JPH11172527A - ポリウレタン糸の製法 - Google Patents
ポリウレタン糸の製法Info
- Publication number
- JPH11172527A JPH11172527A JP10264004A JP26400498A JPH11172527A JP H11172527 A JPH11172527 A JP H11172527A JP 10264004 A JP10264004 A JP 10264004A JP 26400498 A JP26400498 A JP 26400498A JP H11172527 A JPH11172527 A JP H11172527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyol
- polyurethane
- yarn
- molecular weight
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
有するポリウレタン糸を、安定に、かつ低コストで製造
する方法を提供する。 【解決手段】ポリオールとジフェニルメタンジイソシア
ネートと、鎖伸長剤としてエチレングライコールおよび
/または1,3−プロピレングライコールおよび/また
は1,4−ブタンジオールを、溶液中において、(該ジ
フェニルメタンジイソシアネートのモノ数)/(該ポリ
オールのモノ数)=1.8〜6の組成となるように、か
つ、溶質の軟化点が230℃以下、数平均分子量が4万
〜15万の範囲となるように重合した後に、溶媒を除去
し、溶融紡糸することを特徴とするポリウレタン糸の製
法。
Description
り、その上、高い熱セット性と高い回復性を有するポリ
ウレタン糸の製法に関する。
復性を有するポリウレタン糸を溶融紡糸により製造する
製法であって、特に安定に紡糸でき、かつ得られた糸も
高い均整度を有する糸の製法に関する。
最近、特に広く展開され始めた。そして、製法面から
は、最近、特に、溶融紡糸法が広く拡大され始めた。
と、反応が速いため、ゲル状物がポリウレタン中に生ず
るなどの問題点が生じ、細い糸や均整な糸が引けない、
また口金つまりが生じ、紡糸安定性が劣るなどの問題点
があった。
62号公報には特殊な条件で溶融重合し、溶融紡糸する
例が開示されている。
報には同様に特殊な条件で溶融重合し、溶融紡糸する例
が開示されている。
し、コストアップに繋がる欠点があった。
思わぬトラブルの原因になることが多かった。
断されるなどの問題点もよく見られた。
本発明でも用いるポリオールの一部が開示されてはいる
が、高い耐熱性と、高い熱セット性と高い回復性を有す
るポリウレタン糸を安定に、かつ得られた糸も高い均整
度がある糸の製法を示唆するものではなかった。
糸の製法の目的は、従来の技術では達成することのでき
なかった高い耐熱性と、高い熱セット性と高い回復性を
有するポリウレタン糸を、安定に、かつ低コストで製造
する方法を提供することにある。
の製法は前記の課題を解決するため、以下の構成を有す
る。 (1)ポリオールとジフェニルメタンジイソシアネート
と、鎖伸長剤としてエチレングライコールおよび/また
は1,3−プロピレングライコールおよび/または1,
4−ブタンジオールを、溶液中において、(該ジフェニ
ルメタンジイソシアネートのモノ数)/(該ポリオール
のモノ数)=1.8〜6の組成となるように、かつ、溶
質の軟化点が230℃以下、数平均分子量が4万〜15
万の範囲となるように重合した後に、溶媒を除去し、溶
融紡糸することを特徴とするポリウレタン糸の製法。 (2)ポリオールがテトラヒドロフランと3ーアルキル
テトラヒドロフランとをモル比85/15〜20/80
の混合比で共重合させて得られるポリオールであること
を特徴とする上記(1)に記載のポリウレタン糸の製
法。 (3)ポリオール、ジフェニルメタンジイソシアネート
と、鎖伸長剤としてエチレングライコールおよび/また
は1,3−プロピレングライコールおよび/または1,
4−ブタンジオールを、溶媒に投入した後に加熱、反応
せしめ、次に末端封鎖剤としてモノオールまたはモノア
ミンまたはモノイソシアネートを添加し、溶質の数平均
分子量が4万〜15万の範囲となるように重合すること
を特徴とする上記(2)に記載のポリウレタン糸の製
法。 (4)ポリオールの分子量が2400〜8000の範囲
であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか
に記載のポリウレタン糸の製法。 (5)鎖伸長剤がエチレングリコールであることを特徴
とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のポリウレ
タン糸の製法。 (6)溶媒がジメチルアセトアミド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルオキシド、n-メチルピロリドンから
なる群のうちから選ばれる少なくとも1種であることを
特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のポリ
ウレタン糸の製法。 (7)紡糸過程および/または紡糸過程後において80
〜200℃で定長またはリラックス熱処理することを特
徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載のポリウ
レタン糸の製法。
細に述べる。
について述べる。本発明のポリウレタンは、特定のジオ
ールであるエチレングライコール(以下、2Gと略す
る)、1,3−プロピレングライコール(以下、3Gと
略する)および1,4−ブタンジオール(以下、4Gと
略する)のうちの少なくとも1種を必須とする伸長剤を
用いて得られるものである。かかるジオールは単独で使
用されてもよいし、併用されてもなんら構わない。
うちの少なくとも1種を必須とする伸長剤を用いないと
高い耐熱性や高い強度のポリウレタン繊維を作りにくい
という問題がある。
を発揮するものは、2G使いのポリウレタンである。2
G使いのポリウレタンは軟化点が高く、安定に溶融重合
するのが難しいからである。つまり、2Gで溶融重合し
ようとすると、ゲル状物などが多発しやすく、安定して
重合しにくいし、また得られたポリウレタンにもゲル状
物などが混入していることが多く、安定に紡糸しにくい
のである。しかし、本発明の方法を適用するとかかるも
のでも容易に安定して紡糸できるのである。
のジオール等を併用しても何ら差し支えない。
フェニルメタンジイソシアネート(以下、MDIと略す
る)である。MDIは高い対熱性と強度をポリウレタン
糸に与えるのである。
シアネートを用いないと高い耐熱性と強度をポリウレタ
ン糸に与えることができないという問題がある。
のジイソシアネート等を併用しても何ら差し支えない。
定されるものではなく、ポリ(1,4−テトラメチレン
グライコール)(以下、PTMGと略する)、特公平7
ー116276号公報等に開示されているテトラヒドロ
フランと3−アルキルヒドロフランとの共重合PTM
G、特許第2615131号などに開示されているネオ
ペンチル基を主鎖に含むジオール、特開平2−2896
16号公報等に開示されているポリカーボネートジオー
ル、特開平5−98511号公報等に開示されているエ
ステル系ジオールなどをはじめ、任意のものを広く使用
できる。そして、本発明のポリオールは、1種類であっ
てもよく、さらに2種類以上であっても何らかまわな
い。
ヒドロフランと3−メチルヒドロフランとの共重合PT
MG(以下、3M−PTMGと略する)である。
も関わらず、伸度が高く、また回復性の高いポリウレタ
ン糸を製造することができるのである。
トラヒドロフランとのモル比が85/ 15〜20/ 80
となるようにこれらを共重合させて得られる3M−PT
MGは、伸度と回復性の面から好ましいものである。
0〜8000の範囲が好ましい。
と得られる糸の回復性が低くなる傾向があり、また、伸
度が出にくくなる傾向がある。
えると強度が低下したり、対薬品性が低下する傾向があ
る。
点から、特により好ましいポリオールの分子量は、30
00〜4000の範囲である。
ノ数(繰り返し単位数)とジフェニルメタンジイソシア
ネートのモノ数(モル数)との比である(ジフェニルメ
タンジイソシアネートのモノ数)/(ポリオールのモノ
数)が1.8〜6の範囲となるようにし、かつ、溶質の
軟化点が230℃以下、数平均分子量が4万〜15万の
範囲となるように重合するものである。
フェニルメタンジイソシアネートのモノ数との比(ジフ
ェニルメタンジイソシアネートのモノ数)/(ポリオー
ルのモノ数)を付加比率と定義する。
範囲である。
低く、実用性が低いという問題があり、6を越えると糸
の伸度が低下し、また糸の風合が硬くなるという問題が
ある。
性を発揮し、かつ熱セット性が優れ、強度、伸度の高い
ものを得る観点から、付加比率が2.5以上、3.7以
下の範囲であるのが好ましい。
4万以上15万以下とするものである。この範囲である
と、耐久性や強度の高い糸を得ることができる。尚、本
発明における数平均分子量はGPCで測定し、ポリスチ
レンにより換算したものによって算出する。
度が低くなったり、糸がもろくなったりしやすいという
問題があり、15万を越えると伸度が低くなったり、ま
た紡糸工程でフィルターつまりが発生するなどの問題が
ある。
がとれ、特に限定されるものではない。例えば、重合の
最初から末端封鎖剤をいれておく方法、さらには、重合
の最後に末端封鎖剤を添加し、分子量をコントロールす
る方法などのいずれの方法であってもよい。本発明にお
いては末端封鎖剤として、モノアミンやモノアルコール
やモノイソシアネートなどを使用することができる。特
に、重合の最後に末端封鎖剤を添加し、分子量をコント
ロールする方法は、分子量のコントロールという観点か
ら極めて好ましい方法である。
法に比較して反応が容易に進むので、コストの点からも
好ましい方法である。
30℃以下とする。
レタン溶液をフイルムに成型し、120℃で乾燥したも
のをTMAを用い測定したものを称する。
しにくくなる問題がある。
好ましい。かかる軟化温度のポリウレタン糸は高いヒー
トセット性を発揮し、各種の衣服をはじめ種々の用途へ
展開できるのである。
テストして組成を決めることが大切である。
溶液中で重合する。重合方法は溶液中での重合であれば
任意の方法がとれ、特に限定されるものではない。
ジオールを最初から溶媒の中に入れ重合してもよいし、
ポリオールとMDIを溶融状態で反応せしめ、プレポリ
マとし、しかる後に溶剤に溶解せしめ、更にジオールを
添加して溶液重合してもよい。
オールを最初から溶媒の中に入れ重合する方法が好まし
く行われる。
状態で、溶液中に原料を投入し、次に反応温度に昇温せ
しめ、次に所定の重合度に到達した時点で、末端封鎖剤
を投入し重合を完結する方法である。
セスは簡単であるにもかかわらず、良好な溶液ができる
のである。このため、低コスト化に有利なのである。
特に限定されるものではない。
セトアミド(以下、DMACと略する)、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルオキシド、n-メチルピロリドン
単独、またこれらの混合物が使用され得る。
の溶剤が併用されていても何ら構わない。
溶媒を除去し、必要に応じて乾燥し、溶融紡糸するので
ある。
なく、任意の方法をとることができる。溶媒を真空や熱
風で乾燥する乾式法、スチームや水溶液などに溶液を投
入し、溶剤を除去する湿式法などはその代表的な方法で
ある。
せた方法も好ましい方法の一つである。
常、チップやフレークや粒子状等に加工され得る。チッ
プは運搬も容易であり、また、次の工程の乾燥も容易で
ある利点がある。
たポリウレタンがチップ状に限定されないことはいうま
でもないことである。
れたポリウレタンは粘着することもあるので、適宜、シ
リコーンやステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ナト
リウム、ステアリン酸マグネシウムや、滑石、硫酸バリ
ウムなどをはじめとする滑剤などを添加することも有効
である。
し、また、脱溶媒の過程で添加してもよい。
により乾燥する。
しも乾燥する必要はないこともある。乾燥条件、方法も
特に限定されるものではなく、任意の方法が適用でき
る。真空乾燥、加熱乾燥、窒素での乾燥などは特に好ま
しい方法の一つである。
融され、溶融紡糸される。
をとることができる。
れらの誘導体などを添加し反応せしめてもよい。
付与しても何ら問題はない。例えば耐光、耐酸化防止剤
などとしていわゆるBHTや住友化学製の”スミライザ
ーGA−80”などをはじめとするヒンダードフェノー
ル系薬剤、各種の”チヌビン”をはじめとするベンゾト
リアゾール系薬剤、住友化学工業(株)製の”スミライ
ザーP−16”をはじめとするリン系薬剤、各種の”チ
ヌビン”をはじめとするヒンダードアミン系薬剤、さら
に酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラックをはじめと
する無機顔料、モンモリナイトなどの粘土鉱物、ステア
リン酸マグネシウムをはじめとする金属石鹸、また、銀
や亜鉛やこれらの化合物などを含む殺菌剤、消臭剤、ま
たシリコーン、鉱物油などの滑剤、硫酸バリウム、酸化
セリウム、ベタインやリン酸系などをはじめとする各種
の帯電防止剤などを付与することは好ましい。
し、重合工程で付与してもなんらかまわない。
の断面は円形であっても扁平であっても何らかまわな
い。また、繊度も特に限定されるものではなく、任意の
ものがとれ得る。
さらには2本以上の繊維が合着したものであってもよ
い。
して得られた繊維を定長または、リラックス熱処理する
ことがあげられる。
ヒーターなどで処理してもよい。
より変化するが、70℃〜(ポリウレタンの軟化点−
5)℃である。そして、特に乾熱の場合、好ましい熱処
理温度は、90℃〜(ポリウレタンの軟化点−10)℃
である。
一つの目安として40%以内が好ましい。かかる処理に
より、糸の伸度を更に高くすることができるのである。
よいし、また別の工程で実施してもよい。
もよい。
下記する。
述べる。
ンストロン4502型引張試験器を用い、5cmの長さ
の試料を50cm/minの引張速度で300%伸長す
ることを5回繰り返した後、30秒間該長さを保持後
し、しかる後、伸長を回復せしめ応力が0になった時の
試料の長さと伸長を行う前の長さの比をセット比とい
う。
伸長時、30秒保持後の応力の減少率を応力緩和率と称
する。これらの測定は、21℃、65%RHの部屋で実
施される。
測定において、6回目に糸が破断するまで伸びを加えた
時の伸びと、その時の応力を、それぞれ破断伸度、破断
強度と称する。
るものである。
り返した時の1回目の200%伸長伸時の応力)/(3
00%伸長を5回繰り返し、そこで30秒保持し、しか
る後に、歪みを除き、その回復過程におけるもとの長さ
に対する伸びが200%の時の応力) 次に熱セット率とは下記の定義にかかるものである。
間処理し、次に沸騰水で2時間同様にフリーで処理し、
1日室温で乾燥し、次に、該糸を100%伸長し、11
5℃のスチームで1分間処理し、さらに同伸長率で、1
30℃の空気中で1分間処理し、さらに1日室温で放置
し、その時の長さを測定する。[(該処理後の長さ)/
(100%伸長時の長さ)]×100を熱セット率とす
る。
る。ただし、本発明がこれら実施例によって限定される
ものではないことは、いうまでもないことである。 (実施例1)分子量が約3000のPTMGを10k
g、MDIを2.65kg、2Gを0.44kgをそれ
ぞれ、20kgのDMAC液中に攪拌しながら投入し
た。
攪拌し、次にブタノールを投入して停止反応を実施し
た。本溶液を乾燥したところ固形分残留率は約40%で
あった。 本ポリウレタンの付加比率は計算上約3であ
った。また、数平均分子量は約8万であった。
ェノール系酸化防止剤、シリコーン油を加えることによ
り粘調な重合体溶液を得た。この重合体溶液の粘度を落
球式粘度計で測定したところ、40℃で3800ポイズ
であった。
℃であった。
出しているネットコンベア上にガット状に押し出し、さ
らに水を吹きかけ、カッターに通し、チップとした。
した。
融し、ギヤポンプで計量し、口金から冷却空気が流れて
いる紡糸筒に吐出せしめ、ゴデローラーと巻取機の速度
比を1.40とし、毎分350mの速度で溶融紡糸し、
12デニール/モノフィラメントの糸を通常の厚紙管に
巻き取った。紡糸性は良好であり特に問題はなかった。
る糸が得られた。 (実施例2)テトラヒドロフランと3−メチルテトラヒ
ドロフランを85:15のモル比で共重合した分子量が
3500の3−PTMGを10.5kg、MDIを2.
52kg、2Gを0.41kgをそれぞれ、20kgの
DMAC液中に攪拌しながら投入した。
と同様に反応せしめ、さらに同様に停止反応を実施し
た。本溶液を乾燥したところ固形分残留率は約40%で
あった。 本ポリウレタンの付加比率は計算上約3であ
った。
し、粘調な重合体溶液を得た。この重合体溶液の粘度を
落球式粘度計で測定したところ、40℃で4100ポイ
ズであった。
℃であった。
さらに水を吹きかけ、カッターに通し、チップとした。
とし、毎分450mの速度で溶融紡糸し、12デニール
/モノフィラメントの糸を通常の厚紙管に巻き取った。
紡糸性は良好であり特に問題はなかった。
テリシスも少ない糸が得られた。 (実施例3)実施例2の糸を、130℃の中空ヒーター
にリラックス率20%でフィードロールで供給し、デリ
ベリーロールを介して、ワインダーで巻き取った。
い、2軸のスクリューを有するニーダータイプの押出し
機を用い、180℃で剪断速度1000sec-1で溶融
重合テストを行ったが、良好なポリウレタンは製造でき
なかったので、紡糸できなかった。 (比較例2)実施例2の3M−PTMG、MDI、2G
を用い、比較例1と同様に2軸のスクリューを有するニ
ーダータイプの押出し機を用い、180℃で剪断速度1
000sec-1で溶融重合テストを行ったが、良好なポ
リウレタンは製造できなかったので、紡糸できなかっ
た。
し、高い付加比率で溶融重合するにはかなり高度な技術
が必要と推定される。
重合できるので、溶融紡糸が安定してできる。
少ないので、従来作りにくかった細い糸も容易に溶融紡
糸できる。溶融紡糸は爆発性の溶剤を使用しないので、
設備投資も安価であるので、低コストで、かつ良好な特
性の糸が安価にできる。
ット性が優れ、また経時変化が少ない画期的なスパンデ
ックス糸であり、これらの優れた特性を有することか
ら、単独での使用はもとより、各種繊維との組み合わせ
により、例えばソックス、ストッキング、丸編、トリコ
ット、水着、スキーズボン、作業服、煙火服、洋服、ゴ
ルフズボン、ウエットスーツ、ブラジャー、ガードル、
手袋や靴下をはじめとする各種繊維製品の締め付け材
料、紙おしめなどサニタニー品の漏れ防止用締め付け材
料、防水資材の締め付け材料、似せ餌、造花、電気絶縁
材、ワイピングクロス、コピークリーナー、ガスケット
など、種々の用途に展開可能である。
Claims (7)
- 【請求項1】ポリオールとジフェニルメタンジイソシア
ネートと、鎖伸長剤としてエチレングライコールおよび
/または1,3−プロピレングライコールおよび/また
は1,4−ブタンジオールを、溶液中において、(該ジ
フェニルメタンジイソシアネートのモノ数)/(該ポリ
オールのモノ数)=1.8〜6の組成となるように、か
つ、溶質の軟化点が230℃以下、数平均分子量が4万
〜15万の範囲となるように重合した後に、溶媒を除去
し、溶融紡糸することを特徴とするポリウレタン糸の製
法。 - 【請求項2】ポリオールがテトラヒドロフランと3ーア
ルキルテトラヒドロフランとをモル比85/15〜20
/80の混合比で共重合させて得られるポリオールであ
ることを特徴とする請求項1に記載のポリウレタン糸の
製法。 - 【請求項3】ポリオール、ジフェニルメタンジイソシア
ネートと、鎖伸長剤としてエチレングライコールおよび
/または1,3−プロピレングライコールおよび/また
は1,4−ブタンジオールを、溶媒に投入した後に加
熱、反応せしめ、次に末端封鎖剤としてモノオールまた
はモノアミンまたはモノイソシアネートを添加し、溶質
の数平均分子量が4万〜15万の範囲となるように重合
することを特徴とする請求項2に記載のポリウレタン糸
の製法。 - 【請求項4】ポリオールの分子量が2400〜8000
の範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載のポリウレタン糸の製法。 - 【請求項5】鎖伸長剤がエチレングリコールであること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリウレ
タン糸の製法。 - 【請求項6】溶媒がジメチルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルオキシド、n-メチルピロリド
ンからなる群のうちから選ばれる少なくとも1種である
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリ
ウレタン糸の製法。 - 【請求項7】紡糸過程および/または紡糸過程後におい
て80〜200℃で定長またはリラックス熱処理するこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のポリウ
レタン糸の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26400498A JP3968738B2 (ja) | 1997-09-03 | 1998-09-01 | ポリウレタン糸の製法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-256144 | 1997-09-03 | ||
JP25614497 | 1997-09-03 | ||
JP26400498A JP3968738B2 (ja) | 1997-09-03 | 1998-09-01 | ポリウレタン糸の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11172527A true JPH11172527A (ja) | 1999-06-29 |
JP3968738B2 JP3968738B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=26542591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26400498A Expired - Fee Related JP3968738B2 (ja) | 1997-09-03 | 1998-09-01 | ポリウレタン糸の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3968738B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009287164A (ja) * | 2002-03-11 | 2009-12-10 | Dow Global Technologies Inc | 可逆性ヒートセットされた弾性繊維、および、その製造法、ならびに、それらより製造された製品。 |
-
1998
- 1998-09-01 JP JP26400498A patent/JP3968738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009287164A (ja) * | 2002-03-11 | 2009-12-10 | Dow Global Technologies Inc | 可逆性ヒートセットされた弾性繊維、および、その製造法、ならびに、それらより製造された製品。 |
JP2010059597A (ja) * | 2002-03-11 | 2010-03-18 | Dow Global Technologies Inc | 可逆性ヒートセットされた弾性繊維、および、その製造法、ならびに、それらより製造された製品。 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3968738B2 (ja) | 2007-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100239204B1 (ko) | 폴리우레탄 탄성 섬유 및 그의 제조 방법 | |
JP7402246B2 (ja) | リサイクルポリウレタン弾性繊維、その製法、該リサイクルポリウレタン弾性繊維を含む繊維構造物、ギャザー部材、及び衛生材料 | |
US5164262A (en) | Polyurethane polyamide self-crimping conjugate fiber | |
US6399003B1 (en) | Process for making melt-spun spandex | |
JP4343351B2 (ja) | ポリウレタン繊維 | |
JP3826375B2 (ja) | ポリウレタン糸およびその製法 | |
JP4356065B2 (ja) | ポリウレタン糸 | |
EP0977790B1 (en) | Spandex production method and the spandex so made | |
JP7410307B2 (ja) | ポリウレタン弾性繊維及びその巻糸体、ギャザー部材、並びに衛生材料 | |
JP3968738B2 (ja) | ポリウレタン糸の製法 | |
JP3968736B2 (ja) | ポリウレタン糸およびその製法 | |
JP3658733B2 (ja) | 耐久性ポリウレタン繊維およびその製造方法 | |
JP3826377B2 (ja) | ポリウレタン糸およびその製造方法 | |
KR100537252B1 (ko) | 열세트성이 우수한 폴리우레탄 섬유 및 그 제조 방법 | |
JP2001055628A (ja) | ポリウレタン繊維の製造方法 | |
JP4487112B2 (ja) | ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
JP4013178B2 (ja) | スパンデックス糸の製造方法 | |
JP4362803B2 (ja) | ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
EP4372132A1 (en) | Thermoplastic polyurethane elastic fiber, wound body of same, gather and sanitary materials containing said thermoplastic polyurethane elastic fiber, and method for producing said polyurethane elastic fiber | |
JP2006144192A (ja) | ソフトストレッチ性ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 | |
JP2000170047A (ja) | 被覆弾性糸およびその製造方法 | |
JP4085347B2 (ja) | ポリウレタン糸の製造方法 | |
JP4017232B2 (ja) | 押出成形用ポリウレタン樹脂組成物 | |
JPH10226921A (ja) | ポリウレタン繊維およびその製法 | |
JP2002363823A (ja) | 吸湿性ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050325 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050405 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070522 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |