JPH11174403A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH11174403A
JPH11174403A JP9343309A JP34330997A JPH11174403A JP H11174403 A JPH11174403 A JP H11174403A JP 9343309 A JP9343309 A JP 9343309A JP 34330997 A JP34330997 A JP 34330997A JP H11174403 A JPH11174403 A JP H11174403A
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Shin Iima
伸 飯間
Masahito Kikuchi
雅仁 菊地
Miki Mizoguchi
幹 溝口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプの利用効率を向上する。 【解決手段】 ランプ1から出射される光を平行光とし
た状態で、その照射領域を被照射面の対角サイズに対応
させることができる集光レンズ4、凹平レンズ5を設け
る。また、集光レンズ4、凹平レンズ5から出射され前
記被照射面に入射しない領域に照射される光を偏向し
て、前記被照射面内に照射することができる光偏向手段
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶プロジ
ェクタ装置の光源として用いられる照明装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば1枚の液晶パネルを用い
た単板式液晶プロジェクタ装置の光学系の一構成例を示
す摸式図である。ランプ40は例えば楕円型のリフレク
タ40aを有しており、発光部40bから出射された光
線を前方に反射する。また、図示は省略するが例えば放
物面リフレクタを有したランプを用いて、その前方にコ
ンデンサレンズ等の集光手段等を配置して集光すること
も知られている。ランプ40から出射した光線(RG
B)はリレーレンズ系41を介してフィールドレンズ4
2に入射する。リレーレンズ系41には図示していない
が集光用の格子が設けられており、この格子を通過する
像が仮想光源とされフィールドレンズ42に入射する。
【0003】フィールドレンズ42はリレーレンズ系4
1から入射した光線を平行光として出射することができ
るようにされており、すなわちリレーレンズ41とフィ
ールドレンズ42によってテレセントリック系を形成し
ている。フィールドレンズ42から平行光として出射さ
れた光線は色分離部43によってRGB各色に分離され
る。色分離部43は赤色光のみを反射するダイクロイッ
クミラー43R、緑色光のみを反射するダイクロイック
ミラー43G、青色光のみを反射するダイクロイックミ
ラー43Bによって構成され、フィールドレンズ42か
ら入射する光線に対して水平方向に例えば約45°程度
の角度を有して配置されている。各ダイクロイックミラ
ー43(R、G、B)は、後述する液晶パネルによって
形成される画像の水平ラインと同方向に発散して出射す
るように、それぞれ所定の煽り角δを有して配置されて
おり、ここで反射された各色光は発散角2δで出射する
ことで色分離が行なわれる。
【0004】色分離部43で分離された各色光(R、
G、B)は、光線に対して例えば水平方向に例えば約4
5°の角度を有して配置されている全反射ミラー44で
反射されて、例えば偏光板45、液晶パネル46、偏光
板47等からなる液晶パネル部48に入射する。液晶パ
ネル46は図示していない経路から供給される駆動信号
によって画素を形成している液晶を駆動して、偏光板4
5を介して入射した各色光の透過を制御して光変調を行
なう。そして液晶パネル部48で光変調されたRGB各
色の光線は偏光板47を介して投影レンズ49で拡大さ
れてスクリーン50に映し出される。なお、全反射ミラ
ー44は光学系の小型化を考慮して配置されているの
で、図示した構成においては必ずしも必要ではない。し
たがって、色分離部43で分離された各色光を直接液晶
パネル部48に入射するように構成することも可能であ
る。
【0005】ここで、図12の摸式図にしたがい、液晶
パネル46の構成及びRGB各色光の光路を説明する。
液晶パネル46の入射面には、例えば高精細パネルに対
応するために液晶を駆動するTFT(Thin Film Trangi
ster)基板の対向基板内、すなわち液晶部61の前段に
マイクロレンズ62a、62a、62a・・・が形成さ
れているマイクロレンズアレー62が形成されている。
そしてマイクロレンズ62aで集光されたRGB各色光
線は液晶部61で光変調されブラックマトリクス63、
63、63・・・の間隙とされる画素Pから出射して画
像を形成する。なお、この図では、一例として1個のマ
イクロレンズ62aに入射するRGB各色光について示
している。また、距離Fはマイクロレンズ62aの焦点
距離(主点〜焦点)、距離dはマイクロレンズ62aの
主点から画素の出射部分までの距離を示している。
【0006】色分離部43で分離されたR光(破線)、
G光(実線)、B光(一点鎖線)はそれぞれ相互に2δ
の角度を以てマイクロレンズ62aに入射し、当該マイ
クロレンズ62aに対応している画素Pに集光されて出
射することになる。すなわち、図示は省略するが各マイ
クロレンズ62a、62a、62a・・・にそれぞれR
光、G光、B光が入射すると、一つの画素Pに対してそ
れぞれR、G、Bの各色光が集光して合成されるように
なる。したがって、液晶パネル46にカラーフィルタを
設ける必要なく、カラー画像を形成することができるよ
うになる。
【0007】このように、液晶部61の前段にマイクロ
レンズアレー62を設けることによって、集光効率を増
加することができ、さらにカラーフィルタを用いない場
合の吸収率の減少による実効開口率の向上が図られる。
さらにプリズムなどの光学素子を用いた色合成も必要と
しないので、例えばRGB各色に対応した3枚の液晶パ
ネルを用いて、ランプからの光を各色毎に分離した後に
光変調を行なった後に、各色光を合成してカラー画像を
形成する3板式液晶プロジェクタ装置と比較しても、遜
色のない輝度を得ることが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像の輝度
を向上するために、ランプから出力される光を有効に利
用することが考えられている。通常、ランプから出射さ
れる光は直交する2種類の偏光面を有しており、これら
の偏光面は一般的にP偏光成分(以下、P波という)と
S偏光成分(以下、S波という)に分けることができ
る。すなわち、偏光変換手段を用いることで、ランプか
ら出射されるランダム偏光波(P波+S波)から、P波
とS波を分離した後に例えばS波をP波に変換して、P
波のみにより画像を形成することで、光の利用効率を図
っている。
【0009】例えば3板式液晶プロジェクタ装置では、
ランプから出力される光をムラなく有効に利用するため
のインテグレータや、光の偏光成分を変換する偏光変換
手段を用いた光学系が知られている。このような3板式
液晶プロジェクタ装置の光学系では、各色光の合成を利
用して画像を形成しているので、平行光を利用する必要
性はない。
【0010】しかし、図11、図12で説明した単板式
液晶プロジェクタ装置においては、マイクロレンズ62
aに対する光の入射角度が制約されるため、色分離部4
3に入射する光は平行度が要求される。このため、イン
テグレータや偏光変換手段などを用いると、その構造
上、色分離部43などの被照射面に対して平行光を照射
することが困難である。さらに、インテグレータと偏光
変換手段を組み合わせて利用すると光量アップを図るこ
とができるが、光の平行度を得ることができないという
問題がある。
【0011】また、従来の液晶プロジェクタ装置では、
例えばリフレクタ40aやフィールドレンズ41などの
構成上などの理由により、平行光をそのまま液晶パネル
部48に照射すると、ほぼ円形とされるランプの照射領
域に対して、例えば液晶パネルの画像形成領域は表示画
像に対応して例えば4:3アスペクト比の長方形とされ
ている。すなわち、画像形成領域以外の部分(例えば液
晶パネルの外枠など)に照射される光は画像形成には利
用されることなく無駄なものとなっていた。
【0012】また、ここで利用されない光は、形成され
る画像の輝度に寄与しないばかりか、装置筐体の内部に
熱を発生させる原因にもなるので、冷却手段(大型のフ
ァンなど)を備える必要が生じてくる。これにより、コ
ストがかかるとともにプロジェクタ装置自体が大型化し
てしまう。
【0013】また、偏光変換手段の出射部の面積は例え
ば液晶パネルなどの面積と同等に形成されるが、入射部
はその構造などの理由から出射部の例えば1/2程度の
面積とされている。すなわち、ランプからの光が液晶パ
ネルよりも狭い面積で形成されている入射部に対して効
率良く入射することは困難であるという問題がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために、少なくとも、ランプから出射した
光を光変調して画像を形成する光変調手段と、前記光変
調手段で形成された画像を投射する投射手段を備えた表
示装置に用いられる照明装置として、前記ランプから出
射される光を平行光とした状態で、その照射領域を被照
射面の対角サイズに対応させることができる集光手段を
設ける。
【0015】本発明によれば、ランプの開口部の径より
も小さい領域に対応した平行光を形成することができ
る。したがって、従来では利用することができなかった
領域の光を有効に利用することができ、例えば液晶パネ
ルなどの被照射面に対して効率良い照射を行なうことが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は第一の実施の形態の照明装置の構成例を説
明する摸式図である。ランプ1は放物面で構成されるリ
フレクタ2内に発光部3が配置されている。そして発光
部3から出射した光はリフレクタ2の内面で反射され、
その開口部から例えば平行光として前方に出射される。
リフレクタ2の開口部は例えばφaとされる径で構成さ
れ、すなわちリフレクタ2から出射される光は径φaと
される領域を照明することが可能とされる。ランプ1の
前方には集光用の凸レンズとして集光レンズ4が配置さ
れ、リフレクタ2から出力された光を凹平レンズ5の入
射面に集光させるようにしている。凹平レンズ5は集光
レンズ4からの光を、例えば径φbとされる領域に照射
することができる平行光に変換して出射することができ
るようにされている。
【0017】ここで、集光レンズ4をf1(f1>
0)、凹平レンズ5をf2(f2<0)とした場合、こ
れらのレンズが距離Lをおいて配置されている場合、 f1−L=−f2 及び f1>L の二つの式を満たすことにより、近軸領域でアフォーカ
ルとなり平行光を出射することができる。すなわち、凹
平レンズ5は集光レンズ4の焦点距離よりも手前に配置
されることになる。
【0018】凹平レンズ5から出射される平行光の径φ
bは後述するように、例えば液晶パネルなどの被照射面
の対角線に相当する長さとされる。これにより、凹平レ
ンズ5によって被照射面に対する効率の良い照射領域と
される光を形成することが可能になる。すなわち、集光
レンズ4及び凹平レンズ5としては、ランプ1からの光
を被照射面の対角線とほぼ同等の径とされる平行光に変
換することができるように構成される。
【0019】このように、ランプ1から出射された平行
光を集光レンズ4によって凹平レンズ5に集光して、さ
らに凹平レンズ5により再び平行光に変換することで、
光量を失うことなくリフレクタ2の径φaよりも小さい
径φbとされる領域を照明することができる平行光を形
成することができる。
【0020】図2は図1に示した径φa、φbとされる
光束と、この光束によって照射される例えば液晶パネル
などの被照射面の面積の関係を説明する図である。図2
(a)は径φaとされる光束の照射領域6と被照射面7
を示しているが、この図からわかるように、ランプ1か
ら径φaで出射される光の照射領域6は被照射面7に対
して広いので、まず集光レンズ4によって凹平レンズ5
に集光される。そして、凹平レンズ5により、図2
(b)に示されているように径φbとされる照明領域8
を形成する。これにより照明領域8の径φbと被照射面
6の対角線とほぼ一致するようにされ、図2(a)に示
した場合に対して無駄になる光を低減して光の利用効率
を向上を図ることができる。
【0021】図3は被照射面を、例えばP波をS波に変
換することができるように構成されている偏光変換ブロ
ックの入射部とした場合の例を説明する図である。この
図に示されている偏光変換ブロック10は、例えばガラ
スなどの透明部材を組み合わせた構造とされ、図示して
いない集光レンズ4、凹平レンズ5から出射されるP+
S波の光(黒塗り矢印)を、P波(一点鎖線矢印)とS
波(破線矢印)に分離して、その後S波をP波に偏光す
るようにされている。
【0022】偏光変換ブロック10の入射部11の水平
方向(矢印H)の幅Taは図2(b)に示した被照射面
6における長手方向の幅Taに対応している。この幅T
aは図示していない被照射面とされる液晶パネルの長手
方向の1/2の幅とされる。入射部11の外側には、偏
光変換ブロック10では必要とされない光を遮断するた
めに例えばミラーなどによって構成されるマスク12、
12が設けられている。
【0023】入射部11から入射したP+S波は偏光分
離手段とされる偏光ビームスプリッタ13によってP波
とS波に分離され、P波は偏光ビームスプリッタ13を
透過して直進してそのまま偏光変換ブロック10から出
射される。一方S波は偏光ビームスプリッタ13で反射
されてミラー14、14に到達する。そしてこのミラー
14、14によって前方に反射され、λ/2板15、1
5を通過することでP波に変換されて出射される。した
がって、偏光変換ブロック10の出射部16からは、例
えばP波のみが出射されることになる。
【0024】出射部16は、例えばその水平方向の幅が
入射部11の約2倍(2Ta)とされ、入射部11に入
射したときの約2倍の面積で例えばP波を出射すること
ができるようにされている。また出射部16の面積は、
例えば液晶パネルなどの被照射面の面積に対応している
ので、この出射部16から効率の良い出射を行なうこと
で、画像の輝度を向上することができる。このように、
偏光変換ブロック10は入射した光の偏光面を、図示さ
れていない液晶パネルに構成されている偏光板の特性に
対応するように揃えて、入射時の約2倍の面積で出射す
ることができるようにされている。
【0025】本発明では、このように構成されている偏
光変換ブロック10の前段に例えば図1に示した集光レ
ンズ4、凹平レンズ5を配置することにより、ランプ1
からの光の照射領域を縮小して入射部11付近に集中さ
せて、従来マスク12、12によって遮断されていた光
も入射部11に導くことができるようになる。
【0026】図4(a)は偏光変換ブロック10の入射
部11と、ランプ1の照射領域の関係を摸式的に示す図
である。なお、図4は矢印Hを例えば水平方向として示
し、上記した偏光ビームスプリッタ13、13などの光
学素子を水平方向に並置して構成した例を示している。
破線で示されている照射領域8の径φbは入射部11の
対角線とほぼ一致するように構成されている。照射領域
8に照射された光のうち、その中心部分に相当する入射
部11に入射した光が利用されるが、図3で説明したよ
うにP/S変換されて、図4(b)に示されているよう
にその水平方向の幅が2Taとされている出射部16か
ら出射される。
【0027】これにより、ランプ1の径が入射部11の
対角線よりも大きいような構成となる場合でも、集光レ
ンズ4、凹平レンズ5によって、入射部11の対角線に
対応した領域を照射することができる平行光を形成する
ことができる。この場合、平行光の径φbと入射部11
の対角線をほぼ一致させるようにすることにより、入射
部11全域に渡って最も効率良く平行光の入射を行なう
ことが可能である。また、入射部11に入射する平行光
はランプ1からの光を集中させるように形成されている
ので、光量を失わずにP/S変換を行ない光の有効利用
を図るとともに、輝度を向上することが可能である。
【0028】また、図3に示す矢印Hを例えば垂直方向
として、上記した偏光ビームスプリッタ13、13など
の光学素子を垂直方向に並置して偏光変換ブロック17
を構成すると図5(a)(b)に示されているようにな
る。図5(a)に示されている偏光変換ブロック17
は、入射部18の対角線が照射領域8rの径φbrに対
応し、垂直方向の幅がTbrとして構成され、その上下
にマスク19、19が形成されている。これにより、図
5(b)に示されているように垂直方向の幅が2Tbr
とされている出射部20からは、図3に示した場合と同
様にしてP/S変換された光が出射される。この場合
も、入射部18に集中されたランプ1の光が、入射部1
8の例えば2倍の面積とされる出射部20から出射され
る。
【0029】ところで、図11で説明した単板式液晶プ
ロジェクタ装置の場合、色分離部43によって行なわれ
るRGB各色光の分離は、水平方向に所定の角度を以て
行なわれるので、ランプから光は水平方向の平行度が要
求される。しかし、垂直方向の平行度に関しては、液晶
パネルの画素配列などの条件にもよるが、特に縦方向の
ストライプによって画素が配列される構成とされている
場合、厳密な平行度が要求されるわけではない。そこ
で、液晶パネルの外側の領域を照射する光を例えばレン
ズなど光偏向手段によって屈折させ、液晶パネル内に照
射することによって有効に利用することも考えられる。
【0030】図6は第二の実施の形態として光偏向手段
を備えた照明装置の構成例を示す図である。ランプ1a
はリフレクタ2a内に発光部3aが配置されているが、
このリフレクタ2aはその開口部の径がφaとされ、出
射された光を凹平レンズ5に対して径φbの照射領域を
以て集光するように構成されている。凹平レンズ5はラ
ンプ1aから入射した光を平行光に変換して出射する
が、この図に示す例では、出射側に集光レンズ21を配
置して、凹平レンズ5によって変換された平行光を被照
射面7に集中させるように屈折するように構成されてい
る。
【0031】集光レンズ21は図7に平面図が示されて
いる。その中央部分は例えば凹部21aとして構成さ
れ、その垂直方向の幅は、被照射面7の垂直方向の幅と
同等に構成されており、凹平レンズ5の中心部付近から
入射した平行光をそのまま平行光として出射する。この
凹部21aの両端に形成されている傾斜部21b、21
cは、凹平レンズ5の周辺部付近から出射する光を屈折
して被照射面7に対して入射させることができる傾斜角
度を以て構成されている。なお、集光レンズ21の凹部
21aに相当する中央部分は平面で構成されていれば良
いので、必ずしも凹形状として構成される必要はない。
例えば図6に示す傾斜部21b、21cの間において破
線で示されているような平面として、側面から見た形状
として例えば台形となるように構成しても良い。
【0032】図6に示したように集光レンズ21を配置
した場合の照射領域について図8(a)(b)にしたが
い説明する。図8(a)は集光レンズ21を用いない場
合の照射領域8を示している。この場合ハッチングで示
されている液晶パネル5以外の領域の光は無駄になって
しまうが、集光レンズ21を配置すると図8(b)に示
されているように被照射面7の上方、及び下方の領域の
光を屈折させて重ね合わせるようにして被照射面7に対
して入射させることができるようになる。
【0033】ところで、凹平レンズ5、偏光変換ブロッ
ク17、及び集光レンズ21を組み合わせて光学系を構
成することにより、各光学素子による相乗効果を得るこ
とができ、より光輝度の画像を得ることができるように
なる。この場合、偏光変換ブロック17を液晶パネルの
直前に配置することにより、照射領域の集光効果と例え
ば垂直方向の重ね合わせの点でも有効な構成となる。
【0034】凹平レンズ5、偏光変換ブロック17、及
び集光レンズ21を組み合わせて構成した液晶プロジェ
クタ装置の光学系を例えば上方から見た場合を図9に示
す。この図に示す光学系では、リフレクタ2から出射さ
れた光を凹平レンズ5によって平行光に変換された後
に、図8に示した場合と同様にして集光レンズ21によ
って集光される。ここでは、色分離部22の後段に配置
されている偏光変換ブロック17の入射部18に対して
光が集中するようにされる。そして偏光変換ブロック1
7でから出射される光は図11に示した液晶部48に相
当する液晶パネル23によって光変調され、投射レンズ
24によって投写される。
【0035】偏光変換ブロック17の入射部18におけ
る照射領域としては図10に示されているようになる。
図示されているように、本来入射部18の上方及び下方
(マスク19、19に)に入射すべき光を屈折させて、
ハッチングで示されているように入射部18上で重ね合
わせるようにしている。これにより、ランプの光を凹平
レンズ5及び集光レンズ21によって入射部18に集中
させ、さらに、偏光変換ブロック17によるP/S変換
によって光の有効利用を図ることができるといった相乗
効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、ランプ
から出力される光のうち、従来では利用することができ
なかった領域に照射される光を有効に利用することがで
きるので、例えば液晶パネルなどの被照射面に対して効
率良い照射を行なうことができる。これにより、照射面
積当たりの輝度を向上することができ、より高輝度の画
像を形成することができるようになる。また、本発明は
ランプや被照射面の構成はそのままで、ランプの前方に
集光手段とされるレンズを設けることによって構成する
ことができるので、容易かつ低価格で実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における照明装置の
構成を説明する図である。
【図2】図1に示す照明装置の照射領域を説明する図で
ある。
【図3】偏光変換ブロックの入射部を被照明面とした場
合の説明図である。
【図4】偏光変換ブロックの入射部とランプの照射領域
の関係を説明する図である。
【図5】偏光変換ブロックの入射部とランプの照射領域
の関係を説明する図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態における照明装置の
構成を説明する図である。
【図7】図6に示す集光レンズの正面図である。
【図8】図6に示す照明装置の照射領域を説明する図で
ある。
【図9】本発明を単板式液晶プロジェクタ装置に適用し
た場合の構成例を説明する図である。
【図10】図9に示す偏光変換ブロックの入射部におけ
るランプの照射領域を説明する図である。
【図11】単板式液晶プロジェクタ装置の光学系の一例
を説明する図である。
【図12】図11に示す液晶パネルの構成及びRGB各
色光の光路を説明する図である。
【符号の説明】
1 ランプ、2 リフレクタ、3 発光部、4,21
集光レンズ、5、凹平レンズ、6,8,8r 照射領
域、7 被照射面、10、17 偏光変換ブロック、1
1、18 入射部、16、20 出射部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、ランプから出射した光を光
    変調して画像を形成する光変調手段と、 前記光変調手段で形成された画像を投射する投射手段
    と、 を備えた表示装置に用いられる照明装置として、 前記ランプから出射される光を平行光とした状態で、そ
    の照射領域を被照射面の対角サイズに対応させることが
    できる集光手段を設けたことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記集光手段から出射され前記被照射面
    に入射しない領域に照射される光を偏向して、前記被照
    射面内に照射することができるように構成されている光
    偏向手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の照
    明装置。
  3. 【請求項3】 前記ランプから出射した光を第一の偏波
    光及び第二の偏波光に分離した後に、第二の偏向光を第
    一の偏向光に変換する偏光変換手段を設けるとともに、
    前記集光手段は前記ランプの照射領域を前記偏光変換手
    段の対角サイズに対応した領域に変換することができる
    ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記偏光変換手段を前記光変調手段の直
    前に配置したことを特徴とする請求項3に記載の照明装
    置。
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JP2010511988A (ja) * 2006-12-07 2010-04-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ディスプレイデバイス用のアンビエント照明システム

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