JPH11216406A - 塗工装置 - Google Patents
塗工装置Info
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- JPH11216406A JPH11216406A JP10032343A JP3234398A JPH11216406A JP H11216406 A JPH11216406 A JP H11216406A JP 10032343 A JP10032343 A JP 10032343A JP 3234398 A JP3234398 A JP 3234398A JP H11216406 A JPH11216406 A JP H11216406A
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Abstract
量塗工を可能とする。 【解決手段】 上下方向のパスラインを挟むように配置
した一対の塗布ロール2に、上方の給液ヘッド4から塗
工液6を吐出してカーテン状に流下させる塗工装置にお
いて、給液ヘッド4への塗工液供給管7の途中に、塗工
液6中に微小気泡9を混入させる気泡発生装置10を介
在させる。給液ヘッド4が塗工液6を吐出させる際、塗
工液カーテンが乱れない程度まで見掛けの吐出流量を絞
って塗工する。
Description
造された原紙に塗工液を塗布して塗被加工を施すための
塗工装置に関するものである。
で直ちに使用されることは少なく、それを原紙として更
に加工を施すことにより所要の目的に適合する製品とし
ての加工紙とする場合が多い。加工紙には種々のものが
あるが、その一つに、塗被加工紙がある。塗被加工紙
は、紙の表面の性質を改善する目的で紙の表面に塗工液
を塗布させて製造するもので、その装置として塗工装置
がある。
式の塗工装置があるが、このカーテンコータ形式の塗工
装置には、塗工液をカーテン状にロール上に流下させて
該ロールを介して原紙表面に塗布させるものとか、塗工
液をカーテン状に原紙表面に流下させて塗布させるもの
とかがあるが、図3はその一例として前者のものについ
て示すもので、原紙1を走行させる上下方向のパスライ
ンを左右から挟むように水平且つ平行に配置された一対
の塗布ロール2の各上方位置に、塗工液吐出口となるス
リットノズル3を下部に備えた給液ヘッド4を、上記塗
布ロール2の表面に非接触となる状態で平行に設置し、
塗工液供給源5から塗工液供給管7を通して送給される
塗工液6を、分岐管7a,7bを通してそれぞれ給液ヘ
ッド4に導き、給液ヘッド4のスリットノズル3を通し
て薄膜カーテン状に一様に流下させて、塗布ロール2上
に移し、更に該塗布ロール2間を通過する原紙1の表裏
両面に塗布ロール2表面の塗工液6を塗布するようにし
てあり、この際、塗工液供給管7のバルブ8の開閉によ
り塗工液6の供給、停止を行うことができるようにする
と共に、分岐管7a,7bのバルブ8a,8bの開閉に
より2つの給液ヘッド4からの塗工液6の吐出流量を調
整してバランスさせるようにしてある。
置の場合、塗工液6によるカーテンの形成が、塗工液6
の液性(粘性)、流量、スリットノズル3の幅に依存し
ているので、安定したカーテンを形成させるようにする
と、塗工液6の流量、濃度に制約を受けることになり、
そのため、従来では、少量塗工で済むような製品への適
用が困難であり、取り扱える製品の種類が限定される問
題がある。
塗工液6の濃度を薄くするか、吐出流量を少なくする必
要があるが、濃度を薄くすると、下流の乾燥工程での乾
燥能力に支障を来すことになり、又、吐出流量を単に少
なくすると、カーテン形成が不安定になる問題がある。
形成を維持しつつ少量塗工を行うことができるようにし
て、取り扱える製品の種類を増やすことができるように
しようとするものである。
決するために、上下方向のパスラインを左右から挟むよ
うに一対の塗布ロールを配置し、該両塗布ロールの上方
部に設置した給液ヘッドに塗工液供給源から塗工液供給
管を介して塗工液を供給するようにし、該各給液ヘッド
からそれぞれ塗布ロールの表面へ塗工液をカーテン状に
流下させ、上記パスラインを通る原紙の両面に上記両塗
布ロール上の塗工液を塗布するようにしてある塗工装置
において、上記給液ヘッドへの塗工液供給管の途中に、
塗工液中に微小気泡を混入させるようにした気泡発生装
置を介在設置し、気泡が混入した塗工液を上記給液ヘッ
ドへ供給するようにした構成とする。
工液を給液ヘッドから吐出させると、見掛けの吐出流量
を増やすことができるようになるため、塗工液カーテン
の安定形成を維持しつつ実質的な吐出流量を減らすこと
ができて、少量塗工を行うことができるようになる。
又、塗工液中の微小気泡は原紙が塗布ロール間のニップ
を通過するときに除去される。
する原紙の上方位置に設置した給液ヘッドに塗工液供給
源から塗工液供給管を介して塗工液が供給されるように
し、該給液ヘッドからカーテン状に流下させられる塗工
液を、上記原紙の表面に塗布するようにしてある塗工装
置において、上記給液ヘッドへの塗工液供給管の途中
に、塗工液中に微小気泡を混入させるようにした気泡発
生装置を介在設置して、気泡が混入した塗工液を上記給
液ヘッドへ供給するようにし、且つ上記パスラインの塗
工液流下位置よりも下流側位置に、パスラインを上下か
ら挟むように一対のスムージングロールを配置した構成
としても、少量塗工が可能となり、微小気泡は、原紙が
スムージングロールの間を通過するときに除去される。
を参照して説明する。
で、図3に示したと同様な構成としてある塗工装置にお
いて、塗工液供給管7の途中に、塗工液6中に微小(微
細)気泡9を混入させるようにする気泡発生装置10を
介在設置し、該気泡発生装置10から給液ヘッド4に気
泡が混入した塗工液6を供給するようにして、給液ヘッ
ド4のスリットノズル3から吐出させる塗工液6の見掛
けの吐出流量が増加させられるようにする。
す如く、上部から流入させた塗工液6を一定レベル貯留
して底部から流出させるようにしたタンク11と、該タ
ンク11外に設置したモータ12の駆動によりタンク1
1内で回転させられるようにした羽根13とを有してな
り、該羽根13を、表裏両面にフィン14を適宜な配置
で取り付けた構造として半没液状態となるように配置し
た構成としてある。
したドクターブレードを示す。
供給管7の途中に介在させてある気泡発生装置10によ
り塗工液6中に微小気泡9を混入させるようにする。こ
の場合、モータ12の駆動で羽根13を回転させると、
該羽根13が半没液状態に配置されているいため、タン
ク11内において塗工液6中に空気が巻き込まれること
により、微小気泡9が発生させられる。なお、この際、
羽根13の表裏面にはフィン14が取り付けてあるた
め、塗工液6中に空気を巻き込み易く、塗工液6中に効
率よく微小気泡9を混入させることができる。
供給管7及びその分岐管7a,7bを通して左右の給液
ヘッド4に供給し、それぞれ塗布ロール2へ向けスリッ
トノズル3から吐出させて流下させると、微小気泡9が
混入している分だけ見掛けの吐出流量を増やすことがで
きる。したがって、見掛けの吐出流量を、塗工液6のカ
ーテンが乱れない程度まで絞ることにより、実質的に吐
出流量を減らすことができて、少量塗工を行うことがで
きる。すなわち、塗工液6の実質的な吐出流量を減らし
ても、見掛けの吐出流量を一定に保つことができるの
で、塗工液6のカーテンの安定形成を維持しつつ、従来
では困難であった少量塗工を行うことができる。
液6中には、上述したように微小気泡9が混入している
が、該微小気泡9は、原紙1が左右の塗布ロール2のニ
ップを通過する際に押し潰されることによって除去され
る。したがって、原紙1の表面に微小気泡9の跡が表わ
れることはなく、製品品質に支障を及ぼすことはない。
の混入量は気泡発生装置10で調整することができるの
で、製品の種類に応じた流量での少量塗工が可能とな
る。そのため、取り扱い対象となる製品の種類を広げる
ことができる。
例を示すもので、水平方向のパスラインに沿って移動す
る原紙1の上方部位に給液ヘッド4を配置し、該給液ヘ
ッド4のスリットノズル3から上記原紙1の表面へ向け
塗工液6をカーテン状に流下させるようにしてある塗工
装置において、塗工液供給源5から上記給液ヘッド4へ
向かう塗工液供給管7の途中に、図1に示したと同様な
構成としてある気泡発生装置10を介在設置し、且つ上
記パスラインの塗液流下位置よりも下流側位置に、パス
ラインを上下から挟むように一対のスムージングロール
16を配置したものである。
表面に塗布された塗工液6中の微小気泡9を、原紙1が
上下のスムージングロール16間を通過するときに該上
下のスムージングロール16によって除去することがで
きる。
定されるものではなく、たとえば、気泡発生装置10と
しては、図示し説明した以外の構造のものを採用しても
よいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
如き優れた効果を発揮する。 (1) 上下方向のパスラインを左右から挟むように一対の
塗布ロールを配置し、該両塗布ロールの上方部に設置し
た給液ヘッドに塗工液供給源から塗工液供給管を介して
塗工液を供給するようにし、該各給液ヘッドからそれぞ
れ塗布ロールの表面へ塗工液をカーテン状に流下させ、
上記パスラインを通る原紙の両面に上記両塗布ロール上
の塗工液を塗布するようにしてある塗工装置において、
上記給液ヘッドへの塗工液供給管の途中に、塗工液中に
微小気泡を混入させるようにした気泡発生装置を介在設
置し、気泡が混入した塗工液を上記給液ヘッドへ供給す
るようにした構成としてあるので、給液ヘッドから吐出
させる塗工液に気泡発生装置にて微小気泡を混入させる
ことができ、その結果、見掛けの吐出流量を増やすこと
ができることにより、塗工液カーテンの安定形成を維持
しつつ少量塗工を行うことができ、したがって、取り扱
うことのできる製品の種類を増やすことができ、又、塗
工液中の微小気泡は原紙への塗布時に塗布ロール間のニ
ップを通過するときに除去できるので、製品品質に支障
を来す虞はない。 (2) 水平方向のパスラインに沿って移動する原紙の上方
位置に設置した給液ヘッドに塗工液供給源から塗工液供
給管を介して塗工液が供給されるようにし、該給液ヘッ
ドからカーテン状に流下させられる塗工液を、上記原紙
の表面に塗布するようにしてある塗工装置において、上
記給液ヘッドへの塗工液供給管の途中に、塗工液中に微
小気泡を混入させるようにした気泡発生装置を介在設置
して、気泡が混入した塗工液を上記給液ヘッドへ供給す
るようにし、且つ上記パスラインの塗工液流下位置より
も下流側位置に、パスラインを上下から挟むように一対
のスムージングロールを配置した構成とすることによ
り、上記(1) 項記載の場合と同様に少量塗工が可能とな
り、又、塗工液中の微小気泡は下流のスムージングロー
ルにて確実に除去することができる。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上下方向のパスラインを左右から挟むよ
うに一対の塗布ロールを配置し、該両塗布ロールの上方
部に設置した給液ヘッドに塗工液供給源から塗工液供給
管を介して塗工液を供給するようにし、該各給液ヘッド
からそれぞれ塗布ロールの表面へ塗工液をカーテン状に
流下させ、上記パスラインを通る原紙の両面に上記両塗
布ロール上の塗工液を塗布するようにしてある塗工装置
において、上記給液ヘッドへの塗工液供給管の途中に、
塗工液中に微小気泡を混入させるようにした気泡発生装
置を介在設置し、気泡が混入した塗工液を上記給液ヘッ
ドへ供給するようにした構成を有することを特徴とする
塗工装置。 - 【請求項2】 水平方向のパスラインに沿って移動する
原紙の上方位置に設置した給液ヘッドに塗工液供給源か
ら塗工液供給管を介して塗工液が供給されるようにし、
該給液ヘッドからカーテン状に流下させられる塗工液
を、上記原紙の表面に塗布するようにしてある塗工装置
において、上記給液ヘッドへの塗工液供給管の途中に、
塗工液中に微小気泡を混入させるようにした気泡発生装
置を介在設置して、気泡が混入した塗工液を上記給液ヘ
ッドへ供給するようにし、且つ上記パスラインの塗工液
流下位置よりも下流側位置に、パスラインを上下から挟
むように一対のスムージングロールを配置した構成を有
することを特徴とする塗工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03234398A JP3997587B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03234398A JP3997587B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 塗工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11216406A true JPH11216406A (ja) | 1999-08-10 |
JP3997587B2 JP3997587B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=12356325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03234398A Expired - Fee Related JP3997587B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3997587B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02180662A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ロールコータ |
JPH05168999A (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 塗布量制御機構を付帯するカーテン塗布装置 |
JPH0739796A (ja) * | 1993-07-30 | 1995-02-10 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤビード部用潤滑剤塗布方法及び塗布装置 |
JPH09103734A (ja) * | 1995-10-06 | 1997-04-22 | Noritake Co Ltd | 泡による塗膜形成方法及びそのための装置 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP03234398A patent/JP3997587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02180662A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ロールコータ |
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JPH09103734A (ja) * | 1995-10-06 | 1997-04-22 | Noritake Co Ltd | 泡による塗膜形成方法及びそのための装置 |
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---|---|
JP3997587B2 (ja) | 2007-10-24 |
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