JPH1117521A - パストランジスタ論理回路 - Google Patents

パストランジスタ論理回路

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JPH1117521A
JPH1117521A JP9170667A JP17066797A JPH1117521A JP H1117521 A JPH1117521 A JP H1117521A JP 9170667 A JP9170667 A JP 9170667A JP 17066797 A JP17066797 A JP 17066797A JP H1117521 A JPH1117521 A JP H1117521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が少なく、チップサイズを小型化で
き、寄生容量も少なく、高速動作が可能なパストランジ
スタ論理回路を提供する。 【解決手段】 本発明のパストランジスタ論理回路は、
NMOSトランジスタのみで構成されたスイッチ回路1
と、スイッチ回路1の出力電圧をフル振幅電圧に変換す
る電圧変換回路2とを備える。電圧変換回路2は、PM
OSトランジスタP1,P2からなる交差ラッチ負荷回路3
と、NMOSトランジスタN1,N2からなる駆動回路4と
を備える。スイッチ回路1の出力電圧はNMOSトラン
ジスタN1,N2のゲート端子に印加され、そのドレイン電
圧によりPMOSトランジスタP1,P2のゲート電圧が制
御される。NMOSトランジスタN1,N2 のゲート端子は
高抵抗なので、スイッチ回路1には直流電流は流れず、
電流変換回路4の出力電圧はスイッチ回路1のオン抵抗
に影響されなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NMOSトランジ
スタまたはPMOSトランジスタのいずれか一方の型の
MOSトランジスタを直列に接続して論理回路を構成し
たパストランジスタ論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】同一タイプ(N型またはP型)のMOS
トランジスタを組み合わせて構成され、正反転の相補入
力信号に基づいて論理演算を行い、その結果を正反転の
極性で相補出力する論理回路は、一般に相補型パストラ
ンジスタ論理回路( CPL回路:Complementary Pass-T
ransistor Logic)と呼ばれる。
【0003】図13は4つのNMOSトランジスタで構
成したCPL回路の一例を示す図である。図13(a)
〜13(d)は、いずれも同じ回路構成を有し、入力端
子に入力される信号の種類と、出力端子から出力される
信号の種類がそれぞれ異なっている。図13の回路は、
入出力端子の信号の種類によってそれぞれ異なる論理演
算を行う。
【0004】例えば、図13(a)の回路は図14
(a)のAND /NANDゲートと等価になり、図13(b)
の回路は図14(b)のようなOR/NOR ゲートと、図1
3(c)の回路は図14(c)のようなEXOR/EXNOR ゲ
ートと、図13(d)の回路は図14(d)のような2
組のAND /NANDゲートとそれぞれ等価になる。
【0005】このように、図13のようなCPL論理回
路は、少ないゲート数で種々の論理回路を構成でき、高
速動作が可能で、消費電力も少ないという特徴があり、
半導体基板上に形成したときに、素子形成面積を小さく
できる。
【0006】ところで、CPL回路は、同一型のMOS
トランジスタを直列接続して構成されるため、MOSト
ランジスタのしきい値電圧の影響により、出力電圧が電
源電圧VDDよりも低くなるという特徴がある。例えば、
図15のように、3つのNMOSトランジスタM1〜M3が
直列接続され、初段のNMOSトランジスタM1のドレイ
ン端子と各トランジスタM1〜M3のゲート端子に電源電圧
VDDが印加される場合を考えると、最終段のNMOSト
ランジスタM3のソース電圧は電源電圧VDDよりもしきい
値電圧Vth分だけ低い電圧になる。
【0007】このため、通常は、パストランジスタロジ
ックの出力電圧をフル振幅電圧(電源電圧VDDと接地電
圧)に変換する電圧変換回路を、パストランジスタロジ
ックの後段に設けることが多い(IEEE JOURNAL OF SOLID
-STATE CIRCUITS VOL.25 NO.2 APRIL 1990 p.389-395)
【0008】図16は電圧変換回路を備えた従来のCP
L回路の一例を示す回路図である。図16の回路は、N
MOSトランジスタのみで構成されるスイッチ回路11
と、インバータI1,I2およびPMOSトランジスタP1,
P2からなる電圧変換回路12とを備える。スイッチ回路
11は、上述したパストランジスタ論理構成になってお
り、3種類の相補入力信号A,Aバー,B,Bバー,
C,Cバーの排他的論理和(A EXOR B EXOR C )を演算
した結果を、相補出力信号F,Fバーとして出力する。
【0009】電圧変換回路12内のPMOSトランジス
タP1,P2は交差ラッチ負荷回路を構成しており、インバ
ータI1,I2に流れるリーク電流を防止する目的で設けら
れている。仮に、PMOSトランジスタP1,P2がないと
仮定すると、スイッチ回路11の出力電圧は、電源電圧
VDDからスイッチ回路11内部のNMOSトランジスタ
のしきい値電圧Vthを引いた電圧よりも低くなり、イン
バータI1,I2内部の不図示のPMOSトランジスタは完
全にはオフしなくなる。このため、インバータI1,I2内
部のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタを貫
通するリーク電流が流れる。これに対して、図16のよ
うなPMOSトランジスタP1,P2を設ければ、スイッチ
回路11の出力が論理「1」のときに、ほぼ電源電圧V
DD近くまでインバータI1,I2の入力電圧を引き上げるこ
とができ、リーク電流が流れなくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
の交差ラッチ負荷回路内のPMOSトランジスタP1,P2
を正常にオン・オフさせるためには、スイッチ回路11
のオン抵抗をPMOSトランジスタP1,P2のオン抵抗よ
りも十分に小さくする必要がある。スイッチ回路11の
オン抵抗を小さくするには、スイッチ回路11を構成す
る各NMOSトランジスタのサイズ(形成面積)を大き
くしなければならず、スイッチ回路11内の論理が複雑
な場合には、スイッチ回路11全体のサイズがかなり大
きくなってしまう。
【0011】このように、図16のような交差ラッチ負
荷回路を備えたCPL回路を半導体基板上に形成する
と、スイッチ回路11の論理が複雑になるほど、スイッ
チ回路11を構成する各MOSトランジスタのサイズが
大きくなるという問題があり、各NMOSトランジスタ
のサイズが大きくなると、それに応じて寄生容量が増え
て動作速度が遅くなり、消費電力も増えるといった不具
合が発生する。
【0012】ところで、単出力型のパストランジスタ論
理回路も提案されている(例えばIEEE 1994 CUSTOM IN
TEGRATED CIRCUITS CONFERENCE p.603-606)。
【0013】図17は上記文献に記載されている単出力
型のパストランジスタ論理回路の一例を示す回路図であ
る。図17の回路は、単出力型のパストランジスタ論理
回路で構成されたスイッチ回路11aと、電圧変換用の
インバータI3とを備える。スイッチ回路11aには3種
類の相補入力信号A,Aバー,B,Bバー,C,Cバー
が入力され、図18に示すように、論理演算{A AND
(B EXOR C)}を行った結果がスイッチ回路11aか
ら出力される。図17のインバータI3は、図19に具体
的構成を示すように、PMOSトランジスタP1〜P3とN
MOSトランジスタN1,N2とで構成されている。
【0014】図17の回路において、スイッチ回路11
aの出力Fが論理「0」から論理「1」に変化する際の
回路動作を説明する。スイッチ回路11aの出力Fが論
理「0」のときは、インバータI3の出力電圧はほぼ電源
電圧VDDに等しく、インバータI3内の負荷用PMOSト
ランジスタP3はオフである。出力Fの電圧がインバータ
I3の論理しきい値電圧を超えるとインバータI3は反転
し、PMOSトランジスタP3もオンするため、出力OUT
は接地電圧になる。
【0015】次に、スイッチ回路11aの出力Fが論理
「1」から論理「0」に変化する際の回路動作を説明す
る。論理が変化する前は、インバータI3内のPMOSト
ランジスタP3はオンしており、出力OUT の電圧は接地電
圧である。出力Fの論理が「0」に変化すると、この時
点ではPMOSトランジスタP3はまだオフしていないた
め、電源電圧VDDからの負荷電流(リーク電流)がPM
OSトランジスタP3と出力端子Fを介してスイッチ回路
11a内の接地端子に流れる。その後、出力Fの電圧が
インバータI3の論理しきい値電圧よりも低くなると、イ
ンバータI3が反転してPMOSトランジスタP3はオフ
し、負荷電流は流れなくなる。
【0016】このように、図17の回路は、スイッチ回
路11aの論理が切り替わったときに、リーク電流が流
れるという問題がある。
【0017】また、図17の回路では、スイッチ回路1
1aの出力Fの論理「0」の電圧レベルをインバータI3
の論理しきい値電圧以下に下げる必要があり、そのため
には、スイッチ回路1のオン抵抗をインバータI3内のP
MOSトランジスタP1,P2のオン抵抗よりも十分に小さ
くしなければならない。スイッチ回路1内のオン抵抗を
小さくするには、上述したように、スイッチ回路1内の
各MOSトランジスタの形成面積(サイズ)を大きくし
なければならず、チップサイズの小型化が妨げられ、寄
生容量が増加し、動作速度も遅くなり、消費電力も増加
する等の問題が生じる。
【0018】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、消費電力が少なく、チップサ
イズを小型化でき、寄生容量も少なく、高速動作が可能
なパストランジスタ論理回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、N型またはP型のいずれか
一方の型のMOSトランジスタを複数組み合わせて構成
され、複数種類の相補入力信号の論理に基づいて所定の
論理演算を行った結果を相補出力するスイッチ回路と、
このスイッチ回路から出力された相補出力電圧を増幅す
る電圧変換回路とを備え、この電圧変換回路の2つの出
力端子から前記相補出力電圧に対応する第1および第2
の電源電圧を相補出力するパストランジスタ論理回路に
おいて、前記電圧変換回路は、前記スイッチ回路から出
力された相補出力電圧が印加される高入力抵抗の制御ゲ
ートを有し、前記出力端子の一方の電圧が前記第1の電
源電圧になるように、前記相補出力電圧に応じて回路内
部を流れる電流を制御する駆動回路と、前記出力端子の
他方の電圧が前記第2の電源電圧になるように、前記出
力端子電圧に応じて回路内部を流れる電流を制御する負
荷回路と、を備えるものである。
【0020】請求項2の発明は、請求項1に記載のパス
トランジスタ論理回路において、前記スイッチ回路およ
び前記駆動回路は、第1導電型のMOSトランジスタで
構成され、前記負荷回路は、第2導電型のMOSトラン
ジスタで構成される。
【0021】請求項3の発明は、請求項2に記載のパス
トランジスタ論理回路において、前記駆動回路は、第1
導電型の第1および第2のMOSトランジスタで構成さ
れ、これら第1および第2のMOSトランジスタのゲー
ト端子は前記制御ゲートとして用いられ、前記負荷回路
は、第2導電型の第3および第4のMOSトランジスタ
で構成され、前記第1および第2のMOSトランジスタ
のソース端子は前記第1の電源電圧に設定され、前記第
3および第4のMOSトランジスタのソース端子は前記
第2の電源電圧に設定され、前記第1および第3のMO
Sトランジスタのドレイン端子と前記第4のMOSトラ
ンジスタのゲート端子とは前記出力端子の一方に共通に
接続され、前記第2および第4のMOSトランジスタの
ドレイン端子と前記第3のMOSトランジスタのゲート
端子とは前記出力端子の他方に共通に接続される。
【0022】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載のパストランジスタ論理回路において、論理
「1」に対応する前記相補出力電圧が前記電圧変換回路
の論理しきい値電圧より高くなるように、前記スイッチ
回路および前記駆動回路を構成したものである。
【0023】請求項5の発明は、N型またはP型のいず
れか一方の型のMOSトランジスタを複数組み合わせて
構成され、複数種類の相補入力信号の論理に基づいて所
定の論理演算を行った結果を相補出力するスイッチ回路
を備えたパストランジスタ論理回路において、前記スイ
ッチ回路から出力された相補出力電圧に応じてセットま
たはリセットされるRSフリップフロップを備え、前記
RSフリップフロップは、第1および第2の電源電圧に
略等しい状態電圧をそれぞれ保持する2つの出力端子
と、前記スイッチ回路から出力された相補出力電圧が印
加される高入力抵抗の制御ゲートを有し、前記出力端子
の一方の電圧が前記第1の電源電圧になるように、前記
相補出力電圧に応じて回路内部を流れる電流を制御する
駆動回路と、前記出力端子の一方が前記第1の電源電圧
に保持され、前記出力端子の他方が前記第2の電源電圧
に保持されるように、前記出力端子電圧に基づいて回路
内部を流れる電流を制御するラッチ回路とを備え、前記
出力端子はそれぞれ、前記駆動回路と前記ラッチ回路と
の接続経路に接続される。
【0024】請求項6の発明は、請求項5に記載のパス
トランジスタ論理回路において、前記スイッチ回路を構
成するMOSトランジスタと、前記駆動回路を構成する
MOSトランジスタとは、同一の導電型である。
【0025】請求項7の発明は、請求項6に記載のパス
トランジスタ論理回路において、前記駆動回路は、第1
導電型の第1および第2のMOSトランジスタで構成さ
れ、前記ラッチ回路は、第1導電型の第3および第4の
MOSトランジスタと第2導電型の第5および第6のM
OSトランジスタとで構成され、前記第3および第4の
MOSトランジスタのソース端子は前記第1の電源電圧
に設定され、前記第5および第6のMOSトランジスタ
のソース端子は前記第2の電源電圧に設定され、前記第
3および第5のMOSトランジスタのゲート端子と、前
記第2、第4および第6のMOSトランジスタのドレイ
ン端子とは、前記出力端子の一方に共通に接続され、前
記第4および第6のMOSトランジスタのゲート端子
と、前記第1、第3および第5のMOSトランジスタの
ドレイン端子とは、前記出力端子の他方に共通に接続さ
れ、前記第1および第2のMOSトランジスタのゲート
端子は、前記制御ゲートとして用いられる。
【0026】請求項8の発明は、N型またはP型のいず
れか一方の型のMOSトランジスタを複数組み合わせて
構成され、複数種類の相補入力信号の論理に基づいて所
定の論理演算を行った結果を単出力するスイッチ回路
と、このスイッチ回路から出力された単出力電圧を増幅
する電圧変換回路とを備え、この電圧変換回路の出力端
子から第1および第2の電源電圧のいずれか一方を単出
力するパストランジスタ論理回路において、前記電圧変
換回路は、前記スイッチ回路から出力された単出力電圧
が印加される高入力抵抗の制御ゲートを有し、前記出力
端子電圧が前記第1の電源電圧になるように、前記単出
力電圧に応じて回路内部を流れる電流を制御する駆動回
路と、前記出力端子電圧が前記第2の電源電圧になるよ
うに、前記出力端子電圧に応じて回路内部を流れる電流
を制御する負荷回路と、を備える。
【0027】請求項9の発明は、請求項8に記載のパス
トランジスタ論理回路において、前記駆動回路は、ソー
ス端子が前記第1の電源電圧に設定され、ドレイン端子
が前記出力端子に接続される第1導電型の第1のMOS
トランジスタを含んで構成され、前記負荷回路は、ドレ
イン端子が前記出力端子に接続された第2導電型の第2
のMOSトランジスタと、ソース端子が前記第2の電源
電圧に設定され、ドレイン端子が前記第2のMOSトラ
ンジスタのソース端子に接続された第2導電型の第3の
MOSトランジスタと、前記第2および第3のMOSト
ランジスタの接続経路に電荷を蓄積する蓄電回路とを備
え、前記第1および第2のMOSトランジスタのゲート
端子は互いに接続されて前記制御ゲートとして用いら
れ、前記第3のMOSトランジスタのゲート端子には、
前記出力端子電圧の反転電圧が印加される。
【0028】請求項10の発明は、請求項8に記載のパ
ストランジスタ論理回路において、前記駆動回路は、ソ
ース端子が前記第1の電源電圧に設定され、ドレイン端
子が前記出力端子に接続された第1導電型の第1のMO
Sトランジスタを含んで構成され、前記負荷回路は、ド
レイン端子が前記出力端子に接続された第2導電型の第
2のMOSトランジスタと、ソース端子が前記第2のM
OSトランジスタのソース端子に接続され、ドレイン端
子が前記第2の電源電圧に設定された第1導電型でデプ
リーション型の第3のMOSトランジスタと、前記第2
および第3のMOSトランジスタの接続経路に電荷を蓄
積する蓄電回路とを備え、前記第1および第2のMOS
トランジスタの制御端子は互いに接続されて前記制御ゲ
ートとして用いられ、前記第3のMOSトランジスタの
ゲート端子には、前記出力端子電圧の反転電圧が印加さ
れる。
【0029】請求項11の発明は、前記蓄電回路は、一
端が前記第2のMOSトランジスタのソース端子に接続
され、他端が前記第1の電源電圧に設定されるキャパシ
タ素子と、ソース端子が前記第2の電源電圧に設定さ
れ、ドレイン端子が前記第2のMOSトランジスタのソ
ース端子に接続される第4のMOSトランジスタとを備
え、前記第4のMOSトランジスタのゲート端子には、
前記キャパシタ素子を周期的に充電するためのクロック
が入力される。
【0030】請求項1の発明を、例えば図1に対応づけ
て説明すると、「スイッチ回路」は図1のスイッチ回路
1に、「電圧変換回路」は電圧変換回路2に、「駆動回
路」は駆動回路4に、「負荷回路」は負荷回路3に、そ
れぞれ対応する。
【0031】請求項3の発明を、例えば図1に対応づけ
て説明すると、「第1のMOSトランジスタ」は図1の
NMOSトランジスタN1に、「第2のMOSトランジス
タ」はNMOSトランジスタN2に、「第3のMOSトラ
ンジスタ」はPMOSトランジスタP1に、「第4のM
OSトランジスタ」はPMOSトランジスタP2に、そ
れぞれ対応する。
【0032】請求項5の発明を、例えば図2に対応づけ
て説明すると、「スイッチ回路」は図2のスイッチ回路
に、「RSフリップフロップ」はRSフリップフロップ
5に、「駆動回路」は駆動回路4に、「ラッチ回路」は
ラッチ回路51に、それぞれ対応する。
【0033】請求項7の発明を、例えば図2に対応づけ
て説明すると、「第1のMOSトランジスタ」は図2の
NMOSトランジスタN1に、「第2のMOSトランジス
タ」はNMOSトランジスタN2に、「第3のMOSトラ
ンジスタ」はNMOSトランジスタN3に、「第4のMO
Sトランジスタ」はNMOSトランジスタN4に、「第5
のMOSトランジスタ」はPMOSトランジスタP1に、
「第6のMOSトランジスタ」はPMOSトランジスタ
P2に、それぞれ対応する。
【0034】請求項8の発明を、例えば図5に対応づけ
て説明すると、「スイッチ回路」は図5のスイッチ回路
1aに、「電圧変換回路」は電圧変換回路8に、「駆動
回路」はNMOSトランジスタN1に、「負荷回路」はP
MOSトランジスタP1,P2と蓄電回路9に、それぞれ対
応する。
【0035】請求項9の発明を、例えば図5に対応づけ
て説明すると、「第1のMOSトランジスタ」は図5の
NMOSトランジスタN1に、「第2のMOSトランジス
タ」はPMOSトランジスタP1に、「第3のMOSトラ
ンジスタ」はPMOSトランジスタP2に、「蓄電回路」
は蓄電回路9に、それぞれ対応する。
【0036】請求項10の発明を、例えば図8に対応づ
けて説明すると、「第1のMOSトランジスタ」は図8
のNMOSトランジスタN1に、「第2のMOSトランジ
スタ」はPMOSトランジスタP1に、「第3のMOSト
ランジスタ」はNMOSトランジスタN2に、「蓄電回
路」は蓄電回路9に、それぞれ対応する。
【0037】請求項11の発明を、例えば図5および図
8に対応づけて説明すると、「キャパシタ素子」はコン
デンサCに、「第4のMOSトランジスタ」はPMOS
トランジスタP4に、それぞれ対応する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したパストラ
ンジスタ論理回路について、図面を参照しながら具体的
に説明する。なお、以下では、図面でバーの付いた信号
には、信号名の後に「バー」という文字を付けて表す。
【0039】〔第1の実施形態〕図1は本発明に係るパ
ストランジスタ論理回路の第1の実施形態の回路図であ
る。図1の回路は、複数のNMOSトランジスタを組み
合わせて構成されたスイッチ回路1と、スイッチ回路1
の出力をフル振幅電圧(電源電圧VDDと接地電圧)に変
換する電圧変換回路2とを備える。スイッチ回路1は、
上述した図16のスイッチ回路11と同様に、複数種類
の相補(正反転)入力信号A1〜An,A1バー〜Anバーの論
理に応じて所定の論理演算を行い、その演算結果を相補
出力する。相補入力信号A2〜An,A2バー〜Anバーはスイ
ッチ回路1内の不図示のNMOSトランジスタの各ゲー
ト端子に入力され、入力信号A1,A1バーはスイッチ回路
1内の電流の流れる経路(電流パス)の一端に入力さ
れ、この電流パスの他端から相補出力信号F ,F バーが
出力される。
【0040】図1の電圧変換回路2は、PMOSトラン
ジスタP1,P2からなる交差ラッチ負荷回路3と、駆動回
路4とを備える。駆動回路4は、NMOSトランジスタ
N1,N2を有し、NMOSトランジスタN1,N2のゲート端
子はそれぞれ、スイッチ回路1の相補出力端子F,Fバ
ーに接続され、各トランジスタN1,N2のソース端子は接
地されている。
【0041】また、NMOSトランジスタN1のドレイン
端子は、PMOSトランジスタP1のドレイン端子とPM
OSトランジスタP2のゲート端子に接続され、NMOS
トランジスタN2のドレイン端子は、PMOSトランジス
タP2のドレイン端子とPMOSトランジスタP1のゲート
端子に接続されている。PMOSトランジスタP1,P2の
ソース端子はいずれも電源電圧VDDに設定されており、
PMOSトランジスタP1,P2のドレイン端子から、スイ
ッチ回路1の相補出力をフル振幅電圧に変換した電圧が
出力される。
【0042】ここで、スイッチ回路1から出力される論
理「1」に対応する電圧V(H) は(1)式で表され、論
理「0」に対応する電圧V(L) は(2)式で表される。
【0043】V(H) =VDD−Vthn …(1) V(L) =0 …(2) ただし、(1)式のVthn はスイッチ回路1内の不図示
のNMOSトランジスタのしきい値電圧である。
【0044】図1の回路は、電圧変換回路2の論理しき
い値電圧を上述した電圧V(H) よりも低くしている。こ
のようにするには、例えば電圧変換回路2の回路構成を
工夫することにより実現でき、あるいは、製造プロセス
段階で、NMOSトランジスタN1,N2のしきい値電圧を
調整することで実現できる。
【0045】図1の回路において、例えば、スイッチ回
路1の出力Fバーが論理「1」の場合には、電圧変換回
路2内のNMOSトランジスタN1がオンし、出力OUT は
接地電圧になるとともに、PMOSトランジスタP2がオ
ンして出力OUT バーは電源電圧VDDになる。逆に、スイ
ッチ回路1の出力Fが論理「1」の場合には、NMOS
トランジスタN2がオンし、出力OUT バーは接地電圧にな
るとともに、PMOSトランジスタP1がオンして出力OU
T は電源電圧VDDになる。
【0046】図1のPMOSトランジスタP1,P2は、図
16の回路と異なり、NMOSトランジスタN1,N2のド
レイン電圧に応じてオン・オフするため、スイッチ回路
1の相補出力F,Fバーの論理が切り替わっても、スイ
ッチ回路1内には直流電流は流れない。また、スイッチ
回路1の相補出力F,FバーはNMOSトランジスタN
1,N2のゲート端子に入力され、PMOSトランジスタP
1,P2は直接にはスイッチ回路1に接続されていないた
め、PMOSトランジスタP1,P2のゲート電圧がス
イッチ回路1のオン抵抗の影響を受けることはない。
【0047】例えば、スイッチ回路1を構成する各NM
OSトランジスタのサイズがすべて同一と仮定すると、
スイッチ回路1内の論理が複雑になってNMOSトラン
ジスタの接続段数が増えるに従って、スイッチ回路1の
内部抵抗が増加し、スイッチ回路1の出力電圧の立ち上
がり時間や立ち下がり時間も増大する。しかし、スイッ
チ回路1の内部には直流電流が流れないので、スイッチ
回路1の出力電圧は最終的にはV(H) ,V(L) になり、
電圧変換回路2の論理しきい値電圧がV(H) より低い限
り、電圧変換回路2は正常に動作する。
【0048】したがって、スイッチ回路1を構成する各
NMOSトランジスタのサイズを大きくしてオン抵抗を
下げる必要がなく、本実施形態のパストランジスタ論理
回路を半導体基板上に形成したときに、チップサイズを
小さくできる。また、スイッチ回路1内の各MOSトラ
ンジスタのサイズを小さくすることで、寄生容量を減ら
すことができ、高速動作が可能となり、消費電力も低減
できる。
【0049】また、本実施形態のスイッチ回路1は、従
来のパストランジスタ論理回路と同様に、NMOSトラ
ンジスタの組み合わせにより構成されるため、スタティ
ックCMOS論理回路で構成した場合よりも、少ない素
子数で論理回路を構成できる。
【0050】〔第2の実施形態〕第2の実施形態は、パ
ストランジスタ構成のスイッチ回路1の出力段にRSフ
リップフロップを接続したものである。
【0051】図2はパストランジスタ論理回路の第2の
実施形態の回路図である。図2の回路は、複数のNMO
Sトランジスタが直列接続されたパストランジスタ構成
のスイッチ回路1と、スイッチ回路1から出力される相
補出力信号の論理に応じてセットまたはリセットされる
RSフリップフロップ5とを備える。
【0052】図2のRSフリップフロップ5は、NMO
SトランジスタN1,N2からなる駆動回路4と、PMOS
トランジスタP1,P2とNMOSトランジスタN1,N2から
なるラッチ回路51とを備える。PMOSトランジスタ
P1,P2のソース端子は電源電圧端子VDDに接続され、N
MOSトランジスタN1〜N4のソース端子は接地されてい
る。
【0053】RSフリップフロップ5は、フル振幅電圧
を出力する出力端子Q,Qバーを有し、出力端子Qに
は、PMOSトランジスタP2のドレイン端子と、NMO
SトランジスタN2,N4のドレイン端子と、PMOSトラ
ンジスタP1のゲート端子と、NMOSトランジスタN3の
ゲート端子とが接続されている。また、出力端子Qバー
には、PMOSトランジスタP1のドレイン端子と、NM
OSトランジスタN1,N3のドレイン端子と、PMOSト
ランジスタP2のゲート端子と、NMOSトランジスタN4
のゲート端子とが接続されている。
【0054】スイッチ回路1は、論理が同時には「1」
にならないような信号S,Rを出力する。まず、スイッ
チ回路1の出力Rが論理「0」で、出力Sが論理「0」
から「1」に変化した場合の動作を説明する。出力Sが
論理「0」のときは、PMOSトランジスタP1はオンし
ており、出力Sが論理「1」になると、NMOSトラン
ジスタN1のゲート電圧は次第に高くなる。やがて、NM
OSトランジスタN1のドレイン−ソース間の電流がPM
OSトランジスタP1のドレイン−ソース間の電流よりも
多くなると、RSフリップフロップ5の出力Qバーは接
地電圧になる。このとき、PMOSトランジスタP2はオ
ンし、PMOSトランジスタP2のドレイン電圧Qは接地
電圧から電源電圧VDDに変化する。また、それに応じて
NMOSトランジスタN3もオンする。
【0055】仮にこの状態でスイッチ回路1の出力Sが
論理「1」から論理「0」に変化しても、NMOSトラ
ンジスタN3はオン状態を保持するため、RSフリップフ
ロップ5の出力Qバーは接地電圧のまま変化しない。
【0056】次に、スイッチ回路1の出力Rが論理
「0」から「1」に変化した場合の動作を説明する。出
力Rが論理「1」になると、NMOSトランジスタN2は
オンして、RSフリップフロップ5の出力Qは接地電圧
になる。またこのとき、PMOSトランジスタP1はオン
し、RSフリップフロップ5の出力Qバーは電源電圧V
DDになり、それに応じてNMOSトランジスタN4はオン
する。この状態で、スイッチ回路1の出力Rがローレベ
ルに変化しても、NMOSトランジスタN4はオン状態を
保持するため、出力Qは接地電圧のまま変化しない。
【0057】このように、図2のRSフリップフロップ
5は、スイッチ回路1の相補出力S,Rの論理に応じて
セットまたはリセットした結果をフル振幅で出力する。
また、スイッチ回路1の相補出力は、駆動回路4内の高
入力抵抗の制御ゲート、すなわちNMOSトランジスタ
N1,N2の各ゲート端子に入力されるため、スイッチ回路
1の内部には直流電流は流れない。
【0058】なお、図2の回路において、スイッチ回路
1内の論理が複雑でスイッチ回路1内に多数のトランジ
スタが直列接続されている場合には、スイッチ回路1の
内部抵抗が増加してスイッチ回路1の出力電圧の立ち上
がり時間や立ち下がり時間が長くなる。しかし、このよ
うな場合でも、スイッチ回路1には直流電流は流れない
ので、スイッチ回路1の出力電圧は最終的には(1),
(2)式に示したV(H) ,V(L) になり、出力V(H) が
RSフリップフロップ5の論理しきい値電圧よりも高い
という条件を満たす限り、図2の回路は正しく動作し、
スイッチ回路1内のオン抵抗の大小の影響を受けなくな
る。したがって、スイッチ回路1内の論理が複雑でスイ
ッチ回路1内に多数のNMOSトランジスタが直列接続
されている場合でも、各トランジスタのサイズを大きく
してオン抵抗を下げる必要がなくなり、チップサイズを
小型化できる。
【0059】〔第3の実施形態〕第3の実施形態は、単
出力型のパストランジスタ論理回路に電圧変換回路を接
続したものであり、電圧変換回路2の内部にコンデンサ
を設けたことを特徴とする。
【0060】図3はパストランジスタ論理回路の第3の
実施形態の回路図である。図3の回路は、複数のNMO
Sトランジスタからなる単出力型パストランジスタ構成
のスイッチ回路1aと、スイッチ回路1aの出力をフル
振幅電圧に変換するバッファ6とを備える。図3のスイ
ッチ回路1aには3種類の相補入力信号A,Aバー,
B,Bバー,C,Cバーが入力され、等価的に図4のよ
うな論理演算{A NAND (BEXOR C)} を行った結果Fを出
力する。
【0061】図5は図3に示したバッファ6の具体的構
成を示す回路図である。バッファ6は、PMOSトラン
ジスタP1〜P4とNMOSトランジスタN1,N2とコンデン
サCとを有し、PMOSトランジスタP1とNMOSトラ
ンジスタN1のゲート端子にはスイッチ回路1aの出力端
子Fが接続されている。
【0062】PMOSトランジスタP3とNMOSトラン
ジスタN2はインバータ回路7を構成しており、入力信号
を反転してフル振幅電圧(電源電圧VDDまたは接地電
圧)を出力する。インバータ回路7の出力は、バッファ
6の出力OUT となる。
【0063】インバータ回路7の前段には、PMOSト
ランジスタP1,P2,P4とNMOSトランジスタN1とコン
デンサCとからなる電圧変換回路8が接続されている。
この電圧変換回路8は、スイッチ回路1aの出力Fを反
転して出力する。電圧変換回路8内のPMOSトランジ
スタP1にはPMOSトランジスタP2が接続されており、
このPMOSトランジスタP2のゲート電圧はインバータ
回路7の出力により制御される。
【0064】PMOSトランジスタP2のドレイン端子と
PMOSトランジスタP1のソース端子との接続点には、
コンデンサCとPMOSトランジスタP4からなる蓄電回
路9が接続されている。この蓄電回路9は、PMOSト
ランジスタP2がオフのときに、PMOSトランジスタP1
のソース電圧が不定にならないようにPMOSトランジ
スタP1のソース電圧を制御する。
【0065】ここで、スイッチ回路1aの出力端子Fが
接続された経路をノードp、PMOSトランジスタP1の
ドレイン端子とNMOSトランジスタN1のドレイン端子
との接続点をノードq、PMOSトランジスタP1のソー
ス端子とPMOSトランジスタP2のドレイン端子との接
続点をノードrとして、図5の回路の動作を説明する。
【0066】まず、スイッチ回路1aの出力Fが論理
「0」から論理「1」に変化した場合の動作を説明す
る。出力Fが論理「0」の場合には、PMOSトランジ
スタP1,P2とNMOSトランジスタN2はオンしており、
PMOSトランジスタP1のドレイン端子とソース端子は
ほぼ電源電圧VDDになる。ノードpの電圧が徐々に上昇
してNMOSトランジスタN1がオンすると、PMOSト
ランジスタP1のドレイン−ソース間抵抗は大きくなり、
ノードqの電圧は徐々に低くなってやがて接地電圧にな
る。それに応じて、PMOSトランジスタP3はオンし、
バッファ6の出力OUT は電源電圧VDDまで上昇する。こ
のとき、ノードrは、PMOSトランジスタP1,P2がオ
フしたときの電圧を保持する。
【0067】また、PMOSトランジスタP4のゲート端
子には外部から制御クロックφバーが入力されており、
このクロックの周期に応じてPMOSトランジスタP4は
周期的にオン・オフを繰り返す。PMOSトランジスタ
P4がオンすると、ノードrは電源電圧VDDにまで上昇
し、コンデンサCへの充電が行われる。これにより、ノ
ードrの電圧は、常に電源電圧VDDか、電源電圧VDDよ
りも若干低い電圧になる。PMOSトランジスタP4のゲ
ート端子に印加される制御クロックφバーは、DRAM
のリフレッシュパルスと同様に、数ミリ秒に1回の割合
でPMOSトランジスタを周期的にオンさせてコンデン
サCを充電する。
【0068】次に、スイッチ回路1aの出力Fが論理
「1」から論理「0」に変化した場合の動作を説明す
る。出力Fが論理「0」に変化する前は、ノードqの電
圧は接地電圧で、バッファ6の出力OUT は電源電圧VDD
であり、PMOSトランジスタP2はオフしている。ま
た、ノードrの電圧は、周期的にコンデンサCが充電さ
れることから、ほぼ電源電圧VDDである。出力Fが論理
「0」に変化すると、PMOSトランジスタP1がオン
し、コンデンサCに蓄積された電荷はPMOSトランジ
スタP1のソース−ドレイン間を通ってノードqを充電す
る。このため、ノードqの電圧が上昇し、NMOSトラ
ンジスタN2はオンに、PMOSトランジスタP3はオフに
なる。したがって、バッファの出力OUT は接地電圧にな
り、PMOSトランジスタP2がオンする。
【0069】なお、制御クロックφバーの論理が「0」
で、スイッチ回路1aの出力Fの論理が「1」の場合に
は、ノードrの電圧は電源電圧VDD近くになることか
ら、PMOSトランジスタP1は完全にはオフしなくなる
ため、PMOSトランジスタP1とP4を通って直流電流が
流れるが、制御クロックφバーが論理「0」になる期間
は、制御クロックφバーの周期に対してわずかであり、
消費電力の増加はほとんど問題にならない。
【0070】図3のパストランジスタ回路は、スイッチ
回路1aの出力Fをバッファ6内のPMOSトランジス
タP1とNMOSトランジスタN1の各ゲート端子に入力し
ているため、バッファ6からスイッチ回路1aに負荷電
流が流れることがなく、図17の回路に比べて消費電力
を低減できる。
【0071】また、スイッチ回路1aの出力Fの電圧V
(H) が電圧変換回路8のしきい値電圧よりも高い限り
は、誤動作が生じるおそれがなく、スイッチ回路1a内
の論理が複雑でスイッチ回路1a内に多数のNMOSト
ランジスタが直列接続されていても、各NMOSトラン
ジスタのサイズを大きくしてオン抵抗を下げる必要がな
い。
【0072】〔第4の実施形態〕第4の実施形態は、基
本的な回路構成は第3の実施形態と同じであり、電圧変
換回路8の内部にディプレッション型のMOSトランジ
スタを設けた点に特徴がある。
【0073】図6はパストランジスタ論理回路の第4の
実施形態の回路図である。図6の回路は、スイッチ回路
1aとバッファ6aとで構成され、スイッチ回路1aの
構成は図3と同じであり、等価的に図7の論理回路と同
じになる。バッファ6aは、図8に詳細な構成を示すよ
うに、インバータ回路7と電圧変換回路8とを備える。
【0074】インバータ回路7はPMOSトランジスタ
P3とNMOSトランジスタN2を有し、電圧変換回路8は
PMOSトランジスタP1と、NMOSトランジスタN1,N
3 と、PMOSトランジスタP4およびコンデンサCから
なる蓄電回路9とを有する。
【0075】図8に示すバッファ6aは、PMOSトラ
ンジスタP1にディプレッション型のNMOSトランジス
タN3を接続した点に特徴がある。このNMOSトランジ
スタN3のゲート端子には、電圧変換回路8の出力端子が
接続されている。
【0076】ディプレッション型のNMOSトランジス
タN3は、スイッチ回路1aの出力F(ノードp)がロー
レベルのときに、それ自身で電流を供給する能力を有す
るため、コンデンサCから電荷が供給されなくても、ノ
ードr,qの電圧を所定電圧にまで引き上げることがで
きる。
【0077】したがって、蓄電回路9からの電荷の供給
が少なくても安定動作が可能となり、コンデンサCの容
量を小さくできるので、パストランジスタ論理回路を小
型化できる。
【0078】次に、以上に説明した各実施形態の回路と
従来の回路について、信号遅延時間と、消費電流と、P
D積(Power ×Delay)をシミュレーションで比較した結
果を説明する。
【0079】図9,10はシミュレーションに用いた具
体的な回路図である。図9(a)〜(c)は相補出力型
のスイッチ回路1を含む例を示している。図9(a)は
スイッチ回路1aの後段にインバータI1,I2を接続した
従来のパストランジスタ論理の回路図(CPL:Complementa
ry Pass-Transistor Logic) 、図9(b)は図16に対
応するプルアップ負荷を有する従来のパストランジスタ
論理の回路図(PLCPL:P-Load CPL)、図9(c)は第1の
実施形態に対応する回路図(OLPL:Output LatchPass-Tra
nsistor Logic) である。
【0080】一方、図10(a)〜(c)は単出力型の
スイッチ回路1aを含む例を示している。図10(a)
は図17に対応する従来の回路図(SCPL:Single-ended C
PL)、図10(b)は第3の実施形態に対応する回路図
(SOLPL1:Single-ended OLPL1) 、図10(c)は第4の
実施形態に対応する回路図(SOLPL2:single-ended OLPL
2) である。
【0081】図11は、図9,10の回路に基づいてシ
ミュレーションを行った結果を示すプロット図であり、
横軸はいずれも、スイッチ回路1a内のNMOSトラン
ジスタの接続段数を示している。図11(a)は接続段
数と信号遅延時間との関係、図11(b)は接続段数と
消費電流との関係、図11(c)は接続段数とPD積と
の関係を示している。これらの図中の各プロットは、各
図の右側に示した回路に対応している。
【0082】図11(a)に示すように、スイッチ回路
1a内の接続段数が少ない場合には、各回路の信号遅延
時間はあまり変わらない。接続段数が多くなると、負荷
トランジスタ(PMOSトランジスタ)を有する図9
(b)のPLCPL 回路と図10(a)のSCPL回路の信号遅
れ時間は急増する。第1,3,4の実施形態(図9
(c),10(b),10(c))の回路の信号遅延時
間はほぼ同じである。
【0083】また、図11(b)に示すように、スイッ
チ回路1a内の接続段数が少ない場合には、第1の実施
形態(図9(c))のOLPL回路が最も消費電流が多く、
接続段数が多くなるに従って、従来の回路である図9
(b)のPLCPL 回路の消費電流が多くなる。第3および
第4の実施形態(図10(b),10(c))の回路の
消費電流は、接続段数にかかわわらず、常に最低水準に
あり、接続段数による消費電流の変化も、第1の実施形
態(図9(c))と同様に少ない。
【0084】また、図11(c)に示すように、スイッ
チ回路1a内の接続段数が少ない場合には、第1の実施
形態(図9(c))のOLPL回路のPD積は他の回路に比
べて若干大きいが、接続段数が多くなると、従来の回路
のPD積は急激に増大するが、第1の実施形態の図9
(c)の回路のPD積はあまり大きくならない。また、
第3の実施形態(図10(b))と第4の実施形態(図
10(c))のPD積は、接続段数にかかわらず常に最
低水準にあり、接続段数による変化が第1の実施形態
(図9(c))の回路と同様に小さい。
【0085】以上に説明した各実施形態では、スイッチ
回路がNMOSトランジスタで構成されている例を説明
したが、スイッチ回路をPMOSトランジスタで構成し
てもよい。
【0086】図12は、スイッチ回路をPMOSトラン
ジスタで構成した場合の第1の実施形態に対応する回路
図である。スイッチ回路をPMOSトランジスタで構成
した場合には、駆動回路4内のMOSトランジスタはP
型になり、交差ラッチ負荷回路3内のMOSトランジス
タはN型になる。
【0087】また、上述した第1および第2の実施形態
では、スイッチ回路1から1組の相補出力信号F,Fバ
ーを出力する例を説明したが、スイッチ回路1から複数
組の相補出力信号を出力し、それぞれの相補出力信号ご
とに電圧変換回路を設けてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、スイッチ回路の出力を電圧変換回路の高入力抵抗
の制御ゲートに入力するので、スイッチ回路の内部には
直流電流は流れず、電圧変換回路の動作はスイッチ回路
内部のオン抵抗の影響を受けなくなる。このため、本発
明のパストランジスタ論理回路を半導体基板上に形成し
たときに、スイッチ回路内部のMOSトランジスタのサ
イズ(形成面積)を小さくでき、寄生容量を小さくでき
るとともに、動作速度を向上でき、消費電力も低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パストランジスタ論理回路の第1の実施形態の
回路図。
【図2】パストランジスタ論理回路の第2の実施形態の
回路図。
【図3】パストランジスタ論理回路の第3の実施形態の
回路図。
【図4】図3に示すスイッチ回路の等価回路図。
【図5】図3に示すバッファの具体的構成を示す回路
図。
【図6】パストランジスタ論理回路の第4の実施形態の
回路図。
【図7】図6に示すスイッチ回路の等価回路図。
【図8】図5に示すバッファの具体的構成を示す回路
図。
【図9】相補出力型のパストランジスタ論理回路のシミ
ュレーション用の回路図。
【図10】単出力型のパストランジスタ論理回路のシミ
ュレーション用の回路図。
【図11】シミュレーション結果を示すプロット図。
【図12】スイッチ回路をPMOSトランジスタで構成
した場合のパストランジスタ論理回路の例を示す回路
図。
【図13】4つのNMOSトランジスタで構成したスイ
ッチ回路の一例を示す図。
【図14】図13の等価回路図。
【図15】3つのNMOSトランジスタを直列接続して
スイッチ回路を構成した図。
【図16】電圧変換回路を備えた従来のパストランジス
タ論理回路の一例を示す回路図。
【図17】単出力型のパストランジスタ論理回路の一例
を示す回路図。
【図18】図17の等価回路図。
【図19】図17に示すインバータの具体的構成を示す
回路図。
【符号の説明】 1,1a スイッチ回路 2 電圧変換回路 3 交差ラッチ負荷回路 4 駆動回路 5 RSフリップフロップ 6,6a バッファ 51 ラッチ回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N型またはP型のいずれか一方の型のMO
    Sトランジスタを複数組み合わせて構成され、複数種類
    の相補入力信号の論理に基づいて所定の論理演算を行っ
    た結果を相補出力するスイッチ回路と、このスイッチ回
    路から出力された相補出力電圧を増幅する電圧変換回路
    とを備え、この電圧変換回路の2つの出力端子から前記
    相補出力電圧に対応する第1および第2の電源電圧を相
    補出力するパストランジスタ論理回路において、 前記電圧変換回路は、 前記スイッチ回路から出力された相補出力電圧が印加さ
    れる高入力抵抗の制御ゲートを有し、前記出力端子の一
    方の電圧が前記第1の電源電圧になるように、前記相補
    出力電圧に応じて回路内部を流れる電流を制御する駆動
    回路と、 前記出力端子の他方の電圧が前記第2の電源電圧になる
    ように、前記出力端子電圧に応じて回路内部を流れる電
    流を制御する負荷回路と、を備えることを特徴とするパ
    ストランジスタ論理回路。
  2. 【請求項2】前記スイッチ回路および前記駆動回路は、
    第1導電型のMOSトランジスタで構成され、 前記負荷回路は、第2導電型のMOSトランジスタで構
    成されることを特徴とする請求項1に記載のパストラン
    ジスタ論理回路。
  3. 【請求項3】前記駆動回路は、第1導電型の第1および
    第2のMOSトランジスタで構成され、これら第1およ
    び第2のMOSトランジスタのゲート端子は前記制御ゲ
    ートとして用いられ、 前記負荷回路は、第2導電型の第3および第4のMOS
    トランジスタで構成され、 前記第1および第2のMOSトランジスタのソース端子
    は前記第1の電源電圧に設定され、 前記第3および第4のMOSトランジスタのソース端子
    は前記第2の電源電圧に設定され、 前記第1および第3のMOSトランジスタのドレイン端
    子と前記第4のMOSトランジスタのゲート端子とは前
    記出力端子の一方に共通に接続され、前記第2および第
    4のMOSトランジスタのドレイン端子と前記第3のM
    OSトランジスタのゲート端子とは前記出力端子の他方
    に共通に接続されることを特徴とする請求項2に記載の
    パストランジスタ論理回路。
  4. 【請求項4】論理「1」に対応する前記相補出力電圧が
    前記電圧変換回路の論理しきい値電圧より高くなるよう
    に、前記スイッチ回路および前記駆動回路を構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパスト
    ランジスタ論理回路。
  5. 【請求項5】N型またはP型のいずれか一方の型のMO
    Sトランジスタを複数組み合わせて構成され、複数種類
    の相補入力信号の論理に基づいて所定の論理演算を行っ
    た結果を相補出力するスイッチ回路を備えたパストラン
    ジスタ論理回路において、 前記スイッチ回路から出力された相補出力電圧に応じて
    セットまたはリセットされるRSフリップフロップを備
    え、 前記RSフリップフロップは、 第1および第2の電源電圧に略等しい状態電圧をそれぞ
    れ保持する2つの出力端子と、 前記スイッチ回路から出力された相補出力電圧が印加さ
    れる高入力抵抗の制御ゲートを有し、前記出力端子の一
    方の電圧が前記第1の電源電圧になるように、前記相補
    出力電圧に応じて回路内部を流れる電流を制御する駆動
    回路と、 前記出力端子の一方が前記第1の電源電圧に保持され、
    前記出力端子の他方が前記第2の電源電圧に保持される
    ように、前記出力端子電圧に基づいて回路内部を流れる
    電流を制御するラッチ回路とを備え、 前記出力端子はそれぞれ、前記駆動回路と前記ラッチ回
    路との接続経路に接続されることを特徴とするパストラ
    ンジスタ論理回路。
  6. 【請求項6】前記スイッチ回路を構成するMOSトラン
    ジスタと、前記駆動回路を構成するMOSトランジスタ
    とは、同一の導電型であることを特徴とする請求項5に
    記載のパストランジスタ論理回路。
  7. 【請求項7】前記駆動回路は、第1導電型の第1および
    第2のMOSトランジスタで構成され、 前記ラッチ回路は、第1導電型の第3および第4のMO
    Sトランジスタと第2導電型の第5および第6のMOS
    トランジスタとで構成され、 前記第3および第4のMOSトランジスタのソース端子
    は前記第1の電源電圧に設定され、 前記第5および第6のMOSトランジスタのソース端子
    は前記第2の電源電圧に設定され、 前記第3および第5のMOSトランジスタのゲート端子
    と、前記第2、第4および第6のMOSトランジスタの
    ドレイン端子とは、前記出力端子の一方に共通に接続さ
    れ、 前記第4および第6のMOSトランジスタのゲート端子
    と、前記第1、第3および第5のMOSトランジスタの
    ドレイン端子とは、前記出力端子の他方に共通に接続さ
    れ、 前記第1および第2のMOSトランジスタのゲート端子
    は、前記制御ゲートとして用いられることを特徴とする
    請求項6に記載のパストランジスタ論理回路。
  8. 【請求項8】N型またはP型のいずれか一方の型のMO
    Sトランジスタを複数組み合わせて構成され、複数種類
    の相補入力信号の論理に基づいて所定の論理演算を行っ
    た結果を単出力するスイッチ回路と、このスイッチ回路
    から出力された単出力電圧を増幅する電圧変換回路とを
    備え、この電圧変換回路の出力端子から第1および第2
    の電源電圧のいずれか一方を単出力するパストランジス
    タ論理回路において、 前記電圧変換回路は、 前記スイッチ回路から出力された単出力電圧が印加され
    る高入力抵抗の制御ゲートを有し、前記出力端子電圧が
    前記第1の電源電圧になるように、前記単出力電圧に応
    じて回路内部を流れる電流を制御する駆動回路と、 前記出力端子電圧が前記第2の電源電圧になるように、
    前記出力端子電圧に応じて回路内部を流れる電流を制御
    する負荷回路と、を備えることを特徴とするパストラン
    ジスタ論理回路。
  9. 【請求項9】前記駆動回路は、ソース端子が前記第1の
    電源電圧に設定され、ドレイン端子が前記出力端子に接
    続される第1導電型の第1のMOSトランジスタを含ん
    で構成され、 前記負荷回路は、 ドレイン端子が前記出力端子に接続された第2導電型の
    第2のMOSトランジスタと、 ソース端子が前記第2の電源電圧に設定され、ドレイン
    端子が前記第2のMOSトランジスタのソース端子に接
    続された第2導電型の第3のMOSトランジスタと、 前記第2および第3のMOSトランジスタの接続経路に
    電荷を蓄積する蓄電回路とを備え、 前記第1および第2のMOSトランジスタのゲート端子
    は互いに接続されて前記制御ゲートとして用いられ、 前記第3のMOSトランジスタのゲート端子には、前記
    出力端子電圧の反転電圧が印加されることを特徴とする
    請求項8に記載のパストランジスタ論理回路。
  10. 【請求項10】前記駆動回路は、ソース端子が前記第1
    の電源電圧に設定され、ドレイン端子が前記出力端子に
    接続された第1導電型の第1のMOSトランジスタを含
    んで構成され、 前記負荷回路は、 ドレイン端子が前記出力端子に接続された第2導電型の
    第2のMOSトランジスタと、 ソース端子が前記第2のMOSトランジスタのソース端
    子に接続され、ドレイン端子が前記第2の電源電圧に設
    定された第1導電型でデプリーション型の第3のMOS
    トランジスタと、 前記第2および第3のMOSトランジスタの接続経路に
    電荷を蓄積する蓄電回路とを備え、 前記第1および第2のMOSトランジスタの制御端子は
    互いに接続されて前記制御ゲートとして用いられ、 前記第3のMOSトランジスタのゲート端子には、前記
    出力端子電圧の反転電圧が印加されることを特徴とする
    請求項8に記載のパストランジスタ論理回路。
  11. 【請求項11】前記蓄電回路は、 一端が前記第2のMOSトランジスタのソース端子に接
    続され、他端が前記第1の電源電圧に設定されるキャパ
    シタ素子と、 ソース端子が前記第2の電源電圧に設定され、ドレイン
    端子が前記第2のMOSトランジスタのソース端子に接
    続される第4のMOSトランジスタとを備え、 前記第4のMOSトランジスタのゲート端子には、前記
    キャパシタ素子を周期的に充電するためのクロックが入
    力されることを特徴とする請求項9または10に記載の
    パストランジスタ論理回路。
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