JPH11182155A - 障子及び同障子付き断熱ドア - Google Patents

障子及び同障子付き断熱ドア

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JPH11182155A
JPH11182155A JP34781597A JP34781597A JPH11182155A JP H11182155 A JPH11182155 A JP H11182155A JP 34781597 A JP34781597 A JP 34781597A JP 34781597 A JP34781597 A JP 34781597A JP H11182155 A JPH11182155 A JP H11182155A
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JP
Japan
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frame
shoji
door
frames
vertical
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Pending
Application number
JP34781597A
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English (en)
Inventor
Shinsaku Masuyama
新作 増山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tateyama Aluminum Industry Co Ltd filed Critical Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 障子周りをより気密度の高い構造とすること
で、発生する対流を抑制し、一層の断熱効果を向上させ
る。 【解決手段】 縦枠20a,20b及び横枠20c,20dから形成さ
れるドア本体枠20と、該ドア本体枠内で上げ下げ可能に
開閉される障子30とからドアを形成する。縦枠及び横枠
はそれぞれ室外側の金属枠と室内側の合成樹脂枠41との
接合体から形成する。障子には縦框32a,32bと横框32c,3
2dと障子板31とを具備させ、縦框と横框とはコーナージ
ョイントJを介して連結させる。コーナージョイントJ
には縦枠対向面に該縦枠との間を遮蔽するフィンシール
34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓に取り付
ける障子、或いは、建物の出入口に取り付ける障子を付
設した断熱ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物開口部に取り付けられる開閉
戸の断熱はそれほど考慮は払われず、先行技術として、
室内外に配置した金属形材の間に断熱材を介装させる手
段が採用されている。しかしながら、このような手段は
一定の断熱効果が実現されるものの、開閉戸が構造的に
複雑になり、従って製造工程が多段階になるばかりでな
く、特に開閉戸の見込み幅が厚くなることが避けられな
いという不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に熱の伝わり方
として、対流、輻射、伝導の三種類がある。建物の保温
・断熱を考慮する際にはこれらの観点から考慮すること
が合理的である。例えば、建物の出入口に取り付けるド
アの断熱を実現するには、伝導面からドアの材質の選択
を、対流面からドアの構造を考慮すべきである。本発明
者は、先願発明として、主として伝導面の観点からドア
の室内外の素材を種類の違う二種類を選択して断熱効果
を上げる発明を提案している(特願平9−205887
号等)。
【0004】即ち、断熱ドアとして、縦枠及び横枠から
形成される本体枠と該本体枠内で上げ下げ可能に支持さ
れる障子とからドアを形成すると共に、前記縦枠及び横
枠はそれぞれ室外側の金属枠と室内側の合成樹脂枠との
接合体から形成し、該合成樹脂枠はドアの室内側全面に
亘って配置することで、室内外の冷熱の伝導を遮断する
ことに成功したのである。
【0005】上記先願発明により、優れた断熱効果と併
せて、見込み幅の薄い断熱ドアを実現することができ
た。本発明の課題は、上記先願発明を更に発展させるも
のである。即ち、障子周りをより気密度の高い構造とす
ることで、発生する対流を抑制し、一層の断熱効果を向
上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の障子は、縦枠20a,20bと横
枠20c,20dとからなる障子枠20と、該障子枠20内に位置
する障子30とからなり、障子30は縦框32a,32bと横框32
c,32dと障子板31とから構成すると共に、縦框32a,32bと
横框32c,32dとはコーナージョイントJを介して連結
し、該コーナージョイントJには、上記障子枠20対向面
に該障子枠20との間を遮蔽するフィンシール34を設ける
ことで、障子枠20と障子30との隙間を塞いで気密性を向
上させ、断熱効果を向上させる。
【0007】また、本発明の請求項2記載の障子は、上
記手段において、上記コーナージョイントJは、ジョイ
ント本体33とフィンシール34とフィンシール34をジョイ
ント本体33に取り付ける取付体35とから構成させ、フィ
ンシール34の外縁部をジョイント本体33の外周面外に延
出させて障子枠20内面に当接させることで、フィンシー
ル34の支持を確実にし、且つその交換等メンテナンスを
容易にする。
【0008】本発明の請求項3記載の障子付き断熱ドア
は、縦枠20a,20b及び横枠20c,20dから形成されるドア本
体枠20と該ドア本体枠20内で上げ下げ可能に開閉される
障子30とから形成すると共に、前記縦枠20a,20b及び横
枠20c,20dはそれぞれ室外側の金属枠と室内側の合成樹
脂枠41との接合体から形成され、該障子30には縦框32a,
32bと横框32c,32dと障子板31とを具備させ、縦框32a,32
bと横框32c,32dとはコーナージョイントJを介して連結
させると共に、コーナージョイントJにはその縦枠20a,
20b対向面に該縦枠20a,20bとの間を遮蔽するフィンシー
ル34を設けることで、ドア内外の対流を抑制することで
断熱をより確実に行わせる。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本実施例の詳細な構成につ
いて説明する。先ず、本発明の実施例に係る断熱ドア
を、その前提となる上げ下げ障子を具備した断熱ドアを
用いて説明する。図3に示すように、躯体1の壁面に形
成した開口部にはヒンジ2、2を介して片開きの断熱ド
ア3を取り付ける。該断熱ドア3には開閉用の把手24
を設ける。
【0010】断熱ドア3を装着するための開口部の周壁
には躯体枠10を取り付ける。躯体枠10は、躯体右枠
10a、躯体左枠10b、躯体上枠10c、及び躯体下
枠10d(総称して表現するときは躯体枠10という)
から成り、それぞれビス等により躯体1壁に固定する。
躯体枠10を構成する各枠10a〜10dは、それぞれ
種々の形状のアルミ形材で形成されている。躯体枠10
の室内側面には、後述の合成樹脂枠(以下、「合成樹脂
枠」は単に「樹脂枠」と略称する)を取り付けするため
樹脂枠取付部(単に「取付部」と略称する)が形成して
ある。例えば、図3に示すように、躯体右枠10aに形
成した取付部19a、19bは、樹脂枠40を取り付け
るためのカシメ部19aと係合部19bとして形成して
ある。図4に示すように、躯体上枠10c及び躯体下枠
10dにもカシメ部19aと係合部19bとが設けてあ
る。
【0011】躯体枠10に対して、ドア本体枠20をヒ
ンジ2、2を介して開閉自在に軸着する。ドア本体枠2
0は、図3に示すドア右枠20a及びドア左枠20b、
並びに図4、5に示すドア上枠20c及びドア下枠20
dとから構成され、押出成形されたアルミ形材の各種形
状のものが使用されている。(左右上下枠20a〜20
dを総称して表現するときは「ドア本体枠20」とい
う。)ドア本体枠20の中央開口部は上げ下げ障子の収
納部21を形成している。図3に示すように、ドア左右
枠20b、20aの内壁、即ち、収納部21両側にはド
ア本体枠20と一体のガイド枠22、22が配置されて
いる。
【0012】ドア本体枠20の室外側には、多数の通風
溝を形成した室外側板23が固定してあり、この室外側
板23内には網戸が設けてある。上記室外側板23をガ
ラリにより例えば本体枠20に対して着脱自在に構成さ
せてもよい ドア本体枠20及びガイド枠22には後述の樹脂枠41
を取り付けるための取付部29a、29bが形成されて
いる。即ち、図3〜5に示すように、ドア本体枠20の
室内側面にはガイド枠22の側面に至るまで、カシメ部
29a及び係合部29bとが形成されている。ドア左枠
20bには、図3に示すように、室内外にそれぞれ把手
24、24とロック部材25とが取り付けられていると
共に、ドア本体枠20の障子30側には気密用のタイト
材26が付設されている。
【0013】なお、本実施例は、本発明者が先に提案し
ているドア本体枠20内で上げ下げ可能に開閉される障
子30を設けると共に、前記縦枠20a,20b及び横
枠20c,20dはそれぞれ室外側の金属枠と室内側の
合成樹脂枠41との接合体から形成されている場合を示
しているが、本発明の実施に当たってはこれに限るもの
ではなく、例えば、室内外に金属形枠を配置し、該金属
形枠間に合成樹脂枠等の断熱材を介装させたドア本体枠
に適用してもよい。
【0014】ドア本体枠20の収納部21には、内障子
30a及び外障子30b(総称するときは、障子30と
表現する)とが上下動自在及び任意位置での停止自在に
配置される。各障子30a、30bは、それぞれ個別に
ガイド枠22、22に案内される。また、障子30は、
障子板31及び障子框32とからなる。障子板31は、
本実施例では総て2枚障子を用いる。
【0015】障子框32は、図4〜6に示すように、ア
ルミ形材からなる障子右框32a、障子左框32b、障
子上框32c、及び障子下框32dからなる(各框を総
称して表現するときは「障子框32」と表現する)。そ
して、障子框32の室内側面には、後述の樹脂枠42を
取り付けるためのカシメ部39a及び係合部39bとか
らなる取付部が形成される。障子框32の内周面には、
図4〜6に示すように後述の断面L型の押縁42cを保
持させるための係合部36、37がドア本体枠20及び
合成樹脂枠41に一定距離離して2箇所形成してある。
なお、内障子30aの障子上框32cの室内側には、機
械的強度の高い合成樹脂製の上下動ハンドル38が付設
されている。該上下動ハンドル38は障子30の開閉操
作に用いられる。
【0016】コーナージョイントJは、本実施例におい
ては、障子30の右框32a及び左框32bと、上框3
2cとのそれぞれのコーナー部に取り付ける。コーナー
ジョイントJは、図1、図6〜11に示すように、大別
して、ジョイント本体33、フィンシール34及び取付
体35とからなる。先ず、ジョイント本体33は多角形
状で、上框32cと略同一厚みで形成し、その一側面
は、横框取付面33aを構成し、横框係合突部33bを
形成する。また、ジョイント本体33の下面は、縦框取
付面33cを構成し、縦框係合突部33dを形成する。
該縦框係合突部33dには、突部取付孔33eを穿設す
る。また、同下面には、一定高さの取付突起33f・・
が付設され、後述のフィンシール34及び取付体35を
係合させることになる。
【0017】更にジョイント本体33の室外側の側面に
は、水平にモヘア植込溝33gを形成し、該モヘア植込
溝33gにはモヘア33hを植設すると共に、二枚のシ
ール舌片33i、33iを水平に配置させる。フィンシ
ール34は、特に図7(B)に示すように、合成樹脂、
例えば、超高分子ポリエチレン製のシートで形成され、
ジョイント本体33の縦框係合突部33dの水平断面形
状と略同形状状の開口部34aと上記取付突起33f・
・と重合状態における同芯位置にシール係合孔34b・
・を穿設する。なお、このフィンシール34は上記ジョ
イント本体33と重合状態においてジョイント本体33
の周縁部からはみ出す縁部分が延出部34cを構成す
る。
【0018】取付体35は、特に図7(C)に示すよう
に、合成樹脂の薄板から構成され、全体外形状は、フィ
ンシール34の外形状に近似しており、上記取付突起3
3f・・と重合状態における同芯位置に取付体係合孔3
5a・・を穿設する。また、ジョイント本体33の縦框
係合突部33dの水平断面形状と略同形状状の凹部35
bを形成する。コーナージョイントJは、上記三構成要
素から成り、取付突起33f・・にシール係合孔34b
・・、及び取付体係合孔35a・・を挿通させて図1に
示すように一体化したものである。
【0019】障子30のコーナー部への取付に当たって
は、図1に示すように、ジョイント本体33の下面の縦
框取付面33cに縦框32bを当接して、縦框係合突部
33dを縦框32bに係合させると共に、突部取付孔3
3eを介してビス(図外)等により縦框32bに固着す
る。また、ジョイント本体33の横框取付面33aに上
框32cの端部を当接し、横框係合突部33bを上框3
2cに係合させる。このようにして、コーナージョイン
トJは、図6に示すように、障子の上方の両端部、即ち
両肩部に取り付けられる。
【0020】次に、樹脂枠40〜42の取付について説
明する。前述したように躯体枠10、ドア本体枠20、
及び障子框32の室内側面に樹脂枠40〜42を装着す
る。換言すれば、本実施例に係る躯体枠10、ドア本体
枠20、及び障子框32は、室外側の金属形材と室内側
の樹脂枠40〜42との組み合わせから構成される。
【0021】まず、躯体枠10の室内側面に取り付ける
樹脂枠40は、図4〜6に示すように、室内側への突出
部40b及び取付部19aへの支持突片40aが形成さ
れており、全体として巾厚で立体的に形成する。この樹
脂枠40は、ドア本体枠20の室内側周囲に位置するた
めに、化粧枠を兼ねることになり意匠的に優れた素材、
形状及び色彩のものが選ばれる。
【0022】次に、ドア本体枠20の取付部29a、2
9bに取り付ける樹脂枠41は、図4〜6に示すよう
に、室内側の平面部41b、及び支持突片41aで形成
されており、全体として巾薄で板状に形成する。この樹
脂枠41には、支持突片40aと共に、ドア本体枠20
とは一定の断熱用の空間部を形成させるための足部41
c・・を設ける。この樹脂枠41は、ドア本体枠20の
室内側面の形状により適宜設計すればよいが、実施例で
は部分的に室内外方向において巾厚に形成されている。
また、樹脂枠42の平面部42bに対向する樹脂枠41
の端部には、気密性向上のため軟質突片41eが設けら
れている。
【0023】前記支持突片41aの構成は、基本的には
躯体枠10用の樹脂枠40の支持突片40aの構成と同
様である。この樹脂枠41においても、断熱機能の向上
を最大の課題としつつも、その形状、素材、色彩等を適
宜選択することにより、意匠上優れたものとすることが
できる。また、ドア本体枠20の開口部の左右に設けた
ガイド枠22と支持突片41aとをビス50により固定
する。したがって、支持突片41aが、ビス50を介し
てガイド枠22により強固に支持されて折曲りや移動が
阻止されることになる。
【0024】その結果、支持突片41aの支持力が増大
するので、支持突片41aを長く突出させることがで
き、合成樹脂枠41の室内外方向(面外方向)の幅を大
きく形成することができてドア本体枠20における障子
の開閉伝動部或いは開閉駆動部の収納スペースを大きく
確保でき、また、ドア本体枠20と合成樹脂枠41との
一体性を高める。
【0025】また、障子30の収納部21の壁面には、
最小限度必要な収納部樹脂枠41fがドア本体枠20に
装着されている。最小限度必要な部分は、図7、8に示
すように、障子30を閉めた状態において、内障子30
aの上動位置に対向する両側面及び下面(図外)であ
る。即ち、この状態では、ドア本体枠20の金属形材部
分が室内側に露出してしまうからであり、少なくともこ
の部分を収納部樹脂枠41fでカバーすればよい。この
部分以外のドア本体枠20は樹脂枠41、42により、
連続的にカバーされているから必ずしも必要ない。この
収納部樹脂枠41fの取付に当たっては、係止突部41
gと係合突部41hを係合させ、且つ係合凹部41iを
係合突部27に係合させる。
【0026】なお、障子30の開状態では断熱機能は必
要はないから、上記部分以外は収納部樹脂枠41fは必
ずしも必要はないが、上記部分以外でも例えばデザイン
上の観点から収納部樹脂枠41fを収納部壁面に取り付
けることは差し支えない。
【0027】障子框32の取付部39a、39bに取り
付ける樹脂枠42は、図4〜6に示すように、室内側の
平面部42b、障子框32への支持突片42aで形成さ
れている。この樹脂枠42には、別体として、障子板3
1をその周部において挟持する断面L型の押縁42cが
配置される。
【0028】該押縁42cは、障子框32と障子板31
との間に配置され、その室内側端面には障子板31内周
面に延出する延出部42dが形成されている。また、延
出部42dの端部は突片42eとして形成され、軟質舌
片42fを介して障子板31に当接している。
【0029】上記構成により、室外側に位置するアルミ
形材から伝えられる熱気や冷気は、室内側の樹脂枠40
〜42により断熱されるために室内に伝わることはな
い。更に、各枠10、20、32への樹脂枠40〜42
の取付において、その支持突片40a、41a、42a
を突出部40b、平面部41b、42bより室外側に位
置させ、カシメ手段と圧着係合手段との2つの取付手段
の組合わせを用いたことにより、取り付けが確実にな
る。
【0030】本実施例の障子付き断熱ドアは、縦枠20
a,20b及び横枠20c,20dから形成されるドア
本体枠20と該ドア本体枠20内で上げ下げ可能に開閉
される障子30とから形成すると共に、前記縦枠20
a,20b及び横枠20c,20dはそれぞれ室外側の
金属枠と室内側の合成樹脂枠41との接合体から形成
し、該障子30には縦框32a,32bと横框32c,
32dと障子板31とを具備させ、縦框32a,32b
と横框32c,32dとはコーナージョイントJを介し
て連結させると共に、コーナージョイントJにはその縦
枠20a,20b対向面に該縦枠20a,20bとの間
を遮蔽するフィンシール34を設けることで、ドア内外
のすきま風を少なくし、断熱をより確実に行わせる。
【0031】上記実施例は、障子付き断熱ドアの場合を
例示したが、一般的に、縦枠20a,20bと横枠20
c,20dとからなる障子枠20と、該障子枠20内に
位置する障子30とからなり、障子30は縦框32a,
32bと横框32c,32dと障子板31とから構成す
ると共に、縦框32a,32bと横框32c,32dと
はコーナージョイントJを介して連結すると共に、コー
ナージョイントJには、上記障子枠20対向面に該障子
枠20との間を遮蔽するフィンシール34を設けること
で、障子枠20と障子30との隙間を塞いで気密性を向
上させ、断熱効果を向上させることができる。
【0032】また、上記手段において、上記コーナージ
ョイントJは、ジョイント本体33とフィンシール34
とフィンシール34をジョイント本体33に取り付ける
取付体35とから構成させ、フィンシール34の外縁部
をジョイント本体33の外周面外に延出させて障子枠2
0内面に当接させることで、フィンシール34の支持を
確実にし、且つその交換等メンテナンスを容易にするこ
とが可能である。なお、本発明において、フィンシール
34を障子枠20内面に「当接させる」とは直接「接
触」させる構成ばかりでなく、接触させずに対向させる
だけでも良く、要は空気の対流を抑制する構成であれば
よい。
【0033】また、コーナージョイントJは上げ下げ障
子の場合、障子の両肩部に設ければよいケースが多い
が、障子の構成によっては上下左右の四コーナー部に設
けても良く、左右に開閉する障子であれば、例えば室内
側障子の召し合わせ側縦框の上下のコーナー部に設けて
もよい。更に、障子30は縦框32a,32bと横框3
2c,32dとを構成するに当たって、室内側の金属形
枠と樹脂枠との接合体からなる場合を例示したが、この
ような構成の框ばかりでなく、2つの金属形枠の間に断
熱素材を介在させた構造からなる框に本発明の主要部で
あるコーナージョイントJを適用してもよく、この適用
によっても本発明の作用効果が期待できることは言うま
でもない。
【0034】上記実施例は開閉障子付きの断熱ドアを実
施例として説明したが、通常の室間のドア、ビルのド
ア、浴室ドア、自動車のドア等いかなる場所のドアであ
っても良く、特に密閉性が要求される場所のドアに適用
した場合にその機能が発揮される。なお、特許請求の範
囲には、実施例に対応する図面符号を付したが、発明は
これに限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上記ドア本体枠20側に付設
し構成により下記の効果を奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、縦框と横框とはコー
ナージョイントを介して連結すると共に、コーナージョ
イントには、上記障子枠対向面に該障子枠との間を遮蔽
するフィンシールを設けることで、障子枠と障子との隙
間を塞いで気密性を向上させ、空気の室内外の対流を抑
制して断熱効果を向上させる。
【0036】2.請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて、上記コーナージョイント
は、ジョイント本体とフィンシールとフィンシールをジ
ョイント本体に取り付ける取付体とから構成させ、フィ
ンシールの外縁部をジョイント本体の外周面外に延出さ
せて障子枠内面に当接させることで、フィンシールの支
持を確実にし、且つその交換等メンテナンスを容易にす
る。
【0037】3.請求項3記載の発明によれば、縦框と
横框とはコーナージョイントを介して連結させ、コーナ
ージョイントには縦枠との間を遮蔽するフィンシールを
設けることで、障子の開閉によるドア内外の換気を容易
にすると共に、障子閉止時の断熱をより確実に行わせ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要部(コーナージョイン
ト)の斜視図。
【図2】同実施例の正面図。
【図3】図2のA−A断面の部分断面図。
【図4】図2のB−B断面の部分断面図。
【図5】図3のC−C断面の断面図。
【図6】同実施例の水平断面(上下の二断面の合成)の
説明図。
【図7】同実施例の主要部の分解斜視図で、ジョイント
本体(A)、フィンシール(B)及び取付体(C)を示
す。
【図8】同実施例の主要部の平面図。
【図9】同実施例の主要部の横框取付側からみた側面
図。
【図10】同実施例の主要部の縦框取付側からみた裏面
図。
【図11】同実施例の主要部の室内側からみた側面図。
【符号の説明】
J・・・コーナージョイント 1・・・躯体 2・・・ヒンジ 3・・・断熱ドア(ドア) 10・・躯体枠 10a・・躯体右枠 10b・・躯体左枠 10c・・躯体上枠 10d・・躯体下枠 19a・・カシメ部(取付部) 19b・・係合部(取付部) 20・・ドア本体枠(障子枠) 20a・・ドア右枠(縦枠) 20b・・ドア左枠(縦枠) 20c・・ドア上枠(横枠) 20d・・ドア下枠(横枠) 21・・収納部 22・・ガイド枠 23・・室外側板 24・・把手 25・・ロック部材 26・・タイト材 27・・係合突部 28・・後退部材 28a・・密閉空間 28b・・バネ 29a・・カシメ部(取付部) 29b・・係合部(取付部) 30・・(上げ下げ)障子 30a・・内障子 30b・・外障子 31・・障子板 32・・障子框 32a・・障子右框(縦框) 32b・・障子左框(縦框) 32c・・障子上框(横框) 32d・・障子下框(横框) 32e・・突片 33・・ジョイント本体 33a・・横框取付面 33b・・横框係合突部 33c・・縦框取付面 33d・・縦框係合突部 33e・・突部取付孔 33f・・取付突起 33g・・モヘア植込溝 33h・・モヘア 33i・・シール舌片 34・・フィンシール 34a・・開口部 34b・・シール係合孔 34c・・延出部 35・・取付体 35a・・取付体係合孔 35b・・凹部 36、37・・係合部 38・・上下動ハンドル 39a・・カシメ部(取付部) 39b・・係合部(取付部) 40・・(合成)樹脂枠(躯体枠10用) 40a・・支持突片 40b・・突出部 41・・(合成)樹脂枠(ドア本体枠20用) 41a・・支持突片 41b・・平面部 41c・・足部 41d・・当接片 41e・・軟質突片 41f・・収納部樹脂枠 41g・・係止突部 41h・・係合突部 41i・・係合凹部 42・・(合成)樹脂枠(障子框32用) 42a・・支持突片 42b・・平面部 42c・・押縁 42d・・延出部 42e・・突片 42f・・軟質舌片 50・・ビス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦枠20a,20bと横枠20c,20dとからなる障
    子枠20と、該障子枠20内に位置する障子30とからなり、
    障子30は縦框32a,32bと横框32c,32dと障子板31とから構
    成すると共に、縦框32a,32bと横框32c,32dとはコーナー
    ジョイントJを介して連結し、該コーナージョイントJ
    には、上記障子枠20対向面に該障子枠20との間を遮蔽す
    るフィンシール34を設けることを特徴とする障子。
  2. 【請求項2】 上記コーナージョイントJは、ジョイン
    ト本体33とフィンシール34とフィンシール34をジョイン
    ト本体33に取り付ける取付体35とから構成させ、フィン
    シール34の外縁部をジョイント本体33の外周面外に延出
    させて障子枠20内面に当接させることを特徴とする請求
    項1記載の障子。
  3. 【請求項3】 縦枠20a,20b及び横枠20c,20dから形成さ
    れるドア本体枠20と該ドア本体枠20内で上げ下げ可能に
    開閉される障子30とからドアを形成すると共に、前記縦
    枠20a,20b及び横枠20c,20dはそれぞれ室外側の金属枠と
    室内側の合成樹脂枠41との接合体から形成され、 該障子30には縦框32a,32bと横框32c,32dと障子板31とを
    具備させ、縦框32a,32bと横框32c,32dとはコーナージョ
    イントJを介して連結させると共に、コーナージョイン
    トJにはその縦枠20a,20b対向面に該縦枠20a,20bとの間
    を遮蔽するフィンシール34を設けることを特徴とする障
    子付き断熱ドア。
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