JPH11198702A - 車両用電動シート装置のシールド部材 - Google Patents

車両用電動シート装置のシールド部材

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JPH11198702A
JPH11198702A JP10003237A JP323798A JPH11198702A JP H11198702 A JPH11198702 A JP H11198702A JP 10003237 A JP10003237 A JP 10003237A JP 323798 A JP323798 A JP 323798A JP H11198702 A JPH11198702 A JP H11198702A
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shield member
seat device
electric
electric seat
shield
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JP10003237A
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Tomoji Kawai
智司 川合
Atsushi Sasaki
敦 佐々木
Hirokazu Takewaki
広和 武脇
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用電動シート装置のハーネスの省線化を
図ると共に、組付工数を低減する車両用電動シート装置
のシールド部材を提供する。 【解決手段】 車両用電動シート装置10の機構部を保
護するシールド部材11に該電動シート装置10を制御
する制御部品12、22、25を収納すると共に、該制
御部品12、22、25に電気的に接続された電導線1
3をシールド部材11の所定の部位から電動シート装置
10の機構部に向かって導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電動シート
装置の機構部を保護するシールド部材に関する。
【0002】
【関連する背景技術】自動車などの車両用電動シート装
置1は、図9に示すように、車体のフロアパネル(図示
せず)に固定されたシートアジャスター2と、アジャス
ター2の上部に取り付けられたシートクッション3と、
アジャスター2の後端部に取り付けられ、傾倒可能なシ
ートバック4等とから構成される。
【0003】かかる電動シート装置1は一般に、運転者
が運転をし易くするために電動シート装置の姿勢調整、
即ち、シートクッション3を車両の前後方向、上下方向
に位置調整したり、シートバック4の角度調整をするこ
とができる。そして、これらの位置や角度調整を、手動
で行う代わりにシートアジャスター2等に取り付けられ
た複数のモータを駆動して行う。
【0004】かかる電動シート装置1のシートアジャス
ター2には、車両前後方向にシートクッション3を移動
させるスライドモータ2a、シートクッション3の前方
部分を上下動させるフロントバーチカルモータ2b、シ
ートクッション3の後方部分を上下動させるリヤバーチ
カルモータ2c及びシートバック4の傾き角度を調整す
るリクライニングモータ2dが取り付けられている。
又、電動シート装置1のシートバック4内部には、ラン
バーサポートバー4aを回動させるランバーサポートモ
ータ4bが取り付けられている。そして、これらのモー
タの回転力は公知の動力伝達機構を介して電動シート装
置1を所望の姿勢に調整するのに利用される。
【0005】シートアジャスター2には更に、図11に
示すように、電子制御ユニット(以下、「ECU」とい
う。)5が搭載される場合がある。このECU5は、少
なくとも1人の運転者のシートポジションを記憶するポ
ジションメモリ及びこのメモリ値を利用して電動シート
装置を所望の姿勢に調整制御するCPUを実装したユニ
ットである。
【0006】又、ECU5に制御信号を送出する操作ス
イッチ6が図示しない取付ブラケットを介してシートア
ジャスター2の側部に取り付けられ、この操作スイッチ
6とECU5及び各モータ2a〜2d、4bは、図11
に示すように、電動シート装置1内に配索されたシート
ワイヤハーネス7で電気的に接続されている。更に、シ
ートアジャスター2の下部側面又は前面には、図9に示
すように細長いプレート状の樹脂製シールド部材8又は
図10に示すようにL字型の樹脂製シールド部材9が取
り付けられている。このシールド部材8、9は、電動シ
ート装置1の機構部を覆い、外部からの衝撃や塵・埃等
から当該機構部を保護する役目を果たしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の電動シート装置
1を組み立てるに当たって、図11に示すように、操作
スイッチ6をシートアジャスター2に取り付け、シート
ワイヤハーネス7を操作スイッチ6からECU5や各モ
ータまで配索する作業が必要である。この配索作業に当
たって、シートワイヤハーネス7を操作スイッチ6から
シートアジャスター2の側部に沿ってアジャスター2の
前端部まで這わせ、そこからアジャスター2の内側に配
置したECU5若しくは各モータに配索することが一般
的に行われている。そのため、その後にシールド部材8
を装着する際にシートワイヤハーネス7がシールド部材
8からはみ出さないように注意しながら作業しなければ
ならず、シールド部材8の装着作業に手間がかかる。
【0008】一方、シートポジションメモリ機能付きの
電動シート装置の場合、ECU5がシートアジャスター
2に取り付けられているため、アジャスター2に形成さ
れる空間の一部をECU5が占めてしまう。その為、例
えば、かかる電動シート装置1の後部座席の乗客が電動
シート装置下部の空間、即ち、シートアジャスター2に
形成された空間に脚先を侵入させてくつろいだり、この
空間をラゲージスペースとして利用したりすることがで
きない。
【0009】尚、電動シート装置1の下部に空間を形成
する従来技術として特開昭58−76335号公報が知
られている。これは、シート姿勢設定機構(上述の各モ
ータ)の駆動を制御する電子制御装置(上述のECU)
を電動シート装置のシートバック内部に収納したことを
特徴としている。電子制御装置をこのような場所に配置
することでいわゆるスペースセービングが達成でき、電
動シート装置下部を空間として有効活用することができ
る。
【0010】しかし、かかる構成では、操作スイッチ6
とECU5、各モータ間の距離が大きくなり、これらの
間の電気的接続を図るためのシートワイヤハーネス7も
全長が非常に長くなる。又、ポジションメモリ機能付き
電動シート装置の場合、1つのモータに5本の電線(2
本の電源供給線の他、3本のポジションセンサとの接続
用電線)の接続を要するため、シートワイヤハーネス7
の太さも全体に亘って非常に太くなる。その結果、シー
トバック内部にECU5を収納すると、非常に太いシー
トワイヤハーネス7をシートクッション3とシートバッ
ク4との間に配索することになり、シートバック4が傾
倒するたびにシートワイヤハーネス7が折曲されるの
で、電動シート装置1を長期間使用していると電線の断
線・短絡が生じる可能性がある。
【0011】本発明の目的は、車両用電動シート装置の
組付工数を低減する車両用電動シート装置のシールド部
材を提供することにある。本発明の更なる目的は、車両
用電動シート装置の組付工数を低減し、且つ電動シート
装置下部の空間を有効利用できる車両用電動シート装置
のシールド部材を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用電動
シート装置のシールド部材は、電動シート装置の姿勢を
調整する電動機器を含む機構部を保護するシールド部材
に、電動機器の作動を制御する制御部品を収納し、制御
部品に電気的に接続された電導線を所定の部位から機構
部に向けて導出したことを特徴としている。
【0013】シールド部材に制御部品が収納されている
ので、電動シート装置にシールド部材と制御部品を同時
に取り付けることができ、電動シート装置の組付工数を
低減する。又、ハーネス(電導線)がシールド部材と一
体になって、且つ制御部品に電気的に接続されているの
で、シールド部材を電動シート装置に取り付けることで
この部分のハーネスの配索も同時に完了し、電動シート
装置の組付工数を低減する。
【0014】本発明の別の実施形態に係るシールド部材
は、電動シート装置の少なくとも1つの位置を記憶し、
選択された記憶値に応じて電動シート装置を所定の位置
に移動させる制御信号を出力する制御ユニットと、該制
御ユニットの一端面と電気的に接続され、該制御ユニッ
トに制御信号を送出する操作スイッチとからなる制御部
品を、シールド部材に形成された凹部に収納することを
特徴としている。
【0015】制御ユニットと操作スイッチとからなる制
御部品をシールド部材に収納したので、制御ユニットと
操作スイッチ間のハーネスの配索作業を不要にする。
又、従来、制御ユニットが占めていた電動シート装置下
部の空間が空き、該空間をラゲッジスペースとして有効
に活用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る車両用電動シート装置のシールド部材
(以下、「シールド部材」とする。)について説明す
る。本発明のシールド部材11は、図1に示すように、
先端部が折曲し、後端部が幅広の細長いプレート形状を
有するシールド本体11aと、該シールド本体11aと
一体成形され、シールド本体11aに埋め込まれた操作
スイッチ(制御部品)12と、同じくシールド本体11
aに埋め込まれ、一端が操作スイッチ12に電気的に接
続され、他端がシールド本体11aの先端折曲部近傍か
ら外部に導出されたハーネス(電導線)13等から構成
される。
【0017】シールド本体11aの材質は、例えば、ポ
リプロピレン又はABS樹脂、その他成型し易い材質で
あればいずれでも良い。又、シールド本体11aの全長
及び幅は、電動シート装置10の側部の機構部を覆い、
外部からの衝撃や塵・埃等から当該機構部を保護するの
に十分な寸法である。更に、シールド本体11aの厚さ
は、シールド本体11aを成型する際、操作スイッチ1
2とハーネス13をシールド本体11aに埋め込むこと
ができる程度の厚さを有する。シールド本体11aの内
側(電動シート装置10との当接側)には、シールド本
体11aを電動シート装置10のシートアジャスター2
に取り付けるための係合用突起(図示せず)が所定の位
置に設けられている。
【0018】操作スイッチ12は、シートクッション3
を前後上下に動かすノブ12aと、シートバック4をリ
クライニングさせるノブ12b及びランバーサポート4
aを調整するノブ12cを側面に備え、電気回路(図示
せず)を内部に有した筐体である。当該電気回路は、シ
ートワイヤハーネス7及びハーネス13を介して車体か
ら供給された電力をノブの操作に応じて選択されたモー
タに供給する。操作スイッチ12は、図2に示すよう
に、スイッチ操作を容易にするためにノブの部分のみが
シールド本体11aの側面から外部に突出し、その他の
部分はシールド本体11aに埋め込まれている。操作ス
イッチ12は、例えば、ABS樹脂、その他シールド本
体11aに埋め込むのに適する材質から構成されてい
る。
【0019】尚、操作スイッチ12の変形例として、図
3に示すようなノブ後付け型操作スイッチを使用しても
良い。これは、スイッチ12の切替のためのステー12
s、12t、12uの端部をシールド本体11aから突
出させた状態で操作スイッチ本体をシールド本体11a
に埋め込み、ノブ12x、12y、12zを後付けする
ように構成されている。この構成により、ノブだけをシ
ールド本体11aの色別に合わせて後付けすることがで
き、操作スイッチ本体の共用化を図ることができる。
【0020】ハーネス13は、図1に示すように、車体
から操作スイッチ12に電力を供給する電線と、各モー
タに電力を供給する電線とが並行に配設されたフラット
ケーブルである。ハーネス13は、シールド部材11a
にその長手方向に沿って埋設され、ハーネス13の一端
は操作スイッチ12に電気的に接続され、他端はシール
ド部材11aの先端近傍から外部に導出され、その先端
にコネクタ13aが接続されている。尚、ハーネス13
は、例えば、ポリ塩化ビニル又はポリエチレンテレフタ
レート、その他電線を保護するのに適する材質のいずれ
かで被覆されている。又、ハーネス13は、電線を並行
に配設したフラットケーブルの代りにフレキシブルフラ
ットケーブルを用いても良く、又は丸線、平角線を束ね
たものでも良いが、フラットケーブル又はフレキシブル
フラットケーブルを利用することでハーネス埋め込み部
のシールド部材11aの厚さを薄くすることができる。
【0021】尚、シールド本体11aの成型に当たって
は、金型に予め操作スイッチ12、ハーネス13をセッ
トしておき、シールド本体11aを射出成型する。これ
により、シールド本体11aを操作スイッチ12、ハー
ネス13と一体に成型することができる。成型温度が高
い場合は、操作スイッチ12、ハーネス13を耐熱フィ
ルムで覆って成型するのが良い。
【0022】次に、かかるシールド部材11の作用につ
いて説明する。電動シート装置10を組み立てるに当た
って、図7に示すように、まず最初に、各モータ2a〜
2d、4bをシートアジャスター2及びシートバック4
の所定の位置に取り付けると共に、各モータに接続され
るシートワイヤハーネス14をアジャスター2に配索す
る。次に、シートクッション3及びシートバック4を組
み付けると共に、シートアジャスター2の側方の所定位
置にシールド部材11を取り付ける。続いて、シールド
部材11から導出されたハーネス13のコネクタ13a
をシートワイヤハーネス14に接続する。シールド部材
11をシートアジャスター2に取り付けるだけで、従
来、別個に行われていたアジャスター2への操作スイッ
チ6の取付作業及びアジャスター2の側部へのシートワ
イヤハーネス7の配索作業を同時に行うことができ、組
付作業工数を低減することができる。
【0023】尚、上述の実施形態は、右側フロント席に
装着されるシールド部材について説明したが、シールド
部材を装着できる電動シート装置はこれに限らないこと
は言うまでもない。又、シールド本体の形状を、図4に
示すように、略L字型とし、シールド本体11bの電動
シート装置前方との取付け側に操作スイッチ12を収納
しても良い。このシールド本体11bを用いることで、
電動シート装置10の機構部をより確実に保護すること
ができる。又、電動シート装置10の機構部の前方のみ
を覆うシールド部材であっても良い。
【0024】更に又、上述の実施形態と異なり、操作ス
イッチ12を複数個に分割してこれらを夫々シールド本
体11aに収納しても良い。又、シールド部材は、必ず
しも上述の実施形態のようにシートアジャスター2に取
り付ける必要はなく、シートクッション3に取り付けて
も良い。次に本発明の別の実施の形態にかかるシールド
部材21について説明する。
【0025】かかるシールド部材21は、図5に示すよ
うに、先端部が折曲し、後端部が幅広の細長いプレート
形状を有するシールド本体21aと、シールド本体21
aに収納され、電動シート装置20を制御するECU
(制御ユニット)25及び操作スイッチ22と、シール
ド本体21aに埋め込まれ、一端がECU25に電気的
に接続され、他端がシールド本体21aの先端折曲部近
傍から外部に導出しているハーネス23等とから構成さ
れる。
【0026】シールド本体21aは、第1の実施形態と
略同等の長さ及び幅を有し、その材質は、例えば、ポリ
プロピレン又はABS樹脂、その他成型し易い材質であ
ればいずれでも良い。シールド本体21aの外側面(図
中、手前側面)の略中央部にはECU25及び操作スイ
ッチ22が嵌合する凹部21bが形成されている。更
に、凹部21bの底面には制御部品収容用の貫通孔21
cが穿設されている。
【0027】シールド本体の凹部21bの底面には接続
基板23aが埋め込まれ、基板23aの上面には複数の
接続端子(圧接接点)21dが備わっている。又、凹部
21bにはECU25が接続端子と電気的接触を保つよ
うに嵌合されている。ECU25は、図6に示すよう
に、一側に後述する操作スイッチ22との接続用端子
(圧接接点)25aを備え、他側にシールド本体21a
の端子21dとの接続用端子25bを備えた筐体と、筐
体に収納され且つこれらの接続端子と電気的に接続さ
れ、電動シート装置20の少なくとも1つの位置を記憶
し、選択された記憶値に応じて電動シート装置20を所
定の位置に移動させる制御信号を出力する制御回路基板
(図示せず)等から構成される。尚、筐体の長手方向両
端部近傍にはECU25を凹部21bに固定するための
貫通孔25cが穿設されている。
【0028】シールド本体21aの凹部21bには更
に、操作スイッチ22が嵌合されている。操作スイッチ
22は、図5に示すように、第1の実施形態と同様に一
側にシートクッション動作用ノブ22aと、シートバッ
ク動作用ノブ22b、ランバーサポート調整用ノブ22
cを備え、更にシート位置を記憶するメモリボタン22
dと、記憶された複数のシート位置のいずれかを選択し
てその位置にシートを動かす選択ボタン22eを備え、
且つ他側に操作スイッチ22とECU25とを電気的に
接続する接続端子(圧接接点)22fを有した筐体であ
る。操作スイッチ22の他側の長手方向両端部には、操
作スイッチ22及びECU25をシールド本体21aに
取り付ける係合爪22gが突出している。この係合爪2
2gは、図6に示すように、ECU25の孔及びシール
ド本体21aの孔21cを貫通してシールド本体21a
の内側面に係合し、操作スイッチ22とECU25とを
シールド本体21aの凹部21bに収納している。
【0029】尚、ECU25と操作スイッチ22とで制
御部品を構成している。シールド本体21aに埋め込ま
れたハーネス23は、第1の実施形態と同様にフラット
ケーブルである。但し、第1の実施形態の電線の他に各
モータの位置検出用の電線が追加されている。ハーネス
23は、第1の実施形態と同様にシールド本体21aに
その長手方向に沿って埋設され、ハーネス23の一端は
接続基板23aに接続され、他端はシールド部材21a
の先端近傍から外部に導出され、その先端にはコネクタ
23bが接続されている。又、ハーネス23は、例え
ば、ポリ塩化ビニル又はポリエチレンテレフタレート、
その他電線を保護するのに適する材質のいずれかで被覆
されている。
【0030】次に、かかるシールド部材21の作用につ
いて説明する。電動シート装置20を組み立てるに当た
って、図7に示す第1の実施形態と同様に、各モータ2
a〜2d、4bをシートアジャスター2に取り付け、シ
ートワイヤハーネス14'を各モータに配索する。次
に、シートクッション3及びシートバック4を組み付け
ると共に、シートアジャスター2の側方の所定位置にシ
ールド本体21aを取り付ける。続いて、シールド本体
21aから導出されたハーネス23のコネクタ23bを
シートワイヤハーネス14'に接続する。次に、ECU
25をシールド本体21aの凹部21bに嵌合し、更に
操作スイッチ22を凹部21bに嵌合する。この際、操
作スイッチ22の係止爪22gを、ECU25の貫通孔
25c、シールド本体21aの貫通孔21cに挿通して
シールド本体21aの内側面(電動シート装置との当接
面)に係合させる。この作業によってECU25及び操
作スイッチ22を同時にシールド本体21aの凹部21
bに収納固定することができる。その為、図11に示す
従来のシートポジションメモリ機能付きの電動シート装
置1のようにECU5をシートアジャスター2に取り付
け、その後、シートワイヤハーネス7をECU5に接続
する必要がなくなる。又、操作スイッチ22をシートア
ジャスター2へ取り付ける必要がなく、アジャスター2
の側部へのハーネス配索作業も別個に行う必要がない。
その為、組付作業工数を大幅に低減することができる。
更に、操作スイッチ22とECU25との間をハーネス
で接続する必要がないので、大幅な省線化を実現できる
と共に、ハーネスの無理な折り曲げによる電線の断線・
短絡を防止できる。
【0031】又、ECU25をシールド本体21aに収
納したので、シートアジャスター2、即ち、電動シート
装置下部にラゲージスペースとしての空間を確保するこ
とができる。尚、シールド本体の形状を、図8に示すよ
うに、略L字型としても良い。このシールド本体21u
を用いることで、第1の実施形態と同様に電動シート装
置20の機構部をより確実に保護することができる。
【0032】又、上述の実施形態と異なり、操作スイッ
チ22のシールド本体21aへの固定は、クリップ式、
マグネット式、スクリューネジ式であっても良い。更
に、シールド本体凹部底面の端子21dとECU25の
端子25bとの接続はコネクタで接続されても良い。更
に又、ECU25がシールド本体21aの射出成型時の
成型熱に耐えることができる場合は、ECU25をシー
ルド本体21aに一体に成型しても良い。
【0033】操作スイッチ22を複数個に分割し、その
一部を第1の実施形態のようにシールド本体21aに埋
め込んでも良い。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る車両用電動シート装置の機
構部を保護するシールド部材は、シールド部材に該電動
シート装置を制御する制御部品を収納し、該制御部品に
電気的に接続された電導線(ハーネス)をシールド部材
の所定の部位から電動シート装置の機構部に向けて導出
させたので、電動シート装置にシールド部材と制御部品
とを同時に取り付けることができ、電動シート装置の組
付工数の低減が可能になる。
【0035】又、制御部品に電気的に接続されたハーネ
スをシールド部材と一体に成型したので、シールド部材
を電動シート装置に取り付けるだけでこの部分のハーネ
スの配索も同時に行うことができ、シートワイヤハーネ
スの省線化及び電動シート装置の組付工数の低減が可能
になる。本発明の別の実施形態に係るシールド部材は、
電動シート装置の少なくとも1つの位置を記憶し、選択
された記憶値に応じて電動シート装置を所定の位置に移
動させる制御信号を出力する制御ユニットと、該制御ユ
ニットの一端面と電気的に接続され、制御ユニットに制
御信号を送出する操作スイッチとからなる制御部品を、
シールド部材に形成された凹部に収納したので、制御部
品とシールド本体とを電動シート装置に容易に取り付け
ることができ、電動シート装置の組付工数を大幅に低減
できる。
【0036】更に、制御ユニットと操作スイッチとの間
のハーネス接続が不要になるので、シートワイヤハーネ
スの大幅な省線化を実現できると共にハーネスの無理な
折り曲げによる電線の断線・短絡を阻止できる。更に
又、従来、制御ユニットが占めていた電動シート装置下
部の空間をラゲッジスペースとして有効に活用すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用電動シート装
置のシールド部材11を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用電動シート装
置のシールド部材11の、図1におけるII-II部分断面
図である。
【図3】ノブ後付け型操作スイッチを用いたシールド部
材11の、図1におけるII-II部分断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用電動シート装
置のシールド部材11の変形例を示す斜視図である。
【図5】本発明の別の実施形態に係る車両用電動シート
装置のシールド部材21を示す斜視図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係る車両用電動シート
装置のシールド部材21の、図5におけるVI-VI部分断
面図である。
【図7】本発明の別の実施形態に係る車両用電動シート
装置のシールド部材21を装着した電動シート装置20
を示す透視斜視図である。
【図8】本発明の別の実施形態に係る車両用電動シート
装置のシールド部材21の変形例を示す斜視図である。
【図9】従来のシールド部材9を電動シート装置1に取
り付ける状態を示す、一部透視した斜視図である。
【図10】従来のシールド部材8を電動シート装置1に
取り付ける状態を示す、一部透視した斜視図である。
【図11】従来の電動シート装置1のハーネス7が配索
された状態を示す透視斜視図である。
【符号の説明】
10、20 車両用電動シート装置 11、21 シールド部材 11a、21a シールド部材 12、22 操作スイッチ 21b 凹部 25 制御ユニット 13、23 ハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動シート装置の姿勢を調整する電動機
    器を含む機構部を保護するシールド部材であって、前記
    電動機器の作動を制御する制御部品が収納され、該制御
    部品に電気的に接続された電導線が所定の部位から前記
    機構部に向けて導出されたことを特徴とする車両用電動
    シート装置のシールド部材。
  2. 【請求項2】 上記制御部品は、前記電動機器の作動を
    制御する操作スイッチであることを特徴とする、請求項
    1に記載の車両用電動シート装置のシールド部材。
  3. 【請求項3】 上記制御部品は、電動シート装置の少な
    くとも1つの位置を記憶し、選択された記憶値に応じて
    電動シート装置を所定の位置に移動させる制御信号を出
    力する制御ユニットと、該制御ユニットの一端面に電気
    的に接続され、該制御ユニットに制御信号を送出する操
    作スイッチとからなり、上記シールド部材には上記制御
    部品が嵌装される凹部が形成され、該凹部には上記制御
    ユニットと上記電導線とを電気的に接続する端子が設け
    られていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用
    電動シート装置のシールド部材。
JP10003237A 1998-01-09 1998-01-09 車両用電動シート装置のシールド部材 Pending JPH11198702A (ja)

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JP2009137390A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Toyota Boshoku Corp 乗物用シートの電気配線部材の保持構造
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