JPH11200047A - 真空蒸着装置 - Google Patents
真空蒸着装置Info
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- JPH11200047A JPH11200047A JP1790598A JP1790598A JPH11200047A JP H11200047 A JPH11200047 A JP H11200047A JP 1790598 A JP1790598 A JP 1790598A JP 1790598 A JP1790598 A JP 1790598A JP H11200047 A JPH11200047 A JP H11200047A
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- Japan
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- cooling drum
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Abstract
い、作業性の良好な真空蒸着装置を得る。 【解決手段】 真空容器内において、電子銃により発生
した電子ビームにより、るつぼ内の蒸着材料を蒸発し
て、これを被蒸着材料に蒸着させる真空蒸着装置におい
て、前記被蒸着基体の幅を、冷却ドラムの幅以上にする
真空蒸着装置によって解決可能となる。
Description
し、より詳しくは、真空蒸着装置の被蒸着基体の幅と冷
却ドラムの幅に関する。
置が実用化されている。とくに、金属薄膜型磁気記録媒
体(いわゆる蒸着テープ)を製造するために、斜め蒸着
式の真空蒸着装置が用いられており、生産に活用されて
いる。最近の記録密度の進歩にともない蒸着テープの需
要が増大してきているが、真空中で行うというバッチ式
生産のため生産性向上が急務となっている。ところが、
従来の蒸着装置では、被蒸着其体であるフィルムの幅に
対して冷却ドラムの幅が広く設計されており、マスクか
らの回り込み蒸着物で冷却ドラムのフィルム端部位置に
無効蒸着物が積層し、蒸着の長時間化をする際の妨げに
なっていた。
号公報では、フィルム幅方向の両端部に余白が生じるよ
うに成膜してから、両端部の余白を切り離して巻き取る
方式が提案されている。しかし、このような方法を用い
ても、フィルム端部位置に積層する無効蒸着物によるフ
ィルム切れや、長時間成膜の妨げ、成膜終了後に清掃時
間が長く必要となるといった問題があった。
は、長時間成膜しても余計な被着物の発生し難い、作業
性の良好な真空蒸着装置を得ることにある。
の本発明によって達成される。すなわち本発明は、真空
容器内において、電子銃により発生した電子ビームによ
り、るつぼ内の蒸着材料を蒸発して、これを被蒸着材料
に蒸着させる真空蒸着装置において、前記被蒸着基体の
幅を、冷却ドラムの幅以上にすることを特徴とする真空
蒸着装置にある。
0〜4mm大きくすることによって、この目的をより効
果的に達成することが可能となる。
て、図1の真空蒸着装置を例に用いて詳細に説明する。
槽110中において、排気口108を経て真空ポンプ
(図示せず)に接続されて真空状態に保たれ、この真空
槽内で長尺フィルム状の非磁性基体102を供給ロール
103から繰り出し、回転する冷却ドラム104の表面
に添わせて搬送しながら、遮蔽板(マスク)191を用
いて蒸着角度を決定し、定置されたるつぼ105中の強
磁性金属150表面に電子銃106からの電子ビーム1
06Bを照射して斜め蒸着を行なうことにより、前記非
磁性基体102上に強磁性金属薄膜を形成する。また、
金属が溶けるまでの間はシャッター193によって非磁
性基体への金属の付着を防止する。このような金属の蒸
着に際して、ガス供給装置194から蒸着金属にガスが
幅方向に均一となるように供給される。このようにして
強磁性金属薄膜が形成された非磁性基体102は、巻き
取りロール107に巻き取られる。
しい。特に望ましくは1〜3mmである。フィルム幅が
ドラム幅と等しい場合(0と表記)は、フィルムエッジ
ダメージには有利であるが、フィルム走行位置が微少移
動した場合にドラム汚れが発生する可能性がある。また
フィルム幅がドラム幅に対し4mmを越えて広くなった
場合、ドラム部でのフィルムエッジ折れが発生し歩留ま
りが低下する。
をさらに詳細に説明する。
厚さ7μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルムからなる非磁性基体102上に、強磁性金属薄膜
を形成した。平均の最小入射角θmin.を50度、る
つぼの湯面とドラム104の蒸着面の平均距離を約30
0mm、蒸着部の幅を500mmとした。
し、槽内の圧力を10-5Torrに保った。るつぼに
は、酸化マグネシウム製のものを用い、電子銃のパワー
は120kWとした。ガス供給ノズルは幅方向長さで6
00mmであり、蒸着時に酸素主成分のガスを供給し
た。フィルムとドラムの幅を表1に示すように変化させ
て、蒸着を行い、蒸着時の目標膜厚は200nmとし
た。
さを、mmで表示した。またフィルムエッジ部のダメー
ジは目視観察を行い評価した。ドラムの汚れは目視観察
と蒸着可能時間で評価した。
イナスと表記)、フィルム端部への蒸着物積層の為に成
膜時間が約60分程度に制限されていた。また、冷却ド
ラムを清掃にかかる時間が約20分必要としていた。
は、フィルム両端部に余白を設けることが提案されてい
るが、マスクからの回り込みを防止するには両端からの
余白を20〜30mm以上設けることが必要であり、相当
量のフィルムが無駄に切り捨てられ生産効率が悪かっ
た。
する事した場合、フィルム端部への影響がほとんどなく
250〜300分の長時間蒸着が可能になった。さらに
冷却ドラムの汚れも防止することが可能になり、清掃時
間もほぼ2〜3分と大幅に簡略化できるようになった。
り、マスクからの無効な回り込み蒸着物で、冷却ドラム
のフィルム端部位置の汚れが無くなる。これにより無効
な蒸着物が積層し、フィルム端部を傷つける事により発
生していたフィルム切れが無くなり、成膜時間を大幅に
長時間化することが可能となった。
ことから、バッチ毎の清掃時間が短くなり生産効率が向
上した。
つける事により発生していたフィルム切れが無くなり、
成膜時間を大幅に長時間化する事が可能となった。
関係を示す模式図である。
を示す模式図である。
係を示す模式図である。
示す模式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】真空容器内において、電子銃により発生し
た電子ビームにより、るつぼ内の蒸着材料を蒸発して、
これを被蒸着材料に蒸着させる真空蒸着装置において、
前記被蒸着基体の幅を、冷却ドラムの幅以上にすること
を特徴とする真空蒸着装置。 - 【請求項2】被蒸着基体の幅を、冷却ドラムの幅より0
〜4mm大きくすることを特徴とする請求項1に記載の
真空蒸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1790598A JPH11200047A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 真空蒸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1790598A JPH11200047A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 真空蒸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11200047A true JPH11200047A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11956770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1790598A Pending JPH11200047A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 真空蒸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11200047A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009209381A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Fujifilm Corp | 成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法 |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP1790598A patent/JPH11200047A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009209381A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Fujifilm Corp | 成膜装置、ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法 |
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Legal Events
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