JPH11189225A - 封入物取出装置 - Google Patents

封入物取出装置

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JPH11189225A
JPH11189225A JP36623597A JP36623597A JPH11189225A JP H11189225 A JPH11189225 A JP H11189225A JP 36623597 A JP36623597 A JP 36623597A JP 36623597 A JP36623597 A JP 36623597A JP H11189225 A JPH11189225 A JP H11189225A
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JP
Japan
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envelope
opening
enclosure
cutting
spider
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JP36623597A
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English (en)
Inventor
Kenichi Mizuno
賢一 水野
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封筒の封入物を切断することなく、封筒を機
械的に開封可能とすること。 【解決手段】 封入物取出装置10において、封筒1の
移動速度を急変することにより封筒1の開封予定辺3A
(3B)の対辺である一辺4A(4B)側に封入物2を
片寄せする封入物片寄せ装置14と、封入物片寄せ装置
14により封入物2が片寄せられた封筒1の上記開封予
定辺3A(3B)を切断して開封口5A(5B)を形成
する切断装置16(17)とを有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封筒を開封してそ
の封入物を取出すための封入物取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、封筒の封入物は、人手により封筒
の外縁の一辺又は二辺をはさみ等によって切断して形成
した開封口から取出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
封入物取出作業は、人手による点で生産性が悪い。尚、
封入物取出作業を自動化するため、封筒の外縁を機械的
に切断することも考えられるが、その場合には、封筒の
切断とともに封入物も切断してしまう虞れがある。
【0004】本発明の課題は、封筒の封入物を切断する
ことなく、封筒を機械的に開封可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、封筒を開封してその封入物を取出すための封入物取
出装置において、封筒の移動速度を急変することにより
封筒の開封予定辺の対辺である一辺側に封入物を片寄せ
する封入物片寄せ装置と、封入物片寄せ装置により封入
物が片寄せられた封筒の上記一辺の対辺である開封予定
辺を切断して開封口を形成する切断装置とを有してなる
ようにしたものである。
【0006】請求項2に記載の本発明は、封筒を開封し
てその封入物を取出すための封入物取出装置において、
封筒の移動速度を急変することにより封筒の開封予定辺
の対辺である一辺側に封入物を片寄せする封入物片寄せ
装置と、封入物片寄せ装置により封入物が片寄せられた
封筒の第1辺の対辺である第1開封予定辺を切断して第
1開封口を形成する第1切断装置と、封入物片寄せ装置
により封入物が片寄せられた封筒の第2辺の対辺である
第2開封予定辺を切断して、上記第1切断装置により形
成された第1開封口に連続する第2開封口を形成する第
2切断装置とを有してなるようにしたものである。
【0007】請求項3に記載の本発明は、封筒を開封し
てその封入物を取出すための封入物取出装置において、
封筒の移動速度を急変することにより封筒の開封予定辺
の対辺である一辺側に封入物を片寄せする封入物片寄せ
装置と、切断装置により開封口を形成された封筒の移動
速度を急変することにより、封入物を封筒の開封口から
放出せしめる封入物放出装置とを有してなるようにした
ものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。封入物片寄せ装置による封筒の移動速度の急
変(開封予定辺を移動後方側に向けて移動中の封筒を急
停止(急減速)する、もしくは開封予定辺を移動前方向
に向けて封筒を急加速する)により、封入物を封筒の開
封予定辺の反対側に片寄せできる。従って、切断装置に
より開封予定辺を切断するに際して、封入物は開封予定
辺に対する反対側に離隔せしめられており、封入物を切
断してしまうことがない。即ち、封筒の封入物を切断す
ることなく、封筒を機械的に開封できる。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば上記に
加え、下記の作用がある。封入物片寄せ装置による
封入物の片寄せと、第1と第2の切断装置による開封予
定辺の切断とを、封筒の相隣る第1と第2の 2つの開封
予定辺について続けて行ない、封筒に第1開封口と第2
開封口が連続する大開封口を形成し、封筒を容易に取出
し可能とすることができる。
【0010】請求項3に記載の本発明によれば上記に
加え、下記の作用がある。封入物放出装置による封
筒の移動速度の急変(開封口を移動前方向に向けて移動
中の封筒を急停止(急減速)する、もしくは開封口を移
動後方側に向けて封筒を急加速する)により、封入物を
封筒の開封口から放出できる。即ち、封筒の中に封筒取
出具等を挿入することなく、簡易に封入物を取出しでき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は封入物取出装置の全体構成
を示す模式図、図2は封入物取出装置による封入物取出
工程を示す模式図、図3は封入物片寄せ装置を示す平面
図、図4は図3の側面図、図5は封入物片寄せ装置のシ
ョックアブソーバを示す模式図、図6は封入物片寄せ装
置の吸盤支持構造を示す模式図、図7は図6の断面図、
図8は切断装置を示す模式図、図9は図8の平面図、図
10は図8の側面図、図11は切断装置の駆動構造を示
す模式図、図12は吸盤装置を示す模式図である。
【0012】封入物取出装置10は、図1〜図5に示す
如く、スパイダ11のアーム11Aが備える吸盤装置1
2により封筒1をステーションA〜Eを移動するととも
に、スパイダ11とストッパ13とからなる封入物片寄
せ装置14及び封入物放出装置15と、第1と第2の切
断装置16、17とを用いて、下記(1) 〜(5) により封
筒1を開封してその封入物2を取出し可能とする。尚、
スパイダ11の吸盤装置12は、ステーションA〜Dの
それぞれに間欠的に停止せしめられ、ステーションEを
停止することなく通過し、ステーションAで封筒1を受
取り、該封筒1を一定向きに吸着保持した状態で、該封
筒1をステーションB、C、Dに順次位置付けて上述の
封筒1の開封と封入物2の取出しを行なった後、ステー
ションEで空封筒1を排出する。
【0013】(1) 封筒供給工程 ステーションAにエレベータ式の供給板21(図1)を
有し、供給板21の上に封筒1が積層される。積層され
る封筒1のサイズは一律である必要はなく、また多様な
サイズの封筒1が混在して積層されていても良い。但
し、供給板21に積層されて上昇させられる過程で、い
ずれのサイズの封筒1も、相直交する2辺でこれから開
封される予定の第1と第2の開封予定辺3A、3Bが、
直角状基準ブロック22の第1と第2の基準面22A、
22Bに押し付けられて位置規制されつつ上昇させられ
る。基準ブロック22を振動させてやると、封筒1の開
封予定辺3A、3Bがそれらの基準面22A、22Bに
よく倣って揃う。これにより、封筒1のサイズが異なっ
ても、封筒1の開封予定辺3A、3Bは封入物取出装置
10の内部で常に一定向きに設定されるものとなる。
【0014】供給板21の上昇制御により、最上層の封
筒1の上面レベルを常に一定位置に設定する。これによ
り、スパイダ11の吸盤装置12が最上層の封筒1を上
述の一定向きで吸着保持する。
【0015】(2) 第1開封予定辺の切断開封工程 スパイダ11が90度回転し、スパイダ11の吸盤装置1
2が保持している封筒1がステーションAからステーシ
ョンBに到達すると、アーム11Aの移動軌跡上にこの
スパイダ11とともに封入物片寄せ装置14を構成する
ストッパ13が突出し、このストッパ13によりスパイ
ダ11の回転が急停止せしめられる。このスパイダ11
の急停止は、第1開封予定辺3Aを移動後方側に向けて
移動中の封筒1を急停止(急減速)するものであり、こ
の封筒1の移動速度の急変により、封筒1の第1開封予
定辺3Aの対辺である第1辺4Aの側に封入物2を片寄
せするものとなる。
【0016】そして、第1切断装置16は、封入物片寄
せ装置14により封入物2が片寄せられた封筒1の第1
辺4Aの対辺である第1開封予定辺3Aを切断して第1
開封口5Aを形成する。
【0017】(3) 第2開封予定辺の切断開封工程 スパイダ11が更に90度回転し、スパイダ11の吸盤装
置12が保持している封筒1がステーションBからステ
ーションCに到達すると、再び、アーム11Aの移動軌
跡上にこのスパイダ11とともに封入物片寄せ装置14
を構成するストッパ13が突出し、このストッパ13に
よりスパイダ11の回転が急停止せしめられる。このス
パイダ11の急停止は、第2開封予定辺3Bを移動後方
側に向けて移動中の封筒1を急停止(急減速)するもの
であり、この封筒1の移動速度の急変により、封筒1の
第2開封予定辺3Bの対辺である第2辺4Bの側に封入
物2を片寄せするものとなる。
【0018】そして、第2切断装置17は、封入物片寄
せ装置14により封入物2が片寄せされた封筒1の第2
辺4Bの対辺である第2開封予定辺3Bを切断して第2
開封口5Bを形成する。このとき、第1開封口5Aと第
2開封口5Bは相直交して連続し、大開封口5を形成す
るものとなる。
【0019】(4) 封入物取出工程 スパイダ11が更に90度回転し、スパイダ11の吸盤装
置12が保持している封筒1がステーションCからステ
ーションDに到達すると、再び、アーム11Aの移動軌
跡上にこのスパイダ11とともに封入物放出装置15を
構成するストッパ13が突出し、このストッパ13によ
りスパイダ11の回転が急停止せしめられる。このスパ
イダ11の急停止は、開封口5Aを移動前方向において
移動中の封筒1を急停止(急減速)するものであり、こ
の封筒1の移動速度の急変により、封入物2を封筒1の
開封口5(5A、5B)から封入物取出シュート23へ
と放出せしめるものとなる。
【0020】尚、ステーションCからステーションDへ
の封筒1の移動時、封筒1の下面がガイドロッド24に
支持される。このガイドロッド24は、2辺に渡る開封
口5A、5Bが形成された封筒1の移動中に、封筒1か
ら封入物2が不用意に落下してしまうことを防止するも
のである。ステーションBとステーションCの間にも同
様の封入物落下防止ガイドロッドを設けても良い。
【0021】(5) 空封筒排出工程 スパイダ11が更に90度回転して、スパイダ11の吸盤
装置12がステーションDからステーションAに戻る移
動中のステーションEで、吸盤装置12の吸引力が遮断
され、空の封筒1が空封筒排出シュート25へと排出さ
れる。
【0022】しかるに、封入物取出装置10の各部構成
について詳述する。 (スパイダ11)(図3〜図5) スパイダ11は、図4、図5に示す如く、モータ31に
より駆動される間欠駆動装置32の出力軸33に後述す
るショックアブソーバ34を介して接続され、間欠駆動
装置32により間欠的に移動される。スパイダ11は、
封入物取出装置10の停止ステーション数(ステーショ
ンA〜Dの 4個)のアーム11Aを有し、各アーム11
Aに 2個の吸盤装置12を備える。スパイダ11の各ア
ーム11Aの先端には突起11Bが設けられ、一方、相
対する一対のステーション(BとD)にはストッパ13
が設けられている。両ストッパ13は、スパイダ11の
間欠移動開始前に引っ込み、移動開始後にアーム11A
の移動軌跡上に突出してアーム11Aの突起11Bと衝
突し、スパイダ11を急停止せしめる。
【0023】ステーションB、Cでは、前述(2) 、(3)
の第1開封予定辺の切断開封工程、第2開封予定辺の切
断開封工程で前述した如く、アーム11Aとストッパ1
3とが封入物片寄せ装置14を構成するものとして機能
し、封入物2はスパイダ11とストッパ13との衝突に
よる衝撃により封筒1の開封予定辺3A、3Bの対辺で
ある一辺側に片寄せせしめられる。
【0024】ステーションDは、前述(4) の封入物取出
工程で前述した如く、スライダ11とストッパ13とが
封入物放出装置15を構成するものとして機能し、封入
物2はスパイダ11とストッパ13との衝突による衝撃
により封筒1の開封口5(5A、5B)から放出せしめ
られる。
【0025】尚、スパイダ11では、ストッパ13との
衝突によるスパイダ11の急停止を実現するため、スパ
イダ11を間欠駆動装置32の出力軸33に直接固定せ
ず、ショックアブソーバ34を介して接続するものとし
てある(図5)。ショックアブソーバ34は、間欠移動
装置32の出力軸33に設けた駆動アーム34Aとスパ
イダ11に設けた被動部34Bとの間にスプリング34
Cを介装し、出力軸33の回転力がスプリング34Cを
介してスパイダ11に伝達されるようにしたものであ
る。
【0026】(スパイダ11への吸盤装置12の取付構
造)(図4、図6、図7) スパイダ11が回転したとき、吸盤装置12に吸着保持
されている封筒1が常に一定向きを向くようにするた
め、以下の構造を採用している。即ち、スパイダ11の
回転軸と同軸の固定軸41が設けられ、固定軸41の先
端にスパイダ11のアーム数( 4個)のプーリ42が固
定される。一方、吸盤装置12を保持する保持板43の
支軸44がスパイダ11のアーム11A先端に回転支持
され、支軸44の上端に先のプーリ42と同径のプーリ
45が固定される。そして、固定軸41に固定したプー
リ42と、保持板43の支軸44に固定したプーリ45
とにベルト46を巻き掛ける。これにより、スパイダ1
1が回転しても、保持板43及び吸盤装置12は常に一
定向きに向き、吸盤装置12に吸着保持された封筒1を
常に一定向きに向けることを可能とする。図7におい
て、47は真空配管である。
【0027】(吸盤装置12)(図12) 吸盤装置12は、ステーションAで封筒1を吸着するた
め、吸盤51を上下動する必要がある。このため、吸盤
装置12は、図12に示す如く、保持板43に固定され
て真空配管47に連通せしめられる固定筒52と、固定
筒52に被着されて吸盤51を備える可動筒53と、固
定筒52と可動筒53の間に介装されるスプリング54
とを有している。
【0028】吸盤装置12において、真空配管47によ
り図12の矢印方向に真空吸引すると、固定筒52の軸
方向に矢印方向の吸気流が生じ、この吸気流によって固
定筒52の貫通孔52Aから、スプリング54の配置さ
れた可動筒53のスプリング室53Aが配置される。可
動筒53のスプリング室53Aに作用する負圧力がスプ
リング54のばね力に勝つと、可動筒53は固定筒52
に対して下降する。吸盤51が前述したステーションA
の供給板21上の最上層にある封筒1に達すると、この
封筒1を吸着保持する。これにより、吸盤51の吸引孔
51Aが封筒1により塞がれ、固定筒52内の負圧力と
スプリング室53A内の負圧力が均等化すると、可動筒
53は吸盤51により封筒1を吸着保持したままスプリ
ング54のばね力により上昇する。吸盤装置12は、こ
の封筒1を吸着した状態でステーションAからステーシ
ョンB、C、Dへと移動する。そして、ステーションD
を通過したところで、真空配管47による真空吸引を切
ることになるが、可動筒53はスプリング54のばね力
で依然として上昇位置に維持される。
【0029】尚、吸盤装置12は必ずしも吸盤51を上
下動させることを要さない。即ち、ステーションAで、
前述した供給板21を上昇させることにより、供給板2
1の最上層にある封筒1を吸盤51が吸着できる位置ま
で押し上げ、封筒1が吸着保持された後にこの供給板2
1を下降させるようにしても良い。
【0030】(切断装置16、17)(図8〜図11) 切断装置16(17)は、スパイダ11のアーム11A
が進入するステーションB(C)の側傍の待機位置に待
機し、アーム11Aが備える吸盤装置12が封筒1を吸
着してステーションB(C)に停止した後、ガイドレー
ル61に案内されて上記待機位置から該封筒1に対する
切断作業位置に移動できる。
【0031】即ち、切断装置16(17も同じ)は、ガ
イドレール61に嵌合される下ブロック62を備えると
ともに、下ブロック62にスライド自在に結合されてい
るスライド軸63を介して上ブロック64がこの下ブロ
ック62に一体化されている。下ブロック62には、駆
動シリンダ装置65が連結されている。また、スライド
軸63は下ブロック62、上ブロック64のそれぞれと
軸方向に係止され、スライド軸63まわりの下ブロック
62と上ブロック64との間にはスプリング66を介装
してある。下ブロック62には下刃62A、上ブロック
64には上刃64Aを備える。上ブロック64がスプリ
ング66のばね力に抗して下降することにより、両刃6
2A、64Aの間に位置する封筒1の開封予定辺3A
(3B)が切断される。
【0032】尚、切断装置16(17)は、ステーショ
ンB(C)に図11の押し下げ装置67を固定配置して
いる。押し下げ装置67は、押し下げシリンダ装置68
により押し下げヘッド69を下降し、切断作業位置に位
置付けられている上ブロック64の上面に位置するスラ
イド軸63の上端面をこの押し下げヘッド69により押
し下げることにて、上ブロック64を下降可能とするも
のである。
【0033】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 封入物片寄せ装置14による封筒1の移動速度の急変
(開封予定辺3A、3Bを移動後方側に向けて移動中の
封筒1を急停止(急減速)する)により、封入物2を封
筒1の開封予定辺3A、3Bの反対側に片寄せできる。
従って、切断装置16、17により開封予定辺3A、3
Bを切断するに際して、封入物2は開封予定辺3A、3
Bに対する反対側に離隔せしめられており、封入物2を
切断してしまうことがない。即ち、封筒1の封入物2を
切断することなく、封筒1を機械的に開封できる。
【0034】封入物片寄せ装置14による封入物2の
片寄せと、第1と第2の切断装置16、17による開封
予定辺3A、3Bの切断とを、封筒1の相隣る第1と第
2の2つの開封予定辺3A、3Bについて続けて行な
い、封筒1に第1開封口5Aと第2開封口5Bが連続す
る大開封口5を形成し、封筒1を容易に取出し可能とす
ることができる。
【0035】封入物放出装置15による封筒1の移動
速度の急変(開封口5を移動前方向に向けて移動中の封
筒1を急停止(急減速)する)により、封入物2を封筒
1の開封口5から放出できる。即ち、封筒1の中に封筒
取出具等を挿入することなく、簡易に封入物2を取出し
できる。
【0036】本発明は以下の如くの変形を採用できる。 (1) 封入物片寄せ装置は、封筒の開封予定辺の対辺であ
る一辺側に封入物を片寄せする方法として、開封予定辺
を移動前方側に向けて封筒を急加速するものであっても
良い。
【0037】(2) 封入物放出装置は、封入物を封筒の開
封口から放出せしめる方法として、開封口を移動後方側
に向けて封筒を急加速するものであっても良い。
【0038】(3) 切断装置は封筒の2辺〜3辺以上の複
数辺を順次切断開封できる。このとき、単一の切断装置
により封筒の複数辺を順次切断するものであっても良
く、或いは複数の各辺毎に別個の切断装置を用いても良
い。またこのとき、単一の封入物片寄せ装置により封筒
の複数辺のそれぞれについて封入物を片寄せしても良
く、或いは封筒の各辺毎に別個の封入物片寄せ装置を用
いても良い。
【0039】(4) 封入物放出装置は、封入物片寄せ装置
を兼用するものであっても良く、或いは封入物片寄せ装
置とは独立専用としてなるものであっても良い。
【0040】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、封筒の封
入物を切断することなく、封筒を機械的に開封可能とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は封入物取出装置の全体構成を示す模式図
である。
【図2】図2は封入物取出装置による封入物取出工程を
示す模式図である。
【図3】図3は封入物片寄せ装置を示す平面図である。
【図4】図4は図3の側面図である。
【図5】図5は封入物片寄せ装置のショックアブソーバ
を示す模式図である。
【図6】図6は封入物片寄せ装置の吸盤支持構造を示す
模式図である。
【図7】図7は図6の断面図である。
【図8】図8は切断装置を示す模式図である。
【図9】図9は図8の平面図である。
【図10】図10は図8の側面図である。
【図11】図11は切断装置の駆動構造を示す模式図で
ある。
【図12】図12は吸盤装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 封筒 2 封入物 3A、3B 開封予定辺 5A、5B、5 開封口 10 封入物取出装置 14 封入物片寄せ装置 15 封入物放出装置 16、17 切断装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒を開封してその封入物を取出すため
    の封入物取出装置において、 封筒の移動速度を急変することにより封筒の開封予定辺
    の対辺である一辺側に封入物を片寄せする封入物片寄せ
    装置と、 封入物片寄せ装置により封入物が片寄せられた封筒の上
    記一辺の対辺である開封予定辺を切断して開封口を形成
    する切断装置とを有してなることを特徴とする封入物取
    出装置。
  2. 【請求項2】 封筒を開封してその封入物を取出すため
    の封入物取出装置において、 封筒の移動速度を急変することにより封筒の開封予定辺
    の対辺である一辺側に封入物を片寄せする封入物片寄せ
    装置と、 封入物片寄せ装置により封入物が片寄せられた封筒の第
    1辺の対辺である第1開封予定辺を切断して第1開封口
    を形成する第1切断装置と、 封入物片寄せ装置により封入物が片寄せられた封筒の第
    2辺の対辺である第2開封予定辺を切断して、上記第1
    切断装置により形成された第1開封口に連続する第2開
    封口を形成する第2切断装置とを有してなることを特徴
    とする封入物取出装置。
  3. 【請求項3】 封筒を開封してその封入物を取出すため
    の封入物取出装置において、 封筒の移動速度を急変することにより封筒の開封予定辺
    の対辺である一辺側に封入物を片寄せする封入物片寄せ
    装置と、 切断装置により開封口を形成された封筒の移動速度を急
    変することにより、封入物を封筒の開封口から放出せし
    める封入物放出装置とを有してなることを特徴とする封
    入物取出装置。
JP36623597A 1997-12-25 1997-12-25 封入物取出装置 Pending JPH11189225A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008016313A1 (en) * 2006-08-02 2008-02-07 J.M.P. Engineering Limited A multi layer bag separator
JP2016175162A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 セイコーエプソン株式会社 ロボット、制御装置、及び制御方法

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