JPH1117909A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH1117909A
JPH1117909A JP9169289A JP16928997A JPH1117909A JP H1117909 A JPH1117909 A JP H1117909A JP 9169289 A JP9169289 A JP 9169289A JP 16928997 A JP16928997 A JP 16928997A JP H1117909 A JPH1117909 A JP H1117909A
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JP9169289A
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Tetsuya Kuwabara
哲也 桑原
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真装置を記録手段として使用すること
によりコピー機能をも有するファクシミリ装置では、た
とえばユーザがある書類をファクシミリ送信すると共に
手元にそのコピーも必要な場合には、ファクシミリ送信
するためと、コピーを得るためとの二回にわたって原稿
を読み取らせる作業が必要になり、ページ数が多い場合
には作業そのものが苦痛であると共に時間の浪費にもな
る。 【解決手段】 読取部2により読み取った原稿画像を他
の装置へファクシミリ送信する機能と、原稿画像を自身
に備えられた記録部3から出力する機能と、原稿画像の
ファクシミリ送信先として自身からのコピー出力を指定
出来るコピーキー54と、自身からのコピー出力が指定さ
れた場合に原稿画像を記録部3から出力させる主制御部
1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、特に複数の通信先に同一の原稿を送付する同報
通信機能と、原稿を読み取ったデータをファクシミリ送
信するのではなく、自身に備えられている記録手段から
出力することによりコピーする機能とを備えたファクシ
ミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のOA (オフィスオートメーション)
の進展に伴って多くのオフィスにはコピー装置,ファク
シミリ装置,ワードプロセッサ,パーソナルコンピュー
タ等が普及している。ところで、コピー装置としては現
在では特殊な用途を除いては電子写真装置を利用したコ
ピー装置がその大半を占めている。
【0003】電子写真装置は、従来の原稿画像を光学的
に感光体上に投射するアナログ方式から、原稿画像を一
旦デジタルデータとして読み取った後にそのデジタルデ
ータをレーザービームのオン/オフ,あるいは液晶アレ
イのオン/オフに変換して感光体上に投射するデジタル
方式が普及しつつある。このようなデジタル方式の電子
写真装置では、原稿画像のデジタルデータのみならず、
ファクシミリ通信で受信したデジタルイメージデータの
出力も可能であるため、ファクシミリ装置の記録手段と
して使用することも勿論可能である。また逆に、ファク
シミリ装置においては、本来備えられている原稿の読取
手段から読み取ったデジタルイメージデータを自身の電
子写真装置で出力することも勿論可能であるため、その
ようなファクシミリ装置はコピー装置としても使用可能
である。
【0004】即ち、ファクシミリ装置の記録手段として
デジタル方式の電子写真装置を使用する場合には、コピ
ー装置とファクシミリ装置とを一台で兼用したいわゆる
デジタル複合装置が容易に実現することになる。
【0005】一方、ファクシミリ装置の機能の一つに同
報通信と称される機能がある。これは、たとえば会議の
資料、あるいは会合の案内状等のような同一の書類を複
数の通信先に送信する必要がある場合に、その書類を送
信原稿として一回のみの読み込みで複数の通信先にファ
クシミリ送信をする機能である。但し、ファクシミリ装
置が1回線にしか対応していない場合には複数の通信先
へのファクシミリ送信を同時に行なうことは現実には不
可能であって、ユーザが指定した順序または任意の順序
で送信される。この場合には順次同報機能と称される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な電子写真装置を記録手段として使用することによりコ
ピー機能をも有するファクシミリ装置では、たとえばユ
ーザがある書類をファクシミリ送信すると共に手元にそ
のコピーも残しておきたいような場合には、ファクシミ
リ送信するためと、コピーを得るためとの二回にわたっ
て原稿を装置に読み取らせる作業が必要になる。そのよ
うな書類がたとえば一ページあるいはせいぜい数ページ
程度であればそのような作業の反復もさほどは苦になら
ないかもしれないが、ページ数が多い場合には作業その
ものが苦痛であると共に時間の浪費にもなる。
【0007】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであり、一回の原稿の読み取りのみでファクシミ
リ送信とコピーとの双方が可能なファクシミリ装置の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ装置は、原稿を読み取る読取手段と、読み取られた原
稿画像を記憶する記憶手段と、他の装置へ原稿画像を送
信するファクシミリ送信機能と、原稿画像を印字出力す
る記録手段と、原稿画像の送信先としてコピー出力を指
定出来る送信先指定手段と、コピー出力が指定された場
合に原稿画像を記録手段から出力させる制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0009】このような本発明のファクシミリ装置で
は、いわゆる同報通信に際して送信先指定手段により送
信先の一つにコピー出力を指定することにより、送信先
へ送信されるのと同一の原稿が自身の記録手段からも出
力される。
【0010】また本発明に係るファクシミリ装置は、上
述の構成において、送信先指定手段により自身からのコ
ピー出力が指定された場合にコピー部数の入力を受け付
けるコピー部数入力手段を備え、制御手段は入力された
コピー部数の回数だけ記憶手段から原稿画像を読み出し
て記録手段へ出力すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】このような本発明のファクシミリ装置で
は、送信先指定手段により自身からのコピー出力が指定
された場合にコピー部数入力信号によりコピー部数の入
力が受け付けられ、入力されたコピー部数の回数だけ記
憶手段から原稿画像が読み出されて記録手段へ出力され
る。
【0012】更に本発明に係るファクシミリ装置は上述
のそれぞれの構成において、送信先指定手段により自身
からのコピー出力が指定された場合に、制御手段は読取
手段による原稿画像の読み取りとその記録手段への出力
とを並行して行なうべくなしてあることを特徴とする。
【0013】このような本発明のファクシミリ装置で
は、送信先指定手段により自身からのコピー出力が指定
された場合に、読取手段による原稿画像の読み取りとそ
の記録手段への出力とが並行して行なわれる。従って、
ファクシミリ送信はその後に行なわれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るファ
クシミリ装置(以下、本発明装置と言う) の機能構成例
を示すブロック図である。なお、本発明装置は、ファク
シミリの送受信は勿論のこと、原稿のコピーも可能であ
り、更に同報通信機能をも備えている。
【0015】主制御部1は制御手段として機能し、具体
的にはCPU で構成されている。主制御部1はバス13を介
して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを
制御する他、後述する種々のソフトウェア的機能を実行
する。
【0016】読取部2は読取手段として機能する。具体
的には、読取部2は、 CCD等を利用したスキャナで原稿
を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータ
を出力する。
【0017】記録部3は記録手段として機能し、本発明
装置ではデジタル方式の電子写真装置が使用されてお
り、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により
受信したイメージデータ、読取部2で読み取った原稿の
イメージデータをハードコピーとしてプリントアウトし
て記録することが可能である。
【0018】表示部4は、液晶表示装置(LCD) または C
RTディスプレイ等の表示装置であり、本発明装置の動作
状態を表示したり、ファクシミリ通信で送信すべき原稿
のイメージデータ,受信したイメージデータを表示した
り、更には同報通信時の送信先を一覧表示したりする。
【0019】操作部5は、本発明装置を操作するために
必要な文字キー, テンキー (数字キー),短縮ダイヤルキ
ー, ワンタッチダイヤルキー, 各種のファンクションキ
ー等を備えている。なお、上述の表示部4をタッチパネ
ル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内
の一部または全部を代用することも可能である。
【0020】図2は操作部5の構成の具体例を示す模式
図である。操作部5には上述のように、通常の電話機と
同様の数字を一字ずつ入力するためのテンキー50, 一つ
のキーを操作するだけで予め設定されている電話番号が
入力されるワンタッチダイヤルキー51, テンキー50の二
つのキーと併せて操作することにより予め設定されてい
る電話番号が入力される短縮ダイヤルキー52, ファクシ
ミリ通信を指示するファクシミリキー53, コピーを指示
するコピーキー54, 同報通信を指示する同報キー55, 入
力を取り消すための取消キー56等が配置されている。な
お、テンキー50, ワンタッチダイヤルキー51, 短縮キー
52等は通信先指定手段として機能し、コピーキー54はコ
ピー出力を指定するための通信先指定手段として機能す
る。
【0021】ROM6は、本発明装置の動作に必要な種々の
ソフトウェアのプログラムを予め格納している。RAM7
は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構成され、ソフト
ウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する
他、適宜のビットに後述するコピーフラグ70が割り付け
られており、更に適宜の領域が短縮ダイヤルキー, ワン
タッチダイヤルキー用のテーブルのために確保されてい
る。なお、RAM7にフラッシュメモリを使用した場合に
は、停電,装置の移動等のために電源が遮断された場合
にも上述のコピーフラグ70の内容及び短縮ダイヤルキ
ー, ワンタッチダイヤルキー用のテーブルを含む記憶内
容が失われない。
【0022】画像メモリ8はDRAM等で構成され、ファク
シミリ通信で送信すべき、または受信した、あるいはコ
ピーすべきイメージデータを符号化したファクシミリ符
号データを記憶する記憶手段として機能する。
【0023】参照符号12はコーデックであり、読取部2
により読み取ったイメージデータをファクシミリ符号デ
ータに符号化し、また画像メモリ8に格納されているフ
ァクシミリ符号データをイメージデータに変換する。
【0024】モデム10はファクシミリ通信用のモデムで
ある。NCU(Network Control Unit)11 は回線Lの閉結及
び開放の動作を行うハードウェアである。なお、モデム
10とNCU 11とでファクシミリ通信のための通信手段を構
成する。
【0025】このような構成の本発明装置の動作につい
て、主制御部1の制御手順を示す図3及び図4のフロー
チャートを参照して説明する。なお、送信原稿は読取部
2に予めセットされているものとする。
【0026】本発明装置は通常はキー入力を検出する待
機状態にあり、キー入力を検出するとそれが送信先入力
であるか否かをまず判断する (ステップS11)。キー入力
が送信先入力であった場合 (ステップS11 で”YES ”)
、具体的にはテンキー50の操作による電話番号入力,
短縮キー52と所定桁数のテンキー50の操作による短縮キ
ー入力, ワンタッチダイヤルキー51の操作によるワンタ
ッチダイヤル入力のいずれかにより一つの送信先入力が
行なわれた場合には、主制御部1はそれを受け付ける
(ステップS31)。そして、ファクシミリキー53が操作さ
れると (ステップS32 で”YES ”) 、主制御部1は読取
部2に原稿の読み取りを行なわせ、その結果得られたイ
メージデータをコーデック12でファクシミリ符号データ
に符号化して画像メモリ8に一旦格納し、その後にステ
ップS31 で入力された送信先へモデム10を通じて送信す
る (ステップS33)。以上の処理は通常のファクシミリ送
信の処理である。
【0027】ステップS11 において送信先入力のための
キー操作ではなく、コピーキー54が操作されてコピーが
指示された場合には (ステップS11 で”NO”, S12 で”
NO”, S35 で”YES ”) 、主制御部1はコピー処理を行
なう (ステップS36)。このコピー処理は具体的には、ユ
ーザが読取部2にセットした原稿を読み取って得られた
イメージデータをコーデック12によりファクシミリ符号
データに符号化して画像メモリ8に一旦格納し、それを
コーデック12でイメージデータに復号化して記録部3へ
出力して用紙に出力することによりコピーを行なう。但
し、読取部2により読み取った原稿のイメージデータを
画像メモリ8に格納すると同時に記録部3から1部をコ
ピー出力し、指定されたコピー部数が2部以上である場
合には画像メモリ8に格納されているファクシミリ符号
データをその後にコーデック12でイメージデータに復号
化して記録部3から必要部数だけコピー出力するように
してもよい。
【0028】他の処理が指示された場合には (ステップ
S35 で”NO”) 、主制御部1は指定された処理を実行す
る (ステップS37)。
【0029】ステップS11 において送信先入力のキー操
作ではなく、同報キー55が操作されたと判断された場合
には (ステップS11 で”NO”, ステップS12 で”YES
”) 、主制御部1は、まずコピー部数のカウンタ”
N”及び送信先の入力数のカウンタ”M”を共に”1”
にリセットする (ステップS13)。
【0030】次に主制御部1は、前述のステップS11 と
同様の処理により送信先入力が行なわれたか否かを判断
する (ステップS14)。送信先入力が行なわれた場合には
(ステップS14 で”YES ”) 、主制御部1はそれを受け
付けてRAM7に記憶する (ステップS15)と共に、送信先の
入力数のカウンタ”M”を”1”インクリメントする
(ステップS16)。この後、ファクシミリキー53が操作さ
れたか否か、及び同報キー55が操作されたか否かが判断
される (ステップS21, S22) 。ここで、ファクシミリキ
ー53が操作された場合には (ステップS21 で”YES ”)
、後述する送信/コピー処理が行なわれる (ステップS
23)。一方、同報キー55が操作された場合には (ステッ
プS22 で”YES ”) 、前述のステップS14 へ処理が戻さ
れ、送信先を反復して入力することが可能である。
【0031】ところで、このステップS14 においては上
述のような送信先入力のみならず、コピー出力の指定も
可能である。即ち、ステップS14 においてテンキー50,
短縮キー52, ワンタッチダイヤルキー51のいずれも操作
されずにコピーキー54が操作された場合には (ステップ
S14 で”NO”, S17 で”YES ”) 、主制御部1はコピー
フラグ70をセット (”1”) し (ステップS18)、テンキ
ー50入力の有無, ファクシミリキー53及び同報キー55の
操作の有無を判断する (ステップS19, S21, S22)。
【0032】テンキー50が操作された場合 (ステップS1
9 で”YES ”)、主制御部1はその入力値を受け付けて
コピー部数のカウンタ”N”に代入し (ステップS20)、
その後に上述のステップS21, S22においてファクシミリ
キー53及び同報キー55の操作の有無を判断し、テンキー
50が操作されない場合には (ステップS19 で”NO”)、
そのまま上述のステップS21, S22においてファクシミリ
キー53及び同報キー55の操作の有無を判断する。
【0033】以上のようにして、同報キー55の操作及び
コピーキー54を含む送信先入力の反復により同報通信の
送信先 (コピー出力を含む) が設定され、ファクシミリ
キー53が操作されると (ステップS21 で”YES ”) 、主
制御部1はステップS23 の送信/コピーの処理を行な
う。従って、ステップS17 においてコピーキー54が操作
された後にテンキー50が操作された場合にはその入力値
がコピー部数として設定されるが、テンキー50が操作さ
れずにステップS22 において同報キー55が操作されて他
の通信先が入力されるか、またはステップS21 において
ファクシミリキー53が操作されて送信/コピーの処理
(ステップS23)が実行されるとコピー部数のカウンタ”
N”は”1”のままであるので、コピー部数は”1”に
なる。
【0034】このように本発明装置では、送信先の入力
(ステップS15)と同報キー55の操作(ステップS22)とを
反復することにより同報通信の送信先を複数設定するこ
とが可能であり、しかもその間にコピーキー54を操作す
ること (ステップS17)により同報通信の送信先の一つと
してコピー出力を指定することも可能である。更に、コ
ピーキー54の操作 (ステップS17)の直後にテンキー50を
操作することにより (ステップS19)、任意のコピー部数
を入力することが可能であり、テンキー50を操作しない
場合にはコピー部数は自動的に1部に設定される。
【0035】次に図4のフローチャートを参照して上述
のステップS20 の送信/コピーの主制御部1による処理
手順について説明する。
【0036】主制御部1はまずコピーフラグ70の値を調
べる (ステップS41)。コピーフラグ70が”1”にセット
されている場合には、主制御部1は読取部2に原稿の読
み取りを行なわせ、得られたイメージデータをコーデッ
ク12によりファクシミリ符号データに符号化して画像メ
モリ8に格納すると共に、それをコーデック12へ出力し
てイメージデータに復号化して記録部3へ出力し、1部
のコピー出力を行なう(ステップS42)。
【0037】原稿の読み込みと1部のコピー出力とが終
了すると主制御部1はコピー部数を表すカウンタ”N”
の値を”1”デクリメントし (ステップS43)、その値
が”0”になったか否かを調べる (ステップS44)。N
=”0”になっている場合には、主制御部1はステップ
S45 のファクシミリ送信の処理を行なう。N=”0”に
なっていない場合には、主制御部1は画像メモリ8に格
納されている原稿のイメージデータをコーデック12でイ
メージデータに復号化した上で記録部3へ再度出力する
ことにより、もう1部をコピー出力させ (ステップS4
4)、その後にカウンタ”N”を”1”デクリメントする
ステップS43 へ処理を戻す。
【0038】従って、ステップS43, S44, S45 がループ
処理されることにより、ユーザが指定した部数のコピー
が記録部3から出力されることになる。そして、ステッ
プS44 においてカウンタ”N”が”0”になっていれ
ば、換言すればユーザが指定した部数のコピーが記録部
3から出力されれば、主制御部1はステップS46 のファ
クシミリ送信の処理を行なう。
【0039】なお、先のステップS41 においてコピーフ
ラグ70が”0”にリセットされていた場合には (ステッ
プS41 で”NO”) 、主制御部1は読取部2に原稿の読み
取りを行なわせて得られたイメージデータをコーデック
12でファクシミリ符号データに符号化して画像メモリ8
に一旦格納し (ステップS47)、その後にステップS46の
ファクシミリ送信の処理を行なう。
【0040】ステップS46 のファクシミリ送信の処理は
具体的には、先のステップS19 において入力された送信
先の全てに対して画像メモリ8に格納されているファク
シミリ符号データをモデム10により順次的に送信する処
理であり、従来の一般的な順次同報機能と同様であるの
で詳細は省略する。
【0041】次に図5のフローチャートを参照して前述
のステップS23 の送信/コピーの主制御部1による処理
手順の他の例について説明する。なお、この例では主制
御部1はマルチタスク処理が可能な構成であるものと
し、読取部2による送信原稿の読み取りのタスクと、記
録部3によるコピー出力のタスクと、モデム10によるフ
ァクシミリ送信のタスクとをマルチタスク制御する例で
ある。
【0042】主制御部1は、このステップS23 の送信/
コピーの処理が開始されると、まず原稿読み取りのタス
クを起動して読取部2に原稿の読み取りを開始させる
(ステップS51)、この結果、得られた原稿のイメージデ
ータは順次的にコーデック12でファクシミリ符号データ
に符号化された上で画像メモリ8に格納され (ステップ
S52)、全ての原稿の読み取りが終了すると (ステップS5
3 で”YES ”) 、この読取部2による原稿の読み取りの
タスクは終了する。
【0043】上述の原稿の読み込みのタスクが開始され
ると、それと並行して主制御部1はコピー出力のタスク
及びファクシミリ送信のタスクを起動する (ステップS6
1 及びS71 で”YES ”) 。
【0044】コピー出力のタスクでは、主制御部1はま
ずコピーフラグ70がセットされているか (”1”) 否か
を調べる (ステップS61)。コピーフラグ70がセットされ
ていない (”0”) 場合には (ステップS62 で”NO”)
、主制御部1はこのコピー出力のタスクを終了する。
【0045】コピーフラグ70がセット (”1”) されて
いる場合には (ステップS62 で”YES ”) 、主制御部1
は1部のコピー出力を開始する (ステップS63)。即ち、
主制御部1は画像メモリ8からファクシミリ符号データ
を読み出してコーデック12にりイメージデータに復号化
し、それを記録部3へ転送することにより、1部をコピ
ー出力する (ステップS64)。
【0046】このようにして1部のコピー出力が完了す
ると (ステップS65 で”YES ”) 、主制御部1はコピー
部数を表すカウンタ”N”の値を”1”デクリメントし
(ステップS66)、その値が”0”になったか否かを調べ
る (ステップS67)。N=”0”になっている場合には
(ステップS67 で”YES ”) 、主制御部1はこのコピー
出力のタスクを終了する。しかし、N=”0”になって
いない場合には (ステップS67 で”NO”) 、主制御部1
はN=”0”になるまで、このコピー出力のタスクを反
復する。
【0047】従って、ステップS63 〜S67 がループ処理
されることにより、ユーザが指定した部数のコピーが記
録部3から出力されることになる。
【0048】一方、上述のコピー出力のタスクの場合と
同様に、読取部2による原稿の読み取りが開始されると
(ステップS71 で”YES ”) 、それと並行して主制御部
1は送信のタスクを起動する。
【0049】主制御部1はまず送信先数のカウンタ”
i”を”1”に初期化し (ステップS72)、RAM7に記憶さ
れている第i番目の送信先への送信を開始する (ステッ
プS73)。即ち、主制御部1は画像メモリ8からファクシ
ミリ符号データを読み出してコーデック12でイメージデ
ータに復号化した上でモデム10を通じて1部をファクシ
ミリ送信する (ステップS74)。1部の送信が完了すると
(ステップS75 で”YES”) 、主制御部1は送信先数の
カウンタ”i”の値を”1”インクリメントし (ステッ
プS76)、その値が送信先の入力数”M”になったか否か
を調べる (ステップS77)。i=”M”になっている場合
には (ステップS77 で”YES ”) 、主制御部1はこの送
信のタスクを終了する。しかし、i=”M”になってい
ない場合には (ステップS77 で”NO”) 、主制御部1は
i=”M”になるまで、RAM7に記憶されている送信先数
のカウンタ”i”に対応する順序の送信先に対してこの
送信のタスクを反復する。
【0050】この図5のフローチャートに示されている
ように、主制御部1がマルチタスク処理可能である場合
には、読取部2による送信原稿の読み取りのタスクと、
記録部3によるコピー出力 (コピー出力が指定されてい
る場合) のタスクと、モデム10によるファクシミリ送信
のタスクとを並行して実行することが可能になるので、
原稿を読取部2にセットした時点からユーザが設定した
部数のコピー出力及びユーザが設定した全ての送信先へ
のファクシミリ送信が終了するまでの時間が短縮され
る。
【0051】なお、上述の実施の形態においては、記録
部3としてデジタル方式の電子写真装置を使用している
が、これに限定されるものではなく、デジタル方式のイ
メージデータを出力可能であればたとえば感熱用紙を使
用するサーマルプリンタ等でもよいことは言うまでもな
い。
【0052】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明に係るファ
クシミリ装置によれば、いわゆる同報通信に際して送信
先指定手段により送信先の一つにコピー出力を指定する
ことにより、同一原稿が自身の記録手段からも出力され
るため、同一原稿のコピーをとる作業とファクシミリ送
信する作業とが一度の原稿読み取りで済む。
【0053】また、送信先指定手段により自身からのコ
ピー出力が指定された場合にコピー部数入力信号により
コピー部数の入力が受け付けられるので、複数のコピー
を取ることも可能である。
【0054】更に、送信先指定手段により自身からのコ
ピー出力が指定された場合に、読取手段による原稿画像
の読み取りとその記録手段への出力とが並行して行なわ
れ、ファクシミリ送信はその後に行なわれるため、原稿
の読み取り後に直ちにコピーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の機能構成例を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置の操作部の構成
の具体例を示す模式図である。
【図3】本発明装置に係るファクシミリ装置の動作を説
明するための主制御部の制御手順を示すフローチャート
である。
【図4】本発明装置に係るファクシミリ装置の動作を説
明するための主制御部の制御手順を示すフローチャート
である。
【図5】本発明装置に係るファクシミリ装置の動作を説
明するための主制御部の他の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 主制御部、2 読取部、3 記録部、50 テンキ
ー、51 ワンタッチダイヤルキー、52 短縮ダイヤルキ
ー、53 ファクシミリキー、54 コピーキー、55同報キ
ー、70 コピーフラグ、10 モデム、11 NCU(回線制御
装置) 、12 コーデック。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取る読取手段と、読み取られ
    た原稿画像を記憶する記憶手段と、他の装置へ原稿画像
    を送信するファクシミリ送信機能と、原稿画像を印字出
    力する記録手段と、原稿画像の送信先としてコピー出力
    を指定出来る送信先指定手段と、コピー出力が指定され
    た場合に原稿画像を前記記録手段から出力させる制御手
    段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記送信先指定手段により自身からのコ
    ピー出力が指定された場合にコピー部数の入力を受け付
    けるコピー部数入力手段を備え、前記制御手段は入力さ
    れたコピー部数の回数だけ前記記憶手段から原稿画像を
    読み出して前記記録手段へ出力すべくなしてあることを
    特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記送信先指定手段により自身からのコ
    ピー出力が指定された場合に、前記制御手段は前記読取
    手段による原稿画像の読み取りとその前記記録手段への
    出力とを並行して行なうべくなしてあることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067163A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像送信装置およびプログラム
US9531901B2 (en) 2012-08-29 2016-12-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and non-transitory computer readable medium

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JP2008067163A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像送信装置およびプログラム
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