JPH11170483A - 熱転写プリンタ装置 - Google Patents
熱転写プリンタ装置Info
- Publication number
- JPH11170483A JPH11170483A JP9361835A JP36183597A JPH11170483A JP H11170483 A JPH11170483 A JP H11170483A JP 9361835 A JP9361835 A JP 9361835A JP 36183597 A JP36183597 A JP 36183597A JP H11170483 A JPH11170483 A JP H11170483A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding diameter
- ink film
- film
- winding
- thermal transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J35/00—Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
- B41J35/04—Ink-ribbon guides
- B41J35/08—Ink-ribbon guides with tensioning arrangements
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻取済の巻取径の大小に拘わらず用紙やイン
クフィルムに地汚れや皺を発生させることのない熱転写
プリンタ装置を提供する。 【解決手段】 インクフィルム１０２を巻取軸１０４に
巻き取りつつフィルム駆動ローラ（リボンフィードロー
ラ）１０５により摩擦駆動すると共に、用紙１０７を用
紙駆動ローラ（ペーパフィードローラ）１０８により駆
動し、インクフィルムと用紙とをサーマルヘッド１０１
とプラテン１０３との間に送り込み、押圧して熱転写を
行う熱転写プリンタ装置において、巻取径検出手段（巻
取径センサ）１でインクフィルムの巻取径の大小を検出
し、検出したインクフィルムの巻取径に応じてフィルム
駆動ローラの回転力を制御し、巻取中のインクフィルム
に加えられるフィード力を適正値にする。
クフィルムに地汚れや皺を発生させることのない熱転写
プリンタ装置を提供する。 【解決手段】 インクフィルム１０２を巻取軸１０４に
巻き取りつつフィルム駆動ローラ（リボンフィードロー
ラ）１０５により摩擦駆動すると共に、用紙１０７を用
紙駆動ローラ（ペーパフィードローラ）１０８により駆
動し、インクフィルムと用紙とをサーマルヘッド１０１
とプラテン１０３との間に送り込み、押圧して熱転写を
行う熱転写プリンタ装置において、巻取径検出手段（巻
取径センサ）１でインクフィルムの巻取径の大小を検出
し、検出したインクフィルムの巻取径に応じてフィルム
駆動ローラの回転力を制御し、巻取中のインクフィルム
に加えられるフィード力を適正値にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタ装
置に関し、特に巻取軸で巻き取った熱転写済のインクフ
ィルムの巻取径の大小に拘わらず、高品質の印字が行え
る熱転写プリンタ装置に関する。
置に関し、特に巻取軸で巻き取った熱転写済のインクフ
ィルムの巻取径の大小に拘わらず、高品質の印字が行え
る熱転写プリンタ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、スーパーマーケット等のポップ
（大型の値札等）の印刷に、熱転写方式のラインサーマ
ルプリンタ（熱転写プリンタ装置）が使用されることが
ある。この熱転写プリンタ装置は、比較的大型の用紙に
対する印字を、鮮明に・手軽に・短時間で行うことが可
能であるという特徴を有する。
（大型の値札等）の印刷に、熱転写方式のラインサーマ
ルプリンタ（熱転写プリンタ装置）が使用されることが
ある。この熱転写プリンタ装置は、比較的大型の用紙に
対する印字を、鮮明に・手軽に・短時間で行うことが可
能であるという特徴を有する。
【０００３】図４は、従来の熱転写プリンタ装置におけ
るインクフィルムの送り機構１００の要部斜視図であ
る。図４に示すように、長方形板状のサーマルヘッド１
０１の上方には、インクフィルム１０２に塗布されたイ
ンクを用紙１０７に押圧・転写するプラテン１０３が配
置されている。インクフィルム１０２は、反時計方向に
一定トルク（回転力）で回転する巻取軸１０４により巻
き取られていく。巻取軸１０４とサーマルヘッド１０１
との間には、反時計方向に巻取軸のトルクと同一値のト
ルクでインクフィルム１０２を摩擦駆動して張りを与
え、矢印Ｘ1 方向に搬送するリボンフィードローラ１０
５が配置されている。サーマルヘッド１０１の右下方に
は、インクフィルム１０２に張りを与えるために一定の
ブレ−キをかけるリボンブレーキローラ１０６が配置さ
れている。
るインクフィルムの送り機構１００の要部斜視図であ
る。図４に示すように、長方形板状のサーマルヘッド１
０１の上方には、インクフィルム１０２に塗布されたイ
ンクを用紙１０７に押圧・転写するプラテン１０３が配
置されている。インクフィルム１０２は、反時計方向に
一定トルク（回転力）で回転する巻取軸１０４により巻
き取られていく。巻取軸１０４とサーマルヘッド１０１
との間には、反時計方向に巻取軸のトルクと同一値のト
ルクでインクフィルム１０２を摩擦駆動して張りを与
え、矢印Ｘ1 方向に搬送するリボンフィードローラ１０
５が配置されている。サーマルヘッド１０１の右下方に
は、インクフィルム１０２に張りを与えるために一定の
ブレ−キをかけるリボンブレーキローラ１０６が配置さ
れている。
【０００４】また、サーマルヘッド１０１の左上方には
用紙１０７を挟持摩擦して矢印Ｘ2方向に一定速度で搬
送する一対のローラからなる第１ペーパフィードローラ
１０８が配置され、サーマルヘッド１０１の右上方には
用紙に張りを与えつつ前記第１ペーパフィードローラ１
０８に協働して摩擦駆動する一対のローラからなる第２
ペ−パフィ−ドロ−ラ１０９が配置されている。そし
て、図示しない制御装置によるモータの回転制御により
巻取軸１０４，各種ローラ１０５，１０６，１０８，１
０９が回転され、インクフィルム１０２と用紙１０７と
がそれぞれＸ1 ，Ｘ2 方向に搬送されていく。この搬送
の間にインクフィルム１０２と用紙１０７とはサーマル
ヘッド１０１とプラテン１０３との間で押圧され、イン
クフィルムに塗布されたインクが用紙に熱転写されてい
く。この場合には、インクフィルムと用紙とがサーマル
ヘッド１０１上で同一のフィード力（駆動力）で搬送さ
れることが前提となっている。
用紙１０７を挟持摩擦して矢印Ｘ2方向に一定速度で搬
送する一対のローラからなる第１ペーパフィードローラ
１０８が配置され、サーマルヘッド１０１の右上方には
用紙に張りを与えつつ前記第１ペーパフィードローラ１
０８に協働して摩擦駆動する一対のローラからなる第２
ペ−パフィ−ドロ−ラ１０９が配置されている。そし
て、図示しない制御装置によるモータの回転制御により
巻取軸１０４，各種ローラ１０５，１０６，１０８，１
０９が回転され、インクフィルム１０２と用紙１０７と
がそれぞれＸ1 ，Ｘ2 方向に搬送されていく。この搬送
の間にインクフィルム１０２と用紙１０７とはサーマル
ヘッド１０１とプラテン１０３との間で押圧され、イン
クフィルムに塗布されたインクが用紙に熱転写されてい
く。この場合には、インクフィルムと用紙とがサーマル
ヘッド１０１上で同一のフィード力（駆動力）で搬送さ
れることが前提となっている。
【０００５】ところで、従来のインクフィルムの送り機
構１００では、インクフィルム１０２が巻取軸１０４に
より一定トルクで巻き取られている。しかし、巻取軸１
０４の巻き取り始めと終わりとでは、巻取径が異なって
くるため、巻取中のインクフィルムに加えられるフィー
ド力（駆動力）が変動してしまう。ここで、巻取中のイ
ンクフィルムに加えられるフィード力Ｆと、巻取軸の回
転トルク（回転力）Ｔと、フィルム巻取により増加して
いく巻取径Ｄと、リボンフィードローラとインクフィル
ムとの間の摩擦係数μと、リボンフィードローラがイン
クフィルムに圧接している力Ｐと、の間には次式（１）
が成立する。 Ｆ＝（２Ｔ／Ｄ）＋μＰ …（１） この（１）式を図式化したものが図５であって、横軸が
巻取径Ｄ（ｍｍ）であり、縦軸が巻取中のインクフィル
ムに加えられるフィード力Ｆ（ｇ）である。このよう
に、巻取初期では巻取径が小さいのでフィード力は大き
く、サーマルヘッド上でインクフィルムの張力が大きく
なり過ぎ、インクフィルムに皺が発生するという問題点
がある。
構１００では、インクフィルム１０２が巻取軸１０４に
より一定トルクで巻き取られている。しかし、巻取軸１
０４の巻き取り始めと終わりとでは、巻取径が異なって
くるため、巻取中のインクフィルムに加えられるフィー
ド力（駆動力）が変動してしまう。ここで、巻取中のイ
ンクフィルムに加えられるフィード力Ｆと、巻取軸の回
転トルク（回転力）Ｔと、フィルム巻取により増加して
いく巻取径Ｄと、リボンフィードローラとインクフィル
ムとの間の摩擦係数μと、リボンフィードローラがイン
クフィルムに圧接している力Ｐと、の間には次式（１）
が成立する。 Ｆ＝（２Ｔ／Ｄ）＋μＰ …（１） この（１）式を図式化したものが図５であって、横軸が
巻取径Ｄ（ｍｍ）であり、縦軸が巻取中のインクフィル
ムに加えられるフィード力Ｆ（ｇ）である。このよう
に、巻取初期では巻取径が小さいのでフィード力は大き
く、サーマルヘッド上でインクフィルムの張力が大きく
なり過ぎ、インクフィルムに皺が発生するという問題点
がある。
【０００６】逆に、巻取末期ではインクフィルムに加わ
るフィード力は小さくなるため、インクフィルムと用紙
とがサーマルヘッド上で重合した際に、相互の間に滑り
が生じ、用紙に不要なインクが薄く付着する地汚れが発
生したり、サーマルヘッドの印字部が汚れてしまうとい
う問題点がある。従来、前述のフィード力変動に基づく
問題点の解決手段として、リボンフィードローラ１０５
と該ローラ１０５を回転駆動するローラ回転駆動手段
（図示せず）との間に図４に示すクラッチ手段１１０を
設けていた。このクラッチ手段１１０は、リボンフィー
ドローラ１０５にギア結合された第１クラッチ板１１０
ａと、ルーロン材（特殊な表面処理をした合成樹脂製の
滑り材）１１０ｃが貼付された第２クラッチ板１１０ｂ
とを備えて構成されている。該第２クラッチ板１１０ｂ
は前記ローラ回転駆動手段に直結されている。
るフィード力は小さくなるため、インクフィルムと用紙
とがサーマルヘッド上で重合した際に、相互の間に滑り
が生じ、用紙に不要なインクが薄く付着する地汚れが発
生したり、サーマルヘッドの印字部が汚れてしまうとい
う問題点がある。従来、前述のフィード力変動に基づく
問題点の解決手段として、リボンフィードローラ１０５
と該ローラ１０５を回転駆動するローラ回転駆動手段
（図示せず）との間に図４に示すクラッチ手段１１０を
設けていた。このクラッチ手段１１０は、リボンフィー
ドローラ１０５にギア結合された第１クラッチ板１１０
ａと、ルーロン材（特殊な表面処理をした合成樹脂製の
滑り材）１１０ｃが貼付された第２クラッチ板１１０ｂ
とを備えて構成されている。該第２クラッチ板１１０ｂ
は前記ローラ回転駆動手段に直結されている。
【０００７】そして、前述の如く巻取軸とリボンフィー
ドローラとはそれぞれ一定トルクで回転しているが、巻
取中のフィード力が大きい場合には、クラッチ手段１１
０の作用によりリボンフィードローラ１０５を空転させ
て前記ローラ回転駆動手段の回転力を伝達させず、前記
皺が発生しないようにしている。逆に巻取中のフィード
力が小さい場合には、クラッチ手段１１０の作用により
前記ローラ回転駆動手段の回転力をリボンフィードロー
ラに伝達してインクフィルムに張りをもたせ、地汚れの
発生を防止していた。
ドローラとはそれぞれ一定トルクで回転しているが、巻
取中のフィード力が大きい場合には、クラッチ手段１１
０の作用によりリボンフィードローラ１０５を空転させ
て前記ローラ回転駆動手段の回転力を伝達させず、前記
皺が発生しないようにしている。逆に巻取中のフィード
力が小さい場合には、クラッチ手段１１０の作用により
前記ローラ回転駆動手段の回転力をリボンフィードロー
ラに伝達してインクフィルムに張りをもたせ、地汚れの
発生を防止していた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ル−ロン材（特殊滑り材）を用いたフィード力変動障害
の解決手段は、前記空転を開始する値にバラツキがあ
り、前記地汚れや皺の発生の防止・解決が不完全であっ
た。そこで本発明が解決しようとする課題は、巻取済の
巻取径の大小に拘わらず用紙やインクフィルムに地汚れ
や皺を発生させることのない熱転写プリンタ装置を提供
することである。
ル−ロン材（特殊滑り材）を用いたフィード力変動障害
の解決手段は、前記空転を開始する値にバラツキがあ
り、前記地汚れや皺の発生の防止・解決が不完全であっ
た。そこで本発明が解決しようとする課題は、巻取済の
巻取径の大小に拘わらず用紙やインクフィルムに地汚れ
や皺を発生させることのない熱転写プリンタ装置を提供
することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項に記載の発明は、一方の搬送経路でインクが塗
布されたフィルムを一定回転力を発生する巻取軸により
巻き取りつつ該フィルムをフィルム駆動ローラの回転力
により摩擦駆動し、他方の搬送経路で用紙を用紙駆動ロ
ーラにより駆動し、前記各搬送経路で搬送された前記イ
ンクフィルムと用紙とをサーマルヘッドとプラテンとの
間に送り込み、押圧・熱転写を行う熱転写プリンタ装置
において、 前記巻取軸が巻き取ったインクフィルムの
巻取径を検出する巻取径検出手段と、 該巻取径検出手
段が検出したインクフィルムの巻取径に応じて前記フィ
ルム駆動ローラの回転力を制御する回転力制御手段とを
備えたことを特徴とする。
に請求項に記載の発明は、一方の搬送経路でインクが塗
布されたフィルムを一定回転力を発生する巻取軸により
巻き取りつつ該フィルムをフィルム駆動ローラの回転力
により摩擦駆動し、他方の搬送経路で用紙を用紙駆動ロ
ーラにより駆動し、前記各搬送経路で搬送された前記イ
ンクフィルムと用紙とをサーマルヘッドとプラテンとの
間に送り込み、押圧・熱転写を行う熱転写プリンタ装置
において、 前記巻取軸が巻き取ったインクフィルムの
巻取径を検出する巻取径検出手段と、 該巻取径検出手
段が検出したインクフィルムの巻取径に応じて前記フィ
ルム駆動ローラの回転力を制御する回転力制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【００１０】このようにすれば、インクフィルムの巻取
径を巻取径検出手段で検出し、その巻取径の大小に応じ
て回転力制御手段によりフィルム駆動ローラの回転力を
制御し、巻取中のインクフィルムに加えられるフィード
力を適正値にすることができるので、サーマルヘッドと
プラテンとの対向配置部においてインクフィルムと用紙
とを同一フィード力で熱転写を行うことができ、用紙に
地汚れや皺を発生させることがない。
径を巻取径検出手段で検出し、その巻取径の大小に応じ
て回転力制御手段によりフィルム駆動ローラの回転力を
制御し、巻取中のインクフィルムに加えられるフィード
力を適正値にすることができるので、サーマルヘッドと
プラテンとの対向配置部においてインクフィルムと用紙
とを同一フィード力で熱転写を行うことができ、用紙に
地汚れや皺を発生させることがない。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。図１（Ａ）は本実施
形態例の熱転写プリンタ装置のインクフィルム送り機構
０の斜視図、図１（Ｂ）はインクフィルム送り機構０の
要部拡大図であり、図２は本実施形態例の制御系のブロ
ック図である。図１（Ａ），（Ｂ）に示すように、巻取
軸１０４の手前側面には、インクフィルム１０２の巻取
径の大小を検出する巻取径センサ１が配設されている。
巻取径センサ１は反射式のセンサであって、巻取軸１０
４のやや外側を照射検出する第１巻取径センサ１ａと、
インクフィルム１０２の最大巻取径のほぼ中心部を照射
検出する第２巻取径センサ１ｂと、最大巻取径のやや内
側を照射検出する第３巻取径センサ１ｃとからなってい
る。
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。図１（Ａ）は本実施
形態例の熱転写プリンタ装置のインクフィルム送り機構
０の斜視図、図１（Ｂ）はインクフィルム送り機構０の
要部拡大図であり、図２は本実施形態例の制御系のブロ
ック図である。図１（Ａ），（Ｂ）に示すように、巻取
軸１０４の手前側面には、インクフィルム１０２の巻取
径の大小を検出する巻取径センサ１が配設されている。
巻取径センサ１は反射式のセンサであって、巻取軸１０
４のやや外側を照射検出する第１巻取径センサ１ａと、
インクフィルム１０２の最大巻取径のほぼ中心部を照射
検出する第２巻取径センサ１ｂと、最大巻取径のやや内
側を照射検出する第３巻取径センサ１ｃとからなってい
る。
【００１２】次に制御系の構成を説明する。図２に示す
ように、ＣＰＵ等からなる制御部２には、前記第１〜第
３巻取径センサ１ａ〜１ｃがそれぞれ接続されると共
に、リボンフィードローラ１０５を回転駆動するトルク
値可変のモータからなるＲＦモータ３と、ペーパフィー
ドローラ１０８を回転駆動するステッピングモータから
なるＰＦモータ４とが接続されている。なお、トルク値
可変のＲＦモータ３としては、例えば、電圧を変化させ
ることによりトルクを可変できるトルクモータが好適で
ある。
ように、ＣＰＵ等からなる制御部２には、前記第１〜第
３巻取径センサ１ａ〜１ｃがそれぞれ接続されると共
に、リボンフィードローラ１０５を回転駆動するトルク
値可変のモータからなるＲＦモータ３と、ペーパフィー
ドローラ１０８を回転駆動するステッピングモータから
なるＰＦモータ４とが接続されている。なお、トルク値
可変のＲＦモータ３としては、例えば、電圧を変化させ
ることによりトルクを可変できるトルクモータが好適で
ある。
【００１３】次に本実施形態例の動作を説明する。先
ず、インクフィルム１０２と用紙１０７とを所定の位置
に装填し、入力部５から所定の指示入力を行い、リボン
フィードローラ１０５とリボンブレーキローラ１０６間
のインクフィルム１０２に張力を与え、撓みを無くし、
一定の張力を発生させる。次いで、インクフィルムの巻
取を開始する。巻取径センサ１は、インクフィルム１０
２の巻取径の大小を検出する。第１巻取径センサ１ａの
みがインクフィルム１０２を検出した場合には、巻取量
が小さくフィード力は大きいので、制御部２はリボンフ
ィ−ドローラ１０５の回転力を小とするために、ＲＦモ
ータ３に対して回転力を小とする旨の指示を発する。
ず、インクフィルム１０２と用紙１０７とを所定の位置
に装填し、入力部５から所定の指示入力を行い、リボン
フィードローラ１０５とリボンブレーキローラ１０６間
のインクフィルム１０２に張力を与え、撓みを無くし、
一定の張力を発生させる。次いで、インクフィルムの巻
取を開始する。巻取径センサ１は、インクフィルム１０
２の巻取径の大小を検出する。第１巻取径センサ１ａの
みがインクフィルム１０２を検出した場合には、巻取量
が小さくフィード力は大きいので、制御部２はリボンフ
ィ−ドローラ１０５の回転力を小とするために、ＲＦモ
ータ３に対して回転力を小とする旨の指示を発する。
【００１４】同様に、第１，第２巻取径センサ１ａ，１
ｂがそれぞれインクフィルム１０２を検出した場合に
は、巻取量が中程度でフィード力も中程度なので、制御
部２はリボンフィ−ドローラ１０５の回転力を中程度と
する旨の指示をＲＦモータ３に対して発する。また、第
１〜第３巻取径センサ１ａ〜１ｃの全てがインクフィル
ム１０２を検出した場合には、巻取量が最大値に近くフ
ィード力は小さいので、制御部２はリボンフィ−ドロー
ラ１０５の回転力を大とする旨の指示をＲＦモータ３に
対して発する。
ｂがそれぞれインクフィルム１０２を検出した場合に
は、巻取量が中程度でフィード力も中程度なので、制御
部２はリボンフィ−ドローラ１０５の回転力を中程度と
する旨の指示をＲＦモータ３に対して発する。また、第
１〜第３巻取径センサ１ａ〜１ｃの全てがインクフィル
ム１０２を検出した場合には、巻取量が最大値に近くフ
ィード力は小さいので、制御部２はリボンフィ−ドロー
ラ１０５の回転力を大とする旨の指示をＲＦモータ３に
対して発する。
【００１５】ここに、巻取中のインクフィルムに加えら
れるフィード力Ｆとインクフィルム巻取径Ｄ等との間に
は、前記（１）式が成立している。一方、図３は前述の
ように巻取径に応じてリボンフィードローラの回転力を
制御した場合におけるの巻取径Ｄとフィード力Ｆとの関
係を示す特性図であり、巻取径Ｄの大小に拘わらずフィ
ード力Ｆを一定にすることができる。一方、制御部２は
ＰＦモータ４に対して第１ペーパフィードローラ１０８
を一定速度で回転させる旨の指示を出す。
れるフィード力Ｆとインクフィルム巻取径Ｄ等との間に
は、前記（１）式が成立している。一方、図３は前述の
ように巻取径に応じてリボンフィードローラの回転力を
制御した場合におけるの巻取径Ｄとフィード力Ｆとの関
係を示す特性図であり、巻取径Ｄの大小に拘わらずフィ
ード力Ｆを一定にすることができる。一方、制御部２は
ＰＦモータ４に対して第１ペーパフィードローラ１０８
を一定速度で回転させる旨の指示を出す。
【００１６】この状態で例えば第１巻取径センサ１ａの
みがインクフィルムの巻取径を検出した場合は、巻取径
が小さくフィード力が大きいので小さな回転力をＲＦモ
ータ３に発生させる。すると、用紙１０７とインクフィ
ルム１０２とが同一フィード力でサーマルヘッド１０１
とプラテン１０３との間に送り込まれ、所定の圧力で押
圧され、用紙にインクが熱転写される。この場合には用
紙とインクフィルムとが同一フィード力で熱転写が行わ
れるので、用紙に地汚れや皺が発生することがない。ま
た、転写後の用紙１０７は外部に排出され、インクフィ
ルム１０２は図示しない巻取装置により巻き取られる。
みがインクフィルムの巻取径を検出した場合は、巻取径
が小さくフィード力が大きいので小さな回転力をＲＦモ
ータ３に発生させる。すると、用紙１０７とインクフィ
ルム１０２とが同一フィード力でサーマルヘッド１０１
とプラテン１０３との間に送り込まれ、所定の圧力で押
圧され、用紙にインクが熱転写される。この場合には用
紙とインクフィルムとが同一フィード力で熱転写が行わ
れるので、用紙に地汚れや皺が発生することがない。ま
た、転写後の用紙１０７は外部に排出され、インクフィ
ルム１０２は図示しない巻取装置により巻き取られる。
【００１７】同様に、巻取径が中程度および最大値の近
傍であっても、前述の如く巻取径に応じてフィード力を
変化させているので、用紙とインクフィルムとが同一フ
ィード力で熱転写が行われ、用紙に地汚れや皺が発生す
ることがない。
傍であっても、前述の如く巻取径に応じてフィード力を
変化させているので、用紙とインクフィルムとが同一フ
ィード力で熱転写が行われ、用紙に地汚れや皺が発生す
ることがない。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクフィルムの巻取径を巻取径検出手段で検出し、その
巻取径の大小に応じて回転力制御手段によりフィルム駆
動ローラの回転力を制御し、巻取中のインクフィルムに
加えられるフィード力を適正値にしているので、サーマ
ルヘッドとプラテンとの対向配置部においてインクフィ
ルムと用紙とを同一フィード力で熱転写を行うことがで
き、用紙に地汚れや皺を発生させることがない。
ンクフィルムの巻取径を巻取径検出手段で検出し、その
巻取径の大小に応じて回転力制御手段によりフィルム駆
動ローラの回転力を制御し、巻取中のインクフィルムに
加えられるフィード力を適正値にしているので、サーマ
ルヘッドとプラテンとの対向配置部においてインクフィ
ルムと用紙とを同一フィード力で熱転写を行うことがで
き、用紙に地汚れや皺を発生させることがない。
【図１】（Ａ）は本発明の実施形態例の斜視図、（Ｂ）
は同実施形態例の要部拡大図である。
は同実施形態例の要部拡大図である。
【図２】同実施形態例の制御系のブロック図である。
【図３】同実施形態例における巻取径とフィード力との
関係を示す特性図である。
関係を示す特性図である。
【図４】従来例の斜視図である。
【図５】従来例における巻取径とフィード力との関係を
示す特性図である。
示す特性図である。
１ 巻取径センサ（巻取径検出手段） １ａ 第１巻取径センサ １ｂ 第２巻取径センサ １ｃ 第３巻取径センサ ２ 制御部（回転力制御手段） ３ ＲＦモータ（回転力制御手段） ４ ＰＦモータ ５ 入力部 １０１ サーマルヘッド １０２ インクフィルム １０３ プラテン １０４ 巻取軸 １０５ リボンフィードローラ（フィルム駆動ローラ） １０６ リボンブレーキローラ １０７ 用紙 １０８ 第１ペーパフィードローラ（用紙駆動ローラ） １０９ 第２ペーパフィードローラ（用紙駆動ローラ）
Claims (5)
- 【請求項１】 一方の搬送経路でインクが塗布されたフ
ィルムを一定回転力を発生する巻取軸により巻き取りつ
つ該フィルムをフィルム駆動ローラの回転力により摩擦
駆動し、他方の搬送経路で用紙を用紙駆動ローラにより
駆動し、前記各搬送経路で搬送された前記インクフィル
ムと用紙とをサーマルヘッドとプラテンとの間に送り込
み、押圧・熱転写を行う熱転写プリンタ装置において、 前記巻取軸が巻き取ったインクフィルムの巻取径を検出
する巻取径検出手段と、 該巻取径検出手段が検出したインクフィルムの巻取径に
応じて前記フィルム駆動ローラの回転力を制御する回転
力制御手段とを備えたことを特徴とする熱転写プリンタ
装置。 - 【請求項２】 前記回転力制御手段は、前記巻取軸に巻
取中のインクフィルムに加えられるフィード力を制御す
ることを特徴とする請求項１記載の熱転写プリンタ装
置。 - 【請求項３】 前記巻取径検出手段は、巻取軸に層状に
巻き取られていくインクフィルムの端面部に対向配置さ
れた反射式のセンサからなることを特徴とする請求項１
または請求項２記載の熱転写プリンタ装置。 - 【請求項４】 前記巻取径検出手段は、層状に巻き取ら
れたインクフィルムの端面部を段階的に検出することを
特徴とする請求項３記載の熱転写プリンタ装置。 - 【請求項５】 前記巻取径検出手段は、インクフィルム
の巻取径の半径方向において外側から順に最大巻取径の
近傍、最大巻取径の場合の中心部の近傍、前記巻取軸の
近傍をそれぞれ検出することを特徴とする請求項３また
は請求項４記載の熱転写プリンタ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9361835A JPH11170483A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 熱転写プリンタ装置 |
| US09/208,845 US6239827B1 (en) | 1997-12-10 | 1998-12-10 | Thermoelectric printer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9361835A JPH11170483A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 熱転写プリンタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11170483A true JPH11170483A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18475021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9361835A Pending JPH11170483A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 熱転写プリンタ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6239827B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11170483A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6392681B1 (en) * | 1999-04-08 | 2002-05-21 | Gerber Scientific Products, Inc. | Method and apparatus for alignment of sheet material for printing or performing other work operations thereon |
| US6963351B2 (en) * | 2001-12-21 | 2005-11-08 | Datacard Corporation | Radio frequency identification tags on consumable items used in printers and related equipment |
| US7320813B2 (en) * | 2003-12-15 | 2008-01-22 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Synthesis of highly conducting and transparent thin polymer films |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2195956B (en) * | 1986-10-07 | 1991-02-13 | Seiko Epson Corp | Thermal transfer printer |
| JPH0231756A (ja) | 1988-07-22 | 1990-02-01 | Kiyoko Iwasaki | 大便がでん部に付着しないための用品とその使用方法 |
| EP0413358B1 (en) * | 1989-08-18 | 1994-11-02 | Mita Industrial Co. Ltd. | Image forming apparatus |
| JPH0558386A (ja) | 1991-08-29 | 1993-03-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 暗渠作業用水中ロボツト |
| JPH05309901A (ja) | 1992-05-11 | 1993-11-22 | Seiko Instr Inc | 転写プリンタ |
| JPH09169147A (ja) | 1995-12-20 | 1997-06-30 | Mitsubishi Electric Corp | プリンタ装置 |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP9361835A patent/JPH11170483A/ja active Pending
-
1998
- 1998-12-10 US US09/208,845 patent/US6239827B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6239827B1 (en) | 2001-05-29 |
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