JPH1119745A - リング製造方法およびリング製造装置 - Google Patents
リング製造方法およびリング製造装置Info
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- B21B39/08—Braking or tensioning arrangements
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リング成形工程に送る異形線材を製造過程で
成形して、多種少量生産でも高精度のリングプレートを
製造できるようにする。 【解決手段】板材成形工程で丸棒１をローラ３、４によ
って任意断面形状の板材に成形する。傾斜圧延工程で前
記板材をローラ９、１０によって傾斜圧延し該板材をそ
の幅方向に沿って一方から他方に厚さが増大した異形板
材（ｅ）に成形する。リング成形工程は、前記異形板材
をリング成形手段１４によってリング状に成形する。異
形板材がリング成形ラインで適宜成形でき、リングプレ
ートの種類に応じた異形板材を用意する必要がなくなる
と共に形状精度が確保される。
成形して、多種少量生産でも高精度のリングプレートを
製造できるようにする。 【解決手段】板材成形工程で丸棒１をローラ３、４によ
って任意断面形状の板材に成形する。傾斜圧延工程で前
記板材をローラ９、１０によって傾斜圧延し該板材をそ
の幅方向に沿って一方から他方に厚さが増大した異形板
材（ｅ）に成形する。リング成形工程は、前記異形板材
をリング成形手段１４によってリング状に成形する。異
形板材がリング成形ラインで適宜成形でき、リングプレ
ートの種類に応じた異形板材を用意する必要がなくなる
と共に形状精度が確保される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の厚さ、幅お
よび内外径等のリングプレートを原線材を変えずに成形
でき、多種少量生産にも適するリング製造方法およびそ
の装置に関する。
よび内外径等のリングプレートを原線材を変えずに成形
でき、多種少量生産にも適するリング製造方法およびそ
の装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動変速機の湿式多板クラッチを構成す
る部品の一つであるセパレートプレートのようなリング
プレートは、一般には平板からの打抜きによって製造さ
れているが、この方法では歩留りが悪く、近年の自動車
等における高性能化、高品質化の進むなかで、低コスト
化には限界が見えたといったのが現状である。
る部品の一つであるセパレートプレートのようなリング
プレートは、一般には平板からの打抜きによって製造さ
れているが、この方法では歩留りが悪く、近年の自動車
等における高性能化、高品質化の進むなかで、低コスト
化には限界が見えたといったのが現状である。
【０００３】そこで、原線材として幅方向の一方が他方
に向って厚さが増大する断面が傾斜形状の異形板材を用
意し、該異形板材をその厚みの小さい側がリングの内側
となるようにリング状に成形して厚さが一定のリングと
するリング成形方法が提案された（社団法人 自動車技
術会 学術講演会前刷集９２１ １９９２−５）。上記
リング成形方法は、製造しようとするリングプレートの
厚さ、幅および内外径等が所定精度となるように、リン
グ成形時の変形を計算した上で、リング成形前の異形板
材の断面形状を設定するものである。
に向って厚さが増大する断面が傾斜形状の異形板材を用
意し、該異形板材をその厚みの小さい側がリングの内側
となるようにリング状に成形して厚さが一定のリングと
するリング成形方法が提案された（社団法人 自動車技
術会 学術講演会前刷集９２１ １９９２−５）。上記
リング成形方法は、製造しようとするリングプレートの
厚さ、幅および内外径等が所定精度となるように、リン
グ成形時の変形を計算した上で、リング成形前の異形板
材の断面形状を設定するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来上記異
形板材は、穴開きダイスを用いた引抜き加工により製作
されている。このため、厚さや幅、内外径の異なる各種
のリングプレートを製造する場合は、それらのリングプ
レートを製造できる異形板材をそれぞれ製作し、異形板
材を選択してリング成形しなければならず、かつ穴開き
ダイスが各種必要になり、多種少量の製造にはコストが
嵩むものである。
形板材は、穴開きダイスを用いた引抜き加工により製作
されている。このため、厚さや幅、内外径の異なる各種
のリングプレートを製造する場合は、それらのリングプ
レートを製造できる異形板材をそれぞれ製作し、異形板
材を選択してリング成形しなければならず、かつ穴開き
ダイスが各種必要になり、多種少量の製造にはコストが
嵩むものである。
【０００５】また、（１）引抜き加工により製作される
異形板材は、通常の穴開きダイスの加工精度が０．０５
ｍｍ程度であり、形状測定して加工される穴開きダイス
でも０．０２ｍｍが限界で、高精度な異形板材を得るこ
とは非常に難しい。 （２）引抜き材の面粗度は、Ｒｚ=４．５程度あり、リ
ングプレートに要求される面粗度を確保するには、後工
程において研磨やバレル加工が必要である。
異形板材は、通常の穴開きダイスの加工精度が０．０５
ｍｍ程度であり、形状測定して加工される穴開きダイス
でも０．０２ｍｍが限界で、高精度な異形板材を得るこ
とは非常に難しい。 （２）引抜き材の面粗度は、Ｒｚ=４．５程度あり、リ
ングプレートに要求される面粗度を確保するには、後工
程において研磨やバレル加工が必要である。
【０００６】（３）引抜き加工では、薄板の生産が難し
く、薄板のリングプレートへの引抜き加工の適用は不向
きである。 （４）引抜き加工では板幅の広い線材の加工は得られに
くい。 （５）原価に占める原材料費の割合が大きい。 といった問題があった。
く、薄板のリングプレートへの引抜き加工の適用は不向
きである。 （４）引抜き加工では板幅の広い線材の加工は得られに
くい。 （５）原価に占める原材料費の割合が大きい。 といった問題があった。
【０００７】従って、本発明は、各リングプレートに合
った異形板材を用意する必要がなく、厚さや幅に制約さ
れない任意のリングプレートを多種少量でも高精度に生
産できるリング製造方法および装置を提供することを解
決すべき課題とする。
った異形板材を用意する必要がなく、厚さや幅に制約さ
れない任意のリングプレートを多種少量でも高精度に生
産できるリング製造方法および装置を提供することを解
決すべき課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のリング製造方法は、丸棒を任意断面形状の板材に成
形する板材形成工程と、該板材を傾斜圧延し該板材をそ
の幅方向に沿って一方から他方に厚さが増大する異形板
材に成形する傾斜圧延工程と、該異形板材をその厚みの
小さい側がリングの内側となるようにリング状に成形す
るリング成形工程とからなることを特徴とする。
明のリング製造方法は、丸棒を任意断面形状の板材に成
形する板材形成工程と、該板材を傾斜圧延し該板材をそ
の幅方向に沿って一方から他方に厚さが増大する異形板
材に成形する傾斜圧延工程と、該異形板材をその厚みの
小さい側がリングの内側となるようにリング状に成形す
るリング成形工程とからなることを特徴とする。
【０００９】また、本発明の製造装置は、丸棒が送給さ
れ、該丸材を任意断面形状の板材に成形する平板形成手
段と、該板材の繰出し位置に配設され、該板材を傾斜圧
延し該板材をその幅方向に沿って一方から他方に厚さが
増大する異形板材に成形する傾斜圧延手段と、該異形板
材をその厚みの小さい側がリングの内側となるようにリ
ング状に成形するリング成形手段とを具備することを特
徴とする。
れ、該丸材を任意断面形状の板材に成形する平板形成手
段と、該板材の繰出し位置に配設され、該板材を傾斜圧
延し該板材をその幅方向に沿って一方から他方に厚さが
増大する異形板材に成形する傾斜圧延手段と、該異形板
材をその厚みの小さい側がリングの内側となるようにリ
ング状に成形するリング成形手段とを具備することを特
徴とする。
【００１０】（作用）本発明の製造方法および製造装置
は、１種類の丸棒から他種類のリングを任意に製造する
ことができる。最終製品である各リングの形状毎に、そ
の前の原料となる異形板材の形状寸法、普通板材の寸法
が異なる。しかし１種類の丸棒から寸法の異なる各種の
普通板材が形成できる。このため、最終製品であるリン
グの形状寸法に合った、普通板材、異形板材をそれぞれ
板材形成工程、傾斜圧延工程で作り、最後に所定の曲率
半径を持たせるようにその異形板材をリング状に成形す
ることにより目的のリングを製造できる。
は、１種類の丸棒から他種類のリングを任意に製造する
ことができる。最終製品である各リングの形状毎に、そ
の前の原料となる異形板材の形状寸法、普通板材の寸法
が異なる。しかし１種類の丸棒から寸法の異なる各種の
普通板材が形成できる。このため、最終製品であるリン
グの形状寸法に合った、普通板材、異形板材をそれぞれ
板材形成工程、傾斜圧延工程で作り、最後に所定の曲率
半径を持たせるようにその異形板材をリング状に成形す
ることにより目的のリングを製造できる。
【００１１】なお、所定のリングを作るのに必要な普通
板材及び異形板材を作るための板材形成手段の設定、傾
斜圧延手段の傾斜角度の設定及びリング成形手段の曲率
半径の設定は、作業員により設定することも、あるいは
制御用のコンピュータとアクチュエータとを用いて自動
的に設定することもできる。本発明の製造方法では、リ
ング成形工程前の粗材に必要な、リングプレートの種類
に適合した断面形状の板材を、板材形成工程によって同
一の丸棒を成形して得ているので、リングプレート毎に
異形板材を用意する必要がなくかつ丸棒の変更も必要が
ない。
板材及び異形板材を作るための板材形成手段の設定、傾
斜圧延手段の傾斜角度の設定及びリング成形手段の曲率
半径の設定は、作業員により設定することも、あるいは
制御用のコンピュータとアクチュエータとを用いて自動
的に設定することもできる。本発明の製造方法では、リ
ング成形工程前の粗材に必要な、リングプレートの種類
に適合した断面形状の板材を、板材形成工程によって同
一の丸棒を成形して得ているので、リングプレート毎に
異形板材を用意する必要がなくかつ丸棒の変更も必要が
ない。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法において、板材
形成工程は、板材の厚さを調整する工程と、該板材を幅
方向に圧延する工程のいずれか一方をもつことができる
（請求項２、請求項３）。この場合、幅調整工程は、丸
棒をその軸芯と直角の方向に圧延し、厚さ調整工程は、
軸芯方向に圧延することが好ましい。これにより、板材
の幅の調整又は厚さの調整を容易に行うことができる。
幅調整工程の場合、板材の幅方向両縁部が厚くなっても
よい。
形成工程は、板材の厚さを調整する工程と、該板材を幅
方向に圧延する工程のいずれか一方をもつことができる
（請求項２、請求項３）。この場合、幅調整工程は、丸
棒をその軸芯と直角の方向に圧延し、厚さ調整工程は、
軸芯方向に圧延することが好ましい。これにより、板材
の幅の調整又は厚さの調整を容易に行うことができる。
幅調整工程の場合、板材の幅方向両縁部が厚くなっても
よい。
【００１３】また、板材成形工程は、段付きの板材を成
形してもよい（請求項４）。段付きの板材は、片側半分
の厚みが大きいものや、中央部が凹又は凸となる形状等
を適宜選択することができる。この段付き板材により周
方向に溝があるリングプレートが得られる。なお、板材
成形工程の成形用ツールとしてローラ部材で行う場合、
該ローラ部材の所定位置に特殊な溝形状を付与しておく
ことにより、リングの径方向にも溝や突部を形成するこ
とができる。
形してもよい（請求項４）。段付きの板材は、片側半分
の厚みが大きいものや、中央部が凹又は凸となる形状等
を適宜選択することができる。この段付き板材により周
方向に溝があるリングプレートが得られる。なお、板材
成形工程の成形用ツールとしてローラ部材で行う場合、
該ローラ部材の所定位置に特殊な溝形状を付与しておく
ことにより、リングの径方向にも溝や突部を形成するこ
とができる。
【００１４】本発明の製造装置は、リング成形時の板厚
若しくは板幅等の変化をインライン計測するセンサ類を
設け、該センサ類の結果に基づき自動制御又は手動操作
により、板材形成手段で作られる板材の断面の幅および
厚さ、傾斜圧延手段で付与される板材の幅方向の一方か
ら他方に沿っての厚さの増大程度を示す傾斜を調整する
ことが、リング精度確保のうえで好ましい。
若しくは板幅等の変化をインライン計測するセンサ類を
設け、該センサ類の結果に基づき自動制御又は手動操作
により、板材形成手段で作られる板材の断面の幅および
厚さ、傾斜圧延手段で付与される板材の幅方向の一方か
ら他方に沿っての厚さの増大程度を示す傾斜を調整する
ことが、リング精度確保のうえで好ましい。
【００１５】板材形成手段は、丸棒をその軸芯と直角の
方向に圧延する一対のローラを用いて構成することがで
きる。このローラ対は丸棒の軸芯と平行に架設し、左右
往復運動させることにより、徐々に幅を拡げるものであ
る。リング成形手段は、少なくとも３つのローラをリン
グの内側と外側に所定配置したローラ式曲げ加工装置を
用いることが好ましい。この場合、各ローラの配置を変
更することによってリングプレートの内外径を変更する
ことができる。
方向に圧延する一対のローラを用いて構成することがで
きる。このローラ対は丸棒の軸芯と平行に架設し、左右
往復運動させることにより、徐々に幅を拡げるものであ
る。リング成形手段は、少なくとも３つのローラをリン
グの内側と外側に所定配置したローラ式曲げ加工装置を
用いることが好ましい。この場合、各ローラの配置を変
更することによってリングプレートの内外径を変更する
ことができる。
【００１６】また、本発明の製造装置において、傾斜圧
延手段とリング成形手段との間にテンショナーを設ける
ことができる。これによリ、粗材の張力を一定にでき、
形状のばらつきを抑えるとともに、板クラウン量の調節
を行うことができる。また、個のテンショナーは、上流
側の連続圧延工程と、下流側の間欠圧延工程との調整機
能（バッファ機能）を兼ねており、リング成形後に行う
リング切断の精度が向上する。
延手段とリング成形手段との間にテンショナーを設ける
ことができる。これによリ、粗材の張力を一定にでき、
形状のばらつきを抑えるとともに、板クラウン量の調節
を行うことができる。また、個のテンショナーは、上流
側の連続圧延工程と、下流側の間欠圧延工程との調整機
能（バッファ機能）を兼ねており、リング成形後に行う
リング切断の精度が向上する。
【００１７】傾斜圧延手段は、間欠運転することが好ま
しい。これにより、リング切断時にリングが停止してい
るため、走行切断に比べ切断精度がよくなる。
しい。これにより、リング切断時にリングが停止してい
るため、走行切断に比べ切断精度がよくなる。
【００１８】
【実施例】本発明を図面を参照して説明する。 第１実施例 本発明の第１実施例に係る製造装置は、図１に示すよう
な概念図で説明することができる。図１において、１は
金属の丸棒であり、該丸棒１は図示しない送給手段から
製造装置２に送給される。製造装置２は、前記丸棒１を
その直径方向（丸棒１の軸芯と直交する方向）に圧延す
る一対のローラ３、４と、該ローラ３、４から送出され
る板材をその幅方向に圧延するローラ５、６および厚さ
方向に圧延するローラ７、８と、互いの回転軸が傾斜し
て板材を圧延する傾斜ローラ９、１０と、ガイドローラ
１１、曲げローラ１２および芯金ローラ１３からなるリ
ング成形手段１４とから構成されている。
な概念図で説明することができる。図１において、１は
金属の丸棒であり、該丸棒１は図示しない送給手段から
製造装置２に送給される。製造装置２は、前記丸棒１を
その直径方向（丸棒１の軸芯と直交する方向）に圧延す
る一対のローラ３、４と、該ローラ３、４から送出され
る板材をその幅方向に圧延するローラ５、６および厚さ
方向に圧延するローラ７、８と、互いの回転軸が傾斜し
て板材を圧延する傾斜ローラ９、１０と、ガイドローラ
１１、曲げローラ１２および芯金ローラ１３からなるリ
ング成形手段１４とから構成されている。
【００１９】上記製造装置２をより具体化した構成を図
２および図３に示し、図１と共通の符号を付して説明す
る。図１〜図３に示すように、初段のローラ３、４は、
丸棒１の軸芯（送り方向）と平行に架設されており、ロ
ーラ３、４はその回転軸を中心に互いに同一位相で左右
往復運動する。２段目のローラ５、６は、板材の厚さ方
向に架設されている。３段目のローラ７、８は、板材の
幅方向に架設されている。これら各段のローラ３〜８
は、本発明の平板形成手段を構成しており、初段が概略
の幅の調整を行い、２段目が幅調整を、３段目が板厚調
整中仕上げの成形を行っている。
２および図３に示し、図１と共通の符号を付して説明す
る。図１〜図３に示すように、初段のローラ３、４は、
丸棒１の軸芯（送り方向）と平行に架設されており、ロ
ーラ３、４はその回転軸を中心に互いに同一位相で左右
往復運動する。２段目のローラ５、６は、板材の厚さ方
向に架設されている。３段目のローラ７、８は、板材の
幅方向に架設されている。これら各段のローラ３〜８
は、本発明の平板形成手段を構成しており、初段が概略
の幅の調整を行い、２段目が幅調整を、３段目が板厚調
整中仕上げの成形を行っている。
【００２０】上記３段目のローラ７、８と続く傾斜ロー
ラ９、１０との間には、図２、図３に示すように、粗材
の経路に沿って配設された３つのローラ１５〜１７のう
ち中間のローラ１６をテンションローラとしたテンショ
ナーが配設されている。傾斜ローラ９、１０は、図４に
示すように、厚み方向上下の配置で板材の幅方向に架設
され、本発明の傾斜圧延手段を構成している。ここで
は、上側のローラ９が水平の回転軸をもつ下側のローラ
１０に対して傾斜角αで交差しており、この傾斜角αに
応じた傾斜断面形状（ｅ）の異形板材を成形している。
ラ９、１０との間には、図２、図３に示すように、粗材
の経路に沿って配設された３つのローラ１５〜１７のう
ち中間のローラ１６をテンションローラとしたテンショ
ナーが配設されている。傾斜ローラ９、１０は、図４に
示すように、厚み方向上下の配置で板材の幅方向に架設
され、本発明の傾斜圧延手段を構成している。ここで
は、上側のローラ９が水平の回転軸をもつ下側のローラ
１０に対して傾斜角αで交差しており、この傾斜角αに
応じた傾斜断面形状（ｅ）の異形板材を成形している。
【００２１】上記傾斜ローラ９、１０より後段のリング
成形手段１４は、ガイドローラ１１、曲げローラ１２お
よび芯金ローラ１３がリングの軸方向に所定の配置で架
設されており、異形板材をリング状に成形するものであ
る。また、テンショナーと傾斜ローラ９、１０の間には
第１の板厚センサ１８が設置され、傾斜ローラ出口側の
座屈防止用ガイド２１とガイドローラ１１との間には、
第２の板厚センサ１９が、曲げローラ１２と芯金ローラ
１３との間には第３の板厚センサ２０がそれぞれ設置さ
れている。これらの板厚センサ１８〜１９の出力は、コ
ントローラ３１に入力され、該コントローラ３１より板
材形成手段のローラ３，４間距離の調整部材、ローラ
５，６間距離調整部材、ローラ７、８間距離調整部材、
傾斜ローラ９、１０の傾斜角調整部材にフィードバック
制御のための信号を供給している。なお、図２、図３に
おいて符号２２はカッタである。
成形手段１４は、ガイドローラ１１、曲げローラ１２お
よび芯金ローラ１３がリングの軸方向に所定の配置で架
設されており、異形板材をリング状に成形するものであ
る。また、テンショナーと傾斜ローラ９、１０の間には
第１の板厚センサ１８が設置され、傾斜ローラ出口側の
座屈防止用ガイド２１とガイドローラ１１との間には、
第２の板厚センサ１９が、曲げローラ１２と芯金ローラ
１３との間には第３の板厚センサ２０がそれぞれ設置さ
れている。これらの板厚センサ１８〜１９の出力は、コ
ントローラ３１に入力され、該コントローラ３１より板
材形成手段のローラ３，４間距離の調整部材、ローラ
５，６間距離調整部材、ローラ７、８間距離調整部材、
傾斜ローラ９、１０の傾斜角調整部材にフィードバック
制御のための信号を供給している。なお、図２、図３に
おいて符号２２はカッタである。
【００２２】上記構成のリング製造装置２を用いてリン
グプレートを作製する製造方法を以下に説明する。本実
施例の製造方法は、幅、厚さの調整工程と、中仕上げ工
程からなる板材形成工程と、異形板材を成形する傾斜圧
延工程と、異形板材をリング状に成形するリング成形工
程とが主体となっている。幅の調整工程において、図５
に示す断面形状（ａ）の丸棒１は、幅調整用のローラ
３、４の間に送入され、該ローラ３、４の動作によって
その直径方向に圧延される。これにより、図５に示すよ
うな断面形状（ｂ）の板材が得られる。
グプレートを作製する製造方法を以下に説明する。本実
施例の製造方法は、幅、厚さの調整工程と、中仕上げ工
程からなる板材形成工程と、異形板材を成形する傾斜圧
延工程と、異形板材をリング状に成形するリング成形工
程とが主体となっている。幅の調整工程において、図５
に示す断面形状（ａ）の丸棒１は、幅調整用のローラ
３、４の間に送入され、該ローラ３、４の動作によって
その直径方向に圧延される。これにより、図５に示すよ
うな断面形状（ｂ）の板材が得られる。
【００２３】厚さ調整工程は、ローラ３、４からの板材
をローラ５、６が板材の幅方向に圧延して図５の（ｃ）
に示すような幅方向両縁部が厚い板材とする。この厚み
はリングプレートの角Ｒを小さく、かつ内外径精度、板
幅精度を高めるために設けるものである。幅方向両縁部
に厚みが付与された板材は、更に形状を整えるため、ロ
ーラ７、８によって中仕上げの成形が加えられる。中仕
上げ後の板材は、図５（ｄ）に示すように、ほぼ方形帯
状の断面形状を呈する。
をローラ５、６が板材の幅方向に圧延して図５の（ｃ）
に示すような幅方向両縁部が厚い板材とする。この厚み
はリングプレートの角Ｒを小さく、かつ内外径精度、板
幅精度を高めるために設けるものである。幅方向両縁部
に厚みが付与された板材は、更に形状を整えるため、ロ
ーラ７、８によって中仕上げの成形が加えられる。中仕
上げ後の板材は、図５（ｄ）に示すように、ほぼ方形帯
状の断面形状を呈する。
【００２４】中仕上げ後の板材は、テンショナーで張力
を維持し、傾斜ローラ９、１０によって傾斜圧延工程に
送られる。この工程では、リング成形時のリング内径側
が板厚増加および外径側が板厚減少となることを見込
み、リング成形後にリング内外径の板厚が同一となるよ
うに、幅方向に沿って一方から他方に厚さが増大する異
形板材（図５（ｅ））に成形する。
を維持し、傾斜ローラ９、１０によって傾斜圧延工程に
送られる。この工程では、リング成形時のリング内径側
が板厚増加および外径側が板厚減少となることを見込
み、リング成形後にリング内外径の板厚が同一となるよ
うに、幅方向に沿って一方から他方に厚さが増大する異
形板材（図５（ｅ））に成形する。
【００２５】リング成形工程では、前記異形板材が座屈
防止用のガイド２１を経て、ガイドローラ１１に導かれ
る。ガイドローラ１１は異形板材を径内方向にガイドす
る。続く芯金ローラ１３は径内方向にガイドされた異形
板材を更に内側にガイドする。この二つのローラ１１、
１３と曲げローラ１２によって異形板材は円形に湾曲
し、リング状に成形される。リング状にされた異形板材
は、所定位置のカッタ２２で切断され、図５（ｆ）に示
すように、幅方向の厚みが均一のリングプレートとな
る。
防止用のガイド２１を経て、ガイドローラ１１に導かれ
る。ガイドローラ１１は異形板材を径内方向にガイドす
る。続く芯金ローラ１３は径内方向にガイドされた異形
板材を更に内側にガイドする。この二つのローラ１１、
１３と曲げローラ１２によって異形板材は円形に湾曲
し、リング状に成形される。リング状にされた異形板材
は、所定位置のカッタ２２で切断され、図５（ｆ）に示
すように、幅方向の厚みが均一のリングプレートとな
る。
【００２６】なお、板幅が広く薄いリングプレートを成
形する場合は、ローラ３、４の距離を小さくすればよ
く、コントローラ３１へのキー入力操作により自動的
に、あるいはローラ３、４の調整部材を手動で調整する
ことによって変更することができる。また、ローラ１１
〜１３の配置を変更することにより、リングプレートの
内外径を大きくしたり小さくしたりすることができる。
リングプレートの内外径を大きくする場合は、ローラ９
の傾斜角αを小さくし、リングプレートの内外径を小さ
くする場合は、ローラ９の傾斜角αを大きくする。これ
らも自動或は手動により行うことができる。
形する場合は、ローラ３、４の距離を小さくすればよ
く、コントローラ３１へのキー入力操作により自動的
に、あるいはローラ３、４の調整部材を手動で調整する
ことによって変更することができる。また、ローラ１１
〜１３の配置を変更することにより、リングプレートの
内外径を大きくしたり小さくしたりすることができる。
リングプレートの内外径を大きくする場合は、ローラ９
の傾斜角αを小さくし、リングプレートの内外径を小さ
くする場合は、ローラ９の傾斜角αを大きくする。これ
らも自動或は手動により行うことができる。
【００２７】以上のような実施例の製造装置２および製
造方法によれば、ローラ３、４による幅の調整工程、ロ
ーラ７、８による厚さの調整工程によって、リングプレ
ートの厚さ、幅の任意な設定が可能となる。従って、製
造しようとするリングプレートに合った異形板材を種々
用意する必要がなく、厚さや幅等に制約されない各種の
リングプレートを多種少量でも高精度に生産できるので
ある。
造方法によれば、ローラ３、４による幅の調整工程、ロ
ーラ７、８による厚さの調整工程によって、リングプレ
ートの厚さ、幅の任意な設定が可能となる。従って、製
造しようとするリングプレートに合った異形板材を種々
用意する必要がなく、厚さや幅等に制約されない各種の
リングプレートを多種少量でも高精度に生産できるので
ある。
【００２８】また、（１）ローラ３、４間の距離および
ローラ７、８間の距離の調整によって、得られる板材の
幅および厚さを自在に変更でき、板厚が板幅に対して
０．２倍以下のものでも精度良く容易に製造することが
できる。（２）テンショナーと板厚の計測により、前記
距離の制御が可能であり、一層精度を高めることができ
る。
ローラ７、８間の距離の調整によって、得られる板材の
幅および厚さを自在に変更でき、板厚が板幅に対して
０．２倍以下のものでも精度良く容易に製造することが
できる。（２）テンショナーと板厚の計測により、前記
距離の制御が可能であり、一層精度を高めることができ
る。
【００２９】第２実施例 本発明の第２実施例では、図６に示すように、中仕上げ
用のローラ２７、２８の軸方向に径大の部分と径小の段
差を設けると共に、傾斜ローラ２９、３０にも同様の段
差を設けている。図７は上記段差をもつローラ２７、２
８によって圧延される板材の態様を示し、これによって
得られる板材の断面形状は、図６（ｇ）に示すように、
幅方向の一方側の厚みが大きく、他方側を小さくでき
る。このような段付の板材は、段付きの傾斜ローラ２
９、３０によって板厚の大きい部分ｈ′に傾斜が付与さ
れる。この（ｈ）の断面形状の異形板材をリング成形す
ると、（ｉ）に示すような、周方向に溝のあるリングプ
レートが得られる。
用のローラ２７、２８の軸方向に径大の部分と径小の段
差を設けると共に、傾斜ローラ２９、３０にも同様の段
差を設けている。図７は上記段差をもつローラ２７、２
８によって圧延される板材の態様を示し、これによって
得られる板材の断面形状は、図６（ｇ）に示すように、
幅方向の一方側の厚みが大きく、他方側を小さくでき
る。このような段付の板材は、段付きの傾斜ローラ２
９、３０によって板厚の大きい部分ｈ′に傾斜が付与さ
れる。この（ｈ）の断面形状の異形板材をリング成形す
ると、（ｉ）に示すような、周方向に溝のあるリングプ
レートが得られる。
【００３０】本発明の第３実施例では、図８に示すよう
に、前記段付けを幅調整用のローラ２３、２４にて行う
ものである。この場合の、ローラ２３、２４は、一方の
ローラ２３を円弧面の半分が径を大きく、他の半分が径
を小さくしたものとする。このようなローラ２３、２４
によって得られる板材は、図８（ｊ）に示すように、段
付き形状になる。また、後段の中仕上げ用ローラ２７、
２８および傾斜圧延用のローラ２９、３０も段付きにす
る。
に、前記段付けを幅調整用のローラ２３、２４にて行う
ものである。この場合の、ローラ２３、２４は、一方の
ローラ２３を円弧面の半分が径を大きく、他の半分が径
を小さくしたものとする。このようなローラ２３、２４
によって得られる板材は、図８（ｊ）に示すように、段
付き形状になる。また、後段の中仕上げ用ローラ２７、
２８および傾斜圧延用のローラ２９、３０も段付きにす
る。
【００３１】この第３実施例によっても第２実施例と同
様に周方向溝の付いたリングプレートを精度よく成形す
ることができる。なお、段付き形状の板材としては、前
記幅調整用のローラ等の形状を設定することにより、図
９の３１〜３４に示すように、種々の断面形状の板材の
成形が可能となる。３１の形状の板材では、周方向両側
に溝が付されたリングプレートが得られ、３２の形状の
板材では、周方向中央に溝が付されたリングプレートが
得られる。
様に周方向溝の付いたリングプレートを精度よく成形す
ることができる。なお、段付き形状の板材としては、前
記幅調整用のローラ等の形状を設定することにより、図
９の３１〜３４に示すように、種々の断面形状の板材の
成形が可能となる。３１の形状の板材では、周方向両側
に溝が付されたリングプレートが得られ、３２の形状の
板材では、周方向中央に溝が付されたリングプレートが
得られる。
【００３２】厚み調整用のローラ部材は、図１０に示す
ように円盤形のローラ４３、４４としてもよい。このロ
ーラ４３、４４の場合も矢印に示すように左右往復動さ
せ、左図の状態で丸棒１を所定幅の板材（ｂ）−１に形
成し、ローラ４３、４４が復動した右図の状態で更に幅
広の板材（ｂ）−２に形成される。このように第２、第
３実施例では、丸棒１から任意形状の段付き板材を形成
してリング成形手段に供給するので、これらの形状の異
形板材をそれぞれ用意する必要がなくなる。
ように円盤形のローラ４３、４４としてもよい。このロ
ーラ４３、４４の場合も矢印に示すように左右往復動さ
せ、左図の状態で丸棒１を所定幅の板材（ｂ）−１に形
成し、ローラ４３、４４が復動した右図の状態で更に幅
広の板材（ｂ）−２に形成される。このように第２、第
３実施例では、丸棒１から任意形状の段付き板材を形成
してリング成形手段に供給するので、これらの形状の異
形板材をそれぞれ用意する必要がなくなる。
【００３３】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、定形
の丸棒より任意形状の異形板材をリング成形過程で得ら
れるようにすることにより、リングプレートの種類毎に
異形板材を用意する必要がなく、厚さや幅等に制約され
ない各種のリングプレートを多種少量で高精度に生産で
きる。
の丸棒より任意形状の異形板材をリング成形過程で得ら
れるようにすることにより、リングプレートの種類毎に
異形板材を用意する必要がなく、厚さや幅等に制約され
ない各種のリングプレートを多種少量で高精度に生産で
きる。
【図１】 本発明の第１実施例の製造装置を示す概念図
である。
である。
【図２】 図１の製造装置をより詳細に模式化して示す
横側面図である。
横側面図である。
【図３】 図１の製造装置を上面から模式化して示す図
である。
である。
【図４】 傾斜形状を得る一例であって傾斜ローラを示
す図である。
す図である。
【図５】 本発明の第１実施例で得られる粗材の断面形
状を順に示す説明図である。
状を順に示す説明図である。
【図６】 本発明の第２実施例の製造装置を示す概念図
である。
である。
【図７】 上記第２実施例で段付きの板材を得る方法を
示す図である。
示す図である。
【図８】 本発明の第３実施例の製造装置を示す概念図
である。
である。
【図９】 任意の段付き板材を示す図である。
【図１０】本発明の幅の調整用ローラの変形例を示す図
である。
である。
１…丸棒、２…製造装置、３、４…幅調整用のローラ、
５、６…厚さ調整用のローラ、９、１０…傾斜ローラ
（傾斜圧延手段）、１１〜１３…リング成形用のロー
ラ。
５、６…厚さ調整用のローラ、９、１０…傾斜ローラ
（傾斜圧延手段）、１１〜１３…リング成形用のロー
ラ。
Claims (5)
- 【請求項１】 丸棒を任意断面形状の板材に成形する板
材形成工程と、該板材を傾斜圧延し該板材をその幅方向
に沿って一方から他方に厚さが増大する異形板材に成形
する傾斜圧延工程と、該異形板材をその厚みの小さい側
がリングの内側となるようにリング状に成形するリング
成形工程と、からなることを特徴とするリング製造方
法。 - 【請求項２】 前記板材形成工程は、前記板材の厚さを
調整する厚さ調整工程をもつ請求項１記載のリング製造
方法。 - 【請求項３】 前記板材形成工程は、前記板材を幅方向
に圧延する幅調整工程をもつ請求項２記載のリング製造
方法。 - 【請求項４】 前記板材形成工程は、段付きの板材を形
成するものである請求項１に記載のリング製造方法。 - 【請求項５】 丸棒が送給され、該丸線材を任意断面形
状の板材に成形する平板形成手段と、該板材の繰出し位
置に配設され、該板材を傾斜圧延し該板材をその幅方向
に沿って一方から他方に厚さが増大する異形板材に成形
する傾斜圧延手段と、該異形板材をその厚みの小さい側
がリングの内側となるようにリング状に成形するリング
成形手段とを具備することを特徴とするリング製造装
置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174820A JPH1119745A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | リング製造方法およびリング製造装置 |
| US09/105,277 US5979205A (en) | 1997-06-30 | 1998-06-26 | Ring manufacturing method and ring manufacturing apparatus |
| DE19829050A DE19829050A1 (de) | 1997-06-30 | 1998-06-29 | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Rings |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174820A JPH1119745A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | リング製造方法およびリング製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1119745A true JPH1119745A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=15985242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9174820A Pending JPH1119745A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | リング製造方法およびリング製造装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5979205A (ja) |
| JP (1) | JPH1119745A (ja) |
| DE (1) | DE19829050A1 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371993A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Fuji Industrial Co Ltd | 多翼ファンの上板及びその製造方法並びにその製造装置 |
| CN100342991C (zh) * | 2002-11-26 | 2007-10-17 | 美蓓亚株式会社 | 线材成形机器 |
| JP2016203224A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 三菱重工業株式会社 | 圧延加工装置、湾曲加工方法、湾曲加工材料 |
| JP2016214059A (ja) * | 2015-04-29 | 2016-12-15 | 株式会社デンソー | ステータコア成形装置およびステータコア成形方法 |
| CN112122367A (zh) * | 2020-09-17 | 2020-12-25 | 重庆北永建设工程有限公司 | 一种地基基础施工用钢筋轧制装置 |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6034875A (en) * | 1998-06-17 | 2000-03-07 | International Business Machines Corporation | Cooling structure for electronic components |
| US6286352B1 (en) * | 1998-12-03 | 2001-09-11 | Pullman Industries, Inc. | Stretch roll forming apparatus using frusto-conical rolls |
| US6643930B2 (en) * | 2001-08-02 | 2003-11-11 | Robert Issagholian-Havai | Method and apparatus for producing end flange member for cylindrical duct |
| US7607226B2 (en) | 2006-03-03 | 2009-10-27 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Internal fuel manifold with turned channel having a variable cross-sectional area |
| DE102008046233A1 (de) | 2008-09-08 | 2010-03-11 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Ringförmiges Formelement, insbesondere Kernring für Schaufelräder hydrodynamischer Komponenten und Verfahren zur Herstellung eines derartigen ringförmigen Formelementes, insbesondere Kernringes |
| CN101934310B (zh) * | 2009-06-30 | 2012-05-30 | 极点股份有限公司 | 扳动工具及其折弯制程 |
| CN101690941B (zh) * | 2009-09-28 | 2011-05-11 | 东北大学 | 一种多用途液态金属的双辊连续流变成形装置 |
| DE102010046808B4 (de) | 2010-09-28 | 2023-09-28 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Verfahren und Einrichtung zum Herstellen eines Führungssegmentes für Pendelrollenlager oder dergleichen |
| US8881396B2 (en) | 2011-02-07 | 2014-11-11 | Revcor, Inc. | Method of manufacturing a fan assembly |
| US10471555B2 (en) | 2013-11-28 | 2019-11-12 | Nsk Ltd. | Method for manufacturing annular member |
| CN105855435B (zh) * | 2016-03-31 | 2017-11-17 | 西北工业大学 | 一种用于面内弯曲成形轧辊型面的设计方法 |
| CN105945529B (zh) * | 2016-06-22 | 2018-07-03 | 重庆渝青机械配件制造有限公司 | 扰流带加工工艺 |
| DE102016224837A1 (de) * | 2016-12-13 | 2018-06-14 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Verfahren zur Biegeumformung von Strangprofilen |
| US11274677B2 (en) | 2018-10-25 | 2022-03-15 | Revcor, Inc. | Blower assembly |
| CN114227152B (zh) * | 2021-11-25 | 2023-02-07 | 杰瑞石油天然气工程有限公司 | 筒状件及其加工方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3036622A (en) * | 1958-02-28 | 1962-05-29 | Gifford L Hitz | Process of bending metal by wave formation |
| SU648304A1 (ru) * | 1976-08-23 | 1979-02-25 | Makovkin Aleksandr F | Способ изготовлени спиралей шнека и устройство дл осуществлени способа |
| SU678777A2 (ru) * | 1976-11-15 | 1989-08-30 | Предприятие П/Я Р-6543 | Стан дл изготовлени геликоидных спиралей шнека |
| WO1981001671A1 (fr) * | 1979-12-12 | 1981-06-25 | Bruss Polt I | Procede et dispositif de fabrication de microfil |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9174820A patent/JPH1119745A/ja active Pending
-
1998
- 1998-06-26 US US09/105,277 patent/US5979205A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-29 DE DE19829050A patent/DE19829050A1/de not_active Ceased
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371993A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Fuji Industrial Co Ltd | 多翼ファンの上板及びその製造方法並びにその製造装置 |
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| CN112122367B (zh) * | 2020-09-17 | 2022-05-27 | 重庆北永建设工程有限公司 | 一种地基基础施工用钢筋轧制装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19829050A1 (de) | 1999-01-07 |
| US5979205A (en) | 1999-11-09 |
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