JP2511648Y2 - 移動体の駆動装置 - Google Patents

移動体の駆動装置

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JP2511648Y2
JP2511648Y2 JP763390U JP763390U JP2511648Y2 JP 2511648 Y2 JP2511648 Y2 JP 2511648Y2 JP 763390 U JP763390 U JP 763390U JP 763390 U JP763390 U JP 763390U JP 2511648 Y2 JP2511648 Y2 JP 2511648Y2
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moving body
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禎英 其田
達也 村井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、移動体の駆動装置に関するものである。
〔従来の技術〕
1つの移動体と、別の移動体とをそれぞれ2:1の速度
比で往復駆動する移動体の駆動装置は、例えば、画像形
成装置などに用いられている。
第2図は、その画像形成装置の一例である電子写真式
の複写機を示す。
図のコンタクトガラス1上には原稿2が載置され、こ
の原稿2は照明光源3により照明され、このときの反射
光像がミラー4,5,6、結像レンズ7、ミラー8,9,10のと
ころをそれぞれ通って感光体ドラム13の表面に結像投影
される。
照明光源3とミラー4とは光学走査体11内に、ミラー
5,6は光学走査体12内にそれぞれ組み込まれ、光学走査
体11と12とがそれぞれ2:1の速度比で矢印方向に駆動さ
れることにより、所謂、スリット露光走査が行われて、
感光体ドラム13上には原稿画像に対応した静電潜像が形
成される。
光学走査体11,12は、このようなスリット露光走査を
終了したのち、今までの方向とは反対方向に移動し、図
のホームポジションに戻る。光学走査体11,12は、この
ように、2:1の速度比をもって往復駆動されるのであ
る。
第3図は、かような光学走査体の如き移動体の従来の
駆動装置を示し、符号15は駆動回転体の一例の駆動モー
タを示し、これは正逆回転可能なモータとなっている。
なお、駆動回転体には、かような駆動モータの他、別の
駆動モータからの伝達を受けて正逆回転する定滑車のよ
うな駆動回転体が用いられる場合もある。駆動回転体と
いうのはこのようなものも含む。
仮に、これに駆動モータが用いられるものとして、こ
れのモータプーリ15Aには2本のワイヤ、すなわち実線
で示すワイヤ16と一点鎖線で示すワイヤ16aが巻き付け
られ、更に実線で示したワイヤ16は6個の定滑車17,17a
に巻き掛けられ、一点鎖線で示したワイヤ16aは4個の
定滑車17に巻き掛けられている。
ここで、符号11で示す光学走査体を第1光学走査体と
称し、12で示す光学走査体を第2光学走査体と称するも
のとして、第1の光学走査体11の両側の底部は、クラン
パ18(第4図)を介して各ワイヤ16,16aに係止されてい
る。又、第2光学走査体12の両端部には動滑車19が回転
自在に軸装され、図示手前側の動滑車19には、矢印aの
方向から来るワイヤ16が折り返えすようにして半周分巻
き掛けられ、そのワイヤ端部が固定端21に係止されてい
る。又、矢印b方向から来るワイヤ16が動滑車19に折り
返えすようにして半周分巻き掛けられ、そのワイヤ端部
が引っ張りばね22を介して図示されない不動部材に係止
されている。同様にして奥側の動滑車19にも一点鎖線で
示すワイヤ16aが巻き掛けられている。
駆動モータ15が回転すると、ワイヤ16,16aが引っ張ら
れて駆動されるのであるが、このとき、第1光学走査体
11は、そのワイヤ16,16aに直接係止され、第2光学走査
体12は、動滑車19を介してワイヤ16,16aに連結されてい
るため、第1及び第2光学走査体11,12はそれぞれ2:1の
速度比で矢印方向に移動する。
次いで、先に延べたようなスリット露光走査を終了し
たのち、モータ15が逆転して、第1及び第2光学走査体
11,12は、矢印と反対方向に移動して元のホームポジシ
ョンに戻る。すなわち、それらはモータ15の正逆回転に
より往復走査駆動されるのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
光学走査体のような移動体を往復走行駆動する従来の
駆動装置においては、第4図に示すように光学走査体を
往復させるべくワイヤを矢印方向に引っ張って駆動する
場合、第1及び第2光学走査体11,12に対して、それぞ
れの重心G1,G2の回りに、M1,M2なるモーメントが付与さ
れてしまうため、光学走査体の如き移動体に振動が生じ
易くなる。例えば、かような駆動装置を複写機などの画
像形成装置で使用すると、露光走査時に、光学走査体が
振動してしまい、「画像ブレ」を生じたりして、複写画
像の画質が低下する。
本考案の目的は、上述の如きモーメントを生じにくい
駆動装置として、移動体を円滑に走行駆動できるように
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前述の目的を達成するため、正逆回転可能な
駆動回転体と、該駆動回転体及び複数の定滑車に巻き掛
けられるワイヤと、該ワイヤに係止される少なくとも1
つの移動体と、前記ワイヤを巻き掛けた動滑車を回転自
在に軸装した少なくとも1つの移動体とを有し、前記駆
動回転体の正逆回転により、ワイヤを介して前者と後者
の移動体をそれぞれ2:1の速度比で往復駆動するように
した移動体の駆動装置において、前者の移動体のワイヤ
に対する係止部分を、該移動体の重心を通る該移動体の
長手方向軸線上の位置に、動滑車の回転中心を、後者の
移動体の重心を通る該移動体の長手方向軸線上の位置に
それぞれ設定した構成を提案するものである。
なお、移動体を複写機の光学走査体とすると、効果的
である。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例に基づき説明する。
第1図において、符号11,12は先にも述べたように移
動体の一例の光学走査体を示し、このうちの第1光学走
査体11の、ワイヤ16,16aに対する係止部分は、その光学
走査体の重心G1を通る当該走査体11の長手方向軸線L
1(第3図)上の位置に設定されている。すなわち、ワ
イヤ16,16aの上下方向の位置を、重心位置G1に合わせた
上、この重心G1を通る軸線L1上の位置で第1光学走査体
11を係止せしめるのである。
一方、第2光学走査体12の重心G2を通る当該走査体12
の長手方向軸線L2(第3図)上の位置に、動滑車19の回
転中心を合わせる。そして、又、重心G2を通る軸線L2
ワイヤ16,16aまでの距離がrであるものとして、動滑車
19を、かようなrを半径とした滑車にする。
他の構成は、第2図及び第3図を参照して先に説明し
た従来のものと変りはない。
第4図の従来例では、第1光学走査体11につき、この
重心G1の位置が、ワイヤ16から離れているために、ワイ
ヤ16を矢印方向に引っ張るとき、M1なるモーメントが生
じていたが、第1図の実施例では、重心G1とワイヤ16と
の間に、かかるモーメントを生ぜしめる距離が存在しな
いために、モーメントが生じる余地はない。
又、第4図の従来例では、動滑車19の移動力Fと、距
離L(重心G2と動滑車の回転中心との間の距離)とを乗
じたモーメントM2が生じていたが、本例では、その距離
Lがゼロになるために、かかるモーメントが生じ得な
い。
更に、第1図に示すように、重心G2を通る軸線L2から
ワイヤ16,16aまでの距離がrであるものとして、この距
離rを半径とする動滑車とすることで、上下方向の力が
それには付与されず、光学走査体の動きが一層円滑にな
る。
かくの如くモーメントが生じなくなることで、各光学
走査体の走行時の振動が無くなるか、若しくは、大幅に
低減化され、それの走行が安定化する。特に、複写機な
どの場合は、「画像ブレ」などが無くなって、コピー画
質が一段と向上する。
なお、ワイヤ16,16aに直接係止される移動体や、動滑
車を介してワイヤに取り付けられる移動体としては、各
々につき、必ずしも1つではなく、2つ以上であっても
構わず、これらを円滑に走行駆動することができる。
〔考案の効果〕
本考案の請求項1に記載の構成によれば、それぞれ異
なる速度で移動する各移動体に、振動などの原因となる
モーメントが加わらないため、それらを円滑に安定的に
走行駆動することができ、又、その安定化のための手段
を特別に設ける必要もない。
請求項2に記載の構成によれば、振動の生じにくい状
態で、光学走査体を走行駆動することができるので、
「画像ブレ」などが発生しにくくなり、複写画像の画質
を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の概略図、第2図は上記実施例
の一適用例である複写機の概略図、第3図はその複写機
に設けられる光学走査体の駆動装置の斜視図であって、
従来例と本考案実施例の説明に供した図、第4図は従来
例の問題点について説明するための光学走査部の構成図
である。 11,12……移動体としての光学走査体 15……駆動回転体としての駆動モータ 16,16a……ワイヤ 17……定滑車、19……動滑車 G1,G2……重心、L1,L2……軸線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆回転可能な駆動回転体と、該駆動回転
    体及び複数の定滑車に巻き掛けられるワイヤと、該ワイ
    ヤに係止される少なくとも1つの移動体と、前記ワイヤ
    を巻き掛けた動滑車を回転自在に軸装した少なくとも1
    つの移動体とを有し、前記駆動回転体の正逆回転によ
    り、ワイヤを介して前者と後者の移動体をそれぞれ2:1
    の速度比で往復駆動するようにした移動体の駆動装置に
    おいて、前者の移動体のワイヤに対する係止部分を、該
    移動体の重心を通る該移動体の長手方向軸線上の位置
    に、動滑車の回転中心を、後者の移動体の重心を通る該
    移動体の長手方向軸線上の位置にそれぞれ設定して成る
    ようにした移動体の駆動装置。
  2. 【請求項2】移動体を複写機の光学走査体とした請求項
    1に記載の移動体の駆動装置。
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JPH0398457U JPH0398457U (ja) 1991-10-14
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