JPH112034A - 多層住宅 - Google Patents

多層住宅

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Publication number
JPH112034A
JPH112034A JP15351697A JP15351697A JPH112034A JP H112034 A JPH112034 A JP H112034A JP 15351697 A JP15351697 A JP 15351697A JP 15351697 A JP15351697 A JP 15351697A JP H112034 A JPH112034 A JP H112034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
living
staircase
floor
house
floors
Prior art date
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Pending
Application number
JP15351697A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Sato
隆一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP15351697A priority Critical patent/JPH112034A/ja
Publication of JPH112034A publication Critical patent/JPH112034A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者等が孤立することなく安心して入居す
ることができ、介護等も容易に行うことができる住宅を
提供する。 【解決手段】 複数のフロアを有する多層住宅H1にお
いて、前記複数のフロアのうちの少なくとも1つのフロ
アに出入りするための常用の階段11又はエレベータと
は別に、寝室5に直接出入りするための非常用の階段6
又はエレベータを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のフロアを
有する戸建の多層住宅に関し、詳しくは高齢者等の同居
に好適な多層住宅に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】近年の高
齢化社会や障害者保護等に対する関心の高まりに伴っ
て、住宅においても、高齢者等の身体不自由な入居者の
住みやすさに配慮した住宅が益々要望されてきている。
例えば、高齢者が同居する住宅においては、該高齢者を
できるだけ孤立させないような配置構成とすることが必
要とされる。特に、1つの住居内に複数の世帯がそれぞ
れ独立して入居するための複数の居住区画を配した所謂
2世帯住宅等の多世帯住宅の場合、例えば玄関部のみを
共通とするといったように、各居住区画の間の分離の度
合いが適宜設定されるが、この分離の度合いが強くなる
程、老齢世帯が孤立しやすくなり、その結果高齢者が不
安感を覚えたり、また若年世帯が介護等を行う上でも不
便となるといった問題がある。
【0003】この発明は、上記の点に鑑み、高齢者等が
孤立することなく安心して入居することができ、介護等
も容易に行うことができる住宅を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされたこの発明の請求項1に記載の多層住宅は、複
数のフロアを有する戸建の住宅であって、前記複数のフ
ロアのうちの少なくとも1つのフロアに出入りするため
の常用の階段又はエレベータとは別に、寝室に直接出入
りするための非常用の階段又はエレベータを備えること
を特徴とするものである。
【0005】また、この発明の請求項2に記載の多層住
宅は、複数のフロアを有する戸建の住宅であって、複数
の世帯がそれぞれ独立して入居するための複数の居住区
画が、前記複数のフロアのうちの異なるフロアにそれぞ
れ配設され、前記複数の居住区画のうちの少なくとも1
つの居住区画に出入りするための常用の階段又はエレベ
ータとは別に、寝室に直接出入りするための非常用の階
段又はエレベータを備えることを特徴とするものであ
る。
【0006】なおこの発明において、「多層住宅」と
は、地階、半地階、1階、中2階、2階、中3階、3階
等のフロアのうちの2以上のフロアを有する戸建の住宅
を意味する。また、「居住区画」は、玄関、廊下、階段
等の通路、居間、食事室、台所(または居間、食事室お
よび台所のうちの2以上を兼用とした室)、寝室、応接
室等の居室、風呂、トイレ、洗面所等の給排水設備、バ
ルコニ、縁側、庭等のうちの一部または全部から構成さ
れるものとする。なお「複数の居住区画」においては、
上記各種の通路、居室、給排水設備等のうちの1つ以上
が共用となっていてもよいものとする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき具体的に説明する。図1および図2には、実施形
態に係る多層住宅H1の1階部分および2階部分の配置
構成がそれぞれ示されている。
【0008】図1および図2に示す多層住宅H1は、1
階部分に1つの居住区画(以下、第1居住区画と称す)
が、2階部分および3階部分(図示せず)に別の居住区
画(以下、第2居住区画と称す)がそれぞれ配された2
世帯住宅となっている。
【0009】多層住宅H1の1階部分においては、図1
に示すように、建物の南西の隅部に、第1の玄関ホール
1が設けられ、該第1の玄関ホール1の東側にはリビン
グダイニングキッチン2が隣接している。リビングダイ
ニングキッチン2の北西の隅部(または第1の玄関ホー
ル1の北側端)には、トイレを備える第1の洗面室3が
隣接し、さらに該第1の洗面室3の北側には第1の浴室
4が隣接している。
【0010】リビングダイニングキッチン2の北側端
は、和室5に隣接し、引違い戸51により連通してい
る。和室5の東側の壁は屋外に面し、引違い窓52が配
設されている。和室5の北側には、押入れ53および階
段下収納スペース54が東西方向に沿って並設されてい
る。
【0011】和室5は、主に寝室として使用されるが、
必要に応じ、茶の間(居間兼食事室)としても使用する
ことができ、特に高齢者が日常起居するのに好適な居室
となっている。
【0012】和室5の西側の壁の北部は開口され、該開
口部を介して、和室5と、2階へ通じる回り階段6とが
直接連通している。該開口部には片引戸61が配設され
ており、平時は該片引戸61は閉じておくようにする。
回り階段6の下の空間の一部は、前記階段下収納スペー
ス54の一部となっている。
【0013】回り階段6は、非常時に和室5と第2居住
区画との間を行き来するのに使用されるものであるが、
例えば第1居住区画または第2居住区画に賃貸世帯を入
居させる場合等のように、回り階段6による行き来が全
く不要となった場合には、前記和室5の西側の壁の開口
部を閉鎖して壁とする(さらには再び開口する)ことも
容易である。
【0014】多層住宅H1の2階部分においては、図2
に示すように、建物の北西の隅部に、前記和室5へ通じ
る回り階段6および3階へ通じる回り階段7が設けら
れ、該回り階段7の南側に、第2の玄関ホール10が設
けられている。第2の玄関ホール10の西側の外壁面に
は、外階段11が添設されており、該外階段11および
第2の玄関ホール10を通じ、屋外から第2居住区画へ
出入りするようになっている。
【0015】第2の玄関ホール10の南側には、キッチ
ン21が隣接し、キッチン21の東側には、リビングダ
イニング22が隣接している。第2の玄関ホール10の
東側(リビングダイニング22の北側)には、トイレ3
1が設けられ、該トイレ31の北側には、第2の浴室4
0および第2の洗面室30が東西方向に沿って並設され
ている。
【0016】多層住宅H1の3階部分には、寝室、クロ
ーゼット等が配設されている(図示せず)。
【0017】多層住宅H1においては、第1居住区画と
第2居住区画とが、玄関を含め必要な居住設備を各々に
おいてほぼ完備しており、共用部分は有していない。し
たがって、多層住宅H1は、第1および第2居住区画の
それぞれが基本的にほぼ完全に独立した2世帯住宅とな
っており、平時には各居住区画に入居する世帯の間でプ
ライバシーが十全に保護されるようになっている。
【0018】ここで、多層住宅H1は、第2居住区画へ
出入りするための外階段11や、2階と3階との間を行
き来するための回り階段7のような、平時の移動に使用
される階段(常用の階段)とは別に、和室(寝室)5に
直接出入りするための回り階段6を有しており、この回
り階段6が非常用の階段として機能するようになってい
る。したがって、例えば第1居住区画に老齢世帯が、第
2居住区画に若年世帯がそれぞれ入居した場合、和室5
に起居する高齢者に何らかの用が生じた際に、第2居住
区画から若年者が屋外を経ることなく直接的に和室5に
移動することができ、したがって該高齢者が孤立せず、
安心して居住することができる。また、該高齢者に介護
が必要となった際にも、若年者が和室5に容易に出入り
して介護を行うことができる。
【0019】また、上記和室5に連通する回り階段6
は、2階においては第2の玄関ホール10に直接連通し
ており、該第2の玄関ホール10はリビングダイニング
22に隣接している。したがって、第2居住区画の入居
者が該回り階段6に容易に移動することができる。さら
に、該回り階段6は、3階へ通じる回り階段7と連続し
ているため、第2居住区画の入居者が3階からも容易に
和室5へ移動することができる。
【0020】本実施形態に係る多層住宅H1において
は、前記したように、第2居住区画へは外階段11およ
び第2の玄関ホール10を通じて出入りするようになっ
ているが、本発明においては、例えば第1居住区画と第
2居住区画との共用の玄関を設け、第2居住区画へは平
時でも屋内の常用の階段(非常用の階段とは別のもの)
により出入りする構成とする等、適宜変更を加えること
が可能である。また、上記外階段11ならびに2階と3
階との間の回り階段7や、和室5に直接出入りするため
の回り階段6は、例えばエレベータ等の、他の移動手段
に変更してもよい。さらにまた、本実施形態に係る多層
住宅H1は2世帯住宅となっているが、本発明の多層住
宅は、多世帯住宅に限らず、1世帯用の住宅にも適用す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に記
載の多層住宅によれば、複数のフロアのうちの少なくと
も1つのフロアに出入りするための常用の階段又はエレ
ベータとは別に、寝室に直接出入りするための非常用の
階段又はエレベータを設けたので、例えば該寝室に高齢
者が起居する場合、該高齢者に何らかの用が生じた際
に、別の入居者が直接的に該寝室に移動することがで
き、したがって該高齢者が孤立することなく安心して居
住することができる。また、該高齢者に介護が必要とな
った際にも、別の入居者が該寝室に容易に出入りして介
護を行うことができる。
【0022】また、この発明の請求項2に記載の多層住
宅によれば、複数の世帯がそれぞれ独立して入居するた
めの複数の居住区画を、複数のフロアのうちの異なるフ
ロアにそれぞれ配設して多世帯住宅とし、前記複数の居
住区画のうちの少なくとも1つの居住区画に出入りする
ための常用の階段又はエレベータとは別に、寝室に直接
出入りするための非常用の階段又はエレベータを設けた
ので、例えば上記寝室が配設された居住区画(第1居住
区画)に老齢世帯が、別の居住区画(第2居住区画)に
若年世帯がそれぞれ入居した場合、該寝室に起居する高
齢者に何らかの用が生じた際に、第2居住区画から若年
者が直接的に該寝室に移動することができ、このため該
高齢者が孤立することなく安心して居住することができ
る。また、該高齢者に介護が必要となった際にも、若年
者が該寝室に容易に出入りして介護を行うことができ
る。
【0023】したがって、本発明により、1世帯用の住
宅だけでなく、プライバシーが十全に保護されるよう各
居住区画の間の分離の度合いを強くした多世帯住宅であ
っても、高齢者等が孤立することなく安心して入居する
ことができ、介護等も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る多層住宅の1階部分の平面図。
【図2】図1の多層住宅の2階部分の平面図。
【符号の説明】
11 外階段(常用の階段) 5 和室(寝室) 6 回り階段(非常用の階段) H1 多層住宅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフロアを有する戸建の住宅であっ
    て、 前記複数のフロアのうちの少なくとも1つのフロアに出
    入りするための常用の階段又はエレベータとは別に、寝
    室に直接出入りするための非常用の階段又はエレベータ
    を備えることを特徴とする多層住宅。
  2. 【請求項2】 複数のフロアを有する戸建の住宅であっ
    て、 複数の世帯がそれぞれ独立して入居するための複数の居
    住区画が、前記複数のフロアのうちの異なるフロアにそ
    れぞれ配設され、 前記複数の居住区画のうちの少なくとも1つの居住区画
    に出入りするための常用の階段又はエレベータとは別
    に、寝室に直接出入りするための非常用の階段又はエレ
    ベータを備えることを特徴とする多層住宅。
JP15351697A 1997-06-11 1997-06-11 多層住宅 Pending JPH112034A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15351697A JPH112034A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 多層住宅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15351697A JPH112034A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 多層住宅

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH112034A true JPH112034A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15564255

Family Applications (1)

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JP15351697A Pending JPH112034A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 多層住宅

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JP (1) JPH112034A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138381A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Asahi Kasei Homes Kk 階段利用構造
JP2015031075A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 旭化成ホームズ株式会社 住戸

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138381A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Asahi Kasei Homes Kk 階段利用構造
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Effective date: 20040415

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040812