JPH11172643A - 柵 - Google Patents

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JPH11172643A
JPH11172643A JP33870097A JP33870097A JPH11172643A JP H11172643 A JPH11172643 A JP H11172643A JP 33870097 A JP33870097 A JP 33870097A JP 33870097 A JP33870097 A JP 33870097A JP H11172643 A JPH11172643 A JP H11172643A
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Fleetwood Roy
ロイ・フリートウッド
Shigeru Ueda
滋 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弦材を支柱に容易に接合でき、かつ支柱と弦
材との接合状態を向上させて弦材を支柱から外れ難くで
きる柵を提供すること。 【解決手段】 ブラケット22の突部25を支柱10の
キャップ12に設けられた係合部18に上方から凹凸嵌
合した。このため、支柱10への主弦材20の接合を容
易に行うことができる。また、その凹凸嵌合は主弦材2
0の架設方向に対して上方から行われ、突部25が係合
部18に対してその架設方向に沿って係止されるため、
厚肉部27と薄肉部28との寸法差をより大きくして支
柱10への良好な接合状態を得ることができ、主弦材2
0を外れ難くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柵に係り、歩道と
車道との境界や、住宅の敷地の境界等に設けられる柵に
関する。
【0002】
【背景技術】従来より、例えば歩道と車道との境界部分
には防護柵が設けられている。このような柵は、複数の
中空の支柱および各支柱間に架設された弦材で構成され
ているものが多く、弦材は、支柱に予め溶接等により固
定された接合部材にボルトで接合されている。
【0003】ところで、このような柵では、支柱への接
合部材の溶接作業がともなうため、柵の組立に手間がか
かるという問題がある。そこで、このような問題を解決
するために、特開平7−259039号公報では、支柱
にワンタッチ式で挿入係止できる接合部材が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の公報に
記載の接合部材は、弦材の軸方向(架設方向)に沿って
支柱の挿入孔に挿入されるため、その挿入方向が弦材に
作用する張力の向きと同じになってしまう。従って、大
型車両の往来による路面の振動や、気温の変化による弦
材の伸縮等によって弦材に張力が繰り返し作用すると、
接合部材の支柱との係止部分が損傷あるいは摩滅し、弦
材が支柱から外れ易くなるという問題が生じる。
【0005】しかも、その接合部材では、支柱に係止さ
れる係止部分が挿入孔から支柱内に挿入される構成であ
から、支柱との接合状態をより良好にするために係止部
分を大きくしようとすると、係止部分を挿入孔に挿入で
きなくなるという問題が生じる。従って、そのような接
合部材を用いて支柱と弦材との接合状態を向上させるに
は限界がある。
【0006】本発明の目的は、弦材を支柱に容易に接合
でき、かつ支柱と弦材との接合状態を向上させて弦材を
支柱から外れ難くできる柵を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の柵は、互いに間
隔をおいて立設される少なくとも二本の支柱と、これら
の支柱間に架設される弦材とで構成され、弦材の端部に
は支柱側に突出した突部を設け、支柱には弦材の突部が
弦材の架設方向に対して角度をなす方向から凹凸嵌合さ
れて架設方向に沿って係止される係合部を設けることを
特徴とするものである。
【0008】このような本発明においては、弦材の端部
に設けられた突部を支柱の係合部に凹凸嵌合するため、
支柱への弦材の接合が容易に行われるようになる。ま
た、その凹凸嵌合を弦材の架設方向に対して角度をなす
方向から行い、これによって突部を係合部に対してその
架設方向に沿って係止するため、支柱に従来のような前
述の挿入孔を設ける必要がなく、突部の支柱への係止部
分をより大きくして良好な接合状態が得られるようにな
り、弦材が外れ難くなる。
【0009】また、本発明の柵では、弦材の突部を、そ
の先端側に設けられた厚肉部と、この厚肉部よりも少な
くとも基端側に設けられた薄肉部とで構成し、支柱の係
合部を、突部の厚肉部を嵌合する嵌合部と、薄肉部を挿
入する開口部とで構成してもよい。このような場合に
は、突部を厚肉部と薄肉部との肉厚差で係合部に係止す
ることが可能となるため、突部や係合部の構造が簡素化
され、係合部への突部の嵌合等が容易に行われるように
なる。
【0010】さらに、本発明の柵では、弦材の突部を支
柱の係合部に対して回動可能に設けてもよい。このよう
な場合には、突部を係合部に対して鉛直方向に回動可能
に設けることにより、弦材が水平に対して角度を付けて
架設されるようになり、柵がスロープ等の勾配に沿って
設置されるようになる。また、突部を係合部に対して水
平方向に回動可能に設けることで、柵がカーブやクラン
ク状の道でも連続して設置されるようになる。
【0011】以上において、支柱の係合部を、互いに組
み合わされる複数の集合部材で形成し、弦材の突部をそ
れらの集合部材で覆ってもよい。このような場合には、
突部が覆われて露出しないため、柵の外観が良好とな
り、意匠性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1は、第1実施形態に係る柵である
防護柵1を示す正面図、図2は、防護柵1の要部を拡大
して示す一部破断の正面図、図3は、図2の矢印III−I
IIから見た平面図、図4は、防護柵1の要部を示す分解
斜視図、図5は、図2の矢印V−Vから見た横断面図であ
る。
【0013】防護柵1は、地中に埋設された基礎A(図
1において中央にのみ図示)にアンカーボルトを用いて
立設固定された複数の支柱10と、各支柱10の上部間
に水平に架設された主弦材20と、各支柱10の上下方
向の途中間に架設された上下二段の副弦材30とで構成
されている。
【0014】支柱10は、断面楕円形状のアルミ押出形
材からなる支柱本体11と、支柱本体11の上端に取り
付けられたアルミ鋳物製のキャップ12とを備え、支柱
本体11の長径方向の両端側には上下方向に連続したス
リット11Aが設けられ、中空部分の上部側には木口蓋
13が収容されて溶着され、この木口蓋13の中央には
ボルト孔13Aが穿設されている。
【0015】キャップ12は、支柱本体11と同じく平
面楕円形状であり、下部側の膨出部14が支柱本体11
の中空部分に嵌合されている。膨出部14の中央にはね
じ孔14Aが刻切され、木口蓋13のボルト孔13Aに
下方からボルト15を挿通してねじ孔14Aに螺合する
ことで、キャップ12を支柱本体11に固定している。
なお、図5中の符号15Aは、スプリングワッシャーで
ある。
【0016】このようなキャップ12の長径方向の両端
側には、上方に開口した有底丸孔状の嵌合部16が設け
られ、嵌合部16の底部分には下方に貫通したねじ孔1
6Aが刻切されている。また、この嵌合部16は、同じ
深さ寸法を有する切欠状の開口部17によって水平方向
に連通開口しており、この開口部17と前記嵌合部16
とで本発明の係合部18が形成されている。
【0017】主弦材20は、断面楕円形状のアルミ押出
形材からなる主弦材本体21と、主弦材本体21の両端
に取り付けられたアルミ鋳物製のブラケット22とを備
え、主弦材本体21の両端下側には二個の長孔21Aが
設けられている。
【0018】ブラケット22は、主弦材20の中空部分
に収容される収容部23と、主弦材本体21の端部と対
向したフランジ部24と、フランジ部24から突出した
突部25とで構成されている。
【0019】ブラケット22の収容部23は、断面W型
状とされて軽量化が図られており、下面側に二個のねじ
孔23Aが刻切されている。すなわち、主弦材本体21
の各長孔21Aの下方からビス26を挿通してそれらの
ねじ孔23Aに螺合することで、ブラケット22を主弦
材本体21に固定している。
【0020】ブラケット22の突部25は、円柱状の厚
肉部27と、厚肉部27およびフランジ部24間を連続
させる薄肉部28とで構成され、これら厚肉部27およ
び薄肉部28を支柱10のキャップ12に設けられ嵌合
部16、開口部17にそれぞれ上方から凹凸嵌合および
挿入し、これによってブラケット22を介して主弦材2
0を支柱10の係合部18に係止している。また、突部
25の厚肉部27にはボルト孔27Aが穿設されてお
り、ボルト孔27Aに上方から六角穴付き等のボルト2
9を挿入して嵌合部16のねじ孔16Aに螺号すること
で、ブラケット22すなわち主弦材20の端部をその係
合部18に固定している。
【0021】一方、副弦材30は、断面円形状のアルミ
押出形材からなる副弦材本体31と、副弦材本体31の
両端に取り付けられたアルミ鋳物製のブラケット32と
を備え、副弦材本体31には長手方向に連続した二条の
ビスホール31Aが設けられている。なお、これらのビ
スホール31Aは、後述する第3実施形態で用いられ
る。
【0022】ブラケット32は、副弦材本体31の端部
に当接されるフランジ部33と、このフランジ部33か
ら突出して支柱10のスリット11A内に収容された突
片部34と、副弦材本体31内に収容された収容部56
とを備え、突片部34には支柱10に設けられた座堀部
11Bのボルト孔11Cに対応して長孔34Aが設けら
れている。このようなブラケット32は、収容部56の
下方から螺合されるビス57で副弦材本体31に固定さ
れ、座堀部11Bのボルト孔11Cを貫通して突片部3
4の長孔34Aに挿通されるボルト36およびこれに螺
設される受ナット37で支柱本体11に固定される。こ
こで、ビス57や前述のビス26のねじ部等に、必要に
応じて緩み止め材を塗布してもよい。
【0023】このような本実施形態においては、予めキ
ャップ12を支柱本体11にボルト止めして支柱10を
形成しておくとともに、各ブラケット22,32を主弦
材本体21および副弦材本体31にそれぞれ取り付けて
各弦材20,30を形成しておく。そして、設置現場に
おいて、所定位置にプレキャストされた基礎Aを配置
し、基礎Aの丸孔B内に支柱10の下部側を収容するよ
うに立設し、丸孔Bにグラウト材Cを流し込んで支柱1
0のアンカーボルトを埋設して固め、この後、支柱10
間に副弦材30および主弦材20をそれぞれ架設し、防
護柵1を設置する。
【0024】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 防護柵1では、主弦材20の端部に取り付けられた
ブラケット22の突部25が支柱10のキャップ12に
設けられた係合部18に凹凸嵌合されるため、支柱10
への主弦材20の接合を容易に行うことができる。
【0025】 その凹凸嵌合は主弦材20の架設方向
に対して上方から行われ、これによって突部25が係合
部18に対してその架設方向に沿って係止されるため、
突部25の厚肉部27の径寸法をより大きくし、薄肉部
28の厚さ寸法との寸法差をより大きくして支柱10へ
の良好な接合状態を得ることができ、主弦材20を外れ
難くできる。
【0026】 主弦材20の突部25は、厚肉部27
と薄肉部28との肉厚差で係合部18に係止されている
ため、突部25や係合部18の構造を簡素化でき、係合
部18への突部25の嵌合を上方から落とし込むだけで
容易に行うことができる。
【0027】 主弦材20は長孔21Aに挿通される
ビス26でブラケット22に取り付けられ、副弦材30
はブラケット32の長孔34Aに挿通されるボルト36
で支柱10に固定されているため、主弦材本体21およ
び副弦材本体31の気温による伸縮をそれらの長孔21
A,34Aで吸収できる。
【0028】 主弦材本体21とブラケット22とを
接合するビス26、および副弦材本体31とブラケット
32とを接合するビス57は、それぞれ下方側から螺合
されるため、それらのビス26,57を歩行者等から見
え難くでき、防護柵1の外観を良好にできる。また、防
護柵1を構成する支柱本体11、キャップ12、主弦材
本体21、副弦材本体31は、断面楕円形状あるいは円
形状とされているため、防護柵1の意匠性を曲面を基調
とした良好なものにできる。
【0029】〔第2実施形態〕図6は、本発明の第2実
施形態に係る柵である防護柵2を示す正面図、図7は、
防護柵2の要部を分解して示す一部破断の正面図、図8
は、図7の矢印VIII−VIII線から見た平面図である。な
お、本実施形態において、第1実施形態と同様な構成部
材には同一符号を付してそれらの説明を省略または簡略
化する。
【0030】防護柵2は、スロープ等の勾配が付けられ
た路面等に設置されるものであり、支柱10がスロープ
の高所と低所とに立設され、主弦材20および各副弦材
30が勾配に沿って斜めに架設されている。また、高所
に立設された支柱10には、主弦材20および各副弦材
30が水平な路面に沿っても架設されるようになってい
る。すなわち、防護柵2では、支柱10のキャップ12
の構造、および主弦材20のブラケット22の構造が、
第1実施形態とは大きく異なり、以下にはその相違点を
詳説する。
【0031】キャップ12は、支柱本体11にボルト止
めされる集合部材である第1部材51と、この第1部材
51の上部に配置される別の集合部材である第2部材5
2とで構成され、この第2部材52は、ボルト孔52A
に挿通されて第1部材51のねじ孔51Aに螺合するボ
ルト52Bで固定されている。
【0032】そして、第1、第2部材51,52のそれ
ぞれの長径方向の両端側には半円状の嵌合部形成溝5
3、および嵌合部形成溝53よりも大きい開口部形成溝
54が設けられており、上下の嵌合部形成溝53を合わ
せることで形成される一対の嵌合部16と、上下の開口
部形成溝54を合わせることで形成される開口部17と
により、本発明の係合部18が設けられるようになって
いる。
【0033】ブラケット22の突部25を構成する厚肉
部27は水平な丸棒状に形成され、薄肉部28は厚肉部
27と同心軸の円盤状に形成され、そして、薄肉部28
とフランジ部24とは腕部55で連続している。つま
り、先ず、第1部材51の嵌合部形成溝53および開口
部形成溝54のそれぞれに、上方から厚肉部27、薄肉
部28を凹凸嵌合および挿入し、次いで、この上方から
第2部材52を取り付け、これによって厚肉部27が短
径方向に沿って互いに対向する嵌合部16内に収容さ
れ、薄肉部28が開口部17内に収容され、突部25全
体が第1、第2部材51,52で覆われるようになる。
また、このようなブラケット22は、厚肉部27を回動
軸として上下方向に回動し、このことにより、ブラケッ
ト22を含んで構成された主弦材20がスロープの勾配
路面に沿っても、水平な路面に沿っても架設されるよう
になる。
【0034】さらに、本実施形態での副弦材30は、ブ
ラケット32固定用のボルト36を回動軸とすることに
より、主弦材20と同様にスロープの勾配路面および水
平路面に沿って架設されている。
【0035】本実施形態によれば、前記第1実施形態と
同様な構成により、前述した〜の効果を得ることが
できる。また、本実施形態の特有の構成により、以下の
効果を得ることができる。 各ブラケット22,32
は、支柱10に対して上下方向に回動自在に接合されい
るため、主弦材20と副弦材30とをスロープ等の勾配
路面おおび水平な路面の両方に対応させて架設できる。
【0036】 ブラケット22の突部25が第1、第
2部材で覆われているため、突部25を見えなくでき、
防護柵2の外観をさらに良好にでき、意匠性をより向上
させることができる。
【0037】〔第3実施形態〕図9は、本発明の第3実
施形態に係る柵である防護柵3を示す平面図、図10
は、防護柵3の要部を分解して示す一部破断の正面図、
図11は、防護柵3の要部を示す平面図である。なお、
本実施形態においても、前述した各実施形態と同様な構
成部材には同一符号を付してそれらの説明を省略または
簡略化し、以下には相違点のみを説明する。
【0038】防護柵3では、主弦材20および副弦材3
0が支柱10に対して水平方向に回動自するように構成
されている点で前記第2実施形態とは異なる。具体的に
は、キャップ12の長径方向の両端側において、嵌合部
16が第1部材51と第2部材52とに設けられ、これ
ら第1、第2部材51,52を合わせることで上下に対
向して形成されるようになっている。また、第1、第2
部材51,52には、嵌合部16よりも大きい開口部形
成溝54が設けられ、上下の各開口部形成溝54を合わ
せることで開口部17が形成されるようになっている。
【0039】そして、嵌合部16および開口部17内に
収容されるブラケット22の厚肉部27および薄肉部2
8は、全体形状が第2実施形態と同じであるが、回動軸
が鉛直となるように平面円形状に設けられ、これによっ
てブラケット22すなわち主弦材20が水平方向に回動
するようになっている。なお、図11において、第2部
材の図示を省略した。
【0040】副弦材30では、ブラケット32の突片部
34が水平に設けられ、支柱本体11の水平に切り欠か
れた切欠部58に挿入されている。また、突片部34に
は、支柱本体11のスリット11Aの位置に対応して下
方に突出した軸材59が設けられており、この軸材59
の下端は、スリット11A内に配置されてビス止めされ
た支持部材61で支持され、これにより、ブラケット3
2すなわち副弦材30は、軸材59を回動軸として水平
方向に回動するようになっている。さらに、軸材59を
受ける支持部材61の凹状の受部61Aは、図10中の
左右方向(スリット11Aの奥行き方向)の寸法が軸材
59の径寸法よりも大きく設けられ、これによって生じ
る隙間で副弦材本体31の伸縮を吸収するようになって
いる。なお、本実施形態のブラケット32では、フラン
ジ部33に径方向に対向した二個のビス孔33Aが設け
られ、これらのビス孔33Aに挿通されてビスホール3
1A(図5)に螺合されるビス35で副弦材本体31に
固定されている。つまり、ここでのブラケット32には
前記第1、第2実施形態のような収容部が設けられてお
らず、側面T字形状とされている。
【0041】本実施形態によれば、第2実施形態での
の効果に代え、以下の効果がある。 各ブラケット22,32は、支柱10に対して水平
方向に回動自在に接合されいるため、主弦材20と副弦
材30とをカーブやクランク状の路面および真っ直ぐな
路面の両方に対応させて架設できる。
【0042】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記各実施形態では、主弦材
本体21がアルミ押出形材で形成されていたが、主弦材
本体として、図12に示すようなチェーン62(一部の
みを図示)を用いてもよい。この際、ブラケット22と
しては、収容部23やフランジ部24(図2)の代わり
に環状部63を設ければよく、また、このようなブラケ
ット22の材質としては、ステンレス等の高硬度のもの
が好ましい。なお、このようなチェーン62を副弦材本
体として用いることもできる。
【0043】さらに、支柱に接合される二つの主弦材の
うち、一方をアルミ押出形材の主弦材本体を用いたもの
とし、他方をチェーンを用いたものにしてもよく、両方
同じ形態の主弦材本体を用いる必要はない。
【0044】前記各実施形態では、支柱10間に副弦材
30が架設されていたが、このような副弦材は適宜省略
可能である。
【0045】また、第2実施形態および第3実施形態を
組み合わせることにより、支柱に接続される二つの弦材
のうち、一方の弦材を上下方向に回動自在に構成し、他
方の弦材を水平方向に回動自在に構成してもよい。
【0046】第2、第3実施形態では、キャップ12が
上下の第1、第2部材51,52で構成されていたが、
第1実施形態にような一体ものを用いてブラケットを回
動させてもよい。例えば、第1実施形態でのキャップ1
2において、開口部17の間口幅(開口幅)をより大き
くすることにより、ボルト29を緩めてブラケット22
を水平方向に回動させることができる。さらに、第1実
施形態でのブラケット22の突部25をキャップ12に
対して水平方向から配置するように構成すれば、開口部
17の間口幅を大きくすることで、ブラケット22を上
下方向に回動させることもできる。反対に、ブラケット
を回動させない場合でも、複数の集合部材からなるキャ
ップを用いることができる。
【0047】前記各実施形態では、主弦材20が主弦材
本体21およびブラケット22で構成され、このブラケ
ット22に突部25が設けられていたが、弦材の端部に
突部をどのように設けるかは任意であり、例えば弦材本
体の端部を加工するなど、突部を弦材本体に直に設けて
もよい。また、支柱に関しても同様であり、係合部18
をキャップ12に設ける必要はなく、嵌合部を支柱本体
の上部を加工して設けるなど、嵌合部を支柱にどのよう
に設けるかは任意である。
【0048】さらに、本発明に係る係合部は、各実施形
態のような嵌合部16および開口部17から形成された
ものに限定されず、また、本発明の突部も厚肉部27お
よび薄肉部28から形成されていなくともよく、それら
係合部、突部の形状等はその実施にあたって適宜に決め
られればよい。
【0049】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
弦材の端部に設けられた突部が支柱の係合部に凹凸嵌合
されているため、支柱への弦材の接合を容易に行うこと
ができる。また、その凹凸嵌合は弦材の架設方向に対し
て角度をなす方向から行われ、これによって突部が係合
部に対して架設方向に沿って係止されるため、支柱に従
来のような前述の挿入孔を設ける必要がなく、突部の支
柱への係止部分をより大きくして良好な接合状態を得る
ことができ、弦材を支柱から外れ難くできるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る柵を示す正面図で
ある。
【図2】第1実施形態の要部を拡大して示す一部破断の
正面図である。
【図3】図2の矢印III−IIIから見た平面図である。
【図4】第1実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【図5】図2の矢印V−Vから見た横断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る柵を示す正面図で
ある。
【図7】第2実施形態の要部を分解して示す一部破断の
正面図である。
【図8】図7の矢印VIII−VIII線から見た平面図であ
る。
【図9】本発明の第3実施形態に係る柵を示す平面図で
ある。
【図10】第3実施形態の要部を分解して示す一部破断
の正面図である。
【図11】第3実施形態の要部を示す平面図である。
【図12】本発明の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
1,2,3…柵である防護柵、10…支柱、16…嵌合
部、17…開口部、18…係合部、20…弦材、25…
突部、27…厚肉部、28…薄肉部、51,52…集合
部材である第1、第2部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をおいて立設される少なくと
    も二本の支柱と、これらの支柱間に架設される弦材とで
    構成され、前記弦材の端部には前記支柱側に突出した突
    部が設けられ、前記支柱には前記弦材の突部を弦材の架
    設方向に対して角度をなす方向から凹凸嵌合して前記架
    設方向に係止する係合部が設けられている柵。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の柵において、前記弦材
    の突部は、その先端側に設けられた厚肉部と、この厚肉
    部よりも少なくとも基端側に設けられた薄肉部とで構成
    され、前記支柱の係合部は、前記突部の厚肉部を嵌合す
    る嵌合部と、前記薄肉部を挿入する開口部とで構成され
    ている柵。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の柵にお
    いて、前記弦材の突部は、前記支柱の係合部に対して回
    動可能である柵。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の柵にお
    いて、前記支柱の係合部は、互いに組み合わされる複数
    の集合部材で形成され、前記弦材の突部がそれらの集合
    部材で覆われている柵。
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