JPH11203815A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH11203815A
JPH11203815A JP1350998A JP1350998A JPH11203815A JP H11203815 A JPH11203815 A JP H11203815A JP 1350998 A JP1350998 A JP 1350998A JP 1350998 A JP1350998 A JP 1350998A JP H11203815 A JPH11203815 A JP H11203815A
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JP
Japan
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shutter
opening
disk cartridge
slider
shutters
Prior art date
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Withdrawn
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JP1350998A
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English (en)
Inventor
Masaru Ikebe
優 池辺
Masatoshi Okamura
昌寿 岡村
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型のディスク状媒体を収納した場合であっ
てもディスクカートリッジを大きくせずに記録再生ヘッ
ド挿入用等の開口部を大きくする。 【解決手段】 シャッター50をシャッター50Aと5
0Bとに2分割して構成し、シャッター50A、50B
の背部内面側にスライダー52A、52Bを設けるとと
もにケースの溝部34にスライダー52A、52Bに形
成した係合部53を係合させてシャッター50A、50
Bを溝部34に沿って摺動自在とし、スライダー52A
及び52Bにそれぞれ設けた係止部間にコイルバネ65
を張設してシャッター50Aと50Bとを互いに接近す
る方向に付勢するとともに、シャッター50Aと50B
とを互いに離反する方向に摺動させることにより開口部
31を開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスク等のディスク状媒体を回転可能に収納するデ
ィスクカートリッジにおいて、特に8cmサイズのCD
シングル等のような小型のディスク状媒体を収納するの
に好適なディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている光ディスクや光磁
気ディスク等のディスク状媒体をそのディスク直径で分
類すれば、磁気ディスクの5インチや3.5インチ、あ
るいは光ディスクの6.5cm(MD)、8cm(CD
シングル)、12cm(CD)等がある。これらのう
ち、12cmのCDと8cmのCDシングルとは、デー
タ記録方式が同一であり直径のみが異なる。そして、当
初の再生装置では、12cmのCDを標準としつつ、ア
ダプタの装着等によって8cmのCDシングルをも使用
可能としていたが、今日における再生装置では、8cm
のCDシングルと12cmのCDとのいずれも使用可能
となっている。
【0003】一方、ディスク状媒体を回転可能に収納し
たディスクカートリッジが知られている。この種のディ
スクカートリッジでは、ケースを上ケースと下ケースと
から構成し、これらの上ケース及び下ケースにそれぞれ
記録再生ヘッド等の挿入用の開口部を形成するととも
に、この開口部を開閉する断面コ字状のシャッターを摺
動自在に設けたものが一般的である。そして、直径12
cmの光ディスクでは、CDのように裸で再生装置に装
着するものが知られているが、近年、直径12cmの光
ディスクを上述のようなケースに収納したDVD−RA
Mが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】直径12cmの光ディ
スクをケースに収納した場合(以下、「12cmディス
クカートリッジ」という。)、装置側の記録再生ヘッド
等の大きさとの関係で、ケースの開口部の幅は4cm程
度必要となる。そして、シャッターの幅は、少なくとも
ケースの開口部の幅より大きくなければならず、かつ開
口部を開状態とするときは、シャッターが開口部上に位
置しないことが必要である。そして、12cmディスク
カートリッジでは、幅4cmの開口部を形成した場合で
あっても左右両側にそれぞれ少なくとも4cm幅以上の
スペースができるので、開口部を開状態とするためのシ
ャッターの退避スペースを設けることができる。
【0005】一方、直径8cmの光ディスクをケースに
収納した場合(以下、「8cmディスクカートリッジ」
という。)において、12cmディスクカートリッジの
記録再生装置で8cmディスクカートリッジをも使用可
能とするときは、この記録再生装置の記録再生ヘッドが
開口部に入るように形成しなければならず、このように
するには、たとえ8cmディスクカートリッジであって
も幅4cmの開口部を形成する必要がある。
【0006】また、ディスクカートリッジの外形寸法は
小さい方が好ましいので、8cmディスクカートリッジ
では、横幅を9cm程度とするのが理想的である。しか
し、例えば横幅9cmの場合に4cm幅の開口部を形成
すると、左右両側にはそれぞれ2.5cm程度のスペー
スしかできない。よって、幅4cmの開口部を覆うため
には少なくとも幅4cm以上のシャッターが必要である
が、開口部を開状態とするためのシャッターの退避スペ
ースを設けることができなくなるという問題がある。
【0007】この問題の解決のために、例えば特公平5
−4752号公報に開示されているような、2分割した
両開き型シャッターを設けることが考えられる。しか
し、この公報に記載されているように、2本のガイドバ
ーを設けたり、各シャッターごとにスプリングを設けた
りしなければならず、部品点数が多くなり、コスト高に
なるという問題がある。また、ディスクカートリッジ内
部の両コーナー部分にスプリング等を配置しなければな
らないので、ディスクカートリッジを小さくすることが
困難となり、CDシングルの持つ小型というメリットを
生かすことができなくなるという問題がある。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、小型のディスク状媒体を収納した場合であっても
ディスクカートリッジを大きくせずに記録再生ヘッド挿
入用等の開口部を大きくし、標準大のディスクカートリ
ッジの記録再生装置でも使用可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、上ケースと下ケースとを連結
し、内部にディスク状媒体を収納し、前記上ケース及び
前記下ケースに記録再生ヘッド挿入用及び駆動軸挿入用
の開口部を設けるとともに各前記開口部を開閉する摺動
自在な断面コ字状のシャッターを備えたディスクカート
リッジにおいて、前記シャッターを左側シャッターと右
側シャッターとに2分割して構成し、前記左側シャッタ
ー及び前記右側シャッターの背部内面側にスライダーを
設けるとともに前記上ケースと前記下ケースとで構成さ
れる溝部に前記スライダーに形成した係合部を係合させ
て前記シャッターを前記溝部に沿って摺動自在とし、前
記左側シャッター及び前記右側シャッターの前記スライ
ダーにそれぞれ設けた係止部間にコイルバネを張設して
前記左側シャッターと前記右側シャッターとを互いに接
近する方向に付勢し、前記左側シャッターと前記右側シ
ャッターとを前記コイルバネの付勢力で当接させること
により前記開口部を閉塞するとともに、前記コイルバネ
の張力に抗して前記左側シャッターと前記右側シャッタ
ーとを互いに離反する方向に摺動させることにより前記
開口部を開放することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載のディ
スクカートリッジにおいて、前記シャッターが前記開口
部を閉塞する位置で前記係合部が前記溝部の端壁に当接
するようにしたことを特徴とする。請求項3の発明は、
請求項1に記載のディスクカートリッジにおいて、前記
シャッターが前記開口部を閉塞する位置で前記スライダ
ーに形成したストッパーが前記上ケース及び前記下ケー
スに形成した突起と当接するようにしたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明においては、ディスクカートリッジの開
口部は、2分割された左側シャッターと右側シャッター
とにより閉塞される。また、左側シャッターと右側シャ
ッターとが互いに離反する方向にコイルバネの付勢力に
抗して摺動することにより、開口部が開放される。した
がって、シャッターの摺動可能範囲を有効に利用して、
ディスクカートリッジを小型にしつつ開口部を大きくす
ることができる。また、部品点数を多くすることなく両
開きのシャッターを設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。 (第1実施形態)図1〜図7は、本発明によるディスク
カートリッジの第1実施形態を示す図であり、図1は、
ディスクカートリッジを分解して示す斜視図である。図
1において、ディスクカートリッジ10は、上ケース2
0と下ケース30とを連結するとともに、内部にディス
ク状媒体40を回転可能に搭載したものである。ディス
ク状媒体40は、本実施形態では光ディスク(より具体
的にはDVD)であり、また、その両面に記録再生可能
なタイプのものである。
【0013】上ケース20及び下ケース30には、それ
ぞれ記録再生ヘッド挿入用及び駆動軸挿入用の開口部2
1及び31が設けられている。ここで、開口部21及び
31のうち、略半円状の開口部分が駆動軸挿入用であ
り、略長方形状の開口部分が記録再生ヘッド挿入用であ
る。上ケース20及び下ケース30の材質としては、例
えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
(ABS)樹脂が挙げられ、両者は、超音波溶着等によ
り連結されている。
【0014】シャッター50は、略断面コ字状に形成さ
れ、ディスクカートリッジ10の中心位置で2分割され
た(左側)シャッター50Aと(右側)シャッター50
Bとから構成されており、それぞれ上ケース20及び下
ケース30をまたぐように取り付けられている。コイル
バネ65は、シャッター50Aと50Bとを互いに接近
する方向に付勢するための引張コイルバネである。
【0015】ガイド61及び62は、それぞれ上ケース
20及び下ケース30に溶着や接着等の手段で固定され
ており、それぞれシャッター50の上板及び下板の下端
部をガイドする。なお、本実施形態では、ディスク状媒
体40への情報の記録可/不可を選択的に設定するため
の誤消去防止プラグを設けていないが、必要に応じて設
けても良い。そして、本実施形態のようにディスク状媒
体40の両面に記録再生可能なものでは、A面用とB面
用との2つを設ければ良い。
【0016】図2は、図1のディスクカートリッジ10
を示す図であり、(a)は平面図、(b)及び(c)は
側面図を示す。本実施形態では、ディスク状媒体40の
直径L1は、CDシングルと同じ8cmである。また、
上ケース20及び下ケース30の開口部21及び31の
幅L2は、約4cmである。また、シャッター50(シ
ャッター50Aと50Bとが当接した状態)は、開口部
21及び31を覆うように形成され、その横幅L3は、
開口部21及び31の幅L2よりわずかに大きく、約
4.1cmである。また、ディスクカートリッジ10の
横幅L6は、約9.1cmであり、シャッター50A、
50Bの摺動範囲L5は、約8.3cmである。したが
って、シャッター50の左右両側に設けられた摺動範囲
L4は、約2.1cmとなる。
【0017】よって、シャッター50が仮に1つの部材
で形成されているときは、左右両端に移動したときで
も、開口部21及び31の約半分程度しか開放すること
ができない。しかし、本発明では、シャッター50を2
分割したシャッター50Aと50Bとから構成し、開口
部21及び31を開放するときは、シャッター50Aと
50Bとが互いに離反する方向に移動させるように構成
している。よって、シャッター50A及び50Bは、そ
れぞれ摺動範囲L4内に収まり、開口部21及び31を
完全に開放することができる。したがって、直径12c
mのディスク状媒体を収納したディスクカートリッジの
記録再生装置で、直径8cmのディスク状媒体40を収
納したディスクカートリッジ10が使用可能となる。
【0018】図3は、シャッター50にコイルバネ65
が取り付けられた状態を示す平面図であり、上ケース2
0を除いたものを示す。図3において、シャッター50
Aの背部左端部、及びシャッター50Bの背部右端部に
は、それぞれ突出部51A及び51Bが設けられてい
る。また、シャッター50A及び50Bの背部内面側に
は、それぞれスライダー52(52A及び52B)が形
成されている。なお、第1実施形態では、シャッター5
0は、射出成形等により形成された成形品であり、スラ
イダー52は、シャッター50に一体成形されたもので
ある。また、スライダー52Aと52Bとは、対称形状
をなしている。
【0019】図4は、シャッター50A及びスライダー
52Aを拡大して示す斜視図である。また、図5は、図
3のB−B断面を示す断面図であって上ケース20を含
めて示す図である。スライダー52Aの係合部53は、
上ケース20側及び下ケース30側に突出し、それぞれ
上ケース20及び下ケース30の内面側の上側外縁部近
傍に形成されたレール状の溝部24、34に係合する部
分である。また、係止部54は、コイルバネ65の先端
部のフック65aがかけられる部分である。
【0020】上ケース20と下ケース30とが連結され
たときは、上ケース20と下ケース30との各溝部24
と34とが対向配置されるとともに、これらの溝部24
及び34内に、スライダー52の係合部53が入り込
み、シャッター50A及び50Bが、溝部24及び34
に沿って摺動自在になる。また、シャッター50Aと5
0Bの各係止部54にコイルバネ65がかけられると、
シャッター50Aと50Bとが互いに接近する方向に付
勢される。コイルバネ65は、ディスク状媒体40の配
置領域の外側上方に位置し、その伸縮方向は、シャッタ
ー50の摺動方向と一致する。
【0021】図6は、下ケース30の溝部34と、スラ
イダー52の係合部53との関係を示す平面図である。
溝部34の中央部側には、係合部53の移動を規制する
ための端壁34aが設けられている。なお、図示しない
が、上ケース20の溝部24aにも同様に、端壁24a
が設けられている。シャッター50が開口部21及び3
1を閉塞する位置にあるときは、図6に示すように、ス
ライダー52の係合部53は、溝部24及び34の端壁
24a及び34aに当接する。したがって、シャッター
50A及び50Bは、開口部21及び31を閉塞する位
置よりさらに反対側に移動することはない。
【0022】また、図7は、図2のA−A断面を示す断
面図である。シャッター50Aと50Bとの中央部側の
外縁部には、それぞれ段差部55A及び55Bが形成さ
れており、開口部21及び31の閉塞時には、シャッタ
ー50Aと50Bとの段差部55Aと55Bとがオーバ
ーラップする。これにより、開口部21及び31を確実
に閉塞できるようになる。なお、このように形成するこ
となく、シャッター50Aと50Bとの外縁部同士を単
に突き当てるのみでも良い。
【0023】シャッター50を開放するときは、図3に
示すように、記録再生装置側に設けられたシャッター開
放ピンPがそれぞれシャッター50A及び50Bの背部
の突出部51A及び51Bの内側に位置し、それぞれ突
出部51A及び51Bと当接して外側に移動する。これ
により、コイルバネ65の付勢力に抗してシャッター5
0Aとシャッター50Bとが互いに離反する方向に移動
され、シャッター50が開放される。シャッター50の
閉塞時は、上記と逆に動作する。以上の構成により、シ
ャッター50にスライダー52を一体成形して、シャッ
ター50の開閉に必要な別部品をコイルバネ65のみに
したので、部品点数が多くなることがない。また、コイ
ルバネ65の伸縮方向をシャッター50の摺動方向と一
致させてディスク状媒体40の上側に配置したので、省
スペースにすることができる。
【0024】(第2実施形態)図8〜図12は、本発明
によるディスクカートリッジの第2実施形態を示す図で
ある。図8は、ディスクカートリッジを分解して示す斜
視図であり、図9(a)及び(b)は、それぞれ図8の
ディスクカートリッジ10’を示す平面図及び側面図で
ある。図8において、第2実施形態のディスクカートリ
ッジ10’は、スライダー70(70A、70B)が設
けられている点で第1実施形態と異なる。また、シャッ
ター50’(50A’及び50B’)には、第1実施形
態で示したスライダー52は設けられていない。すなわ
ち、シャッター50’の内面側には何も設けられていな
い。また、シャッター50’にはスライダー70が嵌合
する孔56が形成されている。
【0025】図10は、スライダー70Aを詳細に示す
斜視図であり、(a)及び(b)は、それぞれ左斜め方
向及び右斜め方向から見た図である。なお、図10で
は、スライダー70Bを図示していないが、スライダー
70Bは、スライダー70Aと略対称形状をなしてい
る。また、図11は、シャッター50’にスライダー7
0及びコイルバネ65が取り付けられた状態を示す平面
図であり、上ケース20を除いたものを示す図である。
さらに、図12は、図11の要部を詳細に示す平面図で
ある。スライダー70の係合部71及び72は、下ケー
ス30に設けられたレール状の溝部34及び35、並び
に上ケース20にも同様に設けられた溝部24及び25
(図示せず)と係合する部分であり、スライダー70を
上ケース20及び下ケース30に摺動自在に支持するた
めのものである。
【0026】また、スライダー70の上方側には、断面
略コ字状部76が設けられているとともに、その両端部
には、外方向に略小判状に突出する保持部76aが設け
られている。この保持部76aは、シャッター50’に
形成された孔56に嵌合して、シャッター50’にスラ
イダー70を保持するためのものである。なお、断面略
コ字状部76は、弾性たわみが可能であるので、この部
分をたわませた状態でシャッター50’の内面側に挿入
すれば、保持部76aをシャッター50’の孔56に嵌
合することができる。
【0027】また、当接部73は、シャッター50’の
背部内面側と当接する部分であり、スライダー70をシ
ャッター50’に位置決めするためのものである。スト
ッパー74は、下ケース30に設けられた突起36(図
12参照)と当接する部分であり、シャッター50’が
閉位置にあるときにそれ以上のスライダー70の移動を
規制するものである。なお、上ケース20にも突起36
と同様の突起が設けられている。
【0028】係止部75は、コイルバネ65のフック6
5aが係合する部分である。かみ合い部77は、シャッ
ター50’が閉位置にあるときに、スライダー70Aと
70Bとの各かみ合い部77が重なり合うように形成さ
れた部分である。かみ合い部77がかみ合うことで、デ
ィスクカートリッジ10’にねじりや曲げが加わっても
変形するのを防止する。なお、図10に示すように、ス
ライダー70Aのかみ合い部77は凹状であるので、ス
ライダー70Bのかみ合い部77は、凸状になる。
【0029】以上の第2実施形態においても、第1実施
形態と同様にシャッター50’を摺動させ、開口部21
及び31を開閉することができる。また、第2実施形態
では、シャッター50’とスライダー70とが別部材で
あるので、部品点数が第1実施形態に対して1つ多くな
るが、シャッター50’を上ケース20及び下ケース3
0に取り付けやすくなる。さらに、第2実施形態では、
スライダー70が成形品であっても、シャッター50’
を金属板から形成することができる。
【0030】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では
両面に記録再生可能なディスク状媒体40を例に挙げた
が、片面に記録再生可能なディスク状媒体でも本発明を
同様に適用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、シャッターの摺動可能
範囲を有効に利用して、ディスクカートリッジを小型に
しつつ開口部を大きくすることができる。また、部品点
数を多くすることなく両開きのシャッターを設けること
ができる。さらにまた、シャッターの背部内面側におい
て左側シャッターと右側シャッターとの間にコイルバネ
を設けたので、省スペース化を図ることができる。
【0032】特に、シャッターとスライダーとを一体成
形すれば、シャッターの開閉に必要な別部品の追加をコ
イルバネのみとすることができ、部品点数を少なくする
ことができる。一方、シャッターとスライダーとを別部
品から形成すれば、組立性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクカートリッジの第1実施
形態を分解して示す斜視図である。
【図2】図1のディスクカートリッジを示す図であり、
(a)は平面図、(b)及び(c)は側面図を示す。
【図3】シャッターにコイルバネが取り付けられた状態
を示す平面図であり、上ケースを除いたものを示す図で
ある。
【図4】シャッター及びスライダーを拡大して示す斜視
図である。
【図5】図3のB−B断面を示す断面図であって上ケー
スを含めて示す図である。
【図6】下ケースの溝部と、スライダーの係合部との関
係を示す平面図である。
【図7】図2のA−A断面を示す断面図である。
【図8】本発明によるディスクカートリッジの第2実施
形態を分解して示す斜視図である。
【図9】図8のディスクカートリッジを示す図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図を示す。
【図10】スライダーを詳細に示す斜視図であり、
(a)及び(b)は、それぞれ左斜め方向及び右斜め方
向から見た図である。
【図11】シャッターにスライダー及びコイルバネが取
り付けられた状態を示す平面図であり、上ケースを除い
たものを示す図である。
【図12】図11の要部を詳細に示す平面図である。
【符号の説明】
10 ディスクカートリッジ 20 上ケース 21 開口部 24 溝部 30 下ケース 31 開口部 34、35 溝部 34a 溝部34の端壁 36 突起 40 ディスク状媒体 50A、50A’ (左側)シャッター 50B、50B’ (右側)シャッター 51A、51B 突出部 52A、52B スライダー 53 係合部 54 係止部 65 コイルバネ 70A、70B スライダー 71、72 係合部 74 ストッパー 75 係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースとを連結し、内部に
    ディスク状媒体を収納し、前記上ケース及び前記下ケー
    スに記録再生ヘッド挿入用及び駆動軸挿入用の開口部を
    設けるとともに各前記開口部を開閉する摺動自在な断面
    コ字状のシャッターを備えたディスクカートリッジにお
    いて、 前記シャッターを左側シャッターと右側シャッターとに
    2分割して構成し、 前記左側シャッター及び前記右側シャッターの背部内面
    側にスライダーを設けるとともに前記上ケースと前記下
    ケースとで構成される溝部に前記スライダーに形成した
    係合部を係合させて前記シャッターを前記溝部に沿って
    摺動自在とし、 前記左側シャッター及び前記右側シャッターの前記スラ
    イダーにそれぞれ設けた係止部間にコイルバネを張設し
    て前記左側シャッターと前記右側シャッターとを互いに
    接近する方向に付勢し、前記左側シャッターと前記右側
    シャッターとを前記コイルバネの付勢力で当接させるこ
    とにより前記開口部を閉塞するとともに、前記コイルバ
    ネの張力に抗して前記左側シャッターと前記右側シャッ
    ターとを互いに離反する方向に摺動させることにより前
    記開口部を開放することを特徴とするディスクカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスクカートリッジ
    において、 前記シャッターが前記開口部を閉塞する位置で前記係合
    部が前記溝部の端壁に当接するようにしたことを特徴と
    するディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディスクカートリッジ
    において、 前記シャッターが前記開口部を閉塞する位置で前記スラ
    イダーに形成したストッパーが前記上ケース及び前記下
    ケースに形成した突起と当接するようにしたことを特徴
    とするディスクカートリッジ。
JP1350998A 1998-01-09 1998-01-09 ディスクカートリッジ Withdrawn JPH11203815A (ja)

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EP99100137A EP0929070B1 (en) 1998-01-09 1999-01-08 Disk cartridge
DE69902699T DE69902699T2 (de) 1998-01-09 1999-01-08 Plattenkassette

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003028030A1 (fr) * 2001-09-21 2003-04-03 Sony Corporation Cartouche a disque, enregistreur de disque, et lecteur-enregistreur de disque

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