダミーデータを記録
するようにすれば良い。
【0061】また、この発明は、非線形量子化オーディ
オデータ(例えば折れ線圧縮)を量子化オーディオデー
タとして使用する場合にも適用できる。さらに、この発
明は、AES以外のオーディオデータI/Fフォーマッ
トを採用する場合にも適用できる。さらに、この発明
は、記録媒体として、磁気テープ以外に、磁気または光
ディスク状記録媒体等の記録媒体を使用する場合に対し
ても適用できる。
【0062】
【発明の効果】この発明に依れば、記録オーディオ位相
がビデオ同期信号からある程度以上ずれた場合において
も編集時に編集点において前後のデータが重ならないよ
うに処理できる。また、この発明に依れば、オーディオ
領域にLPCMと符号化データが混在するテープを作成
する場合において、再生時に符号化データをLPCMと
誤判断した場合でも大きなノイズが発生することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図2】この発明の第1の実施形態の動作説明に用いる
タイミングチャートである。
【図3】この発明の第2の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図4】この発明に使用できるI/Fフォーマットの一
例を示す略線図である。
【図5】この発明の第3の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図6】この発明の第3の実施形態の動作説明に用いる
タイミングチャートである。
【図7】この発明の第3の実施形態の動作説明に用いる
略線図である。
【図8】従来のVTRの一例を示すブロック図である。
【図9】従来のVTRの一例の動作説明に用いるタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1・・・ビデオ入力端子、2・・・オーディオ入力端
子、10・・・符号化データ同期分離回路、11・・・
フレームメモリ、12・・・判定回路、13,14,1
7・・・切り替えスイッチ、15・・・ダミーデータ発
生回路、16・・・編集期間決定回路、50・・・ビデ
オ同期分離回路、54・・・入力処理回路、55・・・
記録フォーマット変換回路、,56・・・記録アンプ、
60・・・記録フォーマット逆変換回路、61・・・出
力処理回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して、ビデオ情報およびデ
    ィジタルオーディオ情報を記録するようにした記録装置
    において、 量子化オーディオデータを圧縮符号化することで生成さ
    れた符号化データから上記符号化データに対応する第1
    の同期を検出する検出手段と、 入力ビデオ信号からフレームまたはフィールドの第2の
    同期を検出する検出手段と、 上記第1の同期と上記第2の同期関係に基づいて、上記
    符号化データを上記第1の同期から上記第2の同期へ変
    換する同期変換手段と、 上記同期変換手段によって、上記第2の同期に同期する
    ようになされた符号化データとビデオ信号とを記録媒体
    上に記録する記録手段とを有することを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対して、ビデオ情報およびデ
    ィジタルオーディオ情報を記録するようにした記録装置
    において、 ビデオ信号が供給されるビデオ入力端子と、 量子化オーディオデータと、量子化オーディオデータを
    圧縮符号化することで生成された符号化データとの一方
    が入力されるオーディオ入力端子と、 上記量子化オーディオデータと上記符号化データとを判
    別する判別手段と、 上記符号化データから上記符号化データに対応する第1
    の同期を検出する検出手段と、 入力ビデオ信号からフレームまたはフィールドの第2の
    同期を検出する検出手段と、 上記第1の同期と上記第2の同期関係に基づいて、上記
    符号化データを上記第1の同期から上記第2の同期へ変
    換する同期変換手段と、 上記判別手段の判別結果に対応して、上記量子化オーデ
    ィオデータと、上記同期変換手段によって、上記第2の
    同期に同期するようになされた符号化データとの一方を
    オーディオ情報として選択する選択手段と、 上記選択手段により選択されたオーディオ情報とビデオ
    信号とを記録する記録手段とを有することを特徴とする
    記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に対して、ビデオ情報およびデ
    ィジタルオーディオ情報を記録するようにした記録装置
    において、 ビデオ信号が供給されるビデオ入力端子と、 量子化オーディオデータと、量子化オーディオデータを
    圧縮符号化することで生成された符号化データとの一方
    が入力されるオーディオ入力端子と、 上記量子化オーディオデータと上記符号化データとを判
    別する判別手段と、 上記符号化データから上記符号化データに対応する第1
    の同期を検出する検出手段と、 入力ビデオ信号からフレームまたはフィールドの第2の
    同期を検出する検出手段と、 上記第1の同期と上記第2の同期関係に基づいて、上記
    符号化データを上記第1の同期から上記第2の同期へ変
    換する同期変換手段と、 上記判別手段の判別結果に対応して、上記量子化オーデ
    ィオデータと、上記同期変換手段によって、上記第2の
    同期に同期するようになされた符号化データとの一方を
    オーディオ情報として選択する選択手段と、 記録媒体上で、量子化オーディオデータの後に上記符号
    化データが接続されることを検出し、接続点の前または
    後の所定期間に、ダミーデータを付加する手段と、 上記選択手段により選択されると共に、上記ダミーデー
    タが付加されたオーディオ情報とビデオ信号とを記録す
    る記録手段とを有することを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に対して、ビデオ情報およびデ
    ィジタルオーディオ情報を記録し、記録媒体からビデオ
    情報およびディジタルオーディオ情報を再生するように
    した記録再生再生装置において、 量子化オーディオデータを圧縮符号化することで生成さ
    れた符号化データから上記符号化データに対応する第1
    の同期を検出する検出手段と、 入力ビデオ信号からフレームまたはフィールドの第2の
    同期を検出する検出手段と、 上記第1の同期と上記第2の同期関係に基づいて、上記
    符号化データを上記第1の同期から上記第2の同期へ変
    換する同期変換手段と、 上記同期変換手段によって、上記第2の同期に同期する
    ようになされた符号化データとビデオ信号とを記録媒体
    上に記録する記録手段と、 上記記録媒体から符号化データおよびビデオ信号を再生
    する再生手段と、 再生されたビデオ信号と再生された符号化データとの位
    相関係が保持された符号化データをオーディオ出力端子
    に対して出力する手段とを有することを特徴とする記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対して、ビデオ情報およびデ
    ィジタルオーディオ情報を記録し、記録媒体からビデオ
    情報およびディジタルオーディオ情報を再生するように
    した記録再生装置において、 ビデオ信号が供給されるビデオ入力端子と、 量子化オーディオデータと、量子化オーディオデータを
    圧縮符号化することで生成された符号化データとの一方
    が入力されるオーディオ入力端子と、 上記量子化オーディオデータと上記符号化データとを判
    別すると共に、再生されたオーディオ情報が量子化オー
    ディオデータか、符号化データかを判別する判別手段
    と、 上記符号化データから上記符号化データに対応する第1
    の同期を検出する検出手段と、 入力ビデオ信号からフレームまたはフィールドの第2の
    同期を検出する検出手段と、 上記第1の同期と上記第2の同期関係に基づいて、上記
    符号化データを上記第1の同期から上記第2の同期へ変
    換する同期変換手段と、 上記判別手段の判別結果に対応して、上記量子化オーデ
    ィオデータと、上記同期変換手段によって、上記第2の
    同期に同期するようになされた符号化データとの一方を
    オーディオ情報として選択する選択手段と、 上記選択手段により選択されたオーディオ情報とビデオ
    信号とを記録する記録手段と、 上記記録媒体から符号化データおよびビデオ信号を再生
    する再生手段と、 上記判別手段の判別により、再生されたオーディオ情報
    が符号化データの場合には、再生されたビデオ信号と再
    生された符号化データとの位相関係が保持された符号化
    データをオーディオ出力端子に対して出力する手段とを
    有することを特徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体に対して、ビデオ情報およびデ
    ィジタルオーディオ情報を記録し、記録媒体からビデオ
    情報およびディジタルオーディオ情報を再生するように
    した記録再生装置において、 ビデオ信号が供給されるビデオ入力端子と、 量子化オーディオデータと、量子化オーディオデータを
    圧縮符号化することで生成された符号化データとの一方
    が入力されるオーディオ入力端子と、 上記量子化オーディオデータと上記符号化データとを判
    別すると共に、再生されたオーディオ情報が量子化オー
    ディオデータか、符号化データかを判別する判別手段
    と、 上記符号化データから上記符号化データに対応する第1
    の同期を検出する検出手段と、 入力ビデオ信号からフレームまたはフィールドの第2の
    同期を検出する検出手段と、 上記第1の同期と上記第2の同期関係に基づいて、上記
    符号化データを上記第1の同期から上記第2の同期へ変
    換する同期変換手段と、 上記判別手段の判別結果に対応して、上記量子化オーデ
    ィオデータと、上記同期変換手段によって、上記第2の
    同期に同期するようになされた符号化データとの一方を
    オーディオ情報として選択する選択手段と、 記録媒体上で、量子化オーディオデータの後に上記符号
    化データが接続されることを検出し、接続点の前または
    後の所定期間に、ダミーデータを付加する手段と、 上記選択手段により選択されると共に、上記ダミーデー
    タが付加されたオーディオ情報とビデオ信号とを記録す
    る記録手段と、 上記記録媒体から符号化データおよびビデオ信号を再生
    する再生手段と、 上記判別手段の判別により、再生されたオーディオ情報
    が符号化データの場合には、再生されたビデオ信号と再
    生された符号化データとの位相関係が保持された符号化
    データをオーディオ出力端子に対して出力する手段とを
    有することを特徴とする記録再生置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2または3において、 上記オーディオ入力端子に対して、所定のインターフェ
    ースフォーマットでもって、オーディオ情報が供給さ
    れ、 上記インターフェースフォーマット中には、量子化オー
    ディオデータと符号化データとを識別する情報が含まれ
    ることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項4、5または6において、 上記オーディオ入力端子に対して、所定のインターフェ
    ースフォーマットでもって、オーディオ情報が供給さ
    れ、 上記インターフェースフォーマット中には、量子化オー
    ディオデータと符号化データとを識別する制御情報が含
    まれ、 上記制御情報を記録媒体上に記録し、 再生された上記制御情報により再生されたオーディオ情
    報が量子化オーディオデータか、符号化データを判別す
    ることを特徴とする記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項3または6において、 上記ダミーデータが無音または微小レベルのデータであ
    ることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5または6に
    おいて、 上記記録媒体上に設定されたオーディオ情報記録領域
    は、2チャンネルの量子化オーディオデータを記録可能
    であることを特徴とする装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001028167A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Kenwood Corp ディスク再生システム、ディスク再生装置、ディスク再生方法及び記録媒体

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JP2001028167A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Kenwood Corp ディスク再生システム、ディスク再生装置、ディスク再生方法及び記録媒体

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