JPH11208469A - 鉄道車両用台車 - Google Patents

鉄道車両用台車

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JPH11208469A
JPH11208469A JP1299398A JP1299398A JPH11208469A JP H11208469 A JPH11208469 A JP H11208469A JP 1299398 A JP1299398 A JP 1299398A JP 1299398 A JP1299398 A JP 1299398A JP H11208469 A JPH11208469 A JP H11208469A
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JP
Japan
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vehicle
intermediate frame
link
bogie
damper device
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JP1299398A
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English (en)
Inventor
Tooru Konokawa
徹 此川
Yukihiro Watanabe
幸博 渡辺
Hiroshi Niimura
浩 新村
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪軸の旋回を決定・拘束する機構の構造が簡
単で、かつ、高速走行時の走行安定性がよく、また、連
接構造車両に適用した場合にも、車体の相対ヨー角を利
用した操舵機構に応用することができ、さらに、1軸台
車を2軸ボギー台車、連接2軸台車、連接1軸台車に容
易に転用できる。 【解決手段】 輪軸10の両端をそれぞれ軸箱11で支
持し、各軸箱11をそれぞれ中間枠12に上下方向に揺
動可能に設けるとともに、軸箱11と中間枠12との間
に1次バネ・ダンパ装置13を配設し、車体2の下面に
下方へ延出するブラケット14を設け、ブラケット14
にレール方向へ延出する複数のリンクからなる平行リン
ク15を設け、平行リンク15にて中間枠12を支持
し、中間枠12と車体2との間に2次バネ・ダンパ装置
16を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンクにて軸箱を
支持する構造の鉄道車両用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構造の鉄道車両用台車として
は、例えば、特開昭57−90260号公報に示される
1軸台車がある。この台車は、平面視コ字状の台車枠に
軸バネを介して輪軸の両端の軸箱を支持し、台車枠と車
体との間に枕バネを配設し、台車枠の各軸箱側部の突部
にそれぞれリンクの一端を接続し、車体下面に固設した
左右一対のブラケットにベルクランクレバーをそれぞれ
回動可能に設け、各リンクの他端をそれぞれベルクラン
クレバーの一端に枢着し、両ベルクランクレバーの他端
をクロスリンクで連結するとともに、一方のベルクラン
クレバーの他端を延出し、延出した先端と車体との間と
をオイルダンパで連結している。
【0003】この台車は、軌道の曲線路通過時に台車が
車体に対して相対回転する際には、両リンクを介して両
ベルクランクレバーが回動し、このベルクランクレバー
の回動によってオイルダンパが引張り又は圧縮を受ける
が、曲線路の変化は比較的穏やかであるから、ベルクラ
ンクレバーの回動変位の速度は速くはなく、オイルダン
パはその速度に十分追随して伸縮し、台車の回転を円滑
に行う。そして、直進走行時の台車の蛇行動について
は、蛇行動の速度及び加速度の変位に対して、オイルダ
ンパが抵抗して直ちに追随しないで、台車の直進性を確
保するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の構造
では、輪軸の旋回を決定・拘束する機構全体が複雑で諸
コストも多大で、かつ、台車の回転が過剰に自由なため
高速走行では走行安定性が低下し、摩擦及び減衰等を司
る要素を別途付加する必要があった。また、上述の構造
の台車を連接構造車両に適用した場合にも、車体の相対
ヨー角を利用した操舵機構に応用することが困難であっ
た。さらに、従来構造の1軸台車は、2軸ボギー台車、
連接2軸台車、連接1軸台車に転用することは不可能で
あった。
【0005】そこで本発明は、輪軸の旋回を決定・拘束
する機構の構造が簡単で、かつ、高速走行時の走行安定
性がよく、また、連接構造車両に適用した場合にも、車
体の相対ヨー角を利用した操舵機構に応用することがで
き、さらに、1軸台車を2軸ボギー台車、連接2軸台
車、連接1軸台車に容易に転用することができる鉄道車
両用台車を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の鉄道車両用台車は、請求項1の手段で
は、輪軸の両端をそれぞれ軸箱で支持し、各軸箱をそれ
ぞれ中間枠に上下方向に揺動可能に設けるとともに、軸
箱と中間枠との間に1次バネ・ダンパ装置を配設し、車
体の下面に下方へ延出するブラケットを設け、該ブラケ
ットにレール方向へ延出する複数のリンクからなる平行
リンクを設け、該平行リンクにて前記中間枠を支持し、
該中間枠と車体との間に2次バネ・ダンパ装置を配設し
たことを特徴とし、請求項2の手段では、請求項1の手
段における前記平行リンクのいずれかに伸縮可能な油圧
アクチュエータを用い、連接構造車両の連接部に左右一
対の油圧アクチュエータを配設し、車体同一側面の前記
連接部の油圧アクチュエータと前記平行リンクの油圧ア
クチュエータとを連動して伸縮可能に配管にて接続した
ことを特徴としている。
【0007】また、請求項3の手段では、輪軸の両端を
それぞれ軸箱で支持し、各軸箱をそれぞれ中間枠に上下
方向に揺動可能に設けるとともに、軸箱と中間枠との間
に1次バネ・ダンパ装置を配設し、連接構造車両の前位
車両及び後位車両のそれぞれの車体の下面に下方へ延出
するブラケットを設け、各ブラケットに他方のブラケッ
ト方向へ延出する第1リンクをそれぞれ設け、該第1リ
ンクにて前記中間枠の上部を支持し、一方の車両の中間
枠の下部と他方の車両の中間枠の下部とを第2リンクで
接続し、各中間枠と車体との間に2次バネ・ダンパ装置
を配設したことを特徴としている。
【0008】さらに、請求項4の手段では、輪軸の両端
をそれぞれ軸箱で支持し、各軸箱をそれぞれ中間枠に上
下方向に揺動可能に設けるとともに、軸箱と中間枠との
間に1次バネ・ダンパ装置を配設し、連接構造車両の前
位車両及び後位車両のそれぞれの車体の下面に下方へ延
出するブラケットを設け、一方の車両のブラケットに他
方の車両のブラケット方向に延出する第1リンクを設
け、該第1リンクにて前記中間枠の上部を支持し、該中
間枠の下部と他方の車両のブラケットとを第2リンクで
接続し、中間枠と車体との間に2次バネ・ダンパ装置を
配設したことを特徴としている。
【0009】また、請求項5の手段では、前記各請求項
の手段における前記ブラケットと前記2次バネ・ダンパ
装置とを平板等の構造物に接続し、該構造物を前記車体
の下面に着脱可能としたことを特徴とし、請求項6の手
段では、請求項5の手段における前記構造物を前記車体
の下面に水平方向に旋回可能に設けたことを特徴として
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。図1及び図
2は本発明の1軸台車を2つ組み合わせて2軸ボギー台
車に適用した第1実施形態例を示すもので、2軸ボギー
台車1は、車体2の下面に平板等の構造物として第1平
板3をボルト4にて着脱可能とし、該第1平板3に中心
ピン5と、該中心ピン5を中心とする円弧上に配置され
た4個の旋回ベアリング6とを設け、第1平板3の下面
に第2平板7を旋回ベアリング6を介して中心ピン5を
中心として水平旋回可能に支承し、第1平板3と第2平
板7との間に適度な摩擦を期待する摺動盤等を配設し、
第2平板7に、同一構造の2つの1軸台車8,8を取り
付けている。
【0011】1軸台車8は、車輪9,9を有する輪軸1
0の両端をそれぞれ軸箱11,11で支持し、各軸箱1
1,11をそれぞれ中間枠12に上下方向に揺動可能に
設けるとともに、軸箱11と中間枠12との間に1次バ
ネ・ダンパ装置13を配設し、第2平板7の中央部左右
に下方へ延出するブラケット14,14を設け、各ブラ
ケット14,14にレール方向へ延出する上下の平行リ
ンク15を設け、平行リンク15にて前記中間枠12を
支持し、該中間枠12と第2平板7との間に2次バネ・
ダンパ装置16を配設しており、第2平板7の中央部に
設けた電動機17の動力を第1減速機18、第2減速機
19を介して輪軸10に伝達する構成となっている。な
お、第2平板7は、各2次バネ・ダンパ装置16の中心
上部が前記旋回ベアリング6にそれぞれ支承されてお
り、また、第2減速機19と第2平板7との間に左右動
ダンパ20が配設されている。
【0012】中間枠12は、軸箱11の軸はり11aを
ゴム等の緩衝物21を介して接続して、軸箱11をレー
ル方向に拘束し、平行リンク15は、ブラケット14の
上部にゴム等の緩衝物22を介して接続された2本の上
側リンク15a,15aと、ブラケット14の下部にゴ
ム等の緩衝物23を介して接続された1本の下側リンク
15bとで構成され、上側リンク15a,15aは、そ
の先端を中間枠12の上部にゴム等の緩衝物24を介し
て接続し、下側リンク15bは、その先端をゴム等の緩
衝物25を介して中間枠12の下部に接続している。
【0013】このように構成することにより、平行リン
ク15にて中間枠12をレール方向、枕木方向軸回り及
び垂直方向軸回りに拘束するから、輪軸10の旋回を決
定・拘束する機構の構造を簡単にでき、かつ、高速走行
時の走行安定性が良い。また、車体2の下面に第1平板
3をボルト4にて着脱可能としたから、2軸ボギー台車
1と車体2の接続・切り離しが容易で、2軸ボギー台車
1を1ユニットとして取扱える。さらに、第1平板3と
第2平板7との旋回が容易で曲線路の走行性能が良い。
しかも、同一構造の2つの1軸台車8,8を組み合わせ
て2軸ボギー台車1を容易に構成することができる。
【0014】図3及び図4は、本発明を連接構造車両に
適用した第2実施形態例を示すもので、連接構造車両3
0は、前位車両31と後位車両32とを連接したもの
で、前位車両31には、先頭部側台車33と連接部側台
車34とが配設され、後位車両32には連接部側台車3
5が配設されている。
【0015】先頭部側台車33は、前記第1実施形態例
と同様の構成の1軸台車で、前位車両31の下面に第1
平板36をボルト37にて着脱可能とし、該第1平板3
6に中心ピン38と、該中心ピン38を中心とする円弧
上に配置された2個の旋回ベアリング39とを設け、第
1平板36の下面に第2平板40を旋回ベアリング39
を介して中心ピン38を中心として水平旋回可能に支承
し、該第2平板40に、下方へ延出するブラケット4
1,41を設け、各ブラケット41,41にレール方向
へ延出する上下の平行リンク42を設け、平行リンク4
2にて中間枠43を支持し、該中間枠43と第2平板4
0との間に2次バネ・ダンパ装置44を配設し、中間枠
43で軸箱45を上下方向に揺動可能に支持し、軸箱4
5と中間枠43との間に1次バネ・ダンパ装置46を配
設している。
【0016】連接部側台車34は、車体31の下面に平
板47をボルト48にて着脱可能とし、該平板47に、
下方へ延出するブラケット49,49を設け、各ブラケ
ット49,49に後部側車両32方向へ延出する2本の
第1リンク50を設け、第1リンク50にて中間枠51
の上部を支持し、中間枠51の下部から後位車両32の
連接部側台車35に接続される1本の第2リンク52を
延出し、中間枠51と平板47との間に2次バネ・ダン
パ装置53を配設し、中間枠51で軸箱54を上下方向
に揺動可能に支持し、軸箱54と中間枠51との間に1
次バネ・ダンパ装置55を配設している。
【0017】後位車両32の連接部側台車35は、後位
車両32の下面に平板56をボルト57にて着脱可能と
し、該平板56に、下方へ延出するブラケット58,5
8を設け、各ブラケット58,58に先頭部側車両31
方向へ延出する2本の第1リンク59を設け、第1リン
ク59にて中間枠60の上部を支持し、中間枠60の下
部から前位車両31の第2リンク52に接続される1本
の第2リンク61を延出し、該中間枠60と平板56と
の間に2次バネ・ダンパ装置62を配設し、中間枠60
で軸箱63を上下方向に揺動可能に支持し、軸箱63と
中間枠60との間に1次バネ・ダンパ装置64を配設し
ており、前位車両31の第2リンク52と後位車両32
の第2リンク61とは、それぞれフランジ部をボルト結
合して分離・接続可能としている。
【0018】このように構成することにより、輪軸の旋
回を決定・拘束する機構の構造を簡単にでき、かつ、高
速走行時の走行安定性を向上できるとともに、先頭部側
台車33及び連接部側台車34,35をユニット化で
き、また、1軸台車を連接2軸台車に若干の変更で適用
できる。さらに、連接構造車両30の切り離し時に、前
位車両31と後位車両32とにそれぞれ台車が装着され
ているから、カーリフター等を必要としない。しかも、
連接部側台車34,35は、第1リンク50,59、中
間枠51,60、第2リンク52,61にてそれぞれZ
リンク機構を構成することにより、輪軸の旋回角度を輪
軸位置のレール接線方向に拘束することができる。
【0019】図5及び図6は、本発明を連接構造車両に
適用した第3実施形態例を示すもので、連接構造車両7
0は、前位車両71と後位車両72とを連接したもの
で、前位車両71には、先頭部側台車73が、後位車両
72には連接部側台車74がそれぞれ配設された1車両
1輪軸構造をしている。
【0020】先頭部側台車73は、前位車両71の下面
に平板75をボルト76にて着脱可能とし、平板75に
下方へ延出するブラケット77,77を設け、各ブラケ
ット77,77にレール方向へ延出する2本の上側の第
1リンク78と、レール方向へ延出する1本の下側の第
2リンクとして油圧アクチュエータ79とを設け、第1
リンク78と油圧アクチュエータ79とで平行リンクを
構成し、第1リンク78と油圧アクチュエータ79とで
中間枠80を支持し、該中間枠80と平板75との間に
2次バネ・ダンパ装置81を配設し、中間枠80で軸箱
82を上下方向に揺動可能に支持し、軸箱82と中間枠
80との間に1次バネ・ダンパ装置83を配設してい
る。
【0021】連接部側台車74は、後位車両72の下面
に平板84をボルト85にて着脱可能とし、該平板84
に、下方へ延出するブラケット86,86を設け、各ブ
ラケット86,86に前位車両71方向へ延出する2本
の第1リンク87を設け、第1リンク87にて中間枠8
8の上部を支持し、中間枠88の下部から前位車両81
のブラケット89に接続される1本の第2リンク90を
延出し、該中間枠88と平板84との間に2次バネ・ダ
ンパ装置91を配設し、中間枠88で軸箱92を上下方
向に揺動可能に支持し、軸箱92と中間枠88との間に
1次バネ・ダンパ装置93を配設している。
【0022】また、前位車両71と後位車両72の連接
部には、左右一対の油圧アクチュエータ94,94が配
設され、車体同一側の連接部の油圧アクチュエータ94
のロッド側と前記先頭部側台車73の油圧アクチュエー
タ79のヘッド側を配管95にて接続して、連動して伸
縮可能としている。
【0023】このように構成することにより、前位車両
71と後位車両72の相対ヨー角により、連接部の油圧
アクチュエータ94が伸縮し、該油圧アクチュエータ9
4から供給される圧油によって、先頭部側台車73の油
圧アクチュエータ79が連動して伸縮するから、先頭部
側台車73の操舵機構として作用する。また、第1リン
ク87、中間枠88、第2リンク90にてZリンク機構
を構成することにより、輪軸の旋回角度を輪軸位置のレ
ール接線方向に拘束することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄道車両
用台車は、請求項1の手段では、輪軸の両端をそれぞれ
軸箱で支持し、各軸箱をそれぞれ中間枠に上下方向に揺
動可能に設けるとともに、軸箱と中間枠との間に1次バ
ネ・ダンパ装置を配設し、車体の下面に下方へ延出する
ブラケットを設け、ブラケットにレール方向へ延出する
複数のリンクからなる平行リンクを設け、平行リンクに
て中間枠を支持し、中間枠と車体との間に2次バネ・ダ
ンパ装置を配設したので、輪軸の旋回を決定・拘束する
機構の構造を簡単にでき、かつ、高速走行時の走行安定
性を向上できる。また、この構成の2つの1軸台車を組
み合わせて2軸ボギー台車を容易に構成することができ
る。
【0025】請求項2の手段では、平行リンクの下側に
伸縮可能な油圧アクチュエータを用い、連接構造車両の
連接部に左右一対の油圧アクチュエータを配設し、車体
同一側の連接部の油圧アクチュエータと台車の油圧アク
チュエータを連動して伸縮可能に配管にて接続したの
で、連接構造車両の前位車両と後位車両の相対ヨー角に
より、連接部の油圧アクチュエータが伸縮し、該油圧ア
クチュエータから供給される圧油によって、台車の油圧
アクチュエータが連動して伸縮するから、台車の操舵機
構として作用する。
【0026】請求項3の手段では、輪軸の両端をそれぞ
れ軸箱で支持し、各軸箱をそれぞれ中間枠に上下方向に
揺動可能に設けるとともに、軸箱と中間枠との間に1次
バネ・ダンパ装置を配設し、連接構造車両の前位車両及
び後位車両のそれぞれの車体の下面に下方へ延出するブ
ラケットを設け、各ブラケットに他方のブラケット方向
へ延出する第1リンクをそれぞれ設け、該第1リンクに
て中間枠の上部を支持し、一方の車両の中間枠の下部と
他方の車両の中間枠の下部とを第2リンクで接続し、各
中間枠と車体との間に2次バネ・ダンパ装置を配設した
ので、請求項1の手段における構成に若干の変更を加え
るだけで、容易に連接構造車両の連接2軸台車に適用す
ることができる。また、第1リンク、中間枠、第2リン
クにてZリンク機構を構成することにより、輪軸の旋回
角度を輪軸位置のレール接線方向に拘束することができ
る。
【0027】請求項4の手段では、輪軸の両端をそれぞ
れ軸箱で支持し、各軸箱をそれぞれ中間枠に上下方向に
揺動可能に設けるとともに、軸箱と中間枠との間に1次
バネ・ダンパ装置を配設し、連接構造車両の前位車両及
び後位車両のそれぞれの車体の下面に下方へ延出するブ
ラケットを設け、一方の車両のブラケットに他方の車両
のブラケット方向に延出する第1リンクを設け、該第1
リンクにて前記中間枠の上部を支持し、該中間枠の下部
と他方の車両のブラケットとを第2リンクで接続し、中
間枠と車体との間に2次バネ・ダンパ装置を配設したの
で、請求項1の手段における構成に若干の変更を加える
だけで、容易に連接構造車両の連接1軸台車に適用する
ことができる。また、第1リンク、中間枠、第2リンク
にてZリンク機構を構成することにより、輪軸の旋回角
度を輪軸位置のレール接線方向に拘束することができ
る。
【0028】請求項5の手段では、ブラケットと2次バ
ネ・ダンパ装置とを平板等の構造物に接続し、構造物を
車体の下面に着脱可能としたので、台車をユニット化で
きるとともに、台車と車体の接続・切り離しが容易にで
きる。さらに、請求項6の手段では、請求項5の手段に
おける構造物を車体の下面に水平方向に旋回可能に設け
たので、台車の旋回が容易で曲線路の走行性能が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態例を示す台車の平面図
である。
【図2】 同じく側面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態例を示す台車の平面図
である。
【図4】 同じく側面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態例を示す台車の平面図
である。
【図6】 同じく側面図である。
【符号の説明】
1…2軸ボギー台車、2…車体、3…第1平板、7…第
2平板、8…1軸台車、10…輪軸、11,45,5
4,63,82,92…軸箱、12,43,54,6
3,80,88…中間枠、13,46,55,64,8
3,93…1次バネ・ダンパ装置、14,41,49,
58,77,86,89…ブラケット、15,42…平
行リンク、16,44,53,62,81,91…2次
バネ・ダンパ装置、30,70…連接構造車両、31,
71…前位車両、32,72…後位車両、33,73…
先頭部側台車、34,35,74…連接部台車、79…
台車の油圧アクチュエータ、94…連接部の油圧アクチ
ュエータ、95…配管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪軸の両端をそれぞれ軸箱で支持し、各
    軸箱をそれぞれ中間枠に上下方向に揺動可能に設けると
    ともに、軸箱と中間枠との間に1次バネ・ダンパ装置を
    配設し、車体の下面に下方へ延出するブラケットを設
    け、該ブラケットにレール方向へ延出する複数のリンク
    からなる平行リンクを設け、該平行リンクにて前記中間
    枠を支持し、該中間枠と車体との間に2次バネ・ダンパ
    装置を配設したことを特徴とする鉄道車両用台車。
  2. 【請求項2】 前記平行リンクのいずれかに伸縮可能な
    油圧アクチュエータを用い、連接構造車両の連接部に左
    右一対の油圧アクチュエータを配設し、車体同一側面の
    前記連接部の油圧アクチュエータと前記平行リンクの油
    圧アクチュエータとを連動して伸縮可能に配管にて接続
    したことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用台車。
  3. 【請求項3】 輪軸の両端をそれぞれ軸箱で支持し、各
    軸箱をそれぞれ中間枠に上下方向に揺動可能に設けると
    ともに、軸箱と中間枠との間に1次バネ・ダンパ装置を
    配設し、連接構造車両の前位車両及び後位車両のそれぞ
    れの車体の下面に下方へ延出するブラケットを設け、各
    ブラケットに他方のブラケット方向へ延出する第1リン
    クをそれぞれ設け、該第1リンクにて前記中間枠の上部
    を支持し、一方の車両の中間枠の下部と他方の車両の中
    間枠の下部とを第2リンクで接続し、各中間枠と車体と
    の間に2次バネ・ダンパ装置を配設したことを特徴とす
    る鉄道車両用台車。
  4. 【請求項4】 輪軸の両端をそれぞれ軸箱で支持し、各
    軸箱をそれぞれ中間枠に上下方向に揺動可能に設けると
    ともに、軸箱と中間枠との間に1次バネ・ダンパ装置を
    配設し、連接構造車両の前位車両及び後位車両のそれぞ
    れの車体の下面に下方へ延出するブラケットを設け、一
    方の車両のブラケットに他方の車両のブラケット方向に
    延出する第1リンクを設け、該第1リンクにて前記中間
    枠の上部を支持し、該中間枠の下部と他方の車両のブラ
    ケットとを第2リンクで接続し、中間枠と車体との間に
    2次バネ・ダンパ装置を配設したことを特徴とする鉄道
    車両用台車。
  5. 【請求項5】 前記ブラケットと前記2次バネ・ダンパ
    装置とを平板等の構造物に接続し、該構造物を前記車体
    の下面に着脱可能としたことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の鉄道車両用台車。
  6. 【請求項6】 前記構造物を前記車体の下面に水平方向
    に旋回可能に設けたことを特徴とする請求項5記載の鉄
    道車両用台車。
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