JPH1117735A - データ多重化方法 - Google Patents

データ多重化方法

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JPH1117735A
JPH1117735A JP9167799A JP16779997A JPH1117735A JP H1117735 A JPH1117735 A JP H1117735A JP 9167799 A JP9167799 A JP 9167799A JP 16779997 A JP16779997 A JP 16779997A JP H1117735 A JPH1117735 A JP H1117735A
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JP
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multiplexing
program
data
unit
digital audio
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JP9167799A
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English (en)
Inventor
Shotaro Tanaka
祥太郎 田中
Koji Arii
浩二 有井
Akihiro Tatsuta
明浩 竜田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の端末装置がサーバー装置と相互に接続
されたサーバーシステムにおいて、多数のプログラムを
送信する場合の処理上の負荷を軽減するとともに、各プ
ログラム内のPID情報をリアルタイムに書き換えるた
めの処理を行うハードウェアなどを必要としないように
する。 【解決手段】 ハードディスクに格納されているデジタ
ルオーディオ、ビデオデータに含まれるPIDを操作せ
ずに、そのまま使用する。この際に、異なる端末装置か
ら同時に同じプログラムが要求された場合は、同じ多重
化部に出力せずに、全て異なる多重化部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータの多重化方法
に関し、特に、デジタルケーブルシステムにおけるデジ
タル変復調伝送などを用いたビデオ・オン・デマンドシ
ステムにおいて伝送される圧縮データの多重化方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】デジタルケーブルシステムにおける多重
化方法としては、時分割多重を用いた特開平4−357
727号公報に記載されたものが知られている。これ
は、CATVシステムにおいて複数チャンネルのデジタ
ル信号を時分割多重器によって多重し、多値直交振幅変
調を用いて変調し、回線に伝送するものである。そし
て、これを受信側で復調し、時分割多重信号を時分割分
離して元のデジタル信号を再生するものである。
【0003】このような時分割多重方式において、異な
る符号化レートのデジタル信号を多重する際の従来の技
術について、図面を用いて説明する。図5は、従来より
用いられているサーバーシステムの構成を示す。このサ
ーバーシステムは、サーバー装置100に複数の端末装
置101が接続された構成となっている。
【0004】サーバー装置100においては、デジタル
圧縮されたデジタルオーディオ、ビデオデータが格納さ
れる複数のハードディスク(以下、「HD」と称する)
102によってディスクアレイが構成されている。10
3はビデオサーバー部で、前記ディスクアレイからデジ
タルオーディオ、ビデオデータを読み出し制御する。こ
のように読み出されたデジタルオーディオ、ビデオデー
タは、複数組の多重化部104によって、単一の連続の
伝送ストリームとされるとともに、これを複数組多重し
て1つの連続ストリームとして出力される。多重化部1
04の出力は、デジタル変調部105によって、多値直
交変調などのデジタル変調および特定のキャリア周波数
への周波数変換が行われる。各々のデジタル変調部10
5の出力は、混合器109により混合されて同軸伝送路
110に出力される。またサーバー装置100には、サ
ーバーの制御を行うサーバー制御部106と、通信回線
108を介して外部とのデータ通信を行うサーバー通信
制御部107とが設けられている。
【0005】端末装置101においては、同軸伝送路1
10からの変調信号が分岐器111によって分岐され、
この変調信号はチューナー部112によって検波、周波
数変換され、このチューナー部112から出力されるデ
ジタル変調波はデジタル復調部113によって復調され
る。114はデコード部で、復調された多重化デジタル
オーディオ、ビデオデータから、必要な単一のデジタル
オーディオ、ビデオデータを分離デコードする。デコー
ドされたオーディオ、ビデオ信号は、表示部118によ
って表示される。さらに端末装置101には、端末の制
御を行う端末制御部115と、ユーザーからの操作入力
を行う入力部117と、通信回線108を介してデータ
通信を行う端末通信制御部116とが設けられている。
【0006】すなわち、このような複数の端末装置10
1、101、…が、同軸伝送路110および通信回線1
08を介してサーバー装置100と相互に接続された構
成となっている。
【0007】図6に、ビデオサーバー部103から出力
された異なるプログラムの多重化構造を示す。デジタル
オーディオ、ビデオデータは、連続なプログラムとして
HD102に格納されており、連続したプログラムデー
タとしてビデオサーバー部103に各々入力される。図
6では、例として、3つの異なるプログラムデータ(プ
ログラム1、2、3)を考える。各プログラムデータは
固定長の連続したパケットで構成され、各パケットはデ
ジタルビデオデータあるいはデジタルオーディデータで
構成される。
【0008】各デジタルビデオ、オーディオデータパケ
ットにはPID(ProgramID)が含まれる。こ
れは各プログラムを識別するためのIDで、システム全
体で一意の値が使用される。プログラム1、2、3を多
重化した多重プログラムは、1つの連続したデジタルデ
ータとしてデジタル変調などの多値直交変調が行われ、
特定周波数のキャリアを有する変調波として他のデジタ
ル変調された変調波と共に混合され、1本の同軸伝送路
110上に送出される。
【0009】端末装置101の端末制御部115は、ど
の多重化部104に所望のプログラムが入力されたかの
情報を、あらかじめ端末通信制御部116、通信回線1
08、サーバー通信制御部107を介してサーバー制御
部106から入手する。そして、該当多重化部104と
組になっているデジタル変調部105が出力する変調波
のキャリア周波数により変調波を検波、周波数変換すべ
くチューナー部112に指示を与え、チューナー部11
2の出力をデジタル復調部113で受信し、多重化プロ
グラムを復元する。
【0010】この多重化プログラムを受信したデコード
部114は、分離すべきプログラムのPIDを予めサー
バー装置100から獲得し、多重化プログラム中の特定
PIDを有する単一の連続プログラムを分離し、デコー
ドして、表示部118に表示出力を行う。
【0011】このような場合のサーバー制御部106で
の処理内容を図7に示す。通信制御部107からプログ
ラム要求を受信した場合は(ステップ7−1)、まずオ
ーディオ、ビデオデータに付与されるPID値をインク
リメントする(ステップ7−2)。次にシステムで同時
設定可能なPIDの割り当て数を越えていないかどうか
が判定され(ステップ7−3)、越えていなければ任意
の多重化部104で割り当て可能なチャンネル数を判定
する(ステップ7−4)。これは、1つの多重化部10
4で多重可能な多重チャンネルを全て使用しているかど
うかを判断するものである。もしまだ未使用のチャンネ
ルがあればそれを割り当て、該当多重化部104での割
り当てチャンネル数情報をインクリメントする(ステッ
プ7−5)。ここで決定されたPID値および出力使用
割り当てを行う多重化部104の番号である多重化部番
号をビデオサーバー部103に出力するとともに(ステ
ップ7−6、7−7)、通信制御部107を介してプロ
グラム要求を行った端末装置101に該情報を含むチャ
ンネル確認応答を返送する。
【0012】もしステップ7−3において割り当てるべ
きPIDがない、あるいはステップ7−4において多重
化部104での割り当てチャンネルがない場合は、チャ
ンネルエラー応答を返送する(ステップ7−8、7−
9、7−10)。
【0013】端末装置101において、通信制御装置1
16を介して前記チャンネル確認応答を受信した端末制
御部115は、該当多重化部104に接続されているデ
ジタル変調部105で規定される固定変調キャリア周波
数から判断し、チューナー部112に前記変調キャリア
周波数で検波するように制御を行う。かつ、デコード部
114に対して該当PID値を有する多重化パケットの
みを分離するべく指示を行う。
【0014】このようにして、サーバー装置100から
端末装置101に対してプログラムデータが伝送され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この従来の多重化方法
では、システムで一意のPIDを使用するため、どのP
IDを割り当てるかの判断をサーバー装置100内の例
えばサーバー制御部106などで集中的に行わなければ
ならず、多数のプログラムを送信する場合に処理上の負
荷が大きい。また、この割り当てたPIDへ変更するた
めに、各プログラム内のPID情報を割り当てた値にリ
アルタイムに書き換えなければならず、このための処理
を行うハードウェアなどが要求され、実用上大きな負荷
となっている。
【0016】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、多数のプログラムを送信する場合の処理上の負荷
を軽減するとともに、各プログラム内のPID情報をリ
アルタイムに書き換えるための処理を行うハードウェア
などを必要としないようにすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、デジタルオーディオ、ビデオデータに含ま
れるPIDを操作せずに、そのまま使用する。
【0018】この際に、異なる端末装置から同時に同じ
プログラムが要求された場合は、同じ多重化部に出力せ
ずに、全て異なる多重化部に出力する。これにより、同
一PIDを有するプログラムは同じ多重化部で出力され
るデジタル変調波上に存在しないため、異なる端末装置
において混同することなく希望のプログラムを視聴でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、複数の
端末装置がサーバー装置と相互に接続されたサーバーシ
ステムにおいて、固有のプログラム番号を有するデジタ
ルパケット単位のデジタルオーディオ、ビデオデータ
を、前記サーバー装置における複数の多重化部の一つへ
入力するに際し、異なる端末装置から同一のプログラム
を要求された場合にそのプログラムを同一の多重化部へ
入力しないように情報テーブルにもとづき割り当て制御
を行い、その制御結果として、一つのプログラムを一つ
の多重化部へ入力すべく各多重化部に割り当てられた多
重化部番号と、入力されたデジタルオーディオ、ビデオ
データに含まれるプログラム番号とを得るものである。
【0020】このようにすると、デジタルオーディオ、
ビデオデータに含まれるPIDを操作せずに、そのまま
使用することになり、また、その際に、異なる端末装置
から同時に同じプログラムが要求された場合は、同じ多
重化部に出力せずに、全て異なる多重化部に出力するこ
とになるため、同一PIDを有するプログラムは同じ多
重化部で出力されるデジタル変調波上には存在せず、し
たがって異なる端末装置において混同することなく希望
のプログラムを視聴できることになる。
【0021】請求項2に記載の発明は、要求されたデジ
タルオーディオ、ビデオデータを任意の多重化部に入力
し、この多重化部は、入力された各々異なるデジタルオ
ーディオ、ビデオデータに含まれるプログラム番号を、
入力されたデータ順に順次書き換えるものである。
【0022】このようにすると、デジタルオーディオ、
ビデオデータに含まれるプログラム番号であるPIDを
順次書き換えることにより、同じ多重化部で出力される
デジタル変調波上には同一PIDを有するプログラムは
存在せず、したがって異なる端末装置から同時に同じプ
ログラムが要求された場合においても混同することなく
希望のプログラムを視聴できることになる。
【0023】請求項3に記載の発明は、一つの多重化部
が同時に入力することができるデジタルオーディオ、ビ
デオデータの最大数までの番号によってプログラム番号
の書き換えを行うものである。
【0024】このようにすると、プログラム番号の書き
換えを行う際に、例えばPIDを初期値から順次インク
リメントする値をデジタルオーディオ、ビデオデータの
最大数まで各々割り当てることにより、異なるPIDを
容易に割り当てることができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、要求されたデジ
タルオーディオ、ビデオデータを、このデジタルオーデ
ィオ、ビデオデータが格納されたハードディスクから読
み出すものである。
【0026】このようにすると、データを格納したハー
ドディスクを有するサーバーシステムにおいて本発明が
適用されることになる。
【0027】請求項5に記載の発明は、デジタル衛星放
送から受信したデジタルオーディオ、ビデオデータを多
重化部に入力するものである。このようにすると、デジ
タル衛星放送から受信したデジタルオーディオ、ビデオ
データについて、本発明が適用されることになる。
【0028】請求項6に記載の発明は、端末装置とサー
バー装置とを、データ通信用の通信回線と、デジタル変
調された多重化部の出力を混合状態で端末装置に伝送す
るための同軸伝送路とを介して相互に接続したものであ
る。
【0029】このようにすると、通信回路と同軸伝送路
とを備えたサーバーシステムに本発明が適用されること
になる。
【0030】請求項7に記載に発明は、通信回線によっ
て伝送すべきデータを、この通信回線に代えて、同軸伝
送路を用いた上りチャンネルで周波数多重して伝送する
ものである。
【0031】このようにすると、同軸伝送路を用いるだ
けで、多重化部の出力のみならず通信データもが伝送さ
れることになる。
【0032】次に本発明の実施の形態を図面を用いて説
明する。以下においては、システムにおける処理内容を
図面を用いて説明する。すなわち、システム構成は従来
例の図5と同様であるが、サーバー制御部106での処
理が異なる。
【0033】端末装置101を操作するユーザーが、ビ
デオオンデマンドを行うに際して入力部117からプロ
グラム要求を行うと、これを受けて端末制御部115
は、端末通信制御部116および通信回線108を介す
るとともにサーバー装置100のサーバー通信制御部1
07を経由して、サーバー制御部106にプログラム要
求コマンドを送信する。プログラム要求コマンドを受信
したサーバー制御部106は、要求されたプログラムを
読み出すことをビデオサーバー部103に要求する。こ
の時、HD102に蓄積されているプログラムに含まれ
るプログラム番号であるPID情報は、全て固有の値が
割り振られているように符号化されている。
【0034】この時のサーバー制御部106での処理内
容を図1および図2に示す。図1はサーバー制御部10
6での処理フローを示し、図2は処理を行う際の情報テ
ーブルを示す。
【0035】サーバー制御部106は、端末装置101
からのプログラム要求を受信した場合に(ステップ1−
1)、まずサーバー装置100全体で提供できる多重化
チャンネル(以下「多重化ch」と称する)で空きが有
るかどうかを、情報テーブルの(a)の欄で判断する
(ステップ1−2)。この(a)の欄には、全体で使用
中の多重化チャンネルの数が格納されている。例えば多
重化部104が各8チャンネルの多重化chを格納で
き、また多重化部104が全体で24チャンネルである
とすると、サーバー装置100の1システムで192チ
ャンネルを実現できる。従って図2の(a)欄で判断す
ると、ここでは”50”チャンネルが使用中のため、ま
だ空きチャンネルがあると判断する。
【0036】次に要求されたプログラム番号が”1”で
あるとする。このプログラム番号は、システム全体で予
め一意に決定されている。プログラム番号1が要求され
ると、まず多重化部104で未使用のものがあるかどう
かを判断する(ステップ1−3)。この時、図2の情報
テーブルのプログラム1の横の欄を順次見ていき、使用
数が”0”の多重化部番号を検索していく。この場合は
多重化部番号「4」で”0”の欄(b)があるので、次
に縦の欄の最後の、多重化部「4」で使用しているチャ
ンネル数の合計を示す欄を検索する。ここでは欄(c)
にその数が格納されているが、この値が1つの多重化部
104で収容できる最大チャンネル数を越えていないか
どうかを判定する(ステップ1−4)。この場合は使用
チャンネル数が最大である8チャンネルを使用している
ので、これ以上のチャンネルを確保出来ない。従って再
度プログラム番号1について多重化部104で未使用の
ものがあるかどうかを判断する。ここで多重化番号「2
4」での欄(d)が”0”なので、同じくチャンネル合
計数を示す欄(e)を検索する。この時のチャンネル
は”6”を示しているので、この多重化部24で新たに
多重化チャンネルを追加可能と判断し、欄(d)を”
1”に、欄(e)を”7”に、欄(a)を”51”に更
新、登録する(ステップ1−5、1−6)。最後に決定
された多重化部24に対して該当プログラム1を再生出
力するようにビデオサーバー部103に再生コマンドを
送信する(ステップ1−7)。
【0037】次にプログラム番号「3」の要求があった
場合を考える。このときには、先の場合と同様にプログ
ラム番号「3」で使用可能な多重化部104を検索する
が、図2より明らかなように全ての多重化部104が使
用されている。すなわち、多重化部104の使用チャン
ネルの合計欄(f)が、最大の”24”チャンネル使用
されている。そこで、この場合には、プログラム3を配
信出来ないと判断してエラー情報を返答する(ステップ
1−8)。
【0038】ビデオサーバー部103は、再生コマンド
で指定された特定プログラム番号を有するプログラムが
デジタルパケット単位で格納されているHD102から
順次デジタルオーディオ、ビデオデータを読み出し、こ
れを同じく再生コマンドで指定された多重化部番号を有
する1つの多重化部104へ出力する。
【0039】同時にサーバー制御部106は、先ほどの
再生コマンドで1つのプログラムがどの多重化部104
に出力すべく割り当てられたかの制御結果を、サーバー
通信制御部107、通信回線108および端末通信制御
部116を介して、端末制御部115に返送する。
【0040】制御結果を受信した端末制御部115は、
割り当てられた多重化部104に該当するデジタル変調
部105に固定のキャリア周波数によりチューナー部1
12を検波し、デジタル復調部113でデジタル復調を
行う。かつこれとと共に、一つの変調波に多重されてい
る複数の連続してパケット化されたデジタルオーディ
オ、ビデオデータに含まれているプログラム番号から、
要求したプログラムに該当する単一の連続したデジタル
オーディオ、ビデオデータをデコード部114で分離、
デコードして、表示部118に出力する。
【0041】こうすることで、HD102に格納されて
いるデジタルオーディオ、ビデオデータに含まれるPI
Dを、操作せずにそのまま使用することができる。また
図2に示すように、異なる端末装置101から同時に同
じプログラムが要求された場合でも、同じ多重化部10
4に出力せずに、全て異なる多重化部104に出力する
ことができる。こうすることで、同一のPIDを有する
プログラムは同じ多重化部104で出力されるデジタル
変調波上に存在しないため、異なる端末装置101にお
いて混同することなく希望のプログラムを視聴できる。
【0042】次に、本発明の他の実施の形態を、図3〜
図4を用いて説明する。ここでも同様に、システム構成
は従来例の図5と同様であるがサーバー制御部106で
の処理が異なる。図3はサーバー制御部106での処理
フローを示し、図4は処理を行う際の情報テーブルを示
す。
【0043】サーバー制御部106は、端末装置101
からのプログラム要求を受信した場合に(ステップ3−
1)、まずサーバー装置100の全体で提供できる多重
化chで空きが有るかどうかを情報テーブルの(g)の
欄で判断する(ステップ3−2)。ここには全体で使用
中の多重化chの数についての情報が格納されており、
例えば多重化部104が各8チャンネルの多重化チャン
ネルを格納でき、また多重化部104が全体で24チャ
ンネルであるとすると、サーバー装置100の1システ
ムで192チャンネルを格納できる。図4の(g)欄に
よると”50”チャンネルだけが使用中のため、まだ空
きチャンネルがあると判断する。
【0044】次に、要求されたプログラムを出力できる
空き多重化部104が有るかどうかを検索する(ステッ
プ3−3)。まず多重化部「1」を見ると、この多重化
部「1」で使用しているチャンネル数を示す欄(h)で
は1つの多重化部で収容できる最大チャンネル数”8”
を使用済みのため、この多重化部は使用できない。次に
多重化部「2」をみると、欄(i)では”6”のため、
まだ収容可能と判断する。従ってこの多重化部「2」を
使用することを登録し、欄(i)を”7”に変更すると
共に欄(g)を”51”に更新する(ステップ3−4、
3−5)。最後に、決定された多重化部「2」に対して
該当プログラムを再生出力するように、ビデオサーバー
部103に再生コマンドを送信する(ステップ3−
6)。ステップ3−2で空きチャンネルがない場合や、
ステップ3−3で空き多層化部がない場合には、エラー
情報を応答する(ステップ3−7)。
【0045】ビデオサーバー部103は、多重化部2に
再生したデジタルオーディオビデオデータを出力する。
多重化部「2」は、入力されるデジタルオーディオ、ビ
デオデータの順に各データパケットに含まれるPIDの
値を”1”から順に”8”まで書き換え、書き換えた結
果をビデオサーバー部103を経由してサーバー制御部
106に返送する。
【0046】サーバー制御部106は、先ほどの再生コ
マンドで要求されたプログラムがどの多重化部104に
割り当てられまたどのPIDを与えられたかの制御結果
を、サーバー通信制御部107、通信回線108および
端末通信制御部116を介して、端末制御部115に返
送する。制御結果を受信した端末制御部115は、割り
当てられた多重化部104に該当するデジタル変調部1
05に固定のキャリア周波数によりチューナー部112
を検波し、デジタル復調部113でデジタル復調を行う
と共に、1つの変調波に多重されている複数の連続して
パケット化されたデジタルオーディオ、ビデオデータの
中から、先ほど受信したPIDを有する単一の連続した
デジタルオーディオ、ビデオデータをデコード部114
で分離、デコードして、表示部118に出力する。
【0047】上述した本発明にもとづくサーバーシステ
ムにおいては、デジタル圧縮オーディオ、ビデオデータ
がHD102に蓄積される代わりに、デジタル衛星放送
から受信したデータをビデオサーバーに入力する場合に
おいても、多重化部104で同様の処理を行うことによ
り同様の効果を上げることができる。
【0048】この場合は、デジタル衛星放送から受信し
たデジタルオーディオ、ビデオデータに含まれる個々の
プログラムのPIDは、固有の番号が割り当てられてい
ることが必要である。このため、異なるプログラムで同
一のPIDが存在する場合は、ビデオサーバー部103
で固有の番号になるように変更を行う。
【0049】また上述した本発明にもとづくサーバーシ
ステムにおいては、端末装置101とサーバー装置10
0との間のデータ通信を行う通信回線108を使用する
代わりに、同軸伝送路110を用いて上りチャンネルを
QPSK変復調方式により時分割多重されたデジタル変
調波を周波数多重してデータ通信チャンネルとして使用
する場合においても、多重化部104で同様の処理を行
うことにより同様の効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サーバー
装置における複数のデジタルオーディオ、ビデオデータ
の多重化を行うに際して、複数の端末装置から同時に1
つのデジタルオーディオ、ビデオデータが要求された場
合に必要なPIDの書き換え処理が不要となり、多重化
部での処理のための機能を削減できる。
【0051】また1つのサーバー装置の特定の処理機能
が一括してPIDを管理する場合に比べて、本発明では
個々の多重化部がPIDの割り当てを決定処理するた
め、処理が分散して行われることになり、多数のデジタ
ルデータを多重する場合でも処理負荷を分散できて容易
に処理を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデータ多重化方法のフロ
ーチャートである。
【図2】図1のデータ多重化方法における割り当て制御
のための情報テーブルを例示する図である。
【図3】本発明の他の実施の形態のデータ多重化方法の
フローチャートである。
【図4】図3のデータ多重化方法における情報テーブル
を例示する図である。
【図5】本発明を適用可能な従来のサーバーシステムに
ついてのブロック図である。
【図6】従来の多重化されたデジタルオーディオ、ビデ
オデータパケットの構造を例示する図である。
【図7】従来のデータ多重化方法のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 サーバー装置 101 端末装置 102 ハードディスク 103 ビデオサーバー部 104 多重化部 105 デジタル変調部 106 サーバー制御部 108 通信回線 110 同軸伝送路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置がサーバー装置と相互に
    接続されたサーバーシステムにおいて、固有のプログラ
    ム番号を有するデジタルパケット単位のデジタルオーデ
    ィオ、ビデオデータを、前記サーバー装置における複数
    の多重化部の一つへ入力するに際し、異なる端末装置か
    ら同一のプログラムを要求された場合にそのプログラム
    を同一の多重化部へ入力しないように情報テーブルにも
    とづき割り当て制御を行い、その制御結果として、一つ
    のプログラムを一つの多重化部へ入力すべく各多重化部
    に割り当てられた多重化部番号と、入力されたデジタル
    オーディオ、ビデオデータに含まれるプログラム番号と
    を得ることを特徴とするデータ多重化方法。
  2. 【請求項2】 要求されたデジタルオーディオ、ビデオ
    データを任意の多重化部に入力し、この多重化部は、入
    力された各々異なるデジタルオーディオ、ビデオデータ
    に含まれるプログラム番号を、入力されたデータ順に順
    次書き換えることを特徴とする請求項1記載のデータ多
    重化方法。
  3. 【請求項3】 一つの多重化部が同時に入力することが
    できるデジタルオーディオ、ビデオデータの最大数まで
    の番号によってプログラム番号の書き換えを行うことを
    特徴とする請求項2記載のデータ多重化方法。
  4. 【請求項4】 要求されたデジタルオーディオ、ビデオ
    データを、このデジタルオーディオ、ビデオデータが格
    納されたハードディスクから読み出すことを特徴とする
    請求項1から3までのいずれか1項記載のデータ多重化
    方法。
  5. 【請求項5】 デジタル衛星放送から受信したデジタル
    オーディオ、ビデオデータを多重化部に入力することを
    特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載のデ
    ータ多重化方法。
  6. 【請求項6】 端末装置とサーバー装置とを、データ通
    信用の通信回線と、デジタル変調された多重化部の出力
    を混合状態で端末装置に伝送するための同軸伝送路とを
    介して相互に接続したことを特徴とする請求項1から5
    までのいずれか1項記載のデータ多重化方法。
  7. 【請求項7】 通信回線によって伝送すべきデータを、
    この通信回線に代えて、同軸伝送路を用いた上りチャン
    ネルで周波数多重して伝送することを特徴とする請求項
    6記載のデータ多重化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001094954A (ja) * 1999-09-17 2001-04-06 Fujitsu Ltd 画像配信システムおよびその方法

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