JPH11170147A - 板金加工ラインの制御方法、及びその制御装置 - Google Patents

板金加工ラインの制御方法、及びその制御装置

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JPH11170147A
JPH11170147A JP9340357A JP34035797A JPH11170147A JP H11170147 A JPH11170147 A JP H11170147A JP 9340357 A JP9340357 A JP 9340357A JP 34035797 A JP34035797 A JP 34035797A JP H11170147 A JPH11170147 A JP H11170147A
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schedule
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machining
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薫 中村
Nobuaki Tamura
宣朗 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積パレットの手配に係る時間を可及的に短
縮し、これをもって、全体としての加工所要時間を短縮
してラインの運用効率を向上することができる板金加工
ラインの制御方法、及びその制御装置を提供することを
課題とする。 【解決手段】 セルコントローラ11は、加工処理後の
ワークを集積パレット上に集積する際において、加工ス
ケジュール13を解析することで、集積パレット上に集
積されるワークの高さ又は重量から規定される集積パレ
ットの満載発生有無を推測するとともに、この推測結果
を参照することで、次回に集積予定のワークに適合した
集積パレットを適時に待機させておくことにより、集積
パレットの手配に係る時間を可及的に短縮し、これをも
って、全体としての加工所要時間を短縮してラインの運
用効率を向上するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、予め定め
られる生産計画に基づいて作成された加工スケジュール
に従って、加工対象となる素材としての平板状のワーク
に対して切断、孔あけ、曲げ等の加工処理を順次施すこ
とで製品又は半製品を得る板金加工ラインに係り、特
に、加工処理後のワークを集積パレット上に集積する際
において、加工スケジュールを解析することで、集積パ
レット上に集積されるワークの高さ又は重量から規定さ
れる集積パレットの満載発生有無を推測するとともに、
この推測結果等を参照することで、次回に集積予定のワ
ークに適合した集積パレットを適時に待機させておくこ
とにより、集積パレットの手配に係る時間を可及的に短
縮し、これをもって全体としての加工所要時間を短縮し
てラインの運用効率を向上することができる板金加工ラ
インの制御方法、及びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば板材に対して切断、孔
あけ、曲げ等の所望の加工処理を施す板金加工ラインに
おいて、省力化や省人化を狙ったフレシキブル・マニュ
ファクチャリング・システム(FMS)と呼ばれる生産
システムが普及している。
【0003】このFMSが採用された板金加工ラインを
制御する従来の板金加工ラインの制御装置の概略につい
て説明すると、まず、板金加工ラインは、例えば、複数
種類の金型や工具等を交換しつつ加工を行うパンチプレ
スなどのNC加工機と、このNC加工機の動作を加工プ
ログラム等に従って制御するCNC制御装置と、NC加
工機に対して加工対象となる素材としてのワークを着脱
するワーク着脱装置、複数のワーク等をその材質や寸法
等が同一なグループ単位毎に整理して収納する自動倉
庫、この自動倉庫からワーク着脱装置へワークを搬送す
るクレーン車などの周辺装置と、NC加工機、CNC制
御装置、及び周辺装置にそれぞれ接続され、板金加工ラ
インの動作をシーケンス的に制御するライン制御盤とか
ら構成されている。そして、この板金加工ラインには、
CNC制御装置へ加工プログラムを転送する一方、ライ
ン制御盤へラダーシーケンスプログラムを転送する等の
機能を備え、板金加工ラインの全体動作を統括管理する
セルコントローラが接続されている。
【0004】このセルコントローラには、所定容量を有
するハードディスク記憶装置が接続されており、この記
憶装置には、予め定められる生産計画に基づいて作成さ
れ、生産計画に沿った製品を順次得るためのNC加工機
や周辺装置の作動手順等が記述された加工スケジュール
が格納されている。セルコントローラは、この加工スケ
ジュールに従う作業指令を順次発行し、この作業指令を
CNC制御装置、及びライン制御盤へそれぞれ転送し、
これを受けて板金加工ラインは、加工対象となる平板状
のワークに対して切断、孔あけ、曲げなどの所定の加工
処理を順次実行するように構成されている。
【0005】上述した加工スケジュールは、製品毎にそ
れぞれ異なるものとされた1又は2以上の単位加工スケ
ジュールを加工順に配列して構成されている。この単位
加工スケジュールには、例えば、加工プログラムや加工
予定数をはじめとする様々なデータ項目が記述されてい
る。セルコントローラは、この加工スケジュールを適宜
参照し、予め加工スケジュールで定められた順序で所定
の加工処理を順次実行させて、加工スケジュールに従っ
た製品又は半製品を得るようにしている。ここで得られ
た加工処理後のワークは、NC加工機から集積ステーシ
ョンなどの集積場所に移送されて、この集積場所に準備
された集積パレット上に順次積み上げられるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の板金加工ラインの制御装置にあっては、加工処
理後のワークを集積パレット上に積載する際において、
集積パレットが満載状態であることが検知された後に、
加工処理後のワークに適合する集積パレットを手配して
集積場所へ移送するようにしていたため、この集積パレ
ットの手配に時間を要し、全体としての加工所要時間が
長くなりがちになり、この結果、ラインの運用効率を向
上することが難しいという解決すべき課題を内在してい
た。
【0007】これについて以下に述べると、一つの集積
パレット上に積載し得る加工済みのワークの量は、自動
倉庫における棚の高さ方向寸法、棚の強度、集積パレッ
トを搬送する台車の強度等に関連して、高さ又は重量の
いずれか一方が上限値を越えたか否かにより制限され
る。このため、集積パレットが満載状態となったとき、
この満載の集積パレットを空パレットに交換する必要が
生じる。しかしながら、従来の板金加工ラインの制御装
置にあっては、単に集積パレットの満載を検知し、この
満載検知の結果、集積パレットの満載が検知されたと
き、加工処理後のワークに適合する集積パレットを手配
して集積場所へ移送するようにしていたために、上述の
如き解決すべき課題を生じさせていたのである。
【0008】そこで、集積場所に隣接させて待機ステー
ションなどの集積パレットの待機場所を設けておき、こ
の待機場所に次回の単位加工スケジュールで使用可能な
集積パレットを予め待機させておくという対策が考えら
れる。しかしながら、この対策によれば、現在の単位加
工スケジュールに従う加工途中で集積パレットの満載が
発生した場合であって、現在と次回との単位加工スケジ
ュール間で使用可能な集積パレットの種類が相互に異な
る場合、折角待機させておいた集積パレットを使用でき
ないのみならず、この集積パレットを元の場所へ戻した
上で再度新たな集積パレットを手配しなければならず、
結果として、かえって集積パレットの手配に長時間を要
するおそれがあった。
【0009】このような実情に鑑みて、集積パレットの
満載発生有無を推測し、適時に加工処理後のワークに適
合する集積パレットを待機場所へ待機させておくことが
できる新規な技術の開発が関係者の間で久しく待ち望ま
れていた。
【0010】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、加工処理後のワークを集積パレッ
ト上に集積する際において、加工スケジュールを解析す
ることで、集積パレット上に集積されるワークの高さ又
は重量から規定される集積パレットの満載発生有無を推
測するとともに、この推測結果等を参照することで、次
回に集積予定のワークに適合した集積パレットを適時に
待機させておくことにより、集積パレットの手配に係る
時間を可及的に短縮し、これをもって、全体としての加
工所要時間を短縮してラインの運用効率を向上すること
ができる板金加工ラインの制御方法、及びその制御装置
を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、1又は2以上の相互に異なる被
加工品を得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品
の予定加工数と、素材としての板状のワークのサイズ
と、該ワークの一枚当たりの単位重量とをデータ項目と
して有する単位加工スケジュールを順次配列して構成さ
れる加工スケジュールを備え、該加工スケジュールに従
って、前記ワークに対して所定の加工処理を順次施す板
金加工ラインの制御方法であって、前記加工スケジュー
ルを参照することにより、前記単位加工スケジュールの
なかから、あらかじめ定められる順位に従う単位加工ス
ケジュールを引当てる処理を行い、当該引当てられた単
位加工スケジュールに属する前記データ項目を解析する
とともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワーク
が集積される集積パレットの満載発生有無を推測判定
し、当該集積パレットの満載発生有無判定の結果、該集
積パレットの満載発生有と判定されると、前記加工処理
後のワークに適合する交換用の集積パレットを自動倉庫
から待機場所まで移送することを要旨とする。
【0012】請求項1の発明によれば、まず、加工スケ
ジュールを参照することにより、単位加工スケジュール
のなかから、あらかじめ定められる順位に従う単位加工
スケジュールを引当てる処理が行われる。次に、この引
当てられた単位加工スケジュールに属するデータ項目を
解析するとともに、この解析結果に基づいて、加工処理
後のワークが集積される集積パレットの満載発生有無が
推測判定される。この集積パレットの満載発生有無判定
の結果、該集積パレットの満載発生有と判定されると、
加工処理後のワークに適合する交換用の集積パレットが
自動倉庫から待機場所まで移送される。
【0013】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工スケジュールを解
析することで、集積パレット上に集積されるワークの高
さ又は重量から規定される集積パレットの満載発生有無
を推測するとともに、この推測結果を参照することで、
次回に集積予定のワークに適合した集積パレットを待機
させておくようにしたので、集積パレットの手配に係る
時間を可及的に短縮し、これをもって、全体としての加
工所要時間を短縮してラインの運用効率を向上すること
ができる。
【0014】また、請求項2の発明は、1又は2以上の
相互に異なる被加工品を得る際に参照され、少なくと
も、前記被加工品の予定加工数と、素材としての板状の
ワークのサイズと、該ワークの一枚当たりの単位重量と
をデータ項目として有する単位加工スケジュールを順次
配列して構成される加工スケジュールを備え、該加工ス
ケジュールに従って、前記ワークに対して所定の加工処
理を順次施す板金加工ラインの制御方法であって、前記
加工スケジュールを参照することにより、前記単位加工
スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順位に
従う単位加工スケジュールを引当てる処理を行い、当該
引当てられた単位加工スケジュールに属する前記データ
項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当該単
位加工スケジュールでの加工残数を求め、当該求められ
た加工残数が、予め定められる所定値に達したか否かを
判定し、当該判定の結果、前記求められた加工残数が、
予め定められる所定値に達したと判定されると、当該単
位加工スケジュールを解析するとともに、該解析結果に
基づいて、加工処理後のワークが集積される集積パレッ
トの満載発生有無を推測判定し、当該集積パレットの満
載発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と
判定されると、前記加工処理後のワークに適合する交換
用の集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移送する
ことを要旨とする。
【0015】請求項2の発明によれば、まず、加工スケ
ジュールを参照することにより、単位加工スケジュール
のなかから、あらかじめ定められる順位に従う単位加工
スケジュールを引当てる処理が行われる。次に、この引
当てられた単位加工スケジュールに属するデータ項目
と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当該単位加
工スケジュールでの加工残数が求められる。この求めら
れた加工残数が、予め定められる所定値に達したか否か
が判定され、この判定の結果、求められた加工残数が、
予め定められる所定値に達したと判定されると、当該単
位加工スケジュールを解析するとともに、該解析結果に
基づいて、加工処理後のワークが集積される集積パレッ
トの満載発生有無が推測判定される。この集積パレット
の満載発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生
有と判定されると、加工処理後のワークに適合する交換
用の集積パレットが自動倉庫から待機場所まで移送され
る。
【0016】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工残数が予め定めら
れる所定値に達したことを条件として、加工スケジュー
ルを解析することで、集積パレット上に集積されるワー
クの高さ又は重量から規定される集積パレットの満載発
生有無を推測するとともに、この推測結果を参照するこ
とで、次回に集積予定のワークに適合した集積パレット
を待機させておくようにしたので、例えば、前記所定値
に少数値を設定しておけば、当該単位加工スケジュール
での加工終了直前に、集積予定のワークに適合した集積
パレットを待機させる手配が行われるので、例えば、特
急品スケジュールの割り込み要請が発生した場合でも、
一旦現在の集積場所に置かれている集積パレットを自動
倉庫へ戻した上で、特急品スケジュールでの加工処理後
のワークに適合する集積パレットを手配し直すような無
駄な工数は極力排除されて、集積パレットの手配に係る
時間を可及的に短縮し、これをもって、全体としての加
工所要時間を短縮してラインの運用効率を向上すること
ができる。
【0017】さらに、請求項3の発明は、1又は2以上
の相互に異なる被加工品を得る際に参照され、少なくと
も、前記被加工品の予定加工数と、素材としての板状の
ワークのサイズと、該ワークの一枚当たりの単位重量と
をデータ項目として有する単位加工スケジュールを順次
配列して構成される加工スケジュールを備え、該加工ス
ケジュールに従って、前記ワークに対して所定の加工処
理を順次施す板金加工ラインの制御方法であって、前記
加工スケジュールを参照することにより、前記単位加工
スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順位に
従う単位加工スケジュールを引当てる処理を行い、当該
引当てられた単位加工スケジュールに属する前記データ
項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当該単
位加工スケジュールでの加工残数を求め、当該求められ
た加工残数が、予め定められる所定値に達したか否かを
判定し、当該判定の結果、前記求められた加工残数が、
予め定められる所定値に達したと判定されると、当該単
位加工スケジュールを解析するとともに、該解析結果に
基づいて、加工処理後のワークが集積される集積パレッ
トの満載発生有無を推測判定し、当該集積パレットの満
載発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と
判定されると、前記加工処理後のワークに適合する交換
用の集積パレットを選択し、当該選択された集積パレッ
トが、前記加工処理後のワークを積載するのに使用可能
か否かを判定し、当該使用可否判定の結果、当該選択さ
れた集積パレットが使用可能であると判定されると、当
該集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移送するこ
とを要旨とする。
【0018】請求項3の発明によれば、まず、加工スケ
ジュールを参照することにより、単位加工スケジュール
のなかから、あらかじめ定められる順位に従う単位加工
スケジュールを引当てる処理が行われる。次に、この引
当てられた単位加工スケジュールに属する前記データ項
目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、この単位
加工スケジュールでの加工残数が求められる。この求め
られた加工残数が、予め定められる所定値に達したか否
かが判定され、この判定の結果、求められた加工残数
が、予め定められる所定値に達したと判定されると、当
該単位加工スケジュールを解析するとともに、該解析結
果に基づいて、加工処理後のワークが集積される集積パ
レットの満載発生有無が推測判定される。この集積パレ
ットの満載発生有無判定の結果、該集積パレットの満載
発生有と判定されると、前記加工処理後のワークに適合
する交換用の集積パレットが選択される。そして、この
選択された集積パレットが、前記加工処理後のワークを
積載するのに使用可能か否かが判定され、この使用可否
判定の結果、当該選択された集積パレットが使用可能で
あると判定されると、当該交換用の集積パレットが自動
倉庫から待機場所まで移送される。
【0019】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工残数が予め定めら
れる所定値に達したことを条件として、加工スケジュー
ルを解析することで、集積パレット上に集積されるワー
クの高さ又は重量から規定される集積パレットの満載発
生有無を推測するとともに、この推測結果を参照するこ
とで、次回に集積予定のワークに適合した集積パレット
を選択し、この選択された集積パレットが使用可能なと
き、該集積パレットを待機場所まで移送するようにした
ので、請求項2に記載の作用に加えて、確実に使用可能
な集積パレットを待機場所まで移送することができ、し
たがって、待機場所まで移送したが使用不可のため再度
別の集積パレットを手配し直すような無駄な工数は極力
排除されて、集積パレットの手配に係る時間を可及的に
短縮し、これをもって、全体としての加工所要時間を短
縮してラインの運用効率を向上することができる。
【0020】さらにまた、請求項4の発明は、1又は2
以上の相互に異なる被加工品を得る際に参照され、少な
くとも、前記被加工品の予定加工数と、素材としての板
状のワークのサイズと、該ワークの一枚当たりの単位重
量とをデータ項目として有する単位加工スケジュールを
順次配列して構成される加工スケジュールを備え、該加
工スケジュールに従って、前記ワークに対して所定の加
工処理を順次施す板金加工ラインの制御方法であって、
前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
位に従う単位加工スケジュールを引当てる処理を行い、
当該引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
ータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当
該単位加工スケジュールでの加工残数を求め、当該求め
られた加工残数が、予め定められる所定値に達したか否
かを判定し、当該判定の結果、前記求められた加工残数
が、予め定められる所定値に達したと判定されると、当
該単位加工スケジュールを解析するとともに、該解析結
果に基づいて、加工処理後のワークが集積される集積パ
レットの満載発生有無を推測判定し、当該集積パレット
の満載発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生
有と判定されると、前記加工処理後のワークに適合する
交換用の集積パレットを選択し、当該選択された集積パ
レットが、前記加工処理後のワークを積載するのに使用
可能か否かを判定し、当該使用可否判定の結果、当該選
択された集積パレットが使用可能であると判定される
と、さらに、当該集積パレットの待機場所が空いている
か否かを判定し、当該待機場所空き判定の結果、前記待
機場所が空いていると判定されると、前記集積パレット
を自動倉庫から待機場所まで移送することを要旨とす
る。
【0021】請求項4の発明によれば、まず、加工スケ
ジュールを参照することにより、単位加工スケジュール
のなかから、あらかじめ定められる順位に従う単位加工
スケジュールを引当てる処理が行われる。次に、この引
当てられた単位加工スケジュールに属する前記データ項
目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、この単位
加工スケジュールでの加工残数が求められる。この求め
られた加工残数が、予め定められる所定値に達したか否
かが判定され、この判定の結果、求められた加工残数
が、予め定められる所定値に達したと判定されると、当
該単位加工スケジュールを解析するとともに、該解析結
果に基づいて、加工処理後のワークが集積される集積パ
レットの満載発生有無が推測判定される。この集積パレ
ットの満載発生有無判定の結果、該集積パレットの満載
発生有と判定されると、前記加工処理後のワークに適合
する交換用の集積パレットが選択される。そして、この
選択された集積パレットが、前記加工処理後のワークを
積載するのに使用可能か否かが判定され、この使用可否
判定の結果、当該選択された集積パレットが使用可能で
あると判定されると、さらに、当該集積パレットの待機
場所が空いているか否かが判定され、この待機場所空き
判定の結果、待機場所が空いていると判定されると、当
該交換用の集積パレットが自動倉庫から待機場所まで移
送される。
【0022】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工残数が予め定めら
れる所定値に達したことを条件として、加工スケジュー
ルを解析することで、集積パレット上に集積されるワー
クの高さ又は重量から規定される集積パレットの満載発
生有無を推測するとともに、この推測結果を参照するこ
とで、次回に集積予定のワークに適合した集積パレット
を選択し、この選択された集積パレットが使用可能であ
って、さらに、当該集積パレットの待機場所が空いてい
るとき、当該当該交換用の集積パレットを自動倉庫から
待機場所まで移送するようにしたので、請求項3に記載
の作用に加えて、待機場所で集積パレット同士を衝突さ
せることなく集積パレットを確実に待機場所まで移送す
ることができ、したがって、集積パレット同士の衝突に
起因して折角手配した集積パレットが使用できなくな
り、再度別の集積パレットを手配し直すような無駄な工
数は極力排除されて、集積パレットの手配に係る時間を
可及的に短縮し、これをもって、全体としての加工所要
時間を短縮してラインの運用効率を向上することができ
る。
【0023】しかも、請求項5の発明は、1又は2以上
の相互に異なる被加工品を得る際に参照され、少なくと
も、前記被加工品の予定加工数と、素材としての板状の
ワークのサイズと、該ワークの一枚当たりの単位重量と
をデータ項目として有する単位加工スケジュールを順次
配列して構成される加工スケジュールを備え、該加工ス
ケジュールに従って、前記ワークに対して所定の加工処
理を順次施す板金加工ラインの制御装置であって、前記
加工スケジュールを参照することにより、前記単位加工
スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順位に
従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュール
引当て処理手段と、当該加工スケジュール引当て処理手
段で引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
ータ項目を解析するとともに、該解析結果に基づいて、
加工処理後のワークが集積される集積パレットの満載発
生有無を推測判定する満載発生有無判定手段と、当該満
載発生有無判定手段における集積パレットの満載発生有
無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判定され
ると、前記加工処理後のワークに適合する交換用の集積
パレットを自動倉庫から待機場所まで移送するパレット
移送手段と、を備えてなることを要旨とする。
【0024】請求項5の発明によれば、まず、加工スケ
ジュール引当て処理手段において、加工スケジュールを
参照することにより、単位加工スケジュールのなかか
ら、あらかじめ定められる順位に従う単位加工スケジュ
ールを引当てる処理が行われる。次に、満載発生有無判
定手段において、この引当てられた単位加工スケジュー
ルに属するデータ項目を解析するとともに、この解析結
果に基づいて、加工処理後のワークが集積される集積パ
レットの満載発生有無が推測判定される。この集積パレ
ットの満載発生有無判定の結果、該集積パレットの満載
発生有と判定されると、パレット移送手段により、加工
処理後のワークに適合する交換用の集積パレットが自動
倉庫から待機場所まで移送される。
【0025】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工スケジュールを解
析することで、集積パレット上に集積されるワークの高
さ又は重量から規定される集積パレットの満載発生有無
を推測するとともに、この推測結果を参照することで、
次回に集積予定のワークに適合した集積パレットを待機
させておくようにしたので、集積パレットの手配に係る
時間を可及的に短縮し、これをもって、全体としての加
工所要時間を短縮してラインの運用効率を向上すること
ができる。
【0026】また、請求項6の発明は、1又は2以上の
相互に異なる被加工品を得る際に参照され、少なくと
も、前記被加工品の予定加工数と、素材としての板状の
ワークのサイズと、該ワークの一枚当たりの単位重量と
をデータ項目として有する単位加工スケジュールを順次
配列して構成される加工スケジュールを備え、該加工ス
ケジュールに従って、前記ワークに対して所定の加工処
理を順次施す板金加工ラインの制御装置であって、前記
加工スケジュールを参照することにより、前記単位加工
スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順位に
従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュール
引当て処理手段と、当該加工スケジュール引当て処理手
段で引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
ータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当
該単位加工スケジュールでの加工残数を求める加工残数
算出手段と、当該加工残数算出手段で求められた加工残
数が、予め定められる所定値に達したか否かを判定する
加工残数判定手段と、当該加工残数判定手段における加
工残数判定の結果、前記求められた加工残数が、予め定
められる所定値に達したと判定されると、当該単位加工
スケジュールを解析するとともに、該解析結果に基づい
て、加工処理後のワークが集積される集積パレットの満
載発生有無を推測判定する満載発生有無判定手段と、当
該満載発生有無判定手段における集積パレットの満載発
生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判定
されると、前記加工処理後のワークに適合する交換用の
集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移送するパレ
ット移送手段と、を備えてなることを要旨とする。
【0027】請求項6の発明によれば、まず、加工スケ
ジュール引当て処理手段において、加工スケジュールを
参照することにより、単位加工スケジュールのなかか
ら、あらかじめ定められる順位に従う単位加工スケジュ
ールを引当てる処理が行われる。次に、加工残数算出手
段において、この引当てられた単位加工スケジュールに
属するデータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参
照し、当該単位加工スケジュールでの加工残数が求めら
れる。この求められた加工残数が、加工残数判定手段に
おいて予め定められる所定値に達したか否かが判定さ
れ、この判定の結果、求められた加工残数が、予め定め
られる所定値に達したと判定されると、満載発生有無判
定手段において、当該単位加工スケジュールを解析する
とともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワーク
が集積される集積パレットの満載発生有無が推測判定さ
れる。この集積パレットの満載発生有無判定の結果、該
集積パレットの満載発生有と判定されると、パレット移
送手段により、加工処理後のワークに適合する交換用の
集積パレットが自動倉庫から待機場所まで移送される。
【0028】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工残数が予め定めら
れる所定値に達したことを条件として、加工スケジュー
ルを解析することで、集積パレット上に集積されるワー
クの高さ又は重量から規定される集積パレットの満載発
生有無を推測するとともに、この推測結果を参照するこ
とで、次回に集積予定のワークに適合した集積パレット
を待機させておくようにしたので、例えば、前記所定値
に少数値を設定しておけば、当該単位加工スケジュール
での加工終了直前に、集積予定のワークに適合した集積
パレットを待機させる手配が行われるので、例えば、特
急品スケジュールの割り込み要請が発生した場合でも、
一旦現在の集積場所に置かれている集積パレットを自動
倉庫へ戻した上で、特急品スケジュールでの加工処理後
のワークに適合する集積パレットを手配し直すような無
駄な工数は極力排除されて、集積パレットの手配に係る
時間を可及的に短縮し、これをもって、全体としての加
工所要時間を短縮してラインの運用効率を向上すること
ができる。
【0029】さらに、請求項7の発明は、1又は2以上
の相互に異なる被加工品を得る際に参照され、少なくと
も、前記被加工品の予定加工数と、素材としての板状の
ワークのサイズと、該ワークの一枚当たりの単位重量と
をデータ項目として有する単位加工スケジュールを順次
配列して構成される加工スケジュールを備え、該加工ス
ケジュールに従って、前記ワークに対して所定の加工処
理を順次施す板金加工ラインの制御装置であって、前記
加工スケジュールを参照することにより、前記単位加工
スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順位に
従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュール
引当て処理手段と、当該加工スケジュール引当て処理手
段で引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
ータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当
該単位加工スケジュールでの加工残数を求める加工残数
算出手段と、当該加工残数算出手段で求められた加工残
数が、予め定められる所定値に達したか否かを判定する
加工残数判定手段と、当該加工残数判定手段における加
工残数判定の結果、前記求められた加工残数が、予め定
められる所定値に達したと判定されると、当該単位加工
スケジュールを解析するとともに、該解析結果に基づい
て、加工処理後のワークが集積される集積パレットの満
載発生有無を推測判定する満載発生有無判定手段と、当
該満載発生有無判定手段における集積パレットの満載発
生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判定
されると、前記加工処理後のワークに適合する交換用の
集積パレットを選択するパレット選択手段と、当該パレ
ット選択手段で選択された集積パレットが、前記加工処
理後のワークを積載するのに使用可能か否かを判定する
使用可否判定手段と、当該使用可否判定手段における使
用可否判定の結果、前記選択された集積パレットが使用
可能であると判定されると、当該集積パレットを自動倉
庫から待機場所まで移送するパレット移送手段と、を備
えてなることを要旨とする。
【0030】請求項7の発明によれば、まず、加工スケ
ジュール引当て処理手段において、加工スケジュールを
参照することにより、単位加工スケジュールのなかか
ら、あらかじめ定められる順位に従う単位加工スケジュ
ールを引当てる処理が行われる。次に、加工残数算出手
段において、この引当てられた単位加工スケジュールに
属するデータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参
照し、当該単位加工スケジュールでの加工残数が求めら
れる。この求められた加工残数が、加工残数判定手段に
おいて予め定められる所定値に達したか否かが判定さ
れ、この判定の結果、求められた加工残数が、予め定め
られる所定値に達したと判定されると、満載発生有無判
定手段において、当該単位加工スケジュールを解析する
とともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワーク
が集積される集積パレットの満載発生有無が推測判定さ
れる。この集積パレットの満載発生有無判定の結果、該
集積パレットの満載発生有と判定されると、パレット選
択手段において、加工処理後のワークに適合する交換用
の集積パレットが選択される。このパレット選択手段で
選択された集積パレットについて、使用可否判定手段に
おいて、加工処理後のワークを積載するのに使用可能か
否かの判定がなされる。この使用可否判定手段における
使用可否判定の結果、前記選択された集積パレットが使
用可能であると判定されると、パレット移送手段によ
り、加工処理後のワークに適合する交換用の集積パレッ
トが自動倉庫から待機場所まで移送される。
【0031】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工残数が予め定めら
れる所定値に達したことを条件として、加工スケジュー
ルを解析することで、集積パレット上に集積されるワー
クの高さ又は重量から規定される集積パレットの満載発
生有無を推測するとともに、この推測結果を参照するこ
とで、次回に集積予定のワークに適合した集積パレット
を選択し、この選択された集積パレットが使用可能なと
き、該集積パレットを待機場所まで移送するようにした
ので、請求項6に記載の作用に加えて、確実に使用可能
な集積パレットを待機場所まで移送することができ、し
たがって、待機場所まで移送したが使用不可のため再度
別の集積パレットを手配し直すような無駄な工数は極力
排除されて、集積パレットの手配に係る時間を可及的に
短縮し、これをもって、全体としての加工所要時間を短
縮してラインの運用効率を向上することができる。
【0032】そして、請求項8の発明は、1又は2以上
の相互に異なる被加工品を得る際に参照され、少なくと
も、前記被加工品の予定加工数と、素材としての板状の
ワークのサイズと、該ワークの一枚当たりの単位重量と
をデータ項目として有する単位加工スケジュールを順次
配列して構成される加工スケジュールを備え、該加工ス
ケジュールに従って、前記ワークに対して所定の加工処
理を順次施す板金加工ラインの制御装置であって、前記
加工スケジュールを参照することにより、前記単位加工
スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順位に
従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュール
引当て処理手段と、当該加工スケジュール引当て処理手
段で引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
ータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当
該単位加工スケジュールでの加工残数を求める加工残数
算出手段と、当該加工残数算出手段で求められた加工残
数が、予め定められる所定値に達したか否かを判定する
加工残数判定手段と、当該加工残数判定手段における加
工残数判定の結果、前記求められた加工残数が、予め定
められる所定値に達したと判定されると、当該単位加工
スケジュールを解析するとともに、該解析結果に基づい
て、加工処理後のワークが集積される集積パレットの満
載発生有無を推測判定する満載発生有無判定手段と、当
該満載発生有無判定手段における集積パレットの満載発
生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判定
されると、前記加工処理後のワークに適合する交換用の
集積パレットを選択するパレット選択手段と、当該パレ
ット選択手段で選択された集積パレットが、前記加工処
理後のワークを積載するのに使用可能か否かを判定する
使用可否判定手段と、当該使用可否判定手段における使
用可否判定の結果、前記選択された集積パレットが使用
可能であると判定されると、さらに、当該集積パレット
の待機場所が空いているか否かを判定する待機場所空き
判定手段と、当該待機場所空き判定手段における待機場
所空き判定の結果、前記待機場所が空いていると判定さ
れると、前記集積パレットを自動倉庫から待機場所まで
移送するパレット移送手段と、を備えてなることを要旨
とする。
【0033】請求項8の発明によれば、まず、加工スケ
ジュール引当て処理手段において、加工スケジュールを
参照することにより、単位加工スケジュールのなかか
ら、あらかじめ定められる順位に従う単位加工スケジュ
ールを引当てる処理が行われる。次に、加工残数算出手
段において、この引当てられた単位加工スケジュールに
属するデータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参
照し、当該単位加工スケジュールでの加工残数が求めら
れる。この求められた加工残数が、加工残数判定手段に
おいて予め定められる所定値に達したか否かが判定さ
れ、この判定の結果、求められた加工残数が、予め定め
られる所定値に達したと判定されると、満載発生有無判
定手段において、当該単位加工スケジュールを解析する
とともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワーク
が集積される集積パレットの満載発生有無が推測判定さ
れる。この集積パレットの満載発生有無判定の結果、該
集積パレットの満載発生有と判定されると、パレット選
択手段において、加工処理後のワークに適合する交換用
の集積パレットが選択される。このパレット選択手段で
選択された集積パレットについて、使用可否判定手段に
おいて、加工処理後のワークを積載するのに使用可能か
否かの判定がなされる。この使用可否判定手段における
使用可否判定の結果、前記選択された集積パレットが使
用可能であると判定されると、さらに、待機場所空き判
定手段において、当該集積パレットの待機場所が空いて
いるか否かの判定がなされる。そして、待機場所空き判
定手段における待機場所空き判定の結果、待機場所が空
いていると判定されると、パレット移送手段により、加
工処理後のワークに適合する交換用の集積パレットが自
動倉庫から待機場所まで移送される。
【0034】このように、加工処理後のワークを集積パ
レット上に集積する際において、加工残数が予め定めら
れる所定値に達したことを条件として、加工スケジュー
ルを解析することで、集積パレット上に集積されるワー
クの高さ又は重量から規定される集積パレットの満載発
生有無を推測するとともに、この推測結果を参照するこ
とで、次回に集積予定のワークに適合した集積パレット
を選択し、この選択された集積パレットが使用可能であ
って、さらに、当該集積パレットの待機場所が空いてい
るとき、当該交換用の集積パレットを自動倉庫から待機
場所まで移送するようにしたので、請求項7に記載の作
用に加えて、待機場所で集積パレット同士を衝突させる
ことなく集積パレットを確実に待機場所まで移送するこ
とができ、したがって、集積パレット同士の衝突に起因
して折角手配した集積パレットが使用できなくなり、再
度別の集積パレットを手配し直すような無駄な工数は極
力排除されて、集積パレットの手配に係る時間を可及的
に短縮し、これをもって、全体としての加工所要時間を
短縮してラインの運用効率を向上することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る板金加工ラ
インの制御方法、及び制御装置の一実施形態について、
図面に基づいて詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明に係る板金加工ライン周辺
のブロック構成図、図2は、本発明に係る板金加工ライ
ンの制御装置のブロック構成図、図3乃至図5は、本発
明の一実施形態に係る動作フローチャート図、図6は、
本発明に係る板金加工ラインにおけるパレットの流れを
示す説明図、図7乃至図9は、本発明に係る板金加工ラ
インの機構説明図、図10乃至図17は、本発明の説明
に供する図である。
【0037】まず、本発明に係る板金加工ライン周辺の
概略構成について説明すると、図1に示すように、板金
加工ライン1は、例えば、複数種類の金型を交換しつつ
孔あけ加工を行うパンチプレスなどのNC加工機3と、
このNC加工機3の動作を加工プログラムに従って制御
するCNC制御装置5と、NC加工機3に対して加工対
象となる素材としてのワークを着脱するワーク着脱装
置、複数のワーク等をその材質や寸法等が同一なグルー
プ単位毎に整理して収納する自動倉庫、この自動倉庫か
らワーク着脱装置へワークを搬送するクレーン車などの
後述する周辺装置7と、NC加工機3、CNC制御装置
5、及び周辺装置7にそれぞれ接続され、板金加工ライ
ン1の動作をシーケンス的に制御するライン制御盤9と
を含んで構成されている。そして、この板金加工ライン
1には、CNC制御装置5へ加工プログラムを転送する
一方、ライン制御盤9へラダーシーケンスプログラムを
転送し、板金加工ライン1の動作を統括的に管理するセ
ルコントローラ11が接続されている。
【0038】このセルコントローラ11は、所定容量を
有する記憶装置を備えており、この記憶装置には、例え
ば、予め定められる生産計画に基づいて作成され、生産
計画に沿った製品を順次得る際に参照される後述する加
工スケジュール13が格納されている。さらに、セルコ
ントローラ11は、文字や数字等を入力する際に用いら
れるキーボード15と、集積パレットが満載状態となっ
たとき、この満載の旨等をその表示画面上に表示する表
示ディスプレイ17とを備えている。
【0039】上記セルコントローラ11は、例えばイー
サネット(Ethernet)などのローカルエリアネ
ットワーク(以下、単にLANと言う。)19に接続さ
れており、このLAN19には、ある製品のCADデー
タに基づいて、該当製品を得るための加工順序、加工条
件、使用工具などの情報を含む加工プログラムを自動作
成する自動プログラミング装置21と、この自動プログ
ラミング装置21で作成された加工プログラム、各種製
品のCADデータ、及び加工スケジュール等のデータ又
はプログラムを統合管理するとともに、セルコントロー
ラ11へ加工スケジュールを転送する等の機能を備えた
親サーバ23が接続されている。この親サーバ23に
は、加工プログラムや各種製品のCADデータ、及び加
工スケジュール等のデータをデータベース形式で格納す
るデータベース25が接続されており、親サーバ23
は、現場端末としてのセルコントローラ11において加
工スケジュール13のデータ更新が手動又は自動により
なされたとき、このデータ更新をLAN19を介して受
けてデータベース25のデータ更新を行うことにより、
データベース25を常に最新の状態に更新維持するよう
に構成されている。
【0040】次に、上述した板金加工ライン1に装備さ
れる周辺装置7について、図6乃至図9を参照して説明
する。
【0041】図6に示すように、板金加工ライン1に
は、所望の材質、寸法等の条件を満たす素材としてのワ
ークを適時に適量だけNC加工機3へ供給するためのバ
ッファの役割を果たす自動倉庫61が設置されている。
この自動倉庫61は、パレット65上に積載された素
材、製品、又は半製品等のワーク63を、その材質、寸
法、工程納期等が同一なグループ単位毎に所定の棚に整
理して収納する如く構成されている。この自動倉庫61
の一側には、前記棚からワーク63を入出庫するスタッ
カクレーン69が、自動倉庫61の長手方向に沿って平
行に敷設された一対のレール71上を往復移動自在に自
律走行する如く設けられている。このスタッカクレーン
69には、図示しないエレベータと、このエレベータに
設置され、自動倉庫61の棚からワーク63が載置され
たパレット65をクレーン69側へ移送するか、又はク
レーン69側から前記パレット65を自動倉庫61の空
き棚へ移送する機能を備える図示しないトラバーサとが
搭載されており、このスタッカクレーン69により、新
規に入庫されたワーク63を自動倉庫61の空き棚へ移
送して収納する一方、所望のワーク63を自動倉庫61
の棚から取り出して移送する如く構成されている。
【0042】上記自動倉庫61に収納されているワーク
63を積載したパレット65をNC加工機3へ供給する
一方、満載や加工終了などで用済みとなったパレット6
5を自動倉庫61へ戻すために、スタッカクレーン69
の走行路を挟んだ自動倉庫61と対向する一側には、供
給側パレット乗継ステーション76と、供給側台車78
と、供給側待機ステーション80と、一枚取りステーシ
ョン79と、供給側はらい出しステーション82とが設
けられている。
【0043】上記供給側パレット乗継ステーション76
と供給側待機ステーション80とは、自動倉庫61から
NC加工機3へとワーク63を積載したパレット65を
移送する際の中継機能を有しており、セルコントローラ
11からのパレット出庫指令を受けて、まず、スタッカ
クレーン69が指定されたパレット65を供給側パレッ
ト乗継ステーション76へ移送し、このパレット65を
供給側台車78を介して供給側待機ステーション80へ
移送する如く構成されている。供給側待機ステーション
80へ移送されたパレット65は、さらに一枚取りステ
ーション79へ移送されて、この一枚取りステーション
79において、最上位に位置するワーク63が一枚単位
でNC加工機3へ供給される如く構成されている。所定
の加工を終えるか、又は満載となったパレット65は、
供給側はらい出しステーション82へ移送されるととも
に、供給側台車78を介して供給側パレット乗継ステー
ション76へ移送され、さらに、スタッカクレーン69
を介して自動倉庫61の所定の棚へ戻される如く構成さ
れている。
【0044】また、NC加工機3で加工後のワーク63
を積載したパレット65を自動倉庫61へ戻す一方、自
動倉庫61に収納されている空きパレットをNC加工機
3へ供給するために、スタッカクレーン69の走行路を
挟んだ自動倉庫61と対向する一側には、集積側パレッ
ト乗継ステーション90と、集積側台車88と、集積側
待機ステーション84と、集積ステーション85と、集
積側はらい出しステーション86とが設けられている。
【0045】上記集積側パレット乗継ステーション90
と集積待機ステーション84とは、自動倉庫61からN
C加工機3へと空きパレットを移送する際の中継機能を
有しており、セルコントローラ11からの空きパレット
出庫指令を受けて、まず、スタッカクレーン69が指定
された空きパレットを集積側パレット乗継ステーション
90へ移送し、この空きパレットを集積側台車88を介
して集積側待機ステーション84へ移送する如く構成さ
れている。集積側待機ステーション84へ移送された空
きパレットは、さらに集積ステーション85へ移送され
て、この集積ステーション85において、NC加工機3
で加工後のワーク63が順次積載される如く構成されて
いる。この積載の結果、パレット65が満載状態となる
か、又は異なる種類のパレット65への交換が必要とな
ると、加工後のワーク63を積載した集積パレットは、
集積側はらい出しステーション86へ移送されるととも
に、集積側台車88を介して集積側パレット乗継ステー
ション90へ移送され、さらに、スタッカクレーン69
を介して自動倉庫61の所定の棚へ戻される如く構成さ
れている。
【0046】次に、上述の一枚取りステーション79、
NC加工機3、及び集積ステーション85周辺の構成に
ついてさらに詳しく述べると、図7乃至図9に示すよう
に、一枚取りステーション79には、その上部における
NC加工機3側へ向く方向に延びる供給側レール83
と、このレール83に沿って往復動自在かつ上下動自在
とされ、パレット65上に載置されるワークのなかから
最上位のワークを吸着して移送するバキュームヘッド8
1とが設けられている。このバキュームヘッド81によ
り、ワーク63は、一枚単位でNC加工機3側へ供給さ
れる。NC加工機3に供給されたワーク63は、NC加
工機3に装備されるワーククランプ装置91により把持
された状態で所定の位置に位置決めされて、この位置決
めされたワーク63に対して所定の加工処理が施される
ことになる。
【0047】上記NC加工機3から加工処理後のワーク
63を退避集積するために、一枚取りステーション79
から見てNC加工機3を挟む対向側には集積ステーショ
ン85が設置されている。この集積ステーション85に
は、その上部におけるNC加工機3側からの退避方向に
延びる集積側レール89と、このレール89に沿って往
復動自在かつ上下動自在とされ、NC加工機3において
加工処理後のワーク63を把持した状態で移送するクラ
ンプ装置87とが設けられている。このクランプ装置8
7により、加工処理後のワーク63は、NC加工機3か
ら集積ステーション85へと退避させられて、集積パレ
ット上に順次集積されることになる。
【0048】上記集積ステーション85の内部には、図
9又は図12に示すように、ワーク63をスキッド64
を介して載置してなるパレット65を下方から支持する
リフタ68が設置されている。このリフタ68には、図
示しない油圧シリンダなどの支持機構が付属されてお
り、この支持機構の作用により、リフタ68は、載置さ
れたワーク63等の重量に比例した高さ方向の変位量だ
け沈み込みつつパレット65を下方から支持する如く構
成されている。
【0049】一方、集積ステーション85の内壁には、
ワーク63の積載高さが上限値を越えたか否かを検出す
る一対の上面検出センサ70a,70bと、大判のワー
ク63の積載重量が上限値を越えたか否かを検出する大
判ワーク重量検出センサ72と、比較的小判のワーク6
3の積載重量が上限値を越えたか否かを検出する小判ワ
ーク重量検出センサ74とがそれぞれ高さ方向の位置を
相互に異ならせて配置されている。
【0050】上述の集積ステーション85において、集
積パレットが満載状態になったか否かが検知される。こ
の満載検知は、自動倉庫における棚の高さ方向寸法、棚
の強度、集積パレットを搬送する台車の強度等に関連し
て定められる高さ及び重量の上限値を、ワーク63の積
載高さ又は積載重量のいずれか一方が越えたか否かに応
じてなされる如く構成されている。そして、この満載検
知結果から、集積パレットの満載状態が検知されたと
き、セルコントローラ11は、パレット交換指令を発し
てパレット交換処理を実行する如く構成されている。こ
れが従来の満載検知を起点としたパレット交換処理の流
れである。
【0051】しかしながら、上記従来の流れによれば、
パレット65の満載検知後に、次回に集積予定のワーク
63に適合する集積パレット65を手配するようにして
いたために、パレット交換にかかる時間が長くなりがち
であり、板金加工ライン1の運用効率を向上することが
難しかったのである。
【0052】そこで、本発明に係る板金加工ラインの制
御方法、及びその制御装置にあっては、加工処理後の製
品等のワークを集積パレット上に集積する際において、
加工スケジュール13を解析することで、集積パレット
上に集積されるワークの高さ又は重量から規定される集
積パレットの満載発生有無を推測するとともに、この推
測結果等を参照することで、次回に集積予定のワークに
適合した集積パレットを適時に待機させておくことによ
り、集積パレットの手配に係る時間を可及的に短縮し、
これをもって、全体としての加工所要時間を短縮してラ
インの運用効率を飛躍的に改善するようにしている。
【0053】ここで、上述の加工スケジュール13につ
いて詳しく述べると、図10に示すように、加工スケジ
ュール13は、複数種類の製品を順次加工する際に参照
されるか、又は加工に付随して発生する複数のデータ項
目を、各種製品等の加工対象毎のレコード単位として列
方向に配列する一方、各単位レコードを加工順序に従っ
て行方向に配列して構成されており、そのファイル構造
はデータベース形式とされている。ここで、以下、上記
単位レコードを単位加工スケジュールと呼ぶこととす
る。上記データ項目としては、異なるスケジュール毎に
相互に異なるものとされ、番号の若いものから優先して
加工がなされる如く付与されるスケジュール番号と、製
造ロット番号と、被加工品の予定加工数と、素材となる
ワーク63のサイズと、ワーク63の一枚当たりの単位
重量と、集積パレットの指定有無、及び指定有りの場合
その指定パレット番号と、集積エリアの指定有無、及び
指定有りの場合その指定エリア番号と、段取りの有無、
及び完了コードなどが挙げられる。なお、段取りの有無
には、金型交換や、ワークを位置決めする際に用いら
れ、ワークを把持するワーククランプ装置の位置交換な
どの段取りの有無についてのデータが記述される。ま
た、完了コードには、ある単位加工スケジュールに関す
る加工が完了したか否か、又は、加工をスキップするか
否かなどのデータが記述される。
【0054】上述の如く構成された加工スケジュール1
3を参照することにより、セルコントローラ11は、加
工スケジュール13に従う作業指令を順次発行し、この
作業指令を、該当する加工プログラムと併せてCNC制
御装置5へ転送する一方、ライン制御盤9へ転送し、こ
れを受けて板金加工ライン1は、加工対象となる平板状
のワークに対して切断、孔あけ、曲げなどの所定の加工
処理を順次実行するように構成されている。
【0055】さて、本発明に係る板金加工ラインの制御
装置において主要な役割を果たすセルコントローラ11
は、その内部ブロックが図2に示す如く構成されてお
り、これについて下記に詳述する。
【0056】同図に示すように、セルコントローラ11
は、加工スケジュール13を参照することにより、未処
理の単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュール
引当て処理部31と、この引当て処理部31で引当てら
れた単位加工スケジュールに属するデータ項目を解析
し、この解析結果から集積パレットの満載発生の有無、
及び満載発生有りの場合にはその発生時期を推測判定す
る満載発生有無判定部33と、複数種類のサイズが異な
る集積パレット又は自動倉庫61においてあらかじめ設
定される複数の集積エリアのうち、あるサイズの集積パ
レット又はある集積エリアを指定入力する際に用いられ
るパレット/エリア指定入力部37と、上記引当てられ
た単位加工スケジュールに属するデータ項目を解析し、
この解析結果から集積パレット又は集積エリアの指定有
無、及び指定有の場合にはその指定内容を判定するパレ
ット/エリア指定判定部35と、このパレット/エリア
指定判定部35で集積パレットが指定されていると判定
されたとき、指定された集積パレットを選択し、また、
集積パレットは指定されていないが集積エリアが指定さ
れていると判定されたとき、指定された集積エリア内か
ら所定のルールで集積パレットを選択し、さらに、集積
パレットと集積エリアとの両者共指定されていないと判
定されたとき、所定のルールで集積パレットを選択する
パレット選択部39と、このパレット選択部39で選択
された集積パレットについて、相互にサイズの異なるワ
ークを混載する場合において、小判のワークの上に大判
のワークが積載される事態が発生するか否かを判定する
荷姿チェックと、集積パレットのサイズが積載予定のワ
ークのサイズに適合しているか否か、及び集積パレット
のサイズが集積ステーション85まで移送可能なサイズ
か否かを判定するサイズチェックと、選択された集積パ
レットが満載状態か否かをチェックする満載チェックと
を含み、これら複数のチェックを加工スケジュール13
等の各種情報を参照して実行し、このチェック結果から
選択された集積パレットの使用可否を判定する使用可否
判定部41と、この使用可否判定部41で選択された集
積パレットが使用不可と判定されたとき、この使用不可
の旨をオペレータへ通知するアラーム発生通知部43
と、上記使用可否判定部41で選択された集積パレット
が使用可と判定されたとき、集積側待機ステーション8
4、又は集積ステーション85が空いているか否かを判
定するステーション空判定部45と、このステーション
空判定部45で集積側待機ステーション84が空いてい
ると判定されたとき、選択した集積パレットを集積側待
機ステーション84へ移送するとともに、さらに、集積
ステーション85が空いていると判定されたとき、選択
した集積パレットを集積ステーション85へ移送する制
御を行うパレット移送制御部47とを備えている。
【0057】次に、上述した本発明に係る板金加工ライ
ンの制御装置の概略動作について、図1乃至図2、及び
図6乃至図17を参照しながら、図3乃至図5に示す動
作フローチャートに沿って説明する。
【0058】まず、加工スケジュール引当て処理部31
は、加工スケジュール13を参照することにより、未処
理の単位加工スケジュールのうち、最もスケジュール番
号が若い単位加工スケジュールを引当てる処理を実行す
るとともに、この引き当てられた単位加工スケジュール
に従う加工指令を図示しない実加工処理部へ転送し、こ
の実加工処理部において、所定の加工処理が順次実行さ
れる。なお、セルコントローラ11に付属の記憶装置に
は、図10に示す加工スケジュール情報の他に、図13
乃至図17に示すように、スキッド情報、パレット情
報、パレット仕様情報、在庫マスタ情報、素材マスタ情
報などの各種情報が格納されており、これらの情報が以
下の処理ステップにおいて適宜参照される。また、加工
スケジュール引当て処理部31は、加工処理の進捗状況
を常時監視しており、現在加工中の単位加工スケジュー
ルにおける加工予定数と既加工済み数とから加工残数X
を求め、さらに、求められた加工残数Xが、予め定めら
れる加工残数の設定値aに達したか否かの判定を行う
(ステップS1乃至S3)。
【0059】なお、この加工残数Xが設定値aに達した
か否かの判定を行う趣旨は、ある単位加工スケジュール
の終了直前に次の単位加工スケジュールを引き当てた方
が望ましい場合があるからである。これについて述べる
と、本実施形態では、加工残数Xが設定値aに達したこ
とを条件として次述する満載発生有無チェックを行い、
この満載発生有無チェックの結果、現在加工中の単位加
工スケジュールでは集積パレットの満載が発生しないと
判定されると、次の単位加工スケジュールを引き当てる
とともに、次の単位加工スケジュールでの加工済みワー
クに適合した集積パレットを手配するようにしている。
ところが、あまり早期に次の単位加工スケジュールを引
き当ててしまうと、次の単位加工スケジュールでの加工
済みワークに適合した集積パレットが待機位置まで移送
されてしまうため、例えば、特急品スケジュールを単位
加工スケジュールの間に割り込ませる必要が生じた場合
には、予定されていた次の単位加工スケジュールでの加
工済みワークに適合した集積パレットを一旦自動倉庫6
1へ戻した後に、特急品スケジュールでの加工済みワー
クに適合した集積パレットを手配することとなる。この
場合、集積パレットの交換にかかる時間が長くなってし
まうため、ある単位加工スケジュールの終了直前に次の
単位加工スケジュールを引き当てた方が、ラインを効率
的に運用する観点からして望ましいのである。ただし、
特急品スケジュールの割り込みがほとんど生じないよう
な板金加工ラインの場合には、上記ステップS1乃至S
3の処理を省略することもできる。また、加工残数の設
定値aとして、加工予定数を設定することもできる。こ
のようにすれば、上記ステップS1乃至S3の処理を省
略したときと同等の動作を得ることができる。
【0060】上記ステップS3における判定の結果、加
工残数Xが設定値aに達していなければ、加工スケジュ
ール引当て処理部31は、加工残数Xが設定値aに達す
るまでステップS1乃至S3の処理を繰り返し実行する
一方、加工残数Xが設定値aに達すると、満載発生有無
判定部33は、現在集積中のパレットに加工残数全ての
ワークを積載できるか否か、つまり、現在の集積パレッ
トで満載が発生するか否かの判定を行う(ステップS5
乃至S7)。ここで、満載発生有無の検知原理について
述べると、満載発生有無判定部33は、現在加工中の単
位加工スケジュールのなかから、加工予定数と、ワーク
のサイズと、ワークの一枚当たりの単位重量とを読み出
して、ワークの予定加工数に、ワークの高さ方向寸法、
及び単位重量をそれぞれ乗算することにより、集積パレ
ットに積載予定のワークの高さ方向寸法、及び単位重量
の積算値を求め、これらの積算値と、あらかじめ定めら
れる高さ、及び重量の上限値とを比較して、この比較結
果から、現在の集積パレットで満載が発生するか否かの
判定を行うようにしている。
【0061】ステップS7における満載発生有無判定の
結果、集積パレットの満載が発生しないと判定される
と、加工スケジュール引当て処理部31は、次の単位加
工スケジュールを引き当てる処理を実行する(ステップ
S9)。ステップS9で引き当てられた次の単位加工ス
ケジュールを参照して、パレット/エリア指定判定部3
5は、この単位加工スケジュール内でのパレット又はエ
リアの指定有無をチエックする(ステップS11)。一
方、ステップS7における満載発生有無判定の結果、集
積パレットの満載が発生すると判定されると、パレット
/エリア指定判定部35は、現在加工中の単位加工スケ
ジュールを参照して、この単位加工スケジュール内での
パレット又はエリアの指定有無をチエックする(ステッ
プS13)。ここで、加工スケジュール13で集積パレ
ット又は集積エリアを指定する趣旨について述べると、
まず、集積パレットを指定するのは、例えば、加工済み
のワークが特殊な形状又は大きさのワークであり、特定
の集積パレットでなければ当該ワークを積載できない場
合等に対応するためであり、また、例えば図11に示さ
れるような集積エリアを指定するのは、例えば、加工済
みのワークが半製品であって、次工程が類似する半製品
同士を自動倉庫61における同一の集積エリア内の棚に
収納したいという要望に答えるためである。
【0062】ステップS11又はS13におけるパレッ
ト/エリア指定有無チエック後に、パレット/エリア指
定判定部35は、まず、集積パレットの指定有無を判定
する処理を実行し(ステップS15)、集積パレットの
指定が無いと判定されると、引き続き集積エリアの指定
有無を判定する処理を実行する(ステップS17)。
【0063】ステップS17における集積エリアの指定
有無判定の結果、集積エリアの指定が無いと判定される
と、パレット選択部39は、所定のルールで集積パレッ
トを選択する処理を実行する(ステップS19)。ここ
で、上記所定のルールについて述べると、このパレット
選択ルールでは、次述する優先順位でパレットが選択さ
れる。すなわち、第1に、積載予定のワークと同一種類
のワークが最上位に位置している集積パレットが選択さ
れ、第2に、空き集積パレットが選択され、第3に、積
載予定のワークと工程納期が同一のワークが最上位に位
置している集積パレットが選択され、第4に、最上位と
最下位に位置しているワークの工程納期の間隔が最も小
さい集積パレットが選択される。なお、優先順位が上位
の条件を満足する集積パレットが存在しなければ、次順
位の条件を満足する集積パレットが検索され、ここでも
条件を満足する集積パレットが存在しなければ、以下同
様の手順で下位順位の条件を満足する集積パレットが順
次検索される。
【0064】一方、ステップS17における集積エリア
の指定有無判定の結果、集積エリアの指定が有ると判定
されると、パレット選択部39は、指定された集積エリ
ア内から前記所定のパレット選択ルールで集積パレット
を選択する処理を実行する(ステップS21)。
【0065】ステップS15における集積パレットの指
定有無判定の結果、集積パレットの指定が有ると判定さ
れ、かつ、指定された集積パレットが選択されるか、又
は、ステップS19又はステップS21においていずれ
かの集積パレットが選択されると、使用可否判定部41
は、これらのパレット選択部39で選択された集積パレ
ットについて、相互にサイズの異なるワークを混載する
場合において、小判のワークの上に大判のワークが積載
される事態が発生するか否かを判定する荷姿チェック
と、集積パレットのサイズが積載予定のワークのサイズ
に適合しているか否か、及び集積パレットのサイズが集
積ステーション85まで移送可能なサイズか否かを判定
するサイズチェックと、選択された集積パレットが満載
状態か否かをチェックする満載チェックとを実行すると
ともに、これらのチェック結果から選択された集積パレ
ットの使用可否を判定する処理を実行する(ステップS
23乃至S25)。
【0066】ステップS25における使用可否判定の結
果、選択された集積パレットが使用不可と判定される
と、使用可否判定部41は、今回選択された集積パレッ
トは指定されたものか否かの判定を行い(ステップS2
7)、この判定の結果、今回選択された集積パレットは
指定されたものではないと判定されると、パレット選択
部39は、処理ステップをステップS17へ戻して、今
回選択された集積パレットを除外して再度集積パレット
を選択する処理を実行する(ステップS33)。
【0067】一方、ステップS27における判定の結
果、今回選択された集積パレットは指定によるものであ
ると判定されると、アラーム発生通知部43は、今回選
択された集積パレットは使用不可である旨を表示ディス
プレイ17の表示画面上に表示させて、このアラーム発
生の旨をオペレータへ通知するとともに(ステップS2
9)、オペレータに代替パレットを指定入力するよう催
促する画面を表示させる。これを受けて、オペレータが
キーボード15を介して代替パレットを指定入力すると
(ステップS31)、この指定入力された代替パレット
が、パレット/エリア指定入力部37を介してパレット
/エリア指定入力部35へ転送されて、ステップS15
以下の処理ステップが再度順次実行される。
【0068】さて、ステップS25における使用可否判
定の結果、選択された集積パレットが使用可であると判
定されると、ステーション空判定部45は、まず、ライ
ン制御盤9から集積パレットの位置を示すステータス信
号を入力することで、集積側待機ステーション84が空
いているか否かを判定し(ステップS35)、集積側待
機ステーション84が空いていると判定されると、パレ
ット移送制御部47は、選択された集積パレットを集積
側待機ステーション84まで移送する処理を実行する
(ステップS37)。ステップS37の移送後に、ステ
ーション空判定部45は、ライン制御盤9から前記ステ
ータス信号を入力することで、集積ステーション85が
空いているか否かを判定し(ステップS39)、集積ス
テーション85が空いていると判定されると、パレット
移送制御部47は、選択された集積パレットを集積ステ
ーション85まで移送する処理を実行し(ステップS3
7)、この移送処理実行後に、処理ステップをステップ
S1へ戻して、以下の処理を繰り返し実行する。
【0069】このように、本発明に係る板金加工ライン
の制御装置によれば、加工処理後のワークを集積パレッ
ト上に集積する際において、加工スケジュールを解析す
ることで、集積パレット上に集積されるワークの高さ又
は重量から規定される集積パレットの満載発生有無を推
測するとともに、この推測結果を参照することで、次回
に集積予定のワークに適合した集積パレットを待機させ
ておくようにしたので、集積パレットの手配に係る時間
を可及的に短縮し、これをもって、全体としての加工所
要時間を短縮してラインの運用効率を向上することがで
きる。
【0070】また、本発明に係る板金加工ラインの制御
装置によれば、加工処理後のワークを集積パレット上に
集積する際において、加工残数が予め定められる所定値
に達したことを条件として、加工スケジュールを解析す
ることで、集積パレット上に集積されるワークの高さ又
は重量から規定される集積パレットの満載発生有無を推
測するとともに、この推測結果を参照することで、次回
に集積予定のワークに適合した集積パレットを待機させ
ておくようにしたので、例えば、前記所定値に少数値を
設定しておけば、当該単位加工スケジュールでの加工終
了直前に、集積予定のワークに適合した集積パレットを
待機させる手配が行われるので、例えば、特急品スケジ
ュールの割り込み要請が発生した場合でも、一旦現在の
集積場所に置かれている集積パレットを自動倉庫へ戻し
た上で、特急品スケジュールでの加工処理後のワークに
適合する集積パレットを手配し直すような無駄な工数は
極力排除されて、集積パレットの手配に係る時間を可及
的に短縮し、これをもって、全体としての加工所要時間
を短縮してラインの運用効率を向上することができる。
【0071】さらに、本発明に係る板金加工ラインの制
御装置によれば、加工処理後のワークを集積パレット上
に集積する際において、加工残数が予め定められる所定
値に達したことを条件として、加工スケジュールを解析
することで、集積パレット上に集積されるワークの高さ
又は重量から規定される集積パレットの満載発生有無を
推測するとともに、この推測結果を参照することで、次
回に集積予定のワークに適合した集積パレットを選択
し、この選択された集積パレットが使用可能なとき、該
集積パレットを待機場所まで移送するようにしたので、
上述した作用効果に加えて、確実に使用可能な集積パレ
ットを待機場所まで移送することができ、したがって、
待機場所まで移送したが使用不可のため再度別の集積パ
レットを手配し直すような無駄な工数は極力排除され
て、集積パレットの手配に係る時間を可及的に短縮し、
これをもって、全体としての加工所要時間を短縮してラ
インの運用効率を向上することができる。
【0072】そして、本発明に係る板金加工ラインの制
御装置によれば、加工処理後のワークを集積パレット上
に集積する際において、加工残数が予め定められる所定
値に達したことを条件として、加工スケジュールを解析
することで、集積パレット上に集積されるワークの高さ
又は重量から規定される集積パレットの満載発生有無を
推測するとともに、この推測結果を参照することで、次
回に集積予定のワークに適合した集積パレットを選択
し、この選択された集積パレットが使用可能であって、
さらに、当該集積パレットの待機場所が空いていると
き、当該交換用の集積パレットを自動倉庫から待機場所
まで移送するようにしたので、上述した作用効果に加え
て、待機場所で集積パレット同士を衝突させることなく
集積パレットを確実に待機場所まで移送することがで
き、したがって、集積パレット同士の衝突に起因して折
角手配した集積パレットが使用できなくなり、再度別の
集積パレットを手配し直すような無駄な工数は極力排除
されて、集積パレットの手配に係る時間を可及的に短縮
し、これをもって、全体としての加工所要時間を短縮し
てラインの運用効率を向上することができる。
【0073】なお、本発明は、上述した実施形態の例に
限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、
その他の態様で実施することができる。
【0074】すなわち、例えば、本実施形態中の板金加
工ラインに設置されるNC加工機としては、パンチプレ
ス、レーザ加工機、ベンディングマシンをはじめとし
て、あらゆる種類の板材加工機を採用することができ
る。
【0075】また、本実施形態中、セルコントローラと
親サーバとがそれぞれ加工スケジュールを備える形態を
例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
少なくともセルコントローラが加工スケジュールを備え
ていれば本発明を実施することができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1又
は5の発明によれば、加工処理後のワークを集積パレッ
ト上に集積する際において、加工スケジュールを解析す
ることで、集積パレット上に集積されるワークの高さ又
は重量から規定される集積パレットの満載発生有無を推
測するとともに、この推測結果を参照することで、次回
に集積予定のワークに適合した集積パレットを待機させ
ておくようにしたので、集積パレットの手配に係る時間
を可及的に短縮し、これをもって、全体としての加工所
要時間を短縮してラインの運用効率を向上することがで
きる。
【0077】また、請求項2又は6の発明によれば、加
工処理後のワークを集積パレット上に集積する際におい
て、加工残数が予め定められる所定値に達したことを条
件として、加工スケジュールを解析することで、集積パ
レット上に集積されるワークの高さ又は重量から規定さ
れる集積パレットの満載発生有無を推測するとともに、
この推測結果を参照することで、次回に集積予定のワー
クに適合した集積パレットを待機させておくようにした
ので、例えば、前記所定値に少数値を設定しておけば、
当該単位加工スケジュールでの加工終了直前に、集積予
定のワークに適合した集積パレットを待機させる手配が
行われるので、例えば、特急品スケジュールの割り込み
要請が発生した場合でも、一旦現在の集積場所に置かれ
ている集積パレットを自動倉庫へ戻した上で、特急品ス
ケジュールでの加工処理後のワークに適合する集積パレ
ットを手配し直すような無駄な工数は極力排除されて、
集積パレットの手配に係る時間を可及的に短縮し、これ
をもって、全体としての加工所要時間を短縮してライン
の運用効率を向上することができる。
【0078】さらに、請求項3又は7の発明によれば、
加工処理後のワークを集積パレット上に集積する際にお
いて、加工残数が予め定められる所定値に達したことを
条件として、加工スケジュールを解析することで、集積
パレット上に集積されるワークの高さ又は重量から規定
される集積パレットの満載発生有無を推測するととも
に、この推測結果を参照することで、次回に集積予定の
ワークに適合した集積パレットを選択し、この選択され
た集積パレットが使用可能なとき、該集積パレットを待
機場所まで移送するようにしたので、上述した作用効果
に加えて、確実に使用可能な集積パレットを待機場所ま
で移送することができ、したがって、待機場所まで移送
したが使用不可のため再度別の集積パレットを手配し直
すような無駄な工数は極力排除されて、集積パレットの
手配に係る時間を可及的に短縮し、これをもって、全体
としての加工所要時間を短縮してラインの運用効率を向
上することができる。
【0079】そして、請求項4又は8の発明によれば、
加工処理後のワークを集積パレット上に集積する際にお
いて、加工残数が予め定められる所定値に達したことを
条件として、加工スケジュールを解析することで、集積
パレット上に集積されるワークの高さ又は重量から規定
される集積パレットの満載発生有無を推測するととも
に、この推測結果を参照することで、次回に集積予定の
ワークに適合した集積パレットを選択し、この選択され
た集積パレットが使用可能であって、さらに、当該集積
パレットの待機場所が空いているとき、当該当該交換用
の集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移送するよ
うにしたので、上述した作用効果に加えて、待機場所で
集積パレット同士を衝突させることなく集積パレットを
確実に待機場所まで移送することができ、したがって、
集積パレット同士の衝突に起因して折角手配した集積パ
レットが使用できなくなり、再度別の集積パレットを手
配し直すような無駄な工数は極力排除されて、集積パレ
ットの手配に係る時間を可及的に短縮し、これをもっ
て、全体としての加工所要時間を短縮してラインの運用
効率を向上することができるというきわめて優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る板金加工ライン周辺のブ
ロック構成図である。
【図2】図2は、本発明に係る板金加工ラインの制御装
置のブロック構成図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る動作フロー
チャート図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係る動作フロー
チャート図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態に係る動作フロー
チャート図である。
【図6】図6は、本発明に係る板金加工ラインにおける
パレットの流れを示す説明図である。
【図7】図7は、本発明に係る板金加工ラインの機構説
明図である。
【図8】図8は、本発明に係る板金加工ラインの機構説
明図である。
【図9】図9は、本発明に係る板金加工ラインの機構説
明図である。
【図10】図10は、本発明の説明に供する図である。
【図11】図11は、本発明の説明に供する図である。
【図12】図12は、本発明の説明に供する図である。
【図13】図13は、本発明の説明に供する図である。
【図14】図14は、本発明の説明に供する図である。
【図15】図15は、本発明の説明に供する図である。
【図16】図16は、本発明の説明に供する図である。
【図17】図17は、本発明の説明に供する図である。
【符号の説明】
1 板金加工ライン 3 NC加工機 5 CNC制御装置 7 周辺装置 9 ライン制御盤 11 セルコントローラ 13 加工スケジュール 15 キーボード 17 表示ディスプレイ 19 ローカルエリアネットワーク(LAN) 21 自動プログラミング装置 23 親サーバ 25 データベース 31 加工スケジュール引当て処理部 33 満載発生有無判定部 35 パレット/エリア指定判定部 37 パレット/エリア指定入力部 39 パレット選択部 41 使用可否判定部 43 アラーム発生通知部 45 ステーション空判定部 47 パレット移送制御部 61 自動倉庫 63 ワーク 64 スキッド 65 パレット 68 リフタ 69 スタッカクレーン 70a,70b 上面検出センサ 71 レール 72 大判ワーク重量検出センサ 74 小判ワーク重量検出センサ 76 供給側パレット乗継ステーション 78 供給側台車 79 一枚取りステーション 80 供給側待機ステーション 81 バキュームヘッド 82 供給側はらい出しステーション 83 供給側レール 84 集積側待機ステーション 85 集積ステーション 86 集積側はらい出しステーション 87 クランプ装置 88 集積側台車 89 集積側レール 90 集積側パレット乗継ステーション 91 ワーククランプ装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御方法であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる処理を行い、 当該引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
    ータ項目を解析するとともに、該解析結果に基づいて、
    加工処理後のワークが集積される集積パレットの満載発
    生有無を推測判定し、 当該集積パレットの満載発生有無判定の結果、該集積パ
    レットの満載発生有と判定されると、前記加工処理後の
    ワークに適合する交換用の集積パレットを自動倉庫から
    待機場所まで移送することを特徴とする板金加工ライン
    の制御方法。
  2. 【請求項2】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御方法であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる処理を行い、 当該引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
    ータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当
    該単位加工スケジュールでの加工残数を求め、 当該求められた加工残数が、予め定められる所定値に達
    したか否かを判定し、 当該判定の結果、前記求められた加工残数が、予め定め
    られる所定値に達したと判定されると、当該単位加工ス
    ケジュールを解析するとともに、該解析結果に基づい
    て、加工処理後のワークが集積される集積パレットの満
    載発生有無を推測判定し、 当該集積パレットの満載発生有無判定の結果、該集積パ
    レットの満載発生有と判定されると、前記加工処理後の
    ワークに適合する交換用の集積パレットを自動倉庫から
    待機場所まで移送することを特徴とする板金加工ライン
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御方法であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる処理を行い、 当該引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
    ータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当
    該単位加工スケジュールでの加工残数を求め、 当該求められた加工残数が、予め定められる所定値に達
    したか否かを判定し、 当該判定の結果、前記求められた加工残数が、予め定め
    られる所定値に達したと判定されると、当該単位加工ス
    ケジュールを解析するとともに、該解析結果に基づい
    て、加工処理後のワークが集積される集積パレットの満
    載発生有無を推測判定し、 当該集積パレットの満載発生有無判定の結果、該集積パ
    レットの満載発生有と判定されると、前記加工処理後の
    ワークに適合する交換用の集積パレットを選択し、 当該選択された集積パレットが、前記加工処理後のワー
    クを積載するのに使用可能か否かを判定し、 当該使用可否判定の結果、当該選択された集積パレット
    が使用可能であると判定されると、当該集積パレットを
    自動倉庫から待機場所まで移送することを特徴とする板
    金加工ラインの制御方法。
  4. 【請求項4】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御方法であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる処理を行い、 当該引当てられた単位加工スケジュールに属する前記デ
    ータ項目と、既に加工済みのワークの数とを参照し、当
    該単位加工スケジュールでの加工残数を求め、 当該求められた加工残数が、予め定められる所定値に達
    したか否かを判定し、 当該判定の結果、前記求められた加工残数が、予め定め
    られる所定値に達したと判定されると、当該単位加工ス
    ケジュールを解析するとともに、該解析結果に基づい
    て、加工処理後のワークが集積される集積パレットの満
    載発生有無を推測判定し、 当該集積パレットの満載発生有無判定の結果、該集積パ
    レットの満載発生有と判定されると、前記加工処理後の
    ワークに適合する交換用の集積パレットを選択し、 当該選択された集積パレットが、前記加工処理後のワー
    クを積載するのに使用可能か否かを判定し、 当該使用可否判定の結果、当該選択された集積パレット
    が使用可能であると判定されると、さらに、当該集積パ
    レットの待機場所が空いているか否かを判定し、 当該待機場所空き判定の結果、前記待機場所が空いてい
    ると判定されると、前記集積パレットを自動倉庫から待
    機場所まで移送することを特徴とする板金加工ラインの
    制御方法。
  5. 【請求項5】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御装置であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュ
    ール引当て処理手段と、 当該加工スケジュール引当て処理手段で引当てられた単
    位加工スケジュールに属する前記データ項目を解析する
    とともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワーク
    が集積される集積パレットの満載発生有無を推測判定す
    る満載発生有無判定手段と、 当該満載発生有無判定手段における集積パレットの満載
    発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判
    定されると、前記加工処理後のワークに適合する交換用
    の集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移送するパ
    レット移送手段と、 を備えてなることを特徴とする板金加工ラインの制御装
    置。
  6. 【請求項6】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御装置であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュ
    ール引当て処理手段と、 当該加工スケジュール引当て処理手段で引当てられた単
    位加工スケジュールに属する前記データ項目と、既に加
    工済みのワークの数とを参照し、当該単位加工スケジュ
    ールでの加工残数を求める加工残数算出手段と、 当該加工残数算出手段で求められた加工残数が、予め定
    められる所定値に達したか否かを判定する加工残数判定
    手段と、 当該加工残数判定手段における加工残数判定の結果、前
    記求められた加工残数が、予め定められる所定値に達し
    たと判定されると、当該単位加工スケジュールを解析す
    るとともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワー
    クが集積される集積パレットの満載発生有無を推測判定
    する満載発生有無判定手段と、 当該満載発生有無判定手段における集積パレットの満載
    発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判
    定されると、前記加工処理後のワークに適合する交換用
    の集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移送するパ
    レット移送手段と、 を備えてなることを特徴とする板金加工ラインの制御装
    置。
  7. 【請求項7】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御装置であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュ
    ール引当て処理手段と、 当該加工スケジュール引当て処理手段で引当てられた単
    位加工スケジュールに属する前記データ項目と、既に加
    工済みのワークの数とを参照し、当該単位加工スケジュ
    ールでの加工残数を求める加工残数算出手段と、 当該加工残数算出手段で求められた加工残数が、予め定
    められる所定値に達したか否かを判定する加工残数判定
    手段と、 当該加工残数判定手段における加工残数判定の結果、前
    記求められた加工残数が、予め定められる所定値に達し
    たと判定されると、当該単位加工スケジュールを解析す
    るとともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワー
    クが集積される集積パレットの満載発生有無を推測判定
    する満載発生有無判定手段と、 当該満載発生有無判定手段における集積パレットの満載
    発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判
    定されると、前記加工処理後のワークに適合する交換用
    の集積パレットを選択するパレット選択手段と、 当該パレット選択手段で選択された集積パレットが、前
    記加工処理後のワークを積載するのに使用可能か否かを
    判定する使用可否判定手段と、 当該使用可否判定手段における使用可否判定の結果、前
    記選択された集積パレットが使用可能であると判定され
    ると、当該集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移
    送するパレット移送手段と、 を備えてなることを特徴とする板金加工ラインの制御装
    置。
  8. 【請求項8】 1又は2以上の相互に異なる被加工品を
    得る際に参照され、少なくとも、前記被加工品の予定加
    工数と、素材としての板状のワークのサイズと、該ワー
    クの一枚当たりの単位重量とをデータ項目として有する
    単位加工スケジュールを順次配列して構成される加工ス
    ケジュールを備え、該加工スケジュールに従って、前記
    ワークに対して所定の加工処理を順次施す板金加工ライ
    ンの制御装置であって、 前記加工スケジュールを参照することにより、前記単位
    加工スケジュールのなかから、あらかじめ定められる順
    位に従う単位加工スケジュールを引当てる加工スケジュ
    ール引当て処理手段と、 当該加工スケジュール引当て処理手段で引当てられた単
    位加工スケジュールに属する前記データ項目と、既に加
    工済みのワークの数とを参照し、当該単位加工スケジュ
    ールでの加工残数を求める加工残数算出手段と、 当該加工残数算出手段で求められた加工残数が、予め定
    められる所定値に達したか否かを判定する加工残数判定
    手段と、 当該加工残数判定手段における加工残数判定の結果、前
    記求められた加工残数が、予め定められる所定値に達し
    たと判定されると、当該単位加工スケジュールを解析す
    るとともに、該解析結果に基づいて、加工処理後のワー
    クが集積される集積パレットの満載発生有無を推測判定
    する満載発生有無判定手段と、 当該満載発生有無判定手段における集積パレットの満載
    発生有無判定の結果、該集積パレットの満載発生有と判
    定されると、前記加工処理後のワークに適合する交換用
    の集積パレットを選択するパレット選択手段と、 当該パレット選択手段で選択された集積パレットが、前
    記加工処理後のワークを積載するのに使用可能か否かを
    判定する使用可否判定手段と、 当該使用可否判定手段における使用可否判定の結果、前
    記選択された集積パレットが使用可能であると判定され
    ると、さらに、当該集積パレットの待機場所が空いてい
    るか否かを判定する待機場所空き判定手段と、 当該待機場所空き判定手段における待機場所空き判定の
    結果、前記待機場所が空いていると判定されると、前記
    集積パレットを自動倉庫から待機場所まで移送するパレ
    ット移送手段と、 を備えてなることを特徴とする板金加工ラインの制御装
    置。
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