JPH11199995A - チタン合金のクリープ特性を改善するための方法及びチタン合金 - Google Patents

チタン合金のクリープ特性を改善するための方法及びチタン合金

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JPH11199995A
JPH11199995A JP31192998A JP31192998A JPH11199995A JP H11199995 A JPH11199995 A JP H11199995A JP 31192998 A JP31192998 A JP 31192998A JP 31192998 A JP31192998 A JP 31192998A JP H11199995 A JPH11199995 A JP H11199995A
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transus
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cooling
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JP31192998A
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Carl E Kelly
イー.ケリー カール
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/16Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of other metals or alloys based thereon
    • C22F1/18High-melting or refractory metals or alloys based thereon
    • C22F1/183High-melting or refractory metals or alloys based thereon of titanium or alloys based thereon

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チタン合金のクリープ特性を改善するための
方法及びチタン合金を提供する。 【解決手段】 合金製造時に残留する出発材料に含まれ
る不純物によって低下したα+βチタン合金及びニアα
チタン合金のクリープ特性と強度といった熱機械的特性
を改善するための処理が開示される。このプロセスは、
サブβ鍛造と、βトランザス温度以上での溶体化処理
と、サブβトランザス温度溶体化処理と、析出処理と、
各溶体化処理の後に行われる冷却とを有している。これ
とは別に、この合金にはまた、サブβトランザス温度に
おける溶体化処理の前に、β溶体化処理を行い、析出処
理を行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリープ特性を改
善するための「α+β」及び「ニアα(near-alpha)」チ
タン基合金に対する熱機械的プロセッシングに関する。
【0002】
【従来の技術】チタン合金は、その比較的軽量で広い温
度範囲で高強度と言った理由から高性能用途に広く用い
られている。これらの合金をガスタービンエンジンに用
いれば、例えば同等の材料特性を有するニッケル基合金
や鉄基合金よりも著しく軽量とすることができ、重量低
減を図れるとともに燃費を向上させることができる。
【0003】α+β合金及びニアα合金は、双方とも高
強度で良好な形成性を有するとともに、加工すなわち鍛
造条件下で通常用いられている。α+β合金とは、その
低温での平衡微細構造が主としてα相とβ相を含有して
いる相である。ニアα合金とは、主としてα相を含有
し、比較的少量のβ相(典型的にはβ相が約10体積%
未満である)を含有している相である。α+β合金は、
典型的には、約15〜25体積%のβ相を含有してお
り、α相を制限された量しか含有しないβ合金やニアβ
合金とは区別されている。
【0004】α+β合金及びニアα合金は双方とも、熱
処理により所望する特性を付与することができる。高温
においては、例えば高圧タービンケーシングと言った静
的な(例えば回転しない用途である)ガスタービンエン
ジンへの用途では、部品寿命は、しばしば材料のクリー
プ強度によって制限を受けてしまう。したがってこれら
の物体は、典型的にはクリープ特性を最適化させるよう
に処理されている。
【0005】これらの材料に高クリープ強度を付与する
ための従来のプロセッシングは、以下に示すようにして
行われる。まず、通常α+β領域、すなわち合金が完全
にβ相に変換してしまう温度よりも低い高温度で物体を
鍛造する。このβ相に変換してしまう温度は、しばしば
βトランザスと言われる。このようなβ相領域における
鍛造を行うことも可能であるが、通常行われてはいな
い。
【0006】この鍛造された物体は、その後β溶体化処
理され、所定時間βトランザスよりも高温に加熱され、
その後冷却される。最後に、この物体は、再結晶温度よ
りも低い温度において析出安定化処理される。このプロ
セスは、図1に示されている。得られたβ微構造と針状
のα粒子は、良好な高温クリープ特性を与える。
【0007】チタン合金製造プロセスにおける近年の工
業上の変化により、市販のチタン精錬貯蔵物はニッケル
(Ni)、鉄(Fe)、クロム(Cr)と言ったある種の不純物含有
レベルが増加している。これらの不純物は、クリープ特
性に影響を与えることになる。不純物レベルの増加は、
製造される物体に反映され、通常のプロセッシングを行
ってもクリープ特性が低く、使用に耐えずにより修理交
換を頻繁に行うと言った補修スケジュールを必要とする
か、又は物体の応力レベルを低下させるように再設計す
る必要を生じる。表1は、従来の熱処理が施された種々
のTi-6242鍛造体について行われたクリープ試験の結果
を示している。表の第1欄は、従来の精製技術により得
られた典型的な合金であり、それ以外の欄はNi,Fe,Crと
いった不純物レベルを有する実際の合金である。このデ
ータは、不純物が高レベルになるとクリープ寿命が低下
するといった一般的な相関性を示しており、またクリー
プ特性の実質的な低下がNi,Fe,Crの存在により生じるこ
とが示されている。
【0008】
【表1】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】高純度チタンは、市販
のものが利用できるが、供給量が少なく強い要求がある
のでコストが著しく高くまた、調達するのに時間を要す
る。したがって、高温用途においては、従来工業的に利
用可能であったよりも不純物を高レベルに含有するチタ
ンを用いることが望まれている。さらに、クリープ特性
が低下した物体を回復させることが望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、比
較的高い不純物レベルを含有するα+β又はニアαチタ
ン合金から形成され、通常プロセスによって処理された
と同一の組成においてクリープ特性が改善された物体
を、通常ではβトランザスよりも低く、α+β領域にお
いて出発材料を鍛造し、この鍛造された物体をβトラン
ザスよりも高い温度で溶体化処理し、物体を冷却し、β
トランザスよりも低い温度で物体を溶体化処理し、再度
冷却し、析出処理を行うことによって達成される。上述
のサブβ溶体化処理に先立って、付加的な析出処理を行
うこともできる。
【0011】本発明は、遷移金属不純物を比較的大量に
含有する合金に対して用いられ、この合金は、従来では
これまで通常用いられた、より高純度の合金に比較して
クリープ特性が低下している。本発明はまた、最低規格
よりも低いクリープ特性しか示さないために用いられな
かった物体を改善することを可能とする。
【0012】本発明は、α+β及びニアα合金に適用す
ることが好ましく、特にTi-6242合金に適用することが
好ましい。この合金は、約20ppmよりも高いNi、約3
0ppmよりも高いCr、約60ppmよりも高い(Ni+Cr)を
含有する。本発明のプロセスは、特に約25ppm以上の
Niと、50ppm以上のCrと、約85ppm以上の(Ni+Cr)
を含有する合金を処理するために有効である。Ni,Fe,Cr
不純物は、出発チタンベース金属から存在しているの
で、同様の不純物レベルは、表2に示すチタン合金にお
いても含有される。Ti-6242における金属学的現象の類
似性により、表2に示す合金についても本発明の同様な
効果が期待できる。
【0013】世界的規模で高純度のチタン合金が提供さ
れてはいるものの、依然として高い材料価格と長期間の
供給期間を要している。この容易に利用でき、低価格と
され、高不純物合金が用いられるようになることによ
り、供給時間を低減できるとともにエンドユーザコスト
を低減させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】チタン鉱石の近年におけるプロセ
ッシングにおける変化により、より高濃度の不純物を含
有するチタン材料が提供されている。ニッケル(Ni)及び
鉄(Fe)と言った不純物は、クリープ特性を低下させるこ
とが知られている。本発明者等は、現在の材料において
はニッケル(Ni)及び鉄(Fe)と言った高レベルの不純物と
ともに高レベルのクロム(Cr)が含有されていると、ガス
タービン部品と言った特定の用途に長期間用いた場合、
従来よりも不純物レベルの高いチタン合金がクリープ特
性を低下させることを発見した。高濃度に不純物を含有
した合金の低下したクリープ特性は、現在の精錬技術に
よって得られる不可避のことであると考えられる。より
古い現在では用いられないプロセスにより製造されたチ
タン合金は、約10ppmのニッケル(Ni)と、約350p
pmの鉄(Fe)と、約10ppmのクロム(Cr)とを含有する
が、現在の材料ではしばしばこれらのレベルを超え多く
の場合では相当量が存在している。
【0015】本発明は、上述した高い不純物を含有する
ニアα又はα+β合金から、熱処理法によってクリープ
特性が実質的に改善された鍛造物体を製造するものであ
る。本発明のステップは、以下のステップを有してい
る。
【0016】まず、α+β又はニアα合金材料を所定の
形状に鍛造する。好ましくは鍛造を、βトランザスより
も低温度で行なって、過剰に粒子が成長しないようにす
ることが好ましいが、β変位点よりも200°F高い温
度で鍛造することも可能である。この鍛造温度は、物体
の性状に依存している。サブβ鍛造されたα+β又はニ
アα物体は、典型的にはα+β領域での高い温度におい
て典型的には製造され、βトランザスより約200°F
以内の温度で製造して充分な塑性を付与することが好ま
しい。ここで、(°F:b)は、華氏温度目盛りを意味
し、摂氏温度(℃:a)とは、b=1.8a+32によ
り換算可能である。約0.5インチ(約12.7mm)と
いった薄い領域は空冷できるが、より厚い部分、典型的
には約2インチ(約50.8mm)以上の領域は、典型
的には液体により急冷されることになる。本発明はま
た、従来の鍛造合金に適用する熱処理プロセスの一部と
しても行うことができる。
【0017】次いで、図2のステップ2Aに示すよう
に、鍛造された物体はβトランザス以上で溶体化処理が
施される。βトランザスよりも25°Fから100°F
高い温度が好ましく、約50°Fがさらに好ましく、こ
の温度で0.5時間から2時間処理することが好まし
い。この物体は、その後マルテンサイト形成温度
(Mf)よりも低い温度まで冷却される。この際、冷却
速度は重要である。この物体は、低速冷却で形成される
等方的なα相粒子を形成させないように、針状のα相を
形成するに充分な早さで冷却されるが、マルテンサイト
相を過剰に形成させないように充分遅く冷却される。約
5体積%以上のマルテンサイト相は、過剰と考えられ
る。冷却速度が高すぎるとまた、残留応力が生じ、そり
が生じることになる。当業者によれば、上述した所望の
結果を得ることができる冷却速度を得ることができ、こ
の必要とされる実際の速度は材料の時間−温度−トラン
ザス特性及び冷却が開始された温度及び合金物体の寸法
(厚さ)に応じることが理解されよう。実際の金属冷却
速度は、約150〜約450°F/minとされることが好
ましく、さらには約200°F〜400°F/minとする
ことが好ましい。より薄いα+β及びニアαチタン合金
に適用する場合には、所望する冷却速度は空冷によって
達成できる。より厚い断面の材料についてはファンによ
る空冷や、オイルによる急冷か、又は水による急冷でも
適切な冷却速度を達成することができる。
【0018】この物体は、その後サブβ溶体化処理が行
われ図2のステップ2Bに示すようにβトランザスから
約100°F低い温度で処理が行われる。約0.5時間
から4時間の処理時間とすることが好ましい。この物体
は、その後Mf以下の温度にまで上述した針状のα相が
形成されるような速度で冷却される。
【0019】最後に、この物体は、図2のステップ2C
で示されるように析出安定化処理が行われる。α+β及
びニアα合金は典型的には約800°F〜1300°F
の温度で析出が生じる。工業的にはこの析出処理は、材
料の析出が生じる温度において約2〜8時間処理を行っ
て材料特性を最適化させるとともに、使用中における微
構造変化及び寸法変化を最低化する。
【0020】加えて、図3に示すように、析出サイクル
は、ステップ3Bのようにステップ3Aのβ溶体化処理
の後に行うことも可能であるが、予め析出処理を行い、
ステップ3Cのサブβ溶体化処理が行われても良い。こ
のようにすることの実際的な効果は、本発明がこれまで
行われてきたような熱処理を物体に施すようにして行う
ことを可能とするものである。本発明は、したがって許
容できないクリープ特性を示す従来処理された物体に対
しても適用することができる。
【0021】本発明は、6242のみか、すべてがα+β
か、ニアαかというように、β相マトリックス内に針状
α粒子を分散させた微構造を形成するものである。α+
β領域の高い温度において上述したサブβ溶体化処理を
行うことで、より厚い針状体を従来の熱処理よりも形成
することができる。これは、図1に示すようにステップ
1Aの比較的短時間のβ処理と、これに続くステップ1
Bのより長時間の析出サイクルによるものである。高い
クリープ強度は、主に針状のα相に由来するものと考え
られ、本発明においては約25体積%までのβ相を含有
するα+β合金に適用できる。ニアα合金については、
β相が約5体積%未満しか存在しておらず、β粒子は、
α粒子の界面に沿って存在することになる。
【0022】上述したように、本発明はニアα合金を含
むα+β合金に適用することができる。表2は、すべて
ではないがいくつかの本発明が有効な合金を例示してあ
る。これらの他にも当業界においてより一般的な別の合
金であっても本発明は適用できる。
【0023】
【表2】
【0024】
【実施例】薄い断面の物体をTi-6242合金から鍛造し
た。Ti-6242合金は、ニアα合金と考えられており、5.5
%〜6.5%Al,1.8%〜2.2%Sn, 3.6%〜4.4%Zr, 1.8%〜2.2%M
o,0.06〜0.10%Si及び微少量の別(不純物)元素を有す
る組成を有している。この組成は、Ti-6242合金のβト
ランザスを約1825°Fとしており、約1700°F
〜約1800°Fの温度範囲での鍛造により充分な可塑
性をもって薄い断面の物体を鍛造することが可能であっ
た。この鍛造した物体を、その後加熱し、βトランザス
よりも約50°F高い温度、この場合には1875゜F
に0.5〜2時間保持し、次いで1425°FのTi-624
2マルテンサイト形成温度よりも低い温度で空冷した。
室温で物体を冷却することは、問題が生じない限り必須
ではない。この物体をその後加熱し、約1725°F〜
約1800°Fの間の温度で約0.5〜4時間保持し、
次いで約1425°Fより低い温度にまで再度冷却し
た。最後に、この物体を約2〜8時間、使用される最高
温度よりも高い温度において析出安定化させた。Ti-624
2の実使用温度限界は、約1050°Fであり、この物
体は、約1100°Fで安定化させた。
【0025】本発明を高濃度に不純物を含有するTi-624
2鍛造体の6サンプルについて適用した。これらの物体
についての設計的な規格は、表3に示す試験条件下で
0.1%のクリープ歪みが生じるまで20時間である。
表3に示されているように、本発明は、従来の熱処理で
は元来クリープ特性が低かったこれらの物体のクリープ
特性を、使用可能なレベルのクリープ強度まで著しく向
上するこことができる。したがって、本発明は高不純物
レベルのため低いクリープ特性を有する物体に対して適
用することができる。本発明は、このようにしてより容
易に利用可能な、低コストな高不純物チタンを高温用途
に用いることを可能とする。サンプル1及び6は、本発
明の効果が見られている。サンプル3及び5は、異常な
結果を示しておりクリープ寿命の低下が観測されてい
る。これは、サンプル3及び5が比較的高いクリープ寿
命を有していることから、本発明の熱処理を施したこと
によりクリープ寿命が逆に低下したものと推定される。
本発明を、多数の鍛造体に適用し、熱処理された特定組
成を有する合金から製造された鍛造体について少なくと
も1つのサンプルについて試験を行った。本発明は、単
一の合金からの鍛造体に熱処理を行い、クリープ寿命試
験を行い、従来のように熱処理されクリープ寿命が20
時間以下となった鍛造体の修理プロセスにも適用するこ
とが好ましいことが見出された。
【0026】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の鍛造後熱処理を示した図。
【図2】本発明の鍛造後熱処理を示した図。
【図3】本発明の別の鍛造後熱処理を示した図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 684 C22F 1/00 684C 691 691B 691C 692 692A

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特性βトランザス温度を有し、α+β合
    金とニアα合金からなる一群から選択されるチタン鍛造
    体のクリープ特性を改善するための熱処理方法であっ
    て、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理を行うステ
    ップと、 b.前記鍛造体のMf以下の温度まで針状α粒子を形成
    する速度で前記鍛造体を冷却するステップと、 c.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記鍛造体をサブβ溶体化処理するステップと、 d.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記鍛造体を冷却するステップと、 e.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記鍛
    造体を析出処理するステップと、を有するチタン合金の
    熱処理方法。
  2. 【請求項2】 前記鍛造体は、Ni+Crの含有量が約60p
    pm以上とされていることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記βトランザス温度以上での前記溶体
    化処理は、前記βトランザス温度から25〜100°F
    高い温度で行われることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 前記βトランザス温度以上での前記溶体
    化処理を、0.5〜2時間行なうことを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記サブβ溶体化処理は、0.5〜4時
    間行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記チタン合金は、Ti-6242合金である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記析出処理は、1100°Fで行われ
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記合金は、1700〜1800°Fの
    温度で鍛造されることを特徴とする請求項6に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記β溶体化処理は、1875°Fで行
    われることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記サブβ溶体化処理は、1725〜
    1800°Fで行われることを特徴とする請求項6に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記鍛造合金は、前記β溶体化処理の
    後及び前記サブβ溶体化処理が行われた後1425°F
    以下にまで冷却されることを特徴とする請求項6に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 特性βトランザス温度を有し、α+β
    合金とニアα合金からなる一群から選択されるチタン鍛
    造体のクリープ特性を改善するための熱処理方法であっ
    て、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理を行うステ
    ップと、 b.前記鍛造体のMf以下の温度まで針状α粒子を形成
    する速度で前記鍛造体を冷却するステップと、 c.前記鍛造体を800〜1300°Fで2〜8時間析
    出処理するステップと、 d.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記鍛造体をサブβ溶体化処理するステップと、 e.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記鍛造体を冷却するステップと、 f.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記鍛
    造体を析出処理するステップと、を有するチタン合金の
    熱処理方法。
  13. 【請求項13】 前記鍛造体は、Ni+Crの含有量が約6
    0ppm以上とされていることを特徴とする請求項12に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記βトランザス温度以上での前記溶
    体化処理は、前記βトランザス温度から25〜100°
    F高い温度で行われることを特徴とする請求項12に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 前記βトランザス温度以上での前記溶
    体化処理を、0.5〜2時間行なうことを特徴とする請
    求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記サブβ溶体化処理は、0.5〜4
    時間行われることを特徴とする請求項12に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 前記チタン合金は、Ti-6242合金であ
    ることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記析出処理は、1100°Fで行わ
    れることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記合金は、1700〜1800°F
    の温度で鍛造されることを特徴とする請求項17に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 前記β溶体化処理は、1875°Fで
    行われることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記サブβ溶体化処理は、1725〜
    1800°Fで行われることを特徴とする請求項17に
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記鍛造合金は、前記β溶体化処理の
    後及び前記サブβ溶体化処理の後に1425°F以下に
    まで冷却されることを特徴とする請求項17に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 特性βトランザス温度を有し、クリー
    プ特性を改善したα+βチタン合金であって、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理され、 b.前記合金のMf以下の温度まで針状α粒子を形成す
    る速度で前記合金を冷却し、 c.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記合金をサブβ溶体化処理を施し、 d.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記合金を冷却し、 e.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記合
    金を析出処理したα+βチタン合金。
  24. 【請求項24】 特性βトランザス温度を有し、クリー
    プ特性を改善したニアαチタン合金であって、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理され、 b.前記合金のMf以下の温度まで針状α粒子を形成す
    る速度で前記合金を冷却し、 c.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記合金をサブβ溶体化処理し、 d.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記合金を冷却し、 e.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記合
    金を析出処理したニアαチタン合金。
  25. 【請求項25】 特性βトランザス温度を有し、クリー
    プ特性を改善したα+βチタン合金であって、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理を行い、 b.前記合金のMf以下の温度まで針状α粒子を形成す
    る速度で前記合金を冷却し、 c.前記合金を800〜1300°Fで2〜8時間析出
    処理し、 d.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記合金をサブβ溶体化処理し、 e.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記合金を冷却し、 f.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記合
    金を析出処理したα+βチタン合金。
  26. 【請求項26】 特性βトランザス温度を有し、クリー
    プ特性を改善したニアαチタン合金であって、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理を行い、 b.前記合金のMf以下の温度まで針状α粒子を形成す
    る速度で前記合金を冷却し、 c.前記合金を800〜1300°Fで2〜8時間析出
    処理し、 d.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記合金をサブβ溶体化処理し、 e.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記合金を冷却し、 f.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記合
    金を析出処理したニアαチタン合金。
  27. 【請求項27】 特性βトランザス温度を有し、クリー
    プ特性を改善したTi-6242合金であって、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理を行い、 b.前記合金のMf以下の温度まで針状α粒子を形成す
    る速度で前記合金を冷却し、 c.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記合金をサブβ溶体化処理し、 d.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記合金を冷却し、 e.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記合
    金を析出処理し、Ni+Cr含有量が60ppm以上のTi-6242
    合金。
  28. 【請求項28】 特性βトランザス温度を有し、クリー
    プ特性を改善したTi-6242合金であって、 a.前記βトランザス温度以上で溶体化処理を行い、 b.前記合金のMf以下の温度まで針状α粒子を形成す
    る速度で前記合金を冷却し、 c.前記合金を800〜1300°Fで2〜8時間析出
    処理し、 d.前記βトランザス温度の100°F以内の低温で前
    記合金をサブβ溶体化処理し、 e.前記Mf以下の温度まで針状α粒子を形成する速度
    で前記合金を冷却し、 f.800°〜1300°Fの温度で2〜8時間前記合
    金を析出処理し、Ni+Cr含有量が60ppm以上のTi-6242
    合金。
  29. 【請求項29】 前記合金は、20ppm以上のNiと、3
    0ppm以上のCrとをさらに含有することを特徴とする請
    求項27に記載のTi-6242合金。
  30. 【請求項30】 前記合金は、20ppm以上のNiと、3
    0ppm以上のCrとをさらに含有することを特徴とする請
    求項28に記載のTi-6242合金。
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