JPH11183963A - フォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ - Google Patents

フォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ

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JPH11183963A
JPH11183963A JP35335597A JP35335597A JPH11183963A JP H11183963 A JPH11183963 A JP H11183963A JP 35335597 A JP35335597 A JP 35335597A JP 35335597 A JP35335597 A JP 35335597A JP H11183963 A JPH11183963 A JP H11183963A
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JP
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blade
base plate
plate
blade group
blades
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JP35335597A
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English (en)
Inventor
Tooru Eguro
亨 江黒
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Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中間板や羽根押さえ板に孔や切り欠きを形成す
ることなく、羽根群の異常作動を検出できるようにした
フォーカルプレンシャッタ内蔵のカメラを提供するこ
と。 【解決手段】シャッタ地板1に形成されている孔1kを
塞ぐようにしてフォトインタラプタ21が取り付けられ
ていて、補助地板3に貼付された反射シート22に向け
て検出光を照射し、反射光を検出できるようになってい
る。中間板2と二つの羽根押さえ板13,20は、いず
れも透明な材料で製作されており、検出光の光路領域2
b,13a,20aを除いて、両面に反射防止性と潤滑
性を有する表面処理が施されている。従って、先羽根群
の羽根9,10,11,12も後羽根群の羽根16,1
7,18,19もスムーズに作動することが可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光走行を行う羽
根群の作動状態を光電検出手段によってチェックするこ
との可能なフォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のフォーカルプレンシャッタにおけ
る先羽根群と後羽根群は、夫々、一端をシャッタ地板に
枢着した二つのアームに複数の羽根を順に枢支した平行
リンク構成をしていて、各駆動ばねに付勢されて作動す
る先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材によって、露光
走行を行わされるようになっている。また、その露光走
行は、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が順次消磁され
たときに開始されるようになっている。そのため、電磁
石の吸着面に異物が付着したり、電磁石の回路が断たれ
たり、電磁石への供給電圧が降下したりすると、必要と
する電磁石の吸着力が得られず、各羽根群が所定の作動
開始時機よりも早く作動を開始してしまうことがある。
【0003】また、通常の場合、上記の二つの駆動部材
は、一つのセット部材によってセット位置へ作動させら
れるが、セットストローク不足が生じると、一方又は両
方の駆動部材がセット位置まで作動されず、所定の作動
開始時機ではないのに作動してしまう場合がある。更
に、この種のシャッタ機構は、先羽根群と後羽根群の露
光走行が長期間安定して得られるように製作されている
とはいえ、なに分にも数多くの部品で構成されているこ
とから、先羽根群と後羽根群の露光走行が適正なタイミ
ングで行われなくなってしまう場合がある。
【0004】そこで、従来より、このような各羽根群の
異常作動を検出する方法として、機械的なスイッチ機構
を用いるものが特開平9−244098号公報等で知ら
れており、また、光電センサを用いるものが特開平9−
258296号公報等で知られている。本発明は、これ
らのうち後者のタイプの検出手段を備えたカメラに関す
るものであるが、このタイプのものには、羽根の検出位
置によって、二種類の構成が知られている。
【0005】先ず、第1の構成は、上記した特開平9−
258296号公報に記載されている第1実施例のよう
に、露光用の開口部から見て、各羽根群のアームの枢着
されている側、即ちアームに枢支されている羽根の基部
側で検出するようにしたものである。そして、この構成
によれば、各羽根群の作動空間を仕切っている中間板
に、検出光路用の孔が形成されていて、カバー板からの
反射光を検出し得るようになっている。
【0006】また、第2の構成は、その特開平9−25
8296号公報に記載された第2実施例と、特開平8−
211444号公報に記載されているように、露光用の
開口部から見て、羽根の先端部側で検出するようにした
ものである。この構成の場合には、通常、特開平8−2
11444号公報に記載されているように、各羽根群の
羽根の先端部が、開口部を有する中間板(該公報では仕
切板)と、羽根の先端部の作動領域にのみ配置されてい
る羽根押さえ板(該公報では仕切板)によって挟まれて
いるため、中間板のみならず羽根押さえ板にも検出光路
用の孔が形成されていて、カバー板からの反射光を検出
し得るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
中間板や羽根押さえ板に孔を形成することは問題であ
る。周知のように、これらの板は非常に薄い板材で製作
され、羽根が好適に摺動できるように接触させられてい
る。そのため、検出光路に孔や切り欠きを形成すると、
形成箇所や形状によっては強度が弱くなり、露光走行時
に羽根のブレ(光軸方向への変位や撓み)を適切に押さ
えるのが難しくなって好ましくない。また、露光走行中
に羽根の走行方向の端面が孔や切り欠きの縁に引っ掛か
り、適正な作動特性が得にくくなってしまう。そこで、
特開平8−211444号公報においては、孔の形状に
ついての提案もされている。しかし、それなりの効果は
考えられるにしても、最近のように羽根が極めて軽量で
薄く製作されていると、羽根の走行途中で、走行速度に
微妙な影響を及ぼしてしまうことは避けられない。そし
て、そのような影響は、孔を羽根の先端部側に形成した
場合の方が受け易い。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、中
間板や羽根押さえ板に孔や切り欠きを形成することな
く、羽根群の異常作動を検出できるようにしたフォーカ
ルプレンシャッタ内蔵のカメラを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明におけるフォーカルプレンシャッタを内蔵
したカメラは、カメラ内でレンズ側に配置されている第
1シャッタ地板と、カメラ内で結像面側に配置されてい
る第2シャッタ地板と、第1シャッタ地板と第2シャッ
タ地板の間を仕切り先羽根群の羽根室と後羽根群の羽根
室を形成している中間板と、第1シャッタ地板側から前
記二つの羽根室内に照射し第2シャッタ地板から反射し
てきた光を検出することによって前記羽根群の少なくと
も一方の作動状態を検出する光電検出手段とを備えてお
り、前記中間板が、透明な板材の両面を、前記光の光路
領域を除き、反射防止処理を施して製作されているよう
にする。また、本発明のカメラにおいては、好ましく
は、前記二つの羽根室の少なくとも一方には、前記羽根
群の各羽根の一部を前記中間板との間に挟むようにして
羽根押さえ板が備えられており、その羽根押さえ板と前
記中間板のうちの少なくとも一つが、透明な板材の両面
を、前記光の光路領域を除き、反射防止処理を施して製
作されているようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1の分
解斜視図に示した実施例によって説明する。シャッタ地
板1には、所定の間隔を空けて中間板2,補助地板3が
取り付けられ、それらの間に二つの羽根室を構成すると
共に、夫々の開口部1a,2a,3aの合成によって略
長方形の露光用開口を形成している。そして、カメラ内
においては、シャッタ地板1がレンズ側になり、補助地
板3が結像面側、即ちフィルムが装填されている場合に
はフィルム面側となるようにして配置される。また、シ
ャッタ地板1の表面側には軸1b,1c,1dが立設さ
れており、軸1b,1cには、いずれも合成樹脂製の先
羽根用駆動部材4と後羽根用駆動部材5が回転可能に取
り付けられ、軸1dには、やはり合成樹脂製のセット部
材6が回転可能に取り付けられている。
【0011】先羽根用駆動部材4と後羽根用駆動部材5
は、図示していない先羽根用駆動ばねと後羽根用駆動ば
ねによって時計方向へ回転するように付勢されており、
取付部4a,5aには、図示していない鉄片部材が取り
付けられている。セット部材6は、図示していないばね
によって反時計方向へ回転するように付勢されていて、
シャッタの露光作動終了直後の状態においては、ストッ
パによって初期位置に停止されている。そして、フィル
ムが巻き上げられると、カメラ本体側の部材に押されて
時計方向に回転し、上記した各駆動部材4,5を反時計
方向へ回転させ、セット位置において、上記した各鉄片
部材を図示していない夫々の電磁石に接触させるように
する。
【0012】先羽根群は、シャッタ地板1と中間板2と
の間に配置されていて、二つのアーム7,8と4枚の羽
根9,10,11,12で構成されている。そして、ア
ーム7は、シャッタ地板1の背面側に立設された軸1e
に、スリーブ7aを回転可能に嵌合させ、アーム8は、
シャッタ地板1の背面側に立設された軸1fに、孔8a
を回転可能に嵌合させている。また、4枚の羽根9,1
0,11,12は、周知のように夫々二つの連結軸によ
ってアーム7,8に順に枢支されており、羽根9がスリ
ット形成羽根である。
【0013】先羽根用駆動部材4の駆動ピン4bは、シ
ャッタ地板1に形成された円弧状の長孔1gを貫通し
て、アーム7に形成された長孔7bに嵌合しており、更
にその先端は補助地板3に形成された円弧状の長孔3b
に嵌合している。従って、先羽根用駆動部材4が、図示
していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向
へ回転したときには、羽根9,10,11,12は重畳
しながら露光用開口から退き、先羽根用駆動部材4がセ
ット部材6に押されて反時計方向へ回転したときには、
羽根9,10,11,12は展開しながら露光用開口を
覆っていくようになっている。
【0014】各羽根9,10,11,12の先端部の作
動領域には、羽根押さえ板13が設けられている。周知
のように、羽根9,10,11,12は、重畳されてい
るときと、展開されているときとでは、光軸方向に必要
とする間隙の最小寸法が異なってくる。そのため、各羽
根は重畳されているときには相互の重なりが密になって
いて光軸方向に対する変位が制限されているが、展開さ
れていくにしたがい徐々に自由度が増し、光軸方向への
変位が可能になっていく。そして、その変位が適正な作
動の妨げのもとになる。そのため、羽根押さえ板13
は、中間板2と連携し、作動中に各羽根相互間の重なり
を密にする役目をしている。
【0015】他方、後羽根群は、中間板2と補助地板3
との間に配置されていて、二つのアーム14,15と4
枚の羽根16,17,18,19で構成されている。そ
して、アーム14は、シャッタ地板1の背面側に立設さ
れた軸1iに、そのスリーブ14aを回転可能に嵌合さ
せ、アーム15は、シャッタ地板1の背面側に立設され
た軸1jに、孔15aを回転可能に嵌合させている。ま
た、4枚の羽根16,17,18,19は、夫々二つの
連結軸によってアーム14,15に順に枢支されている
が、アーム14,15と羽根16,17,18,19と
の重なり関係は、先羽根群の場合と逆になっている。そ
して、羽根16がスリット形成羽根である。
【0016】後羽根用駆動部材5の駆動ピン5bは、シ
ャッタ地板1に形成された円弧状の長孔1hを貫通し
て、アーム14に形成された長孔14bに嵌合してお
り、その先端は補助地板3に形成された円弧状の長孔3
cに嵌合している。従って、後羽根用駆動部材5が、図
示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方
向へ回転したときには、羽根16,17,18,19は
展開しながら露光用開口を覆って行き、後羽根用駆動部
材5がセット部材6に押されて反時計方向へ回転したと
きには、羽根16,17,18,19は重畳しながら露
光用開口から退くようになっている。そして、各羽根1
6,17,18,19の先端部の作動領域には、上記し
た羽根押さえ板13と同様にして羽根押さえ板20が設
けられている。
【0017】更に、本実施例においては、先羽根群と後
羽根群の作動が検出できるように構成されている。即
ち、シャッタ地板1には方形をした孔1kが形成されて
いて、その孔1kを塞ぐようにしてフォトリフレクタ2
1が取り付けられている。周知のように、フォトリフレ
クタ21には発光部と受光部が設けられていれて、その
発光部から照射された検出光が、補助地板3に貼付され
た反射シート22で反射され、受光部に入射するように
構成されている。また、上記した中間板2と二つの羽根
押さえ板13,20は、ポリエステル等の透明なシート
材で製作されており、検出光の光路領域2b,13a,
20aを除いて、両面には反射防止性と潤滑性に富んだ
表面処理が施されている。尚、その他の部材にもこのよ
うな表面処理が施されていることは言うまでもない。
【0018】次に、本実施例の作動を簡単に説明する。
露光作動が終了した直後の状態においては、先羽根群の
4枚の羽根9,10,11,12は重畳されて、開口部
1aの下方位置に格納されており、後羽根群の4枚の羽
根16,17,18,19は展開状態となって開口部1
aを覆っている。その状態から、フィルムの巻き上げに
連動して、カメラ本体側の部材によって、セット部材6
が時計方向へ回転されると、セット部材6は、先ず、先
羽根用駆動部材4を、図示していない先羽根用駆動ばね
に抗して反時計方向へ回転させる。そのため、先羽根群
の4枚の羽根9,10,11,12は、重畳状態から重
なり量を減じつつ上方へ展開されていく。
【0019】そして、セット部材6は、先羽根群のスリ
ット形成羽根9と後羽根群のスリット形成羽根16との
重なりが所定量になった段階で、後羽根用駆動部材5を
図示していない後羽根用駆動ばねに抗して反時計方向へ
回転させ始める。そのため、後羽根群の羽根16,1
7,18,19は、展開状態から重なり量を大きくしつ
つ上方へ重畳されていく。このようにして、先羽根群と
後羽根群とが一緒に作動され、やがて先羽根群の羽根
9,10,11,12が開口部1aを覆った状態になる
と、各駆動部材4,5に設けられた図示されていない鉄
片部材が、相前後して、夫々の電磁石に接触し、その段
階でセット部材6の回転が停止される。そして、セット
部材6は、カメラ本体側の部材によって、この状態を維
持される。
【0020】次の撮影に際して、カメラのレリーズボタ
ンが押されると、その初期段階において、上記した各電
磁石とフォトリフレクタ21に電流が供給される。その
ため、上記した鉄片部材が磁気的に吸着保持される。ま
た、フォトリフレクタ21の発光部から出射した光は、
先羽根群に当たるため殆ど反射されず、フォトリフレク
タ21からはL信号が出力される。その後、セット部材
6が、カメラ本体側の部材に連動し、図示していないば
ねの付勢力によって反時計方向へ回転し、初期位置へ復
帰する。しかし、各駆動部材4,5は、各鉄片部材が各
電磁石によって吸着されているので、各駆動ばねによっ
て時計方向へ回転されることはない。
【0021】このとき、もしも、先羽根用電磁石のコイ
ルが断線していると、先羽根用駆動部材4は先羽根用駆
動ばねの付勢力によって直ちに時計方向へ回転し、羽根
9,10,11,12は下方へ重畳されていく。そのた
め、フォトリフレクタ21の発光部から出射した光は、
補助地板3の反射シート22で反射され、受光部に入射
するから、フォトリフレクタ21からはH信号が出力さ
れることになる。そして、このH信号の出力時機が、正
規の出力時機よりも早いことを確認して、異常作動の警
告が行われることになる。
【0022】また、もしも、後羽根用電磁石のコイルが
断線していると、後羽根用駆動部材5は後羽根用駆動ば
ねの付勢力によって直ちに時計方向へ回転し、羽根1
6,17,18,19が展開して開口部1aを覆ってし
まう。そのため、その後に先羽根群が正規に作動して
も、フォトリフレクタ21からはH信号が出力されない
ことになる。従って、先羽根群が正規に作動したにもか
かわらずフォトリフレクタ21からH信号が出力されな
いことを確認して、異常作動の警告が行われることにな
る。
【0023】そこで、先羽根群も後羽根群も、上記のよ
うな異常作動を行わなかった場合には、自動焦点合わせ
等の全ての準備作動が終了した段階で露光時間制御回路
が働き、先ず、先羽根用電磁石に対する通電を断つと共
に露光秒時のカウントを開始する。そのため、先羽根用
駆動部材4は、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢
力によって急速に時計方向へ回転し、フォトリフレクタ
21からはH信号が出力される。その後、所定時間が経
過すると、露光時間制御回路からの出力信号によって、
今度は後羽根用電磁石に対する通電が断たれ、後羽根用
駆動部材5が、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢
力によって急速に時計方向へ回転される結果、フォトリ
フレクタ21からはL信号が出力されて露光作動が終了
する。その際、H信号が出力されてからL信号が出力さ
れるまでの時間を、制御されるべき露光時間に対応した
時間と比較するようにした場合には、何らかの要因で所
定の適正な作動が行われなかったことも警告することが
できる。
【0024】尚、本実施例においては、フォトリフレク
タ21をシャッタ地板1に取り付けた場合で説明した
が、カメラ本体側に取り付けることを妨げるものではな
い。また、補助地板3に貼付した反射シート22に代え
て、補助地板3の表面に、反射効果を有する適宜な処理
を施すようにしてもよい。また、本発明の光電検出手段
はフォトリフレクタに限定されず、発光部と受光部を別
個に取り付けるようにした構成にしても差し支えない。
【0025】また、本実施例においては、中間板2と二
つの羽根押さえ板13,20を、いずれも透明な材料で
製作し、検出光の光路領域2b,13a,20aを除い
て、両面に反射防止処理を施しているが、本発明は、そ
のような構成に限定されるものではなく、いずれか一つ
の部材だけを上記のようにして製作しても構わない。最
近では、二つの地板1,3のうち少なくとも一方を合成
樹脂で製作し、羽根の先端部の作動領域を肉厚にするこ
とによって、羽根押さえ板を設けないようにしたシャッ
タ構成も知られているが、本発明は、そのような構成の
シャッタにも適用されることになる。更に、上記した特
開平9−258296号公報に記載されている第1実施
例のように、羽根の基部側で検出するようにした場合に
は、中間板のみを、上記のようにして製作すればよいこ
とになる。
【0026】
【発明の効果】上記のように、本発明においては、中間
板や羽根押さえ板を製作するに当たって、透明な板材を
採用し、その両面に、検出光の光路領域を除いて、反射
防止処理を施すようにしたから、孔や切り欠きを形成す
る場合に比較して、羽根の走行途中において走行速度に
影響を及ぼす虞がない。そのため、羽根群の異常作動を
検出する構成としては、極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a,2a,3a 開口部 1b,1c,1d,1e,1f,1i,1j 軸 1g,1h,3b,3c,7b,14b 長孔 1k,8a,15a 孔 2 中間板 2b,13a,20a 光路領域 3 補助地板 4 先羽根用駆動部材 4a,5a 取付部 4b,5b 駆動ピン 5 後羽根用駆動部材 6 セット部材 7,8,14,15 アーム 7a,14a スリーブ 9,10,11,12,16,17,18,19 羽根 13,20 羽根押さえ板 21 フォトリフレクタ 22 反射シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ内でレンズ側に配置されている第
    1シャッタ地板と、カメラ内で結像面側に配置されてい
    る第2シャッタ地板と、第1シャッタ地板と第2シャッ
    タ地板の間を仕切り先羽根群の羽根室と後羽根群の羽根
    室を形成している中間板と、第1シャッタ地板側から前
    記二つの羽根室内に照射し第2シャッタ地板から反射し
    てきた光を検出することによって前記羽根群の少なくと
    も一方の作動状態を検出する光電検出手段とを備えてお
    り、前記中間板が、透明な板材の両面を、前記光の光路
    領域を除き、反射防止処理を施して製作されていること
    を特徴とするフォーカルプレンシャッタを内蔵したカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記二つの羽根室の少なくとも一方に
    は、前記羽根群の各羽根の一部を前記中間板との間に挟
    むようにして羽根押さえ板が備えられており、その羽根
    押さえ板と前記中間板のうちの少なくとも一つが、透明
    な板材の両面を、前記光の光路領域を除き、反射防止処
    理を施して製作されていることを特徴とするフォーカル
    プレンシャッタを内蔵した請求項1に記載のカメラ。
JP35335597A 1997-12-22 1997-12-22 フォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ Pending JPH11183963A (ja)

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