JPH11205572A - 画像処理装置と画像処理システム - Google Patents

画像処理装置と画像処理システム

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Publication number
JPH11205572A
JPH11205572A JP10008735A JP873598A JPH11205572A JP H11205572 A JPH11205572 A JP H11205572A JP 10008735 A JP10008735 A JP 10008735A JP 873598 A JP873598 A JP 873598A JP H11205572 A JPH11205572 A JP H11205572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
capability
transmission data
destination
unit
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP10008735A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Hatano
充 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10008735A priority Critical patent/JPH11205572A/ja
Publication of JPH11205572A publication Critical patent/JPH11205572A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ファクシミリ送信時に、符号化
した送信データを送信先の受信能力に合わせて再度変換
することなく、2値データから2値データに変換するこ
とによる画像の劣化を防ぐことができる。また、ファク
シミリ送信処理を開始した後に、送信データの解像度を
変更することがなく、ファクシミリ送信処理時における
無駄を減らすことができる。 【解決手段】 この発明は、送信先の電話番号と受信能
力とを対応させて通信履歴テーブル94aに記憶してお
き、通信履歴テーブル94aに記憶されている送信先に
ファクシミリ送信を行う場合に、通信履歴テーブル94
aに記憶されている送信先の受信能力に合わせて送信デ
ータを送信できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、種々の用紙サイ
ズと解像度とで送信データをファクシミリ送信するファ
クシミリ機能を有する画像処理装置と画像処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置に具備されたファク
シミリ機能では、あらかじめ送信原稿の解像度と用紙サ
イズとを指示した後に、原稿を読取って指定された解像
度の送信データを生成して送信している。
【0003】このようなファクシミリ送信を行う際、画
像処理装置は、原稿を多値データとして読取り、その読
取った多値データを指示された解像度の送信データとし
ての2値データに符号化して記憶し、その記憶している
符号化した送信データを送信先に送信している。
【0004】しかしながら、ファクシミリ送信時に、送
信先の受信能力が指定された用紙サイズの解像度の2値
データを受信できない際、送信側の画像処理装置は、2
値データに符号化した送信データをさらに送信先の受信
能力に合わせた解像度の2値データに再変換する。この
場合、符号化された2値データから2値データに変換す
ることになるため、多値データで読取った原稿画像を2
値データに変換するよりも画像が劣化してしまうという
欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、この
発明は、送信側が指定した用紙サイズと解像度とで送信
先が送信データを受信できない場合に、送信する画像が
劣化してしまうという欠点を除去したもので、送信側が
指定した用紙サイズと解像度とで送信先が送信データを
受信できない場合に、送信する画像が劣化してしまうこ
とがない画像処理装置と画像処理システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、原稿画像の送信先を指示する指示手段、上記原稿画
像を読取る読取手段、送信先に対応した受信能力を記憶
している記憶手段、および上記指示手段により指示され
た送信先に対応する受信能力を上記記憶手段より読取
り、この受信能力に対応して上記読取手段により読取っ
た原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信データに
変換し、この変換した送信データを送信先に送信する処
理手段から構成されている。
【0007】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、上記原稿画像を読取る読取手
段、送信先に対応した受信能力を記憶している第1の記
憶手段、上記指示手段により指示された送信先に対応す
る受信能力を上記記憶手段より読取り、この受信能力に
対応して上記読取手段により読取った原稿画像を送信先
の受信能力に合わせた送信データに変換する変換手段、
この変換手段により変換された送信データを記憶する第
2の記憶手段、およびこの第2の記憶手段により記憶さ
れた送信データを上記指示により指示された送信先に送
信する送信手段から構成されている。
【0008】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している記憶手段、
上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
選択手段により選択された送信データの送信能力とを比
較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力より低
い場合に送信データの送信能力の変更を判断する判断手
段、およびこの判断手段により送信データの送信能力の
変更が判断された際、上記受信能力に対応して上記読取
手段により読取った原稿画像を送信先の受信能力に合わ
せた送信データに変換し、この変換した送信データを上
記指示手段により指示された送信先に送信する処理手段
から構成されている。
【0009】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している第1の記憶
手段、上記指示手段により指示された送信先に対応する
受信能力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受
信能力と上記選択手段により選択された送信データの送
信能力とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送
信能力より低い場合に送信データの送信能力の変更を判
断する判断手段、この判断手段により送信データの送信
能力の変更が判断された際、上記受信能力に対応して上
記読取手段により読取った原稿画像を送信先の受信能力
に合わせた送信データに変換する変換手段、この変換手
段により変換された送信データを記憶する第2の記憶手
段、およびこの第2の記憶手段により記憶されている送
信データを上記指示手段により指示された送信先に送信
する送信手段から構成されている。
【0010】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している記憶手段、
上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
選択手段により選択された送信データの解像度と用紙サ
イズとを比較し、送信先の受信能力が送信データの送信
能力より低い場合に送信データの送信能力の変更を判断
する判断手段、この判断手段により送信先の受信能力が
上記選択手段により選択された送信データの送信能力よ
り低いと判断された際、上記選択手段により選択された
送信データの送信能力を送信先の受信能力に合わせた送
信データに変更することを許可あるは不許可する許可手
段、この許可手段により送信データの送信能力の変更が
許可された際、上記読取手段により読取った原稿画像を
送信先の受信能力に合わせた送信データに変換し、この
変換した送信データを上記指示手段により指示された送
信先に送信する第1の処理手段、および上記許可手段に
より送信データの送信能力の変更が不許可された際、上
記読取手段により読取った原稿画像を上記選択手段によ
り選択された送信能力の送信データに変換し、この変換
した送信データを上記指示手段により指示された送信先
に送信する第2の処理手段から構成されている。
【0011】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している第1の記憶
手段、上記指示手段により指示された送信先に対応する
受信能力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受
信能力と上記選択手段により選択された送信データの送
信能力とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送
信能力より低い場合に送信データの送信能力の変更を判
断する判断手段、この判断手段により送信先の受信能力
が上記選択手段により選択された送信データの送信能力
より低いと判断された際、上記選択手段により選択され
た送信データの送信能力を送信先の受信能力に合わせた
送信データに変更することを許可あるは不許可する許可
手段、およびこの許可手段により送信データの送信能力
の変更が許可された際、上記読取手段により読取った原
稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信データに変換
する第1の変換手段、上記許可手段により送信データの
送信能力の変更が不許可された際、上記読取手段により
読取った原稿画像を上記選択手段により選択された送信
能力の送信データに変換する第2の変換手段、上記第1
の変換手段あるいは第2の変換手段により変換された送
信データを記憶する第2の記憶手段、およびこの第2の
記憶手段により記憶されている送信データを上記指示手
段により指示された送信先に送信する送信手段から構成
されている。
【0012】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している記憶手段、
上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
選択手段により選択された送信データの送信能力とを比
較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力より低
い場合に送信データの送信能力の変更を判断する判断手
段、この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手
段により選択された送信データの送信能力より低いと判
断された際、上記受信能力に対応して上記読取手段によ
り読取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信
データに変換し、この変換した送信データを上記指示手
段により指示された送信先に送信する処理手段、および
この処理手段による送信データの送信開始時に、上記送
信先から供給される送信先の受信能力が上記記憶手段に
より記憶されている記憶内容と一致しない場合に、上記
記憶手段により記憶されている送信先の受信能力を変更
する変更手段から構成されている。
【0013】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している第1の記憶
手段、上記指示手段により指示された送信先に対応する
受信能力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受
信能力と上記選択手段により選択された送信データの送
信能力とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送
信能力より低い場合に送信データの送信能力の変更を判
断する判断手段、この判断手段により送信先の受信能力
が上記選択手段により選択された送信データの送信能力
より低いと判断された際、上記受信能力に対応して上記
読取手段により読取った原稿画像を送信先の受信能力に
合わせた送信データに変換する変換手段、この変換手段
により変換された送信データを記憶する第2の記憶手
段、この第2の記憶手段により記憶されている送信デー
タを上記指示手段により指示された送信先に送信する送
信手段、およびこの送信手段による送信データの送信開
始時に、上記送信先から供給される送信先の受信能力が
上記第1の記憶手段により記憶されている記憶内容と一
致しない場合に、上記第1の記憶手段により記憶されて
いる送信先の受信能力を変更する変更手段から構成され
ている。
【0014】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している記憶手段、
上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
選択手段により選択された送信データの送信能力とを比
較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力より低
い場合に送信データの送信能力の変更を判断する判断手
段、この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手
段により選択された送信データの送信能力より低いと判
断された際、上記受信能力に対応して上記読取手段によ
り読取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信
データに変換し、この変換された送信データを上記指示
手段により指示された送信先に送信する第1の処理手
段、およびこの第1の処理手段による送信データの送信
開始時に、上記送信先から供給される送信先の受信能力
を上記記憶手段により記憶する第2の処理手段から構成
されている。
【0015】この発明の画像処理装置は、原稿画像の送
信先を指示する指示手段、送信時の少なくとも送信デー
タの解像度を有する送信能力を選択する選択手段、上記
原稿画像を読取る読取手段、少なくとも送信先の受信可
能な解像度を有する受信能力を記憶している第1の記憶
手段、上記指示手段により指示された送信先に対応する
受信能力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受
信能力と上記選択手段により選択された送信データの送
信能力とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送
信能力より低い場合に送信データの送信能力の変更を判
断する判断手段、この判断手段により送信先の受信能力
が上記選択手段により選択された送信データの送信能力
より低いと判断された際、上記受信能力に対応して上記
読取手段により読取った原稿画像を送信先の受信能力に
合わせた送信データに変換する第1の変換手段、この第
1の変換手段により変換された送信データを記憶する第
2の記憶手段、この第2の記憶手段により記憶されてい
る送信データを上記指示手段により指示された送信先に
送信する第1の送信手段、この第1の送信手段による送
信データの送信開始時に、上記送信先から供給される送
信先の受信能力が送信データの送信能力よりも低い場合
に、上記第2の記憶手段に記憶している送信データを送
信先の受信能力に合わせた送信データに変換する第2の
変換手段、上記第2の変換手段により変換された送信デ
ータを上記送信手段により上記指示手段により指示され
た送信先に送信する第1の処理手段、および上記送信先
から供給される送信先の受信能力を上記第1の記憶手段
により記憶する第2の処理手段から構成されている。
【0016】この発明の画像処理システムは、原稿画像
の送信データを送信する第1の装置と、この第1の装置
から送信される送信データを受信する第2の装置とが回
線を介して接続されているものにおいて、上記第2の装
置が、上記第1の装置の発呼に応じて、少なくとも受信
可能な解像度と用紙サイズとの受信能力を示す情報を第
1の装置へ送信する第1の送信手段からなり、上記第1
の装置が、送信先の電話番号を指示する指示手段、送信
時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能力を
選択する選択手段、上記原稿画像を読取る読取手段、少
なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力を
記憶している第1の記憶手段、上記指示手段により第2
の装置の電話番号が指示された際、この第2の装置に対
応する受信能力を上記第1の記憶手段より読取り、第2
の装置の受信能力と上記選択手段により選択された送信
データの送信能力とを比較し、第2の装置の受信能力が
送信データの送信能力より低い場合に送信データの送信
能力の変更を判断する第1の判断手段、この第1の判断
手段により上記選択手段により選択された送信データの
送信能力の変更が判断された際、上記第2の装置の受信
能力に対応して上記読取手段により読取った原稿画像を
第2の装置の受信能力に合わせた送信データに変換する
第1の変換手段、この第1の判断手段により上記選択手
段により選択された送信データの送信能力の変更が判断
されなかった際、上記読取手段により読取った原稿画像
を上記選択手段により選択された送信能力の送信データ
に変換する第2の変換手段、上記第1の変換手段あるい
は上記第2の変換手段により変換された送信データを記
憶する第2の記憶手段、上記第2の装置を発呼する発呼
手段、この発呼手段による第2の装置の発呼に応じて上
記第2の装置の第1の送信手段により送信される第2の
装置の受信能力が、上記第1の記憶手段により記憶され
ている記憶内容と一致しない場合に、上記第1の記憶手
段により記憶されている第2の装置の受信能力を変更す
る変更手段、および上記第2の記憶手段により記憶され
ている送信データを上記指示手段により指示された第2
の装置に送信する第2の送信手段とからなることを特徴
とする。
【0017】この発明の画像処理システムは、原稿画像
の送信データを送信する第1の装置と、この第1の装置
から送信される送信データを受信する第2の装置とが回
線を介して接続されているものにおいて、上記第2の装
置が、上記第1の装置の発呼に応じて、少なくとも受信
可能な解像度と用紙サイズとの受信能力を示す情報を第
1の装置へ送信する第1の送信手段からなり、上記第1
の装置が、送信先の電話番号を指示する指示手段、送信
時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能力を
選択する選択手段、上記原稿画像を読取る読取手段、少
なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力を
記憶している第1の記憶手段、上記指示手段により第2
の装置の電話番号が指示された際、上記第1の記憶手段
に上記第2の装置の受信能力が記憶されていない場合
に、上記読取手段により読取った原稿画像を上記選択手
段により選択された送信能力の送信データに変換する変
換手段、この変換手段により変換された送信データを記
憶する第2の記憶手段、上記第2の装置を発呼する発呼
手段、この発呼手段による第2の装置の発呼に応じて上
記第2の装置の第1の送信手段により送信される第2の
装置の受信能力が、上記第2の記憶手段により記憶され
ている送信データの送信能力よりも低い場合に、上記第
2の記憶手段により記憶されている送信データの送信能
力を第2の装置の受信能力に合わせた送信データに変換
し、上記第2の記憶手段により記憶する第1の処理手
段、上記第2の記憶手段により記憶されている送信デー
タを第2の装置に送信する第2の送信手段、および上記
第2の装置の第1の送信手段により送信された第2の装
置の受信能力を上記第1の記憶手段により記憶する第2
の処理手段からなることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。すなわち、この発明をデ
ジタル複写機等の画像処理装置において、オプションの
ファクシミリ機能が付加されている場合について説明す
る。
【0019】図1は、この発明の画像処理装置の一例と
してのデジタル複写機の内部構造を示す断面図である。
図1に示すように、デジタル複写機(第1の装置)は装
置本体10を備え、この装置本体10内には、後述する
読取手段として機能するスキャナ部4、および画像形成
手段として機能するプリンタ部6が設けられている。
【0020】装置本体10の上面には、読取対象物、つ
まり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置
台12が設けられている。また、装置本体10の上面に
は、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送
り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。
このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配
設され、原稿載置台12に載置された原稿Dを原稿載置
台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0021】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原
稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すピックアップロ
ーラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ1
5、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16、
原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送
ベルト18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向
きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つま
り、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対
16により整位された後、搬送ベルト18によって原稿
載置台12の所定位置へ搬送される。
【0022】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ部4によ
り画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18に
より原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ2
0、フラッパ21、および排紙ローラ22を介してAD
F7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏
面を読み取る場合、フラッパ22を切換えることによ
り、搬送ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、
反転ローラ20によって反転された後、再度搬送ベルト
18により原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0023】装置本体10内に配設されたスキャナ部4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源
としての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を
所定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これら
の露光ランプ25および第1のミラー26は、原稿載置
台12の下方に配設された第1のキャリッジ27に取り
付けられている。
【0024】第1のキャリッジ27は、原稿載置台12
と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト
等を介して駆動モータにより、原稿載置台12の下方を
往復移動される。
【0025】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に
取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1の
キャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1
のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1の
キャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に
沿って平行に移動される。
【0026】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配
設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31に
より偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介し
て移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を
所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、
入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応
する電気信号を出力する。
【0027】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露
光装置40は、光源としての半導体レーザ41と、半導
体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向す
る走査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミ
ラー36を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モ
ータとしてもポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーか
らのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラム44へ導
く光学系42とを備えている。このような構成のレーザ
露光装置40は、装置本体10の図示しない支持フレー
ムに固定支持されている。
【0028】半導体レーザ41は、スキャナ部4により
読み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ
送受信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレ
ーザ光はポリゴンミラー36および光学系42を介して
感光体ドラム44へ向けられ、感光体ドラム44周面を
走査することにより感光体ドラム44周面上に静電潜像
を形成する。
【0029】また、プリンタ部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有し、感光体ドラム44周面は、レーザ露
光装置40からのレーザ光により露光され、所望の静電
潜像が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラ
ム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、
感光体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤
としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現
像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写
材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離
させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体
ドラム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる
転写チャージャ48、感光体ドラム44周面からコピー
用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に
残留したトナーを清掃する清掃装置50、および、感光
体ドラム44周面の除電する除電器51が順に配置され
ている。
【0030】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、
各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填され
ている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ5
5が設けられ、この大容量フィーダ55には、使用頻度
の高いサイズのコピー用紙P、例えば、A4サイズのコ
ピー用紙Pが約3000枚収納されている。また、大容
量フィーダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた
給紙カセット57が脱着自在に装着されている。
【0031】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路58の終端には定着ランプ60a
を有する定着装置60が設けられている。定着装置60
に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成さ
れ、排出口61にはシングルトレイのフィニッシャ15
0が装着されている。
【0032】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ
63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58に
は、ピックアップローラ63により取り出されたコピー
用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ
対64が設けられている。
【0033】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部
へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給
紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するア
ライニング前センサ66が設けられている。
【0034】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。
【0035】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写さ
れたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪
49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、
搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定
着装置60に搬送される。そして、定着装置60によっ
て現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用
紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69によ
り排出口61を通してフィニッシャ150上へ排出され
る。
【0036】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された
用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙
する給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58
と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口6
1あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲ
ート76が設けられている。
【0037】両面コピーを行う場合、定着装置60を通
過したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反転
路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一
時的に集積された後、ピックアップローラ73および給
紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジストロ
ーラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジス
トローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60および
排紙ローラ69を介してフィニッシャ150に排紙され
る。
【0038】フィニッシャ150は排出された一部構成
の文書を一部単位でステープル止めし貯めていくもので
ある。ステープルするコピー用紙Pが一枚排出口61か
ら排出される度にガイドバー151にてステープルされ
る側に寄せて整合する。全てが排出され終わると紙押え
アーム152が排出された一部単位のコピー用紙Pを抑
えステープラユニット(図示しない)がステープル止め
を行う。その後、ガイドバー151が下がり、ステープ
ル止めが終わったコピー用紙Pはその一部単位でフィニ
ッシャ排出ローラ155にてそのフィニッシャ排出トレ
イ154に排出される。フィニッシャ排出トレイ154
の下がる量は排出されるコピー用紙Pの枚数によりある
程度決められ、一部単位に排出される度にステップ的に
下がる。また排出されるコピー用紙Pを整合するガイド
バー151はフィニッシャ排出トレイ154上に載った
既にステープル止めされたコピー用紙Pに当たらないよ
うな高さの位置にある。
【0039】また、フィニッシャ排出トレイ154は、
ソートモード時、一部ごとにシフト(たとえば、前後左
右の4つの方向へ)するシフト機構(図示しない)に接
続されている。
【0040】また、装置本体10の前面上部には、様々
な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号な
どを入力する操作パネル80が設けられている。操作パ
ネル80は、図2に示すように、テンキー81、スター
トキー82、液晶表示部84、原稿サイズ設定キー8
5、倍率設定キー86、クリア/ストップキー87、フ
ィニッシャーキー88、およびオールクリアキー89等
によって構成されている。
【0041】テンキー81は、ファクシミリ機能による
送信先の電話番号を入力したり、原稿枚数やコピー枚数
を設定するものである。スタートキー82は、コピー開
始やファクシミリ送受信の開始を指示するものである。
【0042】液晶表示部84は、原稿枚数やコピー枚数
やファクシミリ選択キーを表示するとともに、複写倍率
や編集の表示やファクシミリ機能の種々の操作案内を行
うものである。この液晶表示部84には、タッチパネル
が設けられており、ファクシミリ機能による原稿画像の
送信開始、あるいはファクシミリ送信時の解像度を含む
後述する送信モードの選択などの種々の動作指示が入力
できるようになっている。たとえば、ファクシミリ機能
選択時に、テンキー81により入力された送信先の電話
番号が表示されたり、利用者が選択した送信モードに基
づく送信データを送信先の受信能力に合わせた送信デー
タに変更することを許可する許可キーが表示されたり、
送信先の受信能力に合わせた解像度の変更を行う場合に
利用者に案内するかあるいは利用者に案内せずに自動で
解像度の変更を行うかの設定等の種々の設定が入力でき
るようになっている。
【0043】原稿サイズ設定キー85は、原稿のサイズ
を設定するものである。倍率設定キー86は、コピー倍
率を設定するものである。クリア/ストップキー87
は、テンキー81による設定内容をクリアし、標準状態
に戻すものである。
【0044】オールクリアキー88は、動作の中止を指
示するキーである。図3、4には、図1におけるデジタ
ル複写機の電気的接続および制御のための信号の流れを
概略的に表わすブロック図が示されている。図2によれ
ば、主制御部90、スキャナ部4、プリンタ部6、およ
び操作パネル80からなるデジタル複写機の制御系にオ
プション機能としてのファクシミリ部120が接続され
た構成となっている。
【0045】デジタル複写機の制御系において、主制御
部90内のメインCPU91と操作パネル80内の操作
パネルCPU83、スキャナ部4のスキャナCPU10
0、プリンタ部6のプリンタCPU110、およびファ
クシミリ部120のファクシミリCPU121の5つの
CPUで構成される。メインCPU91は、プリンタC
PU110と共有RAM95を介して双方向通信を行う
ものであり、メインCPU91は動作指示をだし、プリ
ンタCPU110は状態ステータスを返すようになって
いる。プリンタCPU110とスキャナCPU100は
シリアル通信を行い、プリンタCPU110は動作指示
をだし、スキャナCPU100は状態ステータスを返す
ようになっている。
【0046】メインCPU91には、操作パネル80が
接続されている。この操作パネル80は、上記装置本体
10の上部全面に設けられ、オペレータによる種々の設
定がなされるようになっている。この操作パネル80
は、コピー開始やファクシミリ送受信の開始を指示する
スタートキー82、種々の状態や操作案内等を表示する
とともにプリント枚数を入力したりファクシミリ機能を
指示したり、ファクシミリ機能による送信先(相手先)
の電話番号を入力したり、あるいは、送信画像の解像度
や用紙サイズなどの送信モードを選択したりする際に用
いるタッチパネル内蔵の液晶表示部84、および操作パ
ネル80の全体を制御する操作パネルCPU83等によ
り構成されている。
【0047】上記主制御部90は、メインCPU91、
ROM92、RAM93、NVM94、共有RAM9
5、画像処理部96、インターフェース97、CODE
C98、画像データメモリ制御部99、および画像デー
タメモリ131によって構成されている。
【0048】メインCPU91は、主制御部90の全体
を制御するものである。ROM92は、制御プログラム
が記憶されている。RAM93は、一時的にデータを記
憶するものである。
【0049】NVM(持久ランダムアクセスメモリ:n
onvolatile RAM)94は、各種コンフィ
グレーション情報やファクシミリ機能における相手先
(送信先)のファクシミリが受信可能な最高解像度や最
大用紙サイズなどの通信履歴などが格納されており、バ
ッテリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性の
メモリであり、電源を切った時NVM94上のデータを
保持するようになっている。このNVM94には、相手
先のファクシミリの電話番号と、相手先のファクシミリ
が受信可能な解像度や用紙サイズなどの相手先の受信能
力とが対応している通信履歴情報を記憶する通信履歴テ
ーブル94aを有している。
【0050】上記メインCPU91は、操作パネル80
から直接入力された電話番号を既に通信履歴テーブル9
4aに記憶されている電話番号との比較を行うダイヤル
比較機能を有し、この比較の結果、入力された電話番号
と通信履歴テーブル94aに記憶されている電話番号と
が一致している場合、通信履歴テーブル94aに記憶さ
れている相手先の受信能力を検索するようになってい
る。
【0051】共有RAM95は、メインCPU91とプ
リンタCPU110との間で、双方向通信を行うために
用いるものである。画像処理部96は、読取った画像デ
ータの波形整形等を行うものである。
【0052】インターフェース97は、メインCPU9
1とファクシミリ部120との制御データのやりとりを
する回路である。CODEC98は、読取った原稿を符
号化するものである。
【0053】画像データメモリ制御部99は、画像デー
タメモリ131内の記憶内容の読み出し、書込みを制御
するものである。画像データメモリ131は、上記ペー
ジメモリ制御部99による制御に従って、スキャナ部4
で読取った多値データとしての原稿画像を記憶したり、
上記CODEC98で符号化された送信データを記憶す
るものである。
【0054】スキャナ部4は、スキャナ部4の全体を制
御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶
されているROM101、データ記憶用のRAM10
2、CCDセンサ34を駆動するCCDドライバ10
3、露光ランプ25およびミラー26、27、28等を
移動するモータの回転を制御するスキャンモータドライ
バ104、CCDセンサ34からのアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換回路とCCDセンサ3
4のばらつきあるいは周囲の温度変化などに起因するC
CDセンサ34からの出力信号に対するスレッショルド
レベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路
とシェーディング補正回路からのシェーディング補正さ
れたディジタル信号を一旦記憶するラインメモリからな
る画像補正部105によって構成されている。
【0055】また、上記CPU91は、ファクシミリ機
能時に、上記スキャナ部4で原稿画像を多値データとし
て読取って画像データメモリ131に記憶し、この多値
データを2値データとしての送信データに変換する制御
を行うようになっている。
【0056】たとえば、ファクシミリ通信を行う際に選
択される送信モードは、普通、精細、高精細、および超
高精細の4種類の解像度とA4、B4、A3の3種類の
用紙サイズとの組合せとなっている。普通の解像度は、
主走査方向に8本/mm、副走査方向に3.85本/m
mである。精細の解像度は、主走査方向に8本/mm、
副走査方向に7.7本/mmである。高精細の解像度
は、主走査方向に8本/mm、副走査方向に15.4本
/mmである。超高精細の解像度は、主走査方向に16
本/mm、15.4本/mmである。
【0057】ファクシミリ通信時、メインCPU91
は、利用者により選択された送信モードの用紙サイズと
解像度とで原稿画像を符号化して送信する。この場合の
選択された解像度への変換処理は、メインCPU91の
制御により画像処理部96およびCODEC98により
行われるものである。
【0058】たとえば、普通、精細、高精細の際に、主
走査方向に23.4本/mmで設けられたCCDセンサ
により読取った画像データを8本/mmのデータ、超高
精細の際に、16本/mmのデータに変換するととも
に、副走査方向に対して、読取った原稿画像を画像処理
部96で間引き処理等を行い、選択された解像度に対応
するデータに変換する。そして、画像処理部96で処理
したデータをCODEC98により2値の符号変換(圧
縮)するようになっている。
【0059】プリンタ部6は、プリンタ部6の全体を制
御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶
されているROM111、データ記憶用のRAM11
2、半導体レーザ41による発光をオン/オフするレー
ザドライバ113、レーザユニット40のポリゴンモー
タ37の回転を制御するポリゴンモータドライバ11
4、搬送路58による用紙Pの搬送を制御する紙搬送部
115、帯電チャージャ45、現像器46、転写チャー
ジャ48を用いて帯電、現像、転写を行う現像プロセス
部116、定着器60を制御する定着制御部117、お
よびオプション部118によって構成されている。
【0060】次に図3によりファクシミリ部120内の
構成を説明する。先ずファクシミリ部120は内部を制
御するファクシミリ専用のファクシミリCPU121と
その制御プログラムが書込まれたROM122、作業用
のRAM123等を使って動作制御を行う。また上位C
PUであるメインCPU91とのインターフェースであ
る拡張インターフェース124、画像バス132に接続
されている画像インターフェース125、送受信データ
(画像データ)を圧縮データ形態で保管するコードバッ
ファRAM部としての符号メモリ126、送受信データ
を一時蓄積するための画像データバッファ127、受信
した画像データの圧縮伸長を行うCODEC128、送
信データをアナログ回線用に変調したり変調データを受
信データに戻したりするモデム部(アナログ電話回線へ
画像転送するための変復調装置)129、モデム129
と公衆回線の高圧信号とを相互変換するNCU(電話網
制御回路)130により構成されている。
【0061】画像データバッファ127は、上記画像デ
ータメモリ131に記憶されている送信データや外部装
置から受信した受信データを一時記憶したり、符号メモ
リ126から読出されCODEC128によって復号化
された1ページ分の画像データを記憶するメモリであ
る。
【0062】符号メモリ126は、拡張インターフェー
ス124を介してメインCPU91からの制御信号が供
給され、上記画像データメモリ131に記憶されている
符号化つまり圧縮された送信データを複数ページ分記憶
するファイルメモリである。
【0063】CODEC128は、符号メモリ126に
記憶されている符号化された画像データの復号化つまり
伸長処理を行うものである。ファクシミリCPU121
は、拡張インターフェース124を介してメインCPU
91からの制御信号が供給され、各部を制御するもので
ある。
【0064】ファクシミリCPU121は、インターフ
ェース97を介してメインCPU91からの制御信号が
供給され、画像データバッファ127を制御し、スキャ
ナ部4の画像補正装置105から画像バス132を介し
て供給される画像データやCODEC128によって復
号化された画像データを画像データバッファ127に記
憶したり、画像データバッファ127に記憶されている
画像データをCODEC128や画像バス131を介し
てプリンタ部6のレーザドライバ113へ読出したりす
るものである。
【0065】上記NCU130の機能としては、回線の
閉結/開放、ダイヤル信号の送出回路からなり、相手局
との接続の可否を判定する極性反転検出判定、ダイヤル
送出後、相手局の応答が無い場合や話中であった場合の
判定機能等を備える。
【0066】次に、原稿画像のファクシミリ送信処理に
ついて図5に示すフローチャートを参照しつつ説明す
る。なお、原稿画像が送信される相手先の装置として
は、上記のような構成のファクシミリ機能を有するディ
ジタル複写機などが用いられるすなわち、利用者は、送
信原稿をセットし、操作パネル80のテンキー81等に
より相手先の電話番号を入力する(ステップ1)。続い
て、利用者は、操作パネル80により送信する送信デー
タの解像度、用紙サイズ等の送信モード(送信能力)を
指定する(ステップ2)。すると、メインCPU91
は、NVM94内の通信履歴テーブル94aを検索し、
入力された電話番号に対する通信履歴情報の記憶がある
か否かを判断する(ステップ3)。メインCPU91
は、通信履歴テーブル94aに通信履歴情報があると判
断すると、その電話番号に対して記憶されている受信能
力が指定した送信する送信データの解像度(送信解像
度)、および用紙サイズの送信能力以下か否かにより相
手先が送信する送信データを受信可能か否かを判断する
(ステップ4)。
【0067】この判断により、相手先の受信能力が送信
能力以下と判断された際、メインCPU91は、予め操
作パネル80で利用者により設定されている利用者への
送信解像度の変更の案内を行うか否かを判断する(ステ
ップ5)。この判断により、利用者への送信解像度の変
更の案内を行うと判断した際、メインCPU91は、操
作パネル80の液晶表示部84に通信履歴テーブル94
aに記憶されている通信履歴情報に関わらずに、利用者
が指定した送信能力で送信するか、相手先の受信能力の
最高解像度への変更を許可するか否かを選択する選択キ
ーを表示するとともに、送信データの解像度の変更の選
択案内を表示や音声などによりを行う(ステップ6)。
【0068】この選択案内に従って利用者が受信能力の
最高解像度への変更の許可を選択した際(ステップ
7)、あるいは上記ステップ5で利用者への選択表示お
行わないと判断した際、メインCPU91は、送信する
送信データの解像度を相手先の最高解像度に変更するこ
とを判断する。ここで、利用者がスタートキー82を押
下し、ファクシミリ送信の開始を指示した際、メインC
PU91は、送信原稿の読取って送信データが相手先の
最高解像度になるように画像処理を行う(ステップ
8)。
【0069】これにより、通信履歴テーブルに記憶され
ている相手先の受信能力にあわせた送信データを送信で
きる。上記ステップ3で相手先の電話番号と一致する通
信履歴情報がないと判断された際、上記ステップ4で送
信能力が受信能力以下であると判断された際、あるいは
上記ステップ7で利用者による送信解像度の変更が許可
されなかった際、メインCPU91は、上記ステップ1
で利用者が設定した送信解像度になるように送信原稿の
読取って画像処理を行い、符号化した送信データを生成
する(ステップ9)。
【0070】これにより、利用者が事前に送信先の受信
能力が変更されたことを認識している場合などに、通信
履歴テーブルに記憶されている記憶内容に関わらずに、
利用者が指定する送信モードでの送信が可能となる。
【0071】上記ステップ8、あるいはステップ9で送
信原稿の読取りと送信データの符号化がなされたデータ
は、送信データとして符号メモリ126内の符号化ファ
イルメモリへ蓄積される(ステップ10)。そして、メ
インCPU91は、ファクシミリCPU121へ送信の
開始の制御信号を送り、送信処理を開始する(ステップ
11)。
【0072】ファクシミリCPU121は、メインCP
U91の制御により送信処理の開始を判断した際、NC
U130およびモデム129により相手先の電話番号を
発呼する。
【0073】相手先の装置(第2の装置)は、この呼出
しに応じて回線を介して送信元の装置に接続する(ステ
ップ13)。そして、相手先の装置は、送信側のファク
シミリに受信可能な解像度と用紙サイズとの受信能力を
示す情報を含むディジタル識別信号(DIS信号)を送
信する(ステップ14)。
【0074】メインCPU91は、この相手先の装置か
ら送信されたDIS信号を受信すると、そのDIS信号
に含まれる相手先の装置の受信能力が送信する用紙サイ
ズおよび解像度と比較し、送信データの解像度と用紙サ
イズとが受信能力と一致するか否か(ステップ15)、
つまり相手先の装置が送信データを受信可能か否かを判
断する。この判断により送信データが、受信可能と判断
されなかった際、メインCPU91は、上記ステップ1
0で符号メモリ126に記憶されている設定された解像
度で2値化された送信データを相手先の装置が受信可能
な最大解像度に再変換する(ステップ16)。
【0075】上記ステップ12で送信データが受信可能
であると判断された際、あるいは上記ステップ13で受
信可能な送信データに再変換した際、メインCPU91
は、ファクシミリCPU121により送信データの送信
を開始する(ステップ17)。
【0076】さらに、メインCPU91は、相手先の装
置の通信履歴情報が通信履歴テーブル94aに記憶され
ているか否かを判断する(ステップ18)。この判断に
より通信履歴情報がないと判断した際、メインCPU9
1は、通信履歴テーブル94aに相手先の装置の電話番
号とともに受信能力を記憶する(ステップ19)。
【0077】これにより、1度ファクシミリ送信を行っ
た送信先の受信能力が通信履歴テーブルに記憶されるた
め、2度目以降の送信時に、送信先の受信能力に合わせ
た解像度での送信を行うことができる。
【0078】また、上記ステップ15で相手先の装置の
通信履歴が記憶されている際、相手先の装置から送られ
た上記DIS信号に基づく受信能力と通信履歴テーブル
94aに記憶されている記憶内容とが一致するか否かを
判断する(ステップ20)。この判断により相手先の装
置の受信能力と通信履歴テーブル94aの記憶内容とが
一致する際、通信履歴テーブル94aに相手先の装置の
受信能力を上書き保存することにより記憶内容を変更す
る(ステップ21)。
【0079】これにより、ファクシミリ送信を行う度
に、通信履歴テーブルに記憶している送信先の受信能力
を示す情報を最新の情報に変更することができる。上記
のように、送信先の電話番号と受信能力とを対応させて
通信履歴テーブルに記憶しておき、通信履歴テーブルに
記憶されている送信先にファクシミリ送信を行う場合
に、通信履歴テーブルに記憶されている送信先の受信能
力に合わせて送信データを送信できるようにしたもので
ある。
【0080】これにより、ファクシミリ送信時に、符号
化した送信データを送信先の受信能力に合わせて再度変
換することなく、2値データから2値データに変換する
ことによる画像の劣化を防ぐことができる。また、ファ
クシミリ送信処理を開始した後に、送信データの解像度
を変更する処理が必要なく、ファクシミリ送信処理時に
おける無駄を減らすことができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、送信側が指定した用紙サイズと解像度とで送信先が
送信データを受信できない場合に、送信する画像が劣化
してしまうことがない画像処理装置と画像処理システム
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像処理装置としてのディジタル複
写機の内部構成を示す図。
【図2】操作パネルを示す図。
【図3】ディジタル複写機の制御系を説明するためのブ
ロック図。
【図4】ファクシミ部の制御系を説明するためのブロッ
ク図。
【図5】ファクシミリ送信処理を説明するためのフロー
チャート。
【符号の説明】
4…スキャナ部 81…テンキー 84…液晶表示部 91…メインCPU 94a…通信履歴テーブル 96…画像処理部 98…CODEC 120…ファクシミリ部 121…ファクシミリCPU 126…符号メモリ 127…画像データバッファ 128…CODEC 129…モデム 130…NCU 131…画像メモリ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 送信先に対応した受信能力を記憶している記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記記憶手段より読取り、この受信能力に対応して
    上記読取手段により読取った原稿画像を送信先の受信能
    力に合わせた送信データに変換し、この変換した送信デ
    ータを送信先に送信する処理手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 送信先に対応した受信能力を記憶している第1の記憶手
    段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記記憶手段より読取り、この受信能力に対応して
    上記読取手段により読取った原稿画像を送信先の受信能
    力に合わせた送信データに変換する変換手段と、 この変換手段により変換された送信データを記憶する第
    2の記憶手段と、 この第2の記憶手段により記憶された送信データを上記
    指示により指示された送信先に送信する送信手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
    選択手段により選択された送信データの送信能力とを比
    較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力より低
    い場合に送信データの送信能力の変更を判断する判断手
    段と、 この判断手段により送信データの送信能力の変更が判断
    された際、上記受信能力に対応して上記読取手段により
    読取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信デ
    ータに変換し、この変換した送信データを上記指示手段
    により指示された送信先に送信する処理手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している第1の記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受信能力
    と上記選択手段により選択された送信データの送信能力
    とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力
    より低い場合に送信データの送信能力の変更を判断する
    判断手段と、 この判断手段により送信データの送信能力の変更が判断
    された際、上記受信能力に対応して上記読取手段により
    読取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信デ
    ータに変換する変換手段と、 この変換手段により変換された送信データを記憶する第
    2の記憶手段と、 この第2の記憶手段により記憶されている送信データを
    上記指示手段により指示された送信先に送信する送信手
    段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
    選択手段により選択された送信データの解像度と用紙サ
    イズとを比較し、送信先の受信能力が送信データの送信
    能力より低い場合に送信データの送信能力の変更を判断
    する判断手段と、 この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手段に
    より選択された送信データの送信能力より低いと判断さ
    れた際、上記選択手段により選択された送信データの送
    信能力を送信先の受信能力に合わせた送信データに変更
    することを許可あるは不許可する許可手段と、 この許可手段により送信データの送信能力の変更が許可
    された際、上記読取手段により読取った原稿画像を送信
    先の受信能力に合わせた送信データに変換し、この変換
    した送信データを上記指示手段により指示された送信先
    に送信する第1の処理手段と、 上記許可手段により送信データの送信能力の変更が不許
    可された際、上記読取手段により読取った原稿画像を上
    記選択手段により選択された送信能力の送信データに変
    換し、この変換した送信データを上記指示手段により指
    示された送信先に送信する第2の処理手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している第1の記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受信能力
    と上記選択手段により選択された送信データの送信能力
    とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力
    より低い場合に送信データの送信能力の変更を判断する
    判断手段と、 この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手段に
    より選択された送信データの送信能力より低いと判断さ
    れた際、上記選択手段により選択された送信データの送
    信能力を送信先の受信能力に合わせた送信データに変更
    することを許可あるは不許可する許可手段と、 この許可手段により送信データの送信能力の変更が許可
    された際、上記読取手段により読取った原稿画像を送信
    先の受信能力に合わせた送信データに変換する第1の変
    換手段と、 上記許可手段により送信データの送信能力の変更が不許
    可された際、上記読取手段により読取った原稿画像を上
    記選択手段により選択された送信能力の送信データに変
    換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段あるいは第2の変換手段により変換
    された送信データを記憶する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段により記憶されている送信データを
    上記指示手段により指示された送信先に送信する送信手
    段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
    選択手段により選択された送信データの送信能力とを比
    較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力より低
    い場合に送信データの送信能力の変更を判断する判断手
    段と、 この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手段に
    より選択された送信データの送信能力より低いと判断さ
    れた際、上記受信能力に対応して上記読取手段により読
    取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信デー
    タに変換し、この変換した送信データを上記指示手段に
    より指示された送信先に送信する処理手段と、 この処理手段による送信データの送信開始時に、上記送
    信先から供給される送信先の受信能力が上記記憶手段に
    より記憶されている記憶内容と一致しない場合に、上記
    記憶手段により記憶されている送信先の受信能力を変更
    する変更手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している第1の記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受信能力
    と上記選択手段により選択された送信データの送信能力
    とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力
    より低い場合に送信データの送信能力の変更を判断する
    判断手段と、 この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手段に
    より選択された送信データの送信能力より低いと判断さ
    れた際、上記受信能力に対応して上記読取手段により読
    取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信デー
    タに変換する変換手段と、 この変換手段により変換された送信データを記憶する第
    2の記憶手段と、 この第2の記憶手段により記憶されている送信データを
    上記指示手段により指示された送信先に送信する送信手
    段と、 この送信手段による送信データの送信開始時に、上記送
    信先から供給される送信先の受信能力が上記第1の記憶
    手段により記憶されている記憶内容と一致しない場合
    に、上記第1の記憶手段により記憶されている送信先の
    受信能力を変更する変更手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記記憶手段より読取り、送信先の受信能力と上記
    選択手段により選択された送信データの送信能力とを比
    較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力より低
    い場合に送信データの送信能力の変更を判断する判断手
    段と、 この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手段に
    より選択された送信データの送信能力より低いと判断さ
    れた際、上記受信能力に対応して上記読取手段により読
    取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信デー
    タに変換し、この変換された送信データを上記指示手段
    により指示された送信先に送信する第1の処理手段と、 この第1の処理手段による送信データの送信開始時に、
    上記送信先から供給される送信先の受信能力を上記記憶
    手段により記憶する第2の処理手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 原稿画像の送信先を指示する指示手段
    と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している第1の記憶手段と、 上記指示手段により指示された送信先に対応する受信能
    力を上記第1の記憶手段より読取り、送信先の受信能力
    と上記選択手段により選択された送信データの送信能力
    とを比較し、送信先の受信能力が送信データの送信能力
    より低い場合に送信データの送信能力の変更を判断する
    判断手段と、 この判断手段により送信先の受信能力が上記選択手段に
    より選択された送信データの送信能力より低いと判断さ
    れた際、上記受信能力に対応して上記読取手段により読
    取った原稿画像を送信先の受信能力に合わせた送信デー
    タに変換する第1の変換手段と、 この第1の変換手段により変換された送信データを記憶
    する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段により記憶されている送信データを
    上記指示手段により指示された送信先に送信する第1の
    送信手段と、 この第1の送信手段による送信データの送信開始時に、
    上記送信先から供給される送信先の受信能力が送信デー
    タの送信能力よりも低い場合に、上記第2の記憶手段に
    記憶している送信データを送信先の受信能力に合わせた
    送信データに変換する第2の変換手段と、 上記第2の変換手段により変換された送信データを上記
    送信手段により上記指示手段により指示された送信先に
    送信する第1の処理手段と、 上記送信先から供給される送信先の受信能力を上記第1
    の記憶手段により記憶する第2の処理手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 原稿画像の送信データを送信する第1
    の装置と、この第1の装置から送信される送信データを
    受信する第2の装置とが回線を介して接続されている画
    像処理システムにおいて、 上記第2の装置が、 上記第1の装置の発呼に応じて、少なくとも受信可能な
    解像度と用紙サイズとの受信能力を示す情報を第1の装
    置へ送信する第1の送信手段からなり、 上記第1の装置が、 送信先の電話番号を指示する指示手段と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している第1の記憶手段と、 上記指示手段により第2の装置の電話番号が指示された
    際、この第2の装置に対応する受信能力を上記第1の記
    憶手段より読取り、第2の装置の受信能力と上記選択手
    段により選択された送信データの送信能力とを比較し、
    第2の装置の受信能力が送信データの送信能力より低い
    場合に送信データの送信能力の変更を判断する第1の判
    断手段と、 この第1の判断手段により上記選択手段により選択され
    た送信データの送信能力の変更が判断された際、上記第
    2の装置の受信能力に対応して上記読取手段により読取
    った原稿画像を第2の装置の受信能力に合わせた送信デ
    ータに変換する第1の変換手段と、 この第1の判断手段により上記選択手段により選択され
    た送信データの送信能力の変更が判断されなかった際、
    上記読取手段により読取った原稿画像を上記選択手段に
    より選択された送信能力の送信データに変換する第2の
    変換手段と、 上記第1の変換手段あるいは上記第2の変換手段により
    変換された送信データを記憶する第2の記憶手段と、 上記第2の装置を発呼する発呼手段と、 この発呼手段による第2の装置の発呼に応じて上記第2
    の装置の第1の送信手段により送信される第2の装置の
    受信能力が、上記第1の記憶手段により記憶されている
    記憶内容と一致しない場合に、上記第1の記憶手段によ
    り記憶されている第2の装置の受信能力を変更する変更
    手段と、 上記第2の記憶手段により記憶されている送信データを
    上記指示手段により指示された第2の装置に送信する第
    2の送信手段とからなる、 ことを特徴とする画像処理システム。
  12. 【請求項12】 原稿画像の送信データを送信する第1
    の装置と、この第1の装置から送信される送信データを
    受信する第2の装置とが回線を介して接続されている画
    像処理システムにおいて、 上記第2の装置が、 上記第1の装置の発呼に応じて、少なくとも受信可能な
    解像度と用紙サイズとの受信能力を示す情報を第1の装
    置へ送信する第1の送信手段からなり、 上記第1の装置が、 送信先の電話番号を指示する指示手段と、 送信時の少なくとも送信データの解像度を有する送信能
    力を選択する選択手段と、 上記原稿画像を読取る読取手段と、 少なくとも送信先の受信可能な解像度を有する受信能力
    を記憶している第1の記憶手段と、 上記指示手段により第2の装置の電話番号が指示された
    際、上記第1の記憶手段に上記第2の装置の受信能力が
    記憶されていない場合に、上記読取手段により読取った
    原稿画像を上記選択手段により選択された送信能力の送
    信データに変換する変換手段と、 この変換手段により変換された送信データを記憶する第
    2の記憶手段と、 上記第2の装置を発呼する発呼手段と、 この発呼手段による第2の装置の発呼に応じて上記第2
    の装置の第1の送信手段により送信される第2の装置の
    受信能力が、上記第2の記憶手段により記憶されている
    送信データの送信能力よりも低い場合に、上記第2の記
    憶手段により記憶されている送信データの送信能力を第
    2の装置の受信能力に合わせた送信データに変換し、上
    記第2の記憶手段により記憶する第1の処理手段と、 上記第2の記憶手段により記憶されている送信データを
    第2の装置に送信する第2の送信手段と、 上記第2の装置の第1の送信手段により送信された第2
    の装置の受信能力を上記第1の記憶手段により記憶する
    第2の処理手段とからなる、 ことを特徴とする画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005304012A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
CN1301613C (zh) * 2002-12-09 2007-02-21 夏普株式会社 读取数据发送装置
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