JP3223499B2 - 柵 体 - Google Patents

柵 体

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JP3223499B2
JP3223499B2 JP29926695A JP29926695A JP3223499B2 JP 3223499 B2 JP3223499 B2 JP 3223499B2 JP 29926695 A JP29926695 A JP 29926695A JP 29926695 A JP29926695 A JP 29926695A JP 3223499 B2 JP3223499 B2 JP 3223499B2
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は柵体に関するもの
で、更に詳細には、例えば道路、街路や施設内通路等で
使用される柵体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車道と歩道との境界部を仕切る
ために、適宜間隔をおいて立設される支柱体に取付けら
れる継手ブラケットを介して支柱体間に横桟を架設した
柵体が設置されている。
【0003】この柵体の構造には、出願人が先に開発
した2分割ブラケットの一方を支柱体にボルト止めし、
この一方のブラケットと他方のブラケットとの間に横桟
を挾持してボルトにて取付けるようにしたもの(実開昭
59−140320号公報参照)、中空状横桟の内部
に長手方向に沿う垂直板を設け、この垂直板と共に中空
状横桟を貫通する取付けボルトにて支柱体に取付けるよ
うにしたもの(実開昭62−26418号公報参照)、
あるいは継手ブラケットを支柱挾持部の両側に挾持片
を設けた一対の取付金具にて形成し、少なくとも一方の
支柱挾持部の内側に突設された係止片を、支柱体の側面
に穿設された係止孔に係止するようにしたもの(実開平
2−101816号公報参照)などが知られている。
【0004】一方、従来、歩道柵と交通標識とは別々に
設けられており、美観上も施工上も問題であったが放置
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開
昭59−140320号公報に記載の技術は複数のボル
トにてブラケットを支柱体に取付けるため、支柱体が大
口径でないと適用できないという問題があり、また、ブ
ラケットがボルト止めされ、しかも両ブラケットにて形
成される貫通孔内に横桟を貫挿してボルト止めされるた
め、横桟を傾斜状に架設したり、水平面上に屈曲状に架
設することができず、傾斜地に柵体を設置する場合や水
平面上で屈曲させて設置する場合には、継手ブラケット
の設計変更が必要であった。また、実開昭62−26
418号公報に記載の技術は、横桟と支柱体とを取付ボ
ルトが貫通する構造であるため、上記と同様に傾斜地
には適用することができないばかりか、ボルト頭が外部
側方に露出するため、美観を損なうと共に、歩行者にと
って危険であった。また、実開平2−101816号
公報に記載の技術は、一対の取付金具にて支柱体と横桟
とを挾持する構造であるため、多少の傾斜面への対応は
可能であるが、この構造のものは、取付金具に形成され
た係止片を支柱体に穿設された係止孔に係止させるた
め、現場で支柱体に孔明けを行う必要があり、組立作業
性が悪いという問題があった。また、挾持片間に挾持さ
れる横桟を貫通するボルトで固定するため、外部側方に
ボルト頭やナットが露出して上記と同様美観を損なう
と共に、歩行者に危険を与えるという問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、外部側方にボルト頭等が露出することなく、容易に
支柱体に横桟を架設することができ、かつ設計変更する
ことなく傾斜地への設置に対応できるようにした柵体を
提供することを目的とするものである。更に、柵体用支
柱をポール支柱に兼用し得るようにすることによって、
柵体周辺の環境美化に対応できるようにするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の柵体は、適宜間隔をおいて立設される複
数の支柱体と、これら支柱体に取付けられる継手ブラケ
ットを介して架設される横桟とからなる柵体を前提と
し、上記支柱体は、長手方向に沿って外部に開口する狭
隘開口状の嵌合溝を具備し、上記継手ブラケットは、上
記嵌合溝に角度調整可能に取付けられる連結片部を有す
る下部ブラケット体と、この下部ブラケット体と共働し
て上記横桟の貫通孔を形成する上部ブラケット体と、こ
れらブラケット体を固定する固定ボルト及びナットとを
具備してなる、ことを特徴とするものである(請求項
1)。
【0008】この発明において、上述の構成に加えて、
支柱体が長手方向に沿って外部に開口する狭隘開口状の
嵌合溝を具備すると共に、嵌合溝の柱内側にポール受片
を突設してなる方が好ましい(請求項2)。
【0009】また、上記継手ブラケットは支柱体に設け
られた嵌合溝に角度調整可能に取付けられるものであれ
ば、その形状及び構造は任意でよいが、好ましくは上記
下部ブラケット体の連結片部をU字状に形成すると共
に、この連結片部に取付孔を穿設し、下部ブラケット体
と上部ブラケット体の当接面を傾斜状に形成すると共
に、両当接面に互いに係合する段部を形成する方がよい
(請求項3)。
【0010】なお、上記支柱体、継手ブラケット及び横
桟の材質は耐蝕性及び耐久性に富むものであれば任意の
材質でよいが、好ましくは支柱体及び横桟をアルミニウ
ム合金製の押出形材にて形成し、継手ブラケットを構成
する下部ブラケット体及び上部ブラケット体をアルミニ
ウム合金製鋳物にて形成する方がよく、更に好ましくは
これらの表面に例えばポリウレタン樹脂製焼付塗装等を
施す方がよい。
【0011】なお、上記支柱体の下端処理は、常法通り
地面に埋設固定してもよいが、地面の穴に嵌着自在とす
るものあるいは可搬自在とするため例えばベースプレー
ト等の立設部材に取付けるもの等とすることができる。
【0012】上記のように構成されるこの発明の柵体に
よれば、支柱体の長手方向に設けられた嵌合溝に、下部
ブラケット体の連結片部を角度調整可能に取付け、この
下部ブラケット体と上部ブラケット体とに形成される貫
通孔に横桟を貫挿して、これらブラケット体を固定ボル
ト及びナットにて固定することにより、支柱体間に横桟
を傾斜可能に架設することができる(請求項1)。した
がって、傾斜地においても、継手ブラケットを設計変更
することなく、同一の継手ブラケットを用いて横桟を設
置面の傾斜角に対応させて架設することができる。ま
た、ボルト頭やナット等が外部側方に露出することがな
いため、美観の向上が図れると共に、歩行者の危険を防
止することができる。
【0013】また、支柱体の嵌合溝の柱内側にポール受
片を突設することにより、支柱体に例えば交通標識板、
方向指示板あるいは照明機器等を取付けたポールを立設
固定することができる(請求項2)。
【0014】また、下部ブラケット体の連結片部をU字
状に形成すると共に、この連結片部に取付孔を穿設し、
下部ブラケット体と上部ブラケット体の当接面を傾斜状
に形成すると共に、両当接面に互いに係合する段部を形
成することにより、取付孔を貫通する取付ボルトを支柱
体にねじ結合して継手ブラケットの取付を容易にするこ
とができると共に、下部ブラケット体と上部ブラケット
体の係合を強固かつ確実にすることができる(請求項
3)。
【0015】また、下部ブラケット体及び上部ブラケッ
ト体の貫通孔の両端部に、外方に向って拡開するテーパ
部を形成することにより、このテーパ部の角度範囲内で
横桟を傾斜させることができ、傾斜地に対応させること
ができると共に、水平面上で横桟を屈曲状に架設するこ
とができる。
【0016】また、下部ブラケット体及び上部ブラケッ
ト体の貫通孔における端部近傍部位に、横桟支持用凸状
部を形成することにより、横桟がガタツクことなく強固
に横桟を架設することができる。なおこの場合、横桟の
端部に上記凸状部に係合する膨隆部を形成すれば、柵体
の組立時に横桟が継手ブラケットから不用意に抜け出る
のを防止することができる点で好ましい。
【0017】また、横桟の端部に長手方向に沿う長孔を
穿設し、この長孔内に固定ボルトを遊嵌可能に形成する
ことにより、横桟が継手ブラケットから抜け出るのを防
止することができ、ブラケット体にテーパ部を設けた場
合の横桟の水平方向の傾斜を容易にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1はこの発明の柵体の一例を示す側面
図、図2はその要部の分解斜視図である。
【0020】上記柵体は、適宜間隔をおいて立設される
支柱体1に継手ブラケット2を介して垂直方向に複数
(図面では3本の場合を示す)の横桟3を架設してな
り、支柱体1の1つに立設されたポール4に例えば交通
標識板5が取付けられている。
【0021】この場合、上記支柱体1は、図2及び図7
に示すように、円筒状本体10の一側に、長手方向に沿
って外方に開口する継手ブラケット取付用の狭隘開口状
の嵌合溝11が設けられ、この嵌合溝11の筒内側に断
面円弧状のポール受片12が突設されている。この支柱
体1はアルミニウム合金製の押出形材にて形成されてお
り、所望によって外面に飾り用凹凸13が設けられてい
る(図7参照)。このように形成される支柱体1は、具
体的には、長さが50〜500cmで、外周径が100
〜200mmφのA6061,A6063等のアルミニ
ウム合金が使用されている。
【0022】上記継手ブラケット2は、図2ないし図6
に示すように、上記嵌合溝11内に角度調整可能に例え
ば嵌合によって取付けられる連結片部20を有する断面
略U字状の下部ブラケット体21と、この下部ブラケッ
ト体21の上端部に被着されて下部ブラケット体21と
共働して横桟3の貫通孔2aを形成する断面略逆U字状
の上部ブラケット体22と、下部ブラケット体21の連
結片部20部に穿設された取付孔23を介して下部ブラ
ケット体21を上記支柱体1に取付ける取付ボルト24
と、上部ブラケット体22と下部ブラケット体21を固
定する皿状頭を有する固定ボルト25及びナット26と
で構成されている。なお、両ブラケット体21,22
は、アルミニウム合金製鋳物の表面に例えばポリウレタ
ン樹脂製焼付塗装が施されて耐食性の維持が図られてい
る。
【0023】この場合、上記連結片部20は嵌合溝11
の開口幅11aより小さい寸法の高さを有し、開口幅1
1aより大きい寸法の幅を有する逆U字状の連結片20
aと、この連結片20aと下部ブラケット体21とを連
結する首部20bとで構成されている。この連結片部2
0を支柱体1に取付けるには、連結片20aを横向きに
した状態で嵌合溝11内に挿入した後、垂直方向に適宜
角度例えば90度回転して連結片20aを嵌合溝11に
係合させた後、取付ボルト24を取付孔23に貫通させ
て嵌合溝11の底部に設けられたねじ孔27にねじ結合
させて取付ける。
【0024】また、上記下部ブラケット体21は連結片
部20を有する一側開口端部に対して他側開口端部を低
い位置に配置した傾斜状に形成されており、上部ブラケ
ット体22は下部ブラケット体21と対称的に傾斜状に
形成されている。このように下部ブラケット体21を傾
斜状に形成した理由は、連結片部20を貫通する取付ボ
ルト24の取付を容易にするためである。また、下部ブ
ラケット体21と上部ブラケット体22の両側開口端は
中央が外方に膨隆した円弧状に形成されており、この開
口端の当接面には互いに係合する段部28が設けられ
て、両ブラケット体21,22の固定を容易かつ確実に
行えるようにしてある。
【0025】更に、両ブラケット体21,22の横桟取
付側開口端部の近傍部位には、内方に向って突出する横
桟支持用凸状部29aが突設されており、その外側には
外方に向って拡開するテーパ部29bが形成されてい
る。このように凸状部29aを突設することにより、図
8に示すように、この凸状部29aにて横桟3を固定支
持することができ、横桟3の取付けを強固にすることが
できる。また、テーパ部29bを設けることにより、図
8及び図9に示すように、継手ブラケット2に取付けら
れる横桟3を上下に45度左右に10度の範囲において
傾斜できるような自由度を付与することができ、横桟3
を傾斜地に対応させて傾斜状に架設することができると
共に、水平面上に傾斜させた屈曲状に架設することがで
きる。なおこの場合、連結片部20の嵌合溝11への取
付に角度をもたせることにより、横桟3を更に傾斜させ
て架設することができ、構成部材の設計変更を要するこ
となく傾斜地での支柱体の設置を可能にすることができ
る。
【0026】上記横桟3は例えばアルミニウム合金製や
鋼製のパイプ部材にて形成されており、その取付側端部
には固定ボルト25を遊嵌する長孔3aが穿設されてい
る。なおこの場合、図8及び図9に一点鎖線で示すよう
に、横桟3の端部に上記継手ブラケット2に設けられた
凸状部29aに係合する膨隆部3bを設けておけば、組
立時に継手ブラケット2から横桟3が不用意に抜け出る
のを防止することができるので、柵体の組立を容易にす
ることができる。
【0027】なお、上記ポール4は、支柱体1に設けら
れたポール受片12に沿って支柱体1内に挿入されると
共に、外部から円筒状本体10及びポール受片12に設
けられた取付孔14を貫通してポール4の内側に配設さ
れる取付受座40にねじ結合する取付ボルト41にて立
設固定されるようになっている(図2参照)。
【0028】また、支柱体1は、図7に例示した形態の
ものに限定されるものではなく、例えば図11ないし図
13に例示される形態のものでもよい。
【0029】すなわち、図11に示す支柱体1Aは、支
柱の2箇所に嵌合溝11を設けると共に、それぞれに断
面円弧状のポール受片12が突設されているものであ
る。このような支柱体1Aを用いるときは横桟を並設し
て設けたり、横桟を直交状に配設したりすることができ
るし、ポールの固定をより強固に行うことができる。
【0030】また、図12の場合は、図11と同様に2
箇所の嵌合溝11を設けるが、断面円弧状のポール受片
12を一方のみに設けるものであり、ポール受片12の
ない一方には、ポール受片と横桟以外のものを取付ける
場合などに用いられる取付片12Aを具備する支柱体1
Bを示す。
【0031】更に、図13の場合は、図7に例示した形
態のものに、ポール支持片15を付設した支柱体1Cを
示すが、ポール4の支持強度を高めるものである。これ
らの支柱体1,1A,1B,1Cはいずれか一つに統一
使用してもよいし、付帯設備に応じて混合配置してもよ
い。
【0032】次に、上記のように構成されるこの発明の
柵体を組立てる手順について説明する。まず、支柱体を
配置する地面60の適宜位置に基礎部61を設け、この
基礎部61に支柱体1を立設する。次に、支柱体1に設
けられた嵌合溝11に下部ブラケット体21の連結片部
20を挿入した後、回転させて連結片部20を嵌合溝1
1に係合させ、取付ボルト24をもって下部ブラケット
体21を取付ける。そして、下部ブラケット体21の両
取付側開口端部に隣接する横桟3の端部を挿入すると共
に、上部ブラケット体22を下部ブラケット体21の上
部に載置して、上方から固定ボルト25を貫通させ、下
方の突出部に固定ナット26をねじ結合して横桟3を架
設固定する。このようにして、支柱体1の上、中及び下
部の3箇所に横桟3を架設する。この場合、支柱体の設
置面が傾斜しているときや不陸状態の場合には、地面6
0の傾斜や不陸状態に合せて連結片部20の連結片20
aを嵌合溝11内で角度調整して取付け(図14
(a),(b)参照)、また、水平面上において各支柱
体1が異なる線上に位置する場合は、ブラケット体2
1,22に設けられたテーパ部29の拡開角度範囲内で
横方向に傾斜させて横桟3を架設することができる(図
15(a),(b)参照)。ここでは横桟3を3段並設
するケースを例示したが、1段でもあるいは2段でもよ
い。また、直状の横桟3に代えて湾曲状の横桟3Aを用
いることにより、水平面上に円弧状に屈曲した柵体を設
置することができる(図15(c)参照)。
【0033】また、支柱体1に例えば交通標識板5等を
取付けるには、交通標識板5等を取付ける位置の支柱体
1のポール受片12に沿って、予め交通標識板5等を取
付けたポール4を挿入した後、取付ボルト41を支柱体
1に貫通させてポール4内に仮止めされた取付受座40
に固着された取付ナット42にねじ結合してポール4を
立設固定する。そして、穴付きキャップ51を支柱体1
に固定して支柱体1とポール4との隙間を塞ぎ、その他
の支柱体1の頂部にキャップ52を固定して組立作業は
完了する。
【0034】上記実施形態ではこの発明の柵体の支柱体
1の一部にポール4を立設して交通標識板5を取付ける
場合について説明したが、上記交通標識板5の他に例え
ば案内板,照明灯あるいは道路用ミラー等任意のものを
取付けることができる。また、支柱体1間に架設された
複数の横桟3に例えば地図や案内板等の掲示板を取付け
ることも可能である。更には、支柱体1に設けられた嵌
合溝11に適宜ブラケットを取付け、このブラケットを
介して案内板や照明器具あるいは灰皿、屑入れ等を取付
けることも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明の柵体
は、上記のように構成されるので、以下のような効果が
得られる。
【0036】1)請求項1記載の柵体によれば、支柱体
の長手方向に設けられた嵌合溝に、下部ブラケット体の
連結片部を角度調整可能に取付け、この下部ブラケット
体と上部ブラケット体とに形成される貫通孔に横桟を貫
挿して、これらブラケット体を固定ボルト及びナットに
て固定することにより、支柱体間に横桟を傾斜可能に架
設することができるので、傾斜地においても、継手ブラ
ケットを設計変更することなく、同一の継手ブラケット
を用いて横桟を設置面の傾斜角に対応させて架設するこ
とができる。また、ボルト頭やナット等が外部に露出す
ることがないため、美観の向上が図れると共に、歩行者
の危険を防止することができる。
【0037】2)請求項2記載の柵体によれば、柵体の
任意の位置にポールを立て、それに例えば交通標識、方
向指示板、照明機器等を配設することが可能となる。こ
れによって従来それらのためにポールを別立てしていた
のが不要となるので、柵体周辺がスッキリして周辺の美
観を向上できる機能が更に付加される。
【0038】3)請求項3記載の柵体によれば、下部ブ
ラケット体の連結片部をU字状に形成すると共に、この
連結片部に取付孔を穿設し、下部ブラケット体と上部ブ
ラケット体の当接面を傾斜状に形成すると共に、両当接
面に互いに係合する段部を形成するので、上記1)に加
えて継手ブラケットの取付を容易にすることができると
共に、下部ブラケット体と上部ブラケット体の係合を強
固かつ確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の柵体の一例を示す側面図である。
【図2】柵体の要部の分解斜視図である。
【図3】この発明における継手ブラケットの正面図であ
る。
【図4】継手ブラケットの側面図である。
【図5】図3のA−A断面図(a)及び(a)のB部拡
大分解図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】この発明における支柱体の一部を拡大して示す
横断面図である。
【図8】支柱体に継手ブラケットを介して横桟を架設す
る状態の横断面図である。
【図9】支柱体に継手ブラケットを介して横桟を架設す
る状態の一部断面正面図である。
【図10】図9の縦断面図である。
【図11】この発明における支柱体の他の形態を示す横
断面図である。
【図12】この発明における支柱体の別の形態を示す横
断面図である。
【図13】この発明における支柱体の更に別の形態を示
す横断面図である。
【図14】この発明の柵体を傾斜地に設置した状態の概
略斜視図(a)及び不陸傾斜地に設置した状態の概略斜
視図(b)である。
【図15】この発明の柵体を水平面上で屈曲させた別の
状態を示す概略平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 義秋 東京都豊島区高田三丁目30番14号 株式 会社ジイケイテック内 (72)発明者 礒崎 康 東京都豊島区高田三丁目30番14号 株式 会社ジイケイテック内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 15/00 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜間隔をおいて立設される複数の支柱
    体と、これら支柱体に取付けられる継手ブラケットを介
    して架設される横桟とからなる柵体において、 上記支柱体は、長手方向に沿って外部に開口する狭隘開
    口状の嵌合溝を具備し、 上記継手ブラケットは、上記嵌合溝に角度調整可能に取
    付けられる連結片部を有する下部ブラケット体と、この
    下部ブラケット体と共働して上記横桟の貫通孔を形成す
    る上部ブラケット体と、これらブラケット体を固定する
    固定ボルト及びナットとを具備してなる、ことを特徴と
    する柵体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の柵体において、 上記支柱体が長手方向に沿って外部に開口する狭隘開口
    状の嵌合溝を具備すると共に、嵌合溝の柱内側にポール
    受片を突設してなる、ことを特徴とする柵体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の柵体において、 上記下部ブラケット体の連結片部をU字状に形成すると
    共に、この連結片部に取付孔を穿設し、 下部ブラケット体と上部ブラケット体の当接面を傾斜状
    に形成すると共に、両当接面に互いに係合する段部を形
    成してなる、ことを特徴とする柵体。
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