JPH1119993A - 射出成形機等の竪形型締装置 - Google Patents

射出成形機等の竪形型締装置

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JPH1119993A
JPH1119993A JP18156697A JP18156697A JPH1119993A JP H1119993 A JPH1119993 A JP H1119993A JP 18156697 A JP18156697 A JP 18156697A JP 18156697 A JP18156697 A JP 18156697A JP H1119993 A JPH1119993 A JP H1119993A
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Masashi Terayama
正志 寺山
Katsuaki Takahashi
克明 高橋
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全高を低くし、また作動を円滑にする。 【解決手段】 左半分の型開状態から締結シリンダ23
を縮小させてストッパ19a、19b、20a、20b
をタイバー3の下部溝3bから外し、型開閉シリンダ1
5を伸長させると、可動盤12が下降して金型30a、
30bのパーテング面を合わせる。この状態で締結シリ
ンダ23を伸長させてストッパ19a、19b、20
a、20bをタイバー3の上部溝3aに係合させ、タイ
バー3を右半分のように固定した後、型締シリンダ13
の下室に作動油を供給すると、可動盤12が下に押され
て型締めする。可動盤12の上には何もないので、全高
が低くなる。可動盤12の上下動に際してタイバー3が
固定盤2の軸孔2aと上フレーム1aの案内孔1bとに
より大きい案内幅で案内されるので、上下動が円滑にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型締横射出方式
の射出成形機に適用して好適な竪形型締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】竪型締横射出方式射出成形機の代表的な
従来の竪形型締装置は、図9ないし図12に示すよう
に、固定盤41の上方に天盤42を固定した4本のタイ
バー43に、可動盤44を上下動自在に取り付け、小径
高速の一対の型開閉シリンダ45(図10には1本しか
示されていない。)で可動盤44を下降させてから、大
径高圧の型締シリンダ(或いは型締ラム、以下型締シリ
ンダ)46で可動盤44を下に押して固定盤41との間
で金型を型締めする構成となっている。
【0003】なお、型開閉シリンダ45は、天盤42と
可動盤44の間の一つの対角位置に設けられ、型締シリ
ンダ46は、天盤42と可動盤44の間の中央部分に設
けられている。また、天盤42の上には、一対の固定シ
リンダ47と、作動油タンク48及びプレフィール弁4
9が設けられている。固定シリンダ47は、可動盤44
に設けられたストッパロッド51の挿入孔51aにロッ
クピン52を挿入して可動盤44を型開状態で固定する
ものである。作動油タンク48はプレフィール弁49を
介して型締シリンダ46に接続されている。
【0004】また上記の他に、基台に固定された複数の
タイバーに、下部取付盤と上部取付盤とを上下動自在に
取り付け、下部取付盤に設けられた小径高速の型開閉シ
リンダで上部取付盤を下降させてクランプ機構でタイバ
ーに固定してから、基台に設けられた大径高圧の型締シ
リンダで下盤を上に押して両取付盤の間で金型を型締め
する竪形型締装置が知られている(実開平4−3351
5号公報)。
【0005】更に、固定盤に上下動自在に設けられた複
数本のタイバーの上端に可動盤を固定し、該可動盤を各
タイバーの下端に連結された小径高速の型開閉シリンダ
で下降させてタイバーをクランプ機構で固定盤に固定し
てから、可動盤に設けられた型締シリンダで上金型を可
動盤に対して下に押して金型を型締めする竪形型締装置
も知られている(特開昭63−104770号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成とされた各
竪形型締装置には次のような問題点がある。 (図9ないし図12の竪形型締装置) (イ) 装置の全高がタイバー43の長さで決まってし
まい、型開ストロークを小さくする等の仕様値を小さく
する以外に全高を低くすることができない。このため、
機械搬入口の高さが低いような場合、装置を一旦横に倒
して搬入しなければならず、搬入に手間がかかる上、組
立精度が搬入時に損なわれるおそれがある。
【0007】(ロ) 型締シリンダ46による型開閉作
動時に、大型の型締シリンダ46に多量の作動油を供給
(型閉時)し、また型締シリンダ46から排出(型開
時)させなければならないので、作動油タンク48とプ
レフィール弁49が大形になり、装置の全高が一層高く
なる。
【0008】(ハ) 例えば、金型寸法が800mm×
800mmを超えるような大きく重い金型(2000k
g超)を取り付けた、型締力が400tfを超えるよう
な大形の竪形型締装置では、4本のタイバー43の間で
生じる可動盤44の上下動の抵抗差等に起因して、高速
型開閉作動時に、型開閉シリンダ45のピストンロッド
と可動盤44との取付部に抉り力が発生する場合があ
り、取付部の破損が懸念される。
【0009】(ニ) 固定盤41及び可動盤44の他に
天盤42が不可欠であり、しかも大径型締シリンダ46
と大容量の作動油タンク48及びプレフィール弁49が
必要であるため、製作費が高くなる。
【0010】(ホ) 金型の交換等に配慮されていない
ため、金型交換作業等に手間と時間がかかる。
【0011】(実開平4−33515号公報の型締装
置) (ヘ) 前記(イ)のように、装置の全高がタイバーの
長さで決まってしまうため、型開ストローク等の仕様値
を小さくしないで全高を低くすることが難しい。また、
前記(ホ)の問題点がある。
【0012】(特開昭63−104770号公報の型締
装置) (ト) 4本のタイバーの下端は、単に型開閉シリンダ
のピストンロッドに連結されているだけであるため、上
下動する構造体の剛性が低くなり、高速型開閉作動が不
円滑になりやすい。
【0013】(チ) 上金型が型締シリンダに取り付ら
れ、可動盤に対して動かされる構造となっているため、
金型の平行度が損なわれやすい。金型交換作業等に手間
と時間がかかることは前記2つの型締装置と同じであ
る。
【0014】本発明は、全高を低くすることができる射
出成形機等の竪形型締装置を提供することを目的とす
る。本発明の他の目的は、可動盤を円滑に開閉作動させ
ることができると共に、型開時に可動盤の不測の降下を
確実に防止できる射出成形機等の竪形型締装置を提供す
ることである。本発明の別の目的は、製作コストを低く
抑えることができる射出成形機等の竪形型締装置を提供
することである。本発明の更に他の目的は、金型交換作
業等を迅速かつ容易に行うことができる射出成形機等の
竪形型締装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の少なくとも1つの
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、マシン
ボディに固定された固定盤の上に可動盤を下降させて固
定盤との間で金型を型締めする射出成形機等の竪形型締
装置において、上記固定盤の軸孔に上下動自在に鉛直に
挿通されて下端に下盤を水平に固定した複数本のタイバ
ーの上端に、上記可動盤を、上記各タイバーの上端を型
締シリンダのピストンにそれぞれ結合して水平に支持
し、上記固定盤と下盤との間に、上記可動盤を上記下盤
と各タイバーとを介してそれらと一緒に上下に動かす複
数本の型開閉シリンダを設けるとともに、上記マシンボ
ディまたは固定盤に、上記タイバーに形成された下部溝
にストッパを係合させて可動盤を型開状態で固定し、ま
たタイバーに形成された上部溝にストッパを係合させて
可動盤を型閉状態で固定するクランプ機構を付設した構
成とした。
【0016】可動盤の開閉作動は、クランプ機構のスト
ッパをタイバーの下部溝から外して型開閉シリンダで行
い、また型締めは、クランプ機構のストッパをタイバー
の上部溝に係合させて型締シリンダで行う。クランプ機
構は、ストッパをタイバーの下部溝に係合させて可動盤
に型開状態を保たせ、可動盤の不測の降下を防止する。
下盤は、可動盤とタイバーを主体とする上下動構造体の
剛性を高める。従来の天盤が不要で可動盤が最も高い位
置にあり、しかも各タイバーが可動盤と一緒に上下動し
て可動盤の上に突出することがないので、全高が低く抑
えられる。
【0017】上記の竪形型締装置において、下盤を、マ
シンボディの上フレームと下フレームとの間に鉛直に固
定された複数本のガイドロッドを各ガイド孔にそれぞれ
挿通して各ガイドロッドに沿って上下動自在に設けた構
成とすることが好ましい(請求項2)。この構成では、
可動盤の上下動が円滑になる。また、上記の場合、ガイ
ドロッドを、複数本の調節ボルトによって径方向の位置
を調節自在に固定するとよい(請求項3)。このように
すれば、各ガイドロッドが経時的に鉛直状態を崩すよう
なことがあっても鉛直に修正することができ、長期間に
わたって正常に可動盤を上下動させることができる。
【0018】また、タイバーを、クランプ機構の下にお
いて固定盤またはマシンボディの上フレームに設けられ
た案内部材の案内孔に上下動自在に挿通するとよい(請
求項4)。このようにすると、タイバーは、固定盤の軸
孔と上フレームの案内孔とにより広い案内幅で案内され
るようになる。
【0019】また、クランプ機構を、互いに隣接する2
本のタイバーの一方のタイバーの内側ストッパと他方の
タイバーの外側ストッパ、及び上記一方のタイバーの外
側ストッパと他方のタイバーの内側ストッパをそれぞれ
連結ロッドで互いに連結し、上記2本のタイバーの内側
ストッパの間、又は外側ストッパの間にそれらのストッ
パを並び方向に動かす締結シリンダを、そのシリンダ本
体を一方のストッパに連結するとともにピストンロッド
を他方のストッパに連結して固定盤と、固定盤またはマ
シンボディの上フレームに設けられた案内部材との間に
付設した構成とすることができる(請求項5)。クラン
プ機構をこのようにすると、強固な固定力が得られるよ
うになる上、構造が簡単になる。
【0020】更に、金型等の移送テーブルを固定盤の上
方にほぼ水平に移動自在に配設した構成とすることが望
ましい(請求項6)。この構成とした場合は、金型交換
等の作業に際しては、移送テーブルの上に金型等を載せ
て固定盤の上に運び込み、また固定盤から金型等を運び
出す。
【0021】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1ないし図8は本発明の実施の形態を示
す。これらの図において符号1はマシンボディである。
マシンボディ1の上フレーム1aの取付面1d上には固
定盤2が水平に固定されている。固定盤2の四隅には軸
孔2a(図3)がそれぞれ形成され、また固定盤2の下
面には、軸孔2aと同径の案内孔1bを有する円筒状の
ボス6aを設けた4個の案内部材6が各軸孔2aの位置
に一致してそれぞれボルトにより着脱自在に取り付けら
れている。そして、各軸孔2aと案内孔1bには、4本
のタイバー3がそれぞれ鉛直に挿通されている。各タイ
バー3は固定盤2とマシンボディ1に対して上下動自在
であり、上部溝3aと下部溝3bをそれぞれ有する。各
溝3a、3bは、タイバー3の全周にわたって形成され
ている。
【0022】各タイバー3の下端には、下盤4が、各タ
イバー3のねじ3cに螺合されたナット5の締付けによ
って固定され、4本のタイバー3を一体にしている。下
盤4は、マシンボディ1の上フレーム1aと下フレーム
1cとの間に鉛直に固定された一対のガイドロッド7
(図4)をガイド孔4a、4aにそれぞれ挿通して各ガ
イドロッド7に沿って上下動自在に設けられている。
【0023】一対のガイドロッド7は、平面視において
固定盤2の中心を中心にして180度の間隔で配設され
ており、その上端を固定盤2に固定ボルト8で固定され
るとともに、下端を、下フレーム1cに固定された筒体
9に遊挿した上で、筒体9に等間隔で螺着された3本
(図4では2本しか示されていない。)の調節ボルト1
0の締付けによって固定されている。したがって、各調
節ボルト10でガイドロッド7の固定位置を径方向に微
調節してガイドロッド7を正確に鉛直にすることができ
る。
【0024】符号12は可動盤である。可動盤12は、
その四隅に型締シリンダ13をそれぞれ備え、各型締シ
リンダ13のピストン13a(図3、図5)を、可動盤
12の各貫通孔12aに挿通された各タイバー3の上端
にそれぞれ結合して4本のタイバー3に水平に支持され
ている。また、固定盤2上面における一つの対角位置に
は、一対の型開閉シリンダ15が固定して設けられ、そ
の下方に延長されたピストンロッド15aは、固定盤2
を貫いて下盤4に止め具16で連結されている。
【0025】案内部材6と固定盤2との間には一対のク
ランプ機構18(図3、図6、図7)が設けられてい
る。クランプ機構18は、互いに隣接するタイバー3、
3の一方のタイバー3の上部溝3aと下部溝3bに択一
的に係合する内側ストッパ19a及び外側ストッパ20
aと、他方のタイバー3の上部溝3aと下部溝3bに択
一的に係合する内側ストッパ19b及び外側ストッパ2
0bとを備え、内側ストッパ19aと外側ストッパ20
bとを一対の連結ロッド21で相互に連結するととも
に、他の内側ストッパ19bと外側ストッパ20aとを
一対の連結ロッド22で相互に連結し、内側ストッパ1
9a、19bの間に、締結シリンダ23を、そのシリン
ダ本体23aを内側ストッパ19bに連結するとともに
ピストンロッド23bを他の内側ストッパ19aに連結
して設けて成る。
【0026】クランプ機構18は、締結シリンダ23で
内側ストッパ19a、19bと外側ストッパ20a、2
0bを動かしてそれらを各タイバー3の上部溝3aに係
合させて可動盤12を型閉状態で固定し、また各タイバ
ー3の下部溝3bに係合させて可動盤12を型開状態で
固定することができるようになっている。固定盤2に
は、外側ストッパ20a、20bの外方への過移動を防
止する停止具24が取り付けられている。連結ロッド2
1は内側ストッパ19bの透孔を貫通し、また他の連結
ロッド22は内側ストッパ19aの透孔を貫通してい
る。各ストッパ19a、19b、20a、20bは、板
状とされると共に、それらの互いに向き合う側に、タイ
バー3の上、下部溝3a、3bの部分の軸の半径に略等
しい半径を有する凹所が形成されており、案内部材6の
固定盤側端部に案内孔1bに直交して連結ロッド21、
22に沿う方向に向けて形成した案内溝25に沿って図
6で左右に動くようにされている。締結シリンダ23
は、外側ストッパ20a、20bに取り付けることもで
きる。
【0027】マシンボディ1に設けられた架台27には
一対の案内レール28が水平に敷設され、移送テーブル
29を摺動自在に支持している。移送テーブル29は金
型30a、30b(図3)等を載せて固定盤2の上に運
び込んだり、運び出したりするものであって、移送シリ
ンダ31により一対の案内レール28に沿って動かされ
るようになっている。架台27等の設備位置は、本竪形
型締装置A(図8)の前後左右の4面のうち、射出ユニ
ットBの設備面以外ならどの面でもよい。
【0028】各案内孔1bと各軸孔2aと各ガイド孔4
a及び各貫通孔12aには、ブッシュbが着脱自在に嵌
め込まれ、また、案内溝25の左右及び下面にはライナ
25aが固定されている。各型締シリンダ13と各型開
閉シリンダ15と各締結シリンダ23及び移送シリンダ
31はすべて油圧シリンダである。
【0029】次に、上記の構成とされた射出成形機等の
竪形型締装置の作用を説明する。図1と図2、及び図3
の左半分は型開状態を示すもので、クランプ機構18
は、各ストッパ19a、19b、20a、20bを各タ
イバー3の下部溝3bに係合させるとともに案内部材6
における案内溝25の底面のライナ25aの上面に当接
させて可動盤12を上昇状態に保っている。したがっ
て、可動盤12が下降することはなく、例えば、下金型
30aへのインサート金具の挿入作業等を行うことがで
きる。
【0030】上記の型開状態から可動盤12を下に型閉
移動させる場合は、締結シリンダ23を縮小させて各ス
トッパ19a、19b、20a、20bを各タイバー3
の下部溝3bから外し(図6の下部参照)、各型開閉シ
リンダ15を伸長させることにより、下盤4を下に押し
て各タイバー3と一緒に可動盤12を下降させ、両金型
30a、30bのパーテング面を合わせる。次いで、各
締結シリンダ23を伸長させて各ストッパ19a、19
b、20a、20bを各タイバー3の上部溝3aに係合
させ、各タイバー3を固定する(図3の右半分参照)。
【0031】可動盤12の上記の型閉移動に際しては、
各タイバー3が固定盤2の軸孔2aと案内部材6の案内
孔1bとによって大きい案内幅で案内され、また各タイ
バー3を一体に結合している下盤4が、調節ボルト10
による微調整で正確に鉛直にされた各ガイドロッド7に
沿って下降するので、型閉作動が円滑に行われることと
なり、型開閉シリンダ15のピストンロッド15aに局
部的に無理な力が加えられて抉られたり、折損したりす
ることが効果的に防止される。
【0032】型締作動は、上記の型閉状態において、各
型締シリンダ13の下室13bに作動油をそれぞれ供給
することにより、可動盤12を下に押して行う。この場
合、各ストッパ19a、19b、20a、20bは固定
盤2の下面に当接して型締めの反力を受ける。各型締シ
リンダ13は、型開閉シリンダ15とは完全に無関係と
されているので、型締シリンダが型開閉シリンダの作動
に同期して伸縮する図9の従来の竪形型締装置と違って
大容量にする必要がない。
【0033】金型30a、30bの型締めが終了して型
開きする場合は、各型締シリンダ13の上室13cに作
動油を供給して各タイバー3を僅かに下降させることに
より、型締時に固定盤2の下面に強く押し付けられてい
た各ストッパ19a、19b、20a、20bを固定盤
2から離し、各締結シリンダ23を縮小させて各ストッ
パ19a、19b、20a、20bを各タイバー3の上
部溝3aから外す。
【0034】次いで各型開閉シリンダ15を縮小させる
ことにより、下盤4及び各タイバー3を介して可動盤1
2を上昇させる。可動盤12の上昇後、各締結シリンダ
23を伸長させて各ストッパ19a、19b、20a、
20bを各タイバー3の下部溝3bに係合させ、可動盤
12を型開状態で固定する。この型開状態では、各型開
閉シリンダ15の油圧回路内の機器に異常が生じて油圧
が低下するようなことがあっても、可動盤12やタイバ
ー3は、各ストッパ19a、19b、20a、20bを
介してストッパハウジング25により、支えられるの
で、それらの自重により降下することがなく、安全が保
たれる。以下、上記の作動を繰り返すが、型開作動時に
おいても可動盤12は円滑に作動する。
【0035】金型30a、30bの交換作業における金
型の出入れは、その金型を移送テーブル29の上に載
せ、移送シリンダ31で移送テーブル29を案内レール
28、28に沿って移動させて行う。このため、金型の
交換作業を迅速かつ容易に行うことができる。なお、上
記実施の形態においては、案内部材6が固定盤2に固定
されているが、これに代えて、案内部材6を、その上面
を固定盤2の下面に接触させて、マシンボディ1の上フ
レーム1aに固定して設けることもできる。また、本発
明は、射出成形機の竪形型締装置に限らず、他の装置の
竪形型締装置にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、マシンボディに固定された固定盤の上に可動盤を
下降させて固定盤との間で金型を型締めする射出成形機
等の竪形型締装置において、上記固定盤の軸孔に上下動
自在に鉛直に挿通されて下端に下盤を水平に固定した複
数本のタイバーの上端に、上記可動盤が、上記各タイバ
ーの上端を型締シリンダのピストンにそれぞれ結合して
水平に支持され、上記固定盤と下盤との間に、上記可動
盤を上記下盤と各タイバーとを介してそれらと一緒に上
下に動かす複数本の型開閉シリンダが設けられるととも
に、上記固定盤またはマシンボディに、上記タイバーに
形成された下部溝にストッパを係合させて可動盤を型開
状態で固定し、またタイバーに形成された上部溝にスト
ッパを係合させて可動盤を型閉状態で固定するクランプ
機構が付設された構成とされているので、全高を低くす
ることができる。
【0037】したがって、これまで高さが僅かに低くて
装置を横に倒さなければならなかった機械搬入口の場合
であっても、装置を垂直に立てたまま手間をかけずに短
時間で能率よく搬入することができ、しかも装置を倒さ
なくてもよいので組立精度を損なうこともない。また、
型締シリンダは型開閉シリンダとは完全に無関係となっ
ており、型開閉シリンダの作動に際して伸縮することが
ないので、大容量にする必要がなく、総合的に製作コス
トを低減することができる。また、型開時に型開閉シリ
ンダの油圧回路系に異常が生じることがあっても、クラ
ンプ機構によって可動盤等の自重による落下が防止さ
れ、安全が保たれる。更に、各タイバーは下盤によって
一体に結合されているので剛性が強化されるとともに上
下動が円滑になる効果がある。
【0038】上記の竪形型締装置において、下盤を、マ
シンボディの上フレームと下フレームとの間に鉛直に固
定された複数本のガイドロッドを各ガイド孔にそれぞれ
挿通して各ガイドロッドに沿って上下動自在に設けた構
成とした場合は、下盤が各ガイドロッドに案内されるの
で、可動盤の上下動が一層円滑になる。ガイドロッド
を、複数本の調節ボルトによって径方向の位置を調節自
在に固定した構成とすると、ガイドロッドが経時的に鉛
直状態を崩すようなことがあってもこれを鉛直に調節し
て長期間にわたって可動盤を正常に上下動させることが
できる。
【0039】また、タイバーを、クランプ機構の下にお
いて固定盤またはマシンボディの上フレームに設けられ
た案内孔に上下動自在に挿通した構成とした場合は、各
タイバーの上下動の案内幅が広くなるので、可動盤が更
に円滑に上下動するようになる。このため、型開閉シリ
ンダのピストンロッド等に局部的に無理な力が加えられ
てそれらを損傷することが緩和される。
【0040】また、クランプ機構を、互いに隣接する2
本のタイバーの一方のタイバーの内側ストッパと他方の
タイバーの外側ストッパ、及び上記一方のタイバーの外
側ストッパと他方のタイバーの内側ストッパをそれぞれ
連結ロッドで互いに連結し、上記2本のタイバーの内側
ストッパの間、又は外側ストッパの間にそれらのストッ
パを並び方向に動かす締結シリンダを、そのシリンダ本
体を一方のストッパに連結するとともにピストンロッド
を他方のストッパに連結して固定盤と、固定盤またはマ
シンボディの上フレームに設けられた案内部材との間に
付設した構成とすると、ストッパの各タイバーの上、下
部溝に対する係合、離脱が円滑、確実に行われると共
に、型締作動時に固定盤に各ストッパが当接し、また型
開状態で案内部材に各ストッパが当接するようになるの
で、強固な固定力が得られるようになる上、構造が簡単
になる。
【0041】金型等の移送テーブルを固定盤の上方にほ
ぼ水平に移動自在に配設した構成とした場合は、金型の
交換作業等を能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形機等の竪形型締装置の
実施の形態を示す正面図である。
【図2】 図1の竪形型締装置の側面図である。
【図3】 型開状態(左半分)と型閉状態(右半分)を
示す断面図である。
【図4】 ガイドロッドの取付構造を示す断面図であ
る。
【図5】 型締シリンダの断面図である。
【図6】 クランプ機構を下から上に見た断面図であ
る。
【図7】 図6の(VII−VII)部分の断面図である。
【図8】 本発明を適用した横射出方式の竪型射出成形
機の平面図である。
【図9】 従来の射出成形機の型締装置の正面図であ
る。
【図10】 同じく、側面図である。
【図11】 同じく、平面図である。
【図12】 ロックピンによるストッパロッドの固定状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…マシンボディ 1a…上フレーム 2…固定盤 2a…軸孔 3…タイバー 3a…上部溝 3b…下部溝 4…下盤 4a…ガイド孔 7…ガイドロッド 9…筒体 10…調節ボルト 12…可動盤 12a…貫通孔 13…型締シリンダ 13a…ピストン 15…型開閉シリンダ 15a…ピストンロ
ッド 18…クランプ機構 19a、19b…内
側ストッパ 20a、20b…外側ストッパ 21、22…連結ロ
ッド 23…締結シリンダ 23a…シリンダ本
体 23b…ピストンロッド 28…案内レール 29…移送テーブル 30a、30b…金
型 31…移送シリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシンボディに固定された固定盤の上に
    可動盤を下降させて固定盤との間で金型を型締めする射
    出成形機等の竪形型締装置において、 上記固定盤の軸孔に上下動自在に鉛直に挿通されて下端
    に下盤を水平に固定した複数本のタイバーの上端に、上
    記可動盤が、上記各タイバーの上端を型締シリンダのピ
    ストンにそれぞれ結合して水平に支持され、 上記固定盤と下盤との間に、上記可動盤を上記下盤と各
    タイバーとを介してそれらと一緒に上下に動かす複数本
    の型開閉シリンダが設けられるとともに、 上記マシンボディまたは固定盤に、上記タイバーに形成
    された下部溝にストッパを係合させて可動盤を型開状態
    で固定し、またタイバーに形成された上部溝に上記スト
    ッパを係合させて可動盤を型閉状態で固定するクランプ
    機構が付設されたことを特徴とする射出成形機等の竪形
    型締装置。
  2. 【請求項2】 下盤は、マシンボディの上フレームと下
    フレームとの間に鉛直に固定された複数本のガイドロッ
    ドを各ガイド孔にそれぞれ挿通して各ガイドロッドに沿
    って上下動自在に設けられたことを特徴とする請求項1
    記載の射出成形機等の竪形型締装置。
  3. 【請求項3】 ガイドロッドは、複数本の調節ボルトに
    よって径方向の位置を調節自在に固定されたことを特徴
    とする請求項2記載の射出成形機等の竪形型締装置。
  4. 【請求項4】 タイバーは、クランプ機構の下において
    固定盤またはマシンボディの上フレームに設けられた案
    内部材の案内孔に上下動自在に挿通されたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の射出成形機等
    の竪形型締装置。
  5. 【請求項5】 クランプ機構は、互いに隣接する2本の
    タイバーの一方のタイバーの内側ストッパと他方のタイ
    バーの外側ストッパ、及び上記一方のタイバーの外側ス
    トッパと他方のタイバーの内側ストッパがそれぞれ連結
    ロッドで互いに連結され、上記2本のタイバーの内側ス
    トッパの間、又は外側ストッパの間にそれらのストッパ
    を並び方向に動かす締結シリンダがそのシリンダ本体を
    一方のストッパに連結するとともにピストンロッドを他
    方のストッパに連結して固定盤と、固定盤またはマシン
    ボディの上フレームに設けられた案内部材との間に付設
    されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の射出成形機等の竪形型締装置。
  6. 【請求項6】 金型等の移送テーブルが固定盤の上方に
    ほぼ水平に移動自在に配設されたことを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかに記載の射出成形機等の竪形型
    締装置。
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