JPH11215723A - 車両用蓄電池充電装置 - Google Patents
車両用蓄電池充電装置Info
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- JPH11215723A JPH11215723A JP10006159A JP615998A JPH11215723A JP H11215723 A JPH11215723 A JP H11215723A JP 10006159 A JP10006159 A JP 10006159A JP 615998 A JP615998 A JP 615998A JP H11215723 A JPH11215723 A JP H11215723A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の蓄電池の老朽化または自動車の運転
者の不注意による過放電等の原因でエンジンがかからな
くなったと場合に、並列に設置した隣の自動車を使用し
充電する装置で、ボンネットを開けたりクリップの極性
に神経を使ったりしなくても運転室内部に標準的に装備
された電源出力端子に挿入するだけで充電が行えるよう
構成した充電装置を提供する。 【解決手段】 本発明の装置の内部に小型のスイッチモ
ード電源供給装置を具備するが、電源を供給する自動車
から電圧が足りない部分だけを造成し、電源を供給する
自動車から供給された電源のうえに重畳させて出力する
ことによって短時間で効率的な充電を可能にした。ま
た、最大充電電流の制限回路と出力電圧の調節回路を具
備して使用上の安全を確保するように発明された。
者の不注意による過放電等の原因でエンジンがかからな
くなったと場合に、並列に設置した隣の自動車を使用し
充電する装置で、ボンネットを開けたりクリップの極性
に神経を使ったりしなくても運転室内部に標準的に装備
された電源出力端子に挿入するだけで充電が行えるよう
構成した充電装置を提供する。 【解決手段】 本発明の装置の内部に小型のスイッチモ
ード電源供給装置を具備するが、電源を供給する自動車
から電圧が足りない部分だけを造成し、電源を供給する
自動車から供給された電源のうえに重畳させて出力する
ことによって短時間で効率的な充電を可能にした。ま
た、最大充電電流の制限回路と出力電圧の調節回路を具
備して使用上の安全を確保するように発明された。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用蓄電池充電
装置に関し、特に自動車の電源出力端子を介して蓄電池
の充電を可能にし、蓄電池の放電によって自動車のエン
ジンの始動が不可能になった自動車の蓄電池を簡単な手
順で急速充電することにより自動車のエンジンを始動さ
せる自動車間の蓄電池充電装置に関するものである。
装置に関し、特に自動車の電源出力端子を介して蓄電池
の充電を可能にし、蓄電池の放電によって自動車のエン
ジンの始動が不可能になった自動車の蓄電池を簡単な手
順で急速充電することにより自動車のエンジンを始動さ
せる自動車間の蓄電池充電装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の運用と維持補修に関連して、自
動車の使用年数とは関係なく運転者の不注意または過失
等によって蓄電池の電気量が不足するとエンジンを始動
するのに失敗し、狼狽する運転者が多い。このとき、一
般的にはジャンプケーブルと呼ばれる線の両端に大型の
クリップがついている太い導線を使用して別の正常な自
動車と結線し、蓄電池の一時的な代替手段として急速充
電をすることにより、エンジンをかけることになるが、
この場合、一般の運転者が直面する問題は深刻である。
動車の使用年数とは関係なく運転者の不注意または過失
等によって蓄電池の電気量が不足するとエンジンを始動
するのに失敗し、狼狽する運転者が多い。このとき、一
般的にはジャンプケーブルと呼ばれる線の両端に大型の
クリップがついている太い導線を使用して別の正常な自
動車と結線し、蓄電池の一時的な代替手段として急速充
電をすることにより、エンジンをかけることになるが、
この場合、一般の運転者が直面する問題は深刻である。
【０００３】第一に、ジャンプケーブルは充分な長さが
ないにもかかわらず、大変重く、かさばって保管も難し
く外観も良くないため、一般的に車内携帯が敬遠される
傾向があり、必要なときに携帯していないことがある。
ないにもかかわらず、大変重く、かさばって保管も難し
く外観も良くないため、一般的に車内携帯が敬遠される
傾向があり、必要なときに携帯していないことがある。
【０００４】第二に、ジャンプケーブルを使用するため
には並列させた双方の自動車のボンネットを開かなけれ
ばならないが、手や襟等を汚すおそれがあり敬遠され
る。運転者のなかには、ボンネットを開く程度の自動車
構造の知識さえ持っていない場合もある。
には並列させた双方の自動車のボンネットを開かなけれ
ばならないが、手や襟等を汚すおそれがあり敬遠され
る。運転者のなかには、ボンネットを開く程度の自動車
構造の知識さえ持っていない場合もある。
【０００５】第三に、蓄電池には極性があるので双方の
自動車の蓄電池の極性を正しく連結し、その後手順に従
って正確に解除しなければならないが、これについての
知識のない運転者は、極性のあるクリップの正確な設置
と解除、そして双方のクリップの接触の予防が大変難し
くその使用を止めて、専門の業者を呼んで作業を依頼す
るために、時間的・金銭的な損失を被ることが多い。
自動車の蓄電池の極性を正しく連結し、その後手順に従
って正確に解除しなければならないが、これについての
知識のない運転者は、極性のあるクリップの正確な設置
と解除、そして双方のクリップの接触の予防が大変難し
くその使用を止めて、専門の業者を呼んで作業を依頼す
るために、時間的・金銭的な損失を被ることが多い。
【０００６】過去にも本発明の目的と類似した製品が提
案された例があるが、それは単に双方の自動車の電源出
力端子を直結する構造になっていて充電電源を供給する
自動車の蓄電池と充電される自動車との間の電圧差が充
分でないために満足できる量の充電電流を得ることがで
きず、その上、装置を構成している導線の内部抵抗によ
る電圧降下によって必要量の充電を完了するまで長時間
かかり、使用者に忍耐を強いるが、それでも蓄電池の状
態によっては充電量の不足が原因でエンジンをかけるの
に失敗してしまう例が多くあった。
案された例があるが、それは単に双方の自動車の電源出
力端子を直結する構造になっていて充電電源を供給する
自動車の蓄電池と充電される自動車との間の電圧差が充
分でないために満足できる量の充電電流を得ることがで
きず、その上、装置を構成している導線の内部抵抗によ
る電圧降下によって必要量の充電を完了するまで長時間
かかり、使用者に忍耐を強いるが、それでも蓄電池の状
態によっては充電量の不足が原因でエンジンをかけるの
に失敗してしまう例が多くあった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
運転者の不便を解消し、高度な自動車走行を可能にする
ことを目的とし、ボンネットを開く必要もなく、また双
方の自動車を無理に接近させる必要もなく、さらに蓄電
池の極性に神経を使ったり心配する必要もなく単純作業
で所望の充電作業を行うことができる。
運転者の不便を解消し、高度な自動車走行を可能にする
ことを目的とし、ボンネットを開く必要もなく、また双
方の自動車を無理に接近させる必要もなく、さらに蓄電
池の極性に神経を使ったり心配する必要もなく単純作業
で所望の充電作業を行うことができる。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる自動車間
の蓄電充電装置は、電源を供給する正常な自動車と蓄電
池の充電量のの不足によりエンジンがかからず、充電し
ようとする自動車の電源出力端子にプラグを各々挿入し
てその蓄電池を充電する装置において、電源を供給する
自動車の蓄電池からの電源を使用して充電すべき蓄電池
を充電するのに充分な電圧を供給する電源を有する電圧
変換手段と、電流検出抵抗（Ｒｓ）（５）を有し、当該
出力端子（１４）から蓄電池への充電電流が規定値を超
えると、この電流検出抵抗の両端で電圧降下が発生し、
この電圧降下が所定の基準電圧（１２）に連結された分
割抵抗（Ｒ３，Ｒ４）により分割された電圧より高いと
き、出力電圧を下げて出力電流を減らす電流制限手段及
び、出力端子に接続され、その出力端子に連結された分
割抵抗（Ｒ１，Ｒ２）により分割された電圧が所定の基
準電圧（１２）より高いときに出力電圧を下げる電圧調
節手段とを具備していることを特徴とする。
の蓄電充電装置は、電源を供給する正常な自動車と蓄電
池の充電量のの不足によりエンジンがかからず、充電し
ようとする自動車の電源出力端子にプラグを各々挿入し
てその蓄電池を充電する装置において、電源を供給する
自動車の蓄電池からの電源を使用して充電すべき蓄電池
を充電するのに充分な電圧を供給する電源を有する電圧
変換手段と、電流検出抵抗（Ｒｓ）（５）を有し、当該
出力端子（１４）から蓄電池への充電電流が規定値を超
えると、この電流検出抵抗の両端で電圧降下が発生し、
この電圧降下が所定の基準電圧（１２）に連結された分
割抵抗（Ｒ３，Ｒ４）により分割された電圧より高いと
き、出力電圧を下げて出力電流を減らす電流制限手段及
び、出力端子に接続され、その出力端子に連結された分
割抵抗（Ｒ１，Ｒ２）により分割された電圧が所定の基
準電圧（１２）より高いときに出力電圧を下げる電圧調
節手段とを具備していることを特徴とする。
【０００９】すなわち、本発明は、上記問題を解決する
ために装置の内部に大電流容量の低電圧発生回路を内蔵
させ、基本的に電圧を供給する自動車からの供給電圧
（１２Ｖ）にこの電圧（３−４Ｖ）を重畳させることに
より双方の自動車の内部に挿入されているヒューズの規
格（一般的に１５Ａ）を超過しない範囲の充分な充電電
流で充電できるようにした。
ために装置の内部に大電流容量の低電圧発生回路を内蔵
させ、基本的に電圧を供給する自動車からの供給電圧
（１２Ｖ）にこの電圧（３−４Ｖ）を重畳させることに
より双方の自動車の内部に挿入されているヒューズの規
格（一般的に１５Ａ）を超過しない範囲の充分な充電電
流で充電できるようにした。
【００１０】本発明と異なり、自動車の蓄電池の電源を
利用して昇圧回路を組めば、かかる目的は充分に達成さ
れるはずであるが、乗用自動車の規格電圧である１２Ｖ
の電源から１５Ｖ内外の最大１０Ａの電源を構成するに
は、効率を考慮しないとしてもおよそ１５０ワット（１
５Ｖ×１０Ａ）の電源回路が必要となる。このような方
法では製造価格、大きさ、重量の問題が期待効果以上の
負担になり実用的でなくなってしまう。
利用して昇圧回路を組めば、かかる目的は充分に達成さ
れるはずであるが、乗用自動車の規格電圧である１２Ｖ
の電源から１５Ｖ内外の最大１０Ａの電源を構成するに
は、効率を考慮しないとしてもおよそ１５０ワット（１
５Ｖ×１０Ａ）の電源回路が必要となる。このような方
法では製造価格、大きさ、重量の問題が期待効果以上の
負担になり実用的でなくなってしまう。
【００１１】本発明の装置は、電圧値３−４Ｖおよび電
流値１０Ａの電源装置、すなわち３０−４０ワットの簡
単な電源発生回路のみを使用するだけで同様の効果を得
ることができる。
流値１０Ａの電源装置、すなわち３０−４０ワットの簡
単な電源発生回路のみを使用するだけで同様の効果を得
ることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照しな
がら、本発明の実施例を説明する。
がら、本発明の実施例を説明する。
【００１３】図１は、本発明にかかる蓄電充電装置の連
結構成図である。
結構成図である。
【００１４】図１のように、電力を供給し得る正常状態
にある自動車（１）は、通常、電力を供給する正常状態
の自動車蓄電池からの電流供給を考慮してエンジンを空
回りさせて持続的な自動充電を継続させておく。一方、
充電を受ける側の自動車（２）は、スターターキーを電
源出力端子の回路と蓄電池とを接続させる位置（多くの
自動車の場合、図のＡＣＣの位置）に置く必要がある。
本発明にかかる電源発生回路（４）は、無負荷時７Ｖ程
度、最大１０Ａの直流電源を発生するように設計されて
いる。しかし、この電源は、直流−直流電圧変換装置
で、入力である１２Ｖ回路と出力側の４Ｖ回路とは直流
的に絶縁されるように設計されている。この出力の陰極
（−）を配線（１５）によって入力電圧（１２Ｖ）の陽
極（＋）に連結することによって二つの電極を重畳させ
て充分な充電電流を得るのに必要な電圧の直流電源を形
成する。
にある自動車（１）は、通常、電力を供給する正常状態
の自動車蓄電池からの電流供給を考慮してエンジンを空
回りさせて持続的な自動充電を継続させておく。一方、
充電を受ける側の自動車（２）は、スターターキーを電
源出力端子の回路と蓄電池とを接続させる位置（多くの
自動車の場合、図のＡＣＣの位置）に置く必要がある。
本発明にかかる電源発生回路（４）は、無負荷時７Ｖ程
度、最大１０Ａの直流電源を発生するように設計されて
いる。しかし、この電源は、直流−直流電圧変換装置
で、入力である１２Ｖ回路と出力側の４Ｖ回路とは直流
的に絶縁されるように設計されている。この出力の陰極
（−）を配線（１５）によって入力電圧（１２Ｖ）の陽
極（＋）に連結することによって二つの電極を重畳させ
て充分な充電電流を得るのに必要な電圧の直流電源を形
成する。
【００１５】本発明の要旨である充電装置（３）は上記
の直流−直流電圧変換装置（４）と数個の安全装置およ
び付加機能の回路を含む。この装置から出力される電圧
と最大電流は電子的に制御され、最高１０Ａの電流と１
５．５Ｖの電圧を上限ｄ３で調節できるよう設計されて
いて、双方の自動車のヒューズ、電気装置、電子回路等
を焼損または故障から保護する。
の直流−直流電圧変換装置（４）と数個の安全装置およ
び付加機能の回路を含む。この装置から出力される電圧
と最大電流は電子的に制御され、最高１０Ａの電流と１
５．５Ｖの電圧を上限ｄ３で調節できるよう設計されて
いて、双方の自動車のヒューズ、電気装置、電子回路等
を焼損または故障から保護する。
【００１６】図２は、本発明の充電装置の基本回路図
で、電力を供給する自動車の蓄電池から１２Ｖの電圧が
端子（１３）を介して本装置の回路に入力されると、ス
イッチモード制御される集積回路（６）は出力端子（Ｏ
１，Ｏ２）を介して「プッシュ」と「プル」の交番形式
の矩形波出力を発生する。この出力の元になる基本波
は、発振回路素子（７）によって設定される。出力端子
（Ｏ１，Ｏ２）からの二つの出力は２個の電界効果トラ
ンジスタＱ１，Ｑ２を駆動する。
で、電力を供給する自動車の蓄電池から１２Ｖの電圧が
端子（１３）を介して本装置の回路に入力されると、ス
イッチモード制御される集積回路（６）は出力端子（Ｏ
１，Ｏ２）を介して「プッシュ」と「プル」の交番形式
の矩形波出力を発生する。この出力の元になる基本波
は、発振回路素子（７）によって設定される。出力端子
（Ｏ１，Ｏ２）からの二つの出力は２個の電界効果トラ
ンジスタＱ１，Ｑ２を駆動する。
【００１７】トランスＴ１の１次巻線（１０）は中間端
子を有し、トランジスタＱ１とＱ２とにより各々「プッ
シュ−プル」の励振を行う。その励振の電気的エネルギ
は即時トランスＴ１の２次側へ伝達される。この２次側
へ伝達される電流を、整流器Ｄ１と蓄電器Ｃ１とで構成
される整流装置（１１）によって直流平滑し、目的の直
流電源を得る。しかしこの平滑回路としての整流装置
（１１）の陰極（−）側は導線（１５）により入力電圧
１２Ｖの陽極（＋）側と結線されており、従って最終出
力端子（１４）の陽極は入力の１２Ｖに重畳されて本電
源装置によりつくられた約３Ｖの電圧が重畳されるの
で、１５Ｖ以上の充分な充電電圧を得ることができる。
子を有し、トランジスタＱ１とＱ２とにより各々「プッ
シュ−プル」の励振を行う。その励振の電気的エネルギ
は即時トランスＴ１の２次側へ伝達される。この２次側
へ伝達される電流を、整流器Ｄ１と蓄電器Ｃ１とで構成
される整流装置（１１）によって直流平滑し、目的の直
流電源を得る。しかしこの平滑回路としての整流装置
（１１）の陰極（−）側は導線（１５）により入力電圧
１２Ｖの陽極（＋）側と結線されており、従って最終出
力端子（１４）の陽極は入力の１２Ｖに重畳されて本電
源装置によりつくられた約３Ｖの電圧が重畳されるの
で、１５Ｖ以上の充分な充電電圧を得ることができる。
【００１８】本回路には多数の付加的な機能が含まれて
いる。具体的には、最大電流制限回路と電圧調節回路で
ある。まず電流制限回路は（５）の電流検出抵抗器Ｒｓ
（５）と電圧分割回路（９）そして基準電圧出力Ｖｒｅ
ｆと（この集積回路の場合、５Ｖである）、比較器１と
で構成される。出力端子（１４）以後に連結される蓄電
池への充電電流がどんな理由によってでも規定の値（約
１０Ａに設定される）を超えるとその電流は両電流検出
抵抗器Ｒｓの端に電圧降下を引き起こし、その電圧値は
比較器１へ入力されてＲ３，Ｒ４で構成された電圧分割
回路（９）により分割された基準電圧と比較するように
なり、その結果、電流検出抵抗器Ｒｓからの電圧が
（９）の電圧より高いときには、集積回路（６）により
出力Ｏ１とＯ２の矩形波出力の幅を減少させる。結果的
には、出力端子（１４）の出力電圧を下げることによっ
て充電電流を減少すように制御する。
いる。具体的には、最大電流制限回路と電圧調節回路で
ある。まず電流制限回路は（５）の電流検出抵抗器Ｒｓ
（５）と電圧分割回路（９）そして基準電圧出力Ｖｒｅ
ｆと（この集積回路の場合、５Ｖである）、比較器１と
で構成される。出力端子（１４）以後に連結される蓄電
池への充電電流がどんな理由によってでも規定の値（約
１０Ａに設定される）を超えるとその電流は両電流検出
抵抗器Ｒｓの端に電圧降下を引き起こし、その電圧値は
比較器１へ入力されてＲ３，Ｒ４で構成された電圧分割
回路（９）により分割された基準電圧と比較するように
なり、その結果、電流検出抵抗器Ｒｓからの電圧が
（９）の電圧より高いときには、集積回路（６）により
出力Ｏ１とＯ２の矩形波出力の幅を減少させる。結果的
には、出力端子（１４）の出力電圧を下げることによっ
て充電電流を減少すように制御する。
【００１９】電圧調節回路も同様の働きをする。出力端
子からの電圧を電圧分割回路（８）により設定電圧の最
高値が電圧分割回路（１２）の基準電圧Ｖｒｅｆと同値
になるように抵抗Ｒ１とＲ２とが設計された比較器２に
は基準電圧Ｖｒｅｆと電圧分割回路（８）により分割さ
れた電圧の値が基準電圧（１２）より高くなると集積回
路（６）は出力Ｏ１とＯ２の矩形波出力幅を減少させ、
結果的には出力端子（１４）の出力電圧を下げるように
制御する。
子からの電圧を電圧分割回路（８）により設定電圧の最
高値が電圧分割回路（１２）の基準電圧Ｖｒｅｆと同値
になるように抵抗Ｒ１とＲ２とが設計された比較器２に
は基準電圧Ｖｒｅｆと電圧分割回路（８）により分割さ
れた電圧の値が基準電圧（１２）より高くなると集積回
路（６）は出力Ｏ１とＯ２の矩形波出力幅を減少させ、
結果的には出力端子（１４）の出力電圧を下げるように
制御する。
【００２０】図３は、本発明を実施した充電装置の具体
的な完成図である。プラスチック箱（２０）に２個のプ
ラグ（２８，２９）を付与して双方の自動車の電源出力
端子に挿入されるようにしながら双方の自動車の間隔を
考慮し、プラグ（３０）は充分な長さのケーブル（２
９）によって延長される。
的な完成図である。プラスチック箱（２０）に２個のプ
ラグ（２８，２９）を付与して双方の自動車の電源出力
端子に挿入されるようにしながら双方の自動車の間隔を
考慮し、プラグ（３０）は充分な長さのケーブル（２
９）によって延長される。
【００２１】使用者の用途および便利さを確保するため
に、自動車の運転における非常時の際、特別な目的に使
用できるようにライト（２１）を併設し、これを点灯・
消灯するために機能選択スイッチ（２２）を装着した。
従って、スイッチ（２２）を上げると本装置の主な用途
である自動車間の充電装置として使用でき、下げるとラ
イトが点灯するようになっている。夜間運転中の不慮の
事故を防止するため、警告灯が必要になる場合、ライト
モード選択スイッチ（２３）を装着し、このスイッチを
上げるとランプが継続して点灯し、反対に下げるとライ
トは約１秒に１回ずつ点滅して非常灯として使用し得る
ように回路を構成する。
に、自動車の運転における非常時の際、特別な目的に使
用できるようにライト（２１）を併設し、これを点灯・
消灯するために機能選択スイッチ（２２）を装着した。
従って、スイッチ（２２）を上げると本装置の主な用途
である自動車間の充電装置として使用でき、下げるとラ
イトが点灯するようになっている。夜間運転中の不慮の
事故を防止するため、警告灯が必要になる場合、ライト
モード選択スイッチ（２３）を装着し、このスイッチを
上げるとランプが継続して点灯し、反対に下げるとライ
トは約１秒に１回ずつ点滅して非常灯として使用し得る
ように回路を構成する。
【００２２】小型表示灯（２５）は充電状態を使用者に
知らせるために設置された充電表示灯である。これは不
慣れな使用者が起こしやすい誤操作を予防するためで、
全ての動作が正常であり充電が順調に行われているとき
にこの充電表示灯は点灯する。反対に充電電流がほとん
ど流れていないか、または本装置の接続、スイッチ等の
誤操作または充電を受ける自動車のスターターキーが適
切な位置に設置されていない場合には、この充電表示灯
は点灯しない。
知らせるために設置された充電表示灯である。これは不
慣れな使用者が起こしやすい誤操作を予防するためで、
全ての動作が正常であり充電が順調に行われているとき
にこの充電表示灯は点灯する。反対に充電電流がほとん
ど流れていないか、または本装置の接続、スイッチ等の
誤操作または充電を受ける自動車のスターターキーが適
切な位置に設置されていない場合には、この充電表示灯
は点灯しない。
【００２３】プッシュボタンスイッチ（２４）は充電状
態の確認スイッチで、充電が充分に行われてエンジンを
かけても良い程度の電気が蓄電池に蓄積されたか否かを
確認する時に押す。このボタンを押して充電完了表示灯
（２６）が点灯したらエンジンをかけてもよい程度の充
電が完了したことの表示になり、万一このボタンを押し
て充電未完了の表示灯（２７）が点灯すると、エンジン
をかけても失敗する可能性がある充電状態であることを
表示する。この充電完了確認ボタンは押す度に充電を中
断するように回路が設計されていて合理的な充電状態の
点検が行われるようになっている。また、平常でも自動
車の蓄電池の状態を確認する際にプラグ（２８）を点検
したい自動車の電源出力端子に挿入してボタン（２４）
を押すことによって表示灯（２６）および（２７）によ
って当該自動車の蓄電池の状態を把握し得る。
態の確認スイッチで、充電が充分に行われてエンジンを
かけても良い程度の電気が蓄電池に蓄積されたか否かを
確認する時に押す。このボタンを押して充電完了表示灯
（２６）が点灯したらエンジンをかけてもよい程度の充
電が完了したことの表示になり、万一このボタンを押し
て充電未完了の表示灯（２７）が点灯すると、エンジン
をかけても失敗する可能性がある充電状態であることを
表示する。この充電完了確認ボタンは押す度に充電を中
断するように回路が設計されていて合理的な充電状態の
点検が行われるようになっている。また、平常でも自動
車の蓄電池の状態を確認する際にプラグ（２８）を点検
したい自動車の電源出力端子に挿入してボタン（２４）
を押すことによって表示灯（２６）および（２７）によ
って当該自動車の蓄電池の状態を把握し得る。
【００２４】図４は、本発明を実施した図３の具体的な
内部回路図の一例を示したものである。
内部回路図の一例を示したものである。
【００２５】ケーブルリレー（３１）は使用上直面する
可能性がある危険を待避する遮断機として作動する。こ
のケーブルリレー（３１）は正常に作動しているときは
接続され導通される（オン状態にある）が、入力電圧が
過多に入力されたり充電電流が１０Ａ以上流れたりする
ときに、また充電の状態を点検するために充電状態確認
スイッチ（２４）を押すと開放される（オフ状態され
る）ように回路上に連結されている。それ以外にも、非
常点滅灯を駆動させるときにも周期的に「オン」と「オ
フ」が反復され、電球を駆動、点滅するようになってい
る。
可能性がある危険を待避する遮断機として作動する。こ
のケーブルリレー（３１）は正常に作動しているときは
接続され導通される（オン状態にある）が、入力電圧が
過多に入力されたり充電電流が１０Ａ以上流れたりする
ときに、また充電の状態を点検するために充電状態確認
スイッチ（２４）を押すと開放される（オフ状態され
る）ように回路上に連結されている。それ以外にも、非
常点滅灯を駆動させるときにも周期的に「オン」と「オ
フ」が反復され、電球を駆動、点滅するようになってい
る。
【００２６】電圧比較器として使用される数個のオペレ
ーショナルアンプが回路を構成しているが、そのうち比
較器（３２）は非常点滅灯用の約１Ｈｚの矩形波発振器
の能動素子として使用される。この発振器で発生した矩
形波は機能選択スイッチ（２２）が「ライト」の位置に
そしてライトモード選択スイッチ（２３）が非常灯の位
置に設置されたら整流器Ｄ７を通じてバイポーラトラン
ジスタＱ５とＱ６とを交互に「オン−オフ」させてケー
ブルリレー（３１）を１秒間に１回ずつ周期的に導通お
よび開放させることになる。したがって、ランプ（２
１）は警光灯として点滅する。比較器（３３）は充電表
示灯の駆動の際に使用しうる約１Ａ以上の充電電流が流
れるとき充電表示灯（２５）が点灯するように設計され
る。約１Ａ以上の充電電流が充電検出抵抗器Ｒｓ（５）
に流れると電圧降下が発生し、それが比較器（３３）に
入力されると充電表示灯（２５）が点灯するように設計
されている。比較器（３４）は過電流防止回路の検出部
を構成している。充電電流が１０Ａ以上流れる場合には
正（＋）の出力が表れてそれがケーブルリレー（３１）
を遮断する。比較器（３５）および（３６）は充電状態
確認回路を構成している。充電が進行中の蓄電池の電圧
が設計上設定された基準電圧より高い場合、比較器（３
５）が（−）の出力となり、反対に低いと比較器（３
６）が負（−）の出力となる。使用者が充電状態確認ス
イッチ（２４）を押すことによって表示器（２６）と
（２７）でその状態を表示する表示器がつけられる。電
圧安定器（３７）は各部の回路を構成している数個の集
積回路に安定的に電源を供給するのと同時に数個の電圧
比較器に安定化された基準電圧を供給する。
ーショナルアンプが回路を構成しているが、そのうち比
較器（３２）は非常点滅灯用の約１Ｈｚの矩形波発振器
の能動素子として使用される。この発振器で発生した矩
形波は機能選択スイッチ（２２）が「ライト」の位置に
そしてライトモード選択スイッチ（２３）が非常灯の位
置に設置されたら整流器Ｄ７を通じてバイポーラトラン
ジスタＱ５とＱ６とを交互に「オン−オフ」させてケー
ブルリレー（３１）を１秒間に１回ずつ周期的に導通お
よび開放させることになる。したがって、ランプ（２
１）は警光灯として点滅する。比較器（３３）は充電表
示灯の駆動の際に使用しうる約１Ａ以上の充電電流が流
れるとき充電表示灯（２５）が点灯するように設計され
る。約１Ａ以上の充電電流が充電検出抵抗器Ｒｓ（５）
に流れると電圧降下が発生し、それが比較器（３３）に
入力されると充電表示灯（２５）が点灯するように設計
されている。比較器（３４）は過電流防止回路の検出部
を構成している。充電電流が１０Ａ以上流れる場合には
正（＋）の出力が表れてそれがケーブルリレー（３１）
を遮断する。比較器（３５）および（３６）は充電状態
確認回路を構成している。充電が進行中の蓄電池の電圧
が設計上設定された基準電圧より高い場合、比較器（３
５）が（−）の出力となり、反対に低いと比較器（３
６）が負（−）の出力となる。使用者が充電状態確認ス
イッチ（２４）を押すことによって表示器（２６）と
（２７）でその状態を表示する表示器がつけられる。電
圧安定器（３７）は各部の回路を構成している数個の集
積回路に安定的に電源を供給するのと同時に数個の電圧
比較器に安定化された基準電圧を供給する。
【００２７】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、装置内に大電流容量の低電圧発生回路を内蔵させて
その電圧を電源を供給する自動車からの供給電圧に重畳
させることにより両側の自動車の内部に挿入されている
ヒューズの規格を超えない範囲内の最大限の充電電流で
充電できる自動車間の蓄電池充電装置を提供することが
できた。
ば、装置内に大電流容量の低電圧発生回路を内蔵させて
その電圧を電源を供給する自動車からの供給電圧に重畳
させることにより両側の自動車の内部に挿入されている
ヒューズの規格を超えない範囲内の最大限の充電電流で
充電できる自動車間の蓄電池充電装置を提供することが
できた。
【図１】本発明に関する蓄電池充電装置の連結構成図で
ある。
ある。
【図２】本発明に関する蓄電池充電装置の基本回路図で
ある。
ある。
【図３】本発明の実施例における蓄電池充電装置の斜視
図である。
図である。
【図４】本発明の実施例における蓄電池充電装置の具体
的な回路図である。
的な回路図である。
１ 正常な自動車 ２ 充電する自動車 ３ 充電装置 ４ 直流−直流電圧変換回路 ５ 電流検出抵抗 ６ 集積回路 ７ 発振回路素子 ８ 電圧分割回路 ９ 電圧分割回路 １０ トランジスタ １１ 整流器と蓄電器（平滑回路） ２０ 本体ケース ２１ ライト ２２ 機能選択スイッチ ２３ ライトモード選択スイッチ ２４ 充電状態確認スイッチ ２５ 充電表示灯 ２６ 充電状態確認表示灯 ２７ 充電状態確認表示灯 ２８，３０ 電源出力端子 ２９ 延長ケーブル ３１ ケーブルリレー ３２，３３，３４，３５，３６ 電圧比較器 ３７ 電圧安定器
Claims (5)
- 【請求項１】 自動車の運転室の内部に標準的に具備さ
れている電源出力端子にプラグを差し込むことにより、
蓄電池の充電量の不足が原因でエンジン始動が困難な自
動車を別の正常な自動車の蓄電池により充電する装置に
おいて、 入力側とは直流側に絶縁された低電圧電源の発生回路を
具備し、これを入力電圧に重畳させることにより電源を
供給する側の蓄電池と充電を要する側の蓄電池の間の電
圧差を充分に確保することにより充分な充電電流を得る
ことができるように構成された電源供給装置（４）と、 電流検出抵抗（Ｒｓ）（５）を有し、当該装置の出力端
子（１４）から蓄電池への充電電流が規定値を超える
と、この電流検出抵抗の両端に電圧降下を発生させ、こ
の電圧が電圧分割抵抗（Ｒ３，Ｒ４）によって分割され
た基準電圧より高いときには出力電圧を落として出力電
流を減少させる電流制限手段及び、 出力端子の電圧を常に監視し、その出力端子に接続され
た電圧分割抵抗（Ｒ１，Ｒ２）によって分割された出力
電圧が所定の基準電圧（１２）より高いとき、出力電圧
を落とす電圧調節手段を具備することを特徴とする車両
間の蓄電池充電装置。 - 【請求項２】 非常時に使用するためのライト（２１）
と機能選択スイッチ（２２）をさらに具備し、車両間の
蓄電池の充電装置とライトの機能を選択できるようにし
たことを特徴とする請求項１記載の自動車間の蓄電池充
電装置。 - 【請求項３】 蓄電池への充電が進行していることを使
用者に視覚的に表示する充電表示手段（２５）をさらに
具備したことを特徴とする請求項１記載の自動車間の蓄
電池充電装置。 - 【請求項４】 蓄電池の充電状態を確認するために充電
状態確認スイッチ（２４）を具備し、充電が完了したこ
とを表示する表示手段（２６）と上記の充電が完了前で
あることを表示する表示手段（２７）をさらに具備し、
上記の充電状態確認スイッチ（２４）を押すごとにその
時の充電状態に対応する表示手段（２６）または（２
７）が点灯することを特徴とする請求項３記載の自動車
間の蓄電池充電装置。 - 【請求項５】 充電状態確認スイッチ（２４）を押すご
とに充電を一時中断して充電中の蓄電池の点検を可能に
したことを特徴とする請求項４記載の自動車間の蓄電池
充電装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/005,725 US5936381A (en) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | Charging apparatus for car storage batteries |
| JP10006159A JPH11215723A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-14 | 車両用蓄電池充電装置 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/005,725 US5936381A (en) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | Charging apparatus for car storage batteries |
| JP10006159A JPH11215723A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-14 | 車両用蓄電池充電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11215723A true JPH11215723A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=49081041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10006159A Pending JPH11215723A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-14 | 車両用蓄電池充電装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5936381A (ja) |
| JP (1) | JPH11215723A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4504315B2 (ja) * | 2006-01-06 | 2010-07-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 充電制御装置 |
| JP2010187466A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Omron Corp | 車両用バッテリ充電装置 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19847669A1 (de) * | 1998-10-15 | 2000-04-20 | Delphi Automotive Systems Gmbh | Fremdstartschaltung für eine Fahrzeugbatterie |
| US6527585B1 (en) | 2000-03-13 | 2003-03-04 | Robert Pannone | Jumper cable system |
| KR100493080B1 (ko) * | 2002-10-05 | 2005-06-02 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 통신 단말기의 배터리 충전장치 |
| US7443049B1 (en) | 2005-08-02 | 2008-10-28 | Yazaki North America, Inc. | Bi-directional inverter control for high voltage charge/discharge for automobiles |
| US8841881B2 (en) | 2010-06-02 | 2014-09-23 | Bryan Marc Failing | Energy transfer with vehicles |
| KR101542641B1 (ko) * | 2011-09-23 | 2015-08-07 | 주식회사 엘지화학 | 배터리 충전 시스템 및 이를 이용한 충전 방법 |
| US9585405B2 (en) * | 2013-07-19 | 2017-03-07 | Tenderbuck, LLC | Portable device and method for improved meat tenderization |
| JP6220904B2 (ja) * | 2016-01-14 | 2017-10-25 | 本田技研工業株式会社 | 蓄電装置 |
| KR102613207B1 (ko) * | 2019-07-12 | 2023-12-14 | 현대자동차주식회사 | 차대차 충전 케이블 및 그 제어방법 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4641229A (en) * | 1981-03-18 | 1987-02-03 | Rca Corporation | Switching DC-to-DC converters |
| US4527111A (en) * | 1984-04-12 | 1985-07-02 | Joseph N. Connell | Safety jumper cables |
| US4638236A (en) * | 1984-11-08 | 1987-01-20 | A. G. Busch & Co., Inc. | DC to DC battery charger |
| US5155670A (en) * | 1991-09-24 | 1992-10-13 | Brian Matley J | Bootstrap modified topologies for wide-input range switchmode DC to DC converters |
| GB9206020D0 (en) * | 1992-03-19 | 1992-04-29 | Astec Int Ltd | Transition resonant convertor |
| US5281904A (en) * | 1992-09-29 | 1994-01-25 | Innova Electronics | Multi mode cordless battery charger |
| US5488554A (en) * | 1994-08-23 | 1996-01-30 | Acme Electric Corporation | Low-loss clamp circuit |
| US5637978A (en) * | 1995-11-06 | 1997-06-10 | Kendrick Products Corporation | Battery booster |
| US5793185A (en) * | 1997-06-10 | 1998-08-11 | Deltona Transformer Corporation | Jump starter |
-
1998
- 1998-01-13 US US09/005,725 patent/US5936381A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-01-14 JP JP10006159A patent/JPH11215723A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4504315B2 (ja) * | 2006-01-06 | 2010-07-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 充電制御装置 |
| JP2010187466A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Omron Corp | 車両用バッテリ充電装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5936381A (en) | 1999-08-10 |
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