JPH11206136A - スナバエネルギー回生回路 - Google Patents

スナバエネルギー回生回路

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JPH11206136A
JPH11206136A JP10000670A JP67098A JPH11206136A JP H11206136 A JPH11206136 A JP H11206136A JP 10000670 A JP10000670 A JP 10000670A JP 67098 A JP67098 A JP 67098A JP H11206136 A JPH11206136 A JP H11206136A
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JP
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diode
capacitor
reactor
series circuit
transformer
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JP10000670A
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Inventor
Yukihiro Nishikawa
幸廣 西川
Masateru Igarashi
征輝 五十嵐
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路を構成するスイッチング回路
を零電流、零電圧スイッチングするよう構成されたスナ
バ回路において、変換効率を引き上げると同時に装置の
小型化を図る。 【解決手段】 スナバ回路において、従来抵抗で消費し
ていたスナバエネルギーを、抵抗の代わりにトランスと
リアクトルおよびダイオードを1個ずつ接続することで
電源および負荷に回生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体スイッチ
のオン・オフ動作で電力変換を行う際に発生するスイッ
チング損失およびスイッチングノイズを低減するための
スナバエネルギー回生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に電力変換装置として、降圧形チョ
ッパ回路に従来のスナバ回路を接続した回路図を示す。
直流電源Edと並列にスイッチング素子とダイオードD
1、D2の逆並列回路からなる半導体スイッチQ1およ
びQ2の直列回路が正極側にリアクトルLMを介し、負
極側には直接に接続されている。半導体スイッチQ1に
はダイオードDs1とコンデンサCsの直列回路が接続
されている。また、ダイオードDs1とコンデンサCs
の接続点と半導体スイッチQ2の負極側端子間にはダイ
オードDs2とコンデンサCoの直列回路が接続されて
いる。また、ダイオードDs2とコンデンサCoとの接
続点と半導体スイッチQ1の正極側端子との間には抵抗
Rsが接続されている。
【0003】まず、半導体スイッチQ1のターンオン動
作を説明する。半導体スイッチQ1がオンする直前で
は、コンデンサCsとコンデンサCoは図示の極性でそ
れぞれ直流電源電圧Edに充電されている。また、半導
体スイッチQ2に逆並列接続されたダイオードD2には
負荷Loの負荷電流が還流している。半導体スイッチQ
1がオンすると、直流電源Ed→リアクトルLM→半導
体スイッチQ1→負荷Lo→直流電源Edの経路で電流
が上昇する。この電流の上昇に伴い、ダイオードD2を
流れていた負荷電流が減少する。次にダイオードD2が
逆回復し、逆回復電流は直流電源Ed→リアクトルLM
→半導体スイッチQ1→コンデンサCs→ダイオードD
s2→コンデンサCo→直流電源Edの経路に転流し、
コンデンサCsの電圧がEdから零Vに放電されると同
時にコンデンサCoの電圧が直流電源電圧より上昇す
る。次にコンデンサCoの電圧の直流電圧からの上昇分
が、コンデンサCo→抵抗Rs→リアクトルLM→直流
電源Ed→コンデンサCoの経路で放電される。この半
導体スイッチQ1のターンオンのとき、リアクトルLM
で電流上昇率が抑えられ、零電流スイッチングとなり、
ターンオン損失をほとんど発生しない。また、ダイオー
ドD2の逆回復時の電圧上昇率もコンデンサCsの放電
スピードで抑えられ、零電圧スイッチングとなり逆回復
損失もほとんど発生しない。
【0004】次に半導体スイッチQ1のターンオフ動作
について説明する。半導体スイッチQ1がオフする直前
ではコンデンサCsの電圧は零V、コンデンサCoの電
圧は直流電源電圧Edに充電されている。また、負荷L
oには、直流電源Ed→リアクトルLM→半導体スイッ
チQ1→負荷Lo→直流電源Edの経路でエネルギーが
供給されている。半導体スイッチQ1がオフすると、直
流電源Ed→リアクトルLM→ダイオードDs1→コン
デンサCs→負荷Lo→直流電源Edの経路でコンデン
サCsが零Vから直流電源電圧Edまで充電される。次
に、直流電源Ed→リアクトルLM→ダイオードDs1
→ダイオードDs2→コンデンサCo→直流電源Edの
経路でリアクトルLMに蓄えられたエネルギーがコンデ
ンサCoに移され、コンデンサCoの電圧が直流電源電
圧Edより上昇する。ここでコンデンサCoの電圧の直
流電源電圧Edからの上昇分が、コンデンサCo→抵抗
Rs→リアクトルLM→直流電源Ed→コンデンサCo
の経路で放電される。この半導体スイッチQ1のターン
オフ時の電圧上昇率は、コンデンサCsの充電スピード
で抑えられ、零電圧スイッチングとなりターンオフ損失
がほとんど発生しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の場合、コ
ンデンサCoの電圧の直流電源電圧Edからの上昇分の
エネルギーが、コンデンサCo→抵抗Rs→リアクトル
LM→直流電源Ed→コンデンサCoの経路で抵抗Rs
によって消費される。ここで、この抵抗Rsでの消費に
よる損失はターンオン時、ターンオフ時の両方において
発生するので、高周波インバータなどの周波数が大きな
装置においては発生損失が増大し、変換効率が低下する
といった問題がある。さらに抵抗が大型化するため、結
果として装置が大型化するといった問題が生じる。
【0006】このため、本発明の課題は上記の問題を解
決し、変換効率が従来より高いスナバエネルギー回生回
路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、第1の発明では、直流電源と半導体スイッチの直列
回路との間に主リアクトルを接続し、半導体スイッチの
直列回路に並列に第1のダイオードと第2のダイオード
と第1のコンデンサの直列回路を少なくとも1個接続
し、第1、第2のダイオードの接続点と半導体スイッチ
間の接続点との間に第2のコンデンサを接続し、第2の
ダイオードと第1のコンデンサの接続点から主リアクト
ルと半導体スイッチ直列回路の接続点との間に回生用ト
ランスの1次巻線と回生電流抑制用リアクトルの直列回
路を接続し、回生用トランスの2次巻線とダイオードの
直列回路を直流電源の正負間に並列接続し、第2の発明
では、直流電源と半導体スイッチの直列回路との間に主
リアクトルを接続し、半導体スイッチの直列回路に並列
に第1のダイオードと第2のダイオードと第1のコンデ
ンサの直列回路を少なくとも1個接続し、第1、第2の
ダイオードの接続点と半導体スイッチ間の接続点との間
に第2のコンデンサを接続し、第2のダイオードと第1
のコンデンサの接続点から主リアクトルと半導体スイッ
チ直列回路の接続点との間に回生用トランスの1次巻線
を接続し、回生用トランスの2次巻線とダイオードおよ
び回生電流抑制用リアクトルの直列回路を直流電源の正
負間に並列接続し、第3の発明では、直流電源と半導体
スイッチの直列回路との間に主リアクトルを接続し、半
導体スイッチの直列回路に並列に第1のダイオードと第
2のダイオードと第1のコンデンサの直列回路を少なく
とも1個接続し、第1、第2のダイオードの接続点と半
導体スイッチ間の接続点との間に第2のコンデンサを接
続し、第2のダイオードと第1のコンデンサの接続点か
ら主リアクトルと直流電源の接続点との間に回生用トラ
ンスの1次巻線と回生電流抑制用リアクトルを接続し、
回生用トランスの2次巻線とダイオードの直列回路を直
流電源の正負間に並列接続し、第4の発明では、直流電
源と半導体スイッチの直列回路との間に主リアクトルを
接続し、半導体スイッチの直列回路に並列に第1のダイ
オードと第2のダイオードと第1のコンデンサの直列回
路を少なくとも1個接続し、第1、第2のダイオードの
接続点と半導体スイッチ間の接続点との間に第2のコン
デンサを接続し、第2のダイオードと第1のコンデンサ
の接続点から主リアクトルと直流電源との接続点の間に
回生用トランスの1次巻線を接続し、回生電流抑制用リ
アクトルと回生用トランスの2次巻線とダイオードの直
列回路を直流電源の正負間に並列接続し、第5の発明で
は、回生用トランスの1次巻線または2次巻線に接続さ
れた回生電流抑制用リアクトルを省略し、回生用トラン
スの漏れインダクタンスで回生電流抑制用リアクトルの
代用とし、第6の発明では、半導体スイッチ直列回路に
並列に接続された直列回路におけるダイオードとコンデ
ンサを1個ずつとし、この直列回路と半導体スイッチの
直列回路とをつなぐ第2のコンデンサを省略する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1の実施例を示
す。図6の従来の回路との同一部分は、同一記号を記し
て説明を省略する。図6の従来回路との相違点は、ダイ
オードDs2とコンデンサCoの接続点からリアクトル
LMと半導体スイッチQ1の正極側との接続点の間に接
続した抵抗Rsの代わりに回生用トランスTRの1次巻
線と回生電流抑制用リアクトルL1の直列回路を接続
し、トランスTRの2次巻線を図示の極性でダイオード
Drと直列に接続した回路を、直流電源Edに並列接続
することである。
【0009】図1において、半導体スイッチがターンオ
ン、ターンオフするとき、コンデンサCoの電圧が直流
電源電圧Edより上昇するまでの動作は従来回路と同じ
である。この上昇電圧が、コンデンサCo→トランスT
Rの1次巻線n1→リアクトルL1→リアクトルLM→
直流電源Ed→コンデンサCoの経路でトランスTRの
1次巻線n1とリアクトルL1およびリアクトルLMに
移される。このエネルギーの一部はコンデンサCoの電
圧上昇分が零になるまで直流電源Edに回生される。こ
のとき、トランスTR2次巻線に巻数比倍の電圧が発生
し、この電圧が直流電源電圧Ed+ダイオードDrのえ
ん層電圧以上になったときにダイオードDrが導通し、
トランスTRの1次巻線および2次巻線のインダクタン
スは漏れインダクタンスのみとなる。このときトランス
TRの1次巻線に移されたエネルギーをトランスTRの
2次巻線を通して、トランスTRの2次巻線→直流電源
Ed→ダイオードDr→トランスTRの2次巻線の経路
で直流電源Edに回生する。このときトランスTRの1
次巻線に流れる電流は、トランスTRの1次巻線の漏れ
インダクタンスとリアクトルL1およびリアクトルLM
の直列インダクタンスの値で抑制される。トランスTR
の2次巻線に流れる電流は1次巻線の電流の巻数比分の
1となる。残りのエネルギーはコンデンサCoの電圧上
昇分が零になってから、トランスTRの1次巻線→リア
クトルL1→ダイオードDs1→ダイオードDs2→ト
ランスTRの1次巻線の経路でトランスTRの1次巻線
とリアクトルL1に蓄積されたまま、この経路で電流が
還流し、ダイオードDs1、Ds2の導通損として消費
される。この還流電流が零になる前に半導体スイッチQ
1がオンするときには、ダイオードDs1がオフしてい
る期間に、トランスTRの1次巻線→リアクトルL1→
半導体スイッチQ1→負荷Lo→コンデンサCo→トラ
ンスTRの1次巻線の経路で一部のエネルギーが負荷に
回生される。
【0010】図2に本発明の第2の実施例を示す。第1
の実施例と同一部分は同一記号を記して説明を省略す
る。第1の実施例との相違点はトランスTRの1次側に
接続したリアクトルL1をトランスの2次側に接続した
ことである。半導体スイッチがターンオン、ターンオフ
するとき、コンデンサCoの電圧が直流電源電圧Edよ
り上昇するまでの動作は従来回路と同じである。この上
昇電圧が、コンデンサCo→トランスTRの1次巻線→
リアクトルLM→直流電源Ed→コンデンサCoの経路
でトランスTRの1次巻線とリアクトルLMに移され
る。このエネルギーの一部はコンデンサCoの電圧上昇
分が零になるまで直流電源Edに回生される。このと
き、トランスTRの2次巻線に1次巻線の巻数比倍の電
圧が発生し、この電圧が直流電源電圧Ed+ダイオード
Drのえん層電圧以上になったときにダイオードDrが
導通し、トランスTRの1次巻線および2次巻線のイン
ダクタンスは漏れインダクタンスのみとなる。このとき
トランスTRの1次巻線に移されたエネルギーをトラン
スTRの2次巻線を通して、トランスTRの2次巻線→
リアクトルL1→直流電源Ed→ダイオードDr→トラ
ンスTRの2次巻線の経路で直流電源Edに回生する。
このときトランスTRの2次巻線に流れる電流は、トラ
ンスTRの2次巻線の漏れインダクタンスとリアクトル
L1の直列インダクタンスの値で抑制される。トランス
TRの2次巻線に流れる電流は1次巻線に流れる電流の
巻数比分の1となる。残りのエネルギーはコンデンサC
oの電圧上昇分が零になってから、トランスTRの1次
巻線→ダイオードDs1→ダイオードDs2→トランス
TRの1次巻線の経路でトランスTRの1次巻線に蓄積
されたまま、この経路で電流が還流し、ダイオードDs
1、Ds2の導通損として消費される。この還流電流が
零になる前に半導体スイッチQ1がオンするときには、
ダイオードDs1がオフしている期間に、トランスTR
の1次巻線→半導体スイッチQ1→負荷Lo→コンデン
サCo→トランスTRの1次巻線の経路で一部のエネル
ギーが負荷に回生される。
【0011】図3に本発明の第3の実施例を示す。第1
の実施例との相違点は、リアクトルLMと半導体スイッ
チQ1の正極側の接続点に接続したトランスTRの1次
巻線とリアクトルL1の直列回路を、直流電源Edとリ
アクトルLMの接続点に接続したことである。半導体ス
イッチQ1がターンオン、ターンオフする際、コンデン
サCoの電圧が上昇し始めるまでの動作は、従来回路と
同じである。コンデンサの電圧が上昇し始めるとき、上
昇分の電圧がトランスTRの1次巻線とリアクトルL1
に印加され、トランスTRの2巻線側に1次巻線側の電
圧の巻数比倍の電圧が発生し、2次側に発生した電圧が
直流電源電圧Ed+ダイオードDrのえん層電圧を越え
ると、ダイオードDrが導通し、トランスTRの1次巻
線および2次巻線のインダクタンスは漏れインダクタン
スのみとなる。このときトランスTRの2次巻線→直流
電源Ed→ダイオードDr→トランスTRの2次巻線の
経路でリアクトルLMに蓄積されていたエネルギーを回
生し始める。このため、リアクトルLMに蓄積されたエ
ネルギーが零になるまでコンデンサCoの電圧はクラン
プされる。このときトランスTRの1次巻線に流れる電
流は、トランスTRの1次巻線の漏れインダクタンスと
リアクトルL1の直列インダクタンスの値で抑制され
る。また、トランスTRの2次巻線に流れる電流は1次
巻線に流れる電流の巻数比分の1となる。次にコンデン
サCoの電圧の直流電源電圧Edからの上昇分が零にな
るまで、トランスTRの1次巻線およびリアクトルL1
に蓄積されたエネルギーの一部がコンデンサCo→トラ
ンスの1次巻線→リアクトルL1→直流電源Ed→コン
デンサCoの経路で直流電源Edに回生される。残りの
エネルギーはコンデンサCoの電圧の上昇分が零になっ
てから、トランスTRの1次巻線→リアクトルL1→リ
アクトルLM→ダイオードDs1→ダイオードDs2→
トランスTRの1次巻線の経路でトランスTRの1次巻
線とリアクトルL1およびリアクトルLMに蓄積された
まま、この経路で電流が還流し、ダイオードDs1、D
s2の導通損として消費される。この還流電源が零にな
る前に半導体スイッチQ1がオンするときには、ダイオ
ードDs1がオフしている期間に、トランスTRの1次
巻線→リアクトルL1→リアクトルLM→半導体スイッ
チQ1→負荷Lo→コンデンサCo→トランスTRの1
次巻線の経路で一部のエネルギーが負荷に回生される。
この回路はコンデンサCoの電圧の直流電源電圧からの
上昇分が、直流電源電圧Edのトランスの巻数比分の1
にクランプされることから、コンデンサCoの容量を軽
減でき、小型化できる利点がある。
【0012】また、この図3において、リアクトルL1
をトランスの2次巻線側に設置することでも同様の動作
をすることは、第1の実施例と第2の実施例の説明にあ
るように自明である。図4に本発明の第4の実施例を示
す。第1の実施例との同一部分は同一記号を記して説明
を省略する。第1の実施例との相違点はリアクトルL1
を省略し、トランスTRの漏れインダクタンスで代用し
た点である。回路動作は第1の実施例と同様であるため
説明を省略する。この回路は回生電流抑制用リアクトル
が省略されているために、回生電流が、第1、第2、第
3の実施例と比べて大きくなるが、漏れインダクタンス
の大きなトランスを用いることにより同様の効果が得ら
れ、回路が簡略化されるため、装置が小型化できる利点
がある。
【0013】図5に本発明の第5の実施例を示す。第1
の実施例と同一部分は同一記号を記して説明を省略す
る。第1の実施例との相違点はコンデンサCsとダイオ
ードDs2を省略した点である。まず半導体スイッチQ
1のターンオン動作を説明する。半導体スイッチQ1が
オンすると、直流電源EdリアクトルLM→半導体スイ
ッチQ1→負荷Lo→直流電源Edの経路で電流が上昇
する。この電流の上昇に伴い、ダイオードD2に流れて
いた負荷電流が減少する。次にダイオードD2が逆回復
し、逆回復電流は、直流電源Ed→リアクトルLM→ダ
イオードDs1→コンデンサCo→直流電源Edの経路
でリアクトルLMに蓄えられていたエネルギーがコンデ
ンサCoに移され、コンデンサCoの電圧が直流電源電
圧Edより上昇する。このあと、コンデンサCoに移さ
れたエネルギーが、直流電源Edに回生されるまでの動
作は第1の実施例と同様である。この半導体スイッチQ
1のターンオン時にはリアクトルLMで電流上昇率が抑
えられ、零電流スイッチングとなるため、ターンオン損
失はほとんど発生しない。次に半導体スイッチQ1のタ
ーンオフ動作について説明する。半導体スイッチQ1が
ターンオフすると、直流電源Ed→リアクトルLM→ダ
イオードDs1→コンデンサCo→直流電源Edの経路
でリアクトルLMのエネルギーがコンデンサCoに移さ
れる。コンデンサCoに移されたエネルギーが、直流電
源Edに回生するまでの動作は第1の実施例と同様であ
る。この場合、半導体スイッチの電圧上昇率を抑制する
コンデンサCsが省略されているため、零電圧スイッチ
ングとはならない。つまりこの回路は、ターンオン時の
み零電流スイッチングとなるため、ターンオフ損失は低
減されないが、より簡単な回路でスナバ回路が構成でき
るといった利点がある。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、主回路リアクトルお
よびスナバコンデンサのエネルギーをトランスを用いて
直流電源に回生できるため、以下のような効果が得られ
る。従来、抵抗で消費していた損失がほとんど発生しな
いため、装置の変換効率が上昇する。
【0015】トランスは抵抗に比べ発生損失が小さいた
め、外形が小さくて済むので、装置の小型化が可能とな
る。トランスの2次巻線を、直流電源と主回路リアクト
ルの接続点に接続することにより、主回路リアクトルに
蓄えられたエネルギーの一部を2次巻線を介して電源に
回生するため、スナバコンデンサの容量を小さくでき、
装置の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】この発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図4】この発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図5】この発明の第5の実施例を示す回路図である。
【図6】従来の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
Ed…直流電源、LM…リアクトル,L1…回生電流抑
制用リアクトル、TR…回生用トランス、Q1,Q2…
半導体スイッチ、D1,D2,Ds1,Ds2…ダイオ
ード、Cs,Co…コンデンサ、Lo…負荷、Rs…抵

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と半導体スイッチの直列回路との
    間に主リアクトルを接続し、半導体スイッチの直列回路
    に並列に第1のダイオードと第2のダイオードと第1の
    コンデンサの直列回路を少なくとも1個接続し、第1、
    第2のダイオードの接続点と半導体スイッチ間の接続点
    との間に第2のコンデンサを接続し、第2のダイオード
    と第1のコンデンサの接続点から主リアクトルと半導体
    スイッチ直列回路との接続点の間に回生用トランスの1
    次巻線と回生電流抑制用リアクトルの直列回路を接続
    し、回生用トランスの2次巻線とダイオードの直列回路
    を直流電源の正負間に並列接続したことを特徴とするス
    ナバエネルギー回生回路。
  2. 【請求項2】直流電源と半導体スイッチの直列回路との
    間に主リアクトルを接続し、半導体スイッチの直列回路
    に並列に第1のダイオードと第2のダイオードと第1の
    コンデンサの直列回路を少なくとも1個接続し、第1、
    第2のダイオードの接続点と半導体スイッチ間の接続点
    との間に第2のコンデンサを接続し、第2のダイオード
    と第1のコンデンサの接続点から主リアクトルと半導体
    スイッチ直列回路との接続点の間に回生用トランスの1
    次巻線を接続し、回生用トランスの2次巻線とダイオー
    ドおよび回生電流抑制用リアクトルの直列回路を直流電
    源の正負間に並列接続したことを特徴とするスナバエネ
    ルギー回生回路。
  3. 【請求項3】直流電源と半導体スイッチの直列回路との
    間に主リアクトルを接続し、半導体スイッチの直列回路
    に並列に第1のダイオードと第2のダイオードと第1の
    コンデンサの直列回路を少なくとも1個接続し、第1、
    第2のダイオードの接続点と半導体スイッチ間の接続点
    との間に第2のコンデンサを接続し、第2のダイオード
    と第1のコンデンサの接続点から主リアクトルと直流電
    源との接続点の間に回生用トランスの1次巻線と回生電
    流抑制用リアクトルを接続し、回生用トランスの2次巻
    線とダイオードの直列回路を直流電源の正負間に並列接
    続したことを特徴とするスナバエネルギー回生回路。
  4. 【請求項4】直流電源と半導体スイッチの直列回路との
    間に主リアクトルを接続し、半導体スイッチの直列回路
    に並列に第1のダイオードと第2のダイオードと第1の
    コンデンサの直列回路を少なくとも1個接続し、第1、
    第2のダイオードの接続点と半導体スイッチ間の接続点
    との間に第2のコンデンサを接続し、第2のダイオード
    と第1のコンデンサの接続点から主リアクトルと直流電
    源との接続点の間に回生用トランスの1次巻線を接続
    し、回生電流抑制用リアクトルと回生用トランスの2次
    巻線とダイオードの直列回路を直流電源の正負間に並列
    接続したことを特徴とするスナバエネルギー回生回路。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4の1つに記載の回路にお
    いて、回生用トランスの1次巻線または2次巻線に接続
    された回生電流抑制用リアクトルを省略し、回生用トラ
    ンスの漏れインダクタンスで回生電流抑制用リアクトル
    の代用としたことを特徴とするスナバエネルギー回生回
    路。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の1つに記載の回路にお
    いて、半導体スイッチ直列回路に並列に接続された直列
    回路におけるダイオードとコンデンサを1個ずつとし、
    この直列回路と半導体スイッチの直列回路とをつなぐ第
    2のコンデンサを省略したことを特徴とするスナバエネ
    ルギー回生回路。
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