JPH11204150A - 鉛蓄電池の寿命判定装置、寿命予測装置、寿命判定方法、及び寿命予測方法 - Google Patents

鉛蓄電池の寿命判定装置、寿命予測装置、寿命判定方法、及び寿命予測方法

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JPH11204150A
JPH11204150A JP10008423A JP842398A JPH11204150A JP H11204150 A JPH11204150 A JP H11204150A JP 10008423 A JP10008423 A JP 10008423A JP 842398 A JP842398 A JP 842398A JP H11204150 A JPH11204150 A JP H11204150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛蓄電池の寿命の判定を、短時間で且つ簡単
に、しかも現場においても容易に、更に安価に、行うこ
とができ、また、シール式及び液式の両鉛蓄電池に適用
できる、寿命判定装置を提供すること。 【解決手段】 抵抗部57の抵抗値を異ならせて鉛蓄電
池41を放電回路50により大電流で短時間放電させ、
それぞれの場合の放電電流値及び放電電圧値を電流検出
部51及び電圧検出部52で測定し、演算判定部54に
より、測定された2個の放電電流値及び放電電圧値に基
づいて、計算により、特定の放電電流値に対応する放電
電圧値を求め、該放電電圧値を、寿命判定の基準値とし
て予め決めておいた放電電圧値と比較し、前者が低い場
合に寿命に至っていると判定するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛蓄電池の寿命判
定装置、寿命予測装置、寿命判定方法、及び寿命予測方
法に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】鉛蓄電池の寿命を判定する方
法としては、種々の方法が開発されている。例えば、鉛
蓄電池を定格電流で終止電圧に達するまで完全放電さ
せ、これにより放電容量を確認する方法がある。この方
法によれば、最も精度良く寿命を判定することができ
る。しかし、この方法では、大型の放電試験装置を必要
とすること、また、定格放電であるので、一般的に10
時間の放電時間を必要とし、放電後の回復充電にも10
時間以上の時間を必要とすること、などから、実施コス
トが高くなり、現場において実施するのが困難であると
いう欠点があった。更に、この方法では、寿命を判定す
ることはできても、あと何年使用できるかという寿命予
測を行うことはできなかった。
【0003】また、液式鉛蓄電池の場合には、次のよう
な寿命判定方法があった。即ち、電解液比重値に基づ
く方法、浮動充電電圧計測値の電池セル間のばらつき
の発生や低下に基づく方法、電池内部の目視点検によ
る方法。しかし、これらの方法では、容量がどの程度低
下しているかを判断できないため、寿命判定の精度が良
くなく、寿命予測に至っては不可能であった。
【0004】また、シール式鉛蓄電池の場合には、内部
インピーダンスを測定し、その変化に基づいて寿命を判
定する方法があった。しかし、この方法では、従来の液
式鉛蓄電池に対する適用性が不明であった。
【0005】ところで、寿命判定の精度を高めるために
は、実際に蓄電池を放電させて寿命を測定するのが好ま
しい。しかし、蓄電池を完全に放電させたり深く放電さ
せたりすると、再充電に時間がかかるという問題があ
る。特に、無停電電源装置等に実装されている蓄電池の
場合には、完全に又は深く放電させて寿命を判定した後
に停電が発生すると、装置が動作不能になってしまうと
いう問題がある。また、実際に蓄電池を長時間放電させ
るためには、定電流放電装置が必要であり、蓄電池の容
量が大きい場合には、定電流放電装置がかなり大きくな
り、装置コストが高くなるという問題がある。
【0006】本発明は、鉛蓄電池の寿命の判定を、短時
間で且つ簡単に、しかも現場においても容易に、更に安
価に、行うことができ、また、シール式及び液式の両鉛
蓄電池に適用できる、寿命判定装置及び寿命判定方法を
提供すること、及び従来為し得なかった鉛蓄電池の寿命
予測を行うことができる寿命予測装置及び寿命予測方法
を提供すること、を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、浮動充電
使用に用いられる据置鉛蓄電池の現場において容易に実
施でき、且つ精度の高い寿命判定を行うことができる方
法を開発するために、鋭意研究を重ねて次の知見を得
た。即ち、鉛蓄電池を大電流で短時間放電した際の放
電電流値と放電電圧値とが直線関係にあること。鉛蓄
電池を大電流で短時間放電した際の放電電圧値と、劣化
した電池容量とに、相関関係があり、放電電圧値から容
量を推定することが可能であること。鉛蓄電池を大電
流で短時間放電した際の放電電圧値の、鉛蓄電池の劣化
途中の経過時間に対する推移は、経過時間を独立変数x
とし、放電電圧値を従属変数yとする多項式y=f
(x)に近似でき、その近似曲線によって、寿命に至る
までの残年数を精度良く予測できること。本発明は、上
記のような知見に基づいて為されたものである。
【0008】請求項1記載の発明は、鉛蓄電池が寿命に
至っているか否かを判定する寿命判定装置において、判
定対象の鉛蓄電池を大電流で短時間放電させる放電回路
と、放電回路における放電電流値及び放電電圧値をそれ
ぞれ測定する電流検出部及び電圧検出部と、放電制御部
と、演算判定部と、判定表示部とを備え、放電回路は、
放電動作をオン・オフするスイッチ部と、抵抗値を2通
り以上に設定可能な抵抗部とからなっており、放電制御
部は、抵抗部の抵抗値を異ならせた状態で放電回路に2
回放電を行わせるよう制御するようになっており、演算
判定部は、測定された2個の放電電流値及び放電電圧値
に基づいて、計算により、特定の放電電流値に対応する
放電電圧値を求め、該放電電圧値を、寿命判定の基準値
として予め決めておいた放電電圧値と比較し、前者が低
い場合に寿命に至っていると判定するようになってお
り、判定表示部は、演算判定部による判定結果を表示す
るようになっていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、鉛蓄電池の残り寿
命の期間を求める寿命予測装置において、放電データ検
出部と、検出制御部と、演算予測部と、予測表示部とか
らなり、放電データ検出部は、予測対象の鉛蓄電池を大
電流で短時間放電させる放電回路と、放電回路における
放電電流値及び放電電圧値をそれぞれ測定する電流検出
部及び電圧検出部と、放電制御部と、演算検出部とを備
え、放電回路は、放電動作をオン・オフするスイッチ部
と、抵抗値を2通り以上に設定可能な抵抗部とからなっ
ており、放電制御部は、抵抗部の抵抗値を異ならせた状
態で放電回路に2回放電を行わせるよう制御するように
なっており、演算検出部は、測定された2個の放電電流
値及び放電電圧値に基づいて、比例計算により、特定の
放電電流値に対応する放電電圧値を求めるようになって
おり、検出制御部は、放電データ検出部を作動させて演
算検出部により放電電圧値を求めることを、所定期間を
間に置いて、少なくとも3回行わせるようになってお
り、演算予測部は、放電データ検出部により得られた少
なくとも3個の放電電圧値と実使用期間との関係に近似
する多項式又は曲線を求め、該式又は曲線に基づいて、
寿命判定の基準値として予め決めておいた放電電圧値に
達する実使用期間を求め、これにより、残りの寿命期間
を求めるようになっており、予測表示部は、演算予測部
で求められた残りの寿命期間を表示するようになってい
ることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、検出制御部が、放電データ検出部を作動さ
せて演算検出部により求める放電電圧値を、その推移が
ピークを過ぎて下降期間に在る放電電圧から求めるもの
である。
【0011】請求項4記載の発明は、鉛蓄電池が寿命に
至っているか否かを判定する寿命判定方法において、判
定対象の鉛蓄電池を定抵抗を介して大電流で短時間放電
し、その際の放電電流値と放電電圧値を測定する第1工
程と、第1工程の放電終了後に、第1工程とは異なる抵
抗値の定抵抗を介して大電流で短時間放電し、その際の
放電電流値と放電電圧値を測定する第2工程と、第1及
び第2工程の測定値から、計算により、特定の放電電流
値に対応する放電電圧値を求める第3工程と、第3工程
で求めた放電電圧値を、寿命判定の基準値として予め決
めておいた放電電圧値と比較し、前者が低い場合に寿命
に至っていると判定する第4工程とを備えたことを特徴
としている。
【0012】請求項5記載の発明は、鉛蓄電池の残り寿
命の期間を求める寿命予測方法において、予測対象の鉛
蓄電池を定抵抗を介して大電流で短時間放電し、その際
の放電電流値と放電電圧値を測定する第1工程と、第1
工程の放電終了後に、第1工程とは異なる抵抗値の定抵
抗を介して大電流で短時間放電し、その際の放電電流値
と放電電圧値を測定する第2工程と、第1及び第2工程
の測定値から、計算により、特定の放電電流値に対応す
る放電電圧値を求める第3工程と、所定期間経過後に、
第1〜第3工程を繰り返して、特定の放電電流値に対応
する放電電圧値を求める第4工程と、第4工程を少なく
とももう1回行う第5工程と、第3〜第5工程で求めた
放電電圧値と実使用期間との関係に近似する多項式又は
曲線を求め、該式又は曲線に基づいて、寿命判定の基準
値として予め決めておいた放電電圧値に達する実使用期
間を求め、これにより、残りの寿命期間を求める第6工
程とを備えたことを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、第3〜第5工程で求める放電電圧値を、そ
の推移がピークを過ぎて下降期間に在る放電電圧から求
めるものである。
【0014】放電回路における大電流とは、具体的には
1CA〜5CAであり、好ましくは3CAである。ま
た、短時間とは、具体的には30〜200m秒であり、
好ましくは50m秒である。なお、Cは定格容量値であ
り、3CAは定格容量値の3倍の電流値を示す。
【0015】放電制御部及び検出制御部は、自動で制御
作動する場合もあるが、外部からの指示により制御作動
する場合もある。
【0016】請求項1及び4に記載の発明において、あ
る抵抗値(以下、第1抵抗値と称する)の定抵抗を介し
て大電流で短時間放電を行い、その際の放電電流値と放
電電圧値を測定し(以下、第1測定値と称する)、次
に、第1抵抗値とは異なる抵抗値の定抵抗を介して大電
流で短時間放電を行い、その際の放電電流値と放電電圧
値を測定し(以下、第2測定値と称する)、第1測定値
及び第2測定値を、横軸を放電電流値、縦軸を放電電圧
値とする座標軸にプロットし、両者を直線で結ぶと、そ
の直線式から、ある特定の放電電流値(例えば定格容量
値の整数倍の電流値。以下、特定電流値と称する)に対
応する放電電圧値(以下、判定電圧値と称する)が求ま
る。以上のことは、上記知見に基づくものである。
【0017】一方、特定電流値に対応する放電電圧値
と、劣化した電池容量とには、相関関係があるので、予
め、特定電流値に対応する放電電圧値と電池容量との関
係を求めておくことにより、判定電圧値から電池容量が
求まる。これは、上記知見に基づくものである。
【0018】従って、特定電流値に対応する放電電圧値
と電池容量との関係において、寿命判定の基準値として
予め所定の放電電圧値又は電池容量を決めておき、判定
電圧値と予め決めておいた基準値とを比較し、前者が低
い場合には、寿命に至っていると判定できる。
【0019】即ち、請求項1及び4に記載の発明によれ
ば、判定の際に鉛蓄電池に流れる放電電流が一定でなく
ても、測定値を特定電流値に対応する放電電圧値に換算
して、常に一定の基準値に基づく比較を行うことがで
き、寿命判定を安定して行うことができる。
【0020】請求項2及び5に記載の発明において、上
記判定電圧値を所定期間を置いて少なくとも3度求め、
その値を縦軸yに、鉛蓄電池の実使用期間を横軸xにプ
ロットし、両者の関係に近似する二次多項式y=f
(x)又は二次曲線を求めると、該式に基づいて又は該
曲線を前方に延長することにより、寿命判定の基準値と
して予め決めておいた放電電圧値に達する実使用期間が
求まり、これにより、残りの寿命期間が求まる。これ
は、上記知見に基づくものである。
【0021】図9は液式鉛蓄電池における劣化過程中の
放電電流値3CAの場合の50ミリ秒目放電電圧値の推
移を示している。ここでは、A,B,C,D,Eの5例
を示している。図9から、これら5例における放電電圧
値の推移が二次多項式によりよく近似されていることが
分かる。具体的には、例Aではy=−1.5697x2
+17.833x+1263.9、例Bではy=−0.
0754x3+0.6285x2−0.3607x+12
95.9、例Cではy=−1.5341x2+18.5
22x+1249.4、例Dではy=−1.3493x
2+16.313x+1264.4、例Eではy=−
1.4946x2+18.68x+1258となってい
る。
【0022】ところで、大電流で短時間放電を行った際
の放電電圧値と、鉛蓄電池の一般的な定格表示容量であ
る10時間率容量とは、非常に高い相関が確認されてい
るので、その放電電圧値の推移を予想して寿命判定の基
準値に達するまでの残りの寿命期間を求めることは、1
0時間率容量における容量低下を確認して寿命判定して
いることになる。
【0023】請求項3及び6に記載の発明において、特
定の放電電流値に対応する放電電圧値として、その推移
がピークを過ぎて下降期間に在る放電電圧から求めるの
で、該放電電圧値と実使用期間との関係に近似する二次
多項式又は二次曲線として、非常に近似したものが求ま
る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の寿命判定装置又は
寿命予測装置を備えた電力供給回路を示す回路図であ
る。図において、商用電源1は整流器2の入力に接続さ
れており、整流器2の出力には負荷3が接続されるとと
もに組電池4が負荷3と並列に接続されている。組電池
4は多数の鉛蓄電池41が直列に接続されて構成されて
いる。そして、寿命判定装置5又は寿命予測装置6は、
組電池4を構成する1個の鉛蓄電池41に接続されてい
る。
【0025】まず、図1において寿命判定装置5を備え
た場合について説明する。図2は寿命判定装置5の構成
図である。寿命判定装置5は、鉛蓄電池41を大電流で
短時間放電させる放電回路50と、放電回路50におけ
る放電電流値及び放電電圧値をそれぞれ測定する電流検
出部51及び電圧検出部52と、放電制御部53と、演
算判定部54と、判定表示部55とを備えている。
【0026】放電回路50は、放電動作をオン・オフす
るスイッチ部56と、抵抗値を2通り以上に設定可能な
抵抗部57と、電流検出部51とが直列に接続され、電
圧検出部52が鉛蓄電池41の電圧を計測できるように
構成されている。501,502は鉛蓄電池41への接
続端子である。
【0027】放電制御部53は、抵抗部57の抵抗値を
異ならせた状態で放電回路50に2回放電を行わせるよ
う制御するようになっている。放電制御部53は、スイ
ッチ部56、抵抗部57、電流検出部51、及び電圧検
出部52にそれぞれ接続している。放電制御部53は、
自動で制御作動する場合もあるが、外部からの指示によ
り制御作動する場合もある。
【0028】演算判定部54は、測定された2個の放電
電流値及び放電電圧値に基づいて、計算により、特定の
放電電流値に対応する放電電圧値を求め、該放電電圧値
を、寿命判定の基準値として予め決めておいた放電電圧
値と比較し、前者が低い場合に寿命に至っていると判定
するようになっている。演算判定部54は、放電制御部
53、電流検出部51、及び電圧検出部52にそれぞれ
接続している。判定表示部55は、演算判定部54に接
続しており、演算判定部54による判定結果を表示する
ようになっている。
【0029】次に、寿命判定装置5の作動について説明
する。まず、放電電流が大電流例えば約2.5CAとな
るように抵抗部57の抵抗値をR1に設定する。次に、
スイッチ部56を例えば50ミリ秒間閉じて放電回路5
0により鉛蓄電池41を放電させる。そして、放電後の
放電電流値I1及び放電電圧値V1を、電流検出部51及
び電圧検出部52により測定し、演算判定部54により
記憶する。次に、放電電流が大電流例えば約3.5CA
となるように抵抗部57の抵抗値をR1とは異なるR2
設定し、鉛蓄電池41を同様に放電させて放電後の放電
電流値I2及び放電電圧値V2を測定し、演算判定部54
により記憶する。
【0030】次に、演算判定部54により、上記測定値
1,V1;I2,V2に基づいて、計算により、特定の放
電電流値Isに対応する放電電圧値Vsを求め、放電電圧
値Vsを、寿命判定の基準値として予め決めておいた放
電電圧値Vdと比較し、前者が低い場合に寿命に至って
いると判定する。
【0031】図3は放電電流と放電開始から50ミリ秒
目の放電電圧との関係を示す図である。図3では、横軸
を放電電流、縦軸を50ミリ秒目放電電圧としている。
図3中の実線は寿命初期の場合、一点鎖線は寿命末期の
場合を示す。図3から分かるように、放電電流と50ミ
リ秒目放電電圧とは直線関係にある。従って、図3の座
標軸に、上記測定値I1,V1;I2,V2をプロットし、
破線で示すように両者を直線で結ぶと、特定の放電電流
値Isに対応する放電電圧値Vsが求まる。例えば、Is
=3CAとすると、Vs=1.2Vが求まる。
【0032】また、図4は、ある一定の設定基準で作ら
れた定格容量の異なる液式鉛蓄電池において、ある電池
容量の3CAに相当する定電流による放電の開始から5
0ミリ秒目の放電電圧と、電池容量との、相関性を表す
データを示したものである。図4では、横軸を10時間
率容量、縦軸を3CA−50ミリ秒目放電電圧としてい
る。図4の場合では、相関係数が0.95であり、明ら
かに、大電流で短時間放電を行った際の放電電圧と、電
池容量とは、強い相関があると言える。従って、図4か
ら、図3を利用して求めたVsに対応する電池容量Cs
約1450Ahが求まる。一方、予め、寿命判定の基準
値として、電池容量Cd、又は図4からCdに対応する3
CA−50ミリ秒目放電電圧Vdを決めておく。そし
て、CsとCd、又はVsとVdとを、比較し、Cs<Cd
場合、又はVs<Vdの場合に、寿命に至っていると判定
する。例えば、Cd=1000Ah、即ち図4からVd
1.05Vに決めた場合、Cs=約1450Ah>Cd
s=1.2V>Vdであるので、鉛蓄電池41は未だ寿
命に至っていないと判定される。判定表示部55は、演
算判定部54による判定結果を表示する。
【0033】以上のようにして、寿命判定装置5により
鉛蓄電池41の寿命が判定される。従って、寿命判定装
置5は、次の寿命判定方法を実施していることになる。
即ち、その寿命判定方法は、鉛蓄電池41を抵抗値R1
である抵抗部57を介して大電流で短時間放電し、その
際の放電電流値I1と放電電圧値V1を測定する第1工程
と、第1工程の放電終了後に、第1工程とは異なる抵抗
値R2である抵抗部57を介して大電流で短時間放電
し、その際の放電電流値I2と放電電圧値V2を測定する
第2工程と、第1及び第2工程の測定値から、比例計算
により、特定の放電電流値Isに対応する放電電圧値Vs
を求める第3工程と、第3工程で求めた放電電圧値Vs
を、寿命判定の基準値として予め決めておいた放電電圧
値Vdと比較し、前者が低い場合に寿命に至っていると
判定する第4工程とを備えている。
【0034】次に、図1において寿命予測装置6を備え
た場合について説明する。図5は寿命予測装置6の構成
図である。寿命予測装置6は、放電データ検出部60
と、検出制御部61と、演算予測部62と、予測表示部
63とを備えている。
【0035】放電データ検出部60は、鉛蓄電池41を
大電流で短時間放電させる放電回路50と、放電回路5
0における放電電流値及び放電電圧値をそれぞれ測定す
る電流検出部51及び電圧検出部52と、放電制御部5
3と、演算検出部64とを備えている。601,602
は鉛蓄電池41への接続端子である。
【0036】放電回路50及び放電制御部53は、寿命
判定装置5の場合と同じ構成である。演算検出部64
は、測定された2個の放電電流値及び放電電圧値に基づ
いて、計算により、特定の放電電流値に対応する放電電
圧値を求めるようになっている。演算検出部64は、放
電制御部53、電流検出部51、及び電圧検出部52に
それぞれ接続している。
【0037】検出制御部61は、放電データ検出部60
を作動させて演算検出部64により放電電圧値を求める
ことを、所定期間を間に置いて、少なくとも3回行わせ
るようになっている。検出制御部61は、放電制御部5
3及び演算検出部64にそれぞれ接続している。
【0038】演算予測部62は、放電データ検出部60
により得られた少なくとも3個の放電電圧値と実使用期
間との関係に近似する二次多項式又は二次曲線を求め、
該式又は曲線に基づいて、寿命判定の基準値として予め
決めておいた放電電圧値に達する実使用期間を求め、こ
れにより、残りの寿命期間を求めるようになっている。
演算予測部62は、検出制御部61に接続している。予
測表示部63は、演算予測部62に接続しており、演算
予測部62で求められた残りの寿命期間を表示するよう
になっている。
【0039】次に、寿命予測装置6の作動について説明
する。まず、放電回路50を寿命判定装置5の場合と同
様に作動させて、2回の測定値I1,V1;I2,V2を求
め、この測定値に基づいて、演算検出部64により、特
定の放電電流値Isに対応する放電電圧値Vs1を求め
る。
【0040】次に、所定期間経過後、上記と同様に作動
させて、特定の放電電流値Isに対応する放電電圧値V
s2を求める。更に、同様にして、放電電圧値Vs3,Vs4
を求める。そして、演算予測部62により、これらの放
電電圧値と実使用期間との関係に近似する二次多項式又
は二次曲線を求め、該式又は曲線に基づいて、寿命判定
の基準値として予め決めておいた放電電圧値Vdに達す
る実使用期間Hdを求め、これにより、残りの寿命期間
を求める。
【0041】ところで、図6は3CA−50ミリ秒目放
電電圧と鉛蓄電池の実使用期間との関係を示す図であ
り、縦軸yは3CA−50ミリ秒目放電電圧、横軸xは
実使用期間である。図6においては、Is=3CAの場
合における放電電圧値V11,V12,V13,V14,V15
16,V17,V18,V19がプロットされており、両者の
関係に近似した二次曲線及び二次多項式(y=−1.5
697x2+17.833x+1263.9)が求めら
れている。この曲線は、放電電圧値が上昇する前半期間
とピークを過ぎて下降する後半期間とに分けることがで
きる。図7は放電電圧値V11〜V18までのデータに基づ
いて二次曲線及び二次多項式(y=−1.2729x2
+13.432x+1272.6)を求めた場合を示
す。これによって前方予測を行うと、実際の放電電圧値
19から外れてしまう。ところが、図8に示すように、
後半期間のデータ即ちV15〜V18のみに基づいて二次曲
線及び二次多項式(y=−2.7192x2+51.8
76x+1038.3)を求め、これによって前方予測
を行うと、実際の放電電圧値V19が正しく予測される。
【0042】従って、演算検出部64により求める放電
電圧値Vs1〜Vs4としては、放電電圧値が下降する後半
期間のデータを求めるのが好ましい。そして、Vs1〜V
s4がV15〜V18である場合において、寿命判定基準値V
d=1000mVとすると、図8から、寿命は約20ケ
月となる。これは、図8の二次多項式のyに1000
(mV)を代入してxを求めても求まる。従って、V18
を測定した時点即ち約18ケ月からすれば、残り寿命期
間は約2ケ月となる。
【0043】なお、演算検出部64により求める放電電
圧値Vsは上述のような4個に限らず、3個以上であれ
ばよい。
【0044】以上のようにして、寿命予測装置6により
鉛蓄電池41の寿命が予測される。従って、寿命予測装
置6は、次の寿命予測方法を実施していることになる。
即ち、その寿命予測方法は、鉛蓄電池41を抵抗値R1
である抵抗部57を介して大電流で短時間放電し、その
際の放電電流値I1と放電電圧値V1を測定する第1工程
と、第1工程の放電終了後に、第1工程とは異なる抵抗
値R2である抵抗部57を介して大電流で短時間放電
し、その際の放電電流値I2と放電電圧値V2を測定する
第2工程と、第1及び第2工程の測定値から、計算によ
り、特定の放電電流値Isに対応する放電電圧値Vs1
求める第3工程と、所定期間経過後に、第1〜第3工程
を繰り返して、特定の放電電流値Isに対応する放電電
圧値Vs2を求める第4工程と、第4工程を少なくともも
う1回、ここでは2回行って特定の放電電流値Isに対
応する放電電圧値Vs3,Vs4を求める第5工程と、第3
〜第5工程で求めた放電電圧値Vs1〜Vs4と実使用期間
との関係に近似する二次多項式又は二次曲線を求め、該
式又は曲線に基づいて、寿命判定の基準値として予め決
めておいた放電電圧値Vdに達する実使用期間を求め、
これにより、残りの寿命期間を求める第6工程とを備え
ている。
【0045】
【発明の効果】請求項1又は4に記載の発明によれば、
鉛蓄電池を2回放電させてそれぞれ放電電流値及び放電
電圧値を測定し、後は演算を行うだけであるので、鉛蓄
電池の寿命の判定を短時間で且つ簡単に行うことができ
る。特に、従来の定格放電容量試験に比して飛躍的に判
定時間を短縮でき、保守管理者の負担を大きく低減でき
る。しかも、寿命判定装置の構成は簡単であるので、寿
命判定を現場においても容易に、更に安価に、行うこと
ができる。また、鉛蓄電池を放電させることにより判定
を行うので、シール式及び液式の両鉛蓄電池の寿命の判
定を行うことができる。
【0046】請求項2又は5に記載の発明によれば、従
来為し得なかった鉛蓄電池の寿命予測を行うことができ
る。従って、蓄電池設備の計画的且つ適正な更新を行う
ことができ、保守管理者の負担を大きく低減できる。し
かも、鉛蓄電池を数回放電させてそれぞれ放電電流値及
び放電電圧値を測定し、後は演算を行うだけであるの
で、鉛蓄電池の寿命の予測を短時間で且つ簡単に行うこ
とができる。更に、寿命予測装置の構成は簡単であるの
で、寿命予測を現場においても容易に、更に安価に、行
うことができる。また、鉛蓄電池を放電させることによ
り予測を行うので、シール式及び液式の両鉛蓄電池の寿
命の予測を行うことができる。
【0047】請求項3又は6に記載の発明によれば、特
定の放電電流値に対応する放電電圧値と実使用期間との
関係により近似した二次多項式又は二次曲線を求めるこ
とができるので、鉛蓄電池の寿命の予測をより正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の寿命判定装置又は寿命予測装置を備
えた電力供給回路を示す回路図である。
【図2】 寿命判定装置の構成図である。
【図3】 放電電流と50ミリ秒目放電電圧との関係を
示す図である。
【図4】 液式鉛蓄電池における、3CA−50ミリ秒
目放電電圧と電池容量との相関性を表すデータを示す図
である。
【図5】 寿命予測装置の構成図である。
【図6】 3CA−50ミリ秒目放電電圧と鉛蓄電池の
実使用期間との関係を示す図である。
【図7】 図6のデータの内の最後のデータを除いた場
合の図6と同様の図である。
【図8】 図7のデータの内の前半期間のデータを除い
た場合の図6と同様の図である。
【図9】 液式鉛蓄電池における劣化過程中の3CA−
50ミリ秒目放電電圧の推移の例を示す図である。
【符号の説明】
41 鉛蓄電池 5 寿命判定装置 50 放電回路 51 電流検出部 52 電圧検出部 53 放電制御部 54 演算判定部 55 判定表示部 56 スイッチ部 57 抵抗部 6 寿命予測装置 60 放電データ検出部 61 検出制御部 62 演算予測部 63 予測表示部 64 演算検出部
フロントページの続き (71)出願人 000001203 新神戸電機株式会社 東京都中央区日本橋本町2丁目8番7号 (71)出願人 000005382 古河電池株式会社 神奈川県横浜市保土ケ谷区星川2丁目4番 1号 (72)発明者 森北 豊一 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 岩本 哲治 大阪府高槻市城西町6番6号 株式会社ユ アサコーポレーション内 (72)発明者 石倉 喜直 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町 1番地 日本電池株式会社内 (72)発明者 野村 洋一 東京都中央区日本橋本町二丁目8番7号 新神戸電機株式会社内 (72)発明者 柴野 具文 神奈川県横浜市保土ケ谷区星川2丁目4番 1号 古河電池株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛蓄電池が寿命に至っているか否かを判
    定する寿命判定装置において、 判定対象の鉛蓄電池を大電流で短時間放電させる放電回
    路と、 放電回路における放電電流値及び放電電圧値をそれぞれ
    測定する電流検出部及び電圧検出部と、 放電制御部と、演算判定部と、判定表示部とを備え、 放電回路は、放電動作をオン・オフするスイッチ部と、
    抵抗値を2通り以上に設定可能な抵抗部とからなってお
    り、 放電制御部は、抵抗部の抵抗値を異ならせた状態で放電
    回路に2回放電を行わせるよう制御するようになってお
    り、 演算判定部は、測定された2個の放電電流値及び放電電
    圧値に基づいて、計算により、特定の放電電流値に対応
    する放電電圧値を求め、該放電電圧値を、寿命判定の基
    準値として予め決めておいた放電電圧値と比較し、前者
    が低い場合に寿命に至っていると判定するようになって
    おり、 判定表示部は、演算判定部による判定結果を表示するよ
    うになっていることを特徴とする寿命判定装置。
  2. 【請求項2】 鉛蓄電池の残り寿命の期間を求める寿命
    予測装置において、 放電データ検出部と、検出制御部と、演算予測部と、予
    測表示部とからなり、 放電データ検出部は、予測対象の鉛蓄電池を大電流で短
    時間放電させる放電回路と、放電回路における放電電流
    値及び放電電圧値をそれぞれ測定する電流検出部及び電
    圧検出部と、放電制御部と、演算検出部とを備え、放電
    回路は、放電動作をオン・オフするスイッチ部と、抵抗
    値を2通り以上に設定可能な抵抗部とからなっており、
    放電制御部は、抵抗部の抵抗値を異ならせた状態で放電
    回路に2回放電を行わせるよう制御するようになってお
    り、演算検出部は、測定された2個の放電電流値及び放
    電電圧値に基づいて、比例計算により、特定の放電電流
    値に対応する放電電圧値を求めるようになっており、 検出制御部は、放電データ検出部を作動させて演算検出
    部により放電電圧値を求めることを、所定期間を間に置
    いて、少なくとも3回行わせるようになっており、 演算予測部は、放電データ検出部により得られた少なく
    とも3個の放電電圧値と実使用期間との関係に近似する
    多項式又は曲線を求め、該式又は曲線に基づいて、寿命
    判定の基準値として予め決めておいた放電電圧値に達す
    る実使用期間を求め、これにより、残りの寿命期間を求
    めるようになっており、 予測表示部は、演算予測部で求められた残りの寿命期間
    を表示するようになっていることを特徴とする寿命予測
    装置。
  3. 【請求項3】 検出制御部が、放電データ検出部を作動
    させて演算検出部により求める放電電圧値を、その推移
    がピークを過ぎて下降期間に在る放電電圧から求める請
    求項2記載の寿命予測装置。
  4. 【請求項4】 鉛蓄電池が寿命に至っているか否かを判
    定する寿命判定方法において、 判定対象の鉛蓄電池を定抵抗を介して大電流で短時間放
    電し、その際の放電電流値と放電電圧値を測定する第1
    工程と、 第1工程の放電終了後に、第1工程とは異なる抵抗値の
    定抵抗を介して大電流で短時間放電し、その際の放電電
    流値と放電電圧値を測定する第2工程と、 第1及び第2工程の測定値から、計算により、特定の放
    電電流値に対応する放電電圧値を求める第3工程と、 第3工程で求めた放電電圧値を、寿命判定の基準値とし
    て予め決めておいた放電電圧値と比較し、前者が低い場
    合に寿命に至っていると判定する第4工程とを備えたこ
    とを特徴とする鉛蓄電池の寿命判定方法。
  5. 【請求項5】 鉛蓄電池の残り寿命の期間を求める寿命
    予測方法において、 予測対象の鉛蓄電池を定抵抗を介して大電流で短時間放
    電し、その際の放電電流値と放電電圧値を測定する第1
    工程と、 第1工程の放電終了後に、第1工程とは異なる抵抗値の
    定抵抗を介して大電流で短時間放電し、その際の放電電
    流値と放電電圧値を測定する第2工程と、 第1及び第2工程の測定値から、計算により、特定の放
    電電流値に対応する放電電圧値を求める第3工程と、 所定期間経過後に、第1〜第3工程を繰り返して、特定
    の放電電流値に対応する放電電圧値を求める第4工程
    と、 第4工程を少なくとももう1回行う第5工程と、 第3〜第5工程で求めた放電電圧値と実使用期間との関
    係に近似する多項式又は曲線を求め、該式又は曲線に基
    づいて、寿命判定の基準値として予め決めておいた放電
    電圧値に達する実使用期間を求め、これにより、残りの
    寿命期間を求める第6工程とを備えたことを特徴とする
    鉛蓄電池の寿命予測方法。
  6. 【請求項6】 第3〜第5工程で求める放電電圧値を、
    その推移がピークを過ぎて下降期間に在る放電電圧から
    求める請求項5記載の寿命予測方法。
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