JPH11202885A - 変換情報配信システム、変換情報送信装置、変換情報受信装置 - Google Patents

変換情報配信システム、変換情報送信装置、変換情報受信装置

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JPH11202885A
JPH11202885A JP10007777A JP777798A JPH11202885A JP H11202885 A JPH11202885 A JP H11202885A JP 10007777 A JP10007777 A JP 10007777A JP 777798 A JP777798 A JP 777798A JP H11202885 A JPH11202885 A JP H11202885A
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JP10007777A
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Takashi Nakatsuyama
孝 中津山
Tsutomu Imai
勉 今井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/0018Speech coding using phonetic or linguistical decoding of the source; Reconstruction using text-to-speech synthesis
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    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
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    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L13/00Speech synthesis; Text to speech systems
    • G10L13/08Text analysis or generation of parameters for speech synthesis out of text, e.g. grapheme to phoneme translation, prosody generation or stress or intonation determination
    • G10L13/10Prosody rules derived from text; Stress or intonation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メール等を音声として出力する場合の好
適なシステムの実現。 【解決手段】 送信装置側(サーバ1側)は、ユーザー
側から受信された電子メールに対応する音読情報となる
中間言語情報を生成し、少なくともその中間言語情報を
用いて変換メールを生成して受信装置側(ユーザー2
側)に送信する。そしてユーザ2側では、受信された変
換情報から、中間言語情報を得、その中間言語情報を用
いて音声合成を行ない音声合成情報を生成し、音声とし
て出力できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電子メール等
のテキスト情報を、その音読情報となる中間言語情報に
変換した変換情報を配信する新規な変換情報配信システ
ム、及びその変換情報配信システムを構成する変換情報
送信装置、変換情報受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電子メールなどのテキスト情報の
通信を行うことが一般化しており、各ユーザーは汎用パ
ーソナルコンピュータを用いて、電子メールの送信や、
受信した電子メールの確認などを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電子メール
等の送信されたテキストデータをディスプレイに表示さ
せて確認することは、例えばユーザーの自宅に設置され
たパーソナルコンピュータなどを用いることになるが、
時間的かつ場所的な便利さを求める場合、例えば携帯用
の端末装置で電子メールを確認できることが好ましい。
さらに、テキストデータとしての電子メールなどに関し
て、その端末(例えば携帯端末)が音声として出力させ
ることで、自動車などでの移動中や、何らかの作業中な
どにも電子メールの内容を聴いて確認することができ、
より便利なものとなる。
【0004】しかしながら、テキストデータの読み上げ
を行うことは、文節解析などの言語解析処理や音声合成
処理が必要になる。特に言語解析処理に関しては、膨大
な辞書データや文法情報などを備えていることが必要で
あり、携帯用の小型の端末などにおいては、対応するハ
ードウエア、ソフトウエアの搭載が難しいものとされて
いる。例えば音声合成のためにテキストデータを分析す
る過程で、不特定のテキストを対象とすると、処理に用
いる辞書や文法などの情報量が膨大なものとならざるを
得ず、また音声出力の高音質化を求めれば、韻律(イン
トネーション)やアクセントの分析も複雑になり、端末
装置側の処理負担が著しく増大する。これらのことは端
末装置の普及、小型化、低価格化などに大きな障害とな
る。
【0005】また、或るサービス組織としてのサーバ側
から端末装置側へ通信回線を利用して音声情報を配信す
る情報サービスとして、テキストデータとしての電子メ
ール文章を、サーバ側で読み上げ等により音声信号(デ
ジタルオーディオ信号又はアナログオーディオ信号)に
変換し、この音声信号を通信回線により端末装置に伝送
する方式が考えられる。この場合、端末装置側では送信
されてきた音声信号について所定のオーディオ処理を行
い、音声として出力すればよいため、上述のような端末
側の処理負担は軽減される。
【0006】ところが、このようにサーバ側で例えば或
るユーザー宛の電子メールを音声信号に変換してそのユ
ーザーに送信する方式では、通信回線としての伝送路の
伝送速度の関係から、例えば配信時間の短縮を求める場
合は、或る程度音声信号を圧縮処理することでデータ量
を減らして伝送することが必要になる。この場合、圧縮
処理によりオーディオ情報としての大幅な音質劣化が生
じ、端末装置側のユーザーに高品位な音声を提供できな
いという問題がある。一方、高音質化を求めて圧縮処理
を行わないまま伝送すれば、当然ながら伝送に長時間要
するようになってしまい、これもユーザーにとって好ま
しくない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、電子メールテキスト等に関して端末側で特
に大きな処理負担をかけずに音声出力することを実現す
るための新規な変換情報配信システムの提供を行うとと
もに、その音声情報の高音質化、当該システムにおける
伝送時間の短縮、汎用性、システム利用の容易性、有効
性などを実現することを目的としている。
【0008】このため変換情報配信システムとして、ま
ず送信装置側(例えばサーバ側)にテキスト情報を受信
する第1の受信手段と、第1の受信手段で受信されたテ
キスト情報を、そのテキスト情報に対応する音読情報と
なる中間言語情報に変換する中間言語生成手段と、少な
くとも中間言語情報を用いて変換情報を生成する変換情
報生成手段と、変換情報生成手段で生成された変換情報
を送信する送信手段とを設ける。また受信装置側(例え
ばユーザー側の端末)として、送信手段により送信され
る変換情報を受信する第2の受信手段と、第2の受信手
段で受信された変換情報から、少なくとも中間言語情報
を得、その中間言語情報を用いて音声合成を行ない音声
合成情報を生成する音声合成手段と、音声合成手段で得
られた音声合成情報を出力する出力手段とを備えるよう
にする。
【0009】即ち、例えばサーバ側は、或るユーザー宛
ての電子メール等のテキストデータを当該サービスを求
める受信者としてのユーザーもしくは発信者としての他
のユーザーから受信したら、それを直接音声合成処理に
提供できる形態の中間言語情報に変換する。そしてその
中間言語情報を用いた所定のデータ形態とした変換情報
を端末装置側(電子メール等の受信側となるユーザー)
に伝送するようにする。これにより、例えば音声信号自
体を伝送することに比べて著しくデータ量を削減すると
ともに、サーバ側で高度なテキストデータ分析を行うこ
とで、端末装置側で再生出力される音声信号を高音質な
ものとする。もちろん端末装置側ではテキストデータ分
析のためのハードウエア、ソフトウエアは不要となる。
さらに変換情報として中間言語情報だけでなくテキスト
で情報も送信することで、端末装置側で音声出力だけで
なく表示出力することも可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の変換情報配信シス
テム、及び変換情報配信システムを構成する変換情報送
信装置、変換情報受信装置としての実施の形態を次の順
序で説明していく。 1.システム構成 2.変換メールの配信形態 3.変換メール送信動作 4.受信した変換メールの再生動作
【0011】1.システム構成 図1は本例の変換情報配信システムの構成を示してい
る。本例の変換情報配信システムは、或るユーザー宛の
電子メールとしてのテキストデータに、その音読情報と
なる中間言語情報を生成し付加して変換メールとしてユ
ーザーに提供するシステムであり、特にユーザー側で電
子メールを読み上げ音声として出力することに好適なサ
ービスを行うものである。変換情報配信システムは、サ
ービス側の組織となるサーバ1と、多数のユーザー端末
が、データ通信回線L1もしくは電話回線L2(音声回
線)で結ばれて構成される。
【0012】ユーザー2が使用するユーザー側システム
2Sとしては、この変換情報配信システムの利用を行う
ための必要なハードウエアやソフトウエアを備え、また
サービスのための必要な登録等を行ったユーザー側のシ
ステム例を示しており、図示するようにパーソナルコン
ピュータ4、電話機5、小型端末7(場合によっては送
受信装置6)などが備えられる。ユーザーはパーソナル
コンピュータ4、電話機5、小型端末7のうちの少なく
とも1つを備えていれば、サーバ1によるサービスを受
けることができる。
【0013】他のユーザー3とは、ユーザー2と同様に
サーバ1によるサービスを受けることができるユーザー
であってもよいし、そのようなサービスを受ける意志の
ないユーザーでもよい。ここでは、ユーザー側システム
2Sのユーザー2と電子メールのやりとりを行うユーザ
ーとして、必要な機器(パーソナルコンピュータ等)を
備えたユーザーのことをいうものとしている。
【0014】ユーザー側システム2においてパーソナル
コンピュータ4は、一般に普及している汎用のパーソナ
ルコンピュータを示しており、データ通信回線L1との
接続を行うことで電子メールの送受信を行うことができ
る。さらに、本例においては、音声合成処理機能、音声
出力機能を備え、後述するサーバ1によるサービスを利
用して電子メールとしてのテキストデータを音声出力す
ることができる。
【0015】電話機5は、通常のプッシュホン回線に対
応する電話機であり、本例においてはサーバ1との回線
接続により、当該ユーザー宛の電子メールを音声として
聴くサービスを受けることができる。
【0016】小型端末7は、例えば電子メール確認のた
めの専用端末として構成され、かつ携帯用に適した小型
軽量のものとされる。この小型端末7は、例えばパーソ
ナルコンピュータ8とシリアルインターフェース接続す
ることや、もしくは専用の送受信装置6に接続すること
で、電子メールの送受信を行うことができるようにされ
る。そしてこの小型端末7も、音声合成処理機能、音声
出力機能を備え、サーバ1によるサービスを利用して電
子メールとしてのテキストデータを音声出力することが
できる。
【0017】サーバ1には、送受信システム11、中間
言語生成部12、変換メール生成部13、メールサーバ
コントローラ14、変換メールボックス15、電話回線
対応処理部16、音声合成部17が設けられている。
【0018】サーバ1は、受信された電子メール(テキ
ストデータ)を、そのテキストデータと、テキストデー
タを変換した中間言語情報により変換メールを生成し、
その変換メールをユーザー側システム2に送信するサー
ビスを行うものである。このため送受信システム11と
してデータ通信回線L1を介してユーザーとデータ通信
を行う部位が設けられ、まず送受信システム11では、
サービス対象となる電子メールを受信する動作を行う。
このサービス対象となる電子メールとは、例えば他のユ
ーザー3がユーザー2に対して発信した電子メール(ユ
ーザー2に着信した電子メール)を、そのユーザー2が
サービスを受けるためにサーバ3にさらに送信した電子
メールであってもよいし、ユーザー3がユーザー2宛の
電子メールを直接サーバ1に送信したものであってもよ
い。
【0019】送受信システム11はサービス対象となる
電子メールを受信すると、その電子メールとしてのテキ
ストデータを中間言語生成部12、変換メール生成部1
3、メールサーバコントローラ14の処理に供する。中
間言語生成部12及び変換メール生成部13の処理につ
いては詳しくは後述するが、中間言語生成部12では、
供給されたテキストデータを、変換テキスト列tTXと
しての文字列単位毎に音読情報としての中間言語情報m
Tに変換し、変換メール生成部13に供給する。
【0020】なお、中間言語情報mTとしては、電子メ
ールとしての元々のテキストデータを、意味内容は同一
の他の形態の言語に翻訳又は変換したテキストデータに
対する音読情報として生成されるものでもよい。例えば
ある日本語としてのテキストデータとしての文字列を、
英語、フランス語、ドイツ語などの外国語に翻訳された
テキストデータに変換してその音読情報としての中間言
語情報mTを生成したり、もしくはある標準語としての
日本語のテキストデータを、東北弁、大阪弁、九州弁な
どの方言としてのテキストデータに変換してその音読情
報としての中間言語情報mTを生成したりすることなど
も考えられる。
【0021】変換メール生成部13は、供給されるテキ
ストデータと中間言語情報mTを用いて変換メールとし
てのデータ列を生成する。この変換メールは、メールサ
ーバコントローラ14に供給され、メールサーバコント
ローラ14の制御に従って、変換メールボックス15に
格納されたり、送受信システム11から送信される。変
換メールボックス15は変換メールを格納するための比
較的大容量とされた記憶部である。変換メールボックス
15に格納された変換メールは、送受信システム11か
らデータ通信回線L1を介してユーザー側システム2S
のパーソナルコンピュータ4もしくは送受信装置6に送
信される。つまり、ユーザー2は、変換メールとして、
元々の電子メールとしてのテキスト情報に、中間言語情
報mTが付加されたデータを受信できることになる。
【0022】メールサーバコントローラ14はサーバ1
の動作制御を行うメインコントローラとして機能し、サ
ービス実行のための必要な制御を行う。即ち、サービス
を求めるユーザーの会員登録、サービス要求時の認証処
理、課金処理などを行うとともに、変換メールボックス
15への変換メールの格納、検索、読出、送受信システ
ム11からの受信内容の確認、所定の変換メールの送信
などの制御を行う。
【0023】また、電話回線L2によるサービスも可能
とされているため、電話回線対応処理部16による回線
接続、ユーザー側からのIDコード等の着信なども行わ
れる。電話回線L2による変換メールの送信の場合は、
メールサーバコントローラ14の制御に基づいて、送信
すべき変換メールについては、その変換メール内の中間
言語情報mTが音声合成器17での処理に供され、音声
信号が生成される。そしてその音声信号(即ち元々の電
子メールを読み上げた音声信号)が、電話回線対応処理
部16都会線接続されているユーザー2の電話機5に送
話されることになる。
【0024】ユーザー側システム2Sとして用いられる
小型端末7について説明する。サーバ1による変換情報
配信サービスを利用する一般ユーザーは、例えば携帯用
として小型軽量に実現される小型端末7を用いることが
できる。そしてサービス利用の際には、小型端末7をパ
ーソナルコンピュータ4もしくは送受信装置6に接続す
る。送受信装置6は、例えば不特定多数のユーザーがそ
れぞれ所持する小型端末7を接続できるように、例えば
駅やコンビニエンスストアの店頭などに公衆装置として
設置されるものでもよいし、ユーザーが所有して自宅な
どに配置するものでもよい。いづれにしても、データ通
信回線L1と接続されている送受信装置7もしくはパー
ソナルコンピュータ4を介して、小型端末7をサーバ1
と通信可能に接続する。
【0025】なお、データ通信回線L1は、例えばIS
DN回線などの公衆回線や、当該情報配信サービス専用
の通信回線など構成される形態であればよい。またデー
タ通信回線L1としての伝送路の一部又は全部が、有線
回線に限らず、無線通信回線とされてもよい。さらに、
小型端末7と送受信装置6の接続形態も、装置自体を嵌
合して各種端子が接続される接続形態の他、ケーブル接
続や、赤外線や電波による無線接続形態も考えられる。
【0026】ユーザーは、例えば送受信装置6を介して
小型端末7をサーバ1と通信回線接続することで、サー
バ1から変換メールを受け取ることができる。またサー
バ1で変換メールとされる元々の電子メールについて
は、ユーザー2がサービスを受けるためにサーバ1に送
信する場合があるが、この電子メール(例えばパーソナ
ルコンピュータ4でユーザー3から受信した電子メー
ル)のサーバ1への送信は、パーソナルコンピュータ4
から行うほか、小型端末7を用いて行うことができるよ
うにしてもよい。
【0027】さらに、ユーザー2は、そのユーザー2宛
の電子メールが変換メールとされたものを変換メールボ
ックス15の検索を要求して、その検索された変換メー
ルを受け取ることができるが、その場合の検索要求や変
換メールの受け取りも、小型端末7を用いて行うことが
できる。そしてサーバ1から送信された変換メールは、
送受信装置6(又はパーソナルコンピュータ4)で受信
され、その受信された変換メール、即ちユーザー2をあ
て先とする変換メールは、接続されている小型端末7に
おいて音声及び画像として出力されることになる。
【0028】図2に、送受信装置6及び小型端末7の構
成例を示す。送受信装置6は、モデム62の端子61が
データ通信回線L1と接続され、サーバ1等と通信可能
とされる。またこの例では、送受信装置6は電源端子
(コンセントプラグ)63により商用電源に接続され、
例えば電源回路64により整流平滑処理等が行われて動
作電源電圧を得るとともに、バッテリー充電回路65と
して、小型端末7内のバッテリー74に対する充電回路
が設けられている。即ち送受信装置6と小型端末7が接
続される際には、端子67と端子72が接続され、これ
によってバッテリー充電回路65がバッテリー74に対
して充電電流を供給することができるようにされてい
る。従って小型端末7は、バッテリー74を電源として
動作電源電圧を得るとともに、送受信装置6に接続する
ことで充電が行われる。
【0029】また送受信装置6と小型端末7が接続され
ると、モデム62からの端子66とインターフェース部
73からの端子71が接続され、これによって、サーバ
1から供給される変換メールが、モデム62及び小型端
末7のインターフェース部73を介してコントローラ7
5に取り込まれるようになる。またユーザー側からの送
信情報は、コントローラ75が、インターフェース7
3、モデム62を介してサーバ1に送信できるようにな
る。
【0030】コントローラ75は、いわゆるマイクロコ
ンピュータとして形成され、小型端末7の各部の動作制
御、操作部77によるユーザー操作の監視、受信された
変換メールに関する音声や画像の出力のために必要な情
報処理等を行う。音声や画像の出力のために必要な情報
処理とは、例えば図13で後述するが、変換メールから
テキストデータと中間言語情報を分離する処理や、中間
言語情報に基づいて音声合成を行う処理などである。コ
ントローラ75は必要な処理を、メモリ76を利用して
実行する。メモリ76としては、動作プログラムや各種
処理に必要なパラメータ、音声合成用の素片情報等を保
持したROM又はRAMや、変換メールとして送られて
きた情報を格納するRAM、作業領域としてのRAMな
どから構成されている。
【0031】小型端末7には音声出力系として、オーデ
ィオ回路78、音声出力部80が設けられている。コン
トローラ75の処理によって、変換メールから中間言語
情報が分離され、さらに音声合成処理されて生成された
合成音声情報(音声信号)は、オーディオ回路78で、
D/A変換、イコライジング、増幅処理等が行われ、音
声出力部80に供給される。音声出力部80は、スピー
カやヘッドホンとして構成され、ユーザーに対して合成
音声情報に基づく音声を出力する。即ちユーザーは、サ
ーバ1から供給されたサービス情報(変換メール)とし
ての音声を聴くことができる。
【0032】また小型端末7には表示出力系として、表
示ドライバ79、表示部81が設けられる。コントロー
ラ75の処理によって、変換メールからテキストデータ
が分離されると、そのテキストデータは表示ドライバ7
9に供給される。表示ドライバ79は供給されたテキス
トデータに基づいて表示部81を駆動することで、文字
としての表示出力をユーザーに提供する。表示部81は
例えば液晶パネルや表示管などで形成されればよい。表
示部81でテキストデータが表示されることにより、ユ
ーザーは、音声出力部80から出力される音声と合わせ
て、その内容を表示上でも確認できることになる。
【0033】操作部77としては、ユーザーが各種操作
を行うための操作子が設けられている。例えばサービス
情報のリクエスト操作(変換メールボックス検索要求)
や、受信した情報の音声や表示出力としての再生出力を
指示するためのキー等が設けられる。コントローラ75
は操作部77の操作に応じて所要の処理を実行すること
になる。
【0034】また、シリアルインターフェース部82と
して、パーソナルコンピュータ4と接続される際のイン
ターフェース処理を行う部位が設けられる。コントロー
ラ75はシリアルインターフェース部82で接続された
パーソナルコンピュータ4を介して、サーバ1への送信
や、変換メールの受信を行うこともできる。
【0035】ところで、ユーザー側システム2Sにおけ
るパーソナルコンピュータ4については、詳しい説明は
省略するが、汎用的な機能に加えて、本例のシステムの
サービスを受けるためには、図2で示した送受信装置6
及び小型端末7と同等の機能が備えられていればよい。
【0036】2.変換メールの配信形態 以上のような変換情報配信システムによるサービス形態
(変換メール配信形態)は各種の例が考えられるが、図
3、図4、図5に代表的な3つの形態例を示しておく。
ただしもちろんこれらの例に限定されるものではない。
【0037】図3は、他のユーザー3から、サーバ1の
サービス登録を行ったユーザー2に対して電子メールE
Mが送信された場合の例である。ここでのユーザー3か
らユーザー2への電子メールEMの送信は、近年一般に
行われている電子メール送信形態を示している。ユーザ
ー2は、もちろん着信した電子メールEMを、この時点
で例えばパーソナルコンピュータ4のディスプレイで確
認することもできるが、サーバ1によるサービスを求め
る場合は、その電子メールEM(テキストデータ)を、
一旦サーバ1に送信する。
【0038】すると、サーバ1は後述する所定の処理を
行ってテキストデータに中間言語情報を加えて変換メー
ルmEMを生成し、ユーザー2に返信する。なお、この
返信は、変換メールmEMを生成してすぐに行ってもよ
いし、変換メールmEMを変換メールボックス15に格
納しておいて、ユーザー2から検索要求のあった時点で
返信してもよい。変換メールmEMを受信したユーザー
2では、ユーザー側システム2Sとしてのパーソナルコ
ンピュータ4、又は小型端末7を用いて、変換メールm
EMにおける中間言語情報とテキストデータを利用し
て、電子メールEMの内容を音声及び表示出力として確
認することができる。
【0039】図4は、他のユーザー3から、サーバ1を
介してユーザー2に電子メールEMが送信される場合の
例である。ユーザー3は、ユーザー2への転送を要求し
た上で電子メールEMをサーバ1に送信する。サーバ1
は電子メールEMを受信したら、同様に所定の処理を行
ってテキストデータに中間言語情報を加えて変換メール
mEMを生成し、ユーザー2に返信する。もしくはユー
ザー2に送信すべき変換メールmEMとして変換メール
ボックス15に格納しておく。変換メールmEMを受信
したユーザー2では、ユーザー側システム2Sを用い
て、変換メールmEMにおける中間言語情報とテキスト
データを利用して、電子メールEMの内容を音声及び表
示出力として確認することができる。
【0040】図5は、上記図3の拡張的な例を示してい
る。ユーザー2は、着信された電子メールEMを、サー
ビスを受けるためにサーバ1に送信するが、その際に、
返信先のアドレス等を指定する。即ちサーバ1は、指定
された返信先のアドレスに応じて、変換メールmEMを
ユーザー2の元々のアドレスの他、そのユーザーが別の
アドレスを持っている場合は、そちらのアドレスに返信
することもできる。また、ユーザー2が自分宛の電子メ
ールEMを或る他人にも音声として聴かせたいような場
合に、そのさらに他のユーザー9のアドレスを指定して
おくことで、サーバ1は、変換メールmEMをさらに他
のユーザー9に対して送信することも考えられる。この
ような配信は、例えば、電子メールEMのメールヘッダ
における、いわゆるCC(carbon copy) としての記述と
してユーザー2が別のアドレスを指定するなどの方式で
実現できる。
【0041】例えば以上のような変換メールmEMの配
信形態により、各種ユーザーにとって好適なサービスを
実現できる。
【0042】3.変換メール送信動作 図1、図2により説明したシステム構成における変換メ
ール送信動作を、例えば上記図3の配信形態を例にあげ
て説明していく。なお、図4、図5或いはさらに他の配
信形態であっても、変換メール送信動作はほぼ同様の動
作で実現できるものである。
【0043】ユーザー2が電子メールEMをサーバ1に
送信し、サーバ1が変換メールmEMを生成してユーザ
ー2に返信するまでの処理を図6に示す。この図6の処
理例は、特にユーザー2がパーソナルコンピュータ4を
用いて行う場合に好適ではあるが、小型端末7がパーソ
ナルコンピュータ4と接続されている場合などは、小型
端末7を用いても可能である。
【0044】ユーザー2は、パーソナルコンピュータ4
又は小型端末7を用いて、ステップF10として電子メ
ールEM(自分宛に例えばユーザー3から送信されてき
た電子メール)としてのテキストデータをサーバ1に送
信する。サーバ1はユーザー2からのテキストデータの
送信がある際には、まずステップF20としてユーザー
の認証処理を行う。つまり、ユーザーは送信時に自分の
IDなど送信することになるが、メールサーバコントロ
ーラ14は、送受信システム11で受信されるID等の
内容に基づいて、ユーザー登録状況のチェックを行い、
そのユーザー2が適正に登録されたユーザーであるか否
か、つまりサービスを受けられるユーザーであるか否か
のチェックを行う。チェックOKであれば、続いてステ
ップF21で、送信されてきた電子メールEMを送受信
システム11から取り込み、中間言語生成部12及び変
換メール生成部13の処理に供する。そしてステップF
22として、テキストデータの中間言語情報mTへの変
換、及びテキストデータと中間言語情報mTを用いた変
換メールmEMの生成処理を実行させる。
【0045】テキストデータの中間言語情報mTへの変
換、及び生成された中間言語情報mTとテキストデータ
による変換メールmEMの生成処理例を図9に詳しく示
す。中間言語情報mTへの変換を目的として電子メール
EM(テキストデータ)が取り込まれると、図9のステ
ップF101以降の処理が行われる。まずステップF1
01で、変換テキスト列tTXとして保持しているデー
タ(処理用のレジスタデータ)を初期化する。
【0046】続いてステップF102,F103,F1
04の処理として、入力テキスト列(電子メールEMと
してのテキストデータ)について、例えば1文字づつ分
析を行い、テキスト区切りパラメータを探す処理を行
う。区切りパラメータとは、例えば句読点、段落、文節
などに相当する情報であり、つまり1単位の文の区切り
の情報である。ステップF102では、入力テキスト列
に対して1文字づつ分析していき、ステップF104で
は、区切りパラメータではないデータ(文字)を変換テ
キスト列tTXに追加していく処理を行う。或る時点で
区切りパラメータが確認されると処理はステップF10
3からF105に進むが、この時点で変換テキスト列t
TXとして、その区切りパラメータまでの1つの文とな
るテキスト列が保持されていることになる。
【0047】ステップF105は、その時点で変換テキ
スト列tTXとして保持されている情報を中間言語列m
Tに変換する処理を行う。ステップF105の変換処理
手順は、図10に示すようになる。即ち手順S1として
変換テキスト列tTXを取り込んだら、日本語文法情報
(S2)、辞書情報(S3)を用いながら、変換テキス
ト列tTXの日本語文節変換を行う(S4)。そして、
発音記号列としての情報を生成し(S5)、またイント
ネーション、アクセントとしての情報を生成する(S
6、S7)。さらに発音記号列の情報を、母音、子音、
無音に分類する(S8、S9、S10)。これらの母
音、子音、無音、イントネーション、アクセントの各情
報が中間言語変換テーブル処理に供され(S11)、そ
れぞれ変化された後、合成されて(S12)、中間言語
情報mTとしての情報が形成される(S13)。
【0048】以上のようにステップF105の処理で生
成された中間言語情報mTは変換メール生成部13に送
られて、変換テキスト列tTXとともに変換メールSD
の生成処理に供される。これがステップF106として
表されている。そして、ステップF105で得られた中
間言語情報mTに関するステップF106の変換メール
SD生成処理を終えたら、ステップF107で、入力テ
キスト列としての全てのデータについての中間言語情報
生成、変換メール生成処理を終えたか否かを判断し、終
えていなければ、ステップF101に戻って変換テキス
ト列tTXを初期化するとともに、上記同様の処理を行
う。
【0049】このステップF101〜F107の処理に
よって、変換メールSDは例えば図11のように生成さ
れる。図11(a)は、ユーザー2から送信されてきた
元々の電子メールEMとしてのデータ列を示している。
即ちメール送信元や送信日時(ユーザー3の名称やユー
ザー3の送信日時)などが記述されたメールヘッダに続
いて、メール内容としての文字列を形成するテキストデ
ータが配されている。図中の破線は、1つの文としての
区切の部分を示しており、つまり上記ステップF102
で区切パラメータとして判断される部分である。従っ
て、図示するテキスト列TX1、TX2・・・TX
(n)が、それぞれ変換テキスト列tTXとされて、そ
の変換テキスト列tTX単位でステップF105での中
間言語情報mTへの変換が行われ、ステップF106で
の変換メールmEMの生成処理に供される。なお、メー
ルヘッダについても中間言語情報mTへの変換が行わ
る。
【0050】これにより図11(b)のように、メール
ヘッダに対応して中間言語情報mT0、テキスト列TX
1に対応して中間言語情報mT1、テキスト列TX2に
対応して中間言語情報mT2、・・・・テキスト列TX
(n)に対応して中間言語情報mT(n)が配された変
換メールmEMが形成される。なお、テキストデータ部
分と中間言語情報mTは、区切情報sp1、区切情報s
p2で区切られる。区切情報sp1は、テキストデータ
部分tTXと中間言語情報mTの区切位置を示し、区切
情報sp2は、1つの中間言語情報mTの終了位置を示
す情報となる。
【0051】ステップF101〜F107の処理が繰り
返されることにより、この図11のようにテキストデー
タとそれに対応する中間言語情報が追加されていくよう
に、ステップF106の処理で変換メールmEMとして
のデータ列が更新されていく。1つの変換メールmEM
として生成する対象としての入力テキスト列の全データ
について、以上のような処理を終えると、処理はステッ
プF107からF108に進み、例えばその時点で形成
されている変換メールSDに対して、図11(b)のよ
うにエンドマークEDを付加する。つまり、1単位の変
換メールSDが完成されたことになる。
【0052】ステップF108で1単位の変換メールm
EMが完成されたら、図6のステップF22の処理が完
了したことになり、ステップF23の処理としてメール
サーバコントローラ14はその生成された変換メールm
EMを取り込む。そしてメールサーバコントローラ14
は、その変換メールmEMをすぐにユーザー2に返信す
る場合はステップF24で、変換メールmEMを送受信
システム11からユーザー側システム2Sに送信させ
る。また、すぐに返信が求められていない場合(ユーザ
ー2がすぐの返信に対応できない場合も含む)は、ステ
ップF25として、変換メールmEMを変換メールボッ
クス15に格納する。なお、すぐに返信する場合でも変
換メールmEMを変換メールボックス15に格納するよ
うにしてもよい。
【0053】ステップF24での変換メールmEMの返
信が行われたら、ユーザー側のパーソナルコンピュータ
4もしくは小型端末7は、ステップF11として、返信
されてきた変換メールmEMを受信し、ステップF12
でその変換メールmEMに基づく再生処理を行う。再生
処理については後述する。以上の処理で、ユーザー2に
対する変換メールmEM送信サービスが行われたことに
なる。
【0054】ところで、実際に変換メールmEMとして
のデータ内容は、各種多様な例が考えられる。図12に
変換メールmEMに含まれる中間言語情報mTの例を示
す。一例として「本日は晴天なり」というテキストデー
タから変換メールmEMを生成する場合を示すが、この
場合、中間言語情報mTとしては例1として示すように
「honnjiituuwa-seiitennaari 」というデータ列が生成
され、この中間言語情報mTとテキストデータに上記し
た区切情報sp1としての「/」(スラッシュ)、区切
情報sp2としての「//」(ダブルスラッシュ)を加
えた変換メールmEMの一単位のデータが例えば「本日
は晴天なり/honnjiituuwa-seiitennaari //」として
形成される。
【0055】これは、テキストデータ、区切情報sp
1、中間言語情報mT、区切情報sp2により形成され
る一単位のデータ例を示しているが、このような形態の
データ単位が図11のように多数連続されることにな
る。また、中間言語情報mTの情報としては、図12の
ような発音記号的な情報だけでなく、イントネーション
(韻律)、アクセント、音量などの情報も付加すること
で、ユーザー側システム2Sにおいて、より高度な発音
動作を可能とすることができる。
【0056】図12の例2は、日本語のテキストデータ
に基づいて、英語としての音読情報となる中間言語情報
mTを生成する例である。例えば「本日は晴天なり」と
いうテキストデータを、「today is fine 」という翻訳
データに変換し、中間言語情報mTを生成すると、図示
するように「tudei-iz-fain 」というデータ列が生成さ
れる。この中間言語情報mTと日本語の元々のテキスト
データ、及び区切情報sp1、区切情報sp2により、
変換メールmEMを形成してもよい。
【0057】またそのような場合にはテキストデータと
して翻訳されたテキストデータを用いてもよい。つまり
「today is fine 」というテキストデータと「tudei-iz
-fain 」という中間言語情報mTが用いられて変換メー
ルmEMが形成されるようにしてもよい。さらに日本語
と英語のテキストデータと、「tudei-iz-fain 」という
中間言語情報mTが用いられて変換メールSDが形成さ
れるようにしてもよい。もちろんさらに多様な例も考え
られる。また、例示しないが、以上のような外国語への
変換だけでなく、標準語を方言に変換した上での音読情
報となる中間言語情報mTを形成して変換メールmEM
を生成してもよいし、さらには文語体のテキストデータ
と口語体の音読情報としての中間言語情報mTにより変
換メールmEMを生成してもよい。もちろん、このよう
な英語などの外国語や方言などに変換した音読情報とし
ての中間言語情報mTを用いる場合でも、イントネーシ
ョン、アクセント、音量などの情報を付加する場合もあ
る。
【0058】これら以外にも、変換メールmEMとして
の内容、特にテキストデータの形態や中間言語情報mT
の形態については各種考えられ、サービス内容やユーザ
ーの要望、サービス対象地域などに応じて設定された
り、ユーザーによって選択できるようにしたりすればよ
い。
【0059】次に、特にユーザー2が小型端末7を用い
て、随時自分宛の電子メールを音声で確認したいような
場合に好適な処理として、サーバ1が変換メールmEM
をユーザー2に送信する処理を図7に示す。この図7の
処理例の前提としては、上記図6のステップF20〜F
23の処理で、サーバ1がユーザー2(もしくはユーザ
ー3)から受信した電子メールEMに基づいて変換メー
ルmEMを生成した後、ステップF25として変換メー
ルmEMを変換メールボックス15に格納する処理を行
っているものとする。つまり、ユーザー2に着信された
電子メールEMは、例えばパーソナルコンピュータ4に
より自動的にサーバ1に転送され、サーバ1では変換メ
ールmEMを生成して変換メールボックス15に格納し
ておく。もしくはユーザー3がユーザー2宛の電子メー
ルを直接サーバ1に送信し、サーバ1では受信した電子
メールEMから変換メールmEMを生成して変換メール
ボックス15に格納しておく。
【0060】即ちこの動作例は、変換メールボックス1
5をユーザー2が自分の私書箱のような形態で利用でき
るものである。なお、このような利用は、ユーザー2は
小型端末7を用いずに、パーソナルコンピュータ4を用
いることによっても可能であることはいうまでもない
が、小型端末7を用いれば、例えば外出時などにも電子
メールを確認することができるものとなる。
【0061】図7に示すようにユーザー2は、例えば小
型端末7を用いて、ステップF30として電子メールの
確認要求をサーバ1に送信する。サーバ1はユーザー2
からの確認要求があった際には、まずステップF40と
してユーザーの認証処理を行う。つまり、ユーザーは確
認要求の送信時に自分のIDなど送信することになる
が、メールサーバコントローラ14は、送受信システム
11で受信されるID等の内容に基づいて、ユーザー登
録状況のチェックを行い、そのユーザー2が適正に登録
されたユーザーであるか否か、つまりサービスを受けら
れるユーザーであるか否かのチェックを行う。
【0062】チェックOKであれば、続いてステップF
41で、そのユーザー宛の電子メールから生成した変換
メールmEMが変換メールボックス15に格納されてい
るか否かを検索する。そして格納されていれば、その変
換メールmEMを読み出し、ステップF42で変換メー
ルmEMを送受信システム11からユーザー側システム
2S(小型端末7が接続された送受信装置もしくはパー
ソナルコンピュータ4)に送信させる。なお図7には示
していないが、変換メールボックス15にそのユーザー
宛の変換メールmEMが格納されていなければ、ユーザ
ー2に対して「メールなし」に相当する回答データを送
信することはいうまでもない。
【0063】ステップF42での変換メールmEMの返
信が行われたら、ユーザー側の例えば小型端末7は、ス
テップF31として、返信されてきた変換メールmEM
を受信し、ステップF32でその変換メールmEMに基
づく再生処理を行う。再生処理については後述する。以
上の処理で、変換メールボックス15を私書箱的に用い
る方式でのユーザー2に対する変換メールmEM送信サ
ービスが行われたことになる。
【0064】次に、ユーザー2が電話機5を用いて、随
時自分宛の電子メールを音声で確認したいような場合に
好適な処理として、サーバ1が変換メールmEMに基づ
く音声信号をユーザー2に送信する処理を図8に示す。
この図8の処理例の前提としても、図7の例と同様に、
上記図6のステップF20〜F23の処理で、サーバ1
がユーザー2(もしくはユーザー3)から受信した電子
メールEMに基づいて変換メールmEMを生成した後、
ステップF25として変換メールmEMを変換メールボ
ックス15に格納する処理を行っているものとする。つ
まり、ユーザー2に宛てられた電子メールEMは、パー
ソナルコンピュータ4により自動的にサーバ1に転送さ
れ、サーバ1では変換メールmEMを生成して変換メー
ルボックス15に格納しておく。もしくはユーザー3が
ユーザー2宛の電子メールを直接サーバ1に送信し、サ
ーバ1では受信した電子メールEMから変換メールmE
Mを生成して変換メールボックス15に格納しておく。
【0065】即ちこの動作例も、変換メールボックス1
5をユーザー2が自分の私書箱のような形態で利用でき
るものである。なお、この場合は通常の電話機5(ユー
ザーの所有する電話機や公衆電話機など)を用いること
になるため、例えば外出先などでユーザー2が小型端末
7を所持していない場合や、パーソナルコンピュータ4
を使用できない場合などに好適である。また、さらには
ユーザー2がこれらの機器を所有しないような場合であ
ってもサービスを受けることが可能となる。つまり自分
の電子メールアドレスを有し、かつサーバ1に対して登
録をしているユーザーであれば、自分宛の電子メールを
音声で受け取ることができる。
【0066】図8に示すように、ユーザー2は、電話機
4により発呼を行ないサーバ1の電話回線対応処理部1
6と電話回線を接続するとともに、例えばサーバ1から
のガイド音声などに応じてプッシュトーン操作等を行っ
て自分のIDや要求内容(つまり変換メールボックス検
索要求)を伝える。サーバ1側ではメールサーバコント
ローラ14はこのようなユーザー2からの要求があった
際には、まずステップF60としてユーザーの認証処理
を行う。ユーザー2が適正に登録されたユーザーであれ
ば、続いてステップF61で、そのユーザー宛の電子メ
ールから生成した変換メールmEMが変換メールボック
ス15に格納されているか否かを検索する。
【0067】そして格納されていれば、その変換メール
mEMを読み出し、ステップF62で電話回線対応処理
部16に送る。電話回線対応処理部16は、変換メール
mEMから中間言語情報mTのみを抽出し、その中間言
語情報mTに基づいて音声合成器17で音声合成処理を
実行させる。そして得られたアナログ音声信号を電話回
線で送話出力する。従ってユーザー2はステップF51
として電話により電子メール内容としての音声を聞くこ
とができる。以上の処理で、変換メールボックス15を
私書箱的に用いる方式で、電話回線を用いたユーザー2
に対する電子メール対応音声の送信サービスが行われた
ことになる。
【0068】4.受信した変換メールの再生動作 上記図6、図7のように変換メールmEMが送信されて
きたユーザー2側での小型端末7による再生動作を説明
する。なお、以下説明する処理例はパーソナルコンピュ
ータ4で再生を行う場合も同様であるためパーソナルコ
ンピュータ4での処理としての説明は省略する。
【0069】上述のように小型端末7のコントローラ7
5は、送受信装置6もしくはパーソナルコンピュータ4
を介して変換メールmEMを取り込むことができる。コ
ントローラ75は受信した情報(=変換メールmEM)
について再生開始指示の操作があった際には、図13の
ステップF201以降の処理を行うことになる。まずス
テップF201で、再生対象データと位置づけられるデ
ータ列(レジスタ)として、再生テキスト列、及び再生
中間言語列の初期化を行う。
【0070】そしてステップF202,F203,F2
04で、変換メールmEMからテキストデータの分離及
びそのテキストデータの再生(表示出力)のための再生
テキスト列の生成を行う。即ち、変換メールmEMの各
データを順次分析して、区切情報sp1を監視する。区
切情報sp1でないデータ(文字)については、ステッ
プF203で、それを再生テキスト列に追加していくよ
うに再生テキスト列の更新を行い、ステップF204で
分析対象データ(文字)を次の文字に送って、ステップ
F202の区切情報sp1の判別を行う。或る時点で区
切情報sp1が検出されたら、図11で説明した変換メ
ールSDのデータ形態から理解されるように、その時点
で、1つの文としてのテキストデータTX(TX0〜T
X(n)のうちの1つ)が再生テキスト列として保持さ
れていることになる。
【0071】このときステップF205でさらに受信情
報としての変換メールmEMの分析対象データを次のデ
ータに送り、ステップF206,F207,F208
で、変換メールmEMから中間言語情報mTの分離及び
その中間言語情報mTの再生(音声出力)のための再生
中間言語列の生成を行う。即ち、変換メールmEMの各
データを順次分析して、区切情報sp2を監視する。区
切情報sp2でないデータ(文字)については、ステッ
プF207で、それを再生中間言語列に追加していくよ
うに再生中間言語列の更新を行い、ステップF208で
分析対象データ(文字)を次の文字に送って、ステップ
F206の区切情報sp2の判別を行う。或る時点で区
切情報sp2が検出されたら、その時点で、上記再生テ
キスト列として保持されている1つの文としてのテキス
トデータに対応する音読情報としての中間言語情報mt
のデータ列が、再生中間言語列として保持されているこ
とになる。
【0072】このとき処理をステップF209、F21
0に進め、コントローラ75は再生テキスト列として保
持されているデータを表示ドライバ79に供給して、表
示部81において表示出力させるとともに、再生中間言
語列として保持されている音読情報に基づいて音声合成
処理を行って合成音声信号を生成し、その合成音声信号
をオーディオ回路78に供給していって音声出力部80
から音声として再生出力させる。以上のステップF20
1〜F210の処理で、受信した変換メールmEMのう
ちで1つの文としての音声及び表示出力が行われる。従
ってステップF211で受信情報の確認を行い、受信し
た変換メールmEMとしての全データについて出力処理
を終了していなければ、ステップF201に戻って同様
の処理を行うことになる。つまり次の文の再生出力を行
う。そして、全データについての再生を終了した時点
で、ステップF211から処理を終える。
【0073】以上の処理により、受信した変換メールm
EMに基づいて、そのユーザー宛の電子メールに関する
音声再生及び表示再生が実現されることになる。しかも
図13の処理のようにテキストデータとしての1つの文
と、それに対応する中間言語情報mTとしての1つのデ
ータ列が同時に再生処理されながら、変換メールmEM
の再生処理が進行していくことになるため、表示再生と
音声再生の同期がとられていることになり、ユーザーは
音声を聞きながらその内容を表示上で確認していくこと
ができるものとなる。特に本例では、図11に示したよ
うにメールヘッダについても中間言語情報に変換されて
いるため、ユーザーは電子メールの送信元や送信日時な
ども音声で確認できる。
【0074】また、コントローラ75は、既に音読情報
とされている中間言語情報mTに基づいて音声合成処理
を行って音声信号出力を行えばよく、例えば膨大な辞書
や文法データを用いるテキストデータの分析処理は、サ
ーバ1側で既に行われているため、不要となる。従っ
て、処理負担は小さく、ハードウエア、ソフトウエアと
しても小規模なもので対応できる。従って小型端末7と
しての小型軽量化、消費電力の削減、低価格化なども容
易に実現できる。またパーソナルコンピュータ4で再生
を行うことを考えれば、パーソナルコンピュータ4に要
求されるソフトウエアなどは小規模なものでよいことと
なり、上記図13のような処理を行うアプリケーション
ソフトウエアを提供するという形態でも本システムを実
現できる。
【0075】また本例のシステムでは、例えば音声信号
データが圧縮されたデータ形態で送信されてくるもので
はないため、圧縮処理による音質劣化はなく、さらに上
述のようにアクセントやイントネーションなどの情報も
付加されていることで、非常に高品位な音声再生出力を
行うことが可能となる。さらにデータ通信回線L1で伝
送される変換メールmEMは、オーディオデータに比べ
てデータ量が非常に少ないため、伝送に時間がかかるこ
とはなく、ユーザーにとって快適な情報提供を行うこと
ができる。もちろん上述したように小型端末7を用いる
ことで、例えば外出先などでも自分宛の電子メールを確
認でき、特に音声による確認ができることから、例えば
自動車運転中などにも安全性に支障なく電子メールの確
認ができる。
【0076】以上実施の形態の例を説明してきたが、本
発明としては各種の変形例が考えられることはいうまで
もない。例えば上記例ではテキストデータと中間言語情
報を合成して変換メールを生成することを基本としてい
るが、中間言語情報のみを変換メールとして提供するこ
とも考えられる。もちろん、テキストデータ、中間言語
情報以外の情報を変換メールmEMに付加してもよい。
例えば変換メールmEMの内容に広告などを付加するこ
とで、システム利用の無料化をはかることなども考えら
れる。
【0077】また、再生端末側(小型端末7やパーソナ
ルコンピュータ4)において音声合成用の素片情報テー
ブルを更新することで、合成音声の声の質をユーザーの
好みにより選択できたり、将来的な音質改善に対応でき
る。また、ユーザーの好みに合わせて声の高さや読出速
度などを自由に選択できるようにすることも考えられ
る。さらに、電子メールとしてのテキスト情報の音声変
換のためのサービスとして説明してきたが、電子メール
に限らず、例えばユーザーが音声として出力させたいテ
キストデータ(例えば電子出版物等)をサーバ側で中間
言語情報に変換して返送するサービスとしても本発明は
利用できる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、送信装
置側(サーバ側)は、受信されたテキスト情報に対応す
る音読情報となる中間言語情報を生成し、少なくともそ
の中間言語情報を用いて例えば上記変換メールのような
変換情報を生成して受信装置側(ユーザー側)に送信す
る。そして受信装置側では、受信された変換情報から、
少なくとも中間言語情報を得、その中間言語情報を用い
て音声合成を行ない音声合成情報を生成し、音声として
出力できるようにしている。
【0079】これにより、例えば音声信号自体を伝送す
ることに比べて著しくデータ量を削減することができ、
音声情報サービスの際の伝送時間を短縮化でき、ユーザ
ーに対して待たせることなく変換情報配信を行うことが
できる。また換言すれば、通信回線がさほど高速なデー
タ伝送を行う回線でなくとも十分にサービスが可能とな
る。さらに、中間言語情報の作成をサーバ側で行うこと
になるため、例えばテキストデータ分析のために用いる
辞書情報、文法情報などの追加、更新が容易であり、将
来的なサービス拡張や情報品質の高品位化、新造語の追
加などにも容易に対応できる。
【0080】また、サーバ側で高度なテキストデータ分
析を行なって中間言語情報を生成することが可能である
ため、端末装置側では、その中間言語情報を用いて高音
質な再生音声出力を行うことができる。また、端末装置
側ではテキストデータ分析のためのハードウエア、ソフ
トウエアは不要となり、それは特に高音質化が求められ
る場合でも同様であるため、端末装置の処理負担が削減
され、装置の小型軽量化、低価格化、低消費電力化が実
現され、例えば携帯用の端末装置などとしても好適なも
のとなる。
【0081】そして、このような効果を得た上で、電子
メールや各種テキストデータについて、ユーザーは任意
に音声で内容を確認することができるようになり、ユー
ザーにとって非常に便利なサービスシステムが構築され
る。特に小型携帯用の端末装置を使用できることから、
外出先など場所や時間を選ばずサービスを受けることが
でき、ユーザーにとって非常に好ましいものとなる。
【0082】また本発明において中間言語情報に、韻律
情報、アクセント情報、音量情報などが含まれるように
することで、ユーザー側での再生時により高品質な音声
再生出力を行うことができる。さらに、テキスト情報
を、意味内容が同一となる他の言語形態のテキスト情報
に対応する音読情報、例えば外国語や方言等としての中
間言語情報を生成することで、各ユーザーの母国語、地
域、好みなどに対応するサービスが可能となる。さらに
は、テキストデータの翻訳サービスなどとしても利用で
きる。
【0083】またユーザー側に送信する変換情報とし
て、中間言語情報に加えてテキスト情報も含まれるよう
にすることで、ユーザーの端末側で音声出力だけでな
く、対応する文字を表示出力することも可能となり、例
えばユーザーは出力される音声を聞くだけでなく、表示
される文字として電子メールなどの内容を確認できる。
さらに端末側ではテキスト情報の表示タイミングと、音
声合成情報の出力タイミングの同期制御を行うことで、
ユーザーによる音声と表示文字の同時確認に好適とな
る。
【0084】またサーバ側は、上述した変換メールボッ
クスのように変換情報を蓄積する記憶手段を備え、ユー
ザー側からの要求に応じて蓄積された変換情報を送信で
きるようにすれば、例えば私書箱のような形態でのサー
ビス提供が可能となり、ユーザーは自分宛の電子メール
等を随時、音声で確認できる。
【0085】さらに、変換情報の送信先としては、その
変換情報の元となるテキスト情報を送信してきたユーザ
ーの端末だけでなく、他の端末にも送信可能とすれば、
より多様なサービスが実現できる。
【0086】またサーバ側が受信するテキスト情報は、
すでに一般に実施されている電子メール形態のテキスト
情報であることとすれば、システム構築の際の初期投資
などが低くでき、システム実現が容易となる。
【0087】さらにサーバ側は、送信する変換情報にお
ける中間言語情報を用いて音声合成処理を行い、合成さ
れた音声信号を音声回線で送信できるようにすれば、ユ
ーザーは電話機を用いてのサービス享受ができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシステム構成のブロック
図である。
【図2】実施の形態の小型端末及び送受信装置の構成の
ブロック図である。
【図3】実施の形態の変換メール送信形態の説明図であ
る。
【図4】実施の形態の変換メール送信形態の説明図であ
る。
【図5】実施の形態の変換メール送信形態の説明図であ
る。
【図6】実施の形態の変換メール送信処理のフローチャ
ートである。
【図7】実施の形態の変換メール送信処理のフローチャ
ートである。
【図8】実施の形態の変換メールに基づく音声信号送信
処理のフローチャートである。
【図9】実施の形態の変換メール生成処理のフローチャ
ートである。
【図10】実施の形態の中間言語情報変換手順のフロー
チャートである。
【図11】実施の形態の変換メール生成処理の説明図で
ある。
【図12】実施の形態の変換メールのデータ例の説明図
である。
【図13】実施の形態のユーザー側での変換メールの再
生処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ、2,3 ユーザー、2S ユーザー側シス
テム、4 パーソナルコンピュータ、5 電話機、6
送受信装置、7 小型端末、11 送受信システム、1
2 中間言語生成部、13 変換メール生成部、14
メールサーバコントローラ、15 変換メールボック
ス、16 電話回線対応処理部、17 音声合成器、6
2 モデム、73 インターフェース部、75 コント
ローラ、76 メモリ、77 操作部、78 オーディ
オ回路、79 表示ドライバ、80音声出力部、81
表示部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキスト情報を受信する第1の受信手段
    と、 前記第1の受信手段で受信されたテキスト情報を、その
    テキスト情報に対応する音読情報となる中間言語情報に
    変換する中間言語生成手段と、 少なくとも前記中間言語情報を用いて変換情報を生成す
    る変換情報生成手段と、 前記変換情報生成手段で生成された変換情報を送信する
    送信手段と、 前記送信手段により送信される前記変換情報を受信する
    第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信された変換情報から、少なく
    とも前記中間言語情報を得、その中間言語情報を用いて
    音声合成を行ない音声合成情報を生成する音声合成手段
    と、 前記音声合成手段で得られた音声合成情報を出力する出
    力手段と、 を備えたことを特徴とする変換情報配信システム。
  2. 【請求項2】 前記中間言語情報には、韻律情報もしく
    はアクセント情報もしくは音量情報が含まれることを特
    徴とする請求項1に記載の変換情報配信システム。
  3. 【請求項3】 前記中間言語生成手段は、テキスト情報
    を、意味内容が同一となる他の言語形態のテキスト情報
    に対応する音読情報としての中間言語情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の変換情報配信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記変換情報生成手段は、前記中間言語
    情報に加えて前記テキスト情報を用いて変換情報を生成
    するとともに、 前記第2の受信手段で受信された変換情報から、前記テ
    キスト情報を得、そのテキスト情報を表示出力する表示
    手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の変換情
    報配信システム。
  5. 【請求項5】 前記表示手段による前記テキスト情報の
    表示タイミングと、前記出力手段による前記音声合成情
    報の出力タイミングの同期制御を行う同期手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項4に記載の変換情報配
    信システム。
  6. 【請求項6】 前記変換情報生成手段で生成された変換
    情報を蓄積する記憶手段を備え、 前記送信手段は、前記記憶手段に蓄積されている変換情
    報の送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の変換
    情報配信システム。
  7. 【請求項7】 前記送信手段による、前記記憶手段に蓄
    積されている変換情報の送信は、前記第2の受信手段を
    備える通信端末からの要求に応じて実行されることを特
    徴とする請求項1に記載の変換情報配信システム。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は、前記第1の受信手段が
    受信したテキスト情報の送信元通信端末における前記第
    2の受信手段に対して前記変換情報を送信することを特
    徴とする請求項1に記載の変換情報配信システム。
  9. 【請求項9】 前記送信手段は、前記第1の受信手段が
    受信したテキスト情報の送信元通信端末とは別の通信端
    末装置部における前記第2の受信手段に対して前記変換
    情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の変換
    情報配信システム。
  10. 【請求項10】 前記第1の受信手段が受信するテキス
    ト情報は、電子メール形態のテキスト情報であることを
    特徴とする請求項1に記載の変換情報配信システム。
  11. 【請求項11】 前記第2の受信手段は、音声通信回線
    に対応する受信装置部を有するとともに、 前記送信手段は、送信する変換情報における前記中間言
    語情報を用いて音声合成処理を行い、合成された音声信
    号を前記第2の受信手段に対して送信することを特徴と
    する請求項1に記載の変換情報配信システム。
  12. 【請求項12】 テキスト情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信されたテキスト情報を、そのテキス
    ト情報に対応する音読情報となる中間言語情報に変換す
    る中間言語生成手段と、 少なくとも前記中間言語情報を用いて変換情報を生成す
    る変換情報生成手段と、 前記変換情報生成手段で生成された変換情報を送信する
    送信手段と、 を備えたことを特徴とする変換情報送信装置。
  13. 【請求項13】 前記中間言語生成手段は、韻律情報、
    もしくはアクセント情報、もしくは音量情報を含む前記
    中間言語情報を生成することを特徴とする請求項12に
    記載の変換情報送信装置。
  14. 【請求項14】 前記中間言語生成手段は、テキスト情
    報を、意味内容が同一となる他の言語形態のテキスト情
    報に対応する音読情報としての中間言語情報を生成する
    ことを特徴とする請求項12に記載の変換情報送信装
    置。
  15. 【請求項15】 前記変換情報生成手段は、前記中間言
    語情報に加えて前記テキスト情報を用いて変換情報を生
    成することを特徴とする請求項12に記載の変換情報送
    信装置。
  16. 【請求項16】 前記変換情報生成手段で生成された変
    換情報を蓄積する記憶手段を備え、 前記送信手段は、前記記憶手段に蓄積されている変換情
    報の送信を行うことを特徴とする請求項12に記載の変
    換情報送信装置。
  17. 【請求項17】 前記送信手段は、前記受信手段が受信
    したテキスト情報の送信元通信端末に対して前記変換情
    報を送信することを特徴とする請求項12に記載の変換
    情報送信装置。
  18. 【請求項18】 前記送信手段は、前記受信手段が受信
    したテキスト情報の送信元通信端末とは別の通信端末装
    置部に対して前記変換情報を送信することを特徴とする
    請求項12に記載の変換情報送信装置。
  19. 【請求項19】 前記送信手段は、送信する変換情報に
    おける前記中間言語情報を用いて音声合成処理を行い、
    合成された音声信号を送信することを特徴とする請求項
    12に記載の変換情報送信装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも、或るテキスト情報に対応
    する音読情報となる中間言語情報を用いて生成された変
    換情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信された変換情報から、少なくとも前
    記中間言語情報を得、その中間言語情報を用いて音声合
    成を行ない音声合成情報を生成する音声合成手段と、 前記音声合成手段で得られた音声合成情報を出力する出
    力手段と、 を備えたことを特徴とする変換情報受信装置。
  21. 【請求項21】 前記受信手段で受信される変換情報に
    は、前記中間言語情報とそれに対応するテキスト情報が
    含まれているとともに、 前記受信手段で受信された変換情報から前記テキスト情
    報を得、そのテキスト情報を表示出力する表示手段を備
    えたことを特徴とする請求項20に記載の変換情報受信
    装置。
  22. 【請求項22】 前記表示手段による前記テキスト情報
    の表示タイミングと、前記出力手段による前記音声合成
    情報の出力タイミングの同期制御を行う同期手段が設け
    られていることを特徴とする請求項20に記載の変換情
    報受信装置。
  23. 【請求項23】 当該変換情報受信装置は、前記変換情
    報の送信元に対して、所定の変換情報の送信要求を行う
    ことができることを特徴とする請求項20に記載の変換
    情報受信装置。
  24. 【請求項24】 前記受信手段は、音声通信回線に対応
    する受信装置部を有し、音声信号として送信されてきた
    前記変換情報を受信することができることを特徴とする
    請求項20に記載の変換情報受信装置。
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