JPH11170717A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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Publication number
JPH11170717A
JPH11170717A JP34770497A JP34770497A JPH11170717A JP H11170717 A JPH11170717 A JP H11170717A JP 34770497 A JP34770497 A JP 34770497A JP 34770497 A JP34770497 A JP 34770497A JP H11170717 A JPH11170717 A JP H11170717A
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JP
Japan
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photosensitive
plate
acid
aluminum alloy
photosensitive lithographic
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Pending
Application number
JP34770497A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Nishio
和之 西尾
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応性ミクロゲルを含有する感光層を用いて
も感光層/支持体の接着性がよく、再生紙使用時の印刷
適性(耐刷性、小点再現性)の改善された感光性平版印
刷版を提供する。 【解決手段】 感光層中に反応性ミクロゲルを含有し、
かつ支持体がFe濃度0.3〜0.6wt%、Si濃度
0.05〜0.15wt%のアルミニウム合金板からな
ることを特徴とする感光性平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性平版印刷版
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平版印刷版支持体用アルミニウム
合金としては、例えば鉄、珪素、銅、マンガン、マグネ
シウム、クロム、亜鉛、鉛、ニッケル、チタン等の金属
とアルミニウムの合金が用いられる。一般的にはJIS
規格A1050、同1100の板厚0.1〜0.5mm
のアルミニウム合金圧延板である。このようなアルミニ
ウム合金圧延板は、感光層との接着性、印刷時の湿し水
の保水性を付与するために機械的手法、電気化学的手
法、化学的手法あるいはこれらを組み合わせた手法によ
って表面を粗面化し、その後陽極酸化処理を施して印刷
版に使用される。
【0003】このようにして使用される平版印刷版支持
体用アルミニウム合板は、粗面化処理後に不規則なムラ
や欠陥が生じたり、圧延方向に沿うストリークスと呼ば
れる筋状のムラが生じることなく均一な凹凸を形成する
ことが要求される。ムラや欠陥は、印刷時にインク付着
による地汚れの原因となりやすい。
【0004】このようなムラや欠陥をなくすために特開
昭58−209597号公報ではアルミニウム合金中の
Fe、Sn、In、Ga、Znの含有量と粗面粗さとピ
ットサイズの規定を行っている。特開昭60−2309
51号公報ではMn、Siの含有量の規定、特開昭62
−80255号公報ではSi、Mnの含有量と熱処理方
法の規定、特開昭62−86143号公報ではMg、M
nの含有量と結晶粒の幅の規定、特開平1−30628
8号公報ではSi、Fe、Mn、Cuの含有量の規定、
特開平1−61293号公報ではMg、Si、Cu含有
量の規定、特開平3−177528号公報ではSi、F
e、Cu、Ga、Ni、Tiの含有量の規定、また特公
昭62−041304、特開平3−177529、特開
平4−254545、特開平7−138687号公報等
では金属間化合物粒子に関する規定を行っている。
【0005】一方、反応性ミクロゲルを感光層中に含有
させる技術が近年注目を浴びており、フレキソ版などへ
の応用が行われている。感光層に反応性ミクロゲルを含
有することにより、高感度、機械的強度向上、新規特性
付与等の効果が期待できる。しかし、従来のアルミニウ
ム合金支持体では感光層との接着性(耐刷性)が不足
し、長時間にわたる印刷が不可能であるのが実状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで我々は、反応性
ミクロゲルを含有する感光層を用いての長時間印刷を可
能とするアルミニウム合金板について鋭意検討を行っ
た。その結果、以下の物性を満たすアルミニウム合金版
を支持体として用いることにより目的を達成することを
見出した。またそればかりか、印刷条件が過酷となる再
生紙を使用した際の印刷適性、特に耐刷性、小点再現性
が飛躍的に向上するという新たな効果を見出した。
【0007】本発明の目的は、反応性ミクロゲルを含有
する感光層を用いて、感光層/支持体の接着性、再生紙
使用時の印刷適性(耐刷性、小点再現性)の改善された
感光性平版印刷版の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることにより達成される。
【0009】(1) 感光層中に反応性ミクロゲルを含
有し、かつ支持体がFe濃度0.3〜0.6wt%、S
i濃度0.05〜0.15wt%のアルミニウム合金板
からなることを特徴とする感光性平版印刷版。
【0010】(2) 支持体表層において、直径0.5
〜2.0μmの金属間化合物粒子が1mm2あたり50
00〜15000個であり、かつAl−Fe系金属間化
合物粒子数/Al−Fe−Si系金属間化合物粒子数の
比が0.7以上である事を特徴とする(1)記載の感光
性平版印刷版。
【0011】(3) 支持体表層において、最大の金属
間化合物粒子の直径が8μm以下であり、かつ直径2.
0μmを越える金属間化合物粒子が1mm2あたり15
0個以下であることを特徴とする(1)記載の感光性平
版印刷版。
【0012】本発明の構成により、本発明の目的が達成
される理由は明らかではないが、以下の様に推測され
る。
【0013】反応性ミクロゲルを含有する感光層とアル
ミニウム支持体との接着性は支持体のピット形状に大き
く依存し、均一性が高くかつピット間の平面領域が少な
い程良好となる。
【0014】電気化学的粗面化において、表層に存在す
る金属間化合物粒子の大半を占めるAl−Fe系粒子、
およびAl−Fe−Si系粒子はエッチングの起点とな
りピットに成長する。これら金属間化合物粒子の分布状
態は主にアルミニウム合金支持体中のFe濃度、Si濃
度及び鋳塊製造方法によって制御され、金属間化合物粒
子のサイズが大きいと粗大なピットとなり、小さすぎる
とピット形状に到達しない。また、金属間化合物粒子が
適度に分散しているとピットが非常に均一に分布し、ピ
ット間の平面領域の少ない優れた粗面形状が得られる。
金属間化合物粒子数が少ないとピットの起点が不足し、
分布が不均一となるばかりか粗大なピットが発生してし
まう。また粒子数が多すぎるとピットが重なり、均一な
粗面形状が得られない。
【0015】更に、Al−Fe系金属間化合物粒子はA
l−Fe−Si系金属間化合物粒子よりも電気化学的溶
解性に優れ、ピットの起点として働く作用が強い。そし
てAl−Fe系金属間化合物粒子数/Al−Fe−Si
系金属間化合物粒子数の比が0.7未満であるとピット
の成長効率が下がり粗大ピットが発生しやすいと考えら
れる。
【0016】1.本発明に用いられる支持体とその製造
方法 本発明における平版印刷版用アルミニウム合金板組成
は、Al、Fe、Si以外の金属の添加量としてはJI
S規格A1050程度の量(Cu:0.05%以下、M
n:0.05%以下、Mg0.05%以下、Zn:0.
05%以下、Ti:0.03%以下)であることが好ま
しい。
【0017】本発明におけるアルミニウム合金板の製造
方法は、アルミニウム合金板の組成が本発明の構成を満
たすものであればどのように行っても良いが、以下に例
を示す。
【0018】本発明に係るアルミニウム合金板の前記条
件を達成するためには、アルミニウム合金中のFe及び
Si組成と共に鋳塊製造段階におけるアルミニウム溶融
物の冷却速度の管理を行うとよい。
【0019】一例としては、850〜950℃に保持し
た状態から5〜30℃/秒で400℃まで水冷により冷
却する。冷却速度が5℃/秒未満であると金属間化合物
粒子が粗大となり、また30℃/秒を超えると金属間化
合物粒子が過小あるいは過多となりやすい。
【0020】得られた鋳塊は表面を切削し、均質化処
理、熱間圧延、冷間圧延、必要に応じて中間焼純等の工
程を経て最終的に0.10〜0.50mm程度の板厚に
する。鋳造後の均質化処理は中間焼純時の結晶粒を均一
微細化させるために重要な工程であり、条件としては、
450〜600℃の範囲で1〜48時間保持する。熱間
圧延開始温度は400〜550℃の範囲が好ましい。熱
間圧延後は冷間圧延を施して所要の板厚とするが、熱間
圧延の直後、或いは冷間圧延の途中において1回または
2回以上の中間焼純を施す。中間焼純における焼純温度
は350〜500℃、保持時間は5〜300秒が適当で
ある。
【0021】本発明において、アルミニウム合金板の表
層とは、以下に述べる測定法によって規定される。
【0022】アルミニウム合金板表層の金属間化合物粒
子の測定は、電気化学的粗面化処理前の表面で行うこと
が理想であるが、実際には圧延筋や微細な傷、異物等が
存在するために判別がつかない。そのために測定に先だ
って表面の平滑化処理を行う必要がある。平滑化処理方
法は、電解鏡面研磨手法が効率が良く好ましい。また研
磨深さは表面から5μm以内とし、脱脂及び電気化学的
粗面化によってエッチングされる深さと同等とすること
が重要である。また、金属間化合物粒子をより判別しや
すくするためにアルカリ水溶液に短時間浸漬してもよ
い。
【0023】粒子径の測定は、圧延方向を垂直方向ある
いは水平方向に固定した観察により得られたSEM像を
用いて、以下の式に従って行う。
【0024】粒子径=(2本の垂直線で粒子を挟んだ時
の2本の垂直線間の距離+2本の水平線で粒子を挟んだ
時の2本の水平線間の距離)/2 測定は最低でも0.02mm2の範囲で行う。また、粒
子個数の測定では上記計算式での直径が0.5μm未満
の粒子はカウントしない。
【0025】粒子の組成の測定は、SEM及びEPMA
を使用する。Al−Fe系粒子とAl−Fe−Si系粒
子の判別は、個々の粒子についてFeピーク強度が1K
counts以上となるように測定して得られたEPM
AチャートにおいてFeピーク強度/Siピーク強度比
が50以上の時にAl−Fe粒子とみなす。
【0026】本発明に係るアルミニウム合金板を用いて
感光性平版印刷版の支持体とするには版面となる表面の
粗面化及び陽極酸化を行うが、粗面化に先立ってアルミ
ニウム表面の圧延油を除去するために脱脂処理を施す。
脱脂処理としては、トリクレン、シンナー等の溶剤を用
いる方法、ケロシン、トリエタノール等のエマルジョン
を用いる方法、苛性ソーダ等のアルカリ水溶液を用いる
方法等があるが、これらのうちアルカリ水溶液を用いる
方法が好ましい。
【0027】脱脂処理にアルカリ水溶液を用いた場合、
他の脱脂処理では除去できない汚れや酸化皮膜も除去す
ることができる。しかし、この場合、支持体の表面には
スマットが生成するので、続いて燐酸、硝酸、硫酸、ク
ロム酸等の酸、またはそれらの混酸に浸漬しデスマット
処理を施すことが好ましい。
【0028】アルミニウム合金板の粗面化の方法として
は、機械的粗面化方法、化学的粗面化方法、電気化学的
粗面化方法等を用いることができるが、本発明では少な
くとも電気化学的粗面化を行う。電気化学的粗面化方法
としては、例えば、塩酸濃度1〜10wt%、液温5〜
50℃、電流密度20〜100A/dm2、電気量10
0〜800C/dm2の範囲が挙げられる。
【0029】電気化学的粗面化処理を行った後には酸ま
たはアルカリによる化学的な処理を行う。この目的は、
電気化学的粗面化処理後の表面に残存しているスマット
等を取り除くためである。酸としては、例えば硫酸、燐
酸、硝酸、塩酸等が含まれ、塩基としては、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が含まれる。これら
の中でもアルカリの水溶液を用いるのが好ましい。上記
処理をアルカリの水溶液で行った場合、支持体の表面に
はアルカリに不溶性のスマットが生成するので、この場
合には硫酸、燐酸、硝酸等の酸、あるいはそれらの混酸
に浸漬しデスマット処理を施すことが好ましい。
【0030】陽極酸化は従来よりこの分野で行われてい
る手法で行うことができる。具体的には硫酸、燐酸、シ
ュウ酸、スルファミン酸あるいはこれらの2種以上を組
み合わせ、水溶液中でアルミニウムに直流電流を流す。
陽極酸化の条件は使用される電解液によって種々変化す
るが、一般的には電解液の濃度が1〜30wt%、液温
5〜50℃、電流密度2〜10A/dm2、電圧5〜5
0V、電解時間1〜100秒の範囲で0.5〜5g/m
2の酸化皮膜量とするのが適当である。また、これらの
陽極酸化処理で硫酸、燐酸の電解液を用いる手法が一般
的である。
【0031】陽極酸化処理されたアルミニウム合金板は
更に、米国特許第2,714,066号、同第3,18
1,461号、同第3,280,734号、同第3,9
02,734号明細書に開示されているようなアルカリ
金属シリケート(例えば珪酸ナトリウム水溶液)法、特
公昭36−22063号公報に開示されているフッ化ジ
ルコン酸カリウム、米国特許第3,276,868号、
同第4,153,461号、同第4,689,272号
明細書に開示されているポリビニルホスホン酸で処理す
る方法、特開昭56−21126号公報に開示されてい
る親水性樹脂と水溶性塩からなる下塗層を設ける方法、
特開昭64−14090号公報で開示されているカルボ
ン酸塩からなる下塗層を設ける方法、特開昭63−13
0391号公報で開示されている少なくとも1つのアミ
ノ基と、カルボキシル基およびスルホ基から選ばれた少
なくとも1つの基とを有する化合物の無機酸塩及び有機
酸塩から選ばれた少なくとも1つからなる親水層を設け
る方法、特開昭63−165183号公報で開示されて
いる少なくとも1つのアミノ基と、ホスホン基またはホ
スホン基の塩を含む親水層を設ける方法等により親水化
処理を施してもよい。
【0032】2.感光性組成物 感光性組成物の例としては、o−キノンジアジド化合物
を主成分とするポジ型のもの、ジアゾニウム塩、アルカ
リ可溶性ジアゾニウム塩、不飽和二重結合含有モノマー
を主成分とする光重合性化合物及び桂皮酸やジメチルマ
レイミド基を含む光架橋性化合物などを感光物とするネ
ガ型のものが用いられる。また特公昭37−17172
号、同38−6961号、特開昭56−107246
号、同60−254142号、特公昭58−36259
号、同59−25217号、特開昭56−146145
号、同62−194257号、同57−147656
号、同58−100862号、同57−161863号
の各公報等に記載の電子写真感光層も使用することがで
きる。上記感光物のうち不飽和二重結合含有モノマーを
主成分とする光重合性化合物としては例えば米国特許第
2,760,863号、同第3,060,023号明細
書及び特開昭59−53836号公報に記載の2個又は
それ以上の末端エチレン基を有する付加重合性不飽和化
合物と光重合開始剤よりなる組成物が使用できる。また
ジメチルマレイミド基を含む光架橋性化合物を含むネガ
型感光物としては例えば特開昭52−988号、欧州特
許0410654号、特開平3−288853号及び特
開平4−25845号各公報に記載の感光物を挙げるこ
とができる。
【0033】このうちポジ型の感光性組成物として用い
られるo−ナフトキノンジアジド化合物としては、特公
昭43−28403号公報に記載されている1,2−ジ
アゾナフトキノンスルホン酸とピロガロール・アセトン
樹脂とのエステルが好ましい。その他の好適なオルトキ
ノンジアジド化合物としては例えば、米国特許第8,0
46,120号及び同第3,188,210号明細書に
記載されている1,2−ジアゾナフトキノン−5−スル
ホン酸とフェノール−ホルムアルデヒド樹脂とのエステ
ルがあり、特開平2−96163号公報、特開平2−9
6165号公報及び特開平2−96761号公報に記載
されている1,8−ジアゾナフトキノン−1−スルホン
酸とフェノール−ホルムアルデヒド樹脂とのエステルが
ある。その他の有用なo−ナフトキノンジアジド化合物
としては、数多くの公知文献等で公知のものが挙げられ
る。例えば、特開昭47−5303号、同48−358
02号、同48−63803号、同48−96575
号、同49−38701号、同48−13854号、特
公昭37−18015号、同41−11222号、同4
5−9610号、同49−17481号の各公報、米国
特許第2,797,213号、同第3,453,400
号、同第3,544,323号、同第3,573,91
7号、同第3,674,495号、同第3,785,8
25号、英国特許第1,227,602号、同第1,2
51,345号、同第1,267,005号、同第1,
329,888号、同第1,330,932号、ドイツ
特許第854,890号などの各明細書中に記載されて
いるものを挙げることができる。
【0034】3.反応性ミクロゲル 本発明に用いられる反応性ミクロゲルは、一般的に粒子
径が0.005〜1μmの範囲のものであり、粒子を形
成するポリマーが架橋構造を採ることにより、溶剤に不
溶であり、水あるいは有機溶剤に分散が可能で、バイン
ダーと共に支持体上に塗布乾燥した場合、目視ではほぼ
透明である。
【0035】本発明の反応性ミクロゲルは、乳化重合ま
たは分散重合により通常製造される。一般的にはポリマ
ー成分99〜99.5重量%と架橋剤1.0〜0.5重
量%とから形成される。ポリマー成分は、粒子内側と外
側とで組成の異なる反応性ミクロゲルを作るために、重
合の過程で成分を変えることも出来る。
【0036】本発明における感光性組成物に含有させる
反応性ミクロゲルにおいて、有機溶剤に分散可能なラテ
ックスを用いる場合は、ラテックスは所望の有機溶剤を
分散媒として溶解、凝集又は沈澱が生じることなく数時
間以上安定な状態を保っていることのできる分散系であ
る。
【0037】本発明に有用なラテックスは所定の有機溶
剤中において溶解、凝集又は沈澱が生じなければ分散質
の種類は特には限定されない。該ラテックスは1種を用
いても、2種以上を併用することもできる。
【0038】上記ラテックスの分散質の例としては、ポ
リアクリル酸エステル又はそのコポリマー、ポリアクリ
ロニトリル又はそのコポリマー、ポリスチレン又はその
コポリマー、ポリエチレン又はそのコポリマー、ポリ塩
化ビニル又はそのコポリマー、ポリ塩化ビニリデン又は
そのコポリマー、ポリ酢酸ビニル又はそのコポリマー、
レゾール樹脂又はそのコポリマー、アイオノマー樹脂、
ポリメチルメタクリレート又はそのコポリマー、ポリブ
タジエン又はそのコポリマー等を挙げることができる。
【0039】本発明に好ましく用いられる、有機溶剤に
分散可能なラテックスの分散質を形成する高分子化合物
は、好ましくは分子に4級窒素原子を有し、これにより
水への分散性が向上されると共に前記エチレン性不飽和
化合物の重合体との物理的結合が生じるものである。こ
の4級窒素原子は重合体分子の側鎖に含まれるものが好
ましい。
【0040】このような重合体を構成するモノマー単位
の代表例としては、下記一般式〔1〕〜〔5〕で示され
るものが挙げられる。
【0041】
【化1】
【0042】
【化2】
【0043】一般式〔1〕〜〔5〕において、X-はア
ニオンを表す。即ち、ハロゲンイオン、硫酸イオン、リ
ン酸イオン、スルホン酸イオン、酢酸イオン、その他フ
ッ素を含むBF4 -,PF6 -,SiF6 2-,SbF6 -、B
eF4 2-のようなアニオンが含まれる。
【0044】N+に結合するRは同一でも異種であって
もよく、それぞれのRは水素原子又は1〜10個の炭素
原子を有するアルキル基(例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、デ
シルの各基)、アルケニル基(例えばプロペニル、ブチ
ニルの各基)、又は6〜20個の炭素原子を有するアリ
ール基(例えばフェニル、ナフチルの各基)、アルアル
キル基(例えばベンジル、フェネチル、ナフチル、メチ
ルの各基)、若しくはアルカリール基(例えばトリル、
キシリルの各基)を表す。また、重合性不飽和エチレン
基を有するものも好ましい。これは分子中に重合性基を
有すると前述のエチレン性不飽和化合物の光重合の際、
これらと重合し化学結合をするからである。Zは不飽和
複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表し、好ま
しくはイミダゾール、ピリジン、ピペリジン、ピロール
又はモルホリン環である。nは整数を表す。
【0045】カチオン性基を有するラテックス重合体
で、上記一般式〔1〕〜〔5〕で示されるモノマー単位
を有するものは主鎖がC−C結合であるため極性基を有
さず疎水性であるので感光層を形成したときその疎水性
に寄与する。ラテックス重合体は、これが例えば水系ラ
テックス重合体の場合には、水中に分散できる程度の水
溶性基を有すればよいので重合体分子中に疎水性基を比
較的多く導入できるため親水性を低下させることができ
ることと、これを含む分散液は樹脂濃度の割に粘度が低
くなるため感光性層を形成するときの塗布性が良く、そ
の乾燥皮膜を厚膜にできる点で有利である。このテラッ
クス重合体に疎水性基を導入して水溶性を調節するため
には上記カチオン性モノマーに非カチオン性モノマーを
共重合すればよく、この非カチオン性モノマーの例とし
てアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレ
ン、アルキレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル等が挙
げられる。このラテックス重合体は、好ましくはジビニ
ルベンゼンやジメタクリレート等の2個以上の不飽和基
を有するモノマーにより架橋され、乳化重合により製造
されるのが望ましい。これはモノマーの親水性を減じ、
効果的に乳化重合でき、その結果皮膜強度の向上に寄与
するからである。
【0046】上記カチオン性モノマーと非カチオン性モ
ノマーの共重合体を製造するには、上記カチオン性基を
有するラテックス重合体中、カチオン性モノマーは5〜
95重量%含まれるのが好ましく、更に好ましくは25
〜65重量%である。また非カチオン性モノマーは5〜
95%含有させるのが好ましく、そのうち上記ジビニル
ベンゼンのような架橋性モノマーは0.1〜8重量%含
まれるのが好ましい。
【0047】上記カチオン性基を有するラテックス重合
体の合成例としては、特開昭51−73440号公報の
実施例に記載されているようにビニルベンジルクロライ
ドを他のモノマーと乳化重合し、その後第3級アミンで
4級化する方法が採用できる。別の好ましい合成法は特
開昭55−22766号公報に記載されている方法であ
る。また、別の好ましい合成法は特開昭56−1735
2号公報に記載されている方法である。
【0048】本発明に用いることの出来るカチオン性基
を有するラテックス重合体は組成物中で実質的にカチオ
ン性基に4級窒素原子を有するもので、その分子中にア
ミン、特に第3級アミンを有するものが水系溶剤に分散
された結果4級窒素原子を有するカチオン性基になって
いる場合も含まれる。
【0049】上記ラテックス重量体の粒径は、10〜2
00nmが好ましく、10nmよりも小さいと製造困難
であり実用的でない。一方、200nmよりも大きい
と、感光性層の露光後の画像部を形成したとき画像の解
像力を悪くすることがある。
【0050】本発明のカチオン性基を有する重合体の具
体例としては、下記に示す化合物が挙げられる。尚括弧
内はモル比である。
【0051】
【化3】
【0052】
【化4】
【0053】
【化5】
【0054】
【化6】
【0055】
【化7】
【0056】
【化8】
【0057】
【化9】
【0058】
【化10】
【0059】本発明に用いられる有機溶媒に分散可能な
ラテックスとして、特公平2−15056号公報に記載
の水不溶性粒子状分散物、特開昭58−174402号
公報に記載の有機溶剤分散性の水不溶性粒子状分散物、
特開昭60−3622号公報に記載のアニオン性基を有
するラテックス重合体及び特開昭60−3623号公報
に記載のカチオン性基を有するラテックス重合体を好ま
しく用いることができる。
【0060】本発明に好ましく用いることの出来るミク
ロゲルに関しては、特開平2−263805号公報、特
開平5−178946号公報の〔0008〕〜〔002
3〕の方法で製造された反応性ミクロゲル、特開平5−
97915号公報の方法で製造された反応性ミクロゲ
ル、特開平6−194837号公報の〔0010〕〜
〔0038〕、特開平8−160618号公報の〔00
14〕〜〔0038〕、特開平5−150451号公報
の〔0011〕〜〔0018〕、特開平7−11418
0号公報の〔0019〕〜〔0029〕、特公平6−4
6301号公報のP3〜P7、特開平3−75750号
公報のP2〜P3、特開平3−76704号公報のP2
〜P3、特開平5−45877号公報の〔0006〕〜
〔0019〕、特開平6−118643号公報の〔00
07〕〜〔0047〕、特開平6−161101号公報
〔0009〕〜〔0065〕、特開平7−26138
4号公報の〔0008〕〜〔0024〕、特開平5−2
49674号公報の〔0006〕〜〔0022〕、特開
平3−64755号公報のP2〜P4等に記載されてい
る。
【0061】感光性組成物中におけるミクロゲルの含有
率は、感光性組成物の総重量を基準にして、5〜95重
量%、好ましくは10〜90重量%である。
【0062】4.感光層 本発明に用いられる、反応性ミクロゲル以外の感光性組
成物としては、前記した通り、従来、感光性組成物とし
て一般的に使用されているものが使用できる。
【0063】支持体に本発明の感光性組成物の塗布液を
塗布することにより感光層を形成する。感光層塗設量は
乾燥重量で0.1〜3.0g/m2が好ましく、さらに
好ましくは1.0〜2.0g/m2である。必要に応じ
てマット剤を付与することができる。
【0064】層を形成するには、感光性組成物の塗布液
を支持体上にワイヤーバー塗布法、回転塗布法、ブラシ
塗布法、ドクターブレード塗布法あるいはホッパー塗布
法等の代表的な塗布手段により塗布した後、適宜手段に
より乾燥する。
【0065】5.露光及び処理 本発明の感光性平版印刷版は、透明原画を通してカーボ
ンアーク灯、水銀灯、メタルハライドランプ、キセノン
ランプ、タングステンランプ等を光源とする活性光線に
より露光された後、現像処理される。現像液としては従
来から知られている感光性平版印刷版用のものを使用す
ることができる。特に、水系アルカリ現像液が好まし
い。
【0066】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0067】1.アルミニウム支持体の作製 表1に示した各物性を有する板厚0.24mmのアルミ
ニウム合金板1〜7を製造した。これらを85℃に保た
れた10%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し、30秒
間脱脂処理を行った後水洗した。続いて25℃に保たれ
た10%硫酸水溶液中に1分間浸漬し、デスマット処理
した後水洗した。次に1.0%の塩酸水溶液中におい
て、温度30℃、電流密度50A/dm2の条件で50
Hzの正弦波交流電流により30秒間電解粗面化した。
その後、60℃に保たれた10%水酸化ナトリウム水溶
液中に10秒間浸漬し、次いで25℃に保たれた10%
硫酸水溶液中に20秒間浸漬し、デスマット処理した後
水洗した。続いて、20%硫酸水溶液中で温度30℃、
電流密度3A/dm2の条件で60秒間陽極酸化処理を
行い、アルミニウム支持体1〜7を得た。これら支持体
の特性と後記する感光性組成物1〜6との組合せを併せ
て表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】2.感光性平版印刷版の作製 次に、下記の組成の感光性組成物1〜6を表1の組み合
わせでワイヤーバーを用いて塗布し、80℃で2分間乾
燥した。このとき、塗布液は乾燥重量として3.0g/
2となるようにした。続いて以下に示した条件で現像
を行い、印刷版を得た。
【0070】 〈感光性組成物1〉 下記のごとく作製した感光性ミクロゲル 4.1g m−クレゾールノボラック樹脂(Mw=3000) 11.0g ビクトリアピュアーブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.13g メチルセロソルブ 100.0g (感光性ミクロゲルの作製法)乳化重合装置は5lの4
つ首フラスコに撹拌スタラー、1lの添加ロート、温度
計、窒素ガス注入管、水冷却凝縮器を取り付け、そして
加熱マントル中に入れ構成されている。このフラスコに
脱イオン水3360gとラウリルスルホン酸ナトリウム
30%水溶液20gを加え、この活性剤系の窒素雰囲気
の下に80℃に加熱した。この温度でメチルメタアクリ
レート220g、エチルアクリレート240g、メタア
クリル酸165g、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト200g及び1,4−ブタンジオールジアクリレート
16gを含むモノマー混合物の25%を一度に加えた。
【0071】これに、過硫酸カリウムの5%水性溶液1
0mlと、リン酸カリウムの7%水性溶液10mlとを
直ちに添加した。
【0072】反応混合物は純濁し85℃に発熱した。温
度を80〜88℃の間に保ちながら、モノマー混合物の
残部を90分の期間にわたって添加した。添加が終了し
たら、反応混合物を80〜85℃でさらに2時間加熱し
た。
【0073】青味を帯びた乳濁液を室温まで冷却し、メ
タノールを添加して凝固させた。得られたスラリーを濾
過し、水で2回水洗し、吸引して乾かしそして得られた
微細な粉末を100℃の炉の中で4時間乾燥させた。粉
末粒子の球状の形が顕微鏡によって確認された。
【0074】このミクロゲル57gとo−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホニルクロライド24.2gを水に
分散もしくは溶解し、40℃で撹拌下に1規定炭酸ナト
リウム135mlを反応液がpH7〜8を維持するよう
に除々に滴下し、滴下終了後さらに1時間同温度にて撹
拌を続けた。この反応液を希塩酸(pH1〜3)2.5
l中に注入して沈澱を生成させ、生成した黄色沈澱を濾
過、水洗後減圧にて乾燥して感光性ミクロゲルを得た。
【0075】 〈感光性組成物2〉 例示化合物(1)(固型分10%の水分散液) 45.0g 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 4.5g ジイソプロピルチオキサントン 0.5g ジメチルアミノ安息香酸イソアミル 0.5g メチルセロソルブ 4.0g 水 50.0g 〈感光性組成物3〉 例示化合物(1)(固型分10%の水分散液)と1−アジドナフタレン−4− スルホン酸の水溶液とを混合して得られる析出物を吸引濾過にて回収し、水洗し たミクロゲル 10.0g メチルセロソルブ 100.0g 〈感光性組成物4〉 例示化合物(18)(固型分10%の水分散液)と下記構造の色素「化11」 の水溶液とを用い、混合して得られる析出物を吸引濾過にて回収し、水洗して得 たミクロゲル 50.0g トリメチロールプロパントリアクリレート 40.0g ミヒラーズケトン 10.0g メチルセロソルブ 400.0g
【0076】
【化11】
【0077】 〈感光性組成物5〉 例示化合物(1)(固型分10%の水分散液)66gとジアゾナフタレン−4 −スルホン酸26.8gの水溶液とを混合して得られる析出物を吸引濾過にて回 収し、水洗して得たミクロゲル 1.1g N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド/アクリロニトリル/メチ ルアクリレート/メタクリル酸(モル比:10/40/45/5)共重合体(M w=70000) 11.0g ビクトリアピュアーブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.13g メチルセロソルブ 100.0g 〈感光性組成物6〉 下記のごとく作製したミクロゲル 5.0g m−クレゾールノボラック樹脂(Mw=3000) 11.0g 下記「化12」の化合物 0.5g ビクトリアピュアーブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.13g メチルセロソルブ 100.0g
【0078】
【化12】
【0079】(感光性ミクロゲル作製法)撹拌装置、冷
却管、温度計、窒素ガス導入管付きの2lの4つ口フラ
スコにJ.Polym.Sci.Technol.Vo
l.5,No.1,(1992)1 23に記載の合成
法で得られたt−ブチル−p−ビニルベンゾエート11
0.5g、脱気水1200ml、トラックスH−45
(アルキルフェノールとエチレンオキシドとの縮合物の
硫酸化体のナトリウム塩、日本油脂(株)製)28.7
mlを入れ、窒素ガスを流しながら75℃に加熱した。
ついで、スチレン52.7g、ジビニルベンゼン9.2
5gを加え300rpmの回転数で撹拌した。
【0080】フラスコ内のモノマーが均一に乳化された
ところで脱気水95mlにアゾビスシアノ吉草酸2.1
4g水酸化カリウム1.80gを加熱溶解して得た開始
剤溶液を加え、同条件で5時間加熱撹拌を行った後室温
まで下げてから濾過して目的物を得た。
【0081】3.印刷版の処理 (1)感光性組成物1、6を塗布して得られた感光性平
版印刷版の現像 得られた感光性平版印刷版を80cm×60cmに切断
し、光源として4kWメタルハライドランプを使用し、
40秒間照射することにより露光した。この露光済みの
感光性平版印刷版を、市販されている現像液(SDR−
1、コニカ株製、6倍に希釈、現像時間20秒、現像温
度30℃)で現像した。
【0082】(2)感光性組成物2、3、4を塗布して
得られた感光性平版印刷版の現像 得られた感光性平版印刷版をアイドルフィン200(岩
崎電気(株)製、2kwメタルハライドランプ)で20
秒間露光し、25℃の水中で1分間スポンジでこすり未
露光部分を除去して印刷版を得た。
【0083】(3)感光性組成物5を塗布して得られた
感光性平版印刷版の現像 得られた感光性平版印刷版をアイドルフィン200(岩
崎電気(株)製、4kwメタルハライドランプ)で40
秒間露光し、SDN−2(コニカ株製)を水で6倍希釈
した現像液で27℃20秒間現像して印刷版を得た。
【0084】こうして得られた平版印刷版について各種
評価を行ったところ、表2に示した結果が得られた。
【0085】4.評価方法 (1)耐刷性 得られた平版印刷版を、ガム引きを行って印刷機(三菱
重工業(株)製DAIYA1F−1)にかけ、コート
紙、湿し水(東京インキ(株)製エッチ液SG−51
濃度1.5%)、インキ(東洋インキ製造(株)製ハイ
プラスM紅)を使用して印刷を行い、印刷物の画像部に
インキ着肉不良が現れるか、または非画像部にインキが
付着するまで印刷を行い、その時の印刷枚数を耐刷性と
して評価した。
【0086】(2)再生紙使用時の耐刷性 得られた平版印刷版を、再生紙を使用した以外は耐刷性
と同様にして評価した。
【0087】(3)再生紙使用時小点再現性 2%、98%%網点の原稿を用いて耐刷性評価と同様に
して印刷を行い、印刷物上のそれぞれの網点を目視評価
した。
【0088】 ◎:2%網点、98%網点共に再現性良好 ○:2%網点、98%網点の一方が再現性良好、もう一
方がやや不明瞭 △:2%網点、98%網点のどちらもやや不明瞭 ×:2%網点、98%網点のどちらも再現しない
【0089】
【表2】
【0090】本発明内の実施例1〜8は、比較例1〜4
に比して耐刷性、再生紙使用時の耐刷性及び再生紙使用
時小点再現性いずれも優れていることがわかる。
【0091】
【発明の効果】本発明により、反応性ミクロゲルを含有
する感光層を用いても感光層/支持体の接着性がよく、
再生紙使用時の印刷適性(耐刷性、小点再現性)の改善
された感光性平版印刷版を提供することが出来る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光層中に反応性ミクロゲルを含有し、
    かつ支持体がFe濃度0.3〜0.6wt%、Si濃度
    0.05〜0.15wt%のアルミニウム合金板からな
    ることを特徴とする感光性平版印刷版。
  2. 【請求項2】 支持体表層において、直径0.5〜2.
    0μmの金属間化合物粒子が1mm2あたり5000〜
    15000個であり、かつAl−Fe系金属間化合物粒
    子数/Al−Fe−Si系金属間化合物粒子数の比が
    0.7以上であることを特徴とする請求項1記載の感光
    性平版印刷版。
  3. 【請求項3】 支持体表層において、最大の金属間化合
    物粒子の直径が8μm以下であり、かつ直径2.0μm
    を越える金属間化合物粒子が1mm2あたり150個以
    下であることを特徴とする請求項1記載の感光性平版印
    刷版。
JP34770497A 1997-12-17 1997-12-17 感光性平版印刷版 Pending JPH11170717A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014122407A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Mitsubishi Alum Co Ltd 印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法
JP2014122408A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Mitsubishi Alum Co Ltd 印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法

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JP2014122407A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Mitsubishi Alum Co Ltd 印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法
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