JPH11199237A - 溶融ガラスの供給方法および装置 - Google Patents

溶融ガラスの供給方法および装置

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JPH11199237A
JPH11199237A JP743598A JP743598A JPH11199237A JP H11199237 A JPH11199237 A JP H11199237A JP 743598 A JP743598 A JP 743598A JP 743598 A JP743598 A JP 743598A JP H11199237 A JPH11199237 A JP H11199237A
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克彦 岩野
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/08Feeder spouts, e.g. gob feeders
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルに対して位置決めされた受け型に容器
内の溶融ガラスを供給し、所望の形状のガラスゴブを得
るための溶融ガラスの供給方法および装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、坩堝2内に収納されている溶
融ガラス1を、坩堝2のガラス流出口2aに設けられた
筒状のノズル3から流出させ、受け型4上に供給する溶
融ガラス1の供給装置において、筒状のノズル3に対し
て受け型4を位置決めするためにノズル3の外周に配設
されたガイド5と、ガイド5により受け型4の位置を補
正可能なように、受け型4を水平方向に移動可能に支持
する受け型支持体6と、を具備するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内に収納され
ている溶融ガラスを受け型に供給する溶融ガラスの供給
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の溶融ガラスの供給方法お
よび装置として、特開平5−238761号公報に開示
されたものがある。
【0003】この溶融ガラスの供給装置は、ガラスを溶
融するガラス溶融炉と、このガラス溶融炉内の溶融ガラ
スの液面から挿入する上下方向に移動可能なプランジャ
ーと、ガラス溶融炉下部の吐出孔に設けられた筒状のノ
ズルと、ノズルの外周に配設された加熱ヒータと、ガラ
ス溶融炉の下方位置に設けられた上下方向に移動可能な
シャフトと、このシャフトの上端面に装着可能な受け型
と、を具備している。
【0004】そして、ガラス溶融炉内でガラスを溶融し
た後、プランジャーを上下方向に移動させることによ
り、ガラス溶融炉下部の吐出孔を開閉させ、この吐出孔
から加熱されたノズルを通って溶融ガラスを流出させ
る。このとき、シャフトを上方向に移動させることによ
り、シャフト上に装着された受け型をノズルに接近さ
せ、この受け型上に溶融ガラスを供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、溶融ガラスを供給するとき、ノズルの温度が
高いため、ノズルの軸心位置と受け型の軸心位置とのズ
レの確認ができず、供給位置精度が悪い、といった問題
が生じてしまう。
【0006】このノズルと受け型との位置がずれた状態
で、ノズルから受け型上に溶融ガラスを供給すると、溶
融ガラスから形成されるガラスゴブは、受け型上で外径
や形状が変化してしまい、所望の形状にならない、とい
った問題が生じてしまう。
【0007】また、ノズルと受け型との位置ズレがたと
え確認できたとしても、ノズルと受け型はともに他の部
材に固定されて上下方向にのみ移動可能になっており且
つ高温であるため、位置調整ができない、といった問題
が生じてしまう。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、ノズルに対して位置決めされた受け型に容器内
の溶融ガラスを供給し、所望の形状のガラスゴブを得る
ための溶融ガラスの供給方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る溶融ガラスの供給方法は、容器内
に収納されている溶融ガラスを、容器の流出口に設けら
れた筒状のノズルから流出させ、受け型に供給する溶融
ガラスの供給方法において、前記筒状のノズルの外周に
配設されたガイドにて前記受け型の位置決めを行う工程
と、前記位置決めした受け型に容器内の溶融ガラスをノ
ズルを介して供給する工程と、を有する。
【0010】また、第2の発明に係る溶融ガラスの供給
装置は、容器内に収納されている溶融ガラスを、容器の
流出口に設けられた筒状のノズルから流出させ、受け型
に供給する溶融ガラスの供給装置において、前記筒状の
ノズルに対して受け型を位置決めするために前記ノズル
の外周に配設されたガイドと、前記ガイドにより前記受
け型の位置を補正可能なように、前記受け型を移動可能
に支持する支持機構と、を具備するものである。
【0011】さらに、第3の発明に係る溶融ガラスの供
給装置は、第2の発明に係る溶融ガラスの供給装置にお
いて、前記ガイドは、先端が下方に向かって拡がるテー
パ状である。
【0012】第4の発明に係る溶融ガラスの供給装置
は、第2または第3の発明に係る溶融ガラスの供給装置
において、前記支持機構は、前記受け型を水平方向に移
動可能に支持するものである。
【0013】すなわち、第1の発明に係る溶融ガラスの
供給方法は、筒状のノズルの外周に配設されたガイドに
て受け型の位置決めを行う。そして、位置決めした受け
型に容器内の溶融ガラスをノズルを介して供給する。
【0014】また、第2の発明に係る溶融ガラスの供給
装置は、支持機構により移動可能に支持された受け型
は、筒状のノズルの外周に配設されたガイドにて位置決
めされる。そして、ノズルに対して位置決めされた受け
型に、容器内の溶融ガラスがノズルを介して供給され
る。
【0015】さらに、第3の発明に係る溶融ガラスの供
給装置は、先端が下方に向かって拡がるテーパ状のガイ
ドにより受け型の位置決めが行われる。第4の発明に係
る溶融ガラスの供給装置は、支持機構で受け型を水平方
向に移動可能に支持する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における溶融
ガラスの供給装置の概念図を図1に示す。図1におい
て、溶融ガラス供給装置は、ガラスを加熱溶融した溶融
ガラス1を収納する容器としての坩堝2と、坩堝2下部
のガラス流出口2aに設けられた円筒状のノズル3と、
ガラス流出口2aを開閉するために上下方向に移動可能
な図示しないプランジャーと、開口した流出口2aから
ノズル3を通って流出する溶融ガラス1を受ける受け型
4と、受け型4をノズル3に対して位置決めするために
ノズル3の外周に配設され、下方に向かって広がった内
周面5aを有する筒状のガイド5と、ガイド5により受
け型4の位置を補正するように、受け型4を水平方向に
移動可能に支持する支持機構としての受け型支持体6
と、受け型支持体6を上下方向に移動させる突き上げ軸
7と、を具備している。
【0017】また、坩堝2の外周には第1の加熱手段と
して坩堝2を加熱する図示しない坩堝ヒータが設置され
ており、さらに、ガイド5の外周には第2の加熱手段と
してノズル3を加熱するノズルヒータ8が設置されてい
る。
【0018】坩堝2内の溶融ガラス1を受け型4上に供
給する前は、坩堝2から溶融ガラス1が流出しないよう
に、坩堝2の流出口2aすなわちノズル3の基端(上
端)をプランジャーによって塞いでいるとともに、ノズ
ル3がノズルヒータ8で加熱されている。
【0019】そして、受け型4を所望の温度まで加熱し
た後、突き上げ軸7にて上昇させノズル3の先端(下
端)に近接させる。受け型4はノズル3に近づくにつ
れ、ノズル3の外周に配設されているガイド5の内周面
5aに接触する。
【0020】このとき、受け型4は、受け型支持体6に
よって水平方向に移動可能に支持されているため、ガイ
ド5の内周面5aに沿って水平方向に位置修正され、ノ
ズル3との位置合わせが行なわれる。
【0021】受け型4がガラス受け位置に上昇したら、
プランジャーを上昇させ、坩堝2のガラス流出口2aを
開口させる。この開口したガラス流出口2aから溶融ガ
ラス1が流出し始め、ノズル3を通って受け型4上に所
望量供給される。所望量の溶融ガラス1が受け型4上に
供給されたら、プランジャーを下降させることによって
ガラス流出口2aを再度塞ぎ溶融ガラス1の供給を停止
する。
【0022】(発明の第1の実施の形態)本発明の第1
の実施の形態における溶融ガラスの供給装置の全体の正
面断面図を図2に示す。
【0023】図2において、ガラス溶融用の坩堝2は、
その外周が坩堝ヒータ9に囲まれており、断熱材からな
る板状の坩堝台座10に載置されている。この坩堝台座
10の中心部には、後述するガイド5の基端(上端)が
挿入可能な孔が穿設されている。
【0024】坩堝ヒータ9は、円筒状の断熱材11の内
周面に一体的に設けられており、この断熱材11の外周
面と坩堝台座10の外周面が外壁12に固定されてい
る。断熱材11は、断熱性の高いセラミクス例えばアル
ミナ性のファイバーボードで形成されており、坩堝ヒー
タ9、坩堝台座10、断熱材11および外壁12によっ
て、坩堝2を加熱する坩堝加熱炉を構成している。
【0025】坩堝2底部のガラス流出口2aには、坩堝
2内の溶融ガラス1を受け型4に供給するための円筒状
のノズル3が取り付けられている。そして、ガラス流出
口2aの上方には、流出口2aの内径すなわちノズル3
の内径よりも大きい外径を有する棒状のプランジャー1
3が配設されている。
【0026】このプランジャ13は、先端(下端)が半
球状になっており、上下方向に移動させることによりガ
ラス流出口2aすなわちノズル3の基端(上端)を開閉
し、溶融ガラス1の供給量を制御することが可能になっ
ている。
【0027】ノズル3の外周は、ノズル3と同心円筒状
で且つ基端(上端)が坩堝台座10に固定されているガ
イド5に囲まれている。また、ガイド5の先端(下端)
は、下方に向かってテーパ状に拡がっている。
【0028】ガイド5の外周は、ノズル3を加熱するた
めのノズルヒータ(本実施の形態では、高周波加熱装置
を用いる)8が設置されている。このノズルヒータ8
は、底板14上に数個(本実施の形態では3個)積層さ
れている円筒状の断熱材15の内周面に一体的に設けら
れており、これらの断熱材15の外周面と底板14の外
周面が外壁12に固定されている。なお、断熱材15の
材質には、上述した断熱材11の材質と同様のものを用
いた。
【0029】また、底板14の中心部には、ノズル3、
ガイド5を通しノズルヒータ8を設置するための孔が穿
設されている。そして、ノズルヒータ8、坩堝台座1
0、外壁12および数個積層されている断熱材15によ
って、ノズル3を加熱するノズル加熱炉を構成してい
る。
【0030】ここで、坩堝2、ノズル3、ガイド5およ
びプランジャー13の材質には、溶融ガラス1との反応
が少ない白金(以下、Ptと称する)あるいは機械特性
を向上させた強化Ptを用いた。
【0031】上記ノズル3の下方位置には、溶融ガラス
1を受ける凹形状の半球面の受け面を有する受け型4が
配置されており、この受け型4上に図示しないホルダー
搬送用アームで搬送された搬送ホルダー16が載置され
るようになっている。
【0032】この搬送ホルダー16は、受け型4に嵌合
できるように受け型4の外径とほぼ同径の孔を有してお
り、孔の途中に内側に向かって突出している突起が設け
られている。この突起が受け型4の上端面に引っかか
り、搬送ホルダー16は受け型4上に載置される。
【0033】受け型4は、支持機構としての受け型支持
体6によって水平方向に移動自在に支持されている。受
け型支持体6は、受け型4の底面を固定するフランジ部
17aを有するスライドテーブルとしての受け型固定台
17と、受け型固定台17を水平方向に移動自在に支持
する複数の硬球18と、凹形状の溝を有しており、この
溝の上面に硬球18を転がり可能に並べられた硬球固定
台座19と、硬球固定台座19の内側面とフランジ部1
7aの側面(外周面)との隙間に四方等間隔に配設され
た4つのバネ20と、を具備している。
【0034】そして、受け型支持体6は、図示しないモ
ータにより上下方向に移動可能な突き上げ軸7に固定さ
れている。なお、図示されていないが、坩堝2内の溶融
ガラス1を均質化するために攪拌する回転可能な攪拌羽
が、坩堝2内に配設されている。
【0035】次に、上記構成の溶融ガラスの供給装置の
作用を説明する。図2において、プランジャー13の先
端(下端)で坩堝2のガラス流出口2aすなわちノズル
3の基端(上端)を塞いだ後、坩堝2内にガラスを投入
し、ガラスが溶融する温度(溶融ガラス1の粘度が10
〜102 ポアズ程度になる温度)まで坩堝ヒータ9で加
熱する。このとき、加熱により溶融した溶融ガラス1が
ノズル3から流出しないように、ノズルヒータ8は加熱
しない。
【0036】ガラスが溶融されたら攪拌羽を回転させ
て、溶融ガラス1を攪拌し均質化する。そして、溶融ガ
ラス1の均質化が終了したら、攪拌羽の回転を停止させ
てから、ノズル3をノズルヒータ8で加熱する。
【0037】このときの加熱温度は硝種によって異なる
が、溶融ガラス1がノズルから受け型4に供給された際
に糸引きや折れ込みが発生しない温度と溶融ガラス1の
液面から揮発が生じず脈理が発生しない温度との範囲内
に設定する。
【0038】次に、ノズル3の下方に位置している受け
型4上に、搬送アームで搬送ホルダー16を搬送する。
そして、突き上げ軸7をモータによって上昇させること
によって、受け型4を上昇させる。これによって、搬送
ホルダー16は、受け型4に嵌合されて突き上げられ、
位置決めされる。
【0039】その後、搬送ホルダー16を載置した受け
型4は、さらに上昇し、受け型4の受け面がノズル3の
流出口付近のガラス供給位置に達した時点で停止する。
このとき、受け型4の中心軸とノズル3の軸にズレがあ
ると、受け型4は、上昇につれて受け型4上の搬送ホル
ダー16の外周部がガイド5のテーパ状の内周面5aに
沿うため、ズレが修正される水平方向に力が加わる。
【0040】受け型4を固定している受け型固定台17
は、その底面を硬球18によって水平方向に移動自在に
支持されているため、ガイド5に沿う力によって受け型
4の姿勢が保たれつつ、ノズル3の軸に合う位置に移動
する。その結果、受け型固定台17上の受け型4の中心
軸は、ノズル3の軸に対して位置決めされた位置すなわ
ちガラス供給位置に位置決めされる。
【0041】受け型4が位置決めされたら、坩堝2内の
ガラス流出口2aを塞いでいるプランジャー13を上昇
させ、ガラス流出口2aを開口する。そして、ガラス流
出口2aが開口すると、坩堝2内の溶融ガラス1は自重
によりノズル3内に流出して、ノズル3の先端(下端)
から受け型4の受け面上に供給される。
【0042】溶融ガラス1の供給量は、プランジャー1
3の上昇量と上昇させている時間とで制御する。例え
ば、坩堝2内の溶融ガラス1の量が多くガラスの流量が
大きい供給初期では、溶融ガラス1の供給量を絞るため
にプランジャー13の上昇量を小さく且つ上昇させてい
る時間を短くし、坩堝2内の溶融ガラス1の量が減りガ
ラスの流量が減少するにつれて、プランジャー13の上
昇量を大きく且つ上昇している時間を長く調整すること
で溶融ガラス1の供給量を制御する。
【0043】所望量の溶融ガラス1が供給されたら、プ
ランジャー13の先端でガラス流出口2aを塞ぐ位置ま
で再びプランジャー13を下降させ、溶融ガラス1の流
出を停止させる。溶融ガラス1の流出が停止したら、受
け型4の受け面上のガラスゴブ(溶融ガラスの固まり)
から糸引きが生じないように、突き上げ軸7をモータに
よって下降させる。そして、受け型4を搬送ホルダー1
6の搬送位置まで下降させる。
【0044】この下降により、ガイド5の内周面5aか
ら搬送ホルダー16の外周部が離れると、受け型4はバ
ネ20によって硬球固定台座19の溝内で元の搬送ホル
ダー16を載置した位置に水平移動する。
【0045】その後、搬送ホルダー16を搬送アームで
保持した状態で、受け型4を下降させると、搬送ホルダ
ー16の突起上にガラスゴブが載置される。そして、こ
のガラスゴブが載置された搬送ホルダー16を搬送アー
ムで回収する。
【0046】本実施の形態の溶融ガラスの供給方法およ
び装置によれば、高精度な軸合わせをしなくても、加熱
時に精度良く受け型をノズルに対して位置決めできるた
め、位置決め調整作業が容易になるとともに、中心軸の
ズレや形状変化のない所望のガラスゴブを供給すること
ができる。
【0047】(発明の第2の実施の形態)本発明の第2
の実施の形態における溶融ガラスの供給装置の全体の正
面断面図を図3に示す。
【0048】本実施の形態では、第1の実施の形態で用
いた支持機構としての受け型支持体を図3に示すような
ものに変更した。この受け型支持体21は、受け型4の
底面を固定するフランジ部17aを有する受け型固定台
17と、受け型固定台17のフランジ部17aを支持す
る支持板22と、この支持板22を上方に付勢する当て
付けバネ23と、このバネ23の力がチャージされた状
態で、支持板22に支持された受け型固定台17のフラ
ンジ部17aを抑えるカバー部を有する固定枠24と、
固定枠24の内側面とフランジ部17aの側面(外周
面)との隙間に四方等間隔に配設された4つのバネ20
と、を具備している。
【0049】そして、受け型固定台17のフランジ部1
7aの底面と支持板22の上面とには、接触面の摩擦抵
抗を減少させるために、互いに直交する方向に溝が切っ
てある。その他は、第1の実施の形態と同一構成である
ので、説明を省略する。
【0050】次に、上記構成の溶融ガラスの供給装置の
作用を説明する。なお、受け型4の位置決め以外の作用
は、第1の実施の形態と同一であるので、その説明を省
略する。
【0051】図3において、受け型4の中心軸とノズル
3の軸にズレがあると、受け型4は、上昇につれて受け
型4上の搬送ホルダー16の外周部がガイド5のテーパ
状の内周面5aに沿うため、ズレが修正される水平方向
に力が加わる。
【0052】受け型4を固定している受け型固定台17
は、その底面を支持板22によって当て付けられている
だけなので、ガイド5に沿う力によって受け型4の姿勢
が保たれつつ、ノズル3の軸に合う位置に移動する。そ
の結果、受け型固定台17上の受け型4の中心軸は、ノ
ズル3の軸に対して位置決めされた位置すなわちガラス
供給位置に位置決めされる。
【0053】本実施の形態の溶融ガラスの供給方法およ
び装置によれば、第1の実施の形態の効果に加え、バネ
の当て付け力を利用しているため、受け型に載置された
搬送ホルダーがガイドに引っかかった場合でも、バネが
縮むことにより受け型が傾いて逃げ、受け型、搬送ホル
ダーあるいはガイドへ与えるダメージが緩和できる。
【0054】なお、各実施の形態では、坩堝、ノズル、
ガイドおよびプランジャーの材質にはPtまたは強化P
tを用いたが、溶融したガラスとの反応が殆どない材質
であれば、これに限らない。
【0055】また、各実施の形態では、加熱炉を構成す
る断熱材等の材質にはアルミナ製のボードを用いたが、
断熱性の高いセラミクスであればこの材質に限らない。
さらに、ノズルヒータや坩堝ヒータには、焼結体等から
なるヒータ線を用いても良い。
【0056】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)坩堝内で溶融したガラスを坩堝底部に取り付けた
ノズルから受け型上に供給する際に、ノズルの外周に設
けたガイドにて受け型の位置を決めてガラスを供給する
ことを特徴とする溶融ガラスの供給位置決め方法。 (2)受け型位置決め用のガイドを外周に設けた溶融ガ
ラス供給用のノズルと、前記ガイドにより受け型位置を
補正する受け型支持機構と、を具備することを特徴とす
る溶融ガラス供給位置決め装置。 (3)ガイドの先端がテーパ状に拡がることを特徴する
付記(2)に記載の溶融ガラス供給位置決め装置。 (4)受け型位置を水平方向に補正するスライドテーブ
ルを具備することを特徴とする付記(2)または(3)
に記載の溶融ガラス供給位置決め装置。
【0057】付記(1)または(2)の溶融ガラスの供
給位置決め方法および装置によれば、受け型をノズルに
対して精度良く容易に位置決めできるとともに、中心軸
のズレや形状変化のない所望のガラスゴブを供給するこ
とができる効果を奏する。
【0058】また、付記(3)の溶融ガラスの供給位置
決め装置によれば、付記(2)の効果に加え、受け型を
ノズルに対して精度良く、より簡単に位置決めできる効
果を奏する。
【0059】さらに、付記(4)による溶融ガラスの供
給位置決め装置によれば、付記(2)または付記(3)
の効果に加え、受け型の位置決めのときに、受け型が円
滑に水平方向に移動できる効果を奏する。
【0060】
【発明の効果】請求項1による本発明の溶融ガラスの供
給方法によれば、受け型をノズルに対して精度良く容易
に位置決めできるとともに、中心軸のズレや形状変化の
ない所望のガラスゴブを供給することができる効果を奏
する。
【0061】また、請求項2による本発明の溶融ガラス
の供給装置によれば、受け型をノズルに対して精度良く
容易に位置決めできるとともに、中心軸のズレや形状変
化のない所望のガラスゴブを供給することができる効果
を奏する。
【0062】さらに、請求項3による本発明の溶融ガラ
スの供給装置によれば、請求項2の効果に加え、受け型
をノズルに対して精度良く、より簡単に位置決めできる
効果を奏する。
【0063】請求項4による本発明の溶融ガラスの供給
装置によれば、請求項2または請求項3の効果に加え、
受け型の位置決めのときに、受け型が円滑に水平方向に
移動できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における溶融ガラスの供給装置の概念を
示す正面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における溶融ガラス
の供給装置の全体を示す正面断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における溶融ガラス
の供給装置の全体を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 溶融ガラス 2 坩堝 2a ガラス流出口 3 ノズル 4 受け型 5 ガイド 5a 内周面 6 受け型支持体 7 突き上げ軸 8 ノズルヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に収納されている溶融ガラスを、
    容器の流出口に設けられた筒状のノズルから流出させ、
    受け型に供給する溶融ガラスの供給方法において、 前記筒状のノズルの外周に配設されたガイドにて前記受
    け型の位置決めを行う工程と、 前記位置決めした受け型に容器内の溶融ガラスをノズル
    を介して供給する工程と、を有することを特徴とする溶
    融ガラスの供給方法。
  2. 【請求項2】 容器内に収納されている溶融ガラスを、
    容器の流出口に設けられた筒状のノズルから流出させ、
    受け型に供給する溶融ガラスの供給装置において、 前記筒状のノズルに対して受け型を位置決めするために
    前記ノズルの外周に配設されたガイドと、 前記ガイドにより前記受け型の位置を補正可能なよう
    に、前記受け型を移動可能に支持する支持機構と、を具
    備することを特徴とする溶融ガラスの供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドは、先端が下方に向かって拡
    がるテーパ状であることを特徴とする請求項2に記載の
    溶融ガラスの供給装置。
  4. 【請求項4】 前記支持機構は、前記受け型を水平方向
    に移動可能に支持することを特徴とする請求項2または
    請求項3に記載の溶融ガラスの供給装置。
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