JPH11185579A - 保護素子 - Google Patents

保護素子

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JPH11185579A
JPH11185579A JP36449697A JP36449697A JPH11185579A JP H11185579 A JPH11185579 A JP H11185579A JP 36449697 A JP36449697 A JP 36449697A JP 36449697 A JP36449697 A JP 36449697A JP H11185579 A JPH11185579 A JP H11185579A
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JP
Japan
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conductor
substrate
fuse
reagent
heating element
Prior art date
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Pending
Application number
JP36449697A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Ishiyama
一郎 石山
Mikizo Motoki
幹三 本木
Takayuki Nakayama
孝之 中山
Masato Shimada
真人 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP36449697A priority Critical patent/JPH11185579A/ja
Publication of JPH11185579A publication Critical patent/JPH11185579A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating

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  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電流と加熱による保護機能を合わせ持ち、
簡単な構造の保護素子を提供する。 【解決手段】 絶縁性の第一の基板12の表面に、導体
18とこの導体18を被覆するヒューズ試薬20とを設
け、この第一の基板12と対面して、発熱体26を設け
た第二の基板14を備える。この構造により、第二の基
板14に設けた発熱体26の発熱により、対面する第一
の基板12の表面のヒューズ試薬20の温度を上昇さ
せ、第一の基板12に設けた導体18中の金属がヒュー
ズ試薬20中に拡散し、導体18の導通状態を遮断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子部品や電気
製品等の使用中に生じる過電流や加熱による破損から回
路やその他重要な部品を保護する保護素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保護素子はヒューズのように主と
して過電流の発生により動作する過電流保護機能、ある
いはサーミスタやバイメタルスイッチのように加熱によ
り作動する加熱保護機能を有したものがあった。
【0003】また特開平7−153367号公報に開示
されているように、低融点金属及び発熱体と、検知素子
から構成される保護素子であって、この低融点金属とこ
の発熱体とが絶縁層を介して接触され、電圧の異常を検
知する検知素子により発熱体が通電されて動作する保護
素子も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の場合、保護素子は過電流、加熱あるいはその他の異常
により動作する機能のうち、一つの機能しか有しておら
ず、近年の電子機器の小型化薄型化に伴い、単一の保護
機能では開発される種々の電気製品に設けられた回路を
十分に保護することができなかった。また、各機能を有
する保護素子を複数設けると、各機能で作用する抵抗値
等の条件が異なるため、それぞれに適した抵抗値等を設
定する必要があり、回路が複雑になり、これらの保護回
路のための電力損失も生じ、さらに製造が複雑でコスト
が高くなるという問題を有していた。
【0005】また上記従来の技術の後者の場合、基板上
に形成した複数の抵抗体にエポキシ樹脂等の絶縁性樹脂
を被覆し、さらにこの樹脂層を介して低融点金属をヒュ
ーズとして用いている。このため、樹脂層を介して熱伝
導を行い、低融点金属を切断することから、構造が複雑
で応答性が悪く、さらに製造工程が多いため、生産コス
トが高くなるものであった。
【0006】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、過電流と加熱による保護機能を
合わせ持ち、簡単な構造の保護素子を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の保護素子は、
絶縁性の第一の基板表面に、導体とこの導体を被覆する
ヒューズ試薬とを設け、またこの第一の基板と対面して
発熱体を設けた第二の基板とを備えている。この構造に
より、上記第二の基板に設けた発熱体の発熱により、対
面する第一の基板表面のヒューズ試薬の温度は上昇し、
さらに第一の基板に設けた導体中の金属がヒューズ試薬
中に拡散し、導体の導通状態を遮断し回路を保護する。
発熱体は所定の電圧以上で通電する検知用回路に接続さ
れ、導体は電子機器等のメイン回路に接続される。また
上記ヒューズ試薬は、高い熱伝導性の無機物質を分散し
た樹脂等の組成物からなる保護皮膜により被覆されでい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第一実施
形態を示すもので、この保護素子10は、チップ状の基
板12と、異常を検するための検知用回路やその他の回
路が形成された回路基板14が所定の間隔を有して設け
られ、各基板12,14が向かい合う側面には各々一対
の電極16,24が形成されている。
【0009】基板12に設けられた一対の電極16上に
は、導通性を有する導体18が形成され、さらにこの導
体18の表面には、絶縁性のヒューズ試薬20と、絶縁
性を有し高熱伝導性の保護皮膜22が積層されている。
一方検知用基板14に設けられた一対の電極24上に
は、スクリーン印刷等を用い、導電性ペーストの発熱体
26が形成されている。
【0010】基板12と回路基板14は、例えば、96
%のアルミナを含有するセラミック等からなり、特に基
板12は、導体18を形成することができる材料であれ
ばよい。またこられ基板12,14上に設けられた電極
16,24は、銀塗料や銀−パラジウム塗料をスクリー
ン印刷等を用い形成される。
【0011】導体18は、ニッケル−リンやニッケル−
スズからなるメッキ膜、またはSnO2とSb24の混
合物の酸化金属からなり、抵抗値が小さい方が好まし
い。
【0012】ヒューズ試薬20は、ガラスペーストで軟
化温度が比較的低く、軟化温度が350℃のPbO・B
23系や、軟化温度が300℃のPbO・B23とTi
2O混合物を用いる。
【0013】また、保護皮膜22は、ヒューズ試薬20
の融溶による変形を封止する耐熱性の良好な熱硬化性樹
脂からなり、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂等を用いることができる。またこの絶縁
性の保護皮膜22に熱伝導性の高い無機粉末を分散させ
ることにより、回路基板14に設けた発熱体26の発熱
時の熱を効率的にヒューズ試薬20や導体18に伝える
ことができる。ここで用いる無機粉末には、例えばアル
ミナ粉体がある。
【0014】発熱体26は、RuO2−ガラス等からな
る厚膜ペーストや、カーボン系のレジンペースト等から
なり、過電流及び長時間の一定の電流により発熱しやす
く、過電流や加熱が生じた場合、これらを検知する作用
を有している。
【0015】次に、この保護素子10の作用を説明す
る。通常の使用状態においては、基板12に設けた電極
16間の導体18に所定の電流が流れ、電子機器が作動
する。ここで、基板12に設けた電極16間の導体18
は、ほとんど抵抗がない。そして使用中等に異常な電圧
が生じると、図示しない検知回路により回路基板14に
設けた電極24間の発熱体24に電気が流れ発熱する。
また、発熱体26は所定の抵抗値を有し、一定量以上の
過電流や、長時間に渡る電流が流れ続けると、発熱体2
6が発熱するものでも良い。さらに、検知回路は、所定
の電圧を検知して発熱体26に通電するものであれば、
その回路構成は問わない。
【0016】発熱体26から生じた熱は、高い熱伝導性
を有する保護皮膜22とヒューズ試薬20を一定温度以
上にするとともに、導体18に含有される金属が熱によ
りヒューズ試薬20中に拡散する。そのため、所定温度
以上で導体18は導電性を失い、電極16間の通電状態
が遮断され、導体26に直列に接続された電子機器のメ
イン回路が、過電流や発熱から保護される。
【0017】次にこの発明の第二実施形態について図2
をもとにして説明する。ここで、上記実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
は、導体16と発熱体26を基板12を挟んで表裏に形
成したものである。そして、電極16を回路基板側の電
極16に接続し、上記実施形態と同様に使用する。
【0018】この実施形態の保護素子によれば、一つの
チップ状基板に発熱体とチップ抵抗器を形成したので、
保護素子10の取付が容易であり、基板12をセラミッ
ク基板にすることにより熱伝導も良好であり、動作も確
実である。
【0019】なお、この発明の保護素子10を形成する
部材は、上述の例に限らず、適宜他の物質等に変更する
ことが可能であり、基板12と回路基板14間の間隔
は、この保護素子を有する電器製品や電機部品により適
当な間隔に設定し、最適な保護効果が得られるようにす
る。
【0020】
【発明の効果】この発明の保護素子は、過電流又は一定
温度以上の発熱が生じた場合、すみやかに通電状態を遮
断し、電子機器のメイン回路を保護する機能を有する。
また、この発明の保護素子は、構造が単純なことから製
造工程を簡略化することができ、コストダウンが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の保護素子を示す断面
図である。
【図2】この発明の第二実施形態の保護素子を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 保護素子 12 基板 14 回路基板 16,24 電極 18 導体 20 ヒューズ試薬 22 保護皮膜 26 発熱体
フロントページの続き (72)発明者 嶋田 真人 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の第一の基板表面に形成された導
    体と、この導体を被覆するヒューズ試薬とを設け、この
    第一の基板と対面して発熱体を設けた第二の基板を備
    え、上記発熱体の発熱による所定の温度で上記導体が遮
    断されることを特徴とする保護素子。
  2. 【請求項2】 上記発熱体は所定電圧以上で発熱し、上
    記ヒューズ試薬の温度上昇により、上記導体中の金属が
    上記ヒューズ試薬中に拡散し、上記導体の導通状態を遮
    断することを特徴とする請求項1記載の保護素子。
  3. 【請求項3】 上記発熱体は所定の電圧で通電する検知
    用回路に接続され、上記導体は保護される回路に接続さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載の保護素子。
  4. 【請求項4】 上記ヒューズ試薬は高い熱伝導性の無機
    物質を分散した保護皮膜により被覆されていることを特
    徴とする請求項1,2又は3記載の保護素子。
JP36449697A 1997-12-17 1997-12-17 保護素子 Pending JPH11185579A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512538A (ja) * 2009-11-24 2013-04-11 リッテルフューズ,インコーポレイティド 回路保護装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512538A (ja) * 2009-11-24 2013-04-11 リッテルフューズ,インコーポレイティド 回路保護装置
US9401257B2 (en) 2009-11-24 2016-07-26 Littelfuse, Inc. Circuit protection device

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