JPH11173710A - 圧縮機の排熱を利用した除霜システム - Google Patents
圧縮機の排熱を利用した除霜システムInfo
- Publication number
- JPH11173710A JPH11173710A JP34123597A JP34123597A JPH11173710A JP H11173710 A JPH11173710 A JP H11173710A JP 34123597 A JP34123597 A JP 34123597A JP 34123597 A JP34123597 A JP 34123597A JP H11173710 A JPH11173710 A JP H11173710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- heat
- evaporator
- defrosting
- heat storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Defrosting Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 除霜のために電熱ヒータなどの別のエネルギ
を使用せず、圧縮機から吐出される熱冷媒を利用して容
易に蒸発器の除霜を行えるので省エネルギを図れる除霜
システムを提供する。 【解決手段】 冷凍回路と除霜回路とを備えた除霜シス
テムにおいて、圧縮機から吐出された冷媒を蓄熱部に移
送してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した
後、凝縮器を介して前記圧縮機に戻す冷媒回路を備え、
前記除霜回路は前記蓄熱部と前記蒸発器との間に媒体を
循環させる媒体循環回路から成り、前記蒸発器の除霜時
には前記蓄熱部で加熱された媒体循環回路の媒体をポン
プなどにより蒸発器に移送して除霜する。
を使用せず、圧縮機から吐出される熱冷媒を利用して容
易に蒸発器の除霜を行えるので省エネルギを図れる除霜
システムを提供する。 【解決手段】 冷凍回路と除霜回路とを備えた除霜シス
テムにおいて、圧縮機から吐出された冷媒を蓄熱部に移
送してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した
後、凝縮器を介して前記圧縮機に戻す冷媒回路を備え、
前記除霜回路は前記蓄熱部と前記蒸発器との間に媒体を
循環させる媒体循環回路から成り、前記蒸発器の除霜時
には前記蓄熱部で加熱された媒体循環回路の媒体をポン
プなどにより蒸発器に移送して除霜する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機、冷蔵庫、
空調機などの圧縮機の排熱を利用した除霜システムに関
する。
空調機などの圧縮機の排熱を利用した除霜システムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、冷凍回路中の蒸発器に付いた霜を
除去する時は、電熱ヒータを利用する方法、圧縮機から
吐出される熱冷媒を直接蒸発器に送って除霜する方法
（特開平４−２９２７６１号公報）などがある。しか
し、電熱ヒータを利用する方法は除霜のためのエネルギ
を別に必要とするので不経済であり、圧縮機から吐出さ
れる熱冷媒を直接蒸発器に送って除霜する方法は、除霜
中も圧縮機の運転を続ける必要があり、また熱冷媒が圧
縮機に逆流する虞れがあるなどの問題がある。
除去する時は、電熱ヒータを利用する方法、圧縮機から
吐出される熱冷媒を直接蒸発器に送って除霜する方法
（特開平４−２９２７６１号公報）などがある。しか
し、電熱ヒータを利用する方法は除霜のためのエネルギ
を別に必要とするので不経済であり、圧縮機から吐出さ
れる熱冷媒を直接蒸発器に送って除霜する方法は、除霜
中も圧縮機の運転を続ける必要があり、また熱冷媒が圧
縮機に逆流する虞れがあるなどの問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の問題を解決し、除霜のために電熱ヒータなどの別のエ
ネルギを使用せず、圧縮機から吐出される熱冷媒を利用
するが除霜中に圧縮機の運転を続ける必要がなく、また
除霜中に熱冷媒が圧縮機に逆流しない、除霜システムを
提供することを目的とする。
の問題を解決し、除霜のために電熱ヒータなどの別のエ
ネルギを使用せず、圧縮機から吐出される熱冷媒を利用
するが除霜中に圧縮機の運転を続ける必要がなく、また
除霜中に熱冷媒が圧縮機に逆流しない、除霜システムを
提供することを目的とする。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決するた
め請求項１の発明は、圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器、
キャピラリーチューブ、蒸発器に順次圧送し前記圧縮機
に戻す冷凍回路と、前記圧縮機の排熱を一旦蓄える蓄熱
部と、この蓄熱部に蓄えられた熱を利用して前記蒸発器
の除霜を行う除霜回路とを備え、前記冷凍回路と前記除
霜回路を適宜作動させる圧縮機の排熱を利用した除霜シ
ステムにおいて、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記
蓄熱部に移送してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に
蓄熱した後、前記凝縮器を介して前記圧縮機に戻す冷媒
回路を備え、前記除霜回路は前記蓄熱部と前記蒸発器と
の間に媒体を循環させる媒体循環回路から成り、前記蒸
発器の除霜時には前記蓄熱部で加熱された媒体循環回路
の媒体を蒸発器に移送して除霜することを特徴とする。
本発明においては、圧縮機の吐出側に蓄熱部を設け、こ
の蓄熱部に蓄熱された熱により加熱された熱媒体を除霜
時に蒸発器に移送して除霜する。除霜に必要なエネルギ
を別に用いず圧縮機の排熱を利用して除霜するので、省
エネルギ効果がある上、除霜中に圧縮機の運転を続ける
必要がなく、また熱冷媒が圧縮機に逆流する虞れもな
い。圧縮機から吐出された冷媒を蓄熱部に移送した後、
凝縮器を経て熱交換した後、圧縮機に戻すことにより圧
縮機に戻る冷媒の温度を低下でき、圧縮機中の冷凍機油
の温度上昇を防止できる。
め請求項１の発明は、圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器、
キャピラリーチューブ、蒸発器に順次圧送し前記圧縮機
に戻す冷凍回路と、前記圧縮機の排熱を一旦蓄える蓄熱
部と、この蓄熱部に蓄えられた熱を利用して前記蒸発器
の除霜を行う除霜回路とを備え、前記冷凍回路と前記除
霜回路を適宜作動させる圧縮機の排熱を利用した除霜シ
ステムにおいて、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記
蓄熱部に移送してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に
蓄熱した後、前記凝縮器を介して前記圧縮機に戻す冷媒
回路を備え、前記除霜回路は前記蓄熱部と前記蒸発器と
の間に媒体を循環させる媒体循環回路から成り、前記蒸
発器の除霜時には前記蓄熱部で加熱された媒体循環回路
の媒体を蒸発器に移送して除霜することを特徴とする。
本発明においては、圧縮機の吐出側に蓄熱部を設け、こ
の蓄熱部に蓄熱された熱により加熱された熱媒体を除霜
時に蒸発器に移送して除霜する。除霜に必要なエネルギ
を別に用いず圧縮機の排熱を利用して除霜するので、省
エネルギ効果がある上、除霜中に圧縮機の運転を続ける
必要がなく、また熱冷媒が圧縮機に逆流する虞れもな
い。圧縮機から吐出された冷媒を蓄熱部に移送した後、
凝縮器を経て熱交換した後、圧縮機に戻すことにより圧
縮機に戻る冷媒の温度を低下でき、圧縮機中の冷凍機油
の温度上昇を防止できる。
【０００５】上記課題を解決するため請求項２の発明
は、圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器、キャピラリーチュ
ーブ、蒸発器に順次圧送し前記圧縮機に戻す冷凍回路
と、前記圧縮機の排熱を一旦蓄える蓄熱部と、この蓄熱
部に蓄えられた熱を利用して前記蒸発器の除霜を行う除
霜回路とを備え、前記冷凍回路と前記除霜回路を適宜作
動させる圧縮機の排熱を利用した除霜システムにおい
て、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記蓄熱部に移送
してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した後、
凝縮器へ流す冷媒回路を備え、前記除霜回路は前記蓄熱
部と前記蒸発器との間に媒体を循環させる媒体循環回路
から成り、前記蒸発器の除霜時には前記蓄熱部で加熱さ
れた媒体循環回路の媒体を蒸発器に移送して除霜するこ
とを特徴とする。圧縮機から吐出された冷媒を蓄熱部に
移送してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した
後、凝縮器へ直接戻すようにした以外は請求項１に記載
の除霜システムと同様になっている。このようにするこ
とにより冷媒回路を簡略化することができる。
は、圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器、キャピラリーチュ
ーブ、蒸発器に順次圧送し前記圧縮機に戻す冷凍回路
と、前記圧縮機の排熱を一旦蓄える蓄熱部と、この蓄熱
部に蓄えられた熱を利用して前記蒸発器の除霜を行う除
霜回路とを備え、前記冷凍回路と前記除霜回路を適宜作
動させる圧縮機の排熱を利用した除霜システムにおい
て、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記蓄熱部に移送
してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した後、
凝縮器へ流す冷媒回路を備え、前記除霜回路は前記蓄熱
部と前記蒸発器との間に媒体を循環させる媒体循環回路
から成り、前記蒸発器の除霜時には前記蓄熱部で加熱さ
れた媒体循環回路の媒体を蒸発器に移送して除霜するこ
とを特徴とする。圧縮機から吐出された冷媒を蓄熱部に
移送してこの圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した
後、凝縮器へ直接戻すようにした以外は請求項１に記載
の除霜システムと同様になっている。このようにするこ
とにより冷媒回路を簡略化することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図１は、本発明の圧縮機の排熱を利
用した除霜システムを説明する説明図である。図２は、
本発明の圧縮機の排熱を利用した他の除霜システムを説
明する説明図である。図３は、本発明の除霜システムを
備えた冷蔵庫の一実施例を示す断面説明図である。図３
において、この冷蔵庫はその冷蔵庫本体１を断熱壁にて
形成してなり、この冷蔵庫本体１内に食品を収容する食
品収容室２を設けている。また、この食品収容室２の下
部には蒸発器３を、食品収容室２の背面側には上下に延
びるダクト４を、またこのダクト４の上部には冷気循環
用の送風ファン５を設置しており、蒸発器３にて冷却さ
れた空気を図中実線矢印に示すように循環し食品収容室
２内を冷却している。この冷蔵庫本体１の下方には機械
室６が設置されている。この機械室６内には圧縮機７、
凝縮器８、凝縮器用ファン９、蓄熱部１０が設置され、
この蓄熱部１０に蓄熱された熱により加熱された熱媒体
を除霜時に蒸発器３に移送して除霜する。そして凝縮器
用ファン９により圧縮機７及び凝縮器８にて発生した熱
を機械室６の外に排出する。図２の例では、蓄熱部１０
の配置位置は凝縮器３の風下側としたが、配置位置はこ
れに限定されず、凝縮器３の風上側でも、あるいは機械
室６の他の位置でもよい。
の形態を詳述する。図１は、本発明の圧縮機の排熱を利
用した除霜システムを説明する説明図である。図２は、
本発明の圧縮機の排熱を利用した他の除霜システムを説
明する説明図である。図３は、本発明の除霜システムを
備えた冷蔵庫の一実施例を示す断面説明図である。図３
において、この冷蔵庫はその冷蔵庫本体１を断熱壁にて
形成してなり、この冷蔵庫本体１内に食品を収容する食
品収容室２を設けている。また、この食品収容室２の下
部には蒸発器３を、食品収容室２の背面側には上下に延
びるダクト４を、またこのダクト４の上部には冷気循環
用の送風ファン５を設置しており、蒸発器３にて冷却さ
れた空気を図中実線矢印に示すように循環し食品収容室
２内を冷却している。この冷蔵庫本体１の下方には機械
室６が設置されている。この機械室６内には圧縮機７、
凝縮器８、凝縮器用ファン９、蓄熱部１０が設置され、
この蓄熱部１０に蓄熱された熱により加熱された熱媒体
を除霜時に蒸発器３に移送して除霜する。そして凝縮器
用ファン９により圧縮機７及び凝縮器８にて発生した熱
を機械室６の外に排出する。図２の例では、蓄熱部１０
の配置位置は凝縮器３の風下側としたが、配置位置はこ
れに限定されず、凝縮器３の風上側でも、あるいは機械
室６の他の位置でもよい。
【０００７】図１はこの冷蔵庫の冷却回路を示すもの
で、圧縮機７の冷媒を図中実線矢印に示すように、凝縮
器８→キャピラリチューブ１１→蒸発器３→アキュムレ
ータ１２→圧縮機７へと順次循環する冷凍回路を有し、
これにより、食品収容室２内を冷却する。一方、この冷
蔵庫は、圧縮機７から吐出された冷媒を蓄熱部１０に移
送してこの圧縮機７の排熱を一旦この蓄熱部１０に蓄熱
した後、凝縮器８の一部に設けられた放熱器８ａを経て
熱交換（デスーパーヒーター回路）した後、圧縮機７に
戻す図中破線矢印で示す冷媒回路と、蓄熱部１０と蒸発
器３との間に媒体を循環させる図中一点鎖線矢印で示す
媒体循環回路を有している。１３は媒体を循環させるポ
ンプである。
で、圧縮機７の冷媒を図中実線矢印に示すように、凝縮
器８→キャピラリチューブ１１→蒸発器３→アキュムレ
ータ１２→圧縮機７へと順次循環する冷凍回路を有し、
これにより、食品収容室２内を冷却する。一方、この冷
蔵庫は、圧縮機７から吐出された冷媒を蓄熱部１０に移
送してこの圧縮機７の排熱を一旦この蓄熱部１０に蓄熱
した後、凝縮器８の一部に設けられた放熱器８ａを経て
熱交換（デスーパーヒーター回路）した後、圧縮機７に
戻す図中破線矢印で示す冷媒回路と、蓄熱部１０と蒸発
器３との間に媒体を循環させる図中一点鎖線矢印で示す
媒体循環回路を有している。１３は媒体を循環させるポ
ンプである。
【０００８】この蓄熱部１０は、内部に図示しない蓄熱
剤を充填しており、この蓄熱剤中に前記冷媒回路および
媒体循環回路の管路を配置し、この蓄熱剤と各管路との
間で熱交換が行われるようになっている。
剤を充填しており、この蓄熱剤中に前記冷媒回路および
媒体循環回路の管路を配置し、この蓄熱剤と各管路との
間で熱交換が行われるようになっている。
【０００９】冷凍回路を動作させ食品収容室２を冷却す
るときは、圧縮機７から吐出された高温（例えば約８０
℃）高圧の冷媒は図中破線矢印で示すように先ず蓄熱部
１０に送られてその熱を蓄熱部１０中の蓄熱剤に蓄熱し
た後、凝縮器８の一部に設けられた放熱器８ａを経て熱
交換して冷却（例えば約５０℃）された後、圧縮機７に
戻り、圧縮機７に戻った冷媒は図中実線矢印に示すよう
に、凝縮器８→キャピラリチューブ１１→蒸発器３→ア
キュムレータ１２→圧縮機７へと順次循環することによ
り、食品収容室２内を冷却する。ここで、圧縮機７から
の高温高圧の吐出冷媒は凝縮器８に入る前に蓄熱部１０
に流れるため、前記冷媒回路の管路と蓄熱剤との間で熱
交換が行われ、蓄熱剤に吐出冷媒の熱が蓄積される。蓄
熱部１０への蓄熱時には、圧縮機７から吐出された冷媒
からの蓄熱部１０および凝縮器８の一部に設けられた放
熱器８ａでの放熱によって圧縮機７へ戻る冷媒の温度を
一層下げることができるので、圧縮機７の能力を向上で
きる。そして、蓄熱部１０の蓄熱剤には既に吐出冷媒の
熱が蓄積されているため、この熱が前記媒体循環回路の
管路を介して媒体に付加されて加熱される。
るときは、圧縮機７から吐出された高温（例えば約８０
℃）高圧の冷媒は図中破線矢印で示すように先ず蓄熱部
１０に送られてその熱を蓄熱部１０中の蓄熱剤に蓄熱し
た後、凝縮器８の一部に設けられた放熱器８ａを経て熱
交換して冷却（例えば約５０℃）された後、圧縮機７に
戻り、圧縮機７に戻った冷媒は図中実線矢印に示すよう
に、凝縮器８→キャピラリチューブ１１→蒸発器３→ア
キュムレータ１２→圧縮機７へと順次循環することによ
り、食品収容室２内を冷却する。ここで、圧縮機７から
の高温高圧の吐出冷媒は凝縮器８に入る前に蓄熱部１０
に流れるため、前記冷媒回路の管路と蓄熱剤との間で熱
交換が行われ、蓄熱剤に吐出冷媒の熱が蓄積される。蓄
熱部１０への蓄熱時には、圧縮機７から吐出された冷媒
からの蓄熱部１０および凝縮器８の一部に設けられた放
熱器８ａでの放熱によって圧縮機７へ戻る冷媒の温度を
一層下げることができるので、圧縮機７の能力を向上で
きる。そして、蓄熱部１０の蓄熱剤には既に吐出冷媒の
熱が蓄積されているため、この熱が前記媒体循環回路の
管路を介して媒体に付加されて加熱される。
【００１０】この冷凍回路の動作を継続するときは蒸発
器３には霜が付着する。このようなときは前記媒体循環
回路に設けたポンプ１３を作動させると前述の如く図中
一点鎖線矢印に示すように、加熱された媒体が蒸発器３
に送られ、さらに媒体が循環することにより、蒸発器３
に循環する媒体温度がさらに上昇する。このようにして
蒸発器３の除霜が効率よく行われる。
器３には霜が付着する。このようなときは前記媒体循環
回路に設けたポンプ１３を作動させると前述の如く図中
一点鎖線矢印に示すように、加熱された媒体が蒸発器３
に送られ、さらに媒体が循環することにより、蒸発器３
に循環する媒体温度がさらに上昇する。このようにして
蒸発器３の除霜が効率よく行われる。
【００１１】図２に示したように、本発明の圧縮機の排
熱を利用した他の除霜システムにおいては、圧縮機７か
ら吐出された冷媒を蓄熱部１０に移送して圧縮機７の排
熱を一旦蓄熱部１０に蓄熱した後、凝縮器８へ直接戻
す。蓄熱部１０からの冷媒を凝縮器８へ直接戻すように
した以外は図１に示した除霜システムと同様になってい
る。このようにすることにより冷媒回路を簡略化するこ
とができる。
熱を利用した他の除霜システムにおいては、圧縮機７か
ら吐出された冷媒を蓄熱部１０に移送して圧縮機７の排
熱を一旦蓄熱部１０に蓄熱した後、凝縮器８へ直接戻
す。蓄熱部１０からの冷媒を凝縮器８へ直接戻すように
した以外は図１に示した除霜システムと同様になってい
る。このようにすることにより冷媒回路を簡略化するこ
とができる。
【００１２】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【００１３】
【発明の効果】本発明の除霜システムは、除霜のために
電熱ヒータなどの別のエネルギを使用せず、圧縮機から
吐出される熱冷媒を利用して容易に蒸発器の除霜を行う
ことができるので省エネルギを図ることができる。ま
た、本発明の除霜システムは、除霜中に圧縮機の運転を
続ける必要がなく、除霜中に熱冷媒が圧縮機に逆流しな
いなどの効果がある。
電熱ヒータなどの別のエネルギを使用せず、圧縮機から
吐出される熱冷媒を利用して容易に蒸発器の除霜を行う
ことができるので省エネルギを図ることができる。ま
た、本発明の除霜システムは、除霜中に圧縮機の運転を
続ける必要がなく、除霜中に熱冷媒が圧縮機に逆流しな
いなどの効果がある。
【図１】 本発明の除霜システムを説明する説明図であ
る。
る。
【図２】 本発明の他の除霜システムを説明する説明図
である。
である。
【図３】 本発明の除霜システムを備えた冷蔵庫の一実
施例を示す断面説明図である。
施例を示す断面説明図である。
１ 冷蔵庫本体 ２ 食品収容室 ３ 蒸発器 ４ ダクト ５ 送風ファン ６ 機械室 ７ 圧縮機７ ８ 凝縮器 ８ａ 放熱器 ９ 凝縮器用ファン １０ 蓄熱部 １１ キャピラリーチューブ １２ アキュムレータ １３ ポンプ
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器、キャピ
ラリーチューブ、蒸発器に順次圧送し前記圧縮機に戻す
冷凍回路と、前記圧縮機の排熱を一旦蓄える蓄熱部と、
この蓄熱部に蓄えられた熱を利用して前記蒸発器の除霜
を行う除霜回路とを備え、前記冷凍回路と前記除霜回路
を適宜作動させる圧縮機の排熱を利用した除霜システム
において、 前記圧縮機から吐出された冷媒を前記蓄熱部に移送して
この圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した後、前記
凝縮器を介して前記圧縮機に戻す冷媒回路を備え、前記
除霜回路は前記蓄熱部と前記蒸発器との間に媒体を循環
させる媒体循環回路から成り、前記蒸発器の除霜時には
前記蓄熱部で加熱された媒体循環回路の媒体を蒸発器に
移送して除霜することを特徴とする圧縮機の排熱を利用
した除霜システム。 - 【請求項２】 圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器、キャピ
ラリーチューブ、蒸発器に順次圧送し前記圧縮機に戻す
冷凍回路と、前記圧縮機の排熱を一旦蓄える蓄熱部と、
この蓄熱部に蓄えられた熱を利用して前記蒸発器の除霜
を行う除霜回路とを備え、前記冷凍回路と前記除霜回路
を適宜作動させる圧縮機の排熱を利用した除霜システム
において、 前記圧縮機から吐出された冷媒を前記蓄熱部に移送して
この圧縮機の排熱を一旦この蓄熱部に蓄熱した後、凝縮
器へ流す冷媒回路を備え、前記除霜回路は前記蓄熱部と
前記蒸発器との間に媒体を循環させる媒体循環回路から
成り、前記蒸発器の除霜時には前記蓄熱部で加熱された
媒体循環回路の媒体を蒸発器に移送して除霜することを
特徴とする圧縮機の排熱を利用した除霜システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34123597A JPH11173710A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 圧縮機の排熱を利用した除霜システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34123597A JPH11173710A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 圧縮機の排熱を利用した除霜システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173710A true JPH11173710A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18344441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34123597A Pending JPH11173710A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 圧縮機の排熱を利用した除霜システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11173710A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1795838A2 (en) * | 2002-11-07 | 2007-06-13 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Multistage compression type rotary compressor and cooling device |
| US7669647B2 (en) * | 2002-07-16 | 2010-03-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Air conditioning apparatus |
| JP2010181093A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Toyo Eng Works Ltd | 二酸化炭素循環・冷却システムにおけるデフロスト装置 |
| US8220284B2 (en) | 2006-03-27 | 2012-07-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle heat pump with a selective heat storing element and two circulation loops |
| CN103868309A (zh) * | 2014-03-19 | 2014-06-18 | 天津大学 | 利用冷藏库外界空气辅助电加热除霜的装置及其运行方式 |
| JP2016142481A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 三菱重工冷熱株式会社 | 冷凍装置、および負荷冷却器のデフロスト方法 |
| CN105890269A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-08-24 | 合肥华凌股份有限公司 | 一种循环化霜***、冰箱及化霜方法 |
| CN110762936A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-02-07 | 电子科技大学中山学院 | 一种用于冷库冷风机的蓄热除霜***和冷库 |
| CN111271796A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-06-12 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 空调器及其除霜控制方法、装置 |
| JP7088579B1 (ja) * | 2021-04-09 | 2022-06-21 | 日本熱源システム株式会社 | 冷凍冷蔵システム |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP34123597A patent/JPH11173710A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7669647B2 (en) * | 2002-07-16 | 2010-03-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Air conditioning apparatus |
| EP1795838A2 (en) * | 2002-11-07 | 2007-06-13 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Multistage compression type rotary compressor and cooling device |
| EP1795838A3 (en) * | 2002-11-07 | 2007-06-27 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Multistage compression type rotary compressor and cooling device |
| US8220284B2 (en) | 2006-03-27 | 2012-07-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle heat pump with a selective heat storing element and two circulation loops |
| JP2010181093A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Toyo Eng Works Ltd | 二酸化炭素循環・冷却システムにおけるデフロスト装置 |
| CN105222478A (zh) * | 2014-03-19 | 2016-01-06 | 天津大学 | 利用冷藏库外界空气辅助电加热除霜的方法 |
| CN103868309A (zh) * | 2014-03-19 | 2014-06-18 | 天津大学 | 利用冷藏库外界空气辅助电加热除霜的装置及其运行方式 |
| CN105222478B (zh) * | 2014-03-19 | 2017-10-17 | 天津大学 | 利用冷藏库外界空气辅助电加热除霜的方法 |
| JP2016142481A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 三菱重工冷熱株式会社 | 冷凍装置、および負荷冷却器のデフロスト方法 |
| CN105890269A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-08-24 | 合肥华凌股份有限公司 | 一种循环化霜***、冰箱及化霜方法 |
| CN110762936A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-02-07 | 电子科技大学中山学院 | 一种用于冷库冷风机的蓄热除霜***和冷库 |
| CN111271796A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-06-12 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 空调器及其除霜控制方法、装置 |
| CN111271796B (zh) * | 2020-03-26 | 2024-02-09 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 空调器及其除霜控制方法、装置 |
| JP7088579B1 (ja) * | 2021-04-09 | 2022-06-21 | 日本熱源システム株式会社 | 冷凍冷蔵システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3933613B2 (ja) | 冷蔵庫及び除霜装置 | |
| JPH1123135A (ja) | 除霜装置を具える冷蔵庫 | |
| JP2007218459A (ja) | 冷凍サイクル装置および保冷庫 | |
| JP3746496B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2001099446A (ja) | 空気調和機、非加湿型発熱体収納冷却施設 | |
| JP2010038516A (ja) | 冷凍冷蔵庫及び冷却庫 | |
| JPH11173710A (ja) | 圧縮機の排熱を利用した除霜システム | |
| JP6004734B2 (ja) | 輸送用冷凍装置 | |
| US20040134218A1 (en) | Air conditioning system, interior heat exchanger coil unit and method for conditioning ambient air | |
| JP2002162143A (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
| JP5056026B2 (ja) | 自動販売機 | |
| JP2018063058A (ja) | 冷蔵庫とその制御方法 | |
| JP2002213832A (ja) | 冷却装置 | |
| JP2004020056A (ja) | 冷却庫 | |
| JPH06272992A (ja) | 空気調和装置 | |
| KR100950402B1 (ko) | 전기자동차용 히트펌프 시스템 | |
| JPH04251170A (ja) | コジェネシステムにおける冷凍装置とその運転方法 | |
| JP3164079B2 (ja) | 冷凍装置 | |
| JPH1151503A (ja) | 冷却装置 | |
| KR100479116B1 (ko) | 냉장고 기계실의 폐열을 이용하기 위한 냉장고의 응축 시스템 | |
| JP2004116930A (ja) | ガスヒートポンプ式空気調和装置 | |
| JPH10227498A (ja) | 蓄熱式冷暖房方法 | |
| KR950006023Y1 (ko) | 냉동기기의 제상장치 | |
| KR20040007078A (ko) | 증발기의 서리 제거 장치 및 방법 | |
| JP2000111189A (ja) | 空気調和機 |