JPH11173706A - オイルセパレータ - Google Patents

オイルセパレータ

Info

Publication number
JPH11173706A
JPH11173706A JP33680197A JP33680197A JPH11173706A JP H11173706 A JPH11173706 A JP H11173706A JP 33680197 A JP33680197 A JP 33680197A JP 33680197 A JP33680197 A JP 33680197A JP H11173706 A JPH11173706 A JP H11173706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
refrigerating machine
machine oil
orifice
oil return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33680197A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Azuma
耕一 東
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Satoru Ishii
覚 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP33680197A priority Critical patent/JPH11173706A/ja
Publication of JPH11173706A publication Critical patent/JPH11173706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/03Oil level

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍機油の油分離効率を向上させ、的確に冷
凍機油を圧縮機吸入管に戻し、油戻し配管に気相冷媒が
流入することがなく、油戻し配管を簡素化できるオイル
セパレータを提供する。 【解決手段】 下部鏡板の内壁面に自由動作することが
できるボール弁7を設け、下部鏡板6の底部中央部と油
戻し配管9との間にオリフィス8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ショー
ケース・冷蔵庫・冷凍庫に使用される冷凍装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば特開平6−
11214号公報に記載されるように、圧縮機から吐出
された気相冷媒中に含まれる冷凍機油をオイルセパレー
タ内で遠心分離させて、気相冷媒と冷凍機油を分離させ
る遠心分離式のオイルセパレータが知られている。図1
3は、遠心分離式のオイルセパレータの断面図である。
【0003】具体的には、図13において、aは圧縮機
からの冷媒入口管、bは遠心分離された気相冷媒だけを
流入させる冷媒出口管、cは冷凍機油を含んだ気相冷媒
を遠心分離させる胴部、dは遠心分離した冷凍機油を受
け止めるオイルセパレータ下部の鏡板、eは遠心分離し
た冷凍機油を吸入配管に戻すための油戻し配管、fは圧
縮機の運転状況に応じて、開閉する返油電磁弁、gは油
戻し配管eからの油を流量制御するためのキャピラリー
チューブである。
【0004】冷媒入口管aより流入された圧縮機からの
気相冷媒と冷凍機油の混合体が、円筒形状の胴部c内の
壁面にぶつかり、気相冷媒と冷凍機油とを高速回転する
ことで、遠心力により、冷凍機油を胴部cの内壁面に押
しつけて分離し、気相冷媒は冷媒出口管Bを通じて出て
行く一方、冷凍機油は内壁面に沿って落下する。この冷
凍機油は、鏡板d内の底部の油戻し配管eを通じ、圧縮
機運転中は返油電磁弁fが開となっているので、キャピ
ラリーチューブgを通じて流量制御され、圧縮機吸入配
管に戻る。
【0005】圧縮機停止中は、冷媒入口管aからの気相
冷媒と冷凍機油の混合体の流入が無いため、返油電磁弁
fは閉となり、冷凍機油は圧縮機吸入配管に戻らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記装置では、
オイルセパレータ内に溜まっている冷凍機油の量に関係
なく、圧縮機運転状況に応じて返油電磁弁fが開閉する
ので、適切な返油を行うことができない。また、遠心分
離した冷凍機油の量が少ない時には、油戻し配管eに冷
凍機油だけでなく圧縮機から吐出された気相冷媒が流れ
込み、冷凍サイクルの冷媒循環量の減少が生じ、冷凍能
力が低下するという問題があり、逆に、遠心分離した冷
凍機油の量が多いと、気相冷媒と冷凍機油の混合体の遠
心分離効率が低下し、冷凍機油が冷媒出口管bを通っ
て、冷凍サイクル内に混入するなどという問題がある。
さらに、油戻し配管eには冷凍能力低下を少なくするた
めに、圧縮機の運転状況に応じた返油電磁弁fと冷凍機
油の流量制御を行うためのキャピラリーチューブgが必
要となってくるので、コストの面から見ても問題があ
る。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、油戻し配管への気相冷媒の流
入を防止でき、冷凍機油の遠心分離効率が良くなること
ができるとともに、冷媒回路部品取付無で簡素化した油
戻し配管を構成し、かつコストを低減することができる
ようにしたオイルセパレータを提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のオイルセパレ
ータにおいては、圧力容器の上部鏡板4に冷媒入口管3
と冷媒出口管2とを設け、冷媒入口管3から流入された
圧縮機からの気相冷媒と冷凍機油の混合体が円筒形状の
胴部5の内壁面にぶつかり、気相冷媒と冷凍機油とを高
速回転することで、遠心力により、冷凍機油を胴部5の
内壁面に押しつけて分離し、遠心分離された冷凍機油は
下部鏡板6の底部に有する油戻し配管9を通じて、圧縮
機吸入管に送り込む遠心分離式のオイルセパレータを前
提とする。
【0009】第1の発明のオイルセパレータにおいて
は、前記下部鏡板6の内壁面に自由動作することができ
るボール弁7を設置し、前記下部鏡板6の底部中央と前
記油戻し配管9との間にオリフィス8を設けた構成とす
る。
【0010】第2の発明のオイルセパレータにおいて
は、前記下部鏡板6の底部中央に設けられた前記オリフ
ィス8において、前記ボール弁7との接触面8cの球表
面半径と前記ボール弁7の球体半径が同一である構成と
する。
【0011】第3の発明のオイルセパレータにおいて
は、前記オリフィス8の上部接触面8cの中央部に四弗
化エチレン樹脂からなるパッキン8fと前記油戻し配管
9を差し込むために要する差込口8dを備えたものであ
る。
【0012】第4の発明のオイルセパレータにおいて
は、前記下部鏡板6の底部中央部にオリフィス10を設
けるとともに、オリフィス10から油戻し配管9の下流
側に返油電磁弁11を設けたものである。
【0013】第5の発明のオイルセパレータにおいて
は、前記上部鏡板4から垂下する支え棒14と、この支
え棒14に装着される冷凍機油の液面検知用のフロート
13とを設けるとともに、前記下部鏡板6の中央部から
導出される油戻し配管9に前記フロート13の動作によ
って制御される返油電磁弁11を設けたものである。
【0014】第1の発明によれば、圧縮機運転中、冷媒
入口管3から流入された圧縮機からの気相冷媒と冷凍機
油の混合体が、円筒形状の胴部5の内壁面にぶつかり、
気相冷媒と冷凍機油の混合体を円筒形状の胴部5の内面
に沿って高速回転させることで、下部鏡板6の内壁面に
設置しているボール弁7も同時に動作することから、ボ
ール弁7とオリフィス8が開放するので、遠心分離させ
た冷凍機油は、胴部5の内壁面に沿って落下し、オリフ
ィス8を通じて油戻し配管9へ流入し、また、圧縮機停
止中は冷媒入口管3からの気相冷媒と冷凍機油の混合体
の流入はないので、胴部5内が安定することから、ボー
ル弁7は下部鏡板中央部に移動し、オリフィス8を閉鎖
する。
【0015】第2の発明によれば、圧縮機停止中、ボー
ル弁7は下部鏡板中央部に移動し、オリフィス8を閉鎖
するとき、ボール弁7との接触面8cの球表面半径SR
とボール弁7の球体半径SRが同一であるため、ボール
弁7がオリフィス8の上部接触面8cに接触する。
【0016】第3の発明によれば、前記ボール弁7とオ
リフィス8の上部接触面8cと接触する部分に、気相冷
媒の流入を防ぐため四弗化エチレン樹脂からなるパッキ
ン8fを設ける。
【0017】第4の発明によれば、圧縮機運転中、冷媒
入口管3から流入させる圧縮機からの気相冷媒と冷凍機
油の混合体が、胴5の内壁面にて高速回転させて、遠心
分離し、オリフィス10を通じ流量制御されて油戻し配
管9へ流入され、このとき、返油電磁弁11は開である
から、返油電磁弁11を通じ圧縮機吸入管へ送り込まれ
る。また、圧縮機停止中は返油電磁弁11は閉となって
いるため、気相冷媒の流入は阻止される。
【0018】第5の発明によれば、遠心分離された冷凍
機油が溜まってくると、冷凍機油の油表面が上昇すると
共に、フロート13も同様に上昇するが、ある一定量に
達すると磁性体の機能を持つフロート13が支え棒14
の内部スイッチをONとし、このスイッチと連動してい
返油電磁弁11が開となる。ある程度時間が経過する
と、冷凍機油は減少すると共にフロート13も下降し
て、支え棒14の下部端末にフロート13が達すると、
支え棒14下部の内部スイッチがOFFし、それと連動
している返油電磁弁11が閉となる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
によるオイルセパレータの一実施形態を示す概略構成図
でである。1は遠心分離式オイルセパレータ、2は冷媒
入口管、3は冷媒出口管、4は上部鏡板、5は胴部、6
は下部鏡板、7は球体のボール弁、8はオリフィス弁、
9は油戻し配管である。
【0020】遠心分離式オイルセパレータ1において
は、胴部5に上部鏡板4と下部鏡板6が継ぎ合わされ、
上部鏡板4に圧縮機からの気相冷媒と冷凍機油の混合体
が送り込まれる冷媒入口管2と気相冷媒のみを流出させ
る冷媒出口管3とが差し込まれている。下部鏡板6の内
面に球体のボール弁7と下部鏡板6の中央部にオリフィ
ス弁8を有し、オリフィス弁8の出口部には油戻し配管
9が接続されている。
【0021】圧縮機運転中、図2に示すように、冷媒入
口管3より流入された圧縮機からの気相冷媒と冷凍機油
の混合体が、円筒形状の胴部5の内壁面にぶつかり、気
相冷媒と冷凍機油の混合体を円筒形状の胴部5の内面に
沿って高速回転させることで、遠心力により、冷凍機油
を胴部5の内壁面に押しつけて分離し、気相冷媒は冷媒
出口管3を通じて流出していく一方、冷凍機油は内壁面
に沿って落下し、下部鏡板6の内面下部に滞留する。こ
の時、球体のボール弁は、気相冷媒と冷凍機油の混合体
が円筒形状の胴部5の内面に沿って高速回転しているた
め、下部鏡板6の内壁面に沿って回転しているので、オ
リフィス8の上部のボール弁7との接触面の弁口8bが
開放し、下部鏡板6の底部に滞留していた冷凍機油は、
弁口8bから流入し、オリフィス孔8aにて流量制限さ
れながら、油戻し配管9を通じて、圧縮機吸入配管に送
り込まれる。
【0022】圧縮機停止中、図3に示すように、冷媒入
口管3からの気相冷媒と冷凍機油の混合体の流入はない
のでボール弁7は停止し、遠心分離された冷凍機油は下
部鏡板6に停留し、ある程度溜まると、ボール弁7は浮
力により上昇し、弁口8bは開口され、冷凍機油は、弁
口8bを通りオリフィス孔8eにて流量制限させて、油
戻し配管9にて圧縮機吸入配管に送り込まれ、冷凍機油
が無くなると、図4に示すように、ボール弁7にて弁口
8bは閉口させ、気相冷媒の流入を阻止する。
【0023】図5および図6はオリフィス8の平面図と
断面図の拡大図を示し、8aは遠心分離された冷凍機油
を流量制限させて減圧させるオリフィス孔、8bはオリ
フィス8の弁口、8cはボール弁7との接触面、8dは
油戻し配管9の差込口、8eは四弗化エチレン樹脂から
なるパッキン8fを挿入する穴、8fは四弗化エチレン
樹脂からなるパッキン、8gはボール弁7との接触面で
ある。
【0024】図6に示すように、ボール弁7は球体の構
造となっており、ボール弁7とオリフィス8の接触面に
て気相冷媒の流入を阻止するため、オリフィス8のボー
ル弁7との接触面は、ボール弁7の球体の半径SRと同
径とし、又、弁漏れを防ぐため、オリフィス8の接触面
8cの中央部に四弗化エチレン樹脂からなるパッキン8
fを設けている。四弗化エチレン樹脂からなるパッキン
8fとボール弁7の接触面8gも前記と同様に、ボール
弁7の球体半径SRと同径とする球面構造としている。
【0025】この発明においては、圧縮機の運転状況に
応じ、また、遠心分離された冷凍機油の停留量に従っ
て、ボール弁が開閉し、四弗化エチレン樹脂からなるパ
ッキンやオリフィス弁を使用することにより、冷媒循環
量が減ることが泣く冷凍能力低下も防止でき、また、油
戻し配管に冷媒回路部品を取り付けることなく、簡素化
した油戻し配管を設けることができる。
【0026】実施の形態2.図7は、この発明の他の実
施の形態を示すオイルセパレータ断面および返油回路の
概略図である。この実施の形態では、実施の形態1で説
明したボール弁7の代わりに返油電磁弁10を油戻し配
管9に設ける。
【0027】圧縮機運転中は、圧縮機からの気相冷媒と
冷凍機油の混合体が冷媒入口管3より流入し、円筒形状
の胴5の内壁面にぶつかり、気相冷媒と冷凍機油とを高
速回転することで、遠心力により、冷凍機油を胴5の内
壁面に押しつけて分離し、気相冷媒は冷媒出口管2を通
じて流出していく一方、冷凍機油は胴5の内壁面に沿っ
て落下し、オリフィス孔10aを通じて流量制御し、油
戻し配管9へ送り込まれる。この時、返油電磁弁11は
開となっているため、返油電磁弁11を通じ、圧縮機吸
入管へ送り込まれ、また、圧縮機停止中は、返油電磁弁
11は閉となっているため、冷凍機油が無くなり、気相
冷媒が流入しても、返油電磁弁11にて閉鎖されるた
め、圧縮機吸入管に送り込まれることはない。
【0028】図8および図9は前記オリフィス10の平
面図および断面図であり、10bは油戻し配管9を差し
込む穴で、遠心分離された冷凍機油がオリフィス孔10
aを通じて、流量制御され油戻し配管10へ送られる。
【0029】この発明においては、キャピラリーチュー
ブをオリフィスに置き換えることで、高圧高温の容器内
に設置していることから、冷凍機油の温度が下がりにく
いので、粘度が高い冷凍機油が流入しても一定の冷凍機
油の流量を確保できる。また、圧縮機停止中、返油電磁
弁が閉となりオリフィスの下流側に有するので、返油電
磁弁前に流れ込むため、圧縮機起動時には冷凍機油が圧
縮機吸入管に送り込みやすい。
【0030】実施の形態3.図10は、この発明の実施
の形態の他の例を示す油面検知器を備えた正面断面図で
ある。この実施の形態では、従来の技術で示したよう
に、油戻し配管に返油電磁弁12とキャピラリーチュー
ブ12を備えつけた遠心分離式のオイルセパレータであ
るが、液面検知用の磁性体の機能を持つフロート13と
フロート13を支える支え棒14を追加したものであ
る。
【0031】図11に示すように、遠心分離された冷凍
機油が溜まってくると、冷凍機油の油表面が上昇し、フ
ロート13も同様に冷凍機油表面に従って上昇する。あ
る一定量に達すると、磁性体のフロート13が支え棒1
4内部のスイッチをONとし、このスイッチと連動して
いる返油電磁弁11が開となり、冷凍機油はキャピラリ
ーチューブ12を通じて圧縮機吸入管に流入される。
【0032】次に、図12に示すように、ある程度時間
が経過すると、オイルセパレータ内の冷凍機油は減少
し、冷凍機油表面も下降し、それに伴って、フロート1
3も下降し、支え棒14の下部端末に磁性体のフロート
13が達すると、支え棒14下部の内部のスイッチがO
FFし、それと連動している返油電磁弁11が閉となる
ので、冷凍機油が無くなって、気相冷媒が流入するのを
阻止している。
【0033】この発明においては、圧縮機運転状況に関
係なく、冷凍機油の量に応じて返油電磁弁が開閉するの
で、冷凍機油の分離効率が良くなるとともに、気相冷媒
を油戻し配管に流入することが無いので、冷媒循環量の
減少および冷凍能力低下になることがない。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、第1の発明によれ
ば、下部鏡板の内壁面に自由動作することができるボー
ル弁を設け、下部鏡板の底部中央部と油戻し配管との間
にオリフィスを設けたので、圧縮機運転状況に応じ、ま
た、遠心分離された冷凍機油の停留量に従って、ボール
弁が開閉することができるので、冷凍サイクル内に冷凍
機油の流入を防ぎ、また、冷凍機油の遠心分離効率を高
めることができ、油戻し配管に冷媒回路部品を取り付け
ることなく、簡素化した油戻し配管を設けることができ
る。また、前記効果は使用する冷媒および油の特性に影
響されないので、HFC冷媒およびエステル油を用いる
場合でも同様の効果が得られる。
【0035】第2の発明によれば、下部鏡板の底部中央
部に設けられたオリフィスにおいて、ボール弁との接触
面の球表面半径とボール弁の球体半径が同一にしたの
で、圧縮機停止中で、冷凍機油が無い場合、ボール弁と
オリフィスとの接触が向上し、オリフィス孔を完全に塞
ぐことができる。また、前記効果は使用する冷媒および
油の特性に影響されないので、HFC冷媒およびエステ
ル油を用いる場合でも同様の効果が得られる。
【0036】第3の発明によれば、ボール弁とオリフィ
スと接触面の中央部に四弗化エチレン樹脂からなるパッ
キンを設けたので、冷凍機油が無くなった場合でも、気
相冷媒の圧縮機吸入管への流入を防ぎ、冷媒循環量が減
ることなく冷凍能力低下も防止できる。また、前記効果
は使用する冷媒および油の特性に影響されないので、H
FC冷媒およびエステル油を用いる場合でも同様の効果
が得られる。
【0037】第4の発明によれば、下部鏡板の底部中央
部にオリフィスを設け、オリフィスからの油戻し配管の
下流側に返油電磁弁を備えたので、高圧高温の容器内に
オリフィスを設置していることから、冷凍機油の温度が
下がりにくいので、油の粘度が高い冷凍機油が流入して
も一定の冷凍機油の流量を確保でき、また、圧縮機停止
中、返油電磁弁が閉となり、返油電磁弁がオリフィスの
下流側に有するモータで、返油電磁弁前に流れ込むた
め、圧縮機起動時には、冷凍機油は圧縮機吸入管に送り
込みやすくなる。また、前記効果は使用する冷媒および
油の特性に影響されないので、HFC冷媒およびエステ
ル油を用いる場合でも同様の効果が得られる。
【0038】第5の発明によれば、上部鏡板の中央部か
ら、冷凍機油の液面検知用のフロートとその支え棒およ
び油戻し配管に返油電磁弁を備えたことから、圧縮機運
転状況に関係なく、遠心分離された冷凍機油の量に応じ
て返油電磁弁が開閉するので、冷凍機油の分離効率が良
くなると共に、気相冷媒を油戻し配管に流入することが
無いので、冷媒循環量の減少および冷凍能力低下を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すオイルセパレ
ータの正面断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す圧縮機運転中
のオイルセパレータの正面断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す圧縮機停止中
のオイルセパレータの正面断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す圧縮機停止中
のオイルセパレータの正面断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1を示すオリフィスの
平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1を示すオリフィスの
正面断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2を示すオイルセパレ
ータの正面断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2を示すオリフィスの
平面図である。
【図9】 この発明の実施の形態2を示すオリフィスの
正面断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す油面検知機
構を設けたオイルセパレータの正面断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3を示す油面検知機
構を設けたオイルセパレータの正面断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態3を示す油面検知機
構を設けたオイルセパレータの正面断面図である。
【図13】 従来の技術を説明するためのオイルセパレ
ータの正面断面図である。
【符号の説明】
1 遠心分離式オイルセパレータ、2 冷媒出口管、3
冷媒入口管、4 上部鏡板、5 胴部、6 下部鏡
板、7 ボール弁、8 オリフィス、8a オリフィス
孔、8b 弁口、8c接触面、8d 差込口、8e
穴、8f 四弗化エチレン樹脂からなるパッキン、8g
接触面、9油戻し配管、10オリフィス、10a オ
リフィス孔10b 穴、11 返油電磁弁、12キャピ
ラリーチューブ、13フロート、14 支え棒。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器の上部鏡板に冷媒入口管と冷媒
    出口管とを設け、前記冷媒入口管から流入された圧縮機
    からの気相冷媒と冷凍機油の混合体が前記圧力容器の円
    筒形状の胴部の内壁面にぶつかり、気相冷媒と冷凍機油
    とを高速回転することで、遠心力により、冷凍機油を胴
    部の内壁面に押しつけて分離し、遠心分離された冷凍機
    油は下部鏡板の底部に有する油戻し配管を通じて、圧縮
    機吸入管に送り込む遠心分離式のオイルセパレータであ
    って、自由動作することができるボール弁を前記下部鏡
    板の内壁面に設けるとともに、前記下部鏡板の底部中央
    部と前記油戻し配管との間にオリフィスを設けたことを
    特徴とするオイルセパレータ。
  2. 【請求項2】 前記下部鏡板の底部中央に設けられた前
    記オリフィスにおいて、前記ボール弁との上部接触面の
    球表面半径と前記ボール弁の球体半径が同一であること
    を特徴とする請求項1に記載のオイルセパレータ。
  3. 【請求項3】 前記オリフィスの上部接触面の中央部に
    四弗化エチレン樹脂からなるパッキンと前記油戻し配管
    を差し込むために要する差込口を備えたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のオイルセパレータ。
  4. 【請求項4】 圧力容器の上部鏡板に冷媒入口管と冷媒
    出口管とを設け、前記冷媒入口管から流入された圧縮機
    からの気相冷媒と冷凍機油の混合体が前記圧力容器の円
    筒形状の胴部の内壁面にぶつかり、気相冷媒と冷凍機油
    とを高速回転することで、遠心力により、冷凍機油を胴
    部の内壁面に押しつけて分離し、遠心分離された冷凍機
    油は下部鏡板の底部に有する油戻し配管を通じて、圧縮
    機吸入管に送り込む遠心分離式のオイルセパレータであ
    って、前記下部鏡板の底部中央部と前記油戻し配管との
    間にオリフィスを設けるとともに、前記オリフィスから
    前記油戻し配管の下流側に返油電磁弁を設けたことを特
    徴とするオイルセパレータ。
  5. 【請求項5】 圧力容器の上部鏡板に冷媒入口管と冷媒
    出口管とを設け、前記冷媒入口管から流入された圧縮機
    からの気相冷媒と冷凍機油の混合体が前記圧力容器の円
    筒形状の胴部の内壁面にぶつかり、気相冷媒と冷凍機油
    とを高速回転することで、遠心力により、冷凍機油を胴
    部の内壁面に押しつけて分離し、遠心分離された冷凍機
    油は下部鏡板の底部に有する油戻し配管を通じて、圧縮
    機吸入管に送り込む遠心分離式のオイルセパレータであ
    って、前記上部鏡板から垂下する支え棒と、この支え棒
    に装着される冷凍機油の液面検知用のフロートとを設け
    るとともに、前記下部鏡板の中央部から導出される油戻
    し配管に前記フロートの動作によって制御される返油電
    磁弁を設けたことを特徴とするオイルセパレータ。
JP33680197A 1997-12-08 1997-12-08 オイルセパレータ Pending JPH11173706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33680197A JPH11173706A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 オイルセパレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33680197A JPH11173706A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 オイルセパレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11173706A true JPH11173706A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18302820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33680197A Pending JPH11173706A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 オイルセパレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11173706A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085334A1 (fr) * 2002-02-28 2003-10-16 Kefang You Ameliorations apportees a un systeme de pompe a chaleur a couplages multiples
KR100459197B1 (ko) * 2002-12-10 2004-12-03 엘지전자 주식회사 수소 저장합금을 이용한 냉난방장치용 오일분리기
JP2006242392A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 流量調整装置及び空気調和装置
JP2014115018A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オイルセパレータ
JP2014159919A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Panasonic Corp オイルセパレータ
CN104583690A (zh) * 2013-06-06 2015-04-29 松下知识产权经营株式会社 油分离器和制造油分离器的制造方法
KR20150095550A (ko) 2014-02-13 2015-08-21 파나소닉 아이피 매니지먼트 가부시키가이샤 오일 세퍼레이터
DE102015121595A1 (de) * 2015-12-11 2017-06-14 Hanon Systems Vorrichtung zum Speichern von Öl eines Kältemittelkreislaufs
CN106871507A (zh) * 2015-12-11 2017-06-20 翰昂汽车零部件有限公司 在制冷剂循环***中分离制冷剂‑油混合物中的油及冷却油和冷却和/或液化制冷剂的设备
CN108050738A (zh) * 2017-12-08 2018-05-18 天津三电汽车空调有限公司 一种用于汽车空调***的简易型油分离器
CN111256400A (zh) * 2018-11-30 2020-06-09 浙江三花智能控制股份有限公司 油分离器及具有其的空调***
JP2021028064A (ja) * 2019-08-13 2021-02-25 富士電機株式会社 油分離装置
CN112611135A (zh) * 2020-12-04 2021-04-06 青岛海信日立空调***有限公司 一种气液分离器及热泵***

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085334A1 (fr) * 2002-02-28 2003-10-16 Kefang You Ameliorations apportees a un systeme de pompe a chaleur a couplages multiples
KR100459197B1 (ko) * 2002-12-10 2004-12-03 엘지전자 주식회사 수소 저장합금을 이용한 냉난방장치용 오일분리기
JP2006242392A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 流量調整装置及び空気調和装置
JP4599190B2 (ja) * 2005-02-28 2010-12-15 三菱重工業株式会社 流量調整装置及び空気調和装置
JP2014115018A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オイルセパレータ
JP2014159919A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Panasonic Corp オイルセパレータ
EP3006864A4 (en) * 2013-06-06 2016-07-13 Panasonic Ip Man Co Ltd OIL SEPARATOR AND METHOD FOR PRODUCING AN OILSEPARATOR
CN104583690A (zh) * 2013-06-06 2015-04-29 松下知识产权经营株式会社 油分离器和制造油分离器的制造方法
CN104583690B (zh) * 2013-06-06 2018-03-02 松下知识产权经营株式会社 油分离器和制造油分离器的制造方法
US9863675B2 (en) 2013-06-06 2018-01-09 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Oil separator and method for producing oil separator
KR20150095550A (ko) 2014-02-13 2015-08-21 파나소닉 아이피 매니지먼트 가부시키가이샤 오일 세퍼레이터
EP2910875A1 (en) 2014-02-13 2015-08-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Oil separator
JP2015166668A (ja) * 2014-02-13 2015-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 オイルセパレータ
KR20170069897A (ko) * 2015-12-11 2017-06-21 한온시스템 주식회사 냉매 순환계 내 냉매-오일 혼합물의 오일을 분리하고 상기 오일을 냉각하기 위한, 그리고 냉매를 냉각 및/또는 액화하기 위한 장치
CN106871507A (zh) * 2015-12-11 2017-06-20 翰昂汽车零部件有限公司 在制冷剂循环***中分离制冷剂‑油混合物中的油及冷却油和冷却和/或液化制冷剂的设备
DE102015121595A1 (de) * 2015-12-11 2017-06-14 Hanon Systems Vorrichtung zum Speichern von Öl eines Kältemittelkreislaufs
DE102015121595B4 (de) * 2015-12-11 2020-04-09 Hanon Systems Vorrichtung zum Speichern von Öl eines Kältemittelkreislaufs
US10989451B2 (en) 2015-12-11 2021-04-27 Hanon Systems Oil management in a refrigeration system—compressor oil cooler integrated into gascooler
CN108050738A (zh) * 2017-12-08 2018-05-18 天津三电汽车空调有限公司 一种用于汽车空调***的简易型油分离器
CN111256400A (zh) * 2018-11-30 2020-06-09 浙江三花智能控制股份有限公司 油分离器及具有其的空调***
JP2021028064A (ja) * 2019-08-13 2021-02-25 富士電機株式会社 油分離装置
CN112611135A (zh) * 2020-12-04 2021-04-06 青岛海信日立空调***有限公司 一种气液分离器及热泵***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11173706A (ja) オイルセパレータ
US3600904A (en) Control for refrigeration system
JP2002061993A (ja) 油分離器および室外機
US5904054A (en) Apparatus for supplying water to an ice tray of a refrigerator
JP4027990B2 (ja) 冷却システム及びそれのための分離装置
US4715196A (en) Oil returning mechanism of evaporator for air conditioner
US6666041B1 (en) Refrigerator with cyclone liquid gas separator
US4142380A (en) Encapsulated refrigerator
EP2500677B1 (en) Oil separator and refrigerating cycle apparatus using the same
US11199347B2 (en) Oil separation device and refrigeration cycle apparatus
JPH06109345A (ja) 気液分離器
JPH1073341A (ja) 遠心圧縮機
JPH08178476A (ja) 圧縮機用アキュームレータ
CN213238041U (zh) 气液分离器以及具有其的空调***
JP2830622B2 (ja) 油分離器
JPH07127951A (ja) アキュムレータ
JPH059638B2 (ja)
CN112097426A (zh) 气液分离器、空调***及其控制方法
JPH06323697A (ja) 冷凍装置の油分離器
JP4639630B2 (ja) 給水装置および冷蔵庫
JPH1114200A (ja) アキュムレータ
KR200231147Y1 (ko) 오일분리기
JP2505194B2 (ja) 冷凍・冷房用気液分離器
CN117685696A (zh) 一种储液器、压缩机组件和空调器
US1880241A (en) Liquid-piston type compressor system