JPH11187204A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH11187204A
JPH11187204A JP9353546A JP35354697A JPH11187204A JP H11187204 A JPH11187204 A JP H11187204A JP 9353546 A JP9353546 A JP 9353546A JP 35354697 A JP35354697 A JP 35354697A JP H11187204 A JPH11187204 A JP H11187204A
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JP
Japan
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scanning optical
moving body
wire
optical system
image
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9353546A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Obuchi
大渕  裕輔
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度に読み取り走査が行え、高画質の画像を
得ることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】第1の移動体4と第2の移動体4を摺動移
動させながら画像の読み取り走査を行うと共に、前記第
1の移動体4と前記第2の移動体5とをワイヤ巻回方式
により、2:1の速度比で同方向に往復移動可能に駆動
する画像読み取り装置において、前記第1の移動体4と
前記第2の移動体5は、前記ワイヤにより与えられる駆
動力伝達の中心を、その移動体の重心位置から摺動面側
に、ワイヤ駆動力による回転モーメント(M1,M3)
と前記摺動による回転モーメント(M2,M4)が打ち
消される位置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に係り、特に画像読み取り走査光学系をワイヤ駆動する
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の画像を読み取る画像読み取
り装置として、原稿載置台に載置固定した原稿を読み取
り部が露光走査して画像を読み取るスキャン読み方式の
画像読み取り装置と、走行中の原稿の画像を固定した読
み取り部で読み取る流し読み方式の読み取り装置があ
る。
【0003】流し読み方式は、連続して多数枚の原稿を
処理することができ、生産性が高いという特徴がある。
【0004】一方、スキャン読み方式は、多様なサイズ
の原稿やブックもの原稿等、多種多様な原稿に対応でき
るという特徴がある。
【0005】そこで、昨今はOAの高速化およびニーズ
の多様化に伴い、流し読み方式とスキャン読み方式を併
用する画像読み取り装置が製品化されている。
【0006】このスキャン式画像読み取り装置を、図5
および図6に基づき簡単に説明する。
【0007】スキャン読み方式では、反射笠1、第1ミ
ラー2、露光ランプ3等を具備した第1走査光学部4
が、原稿載置台であるプラテンガラス12下方に待機し
ている。この状態で、露光ランプ3にて原稿13が照明
されるのと同時に、ステッピングモータ11により、ワ
イヤ駆動により第1走査光学部4および第2走査光学部
5がレール部材10上をスライドする。その反射光は、
第1ミラー2、第2走査光学部5に配置された第2、第
3ミラー6および7にて折り返され、レンズ8にて読み
取り素子9に集光されて、画像が読み取られる。
【0008】上記したような画像読み取り装置として
は、実開平3−98457号公報等があり、第1走査光
学部4に対して第2走査光学部5は半分の速度で移動す
るように、図6に示すワイヤと定滑車,動滑車(プー
リ)等の回転体を利用してモータにより移動できるよう
にしている。
【0009】このワイヤ15は、一端が装置本体の走査
終了端側に固定され、途中に先ず第2走査光学部5の動
滑車(プーリ)16に掛け回され、次いで折り返され
て、第1走査光学部4が取り付けられ、モータ11で回
転駆動される駆動プーリ20に1巻分掛け回されてから
走査終了端側の定滑車(プーリ)19aに掛け回され、
今度は走査開始側(ホームポジション側)の定滑車(プ
ーリ)19bに掛け回され、また第2走査光学部5のプ
ーリ16に掛け回されて最後にテンションバネに固定さ
れる。
【0010】ここで、第1走査光学部4のワイヤ取付け
部、および第2走査光学部5の前記ワイヤが掛け回され
るプーリ16の中心を走査光学装置の重心を通る長手方
向軸線上に構成するのが一般的であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した図6に示す画
像読取装置においては、走査光学系装置の長手方向軸線
上にワイヤの系止部が存在するような構成をとるため、
駆動力による回転モーメントは抑制できるものの、走査
光学系の摺動部材により発生する回転モーメントが走査
光学系に作用し、この影響で走査時に振動が生じ易くな
る。
【0012】このような走査光学装置を用いた場合、露
光走査時に走査光学系が振動することにより、画像ブレ
を生じさせ画質の低下を招くことが考えられる。
【0013】本出願に係る発明の目的は、高精度に読み
取り走査が行え、高画質の画像を得ることができる画像
形成装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、第1の移動体と第2の移動体を摺動
移動させながら画像の読み取り走査を行う読み取り走査
光学系と、前記第1の移動体と前記第2の移動体とをワ
イヤ巻回方式により、2:1の速度比で同方向に往復移
動可能に駆動する駆動系とを有する画像読み取り装置に
おいて、前記第1の移動体と前記第2の移動体の少なく
とも一方は、前記ワイヤにより与えられる駆動力伝達の
中心を、その移動体の重心位置から摺動面側に、ワイヤ
駆動力による回転モーメントと前記摺動による回転モー
メントが打ち消される位置としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
を示す。
【0016】図1はスキャン読み取り方式の画像読み取
り装置を示している。
【0017】4,5は第1走査光学系および第2走査光
学系を示しており、この第1走査光学系4の駆動を行っ
ているワイヤ15に対する系止部は、この該走査光学系
の重心回りにおける摺動部材の摩擦抵抗により発生する
回転モーメントM1と、ワイヤ15の駆動力により発生
する回転モーメントM2が互いに打ち消され合うような
位置の軸線L上に構成されている。
【0018】一方、第2走査光学系5においても第1走
査光学系4同様、この該走査光学系の重心回りにおける
摺動部材の摩擦抵抗により発生する回転モーメントM3
と、ワイヤの駆動力により発生する回転モーメントM4
が互いに打ち消され合うような位置の軸線L上に構成さ
れている。
【0019】ここで、第2走査光学系5におけるワイヤ
部材による駆動力は、動滑車16の回転中心に作用して
いるものである。他の構成は、図3、図4、図5に示し
た従来のものと同様である。
【0020】図1での本実施の形態に関する説明を、図
2のモデル図を用いて詳細に行う。図中のGは、走査光
学系4,5の重心位置を示している。ワイヤ系止部、ま
たは動滑車中心に作用するワイヤ駆動力f1から重心G
までの距離をR1とする。また、摺動部材14に作用し
ている摺動抵抗をそれぞれf2,f3とし、重心Gから
の距離をそれぞれR2,R3とする。
【0021】走査光学系4,5の重心回りに関する回転
モーメントは式(1)の様になる。従って、ワイヤ駆動
力による回転モーメントと摺動抵抗による回転モーメン
トが本実施の形態のように等しく釣合う様配置されてい
る場合、振動を発生させるような回転モーメントが生じ
る余地はない。
【0022】 Moment=f1×R1−f2×R2−f3×R3 (1) 図3に示す従来例では、走査光学系4,5において、重
心位置G1をワイヤにより駆動しているために、図2に
おけるR1=0となり駆動力による回転モーメントf1
×R1はゼロとなるものの、摺動部材14による摺動抵
抗による回転モーメントM1が残ることになり、走査光
学系に振動を発生させる原因となっていた。
【0023】(第2の実施の形態)図4は第2の実施の
形態を示す。
【0024】上記した第1の実施の形態は、走査光学系
の両側にワイヤを設けて往復駆動するようにしている
が、本実施の形態は、片側のみで走査光学系を駆動する
ようにしたもので、この場合、手前側の摺動部材14の
他に、奥側の摺動部材17と摺動軸18による摺動抵抗
も加味して回転モーメントの釣り合いを考えればよい。
上記したような構成をとることにより、該走査光学系に
おける重心回りの回転モーメントが発生しなくなり、走
査光学系を円滑に、かつ、安定して摺動移動させること
ができ、その安定のための手段を特別に設ける必要もな
い。
【0025】また走行が安定することにより、「画像ブ
レ」が少なくなる、もしくは、全くなくなる事により読
み取り画像の画質が一段と向上することが期待できる。
【0026】ここでは、第1走査光学系4、および第2
走査光学系5が共に重心回りの回転モーメントが釣り合
うような構成について述べたが、実際の設計においてス
ペース等の規制により一方の走査光学系にのみしか本発
明を適用できない場合もあり、このような場合でも両方
に適用できなくても、片方の走査光学系に本発明が適用
できるによるしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読み取り走査光学系の移動体に振動の原因となる回転モ
ーメントが加わらないため、移動体を円滑に、かつ、安
定して摺動移動させることができ、しかもその安定のた
めの手段を特別に設ける必要もない。
【0028】特に、走査光学系を複写機やスキャナー等
の走査光学装置に適用すると、移動体は振動が生じにく
く摺動移動するので、画像ブレ等が少なくなり、画質を
一段と向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正断面図。
【図2】第1の実施の形態および従来例を示すモデル
図。
【図3】従来例を示す正断面図。
【図4】第2の実施の形態を示す斜視図。
【図5】従来例を示す正断面図。
【図6】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…反射笠 2…第1ミラー 3…露光ランプ 4…第1走査光学
系 5…第2走査光学系 6…第2ミラー 7…第3ミラー 8…レンズ 9…読み取り素子 10…レール部材 11…ステッピングモータ 12…プラテンガ
ラス 13…原稿 14…摺動部材 15…ワイヤ 16…動滑車(プ
ーリ) 17…摺動部材 18…摺動軸 19…定滑車(プーリ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の移動体と第2の移動体を摺動移動
    させながら画像の読み取り走査を行う読み取り走査光学
    系と、前記第1の移動体と前記第2の移動体とをワイヤ
    巻回方式により、2:1の速度比で同方向に往復移動可
    能に駆動する駆動系とを有する画像読み取り装置におい
    て、 前記第1の移動体と前記第2の移動体の少なくとも一方
    は、前記ワイヤにより与えられる駆動力伝達の中心を、
    その移動体の重心位置から摺動面側に、ワイヤ駆動力に
    よる回転モーメントと前記摺動による回転モーメントが
    打ち消される位置としたことを特徴とする画像読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記走査光学系を複写機の走査光学装置
    として用いたことを特徴とする請求項1に記載の画像読
    み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記走査光学系をスキャナーの走査光学
    装置として用いたことを特徴といする請求項1に記載の
    画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動系のワイヤは、前記第1の移動
    体と前記第2の移動体の両側に配置されていることを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の画像読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 前記駆動系のワイヤは、前記第1の移動
    体と前記第2の移動体の片側に配置されていることを特
    徴とする請求庫1、2または3に記載の画像読み取り装
    置。
JP9353546A 1997-12-22 1997-12-22 画像読み取り装置 Withdrawn JPH11187204A (ja)

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JP9353546A JPH11187204A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 画像読み取り装置

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JP9353546A JPH11187204A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 画像読み取り装置

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JPH11187204A true JPH11187204A (ja) 1999-07-09

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ID=18431578

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JP9353546A Withdrawn JPH11187204A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 画像読み取り装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252268A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Ricoh Co Ltd 露光走査装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2015007712A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040810

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041005