JPH11197331A - 遊戯機用基板及び遊戯機用基板の基準位置被検出部排除方法 - Google Patents

遊戯機用基板及び遊戯機用基板の基準位置被検出部排除方法

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JPH11197331A
JPH11197331A JP482798A JP482798A JPH11197331A JP H11197331 A JPH11197331 A JP H11197331A JP 482798 A JP482798 A JP 482798A JP 482798 A JP482798 A JP 482798A JP H11197331 A JPH11197331 A JP H11197331A
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mark
conductive pattern
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JP482798A
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Michiharu Akasaka
道春 赤坂
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Heiwa Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準位置被検出部としてのマークの導通部材
が意図的な不正改造によって、基板上の導電性パターン
に対して、影響を及ぼすことを防止する。 【解決手段】 基板102上のマーク128は、導電性
パターン130の一部に連続して設けられている。すな
わち、マーク128を導通部材で形成しているが、この
導通部材が独立しておらず、電子部品の導電性に寄与す
る導電性パターン130の一部となっている。すなわ
ち、導電性パターン130にマーク128としての機能
を流用することができる。また、マーク128になって
いる導通部材の回路上の位置が一義的に決められたこと
になるため、この導通部材を用いて回路の変更等の不正
改造ができない構造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電子制御を要する遊戯機に設
けられ、マウントされる電子部品の導電性パターンが予
め形成された遊戯機用基板及び遊戯機用基板の基準位置
被検出部排除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ機等の遊戯機では、電子
制御機器を備えている。電子制御機器は、一般に基板に
予めプリントされた導電性パターンに基づいて、各電子
部品をマウントするようにしている。
【0003】前記基板は、当初その表面に銅等の導電性
層が全面に設けられており、写真プリントされた導電性
パターンフィルムによって、必要部分のみを保護してお
き、エッチング等の化学的処理によって、保護されてい
ない部分を取り除くことにより、所望の配線を得てい
る。また、その後電子部品の端子を挿通するための貫通
孔を設け、この貫通孔に電子部品を差し込み、裏面側か
ら半田付け等で固定することにより、電子制御機器の主
要部が完成する。
【0004】なお、電子部品の基板への位置決め、マウ
ントは自動機によって行っている。自動機で上記電子部
品の基板への位置決め、マウントを行うためには、基準
となる位置が必要である。
【0005】そこで、前記導電性パターンを形成する際
に、基板の周端近傍(好ましくは、四隅近傍)の少なく
とも2箇所(対角線位置が最適)に基準位置被検出部と
してマークを形成するようにしている。
【0006】このマークは、「フィデューシャルマー
ク」とか「マスターマーク」などと称され、自動機側に
設置されたカメラによって検出することにより、その位
置が認識されるようになっている。
【0007】自動機の制御の一例としては、基板認識カ
メラと部品認識カメラを装備しており、前記マーク、電
子部品の保持(吸着)時の姿勢を認識し、それぞれ、予
め定められた位置に対して補正を行い、電子部品を基板
の所定の位置に移動するようになっている。なお、上記
カメラは、マーク及び電子部品の外形シルエットが認識
できればよいため、読み取った画像データを2値化(白
と黒の画像)することにより、画像処理のために大幅な
時間がとられるようなことはない。
【0008】マークは、一般に他の導電性パターンとは
導通しない独立したパターンとして設けられ、例えば、
図9(A)乃至(D)に示される如く、所定幅の導通部
材の帯を正方形としたマーク150、正三角形としたマ
ーク152、丸としたマーク154、菱形としたマーク
156がある。各マーク150、152、154、15
6の外形寸法Aは1〜2mm±5%、導通部材の帯の幅寸
法Bは0.03〜0.2mm と規定されている。
【0009】また、他の種類のマーク形状としては、図
9(E)乃至(G)に示される如く、導通部材のみで正
方形、正三角形、丸を形成したマーク158、160、
162が適用されており、各マーク158、160、1
62の外形寸法Cは0.5 〜1mmと規定されている。な
お、上記マークを総称する場合にマーク164という。
【0010】上記の中から所定の形状のマーク164を
選択し(1種類が好ましい)、基板に導電性パターンを
設けるときに、基板上に表現するようにしておけば、自
動機における電子部品の位置決め、マウント作業が可能
となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
ーク164は、導通部材で構成されており、かつ他の電
子部品の導電性パターンとは孤立している。すなわち、
基板上に回路的に不要な導電部が残存していることにな
る。
【0012】このため、故意にこのマーク164の導通
性を利用して、導電性パターンを変えて電子制御機器自
体の機能を変更させることに利用される可能性もないと
は言えない。特に、パチンコ業界においては、パチンコ
機の機能の不正な改造に利用される可能性があると、検
査時に疑義を招く恐れがある。
【0013】なお、前記マーク164を設けることによ
り、基板にその分のスペースを設ける必要があり、その
分基板を大型化する。電子制御機器の基板は、主要部を
なすものであり、この基板が大型であると、電子制御機
器全体が大型となる。
【0014】本発明は上記事実を考慮し、マークの導通
部材が意図的な不正改造によって、基板上の導電性パタ
ーンに対して、影響を及ぼすことを防止することができ
る遊戯機用基板及び遊戯機用基板の基準位置被検出部排
除方法を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電子制御を要する遊戯機に設けられ、導電性パター
ンが予め形成された遊戯機用基板であって、前記遊戯機
用基板に実装される電子部品のマウント時に求められる
基準位置を検出する際に用いられる基準位置被検出部
を、最終的に遊戯機に搭載する段階において、独立した
導通部材として残らないようにしたことを特徴としてい
る。
【0016】請求項1に記載の発明によれば、基準位置
被検出部は電子部品の実装時に基準位置としての機能を
持てば、最終的に遊戯機に搭載するときには不要なもの
である。そこで、基準としての機能が必要な作業が終了
した後に、独立した導通部材として残らないようにして
おけば、意図的な不正改造に利用されるようなことはな
い。
【0017】なお、独立した導通部材とは、電気的に接
続され利用される何れの導電性パターンとも導通してい
ない基準位置被検出部を示す。
【0018】請求項2に記載の発明は、電子制御を要す
る遊戯機に設けられ、導電性パターンが予め形成された
遊戯機用基板であって、前記導電性パターンの一部とし
て設けられ、前記遊戯機用基板に実装される電子部品の
マウント時に求められる基準位置を検出する際に用いら
れる基準位置被検出部を、前記導電性パターンの一部に
導通させたことを特徴としている。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、基準位置
被検出部を他の導電性パターンに対して独立して形成せ
ず、何れかの導電性パターンの一部であれば、導電性パ
ターンを基準位置被検出部として流用でき、また不正改
造に利用される可能性はほとんどなくなる。
【0020】請求項3に記載の発明は、電子制御を要す
る遊戯機に設けられ、導電性パターンが予め形成された
遊戯機用基板であって、前記遊戯機用基板に実装される
電子部品のマウント時に求められる基準位置を検出する
際に用いられる基準位置被検出部を、前記導電性パター
ンの導通部材に囲まれて形成された、非導通部としたこ
とを特徴としている。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、基準位置
被検出部を導電性パターンに囲まれた非導通部とすれ
ば、この基準位置被検出部が配線の不正改造に利用され
ることはあり得ず、全く問題はない。
【0022】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記非導通部が基板の表裏面を貫
通する貫通孔であることを特徴としている。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、基準位置
被検出部を非導通部とする場合に基板の表裏面を貫通す
る貫通孔とすれば、従来方式に加え投光部と受光部とが
独立対向したセンサを利用することができ、電子部品の
位置決め、実装を行う自動機の設計の汎用性を高めるこ
とができる。また、不正改造に利用されることはあり得
ない。
【0024】請求項5に記載の発明は、電子制御を要す
る遊戯機に設けられ、導電性パターンが予め形成された
遊戯機用基板であって、前記遊戯機用基板に実装される
電子部品のマウント時に求められる基準位置を検出する
際に用いられる基準位置被検出部を、最終的に基板とし
て適用される領域外に設けたことを特徴としている。
【0025】請求項5に記載の発明は、基板を1枚単位
で電子部品の位置決め、実装用の自動機に配置されるの
ではなく、1枚の大きな基板に、複数の導電性パターン
を形成し、電子部品を位置決め、実装後にカットするこ
とがある。
【0026】この場合、カット部分にはカット代(のり
代)が存在しているため、このカット代に前記基準位置
被検出部を設けておけば、カット後の最終基板には、基
準位置被検出部を残こすことがない。このため、基板を
小型化することができ、また不正改造に利用されること
はあり得ない。
【0027】請求項6に記載の発明は、電子制御を要す
る遊戯機に設けられ、導電性パターンが予め形成された
遊戯機用基板であって、前記遊戯機用基板に実装される
電子部品のマウント時に求められる基準位置を検出する
際に用いられる基準位置被検出部を、前記導電性パター
ンと共に基板上に付与されるシルク印刷によって形成し
たことを特徴としている。
【0028】請求項6に記載の発明によれば、近年のシ
ルク印刷の技術からすれば、遊戯機に使用される部品の
位置決めに必要な精度を確保することが可能である。こ
のため、導電性パターン形成後、ロゴマーク等を基板上
に印刷するシルク印刷時に基準位置被検出部を印刷する
ことにより、非導通部材で基準位置被検出部を形成する
ことができ、不正改造に利用されることはあり得ない。
【0029】請求項7に記載の発明は、電子制御を要す
る遊戯機に設けられ、導電性パターンが予め形成された
遊戯機用基板であって、前記遊戯機用基板に実装される
電子部品のマウント時に求められる基準位置を検出する
際に用いられる基準位置被検出部を、前記基板の外形形
状によって形成したことを特徴としている。
【0030】請求項7に記載の発明によれば、基板の外
形形状を基準とすれば、基板上に基準位置被検出部形成
領域を設ける必要がなくなり、基板を小型化することが
でき、結果として、電子制御機器自体の小型化を図るこ
とができ、また、不正改造に利用されることはあり得な
い。
【0031】請求項8に記載の発明は、電子制御を要す
る遊戯機に設けられ、導電性パターンが予め形成された
遊戯機用基板において、前記遊戯機用基板に実装される
電子部品のマウント時に求められる基準位置を検出する
際に用いられる基準位置被検出部を導通部材で形成し、
前記電子部品の実装完了後に、前記基準位置被検出部を
切削して、前記導電性パターンに無関係の導通部材を排
除することを特徴としている。
【0032】請求項8に記載の発明によれば、従来通り
導通部材によって基準位置被検出部を形成し、この基準
位置被検出部を基準として電子部品の実装を行い、その
後、追加工程としてこの基準位置被検出部を切削する。
これにより、基板上から導電性パターンに無関係の導通
部材を排除することができる。また、不正改造に利用さ
れることはあり得ない。
【0033】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る電
子部品の自動マウント機100の概略が示されている。
【0034】自動マウント機100には、基板上に導電
性パターンが設けられた基板102を載置するテーブル
104が設けられている。ここで、このテーブル104
に載置される基板102は、同一又は異なる導電性パタ
ーンがそれぞれ設けられた複数(本実施の形態では4
枚)の単位基板106が連結された構造となっている。
【0035】この複数の単位基板106の周囲には、カ
ット代108が設けられており、電子部品の実装、並び
に固定後にこのカット代108を取り除くことにより、
単位基板106を単体としている。
【0036】テーブル104は、前記基板102が載置
される主テーブル110と、この主テーブル110を支
持する移動テーブル112とで構成されている。主テー
ブル110には、予めある程度の位置で基板を位置決め
載置するための基準線(図示省略)が設けられており、
この基準線に基づいて基板が載置されるようになってい
る。
【0037】この主テーブル110の下面にレール11
4が形成されており、前記移動テーブル112に設けら
れた溝116に収容されている。ここで、移動テーブル
112には、主テーブル110を溝116に沿って移動
させるX方向(図1の矢印X参照)移動機構部(図示省
略)が配設されており、主テーブル110を移動テーブ
ル112に対してX方向に移動させることができる。
【0038】一方、移動テーブル112には、前記X方
向と平行となる一対の辺から下方に延長して脚部118
が形成されている。この脚部118間には、一対のシャ
フト120、122が掛け渡されており、移動テーブル
112は、この一対のシャフト120、122に沿って
Y方向(図1の矢印Y方向)に移動可能となっている。
ここで、一方のシャフト120には雄ねじ124が形成
されており、前記脚部118とは螺合されている。この
シャフト120の一端部には図示しないY方向移動機構
部としてモータの回転軸が連結されており、このモータ
の駆動力でシャフト120を回転させることにより、移
動テーブル112をY方向に移動させることができる。
【0039】主テーブル110の上方には一対のカメラ
126が設けられている。このカメラ126の位置関係
は、前記単位基板106毎に設けられた基準位置被検出
部としてのマーク128の位置関係と一致している。従
って、一対のカメラ126によって、同時に一対のマー
ク128を検出することにより、単位基板106に形成
された導電性パターン130(図2参照)が正規の位置
に位置決めされていると認識することができる。
【0040】ここで、この移動テーブル112は、ター
ンテーブル132に支持されている。このターンテーブ
ル132の回転軸線は、一方のカメラ126(主テーブ
ル110に対して内側に位置するカメラ126A)の軸
線と一致されている。ターンテーブル132は図示しな
い駆動部の駆動力により回転し、主テーブル110及び
移動テーブル112を前記カメラ126Aの軸線を中心
としてθ方向(図1の矢印θ方向)に回転させることが
できる。
【0041】すなわち、主テーブル110は、X−Y−
θ方向に移動可能となり、カメラ126、126Aでの
検出結果に基づいて、一対のカメラ126、126Aで
一対のマーク128を検出するように位置補正がなされ
るようになっている。
【0042】基板102の位置が決まると、図示しない
部品吸着アームで電子部品を保持し、かつ電子部品用カ
メラで姿勢を正した後、この電子部品を基板102の所
定位置に移動して、実装するようになっている。
【0043】このように、カメラ126、126Aによ
って基板102に設けられたマーク128を検出するこ
とにより、基板102を基準位置に位置決めすることが
でき、自動的に電子部品を実装することができる。
【0044】図2に示される如く、基板102上のマー
ク128は、導電性パターン130の一部に連続して設
けられている。すなわち、マーク128を導通部材で形
成しているが、この導通部材が独立しておらず、電子部
品の配線に寄与する導電性パターン130の一部となっ
ている。
【0045】すなわち、マーク128になっている導通
部材の回路上の位置が一義的に決められたことになるた
め、この導通部材を用いて回路の変更等の不正改造がで
きない構造となっている。
【0046】以下に本実施の作用を説明する。基板10
2に導電性パターンがプリントされたフィルムに基づい
てエッチング処理を施し、導電性パターン130を形成
する。このとき、導電性パターン130の一部と導通し
た状態でマーク128を形成しておく。
【0047】基板102を主テーブル110の所定の位
置に載置した後、カメラ126、126Aによってマー
ク128を検出する。この場合、主テーブル110上に
は基準位置が設けられているため、ある程度の位置決め
はなされているため、カメラ126、126Aの撮影位
置の近傍にマーク128は存在する。
【0048】ここで、カメラ126、126Aで撮影し
た画像信号(2値化データ)に基づいて、マーク128
の姿勢を補正すべく、主テーブル110をX−Y−θ方
向へ移動させる。完全に一致すると、一対のカメラ12
6、126Aによって、一対のマーク128を正しい姿
勢で撮影することができ、これにより基板102の位置
決めが完了する。
【0049】次に、図示しない部品吸着アームで電子部
品検出用のカメラによって、電子部品を保持し、姿勢を
正した後、基板102の所定位置に移動し、実装する。
【0050】この場合、基板102の位置、電子部品の
位置がそれぞれ予め定められた基準位置になっているた
め、電子部品は指定された座標位置に確実に移動でき、
基板の導電性パターン130上に設けられた実装パター
ンにあわせて搭載することができる。
【0051】全ての電子部品の実装が完了すると(半田
付けも含む)、基板102は主テーブル110から取り
外され、カット代108に基づいてカットされて、単位
基板106となって、各電子制御機器へ搭載される。
【0052】ここで、従来はマーク164として、導電
性パターン130とは独立した導通部材を用いていたた
め、このマーク164を利用して、配線を不正改造する
ことが予想され、特に、パチンコ機等の遊戯機業界で
は、検査時に疑義を招いていた。しかし、本実施の形態
では、マーク128を形成する導通部材が電気的に接
続、利用される一般の導電性パターン130の一部と電
気的に導通状態であるため、導電性パターン130をマ
ーク128として流用することができる。また、導電性
パターン130が形成する回路上の位置が一義的に定ま
っているため、このマーク128を利用した不正改造を
行うことができず、検査時に疑義が生じるようなことが
ない。
【0053】このように、本実施の形態では、マーク1
28を形成する際に、導電性パターン130と連携し、
この導電性パターン130の一部として電気的に導通さ
せた状態で、基板102に形成するようにしたため、マ
ーク128としての本来の機能をなくすことなく、独立
した導通部材として残すこともないので、無用な疑義を
生じさせるような不具合がない。
【0054】なお、本実施の形態では、マーク128を
単位基板106の対角線上に一対設けたが、3個以上設
けてもよい。また、その位置は、対角線上に限らず、基
板の中央であってもよい。さらに、マーク128の形状
が、例えば鍵孔のような360°異なる形状であれば、
マーク128として1個あればよい。
【0055】また、マーク128形状を正方形とした
が、従来技術で示したように三角形、円、菱形等形状に
限定されるものではない。
【0056】また、本実施の形態では、テーブル104
をX−Y−θ方向に移動(回転)可能とし、カメラ12
6、126Aで撮影した情報に基づいて、基板102を
正規の位置に位置決めするようにしたが、正規の位置と
のずれ量を座標等で認識しておき、電子部品の予め定め
られた位置座標を補正するようにしてもよい。この場合
には、テーブル104に移動機構を設ける必要がなく、
演算のみで処理することが可能である。 (第1の変形例)以下に本実施の形態に係るマーク12
8の第1の変形例を示す。なお、上記実施の形態と同一
構成部分については、同一符号を付してその構成の説明
を省略する。
【0057】図3に示される如く、第1の変形例は、マ
ーク134として適用する部分を、導電性パターン13
0として導通部材で囲まれた非導通部材とした。
【0058】これにより、マーク134を不正改造に利
用することができない。 (第2の変形例)以下に本実施の形態に係るマーク12
8の第2の変形例を示す。なお、上記実施の形態と同一
構成部分については、同一符号を付してその構成の説明
を省略する。
【0059】図4(A)に示される如く、第2の変形例
は、マーク136として適用する部分を、導電性パター
ン130として導通部材で囲まれた部分とし、かつこの
部分に貫通孔138を設けた(図4(B)参照)。これ
により、前記実施の形態で示したカメラ126、126
Aによる方法のみならず、投光部と受光部が独立した透
過型の濃度センサ等の比較的安価なセンサを適用するこ
とが可能となる。また、マーク136を不正改造に利用
されることもない。 (第3の変形例)以下に本実施の形態に係るマーク12
8の第3の変形例を示す。なお、上記実施の形態と同一
構成部分については、同一符号を付してその構成の説明
を省略する。
【0060】図5に示される如く、第3の変形例は、単
位基板106毎にマークを設けず、基板102として存
在するカット代108にマーク140を設けている。こ
のため、単位基板106となった時点では、このマーク
140は、単位基板106上には存在しないため、単独
導通部分による疑義を生じることがなく、不正改造に利
用されることもない。
【0061】また、最終的に遊戯機に搭載する基板10
2にはマーク140を設ける領域をあえて用意しておく
必要がないため、その分基板自体を小型化できる。 (第4の変形例)以下に本実施の形態に係るマーク12
8の第4の変形例を示す。なお、上記実施の形態と同一
構成部分については、同一符号を付してその構成の説明
を省略する。
【0062】図6に示される如く、第4の変形例は、基
板102に設けるロゴ等のシルク印刷時にマーク142
を設けている。すなわち、上記では、図2に示されるよ
うに基板102へ形成する導電性パターン130と同時
にマーク128を形成したため、独立した導通部分が存
在し、このために疑義が生じていた。そこで、導電性パ
ターン130とは全く関係のない別の工程であるシルク
印刷時にマーク142を印刷する。近年のシルク印刷技
術であれば、遊戯機に使用される部品の位置決めに必要
な精度を確保することが可能である。このため、導電性
パターン形成後、ロゴマーク等を基板上に印刷するシル
ク印刷時にマーク142を印刷することにより、非導通
部材でマーク142を形成することができ、不正改造に
利用されることはあり得ない。 (第5の変形例)以下に本実施の形態に係るマーク12
8の第5の変形例を示す。なお、上記実施の形態と同一
構成部分については、同一符号を付してその構成の説明
を省略する。
【0063】図7に示される如く、第5の変形例は、基
板102のそれぞれの外形部分に特徴のある形状の切欠
部を設け、これをマーク144として適用するものであ
る。この場合、基板102上にマーク144を設ける領
域をあえて用意しておく必要がないため、その分基板自
体を小型化することができる。この基板102は、電子
制御機器を主要部分をなすものであるため、結果として
電子制御機器自体を小型化することができる。また、不
正改造に利用されることもない。 (第6の変形例)以下に本実施の形態に係るマーク12
8の第6の変形例を示す。なお、上記実施の形態と同一
構成部分については、同一符号を付してその構成の説明
を省略する。
【0064】図8(A)に示される如く、第5の変形例
は、従来のマーク146の形成を踏襲している。しか
し、その後に追加工程によって、マーク146及びその
周辺を切削加工して、貫通孔148を設ける(図8
(B)参照)。これにより、電子制御機器へ搭載すると
きには、マーク146自体が存在しないため、疑義を生
じるようなことはない。
【0065】
【発明の効果】以上説明した如く請求項1に記載の発明
では、基準位置被検出部の導通部材が意図的な不正改造
によって、基板上の導電性パターンに対して、影響を及
ぼすことを防止することができるという優れた効果を有
する。
【0066】請求項2に記載の発明では、基準位置被検
出部を何れかの導電性パターンの一部とすることによ
り、導電性パターンを基準位置被検出部として流用する
ことができ、また、不正改造に利用される可能性はほと
んどなくなる。
【0067】請求項3に記載の発明では、基準位置被検
出部を導電性パターンに囲まれた非導通部としたため、
不正改造に利用されることはない。
【0068】請求項4に記載の発明では、自動機の設計
の汎用性を高めることができる。また、不正改造に利用
されることもない。
【0069】請求項5に記載の発明では、カット代に前
記基準位置被検出部を設けておけば、カット後の最終基
板には、基準位置被検出部を残こすことがないので、電
子制御機器自体の小型化を図ることができる。また、不
正改造に利用されることもない。
【0070】請求項6に記載の発明では、導電性パター
ン形成後、ロゴマーク等を基板上に印刷するシルク印刷
時に基準位置被検出部を印刷することにより、非導通部
材で基準位置被検出部を形成することができる。また、
不正改造に利用されることもない。
【0071】請求項7に記載の発明では、基板を小型化
することができ、結果として、電子制御機器自体の小型
化を図ることができる。また、不正改造に利用されるこ
ともない。
【0072】請求項8に記載の発明では、基準位置被検
出部を基準として電子部品の実装を行い、その後、追加
工程としてこの基準位置被検出部を切削する。これによ
り、基板上から導電性パターンに無関係の導通部材を排
除することができるので、不正改造に利用されることも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る自動マウント機の概略構成
を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るマークの形状を示す基板の
平面図である。
【図3】第1の変形例に係るマークの形状を示す基板の
平面図である。
【図4】第2の変形例に係り、(A)はマークの形状を
示す基板の平面図、(B)は基板の断面図である。
【図5】第3の変形例に係るマークの形状を示す基板の
平面図である。
【図6】第4の変形例に係るマークの形状を示す基板の
平面図である。
【図7】第5の変形例に係るマークの形状を示す基板の
平面図である。
【図8】第6の変形例に係り、(A)は位置決め、電子
部品実装時、(B)は組立後の基板の平面図である。
【図9】(A)乃至(G)は従来適用されているマーク
の形状を示す平面図である。
【符号の説明】
102 基板 106 単位基板 108 カット代 128 マーク(基準位置被検出部) 134 マーク(第1の変形例) 136 マーク(第2の変形例) 140 マーク(第3の変形例) 142 マーク(第4の変形例) 144 マーク(第5の変形例) 146 マーク(第6の変形例)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子制御を要する遊戯機に設けられ、導
    電性パターンが予め形成された遊戯機用基板であって、 前記遊戯機用基板に実装される電子部品のマウント時に
    求められる基準位置を検出する際に用いられる基準位置
    被検出部を、 最終的に遊戯機に搭載する段階において、独立した導通
    部材として残らないようにしたことを特徴とする遊戯機
    用基板。
  2. 【請求項2】 電子制御を要する遊戯機に設けられ、導
    電性パターンが予め形成された遊戯機用基板であって、 前記導電性パターンの一部として設けられ、前記遊戯機
    用基板に実装される電子部品のマウント時に求められる
    基準位置を検出する際に用いられる基準位置被検出部
    を、 前記導電性パターンの一部に導通させたことを特徴とす
    る遊戯機用基板。
  3. 【請求項3】 電子制御を要する遊戯機に設けられ、導
    電性パターンが予め形成された遊戯機用基板であって、 前記遊戯機用基板に実装される電子部品のマウント時に
    求められる基準位置を検出する際に用いられる基準位置
    被検出部を、 前記導電性パターンの導通部材に囲まれて形成された、
    非導通部としたことを特徴とする遊戯機用基板。
  4. 【請求項4】 前記非導通部が基板の表裏面を貫通する
    貫通孔であることを特徴とする請求項3記載の遊戯機用
    基板。
  5. 【請求項5】 電子制御を要する遊戯機に設けられ、導
    電性パターンが予め形成された遊戯機用基板であって、 前記遊戯機用基板に実装される電子部品のマウント時に
    求められる基準位置を検出する際に用いられる基準位置
    被検出部を、 最終的に基板として適用される領域外に設けたことを特
    徴とする遊戯機用基板。
  6. 【請求項6】 電子制御を要する遊戯機に設けられ、導
    電性パターンが予め形成された遊戯機用基板であって、 前記遊戯機用基板に実装される電子部品のマウント時に
    求められる基準位置を検出する際に用いられる基準位置
    被検出部を、 前記導電性パターンと共に基板上に付与されるシルク印
    刷によって形成したことを特徴とする遊戯機用基板。
  7. 【請求項7】 電子制御を要する遊戯機に設けられ、導
    電性パターンが予め形成された遊戯機用基板であって、 前記遊戯機用基板に実装される電子部品のマウント時に
    求められる基準位置を検出する際に用いられる基準位置
    被検出部を、 前記基板の外形形状によって形成したことを特徴とする
    遊戯機用基板。
  8. 【請求項8】 電子制御を要する遊戯機に設けられ、導
    電性パターンが予め形成された遊戯機用基板において、 前記遊戯機用基板に実装される電子部品のマウント時に
    求められる基準位置を検出する際に用いられる基準位置
    被検出部を導通部材で形成し、 前記電子部品のマウント完了後に、前記基準位置被検出
    部を切削して、前記導電性パターンに無関係の導通部材
    を排除することを特徴とした遊戯機用基板の基準位置被
    検出部排除方法。
JP482798A 1998-01-13 1998-01-13 遊戯機用基板及び遊戯機用基板の基準位置被検出部排除方法 Pending JPH11197331A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008272188A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ遊技機

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